投稿者: Hadamanma編集部

  • 食べるスキンケアvol.55 美容食材!ナッツレシピ「ミックスナッツ焼売」

    食べるスキンケアvol.55 美容食材!
    ナッツレシピ「ミックスナッツ焼売」

    美しい肌に欠かせない、ハリとツヤ。その素となるコラーゲンを体内でしっかり作り出すための材料となる栄養を、普段の食事からしっかり補ってあげたいですね。

    体内コラーゲンの材料となるのが、「タンパク質」「ビタミンC」「鉄」。これらをすべて含む強い味方が、ナッツです。アーモンド、くるみ、カシューナッツなど、いろんな種類がありますが、いずれも美肌効果や抗酸化作用のある栄養をバランスよく含みます。モデルさん達がよくおやつにしているのも、納得ですね。

    今回は7種類のナッツが入った「ななつのしあわせミックスナッツ」を使って、アレンジ焼売をつくります。体を温める生姜も入れて、ホカホカといただきましょう。

    材料 (3〜4人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    豚ひき肉 180g(ビタミンB1、B2、A、E)
    ななつのしあわせミックスナッツ 50g(タンパク質・ビタミン・ミネラルなど)
    玉ねぎ(すりおろし) 80g
    みらいのしょうが 5g(ジンゲロール・ショウガオール)
    ごま油 小さじ2
    醤油 小さじ1
    塩 ひとつまみ
    こしょう 少々
    焼売の皮 20~25枚

    作り方

    ナッツはお好みの粗さに砕きます

    1) ナッツはミルやすり鉢で細かく砕くか、みじん切りにする(大きさはお好みで。粗めに砕いても食感が楽しめます)

    2) 焼売の皮以外の材料をすべてボウルに入れ、白っぽく粘りが出るまでよくこねる

    3) 2を焼売の皮で包み、形を整えたら、ナッツ(分量外)をトッピングする

    【包み方のポイント】

    利き手でない方の手を筒状に丸め、親指と人差し指の輪の上に焼売の皮をセットします。利き手でスプーン大さじ1程度の具を取り、皮に乗せたら、輪に押し込むように包み込み、しっかりと形を整えてください


    4) 蒸し器に、フォークで穴をあけたクッキングシートを敷き、3を並べ、湯気の上がった鍋に置いて8~10分蒸す


    トッピングはお好みのナッツでOKですが、ピスタチオはややかたくなるため、それ以外のナッツがオススメです。トッピングするナッツによって、風味の違いが楽しめます。

    ▼今回のレシピに使用した商品



    ななつのしあわせミックスナッツ
    アーモンド、くるみ、カシューナッツなど、7種類のナッツを贅沢にミックス。健康にうれしい無塩・無油の無添加ナッツは、そのまま食べるのはもちろん、料理やお菓子づくりにも大活躍!


    みらいのしょうが
    九州産生姜を100%使用した、無添加の生姜パウダー。普段の料理やドリンクに少量入れるだけで、ぽかぽかのジンジャーメニューに早変わり!

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 食べるスキンケアvol.54乾燥対策レシピ「かぼちゃとタンパクオトメのスコーン」

    食べるスキンケアvol.54
    乾燥対策レシピ「かぼちゃとタンパクオトメのスコーン」

    今回のテーマは、内側からの乾燥対策! 美肌づくりに欠かせない「タンパク質」を効率よく補給できる、植物性プロテイン入りのスコーンをご紹介します。

    発酵いらず、混ぜて焼くだけのスコーンは、手軽にできてボリュームもたっぷりの嬉しい一品。ベースにプロテインを使うことで、タンパク質補給を叶えます。

    さらに、具材も栄養いっぱいに。
    かぼちゃには肌の健康を保つビタミンB群や、コラーゲンの生成を促すビタミンCも豊富。クリームチーズもビタミンが多く、肌の老化や乾燥を防ぐセレンも含まれています。さらに豆乳で抗酸化物質イソフラボンをプラス。
    肌の喜ぶ朝食ができました。

    材料 (4切分)

    ※( )内は摂れる栄養素

    A
    |薄力粉 150g
    |全粒粉 50g
    |ベーキングパウダー 大さじ1弱
    タンパクオトメ やさいプロテイン100 大さじ2(植物性タンパク質)

    かぼちゃ 140~15g(βカロチン・ビタミンB群、C)
    クリームチーズ 50g(ビタミンB2、セレン)
    豆乳 80ml
    塩 小さじ1/2
    無塩バター 25g
    オリーブオイル 25ml

    作り方

    〈下準備〉
    かぼちゃは7mm角にカットし、電子レンジ600wで1分半加熱。粗熱が取れるまで放置する

    1)Aを合わせて粗めのざるで1回ふるい※、塩とよく冷えたバターを入れ、指でつぶしながら粉と混ぜ合わせ、細かなそぼろ状にする

    2)1の真ん中をくぼませ、オリーブオイルと豆乳を入れ、スケッパーなどで切るように混ぜる

    3)2にかぼちゃと1cm角に切ったクリームチーズを混ぜる

    4)生地をまとめ、20×10cmの長方形に整え、ラップして冷蔵庫で20分寝かせる

    5)4を4等分にカットする

    6)200度で18~20分焼く

    ※工程1では、スコーン独特のざっくりした食感を出すため粗めのざるを使用します。ざるに残った全粒粉はそのまま加えてください。こねすぎるとグルテンが出て食感が悪くなるのでご注意ください

    ざくざくと美味しいスコーン

    ▼今回のレシピに使用した商品
    タンパクオトメ やさいプロテイン100
    食品屋さんの美容プロテインシリーズに、植物性100%のやさいプロテインが登場。大豆をはじめ、えんどう豆やブロッコリーなどの野菜素材をもとに、ベジタリアンの方にも嬉しい植物性プロテインをつくりました。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 乾燥、シミ、老化の原因は「冬の紫外線」!5年後の美肌のために、真冬のUVケアはじめよう

    乾燥、シミ、老化の原因は「冬の紫外線」!
    5年後の美肌のために、真冬のUVケアはじめよう

    毎日の日焼け対策は、万全ですか?

    「日焼け」と言えば夏のイメージで、寒い季節の対策はついつい手薄になりがち。しかし、冬も紫外線は常に降り注ぎ、私達の肌へダメージを与え続けています。

    穏やかな冬の日差しはとても気持ちが良いものですが、何の防御もせず浴びることは、肌にとっては“負の貯金”を続けることに他なりません。5年後、10年後の美しい肌を守るために、いま一度、冬の紫外線対策を見直してみましょう。

    夏とは違う、冬の紫外線。
    じわじわダメージの「UVA」に要注意!

    冬は夏と比べると日差しも柔らかいし、黒い日焼けも起きにくいので、紫外線対策なんて必要ないように思ってしまいますね。しかし、そこが冬日焼けの落とし穴! 目に見える被害が少ないからと油断しているうちに、肌の奥にはダメージが積み重なっていきます。

    その原因となるのが、紫外線の中でも波長の長い「UV-A波(UVA)」。

    地上に届く紫外線の実に95%を占め、肌老化の大きな原因であると言われています。夏場に集中的に増える「UV-B波(UVB)」が肌表面を短時間で強く攻撃するのに対して、UVAは一年中降り注ぎ、肌の奥をじっくりと傷つけていくのが特徴です。

    表皮を通過して奥の真皮層まで届いたUVAは、コラーゲンやエラスチンといった、肌の潤いやハリのもとを破壊してしまいます。これがシワやたるみを引き起こし、老化の原因に。さらに肌の奥に紫外線が入り込むと、防御のために肌細胞からメラニン色素が生み出されるので、シミ、くすみにもつながってしまいます。

    夏の紫外線は肌の反応が急激でわかりやすいため、多くの人が自然に対策を取るようになりますが、UVAメインとなる冬の紫外線は、日を浴びてすぐに大きな変化が見えないので油断しがち。気づかないうちに、私たちの肌を徐々に老化させていくのです。

    また、冬だからと油断して無防備に紫外線に肌を晒していると、還元美白で無色化したメラニンが再び黒く色づいてしまうこともあります。せっかく薄くなったシミが復活してしまっては、がっかりですよね。

    シミやシワ、たるみといった老化予防のために、冬もしっかり紫外線対策に取り組んでいきましょう。

    雨の日や室内でも、油断大敵。
    夏とは違う、冬日焼けの要注意ポイントは?

    体を冷やさないように温かいドリンクを飲むのもおすすめ。

    冬になると全体的な紫外線量は少なくなりますが、UVAは一年中、天候に関係なく降り注いでいます。冬でもピーク時の1/2程度の量が降っていて、雲やガラス窓を通過してくるため、天気の悪い日でも、室内にいても、油断は禁物です。

    晴れていない日でもきちんと日焼け止めをつけたり、室内ではできるだけUVカット素材のカーテンを使ったりと、冬場も気を抜かずに対策していきましょう。

    また、冬は夏と比べると太陽の位置が低くなるので、あご下や鼻柱など、普段見落としがちなところにも直接日が当たるようになります。うなじや耳の後ろ、タートルネックから出ている首まで、きちんとケアできているでしょうか?

    顎の下や首、手足もしっかりと日焼け止めを塗りましょう

    厚着で守られ、日差しを浴びる面積は夏ほど多くありませんが、こういった細かいところのうっかり日焼けが将来の老化につながってしまいます。細かいところまで丁寧に日焼け止めを塗って、ケアしてあげましょう。

    手や、ズボンとパンプスの間からのぞく足の甲なども、意外と見落としがちなポイントです。特に手は、最も酷使されて肌老化が進みやすいパーツ。普段から日焼け止めやハンドクリームで、しっかり守ってあげたいですね。

    また、乾燥した肌は紫外線ダメージをより深く受けてしまいます。念入りな保湿も、この時期には欠かせません。日焼け止めも保湿力の高いものがオススメです。たっぷりと潤いを与えながら、紫外線をケアしてくれるものを選びましょう。

    ●Reccomend


    ひにまけぬ

    ひにまけぬ

    自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。

    メラニンを無色化&ターンオーバー!
    “食べるスキンケア”で、美白を取り戻そう。

    雪焼けに要注意!

    せっかくなら、食事で内側からの紫外線対策も行っていきましょう。肌を作るのは、毎日の食事。栄養たっぷりのおいしいごはんを食べることが、キレイな肌を育てる近道です。

    紫外線や乾燥に負けない肌がきちんと作られるように、肌の材料となるたんぱく質やコラーゲンをしっかり摂取していきましょう。肉や魚、大豆製品、ときにはプロテインなどの補助食品も活用すると良いですね。

    肌がきちんと作られ、新陳代謝(ターンオーバー)が整えば、メラニンは自然と剥がれ落ちていきます。

    また、蓄積してなかなか代謝できないメラニンも、酸化を防ぐことで無色化することができます。そのために活躍するのが、抗酸化力の高いビタミンC。ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜や、キウイや柑橘系のフルーツを積極的に取り入れていきましょう。

    こうしてみると、肉、魚、野菜と、バランスの良い食事が浮かびますね。美肌づくりには、やはり健康的な食事が一番大切なことがわかります。

    小さな積み重ねで、10年後の肌を守ろう!

    マッサージをすることで血行が促されます。

    肌老化の外的要因のうち、約80%が紫外線による影響だと言われます。怖い数字ですが、逆に言えば、紫外線にさえ気をつけていれば、肌老化の大半は解決できるかもしれません。小さな積み重ねが5年後、10年後の肌年齢を大きく左右します。

    紫外線は美容の面だけでなく、皮膚ガンなど無視できない病気につながりかねない問題なので、日焼けをさして気になさらない方にも、ぜひ気をつけていただきたいと思います。

    いつまでも美しく元気であるために、今日からぜひ、冬の紫外線対策に取り組んでみてくださいね。

  • まるで荒野? 冬のカサカサ肌をレスキュー!目指せ、もっちりやわらかマシュマロ肌

    まるで荒野? 冬のカサカサ肌をレスキュー!
    目指せ、もっちりやわらかマシュマロ肌

    外に出れば北風がビュービュー、室内ではエアコンの風が吹きつけて、私たちの肌から大切な潤いを奪い取っていく、厳しい季節です。

    冬の肌悩みは、やっぱり「乾燥」!

    せっかく念入りに保湿したのに、夕方気づけば目元に、口元に、まるで荒野のようなひび割れが……! 恐ろしい話です。

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    粉拭きや化粧崩れも気になりますが、それより深刻なのは、肌が固くなり老化が進むこと。潤いがなくなると肌はバリア力を失い、とても敏感になってさまざまな肌トラブルを起こしやすくなります。

    固くゴワついた「ひび割れ肌」を、ぷるぷる弾む「やわらかマシュマロ肌」にするために、今日からしっかりと対策しましょう。

    塗る前に、落とす!
    保湿の要は「洗顔」にあり。

    年代を問わず、多くの人が悩む「乾燥」トラブル。

    特に空気中の湿度が下がるこの季節は、普段乾燥肌ではない人でも、カサつきが気になってくるのではないでしょうか。何度も化粧水を重ね付けして、乳液、オイル、美容クリームと、フルコースで念入りにケアしている方も多いことでしょう。

    もちろんそういった「補う」ケアも重要ですが、もうひとつ気をつけていただきたいのは、その前の「洗顔」!

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    洗面所の冷たい水がイヤで、朝晩の洗顔が億劫になっていませんか? 冬場はあまり汗をかかないし、乾燥肌の刺激になってはいけないからと、洗顔をかるく済ませている方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、それでは逆効果。汚れがうまく落とせていないと肌が荒れて乾燥が進んでしまいますし、良い化粧品を使っていても、せっかくの保湿・美容成分の浸透が妨げられてしまうのです。

    潤い肌づくりの第一歩は、洗顔から。カチコチに固くなった荒野にいきなり肥料を撒くのではなく、まずはたっぷり水をあげて「ほぐす」イメージで、しっかり洗いましょう。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    汚れをしっかり落とすために、洗顔料を使う前に、角質層が水を吸って柔らかくなるまで「すすぎ洗い」をしてみてください。冷たい水は刺激となることもあるので、人肌程度のぬるま湯を使います。

    汚れが落ちやすい状態になってから泡洗顔を行うと、洗い上がりが全然違うはずですよ。

    ▼正しい洗顔方法は? こちらもチェック!

    すっぴん力を上げる! 正しいクレンジング&洗顔法

    毎日のスキンケア・ルーティンの中で、汚れ落としはおざなりにしやすい行程です。固くゴワついた冬肌を柔らかくするためにも、もう一度正しい手順をおさらいして、毎日ていねいな洗顔を心がけたいですね。

    保湿している“つもり”にご注意!
    「量」と「つけ方」を見直そう。

    汚れをしっかり落としたら、次は保湿です。

    乾燥対策のため、高保湿なしっとりタイプの化粧品を使っている方も多いでしょう。でも、それだけで油断は禁物。的確な使い方ができていないと、せっかくの保湿効果も半減してしまいます。今一度、正しい化粧水の使い方を見直してみましょう。

    特にしっとりタイプの化粧品を使っていると、リッチなテクスチャに安心して、使用量が少なすぎる方もたまにいらっしゃいます。きちんとメーカーの規定量を使っているかどうか、もう一度確認してみてくださいね。

    特にひどく乾燥する季節は、規定量をまんべんなくつけたあと、少し時間をおいてから気になるところに重ねづけしていくのも効果的です。

    コットンパックなど、応用のテクニックを試してみるのも良いでしょう。週に一度のスペシャルケアを、冬の間は三日に一度にするなど、厳しい季節を乗り切る工夫をしてみてください。

    化粧水だけでなく、乳液やオイルで油分補給も忘れずに。油分でフタをして水分の蒸散を防ぎ、肌をもっちりと柔らかく保ってくれます。マシュマロ肌づくりには欠かせないステップですね。

    乾燥しやすいポイントは、
    刺激要因を取り除こう

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    顔の中でも乾燥しやすいのが、目元・口元。

    もともと皮膚が薄いところなのに、よく動かし、さらにポイントメイクも行うため、乾燥や肌荒れが起きやすい部分です。

    メイク残りやこすり洗いによる刺激はトラブル悪化の原因です。落ちにくいポイントメイクは専用のリムーバーできちんと落とすこと。できるだけこすらないように、洗い方も見直してみてください。

    あまり荒れているときはメイクを少しお休みして、清潔に保つことを第一に心がけましょう。

    また、鼻をかむことが多い冬は、小鼻周りの皮剥けに悩む方も多くいらっしゃるでしょう。何度もティッシュが触れることで潤いが奪われ、摩擦によって皮膚が傷ついてしまうのです。顔の凸凹部分は手が届きにくいところなので、洗顔料の洗い残しやスキンケア不足が原因となって肌荒れしている場合もあります。

    細かいところまで忘れずに、丁寧に洗顔、すすぎ、スキンケアしてあげましょう。皮剥けがひどいところ、乾燥で固くなったところにはクリームやバームを塗って、しっかり保護してあげてくださいね。

    食品屋さんのオススメ!
    内側からも潤う、「食べるスキンケア」

    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    スキンケアは、外側からのお手入れだけではありません。体は食べたもので作られるので、美しい肌のために健康的な食生活は欠かせません。まじめにスキンケアしているのになかなか肌の調子が戻らないと思ったら、一度食事の栄養バランスも見直してみましょう。

    食べ物がおいしい季節ですが、年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎの影響が残る時期でもあります。宴会料理は糖質やアルコールが多い一方で、野菜は少ない傾向にあります。ビタミン・ミネラル不足が続くと、肌荒れは治りにくく、健康な肌も作られにくくなりますね。

    さらに気をつけたいのが、タンパク質不足。冬太りしないように肉料理を控えたヘルシーメニューを心がけている方もいらっしゃるかもしれませんが、お肉の摂取が少なくなると、肌づくりの大切な材料であるタンパク質やコラーゲンが不足しがち。原料不足の肌は新陳代謝が低下し、ハリや弾力もなくなってしまいます。潤いを失った肌は、ゴワゴワの「ひび割れ肌」へまっしぐら!

    あまりお肉を遠ざけず、野菜と一緒にバランスよく食べれば、代謝や体温も上がりやすくなり、肌づくりもスムーズに行われるようになります。

    どうしてもお肉を控えたいときは、豆腐や納豆などの大豆製品を食べたり、プロテインを活用したりして、タンパク質補給を他で意識しましょう。

    ●Recommend

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    女性に不足しがちなたんぱく質と栄養素をたっぷり補える、“美容専門”プロテイン。運動やダイエット時の栄養補給はもちろん、食べ過ぎた翌日や栄養不足時のリセットにもおすすめ。

    九州まーめん

    糖質の摂りすぎが気になる方に! 九州産大豆のみを使用した、大豆100%麺なら、糖質をしっかりオフしながら、良質な大豆タンパク質も摂取できる。

    タンパク質と同時に、適度に摂取したいのが「脂質」。

    適度な油分が補給できていないと、お肌がカサつきやすくなります。高カロリーな動物性の油ではなく、お魚やナッツなど、不飽和脂肪酸の多い食材がおすすめ。体の中でもサラサラのヘルシーなオイルを補給しましょう。

    ななつのしあわせミックスナッツ

    「美容の油」が豊富なナッツは、潤い肌づくりにも嬉しい食材! 少量ながら良質なタンパク質を含んでいるので、ヘルシーおやつとして常備しておきたい。

    フラックスシード

    アマニオイルの原料でもある、スーパーフード。必須脂肪酸であるα-リノレン酸や、ポリフェノールの一種であるリグナン、そして豊富な食物繊維が、美と健康をサポート!

    * * *

    ひび割れた荒野のように乾燥した肌を、マシュマロみたいにふわふわのもっちり肌へ。肌にとっていちばん厳しい季節だからこそ、普段よりさらに愛情をかけて、お手入れしてあげたいですね。

    食事を楽しんで、じっくりお風呂に入ったあとは丁寧に保湿して。外から内から、トータルなスキンケアをしていきましょう。

    肌の状態は毎日違いますし、生活習慣や環境、年齢とともに肌質が変わることもあります。今日の肌に、潤いは足りているか? いま使っている化粧品は、本当に自分に合っているか? 時折見直したいものですね。

    忙しい大人にはそんな当たり前のことが難しいときもありますが、一生そばにいる、大切な自分のお肌です。誰よりも手をかけてかわいがって、抱きしめたくなるふわふわの肌にしてあげましょう!

  • 食べるスキンケアvol.53美腸レシピ「ゴボウの豆乳スープ」

    食べるスキンケアvol.53
    美腸レシピ「ゴボウの豆乳スープ」

    年末年始の食べすぎ、飲みすぎ分は、もうリセットできましたか? 内臓の疲れは、肌に出やすいもの。化粧ノリが悪いな、キメが荒れてきたなと思ったら、胃腸が疲れているサインかもしれません。

    今回の“食べるスキンケア”は、そんな胃腸をいたわる、やさしいスープレシピです。

    食物繊維が豊富なことで知られるゴボウですが、実は新陳代謝に良いと言われるアミノ酸の一種・アルギニンも豊富に含んでいます。摂りすぎた塩分を排出してくれるカリウムも含むので、年明けの重たい体にはぴったりですね。肌の原料となるたんぱく質も含むので、美容にも嬉しい食材です。

    さらに、血行改善&疲労回復に役立つ硫化アリルが豊富な長ネギ、サポニンや大豆イソフラボンなど、女性に嬉しい栄養たっぷりの豆乳を加えます。ゴボウの香ばしさと、豆乳のまろやかな味わいがくせになる一品です。

    材料 (4人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    ごぼう 200g(食物繊維・アルギニン・カリウム)

    長ネギ 80g(ビタミンC・硫化アリル・β-カロテン)

    和風出汁 200~300ml

    豆乳 200ml(たんぱく質・イソフラボン・サポニン)

    塩・こしょう 適量

    砂糖 ほんの少し

    好みの味噌 大さじ1

    オリーブオイル 適宜

    作り方

    1) 長ネギは斜めに細切りし、ゴボウは斜めに薄切りにする

    2) 長ネギを炒める。しんなりしてきたらゴボウを加え、さらに炒める

    3) 全体に透明感が出たら、和風出汁を200ml入れる。ゴボウの硬さや水分量により、途中で水分が足りなくなったら出汁または水を足しながら、ゴボウが柔らかくなるまで中弱火で煮る

    4) 3の粗熱を取り、ミキサーにかける

    5) 4に豆乳を入れ、煮立たないように温めたら、塩こしょうとほんの少しの砂糖で味を整える

    6) 器によそい、仕上げにオリーブオイルを垂らす

    ※ミキサー時間を長めにすれば、食感がよりなめらかに。短いと繊維の食感が残り、食べごたえのあるスープになります。お好みで調整してください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • いくつになっても輝く、本当の美しさとは?自分を愛し続ける「エイジングケア」を目指して。

    いくつになっても輝く、本当の美しさとは?
    自分を愛し続ける「エイジングケア」を目指して。

    明けましておめでとうございます。

    本年も、Hadamanmaならびにタマチャンショップをよろしくお願い申し上げます。

    さて、新年最初のコラムです。

    今回は、私たちの考える「美しさ」について、少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

    2020年。
    女性の二人に一人が50歳以上に。

    まだ20~30代なのに年齢を隠したがったり、「xx歳に見えない」が褒め言葉になったり。日本では女性の美しさを判断するとき、とりわけ「若さ」に価値が置かれているように思います。

    おしゃれをしているミドルやシニアに、「年甲斐もなく……」と批判する人も少なくありません。「女性は若い方が価値がある」という封建的な価値観が、いまだに根強く残っているのでしょう。

    でも、本当にそうでしょうか。

    人は、どんな人でも生まれてきた時点で唯一無二であり、ほかにない価値を持つ存在。その価値には老いも若きも、性別さえも、関係ない。それどころか、人は日々成長し、人としての価値はますます高まってゆくと、Hadamanmaは考えます。

    超高齢化社会と言われますが、ご存じでしょうか、今年はついに女性の過半数が50歳以上になるということを。さらに2年後には、全人口の過半数が50歳以上になるそうです。

    そんな時代にあって、誰にとっても自然で避けようのない「老い」を、マイナスと捉えるのはとても悲しいことではないかと思うのです。

    若さより、若々しさ。
    自分を愛し続ける技術を。

    とはいえ、やはりいつまでも若々しくありたいという気持ちは、誰にでもあるものです。実年齢より若く見える人たちを、羨ましく思うときもあるでしょう。

    薄化粧でも、華やかに見える肌ツヤ。朝から元気よく、いつもハツラツとしていて、週末にはとびっきりのオシャレをして出かけていく。

    そんな「若々しさ」を担うのは、もちろん肌や体のすこやかさでもありますが、何よりもいきいきとした明るい表情ではないでしょうか。若々しく、その人らしい魅力がある人って、いつも瞳に輝きが宿っていて、楽しげな表情を持っていませんか?

    そういう人はきっと、自分を大切にできる人だと思うのです。

    若い外見だけに捉われず、「自分らしさ」を大事にしている人。自分を大切に、時間を大切に過ごし、きちんと自分を愛することができているのです。

    「愛するに足る人物になる」とか、「自己肯定感を高める」とか、そんなふうに捉えると難しい話になってしまいますが、もっと単純で良いのかもしれません。

    例えば、自分をしっかり見つめて、必要に応じて学んだり反省したり、問題があるときは、逃げずに原因を探して冷静に対応したり。がんばった自分をちゃんと褒めて、疲れたときはゆっくり休んで、ストレスを解消して。

    そんなふうに自分と真剣に向き合っていくことで、少しずつ自分を好きになっていくはず。自分のことを理解し、自分らしく過ごせるようになれば、私たちは何歳であっても、いきいきと若々しくあり続けられると思うのです。

    肌と向き合えば、自分が分かる。
    自分を慈しむ、スキンケア。

    自分を愛する技術。その一つの簡単な方法が、毎日の「スキンケア」です。

    鏡の中の自分がどんよりしていたら、気持ちも落ち込んでしまいますよね。まずは毎日丁寧にスキンケアをして、自分にきちんと向き合ってみませんか。

    肌は、そのときの健康や精神状態が顕著にあらわれるところ。毎日きちんと鏡を見ていれば、その日のコンディションがよくわかるはずです。不調に気づいたら、その原因を探り、丁寧に対応してあげましょう。

    昨日の食事は? ストレスは? 最近よく眠れているかな?

    肌から自分の生活を振り返って、足りないものがあれば補ってあげる。だんだん、いまの自分にとって何が必要かわかるようになる。

    それが「自分を大切に扱う」ということです。

    ちゃんと向き合ってあげれば、肌は応えてくれます。いきいきと艶やかに輝き出せば、心も明るくなるでしょう。

    そこで自然にこぼれる自信や表情の明るさ、笑顔こそが、本当の美しさです。周囲の人を惹きつける、あなた本来の魅力。人生の中で磨かれたそれは、誰にも奪えない宝物です。

    いくつになっても、美しく。
    体の両面から、自分を磨こう。

    老いも若きも、すべての人が自分を大切に、元気できれいでいられる時代を作りたい。それが私たちの想いです。

    美容の世界には「アンチエイジング」や「エイジングケア」という言葉がありますが、できれば「アンチ」と言ってエイジング(加齢)を否定するのでなく、年齢を重ねた自分も大切にして、磨き続けていきたいですね。それが本当の「エイジングケア」なのかもしれません。

    食品屋であるタマチャンショップが手がけるスキンケアブランド、Hadamanma。「しあわせ食」をキーワードに、今年も、体の内側と外側の両面から、皆さまの美と健康のお手伝いをさせていただきます。

    何歳になっても、「食」はすべての基本です。体に良いもの、季節に合ったもの、体調の不備を補うものを選んでおいしく食べることが、身も心も豊かにします。

    そして、食事と同じように、毎日のスキンケアも丁寧に。不調を見つけたら放置せず、しっかりケアしてあげることで、肌は美しく輝き出します。

    自分を愛し、磨き続ける。

    そんな皆様のお力になれるように、今年も、栄養いっぱいのスキンケアコスメをはじめ、おすすめの美容食や、食品屋ならではの美容・健康情報をどんどん発信してまいります。

    あなたとあなたの大切な人の、美しく健やかな暮らしのお供として、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 脚・ひじ・背中、全身カサカサ!?乾燥の季節のうるうるパーツケア

    脚・ひじ・背中、全身カサカサ!?
    乾燥の季節のうるうるパーツケア

    顔は毎日鏡で見るし、スキンケアもしているけれど、首は? 手足は? 背中は?と言うと、いまひとつ自信のない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    特に寒い季節は、お風呂上がりにもすぐに服を着てしまい、全身の保湿を怠ってしまうこともあるかもしれません。

    でも、この季節こそ乾燥対策が重要! 乾燥状態が長く続くと、くすみやシミ、シワの原因になってしまいます。春夏の肌は、冬作られるのです。来年の春夏シーズンに自信を持って「肌見せ」できるように、いまからしっかりボディケアしておきたいですね。

    今回は、冬場の“全身保湿”について、パーツごとのケア方法を考えます。

    顔から首、デコルテまではひと続きですが、すべてをしっかりスキンケアしている人は少ないのではないでしょうか?

    首元は露出の機会が多く、紫外線や乾燥などのダメージを受けやすいため、シワやたるみ、くすみといったトラブルが目立ち、年齢が出やすい部位です。できるだけ、顔と同レベルのスキンケアがほしいところですね。首のケアについては過去にも詳しく特集しているので、ぜひそちらもチェックしてください。

    冬の間は洋服で隠れるので日焼け止めは必要ないかもしれませんが、毎日の保湿ケアはしっかり行いましょう。空気の乾燥はもちろん、ハイネックやマフラーといった衣類による摩擦や、静電気などの刺激によって、肌が荒れやすい時期です。

    顔のケアと同じ流れで、化粧水、乳液をたっぷりデコルテまで塗り広げて、やさしく潤いを与えてあげましょう。

    また、皮脂分泌が活発な体の正中線沿いにあるデコルテは、ニキビもできやすい場所です。胸元や首まわりは洗い残しやすいところなので、毎日のお風呂でしっかり洗うようにしてください。寝間着や寝具もこまめに交換して、清潔を保つこと。それでもニキビができてしまったら、早めにケアしてあげましょう。

    ●Recommend Item

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    とれたてベジローション」「ぜいたくベジミルク

    食品屋さんがつくった、保湿化粧水と美容乳液。宮崎産の原木椎茸から抽出した椎茸エキスをはじめ、ハトムギやキクラゲなど、多数の「食」由来の成分を贅沢に使用しています。天然ヒト型セラミドやヒアルロン酸など、潤い成分もたっぷりだから、リッチな使い心地で冬の乾燥ケアにも活躍します。

    美しい背中は、ドレスなどを着たとき本当に素敵です。しかし自分では見えづらく、普段は服で隠れていて気を配りにくいところ。

    特に多いトラブルは「背中ニキビ」です。お風呂に入るとき、鏡に映してチェックしてみてください。ニキビや毛穴開き、ブツブツができてはいませんか?

    その主な原因は「雑菌」。顔と同じ「アクネ菌」の繁殖もありますが、治りにくい背中ニキビの場合は「黄色ブドウ球菌」や「マラセチア菌」が毛穴に入り込み、炎症しているケースが多いそう。

    これらはもともと人の体にいる常在菌ですが、紫外線や乾燥といった外的ダメージやホルモンバランスの乱れなどによって体が弱ると、増殖して肌トラブルの原因になると言われています。乾燥する冬場は体調も崩しやすいですし、チクチクする素材の服を我慢して着ていたために、皮膚に細かい傷がついて雑菌が入りやすくなっていることも。

    また、お風呂での洗い残しも肌荒れの原因です。

    特にシャンプーやトリートメント剤が十分にすすげておらず、背中についたままになっている方が多いようです。洗う順序は、髪が先。トリートメントまでしっかりと洗い流し、髪の長い方は背中に髪が触れないよう高い位置でまとめてから、ボディをしっかりと洗ってくださいね。

    背中は特に見えづらいところですが、泡が残らないように、お風呂から上がる前にはしっかりと洗い流すことも大切です。

    洗い方も、肌の状態に合わせて対応を。

    この季節は乾燥で肌が弱っている方も多いでしょうから、普通のバスアイテムさえ刺激になってしまう場合があります。いつもの洗い方を続けて肌の調子がイマイチなときは、やさしいコットンタオルや手洗いに切り替えたり、石鹸やボディーソープを見直してみたり、自分の肌と相談してみるようにしましょう。

    乾燥肌の人は、熱いお風呂にも注意が必要です。

    高温のお湯に長く浸かると、皮脂やセラミドといった大切な肌の潤い成分が流出してしまいますし、肌がほてると乾燥が加速します。お湯の温度はなるべく40℃以下に設定して、長くても15〜20分程度で上がるようにしましょう。

    保湿効果のある入浴剤を使ったり、ベビーオイルをお湯に垂らして入るのも乾燥予防になりますね。

    お風呂上がりには、背中にも保湿ケアすることをおすすめします。顔と同じ化粧水や乳液はもちろん、ボディローションやミルクなど、ボディケア用品を活用しましょう。手の届きにくいところだけに、お風呂上がりの良いストレッチになりますね。

    体が硬くて届かない!という方は、化粧水をスプレーボトルに詰め替えてパジャマを着る前にシュッと吹きかけるだけでも違います。なかには、調理用のシリコンヘラを使っているという人も! ちょっと工夫して、背中のかゆみやブツブツ、ニキビを防ぎましょう。

    ※雑菌の増殖による背中ニキビは、セルフケアだけで改善が難しい場合があります。どうしても治りが悪いときは、早めに皮膚科に相談するか、市販されている背中ニキビ用の治療薬などを活用してください

    腕や脚は体の中でも油分が少ない部位なので、特に乾燥によるかゆみやくすみ、毛穴の開きといった悩みが出やすいところ。肘や膝の黒ずみが気になっている方も多いのではないでしょうか。

    乾燥や、それによるかゆみ、毛穴目立ちは保湿で対策! くすみは血行不良によるものも多いので、マッサージで対策できます。

    肘・膝の黒ずみも、乾燥により角質が溜まってしまうことが原因。常に水分や油分を補い、マッサージをすることでターンオーバーを促進しましょう。また、肘をつく癖があると、常に刺激を受けるため皮膚が厚くなり、色素沈着も起きやすくなります。一度、座っている時の姿勢を見直してみるのも良いですね。

    顔に化粧水や乳液を塗ったり、手にハンドクリームを塗ったりするたびに、余った化粧品を手脚に伸ばしておくと、だんだんと肌がやわらかく、なめらかになってくるものです。

    お風呂上がりは、服を着る前にしっかり保湿を。

    冬場は脱衣所も寒く湯冷めしやすいので、理想はあたたかい浴室内で体を拭いて、そのままケアしてしまうこと。高温多湿になりやすい浴室に化粧品を長期保管することはおすすめできないので、お風呂に入る前に、脱衣所の手が届きやすいところにボディローションやオイル、クリームなどをあらかじめ準備しておくと便利です。

    服を着たあとにもできるケアとして、ふくらはぎマッサージもおすすめです。

    血液を流すイメージでマッサージ

    「第二の心臓」とも言われるふくらはぎをマッサージすることは、脚の保湿とは別に全身の血行を促し、体をあたためる効果もあります。

    クリームをたっぷり使って保湿するついでに、心臓に血液を戻すイメージでしっかりマッサージしてください。血流が良くなり、くすみがちだった脚の色が白くなるのがわかるでしょう。むくみ対策にもなりますよ。

    パーツケア、最後にご案内するのは、手・指です。

    体の中でも特に働き者なのに、意外とないがしろにされがちなパーツ。首と同じく年齢が出やすいところですし、特に冬場はささくれやあかぎれなど、乾燥によるトラブルが多くなります。指先までしっかりうるうるにしてあげたいですね。

    やはり、役に立つのはハンドクリームです。この時期は常に持ち歩いて、手洗いのあとやカサつきを感じたとき、こまめに塗り直せるようにしたいですね。ささくれが気になる指先、爪の付け根や周囲、節くれ立ちやすい関節には、念入りに重ね塗り。これが手のエイジングケアになります。

    台所仕事をするときは、連続して水やお湯を扱うため、なかなか保湿が追いつきませんね。キッチンにもハンドクリームを置いてこまめに塗るのが理想ですが、それもなかなか難しい場合も多いでしょう。

    水仕事で手が荒れる原因は、洗剤によって手肌の皮脂やセラミドなど、潤いの成分まで奪われてしまうから。特に寒い時期は冷たい水での作業はつらいですし、油汚れが落ちやすいようにと、お湯を使って食器を洗う方が少なくありません。

    しかし、背中の項目でお話したように、熱いお湯では余計に潤いが奪われてしまうので、ますます乾燥を悪化させる原因になります。お風呂のときと同じく、熱すぎる温度は避けて。とはいえ、冷たいのもつらいですから、35℃前後の“熱くも冷たくもない”ぬるま湯が良いですね。

    手肌にやさしい洗剤を使ったり、水や洗剤に直接触れないようにゴム手袋を使ったりと、できる限り手肌の潤いを奪わない工夫をしましょう。

    そして、作業がひと段落つくごとにハンドクリームで潤いの補填をしてあげましょう。

    特にカサつきがひどい人や、ハンドクリームのベタつきが苦手な人は、化粧水で保湿してから少量のクリームを塗っても気持ち良いものです。最近では化粧水テクスチャのクリームや、ベタつきの気にならないクリームもありますので、好みのテクスチャを探してみてはいかがでしょうか。

    ●Recommend Item


    とろける木の実ハンドクリーム

    とれたて果実手ハンドクリーム

    https://hadamanma.com/archives/2273

    安心の“食べ物”由来の成分たっぷりの、何ともおいしそうなレシピで作られたハンドクリームです。7種のナッツオイルたっぷりでリッチに潤う「とろける木の実ハンドクリーム」と、果汁が弾け、まるで化粧水のようにみずみずしく潤う「もぎたて果実手ハンドクリーム」。冬のカサつく肌に、食品屋さんのハンドケアをどうぞ。

    ところで、毎日清潔なハンカチを持ち歩いていますか?

    今はエアータオルやペーパータオルを置いているトイレが多いため、ハンカチを忘れても困ることは少なくなりましたね。

    しかし、冬の乾燥から手肌を守るなら、備え付けのエアータオルだけで済ませるのは不十分です。細かい指の股や爪の間に水気が残っていると、そこから乾燥の原因に。「濡れたままにすると、濡らす前より乾く」! これを肝に銘じましょう。

    ある程度水気を飛ばしたら、きちんとタオルやハンカチで細かいところまでしっかり拭き取って、ハンドクリームで丁寧にケアしてあげてくださいね。

    手を洗ったら、水分をしっかり拭き取りましょう。

    * * *

    ボディケアの習慣がない方にとっては、今回紹介した方法も、はじめは面倒に思うかもしれません。でも、毎日、全身をくまなくお手入れすることで、不調にもいち早く気づけるようになりますし、自分を手のひらで大切にいたわることで、心のリラックスにもつながります。

    きちんと手をかければ、肌は必ず答えてくれるもの。昨日よりキレイな自分に気づいたら、きっと楽しく続けられるでしょう。ぜひ今日から、全身保湿を習慣にしてくださいね。

  • 食べるスキンケアvol.52大人ニキビ解消レシピ「イチゴのさっぱりマリネ」

    食べるスキンケアvol.52
    大人ニキビ解消レシピ「イチゴのさっぱりマリネ」

    パーティや会食など、華やかな集まりの多い12月。

    外食が増え、普段より遅い時間に食べたり、たくさんお酒をいただいたりと、食生活が不規則になりやすい季節です。

    栄養バランスの乱れ、夜更かし、気遣いによるストレス……そんな疲れが、デリケートな肌に現れ始めていませんか? せっかくドレスアップするのに、大人ニキビが……なんて、避けたいですよね。

    そこで今回は、肌の大好物、ビタミンCをたっぷり摂れるサラダメニューです。実はみかんよりもビタミンC含有量が多いというイチゴを使って、パーティーの副菜にもぴったりな、華やかなマリネを作ります。消化酵素・アミラーゼが豊富なカブとの相性も抜群!

    おいしく爽やかな一品で、大人ニキビを撃退しましょう。

    材料 (2人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    イチゴ 150g(ビタミンC・アントシアニン)

    小カブ 正味100g(ビタミンC・アミラーゼ)

    レモン 1個(ビタミンC・クエン酸)

    フルーツビネガーまたはワインビネガー レモン汁と合わせて50ml

    はちみつ 大さじ1

    塩・胡椒 適宜

    ミント 適量

    作り方

    イチゴとカブの食感の違いが楽しい

    1) イチゴとカブは食べやすい大きさに切る。レモンは真ん中部分を3~4枚スライスする

    2) カブは塩ひとつまみ(分量外)をまぶして15~20分置いて水抜きし、キッチンペーパーで水気を拭き取る

    3) 1の残りのレモンは絞り、ビネガーを合わせ、好みで塩・胡椒を加える

    4) イチゴ、カブ、レモンスライスを3で和え、30~60分程度漬けて味をなじませる

    5) 千切りにしたミントを4に和える

    ※レモンのスライスを一緒に漬けることで、皮の香りが移り深みが増します

    ※ミントの葉は漬け込むと色が変わるので、お召し上がりの直前に加えてください。千切りの際に1〜2枚残し、仕上げに飾ると見た目がさらに華やかになります

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 予定もカロリーも過多な年末。楽しみながら美肌と美ボディをゲットしよう!

    予定もカロリーも過多な年末。
    楽しみながら美肌と美ボディをゲットしよう!

    今年も一年でいちばん忙しくも楽しい時期がやってまいりました。すでに早めの忘年会のあった方もいらっしゃるでしょう。

    ごちそうを食べたりお酒を飲んだりする機会が増え、食事の時間帯も遅く、長くなりがち。栄養バランスを特に崩しやすい時期でもありますね。

    さらに仕事や勉学も忙しく、運動する時間を取りにくい、代謝が落ちて冷えやすい、睡眠が不足しがち、ストレスや疲れが溜まってくる……と、体にとってはなかなか厳しい時期です。肌の調子がすぐれないことも多いでしょう。

    そんな季節だからこそ、体のメンテナンスが大切です。ちょっとした食事の取り方から、忙しい毎日の中でも美しくなれるポイントがあります。早速ご紹介しましょう。

    “美しく飲む”会食テクニックと
    おやつ選びのポイント。

    忘年会やパーティなどの席では、「栄養バランスを考えて、私はヘルシーな定食を……」なんてオーダーはできません。あらかじめメニューを決められていることも多く、十分にバランスのとれた食事をすることは困難です。

    せめて、野菜から食べ始める「ベジファースト」を実践してはいかがでしょう。糖質が多い食品の前に、ヘルシーな野菜をおなかに入れることで、血糖値の急上昇を抑える方法です。

    サラダがなくても、肉料理に添えられているレタスやパセリをさりげなくいただいたり、お刺身と一緒にツマもいただくようにしたり、貴重な野菜を逃さないよう意識してみましょう。

    理想は、お肉や揚げ物を食べるとき、同じ量の野菜を食べることですが、パーティ料理でそれは難しいかもしれません。そんなときはサプリメントを活用して、ビタミンや食物繊維不足を補うことも有効です。

    あまり「こうすべき!」「あれは禁止!」と固く考えると、ストレスが溜まってしまいます。夜のパーティに備えて、朝昼にヘルシーメニューをチョイスしたり、食べ過ぎた翌日は食事量を調整したり、トータルでバランスを取ると良いでしょう。

    3日を1クールとして、「昨日の不足分を取り戻そう」「明日に備えて控えよう」など、ゆるめに考えると気持ちが楽になりますね。

    たとえば、タマチャンショップには栄養いっぱいの美容ドリンクや、ドライフルーツやナッツなどの健康的なおやつがいっぱい。

    無理に節制しようと厳しく考えず、おいしく栄養補給ができるヘルシーなアイテムを活用しながら、栄養コントロールを楽しんでください。

    ▼毎日の食事に、気軽にプラス!


    ナチュラルな30種類の素材でつくった食物繊維パウダー「八百屋ファイバー」で、野菜不足の不安を解消! 毎日のドリンクや料理にパパッと混ぜるだけで、食物繊維を手軽に補給できます。


    栄養不足を補いたい方は、豊富な野菜・果物発酵エキスや、補酵素ビタミンCがたっぷりの酵素ドリンク「みらいのこうそ」や、生野菜を超えるビタミン・ミネラルの含有量を誇る「母なるスムージー」がおすすめ。

    ▼おやつ選びもヘルシーに!


    仕事や家事でクタクタのとき、適量のおやつは良い気分転換になりますね。しかし、おやつ選びを間違うと、肌荒れや肥満で、別のストレスを抱えることに。砂糖や化学調味料たっぷりのスナック菓子ではなく、なるべく健康的なものを選んでみましょう。

    いりことアーモンドのぽりぽり食感が美味しい「OH! オサカーナ」や、塩や油も不使用、無添加ナッツ7種を使った「ななつのしあわせミックスナッツ」 がおすすめです。

    体を芯からあたためて、
    太りにくい体質をつくろう。

    これまでもたびたびお伝えしてきたように、「冷え」は美容の大敵です。

    体が冷えて代謝が落ちると、太りやすくなるだけでなく、体の隅々まで酸素や栄養が行き渡りにくくなり、肌や髪にダメージを与えます。血流が悪くなるため、くすみがちにもなります。肌の色が沈んでいると、せっかくのパーティでもおしゃれがイマイチ決まりづらいですよね。

    普段の生活習慣で、内側から「冷えない体」を作るよう心がけましょう。ゆっくりお風呂に入ったり、手足やお腹まわりを温めたり。口にするものも、体を冷やさない食材を選んでください。

    たとえば、大好きなコーヒーを冬の間だけ我慢して、紅茶を飲むようにする。コーヒーは血管を縮め、体を冷やす飲み物だからです。水分やカリウムの多いきゅうりやトマトも体を冷やすので、寒い時期は生食は避け、加熱調理して温かくいただきましょう。

    辛い食べ物は体が温まるイメージがありますが、唐辛子のカプサイシンには発汗作用があるため、一時ぽかぽか暖まったように感じても、かえって体が冷えることがあります。他の「あたため食材」をうまく取り入れながら、もし汗をかいたらしっかり拭くなどして、体を冷やさないように注意しましょう。

    ごぼう、人参、レンコンなどの「根菜」や、「冬が旬のもの」「寒い地域でとれるもの」も、体を温める食材です。白菜、ねぎ、カリフラワー、りんご、さくらんぼなどです。まぐろ、鮭、鯖、カツオなど北の海の魚も該当します。

    あたため食材の代表格である「生姜」は、飲み物や料理に活用しやすいアイテム。紅茶に入れて生姜紅茶にするもよし、お鍋に入れるもよし。和食なら紅生姜が合いますね。

    生姜は安い時にたくさん買って、すりおろしやみじん切りなど使いやすい状態で小分けにして冷凍保存しておくと、使いたい時にパッと使えて便利です。チューブやパウダー状のものを活用するのも一手ですね。特にパウダー生姜は常温保存ができて、持ち歩きにも適しています。

    ▼体を温める生姜アイテム!


    みらいのしょうが

    九州産生姜を100%使用した、無添加の生姜パウダー。通常の約4倍の辛味・香りを誇る「黄金生姜」と、それをさらに熟成・発酵させ、巡り成分ショウガオールが約23倍にも増した「熟成黒生姜」をW配合。普段の料理やドリンクに少量入れるだけで、ぽかぽかのジンジャーメニューに早変わり!

    また体を芯から温めて癒すには、ぐっすり眠るのがいちばんです。

    冷えていると眠りにくく、さらに睡眠不足が加速します。睡眠不足と冷えの悪循環を断ち切らなければ、お肌までグッタリ疲れてしまうのですね。「良い眠り」のために、どうぞHadamanmaの過去の記事もご参照ください。

    * * *

    食べ物が美味しく、ご馳走をいただく機会が多くて栄養過多になりがちな冬は、少し気をつけるだけで栄養不足を解消しやすい季節でもあります。

    日頃から栄養バランスに気を配り、駅やオフィスではなるべく階段を使うなど運動不足にも気をつけて、スキマ時間には好きな本を読んだり音楽を聴いたりしてストレスを溜めずに暮らすことで、楽しく美肌と美ボディを叶えられると良いですね。

    さあ、できることから少しずつ、一緒に今日から始めましょう。

  • 2019 SUPER WINTER SALE!年末セール開催中です!

    2019 SUPER WINTER SALE!
    年末セール開催中です!

    《 SUPER WINTER SALE 》

    ただいま「タマチャンショップ」通販サイトでは、年末の大セールを開催中! Hadamanmaのスキンケアが、とってもお買い得になっていますよ。

    注目は、「Hadamanma4点セット」と「タマチャンコスメ福袋」!

    4点のフルスキンケアが、Xmas限定プライス!

    まずは「Hadamanma4点セット」。

    クレンジング+洗顔パウダー+化粧水+乳液の4点が、通常合計13,068 円のところ、 今だけのXmasスペシャル価格で→ なんと 9,800円 に!

    しかも今なら、食品屋さんのヘアケアシリーズ「Yasaiシャンプー&ヘアパック」の体験セットもついてきます。これで送料無料だから、嬉しいですね。4点買うと素敵なデザイン箱入りで届くので、1年がんばった自分へのご褒美や、クリスマスギフトとしてもオススメです!

    ▼公式オンラインストアをはじめ、各通販サイトで販売中です。

    → 商品ページを見る(公式オンラインストアへ)

    セール期間:2019/12/4〜12/25

    選べる3点! 楽天スーパーSALE限定の福袋

    そして楽天市場店で展開中の「タマチャンコスメ福袋」は、Hadamanmaをはじめ、これまでタマチャンショップが作ってきたシャンプーや日焼け止め、ハンドクリームとったコスメ商品の中から、お好きな3種類を選べるというもの。 最大11,000円相当分が→ なんと5,980円という、スーパーSALEプライス!

    気になっていたコスメをお試しできるチャンスです。楽天市場はスーパーSALEも開催中なので、この機会にぜひお試しくださいね。

    → 商品ページを見る(タマチャンショップ楽天市場店へ)

    販売期間:2019/12/4〜12/25

    単品セールも同時開催中なので、気にコスメをまとめ買いしてみてはいかがでしょうか?

    2.食の力を活かした化粧品「Hadamanma Cosmetics」

    ※ご注意※

    公式オンラインストアのほか、楽天市場店など、各通販サイトでセール実施中です。実店舗はセール対象外となりますので、予めご了承ください。また、セール企画や価格・割引率はサイトにより異なる場合があります。

  • 知られざる「椎茸」の美容パワー!自然食品屋が惚れ込んだ、最高の美容食材。

    知られざる「椎茸」の美容パワー!
    自然食品屋が惚れ込んだ、最高の美容食材。

    自然食品屋、タマチャンショップがプロデュースする「Hadamanma Cosmetics」。食や植物由来の美容成分たっぷりのスキンケアシリーズですが、実はこの化粧水と乳液には、椎茸のエキスが使われています。

    「え? スキンケアに椎茸?」

    そう驚く方も少なくありません。化粧品に椎茸を使うなんて、あまり聞いたことがないかもしれませんね。

    でも実は、椎茸は“最高の美容食材”!

    肌づくりに役立つ素晴らしい栄養がたっぷり含まれているんです。

    椎茸はどんなにカラカラに乾燥していても、水につけるとプリプリの弾力を取り戻しますよね。あの驚異的な保水力を美容に活かせるとしたら、とても魅力的ではありませんか?

    今回は、食品屋さんが手がけるHadamanmaだからこそ知っている、椎茸の驚くべき美容パワーについてお話しします。

    実はタマチャンショップは、自然食品屋でありながら、宮崎県都城市で親子三代に渡り、50年以上も椎茸を育てている椎茸農家でもあります。

    誰よりも椎茸を知り尽くしているわたしたちが、椎茸を“最高の美容食材”と考える理由のひとつは、その栄養価の高さ。椎茸には、美容に嬉しい栄養がいっぱいです。

    まず、椎茸の食物繊維である「β-グルカン」は、腸に働きかけて免疫力をアップすると言われている、美容と健康の強い味方。保湿力の高いスキンケア成分としても知られています。

    そして、カラカラの干し椎茸が水でプリプリに甦るのは、「トレハロース」という糖の力のおかげ。NMF(天然保湿因子)産生をサポートするので、肌に潤いと弾力を与えてくれます。

    椎茸にはビタミン類も豊富で、特に不足しがちな「ビタミンD」が摂れるのも嬉しいところ。丈夫な体作りに欠かせない栄養で、肌を美しくするのにも大切なビタミンです。さらに皮膚を健康に保つ「ビタミンB類」も多く、妊婦さんに必要と言われる「葉酸」も豊富です。

    椎茸って本当に、おいしいだけではないんです。

    この素晴らしい椎茸の力を、もっと皆さんに知ってほしい。もっと美容にも活かしていただきたいのです。

    椎茸の魅力は、単純な栄養価だけではありません。わたしたちがそのすごさを実感したエピソードがあります。

    突然ですが、椎茸がどんなふうに栽培されているかご存知ですか?

    その方法は2通り。まず、おがくずを固めた“菌床”に種ゴマを打って室内で育てる「菌床栽培(人工栽培)」。そして、ほだ木と呼ばれる“原木”に種ゴマを打って、自然のまま、森の畑で育てる「原木栽培」があります。

    人工的に栄養を与えながら育てる「菌床栽培」は、数ヶ月のサイクルで効率よく収穫できるため、流通が安定していてスーパーでも安価に手に入ります。一方「原木栽培」は、なんと収穫まで2年以上の年月が必要です。

    まず原木を伐採、乾燥処理するところから始まり、それに種ゴマを打って椎茸の菌を植えつけ、原木に菌が回るのを待ちます。椎茸が育ちやすい、暗く静かな自然環境に原木を並べたら、あとは椎茸が自然に発生して育っていくのをじっくり待つのです。

    タマチャンショップの椎茸は、原木栽培によるもの。これが本当にすばらしく、その強い生命力には何度も驚かされてきました。中でも面白いのが、原木の「若返り」現象です。

    伐採された原木は、何もしなければそのまま朽ち果てていくものですが、種ゴマを打ち込まれて菌が回ると、朽ちるどころか、活き活きと若返っていくのです。蘇った原木の栄養分をぐんぐん吸って、椎茸は育っていきます。

    生産者の間では当たり前に受け止められている話ですが、枯れ木が蘇るなんて、なんとも不思議な現象ですよね。椎茸の生命力、エイジングケア力に驚かされるエピソードです。

    知れば知るほど、椎茸のあふれんばかりのパワーには圧倒されます。こうした椎茸のエナジーを、わたしたちの肌にも少し分けてもらうことはできないか。タマチャンショップはそう考えました。

    椎茸の原木栽培は、本当に大変です。原木の伐採は命の危険が伴う重労働ですし、収穫まで2年はかかるので、効率もよくありません。椎茸が育つまで、枯れないようにこまめに水を与えたり、日当たりを調整して温度管理をしたりと、大変な手間がかかります。

    それでもタマチャンショップが原木椎茸にこだわるのは、それが本当に素晴らしい食材だから。見た目も味わいも栄養も、安価な菌床椎茸や外国産とはまったく違います。

    ずっしりと肉厚で、プリッと噛みごたえ充分。噛んだ瞬間にじゅわっと旨味が広がり、鼻腔の奥まで一気に広がる森の香り。もちろん、美容に嬉しい栄養価も段違いで、いいことづくめ。2年以上の歳月をかけて、大自然の中で育てているからこその魅力です。

    森の栄養を濃縮したような椎茸は、豊かな土壌でしか育ちません。宮崎には、そんな環境がまだまだ守られています。そこで農薬や化学肥料を使わずに手間ひまかけて作られているから、食べるのはもちろん、化粧品の原料としても安心で、抜群のクオリティ。これだけ良いものを、活かさない手はありません。

    椎茸を誰よりも愛するタマチャンショップの長年の課題であり、夢でもある「椎茸の力を活用した化粧品」。実現するまでには、原木椎茸と同じように、想像以上の手間と時間がかかりました。

    既存の美容成分を使えば簡単でしたが、どうしても自分たちで育てた原木椎茸を使いたかった。試作を繰り返しながら、研究に研究を重ね、ついに完成したのが「とれたてベジローション」と「ぜいたくベジミルク」です。

    この2商品には、自社農園で育てている原木椎茸から丁寧に抽出した「しいたけエキス」を保湿成分として配合しています。プリプリとした肉厚の椎茸のように、栄養と水分いっぱいの肌になれるようにと想いを込めました。

    Hadamanmaコスメには、その他にもさまざまな食や自然のパワーを詰め込んでいます。自然の栄養をいっぱいに吸収して育った食材や植物を活用したコスメは、まさに「お肌のごちそう」!

    農家であり、自然食品屋であるタマチャンショップだからこそご提案できる、スペシャルなスキンケアです。ぜひ、お手にとっていただければと思います。

    * * *

    今回は、わたしたちが椎茸とHadamanmaコスメにこめた熱い想いを、長々と語らせていただきました。

    最初は「椎茸の化粧品?」と不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、こんなすごい椎茸パワーを活かさない手はない! という気持ちを、お分かりいただけたのではないでしょうか。

    未体験の方にもぜひ一度、お試しいただけるとうれしいです。

    これからしばらく続く乾燥の季節、きっと強い味方になってくれるでしょう。

    ▼お買い物は、タマチャンショップ公式オンラインストアから!


    とれたてベジローション

    新鮮な“食”の栄養をたっぷり使った保湿化粧水。椎茸エキスをはじめ、食べ物由来のWセラミドや、酒粕や酵母エキス、はとむぎ、レモン、ざくろなど、豊富な食由来の美容成分が、お肌を潤し、美しく整えます。


    ぜいたくベジミルク

    まさに、贅沢な“肌ごはん”! タマチャンの椎茸エキスをはじめ、3種のナッツオイルに、アスタキサンチン、セラミド、スクワラン、はとむぎなど、数十種の食由来の美容成分を配合した「集中美容乳液」です。

    ▼お得なセットや定期便も!

    Hadamanma保湿セット

    化粧水と乳液を、お得なセット価格でお届けします。

    Hadamanma 保湿セット(定期便)

    化粧水と乳液のセットが、定期便でさらにお得に続けられます。

    ▼タマチャンショップの原木椎茸はこちら!

    九州産 乾しいたけ(原木栽培)

  • 食べるスキンケアvol.51美容食材!椎茸レシピ「贅沢しいたけピザ」

    食べるスキンケアvol.51
    美容食材!椎茸レシピ「贅沢しいたけピザ」

    鍋物や煮物など、秋冬のグルメにぴったりの「椎茸」。実はおいしいだけでなく、美容食材としても優秀なきのこです。

    食物繊維・β-グルカンは、腸内環境を整え、お通じ改善&免疫力アップに効果的。美肌や骨づくりに欠かせないビタミンB1、B2、Dも豊富です。きのこ特有のエリタデニンという成分には、総コレステロール値を下げる働きも期待されています。

    和のイメージが強い椎茸ですが、今回は洋風アレンジに挑戦してみましょう。干し椎茸を贅沢にたっぷり使った、上品なピザのご紹介です。味噌やゴマを使ったピザソースによって、ほんのり和風テイストも味わえます。

    トッピングのモッツァレラチーズも、低カロリー&高タンパクで、アミノ酸やカルシウムが豊富。さらに栄養豊富な緑黄色野菜・ルッコラをたっぷり乗せて、よりヘルシーに仕上げました。

    材料 (2人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    干し椎茸 4~5枚/20g前後 
(β-グルカン・ビタミンD・B群・エリタデニン他)

    水 200ml

    ピザ生地 1枚 ※1

    バター 5g

    ルッコラ 適量(βカロテン・ビタミン・ミネラル)

    モッツァレラチーズ 適量(タンパク質・ビタミンB12)

    A・ソース材料

    |お好きな味噌 大さじ1/2(必須アミノ酸・ミネラル)

    |干し椎茸の戻し汁 小さじ1

    |マヨネーズ 小さじ1

    |すりゴマ 小さじ1(セサミン)

    ※1 ピザ生地は市販のものでも可。手作りする場合は記事後半を参照

    作り方

    〈下準備〉

    ・干し椎茸を戻す

    干し椎茸は軽くゴミをとる程度にサッと水洗いし、水200mlに浸けて一晩冷蔵庫に置き、しっかり戻す。(ジップ式保存袋を使うと、少ない水で戻せるので戻し汁の濃度が上がります。なるべく空気を抜いて封をしてください)

    ・ ピザ生地を準備する

    市販のものを使っても良いですが、手作りする場合は記事後半のレシピを参考にしてください

    1 オーブンを250℃に予熱する(※2)

    2 椎茸を厚めの細切りにし、バターで炒める

    3 Aのソース材料を全て混ぜ合わせ、ピザ生地に塗る

    4 2とモッツァレラチーズを乗せる

    5 余熱しておいたオーブンで5分程度焼く ※2

    6 チーズがとろりと溶けたら、仕上げにルッコラをトッピングする

    ※2 オーブン温度・焼き時間は、手作りピザ生地を基準に記載しています。市販のピザ生地を使う場合は、商品に合わせて調整してください

    余裕のある方は、ぜひピザ生地から手作りしてみてください。ここにも椎茸の戻し汁を使うため、さらに奥深い風味を楽しめます。

    〈ピザ生地の材料〉

    強力粉 80g

    薄力粉 40g

    ドライイースト 小さじ1/2

    干し椎茸の戻し汁 80ml(目安)

    オリーブオイル 大さじ1

    塩 ひとつまみ

    打ち粉 適量

    〈作り方〉

    1 ボウルに強力粉・薄力粉・ドライイーストを入れ、軽く混ぜ、人肌に温めた椎茸の戻し汁を加え、ざっくりと混ぜ合わせる。(粉の種類や、気温・湿度・乾燥具合によって、戻し汁の量は調整してください)

    2 水分が粉になじんだら、オリーブオイルと塩ひとつまみを加え、手でまとめるように混ぜる。粉っぽさがなくなり、表面が滑らかになるまでしっかりと捏ねて生地をまとめる


    3 生地をボウルから捏ね台(まな板でOK)に移し、転がしたり打ちつけたりしながら、生地にハリと弾力が出るまで捏ねる


    丸くまとめた生地を指先で軽く押したとき、じんわりと戻ってくるくらいが目安です

    4 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけ、さらにふんわりとラップをする。オーブンに発酵機能があれば40℃で30分、なければ部屋の暖かいところで1時間~1時間半ほど置き、発酵させる

    ★うまく発酵すると、生地が1.5倍程度にふくらみ、ふんわりとした様子になります

    5 オーブンを260℃に予熱する

    6 発酵した生地に打ち粉をし、手やめん棒で直径25センチ程度の円に伸ばしたら、表面にフォークなどでランダムに穴を空ける

    ★穴を空けるのは、生地がふくらみすぎるのを防ぐためです。それでもふくらんでしまった場合は、焼き上がりにラップをかけると落ち着きます

    7 余熱していたオーブンで10分程度焼く

    ▼オーブン温度・時間の目安

    ・ピザ生地を発酵させるとき

     40℃/30分

    ・手作りのピザ生地を空焼きする

     260℃/10分

    ・具材を乗せて焼くとき

     250℃/3~5分

    ※上記の温度と時間は、あくまで目安です。オーブンの種類、部屋や生地の温度・湿度などによって、発酵加減や火の通り方は異なってきます。生地の状態を見ながら調整してください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 肌タイプ別、乾燥対策!潤いスキンケアと食事のアドバイス

    肌タイプ別、乾燥対策!
    潤いスキンケアと食事のアドバイス

    赤ちゃんを見ると、その吸いつくようにきめの細かい肌の美しさに、思わずうっとりしてしまいますね。私たちも、生まれた頃はそうだったはず。なのに、いつの間にこんなにいろいろな肌悩みを抱えるようになってしまったのでしょう。

    生まれたての赤ちゃんの肌は、水分たっぷりで油分とのバランスも取れている理想的な状態。トラブル肌の多くは、この水分と油分のバランスが崩れていると言われます。解決のためには、まず自分のトラブルタイプを知りましょう。

    今回は、トラブルタイプ別のスキンケアをはじめ、食品屋さんならではの「食」改善のアドバイスもご紹介してまいります。

    1. 慢性的な「乾燥肌」タイプ

    常に油分が少なくて、水分も少ない。典型的な「乾燥肌」タイプ。

    顔全体が乾燥し、手触りがカサカサ・ゴワゴワしたり、白っぽく粉吹きしてポロポロと薄皮が剥がれたりしやすい人です。特に洗顔や入浴の後は、つっぱり感などの不快感を覚えることもあるでしょう。

冬に限らず、夏場でも乾燥悩みが続く人も少なくありません。ひどくなると、かゆみやほてり、ひび割れやあかぎれなど、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。

    乾燥ダメージが深まると老化を加速させてしまうので、一刻も早くケアしてあげたいですね。こういったタイプは、水分と油分の両方が不足している状態なので、念入りな水分補給と、それを逃さないように油分での保護が必要です。

    まずは、水分を補うための丁寧な保湿ケア。自分が思っているよりもたっぷりの化粧水を使いましょう。メーカーの規定量を守って、特にカサつくところには追加して二度三度と重ねづけを。角質層が柔らかくもっちりと吸い付く感触になるまで、潤いを補ってあげます。

    しっかり潤ったら、水分が逃げないように油分でフタをします。乳液やクリーム、オイルなどを活用しましょう。

    高保湿タイプの化粧品を使っているのに、乾燥が改善されない……というときは、もしかすると化粧水のつけ方や、油分のフタが十分にできていない可能性があります。毎日のことでつい惰性になってしまいがちなスキンケア。たまに見直すと、改善点が見つかるかもしれません。

    スキンケアを見直したら、次は食事

    このタイプの方は、肌の保水力を高めて、低下気味のターンオーバーを活発にするために、有効な栄養を普段からたっぷり補給していきましょう。


    とにかく、美肌づくりに欠かせないのは「タンパク質」。肌細胞の材料になる大切な栄養です。肉、魚などの動物性タンパク質と、大豆などの植物性タンパク質があるので、バランスよく摂っていきましょう。

    よく聞く「アミノ酸」や「コラーゲン」も、タンパク質の一種です。肌の保水力をアップしたいなら積極的に摂取したいですね。コラーゲンの体内合成には「ビタミンC」も重要なので、ぜひ一緒に摂取してください。

    ビタミン類は美肌づくりに欠かせません。ビタミンCはもちろん、皮膚や粘膜をすこやかに保つ「ビタミンA」、血行促進と新陳代謝をUPさせる「ビタミンE」、そして肌代謝をサポートする「ビタミンB群」に注目です。

    Aは緑黄色野菜や、レバー、魚介類から。Eはナッツ類やアボカドに豊富です。ナッツやアボカドは良質な油分も摂取できるので、乾燥肌の方には特におすすめの食材。B群はレバーなどの肉や魚介類で摂取できます。

    各栄養素は普通の食事から摂るのが理想的ですが、鉄分やビタミンB群など食材からは摂取しにくいものもあるため、効率的に摂取したい場合はサプリメントを活用しましょう。中でもコラーゲンは「コラーゲンペプチド」を選ぶと、吸収効率が良いと言われています。

    食材をいろいろご紹介しましたが、特に魚はタンパク質、ビタミン、ミネラル、そして細胞膜を作るのに役立つ不飽和脂肪酸も摂れる、栄養の宝庫です。ヘルシーですし、美しくなりたいなら毎日でも食べたい食材ですね。

    ●Hadamanmaの栄養マメ知識!

    ダイエットの観点から避けられがちな「」ですが、実は保水成分として体に水分を抱え込む性質を持っています。だから、糖質をカットすると抱えていた水分を排出するので、急速に体重が減るのです。むくみは減りスッキリしますが、体内の水分量が極度に減って、肌の潤いやハリが失われる原因になることも。

    ダイエットやボディメイク目的の糖質制限はあくまで適度に行いましょう。もし実践するときは、十分な水分補給を心がけて。バランスの良い食事を、腹八分目で続けていきたいですね。

    2. 部分的に乾燥しやすい「混合肌」タイプ

    全体が乾いているわけではなく、目元・口まわりだけ乾燥しやすい人。「混合肌」とも言われるタイプです。

    目元、口まわりはそもそも顔の中でも皮膚が薄く、「弱い」部分です。体の不調が表れやすく、乾燥しやすいポイントなので、加齢とともにシワもできやすいのです。

    弱いところなのにポイントメイクを施す場所でもあるため、摩擦刺激を与えやすく、肌荒れの原因となります。アイシャドウやライナーなど、強く擦るような塗り方をしていませんか。また、髪の毛が触れることも多く、知らず知らずのうちにダメージが蓄積している可能性があります。

    顔の凹凸部分のため、スキンケアにムラが出やすいところでもあります。細かいところに洗い残しがあったり、化粧水がきちんと行き届いていなかったり……そんな小さなことの積み重ねが、ポイント乾燥や肌荒れを招いていることも。

    また、口まわりは乾燥しているのにニキビができる場合があります。乾燥によって角質層のターンオーバーが乱れ、毛穴がつまりやすくなることが主な原因とされます。あるいは胃腸の調子が悪かったり、ストレスなどでホルモンバランスが乱れたりすることでも、皮脂が過剰分泌される場合もありますが、肌が乾燥していると、より症状を悪化させてしまうのです。

    このタイプの方の改善方法は、下記のようなことが考えられます。

    まず目元・口まわりは顔の中でもっともデリケートな部位ということを念頭に、毎日のスキンケアを丁寧に行いましょう。化粧水や乳液も塗りムラがないように、細かいところまでしっかりケアしてあげます。摩擦にならないように、特にやさしく行いましょう。

    特に目の周りにかゆみや乾燥が出やすい人の中には、ポイントメイクの洗い残しが原因となっている人もいらっしゃいます。しっかりマスカラやメイクをした日は、専用のリムーバーを活用するなどして、クレンジングを念入りに。逆に、薄化粧の日はあまり強いリムーバーを使わず、優しく落としてあげてください。できるだけ刺激を与えないことが大切です。

    スキンケアやメイクには、いつも清潔な道具を使いましょう。メイクブラシやスポンジ、チップをこまめに洗い、古くなったら交換するなどして、清潔に保つようにしてください。

    そして、普段の生活の中でもなるべく顔を触らない。汚れた手で、うっかりほおづえをついたり、まぶたをこすったりしていないか、自分のクセをチェックしてみましょう。目元やフェイスラインに髪の毛が触れないようにまとめておくのも効果的です。

    目元、口まわりの肌荒れはホルモンバランスの乱れが主な原因ということもあるので、睡眠などの生活習慣を見直すことで、改善が期待できます。

    3・脂性肌? 実は「隠れ乾燥」タイプ

    テカりやすい脂性肌の方は、乾燥とは無縁だと思いがちですが、肌がベタついているからと言って、潤っているとは限りません。ベタつきと潤いはまったく別もの。もしかするとベタつく皮膚の内部で、「隠れ乾燥」が進んでいるかもしれません。

    皮脂は多いけれど、肌内部の水分が少ないという方はよくいらっしゃるものです。テカテカと脂っぽいのに、ハリがなくシワシワしている、肌色がくすみがち、といった方はこのタイプを疑ってみましょう。肌の水分量が少ないのに、油分は多いタイプです。

    実は乾燥しているのに、それに見合ったケアがきちんと行われていないため、肌が乾燥から身を守ろうと皮脂を過剰分泌しているのです。男性によく見られますが、スキンケアの習慣のない方にも多い状態です。

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    こういった方は乾燥肌の自覚がなく、ベタベタする基礎化粧が苦手なため、使う化粧水の量が少なすぎたり、乳液のステップを省いたりして保湿を軽くしてしまいがち。そうして肌はますます皮脂を分泌するという、悪循環に陥りやすいのです。

    こまめにあぶらとり紙でケアするだけではなく、基本的なスキンケアを見直してみましょう

    化粧水は、一度メーカーの規定量を見直し、いつもより多めに使ってみてください。潤いをたっぷり行き渡らせたら、乳液でしっかり水分を閉じ込めてあげましょう。ベタつきを怖がって薄く伸ばすようなつけ方をすると意味がないので、たっぷりつけることが基本です。

    スキンケアの他にできる対応策としては、基本的には1の乾燥肌タイプと同じく、水分保持力が高く、栄養たっぷりの食事を心がけましょう。タンパク質、コラーゲンなど肌の原料になるものを意識的に摂ることで、ハリやくすみが改善されてきます。また、ビタミンB群をしっかりと摂取することで、皮脂分泌の抑制になり、タンパク質代謝にも効果的です。

    * * *

    美肌の敵である乾燥にも、タイプがあることがわかりましたね。しかし、季節や年齢によって、肌タイプが変化することもあります。

    私は脂性肌だから、私は乾燥肌だからと決めつけて、変化に気づかず何年も同じスキンケアをしていると、いつの間にか暗くくすんだ肌になってしまう、深いシワが刻まれるなど、深刻な肌トラブルを抱えてしまうかもしれません。

    毎日のスキンケアを、しっかりと鏡を覗き込んで行い、肌を細かくチェックして変化に気づくようにしましょう。肌は、丁寧に手をかければかけるだけきれいになるものです。変化を楽しみ、毎日すこやかに美しくお過ごしください。

  • 食べるスキンケアvol.50冬の美容健康レシピ「カリフラワーのミルク煮」

    食べるスキンケアvol.50
    冬の美容健康レシピ「カリフラワーのミルク煮」

    おいしい食べ物がいっぱいで、食欲の増す季節ですね。一方、寒くて体が縮こまり、運動不足になりやすい時期でもあります。少し、体型が気になり始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    そこで今回は、低糖質・低カロリーなカリフラワーを使ったレシピのご案内です。

    免疫力をアップさせ、疲労回復や風邪予防、エイジングケアに良いと言われるカリフラワー。ビタミンCの他にカリウムも豊富で、摂りすぎた塩分を排出してくれます。不溶性の食物繊維も多く含み、お通じにお悩みの方には積極的に取り入れていただきたい食材です。

    加熱具合によってコリコリ食感からホロホロ食感まで楽しめます。好みの柔らかさに煮て、バゲットなどを添えてお楽しみください。

    材料 (1~2人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    カリフラワー 200~250g(ビタミンC・カリウム・食物繊維)

    バター 5g(ビタミンA)

    牛乳 100ml(タンパク質)

    水 100ml

    コンソメキューブ 1個

    塩 適量

    ブラックペッパー 適宜

    パプリカパウダー 適宜

    作り方

    〈下準備〉

    カリフラワーは小房に分けておく。

    1 フライパンにバターを溶かし、カリフラワーを炒める

    2 牛乳と水、コンソメ、塩を加え、煮立たせないように弱火で15~20分煮る

    3 器によそい、ブラックペッパーとパプリカパウダーを振る

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 働く「手」は、老けやすい?ハンドクリームの正しい塗り方で、うるすべ手肌へ!

    働く「手」は、老けやすい?
    ハンドクリームの正しい塗り方で、うるすべ手肌へ!

    11月。空気が乾燥し、手肌のカサつきが気になるシーズンになりました。

    そんなときに役立つアイテムが、先日Hadamanmaから新たに発売されましたが、もうチェックされましたか? 「とろける木の実ハンドクリーム」と「もぎたて果実手ハンドクリーム」です。

    手荒れの悩みが多くなる秋冬こそ、ぜひ、ハンドケアも見直しを。そこで今回はこの新しい2つのハンドクリームを活用しながら、毎日やっていただきたい「ハンドケアの基本」をご紹介します。

    実は、手は顔以上に年齢が出やすい「老け」ポイント。

    衣服に守られることのない手は、常に外気に晒されて紫外線を浴び続けています。さらに、汚れはもちろん水や洗剤、紙、スマホと、さまざまな材質のものに触れ続けることで、少しずつダメージを蓄積しているのです。

    もしかすると体の中で、もっとも酷使されていると言っても過言ではないパーツかもしれません。そんな働き者の手には、本当は顔と同じか、それ以上のケアが必要なのです。

    特に空気が乾燥する秋冬は、ひび・あかぎれなどの手肌の悩みが増えます。そんなトラブルが出た時はもちろん、そうなる前から毎日スキンケアして、指先まで潤った美しい手肌を保ちたいですね。

    乾燥から守る、だけじゃない!
    ハンドクリームで「手の美容」に取り組もう。

    手肌も、顔と同じように化粧水や乳液でケアしても良いのですが、忙しい日中や外出先で、手を洗ったり、洗い物をしたりするたびに化粧水や乳液を取り出して……というのは、現実的に難しいですね。また、いろんな刺激から手肌を守るため、高いガード力もほしいところです。

    そこで役立つのが、保水と保護の機能を備えた「ハンドクリーム」です。

    ハンドクリームは手肌に潤いを与え、乾燥や刺激から守るためのアイテムですが、最近では美容機能の高い製品も増えてきました。

    Hadamanmaの「木の実」「果実手」ハンドクリームも、保湿・保護・そして美容の三つを叶えるために、安心な食べ物や植物由来の美容成分たっぷりで作られています。かさつきを癒し、手肌を守りながら美容まで叶えてくれる。年齢の出やすい手にとって、これほど心強いものはありませんね。

    では、ハンドクリームをしっかり活用するために、まずは基本の使い方を確認してみましょう!

    意外と知らない?
    ハンドクリームの基本の使い方

    1.いつでもどこでも、こまめにケア!

    塗り方のポイントは、まずこまめに塗ること。

    外出の前後、仕事の合間、家事や入浴後、おやすみ前などを習慣づけて、ほかにもかさつきが気になったらその都度塗るようにしましょう。乾燥対策だけでなく、ダメージへの保護になります。

    塗りたい時に手元にないと、つい「ま、後でいいか」となりがち。家中のあちこちに置く、化粧ポーチに入れておく、オフィスのデスクにも常備するなど、欲しい時に必ず持っておくようにすると良いですね。

    ベッドサイドや職場のデスク、持ち歩くポーチの中にハンドクリームを常備することをお勧めします。

    2.手指を清潔にして、温めよう

    ハンドクリームを塗る前には、手を清潔にします。顔に化粧水を塗る前に、洗顔するのと同じですね。

    仕事の合間など、いちいち手を洗いに立つのが億劫な場面でも、ウェットティッシュで拭いて手指を清潔にしてからハンドクリームを塗ると、浸透力が違いますし、容器に残っているクリームも清潔に保つことができます。

    手を洗ったら、水分をしっかり拭き取りましょう。

    オフィスなどには除菌用アルコールが常備されていることも多いものですが、刺激の強いアルコール消毒は肌の乾燥に拍車をかけてしまいます。できるならノンアルコールタイプで手肌にやさしいものを使うか、普通の手洗いをしっかり行ってください。手を洗って水気を拭き取るときは、肌を傷つけないようゴシゴシ強くこすらず、柔らかいハンカチやタオルでポンポンとやさしく水気を押さえましょう。

    また、ハンドクリームを塗る前には、できるだけ手を温めておきます。油分の多いハンドクリームは冷えた手では伸びが悪くなりますし、冷えきってカサカサになった手は角質が固くなっているので、せっかくのハンドクリームがうまく浸透しません。

    手洗いを冷水でなく、ぬるま湯で行うと一石二鳥です。熱いお湯で洗うと、必要な皮脂まで奪われて乾燥するので、「熱くも冷たくもない」温度に抑えておきましょう。時間があれば、手全体を1分ほど蒸しタオルで包んで温めておくと血行が良くなり、角質層がほどよく柔らかくなってハンドクリームが浸透しやすくなります。

    3.ハンドクリームは、手の甲から広げる!

    準備ができたら、いよいよハンドクリームを塗っていきます。

    「木の実」「果実手」ハンドクリームの場合、1回分の目安は大体1円玉大。乾燥が気になるときはもちろん多めに使ってもOKです。

    寒い時期はハンドクリームが固くなっていることがあるので、一度手のひらで包んで温め、柔らかくしてから使ってください。

    クリームは手の甲から伸ばしていきましょう。

    全体にクリームが行き届くように、まんべんなく塗り広げます。

    ささっと広げて終わるのでなく、よくなじむようにかるく揉み込みながら塗っていくと効果的です。ただしゴシゴシこすらず、クリームですべらせながら、やさしく行ってください。

    4.指の先、爪までしっかりと。

    広いところのあとは、指へ。美容効果の高いハンドクリームはネイルケアにも最適。爪までしっかり塗りこみましょう。

    ささくれやあかぎれの予防にもなるので、爪の横や生え際、関節のシワの間など、細かいところにもしっかりと行き渡るようにしてください。

    よりしっかりネイルケアしたい場合は、先にキューティクルオイルを塗っておいてからハンドクリームでフタをするように使うと効果的です。

    これで、基本のケアは完了です。

    潤いが物足りないところや、手荒れが特に気になる部分、乾燥がひどく皮膚が硬くなっているようなところには、たっぷりと二度塗り、三度塗りをしましょう。

    いつものハンドクリームも、こうしてしっかり使うと、きっと潤い方が全然違うはず。ハンドクリームを塗りながら軽くマッサージをすると、血行促進になって冷えも解消できますし、リラックス&リフレッシュ効果もあるので、ちょっと休憩したいときや、おやすみ前のケアとして是非取り入れてくださいね。

    「木の実」と「果実手」、使い分けは?

    ハンドクリームの基本の塗り方を踏まえて、Hadamanmaの「木の実」&「果実手」ハンドクリームの使い分け方と特徴をご紹介します。

    まず「とろける木の実ハンドクリーム」は、保湿と美容効果が高いので、特に手肌のエイジングケアがしたい方にイチオシです。また、しっとりと保護力の高いハンドクリームをお探しの方にもおすすめです。

    こっくりとしたクリームですが、驚くほど伸びが良いので少量でもしっかり手肌を守ることができるでしょう。塗っているときは油分がしっかりした印象ですが、塗ってしばらくすると、つけているのを忘れるくらいにサラサラの仕上がりになります。

    もぎたて果実手ハンドクリーム」は、さっぱりとした潤い感が特徴のクリーム。あまり重い感触のハンドクリームが好きではない方や、よりみずみずしい潤いがほしい時におすすめ。使用感はさっぱりしていますが、保湿・保護力は「木の実」と同等レベルです。

    塗り広げていくと手肌の熱に反応して潤いが出てくるので、この水っぽさがあるうちに手肌全体にクリームをなじませましょう。指先まで塗り込んで少し経つと、次第に水気が落ち着き、しっとりとクリームの保護力が発揮されます。

    どちらも保湿・保護力は高いので、お好きな使用感で選んでいただくと良いでしょう。日中や春夏はさっぱりした「果実手」、夜や秋冬は「木の実」でしっかり美容ケア。そんな使い分けも良いですね。

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    とろける木の実/もぎたて果実手ハンドクリーム

    7種のナッツとはちみつの力でしっとりと潤う「木の実」と、化粧水+クリームの効果でさっぱり潤う「果実手」。ともにお顔用の高級クリーム品質。長くしっかりうるおうのに、塗ってすぐにスマホを触れるほどサラリとした仕上がりで、働く手を荒れとダメージから守ります。

    毎日の食器洗いも、スキンケアに。

    季節を問わず、食器洗いなどの水仕事が原因で手荒れに悩んでいる方も多いでしょう。作業の前後にハンドクリームでこまめにケアするのも大切ですが、キッチン洗剤自体を肌に優しいものに見直してみるもの良いかもしれません。

    「食器用洗剤で手が荒れるのは仕方のないこと」と諦めず、「手肌用の“スキンケアソープ”で食器を洗う」と、大胆に発想を転換してはいかがでしょうか。

    手肌に優しいのに、食器の汚れをしっかり洗い上げる食器用洗剤「サラエステ」

    食品屋であるタマチャンショップが作った「サラエステ」は顔も全身も洗えるほど、化粧品レベルに手肌にやさしい、化粧品レベルの洗剤です。手肌の潤いを奪わず、むしろケアしながら、“食器も”洗うことができるというユニークなアイテム。

    洗浄成分はすべて植物由来で、赤ちゃん用製品に使われるほど優しいものを採用。手肌を刺激から守る7種類のハーブエキスを配合するなど、手肌へのやさしさをとことん考えて作られています。

    もともとはシャンプーの開発技術者が、手荒れに困っている美容師さんのために開発したもの。汚れは洗浄成分で包み込んで落とし、手肌には保湿成分を残してなじませる画期的なハイブリッド手法。

    毎日の水仕事は避けられないもの。手荒れに悩んでいる方は、ぜひこういったアイテムも検討してみてはいかがでしょうか。

    ▼お買い物はこちら

    サラエステ

    キッチンをエステに!? 自然食品屋さんがつくった、お皿を洗える、新発想のスキンケアソープ。手肌と自然にやさしい洗浄成分で、使うたびに肌を美しく整えます。

    * * *

    手荒れが特に気になる季節です。乾燥状態に長く晒すことは、顔と同じで深刻なシワやくすみの原因となります。こまめにハンドクリームで潤いを与え、大切にケアしてあげましょう。

    
もし、オフィスで紙を触る機会が多ければ指サックをしたり、外出時は清潔な手袋をつけたりと、日頃から手肌をいたわってあげたいですね。


    この冬、Hadamanmaから発売された二つの自信作が、デリケートな皆さまの手肌を守るため、お役に立てることを願っています。

  • 食べるスキンケアvol.49ぽかぽか美容鍋「タッカンマリ風!コラーゲンたっぷり鍋」

    食べるスキンケアvol.49
    ぽかぽか美容鍋「タッカンマリ風!コラーゲンたっぷり鍋」

    手足やお腹の冷えが悩ましい今日この頃。

    「万病の元」とも言われる冷えは、美容にとっても大敵です。毎日の食卓では、体を温めるものを積極的にいただくようにしたいですね。

    今回は、鶏肉、きのこ、生姜など、体を温める食材を使った“ぽかぽか鍋”レシピのご紹介。鶏のコラーゲンたっぷりで、美容にも嬉しい鍋です。

    本場のタッカンマリは鶏を一羽丸ごと使いますが、骨つき鶏で代用することで、より手軽に、しかし本格的なコク深いスープを取ることができます。

    つゆや薬味も韓国風にしていますが、日本の水炊きのほうがお好きな方は、ポン酢と柚子胡椒などでお召し上がりください。パクチーやニラなどの香草をたっぷり使うと、エスニックな味わいをお楽しみいただけます。

    材料 (2人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    〈鶏スープ〉

    骨つき鶏肉 400g(タンパク質・コラーゲン・ビタミンA・B群・K)

    水 3カップ

    酒 1/2カップ

    生姜 1片(ジンゲロール・マグネシウム)

    にんにく 1片(アリシン・ビタミンB6)

    〈鍋具材〉

    白舞茸 1パック(ナイアシン・ビタミンD・食物繊維)

    豆苗 1パック(β-カロテン・ビタミンB群、K・食物繊維)

    レタス 1玉(ビタミンC、E・カリウム・食物繊維)

    クコの実 適宜(ビタミンB1、B2・アミノ酸)

    緑豆春雨 適宜

    〈つゆ・薬味〉

    みらいのしょうが 適宜(ジンゲロール・ショウガオール)

    醤油 適量

    酢 適量

    コチュジャン 適量

    ニラ 適量

    パクチー 適量

    ゴマ 適宜

    作り方

    1 鍋にスープの材料をすべて入れて水から温める。沸騰したら20分、アクを取りながら煮る

    2 野菜を入れ、好みのつゆと薬味でいただく

    3 シメは、水で戻した緑豆春雨を加えて煮る

    ※「みらいのしょうが」は鍋で煮るのでなく、食べる直前に加えた方が鮮烈な香りを楽しめます

    ※具材の白舞茸、豆苗、レタスは、どれも火の通りが早くあっさりといただけるのでオススメですが、お好みの野菜にアレンジいただいて結構です

    ※春雨は芋デンプンの春雨でも可ですが、緑豆春雨の方が豆苗の風味と相性が良くなります

    このレシピに使用した商品

    みらいのしょうが

    みらいのしょうが

    九州産の黄金生姜でつくった、生姜パウダー。黄金生姜を蒸して熟成させた「黒ショウガ粉末」をブレンドしたことで、辛味と風味、ぽかぽかの巡り成分が倍増しています。毎日の料理・ドリンクに加えて、いつでもどこでも「温活」を楽しんで。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 「木の実」と「果実手」、あなたはどっち?食品屋さんのハンドクリーム新発売。

    「木の実」と「果実手」、あなたはどっち?
    食品屋さんのハンドクリーム新発売。

    この秋、タマチャンショップから新たに2つのハンドクリームが同時リリースされます。その名も、「とろける木の実ハンドクリーム」と「もぎたて果実手ハンドクリーム」。

    家事に仕事に、いつもがんばる皆さまの手を癒し、キレイにしたい!という思いから開発されたこのハンドクリームには、自然食品屋であるタマチャンショップ独自の研究と試行錯誤を重ねた工夫がいっぱい。

    食品屋がつくったハンドクリームというだけあって、どちらにも食べ物や植物由来の栄養成分がたっぷり活用されています。では詳しくご紹介していきましょう。

    7種のナッツをハンドクリームに!
    「木の実」の栄養で、手肌のエイジングケア。

    まずご紹介するのは、「とろける木の実ハンドクリーム」。こちらの特徴は、なんといっても7種類ものナッツオイルを配合しているところ。

    タマチャンショップで7種類のナッツといえば、食品「ななつのしあわせミックスナッツ」。おかげさまで、楽天市場ランキングで1位を獲得したり、たくさんの雑誌でご紹介されたりと、大変好評をいただいている人気商品です。

    ナッツはいまや、タマチャンショップには欠かせない存在。そして私たちタマチャンショップは、すっかりその魅力の虜になっている「ナッツマニア」でもあります。

    美味しいだけでなく、栄養価にも大変優れたスーパーフードでもあるナッツ。健康はもちろん、美容にも嬉しい栄養がいっぱいです。

    実はタマチャンショップのナッツ工場では、働く女性達がキレイになっていくというウワサがあります。働き出して1ヶ月ほど経つと、周りから「肌がキレイだね!」と褒められるようになるのだとか。

    仕事はどちらかと言えばハードだし、スキンケアも変えていないのに……変わったのは、仕事中、品質チェックのためにナッツを試食する機会が増えたこと。

    「美容の油」と呼ばれる不飽和脂肪酸や、ビタミン、ミネラルが豊富なナッツ。その栄養をしっかり摂れるようになるから、みんな自然とキレイになっていくんですね。ナッツが美容食材と呼ばれる理由を、私たちは身をもって体験しています。

    ナッツの素晴らしい力を、もっと美容に活かしたい! ナッツを愛している私たちだからこそ、この栄養をたっぷり詰め込んだコスメを作りたかったのです。

    そして完成したのが、「とろける木の実ハンドクリーム」。実はこの前に発売した乳液の「ぜいたくベジミルク」にも4種類のナッツオイルを使用していますが、今回のハンドクリームではたっぷり7種類ものナッツオイルを採用しました。

    「とろける木の実ハンドクリーム」に使われているナッツオイルは、アーモンド、クルミ、マカデミアナッツ、ヘーゼツナッツなど、普段おやつとしても愛される身近なナッツから抽出されたもの。これらのナッツオイルは大変優秀な美容成分で、肌をしっとりと保湿して、美しく整えてくれます。

    さらに、ハチミツやコラーゲン、スクワランなど、食品由来の優秀な保湿成分をたっぷり配合。美肌づくりに役立つビタミンEやビタミンC誘導体、ダイズ種子エキスなど、多数の美容成分もプラスして、とっても贅沢に仕上げました。

    手肌に潤いを与えるだけでなく、美容効果も非常に高いハンドクリームなので、手肌の「エイジングケア」をしたい方にもイチオシです!

    手は顔以上に年齢が出ると言われるパーツ。この冬は贅沢な木の実のハンドクリームで、手肌のエイジングケアをはじめてみませんか?

    果実の潤いを、手肌にも!
    植物バリアに着目した「果実手」。

    次にご紹介するのは、「もぎたて果実手ハンドクリーム」。

    もしかすると、「あれ?なんとなく見覚えがある……」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

    実はこの「果実手」、今回が初登場ではありません。最初の発売は2014年冬。当時も大変ご好評をいただき、その後「手粧水」という名前にリニューアルして、これまで5年間タマチャンショップで愛されてきたハンドクリームです。

    そして今回再び、名前を「果実手」に戻し、装いを新たに再登場しました。

    「果実手」は、その名の通り「果実」にヒントを得たハンドクリーム。

    自然の果実は、過酷な自然環境の中でもたくましくその身を守っています。どんなに強い紫外線や雨風を受けても、一皮剥けば、中の果実は潤いたっぷり。そんな果実のように、手肌の潤いをしっかり守れるハンドクリームを作れたら……。

    そこで、ミカンやライチといった果物の果皮エキスをはじめ、ビルベリーやヒマワリ、大豆、ハトムギの種子エキスなど、多数の植物由来成分を採用。自然食品屋さんだから作れた、栄養いっぱいのハンドクリームで、美しくぷるぷるの手肌へ導きます。

    何よりも特徴的なのが、その使い心地。

    ジェル状のクリームを手肌に伸ばすと、まるで化粧水のようにヒタヒタと水分が溢れ出し、手肌にたっぷりと潤いを与えます。なじませるうちに再びクリーム状のこっくりとした使用感に。手肌に潤いを閉じ込め、外からの刺激からもしっかり手肌を守ってくれるのです。

    まるで化粧水とクリームを一緒に使うような、不思議な感覚。さっぱりした使い心地なので、あまり重たい感触のハンドクリームが苦手な方や、夏場にも使っていただきやすいアイテムです。

    毎日がんばる手には、顔以上のスキンケアを!

    今回の「木の実」「果実手」は、どちらも顔用のスキンケアと同等かそれ以上のクオリティを目指して開発されました。

    私たちの手は、想像以上に日々酷使されています。常に外気に晒され、紫外線や大気汚染のダメージを蓄積し、家事や仕事、おやすみの時間まで、いつも何かに触れています。そうして刺激を受け続けている手は、顔以上に年齢が現れるパーツと言われています。

    でも、顔はみんな一生懸命ケアしてあげるのに、ハンドケアはまだそれほど注目されていません。適切なお手入れができず、手荒れに悩んでいる方も多いのです。
    タマチャンショップの中でも、紙やダンボールを扱う梱包・発送業務や、カフェで水仕事に勤しむスタッフたちの手荒れは深刻な悩みでした。

    がんばるほどに荒れてしまう手を、なんとかキレイにしてあげたい。

    そんな思いから、今回のハンドクリーム商品の開発がスタートしました。

    前述したように、これまでタマチャンショップで実績のあった食材や植物由来の栄養成分をたっぷり使って、顔用のスキンケアコスメにも勝るとも劣らない、スペシャルなハンドクリームを作ることができたのです。

    良いものを、もっと気軽に。
    “コストカット”の裏話。

    一般的なハンドクリームよりもかなり贅沢な成分で、しかも使用感にも心を注いで作った2種類のハンドクリーム。正直なところ、お値段もその分アップしてしまいます。でも、ハンドクリームは毎日こまめに使っていただくもの。あまり高いものを、ずっと使い続けるのは難しいですよね。

    本当に良いものでありながら、お値段はお求めやすく。その折衷案として、パッケージや通販の配送コストのカットをがんばりました。

    「果実手」がリニューアルする前の「手粧水」は、持ち運びにも便利なしっかりしたチューブタイプでしたが、今回はシンプルなジャー容器へ変更しています。

    この容器、ペタンコで軽く、飾り気もないので、コスメとしてはちょっと物足りなく感じる方もいらっしゃるでしょう。実際、開発中には女性スタッフからも「この容器じゃトキメキが足りない」「やっぱりチューブじゃないと使いにくい」「せめて、もっとしっかりした形の容器が良い」といった声も上がりました。

    しかし、容器の質を上げて形や素材にもこだわると、その分のコストが上乗せされてしまいます。厚みのある容器では、配送コストも上がります。

    今回、私たちがこだわったのは「1,000円ぽっきり」の販売価格。さすがに中身のクオリティを考えると数百円台は難しく、だけど必要以上に高くなりすぎない、ぎりぎりのラインを目指した価格です。それをなんとか叶えられるのが、今回のシンプルなジャー容器でした。

    容量も一見少なく感じると思いますが、他社の小ぶりなハンドクリーム商品と同程度の量は入っていますし、どちらも少量でも伸びの良いクリームなので、意外なほどしっかり使っていただくことができるでしょう。

    お手元に届いたときの印象は、最初はちょっと質素に、物足りなく感じられるかもしれません。でも、一度使っていただければ、きっとご満足いただける内容になっているはずです。

    食品屋・タマチャンショップの新しいハンドクリームのご紹介でした。

    このページ、パッと見、まるで料理レシピかのようにおいしそうな果実やナッツの写真が並んでいましたよね。食べて良し、塗って良し。これだけたくさんの厳選食材から自然の栄養をいただいて作ったハンドクリームは、なかなか他にはないものだと、自信を持ってお届けします。

    食品屋さんのハンドクリーム、あなたの手に“おいしく”でき上がりました。きっと、喜んでいただけると思います。ぜひ、その大切な手に取ってみてくださいね。

  • 「良い眠り」が美肌をつくる!今夜からできる、睡眠美容法

    「良い眠り」が美肌をつくる!
    今夜からできる、睡眠美容法

    温かな布団が気持ちの良い季節ですね。毎晩、よく眠れていますか?

    昔から、睡眠不足はお肌の大敵と言われています。肌のターンオーバーを正常化し、日中に受けたダメージを回復するために、睡眠は欠かすことができません。

    ちなみに、かつては22時から深夜2時が「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、この時間帯に眠らないと美肌が作られない、なんて言われていましたが、近年は時間帯よりも「睡眠の質」が重要視されています。

    では「質の良い眠り」とは、具体的にどんなものなのでしょうか。美しい肌づくりのために、今回は「睡眠」について考えます。

    美肌の要、成長ホルモン。
    眠りが「最高の美容液」と言われる理由。

    就寝中、私たちの体内では「成長ホルモン」が分泌されます。

    成長期の終わった大人には関係ないように思われがちですが、成長ホルモンには細胞の新陳代謝を促す働きがあるので、実は美肌づくりにも欠かせない存在です。

    この分泌が十分でないと、肌のターンオーバーが乱れ、日中受けた肌ダメージも十分に回復できません。睡眠不足が続くと肌が荒れたり、早く老けて見えるのはこのせいですね。「眠ること」こそ、何よりの美容法なのです。

    人は一般的に、寝返りを打ったり夢を見たりしやすい浅い眠り「レム睡眠」と、体も眼球もほとんど動かない深い眠り「ノンレム睡眠」を、一晩に4〜5回ほど繰り返しながら寝ています。特に最初の1〜2回、就寝から3時間以内はノンレム睡眠の時間が長く、もっとも深い眠りになると言われています。

    そして成長ホルモンも、寝始めの約3時間のうちに1日の分泌量の約70%が分泌されると言われています。つまり、美肌のためには布団に入ってから深く眠るまでの「寝入りばな」がとても重要なんですね。

    「質の良い眠り」とは、このレム・ノンレム睡眠をバランスよく取れているかどうか。そして、いかにスムーズに眠りにつき、寝入りばなの3時間にしっかりとノンレム睡眠に達するかどうかが、美肌の鍵となります。

    例えばスマホやテレビを観ながら、電気を点けっぱなしでついうたた寝をしてしまい、ふと目覚めてベッドに入り直す……なんてことをしていると、眠りのリズムが乱れ、せっかくのホルモン分泌も中断されてしまいます。とてももったいないですね。

    「質の良い眠り」のために、就寝前の過ごし方を見直してみましょう。

    寝る前の過ごし方が、睡眠の質を左右する!
    良い眠りのためのリラックス方法。

    十分な血液量を保つためには、心身を健康に整えることがいちばん。

    寝付いてすぐにスムーズに深い眠りを得るためには、就寝前に心と体をゆったりとリラックスさせて、体を「睡眠モード」に切り替える準備が必要です。

    まず見直したいのは、照明。

    もしも真っ白な蛍光灯で部屋全体を明るく照らしている場合は、間接照明を活用し、柔らかい光の中で過ごすようにしてみませんか。

    世界的にもまれなほど明るい、日本の住宅照明。さまざまな文化的な背景もあり、日本では青白い光で部屋全体を明るく照らすのが好まれていますが、あまり強い光は体を緊張させてしまいます。就寝前の数時間は、できるだけ暖色系のやさしい光でリラックスする時間を作ってみましょう。

    寝る直前までスマートフォンやタブレットのブルーライトを見続けることも、当然良くありません。頭が覚醒しすぎてベッドに入ってもなかなか寝付けず、寝ても脳が興奮して眠りが深まらない原因に。就寝前は早めにスマホから離れて、頭を休めてあげましょう。

    「体を温める」ことも大切です。

    冷えていると寝つきが悪く、眠りも浅くなるので睡眠の質が低下します。内臓の働きも鈍くなるので、体がうまく回復できません。当然、肌にも良いわけがありませんね。普段から体を冷やさない食生活や服装に気をつけましょう。

    お風呂で温まるのも冷え対策に効果バツグン。なるべく毎日、湯船に浸かって温まりたいですね。蒸気に包まれることで、肌もしっとりと元気になります。

    湯船に浸かって、体全体を温めましょう。

    お湯の温度は、熱すぎない38~40℃くらいがおすすめ。体がほぐれて副交感神経が優位になることで、体がリラックスモードに切り替わって眠りやすくなります。

    体の中から、眠りをサポート。
    口に入れるものにも気を配ろう。

    お風呂上がりには、ぜひ水分補給を。ただし前述のように冷えは眠りの大敵ですから、常温か、温かい飲み物を選んでください。

    ここで気をつけたいのが、アルコール。

    寝る前のアルコールが習慣化している人も多いと思いますが、お酒の力で眠くなっても、実際は脳や体がしっかり休めておらず、眠りが浅くなってしまうことも。睡眠の質を上げたければ、就寝前の飲酒はほどほどに。できるだけ飲酒以外の方法で、心と体をリラックスさせましょう。

    おやすみ前の飲み物の定番といえば、ホットミルクですね。

    体を温めてくれますし、カルシウムやアミノ酸など、睡眠にも効果的な栄養も摂取できます。実はカルシウムやアミノ酸には即効性はないので、寝る直前に飲むから良いというわけではないのですが、普段から摂取しておくのは有効ですし、ホットミルクの甘く優しい味にリラックスできるという人も多いでしょう。

    それでも大量に取ると結局体を冷やし、夜中に何度もトイレに起きて安眠を妨害してしまうので、飲み過ぎにはご注意ください。

    食事も、睡眠に大きな影響を与えます。

    胃腸が活発に消化活動をしている最中に寝てしまうと、体が睡眠に集中できず、スムーズに深い眠りに入りにくくなります。夕食はできるだけ消化の良いものを心がけ、寝る3時間以上前に済ませましょう。食後3時間程度で、胃腸の働きが落ち着きます。深夜の食事は肥満にもなりやすいので、美しくなるためにも避けたいですね。

    長く寝れば良いとも限らない?
    起きるタイミングは、人それぞれ。

    直接肌が触れる枕や布団カバーを定期的に洗濯しましょう。

    当然ながら、深いノンレム睡眠から急に起きるより、浅いレム睡眠から起きる方がスッキリ目覚めることができます。睡眠時間は十分なのにいつも起きるのがつらい……という人は、目覚ましをかけるタイミングがちょうど深いノンレム睡眠に重なっているのかもしれません。

    レム睡眠・ノンレム睡眠の長さは、個人差があると言われます。寝る時間や起きる時間を調整しながら、自分なりのベストな睡眠時間を探してみましょう。タイミングよく目覚ましが鳴るように設定できれば、今より短い睡眠時間でも楽に目覚められるようになるかもしれません。

    太陽の光が、
    眠りの質を高めてくれる!

    そして、目覚めたらなるべく陽射しを浴びましょう。

    太陽の光を浴びると、「セロトニン」という神経伝達物質が活発につくられるようになります。このセロトニンは別名ハッピーホルモンとも呼ばれ、私たちの感情や気分をコントロールする大切な存在です。

    セロトニンは睡眠ホルモンである「メラトニン」の原料にもなるので、良い眠りを得るためにもしっかり作っていきたいですね。つまるところ「良質な睡眠」は、起きた瞬間から作られ始めているのです。

    また、メラトニンは眠りを促進するだけでなく、強い抗酸化作用によってアンチエイジングや免疫力アップにも一役買ってくれます。美しく健やかな肌のためにも、朝日をたっぷり浴びて気持ちよく一日をスタートさせたいですね。

    * * *

    今回の話をまとめると、睡眠の質を上げるためにできる具体策は、以下の9点。

    1. 夜は間接照明など優しい光で過ごす

    2. 寝る寸前までスマートフォンを触らない

    3. じっくりと湯船に浸かって体を温める

    4. 日頃から体を冷やさないようにする

    5. 寝酒は控える

    6. カルシウムやアミノ酸を摂る

    7. 食事は就寝3時間前には済ませる

    8. 自分の目覚めやすいタイミングを見つける

    9. 起きたら陽射しを浴びる

    一度にすべては難しくても、少しずつならすぐに実践できそうですよね。

    寝つきが悪くて悩んでいる方も、寝なければ!と力んで余計に目が冴えてしまってはストレスが増えるだけです。焦らずに、眠くなったら寝れば良いわ、という気持ちで過ごしてください。

    夜の時間も、スマホで暗いネットニュースを追いかけて脳にストレスをかけるくらいなら、自分がご機嫌になれる画集や、美しい景色や花、かわいい動物の写真を眺めたり、今日よかったことを書き出してみたりして、心穏やかに過ごしてみましょう。

    明日は、きっと今日よりきれいな自分になれるはずです。

  • 食べるスキンケアvol.48飲む美容液「キウイとアボカドのスムージー」

    食べるスキンケアvol.48
    飲む美容液「キウイとアボカドのスムージー」

    国産のキウイがおいしい季節です。

    カリウムを豊富に含むキウイは、代謝の落ちやすい寒い時期のむくみ対策に最適。ビタミンCの美肌効果にも期待できる、理想的な美容食材です。中でもオススメはゴールドキウイ。特にビタミンC含有量が多く、ジューシーな甘さが魅力です。

    そんなキウイと、「食べる美容液」とも呼ばれるアボカドをたっぷり使ったスムージーは、朝食にもぴったりの爽やかな飲み心地。

    その他の野菜や果物も、美肌に良い栄養が豊富な素材ばかりです。さらに、アミノ酸や葉酸などの美容に嬉しい栄養を摂れる甘酒で、コク深く複雑な甘みを加えました。

    材料 (1人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    〈下の層〉

    アボカド 45g(ビタミンC・B2・E)

    バナナ 50g(カリウム・ビタミンC・B群)

    カシューナッツ 10g(ビタミンB1・オレイン酸・ミネラル)

    牛乳 50ml(タンパク質)

    甘酒 10g(アミノ酸・葉酸・ビタミンB群)

    レモン汁 小さじ1(ビタミンC)

    冷たい水 50ml

    〈上の層〉

    ゴールドキウイ 30g(カリウム・ビタミン・食物繊維)

    セロリ 10g(カリウム・ビタミンU・食物繊維)

    パイナップル 10g(ビタミンC・ビタミンB1・食物繊維)

    甘酒 10g

    冷たい水 50ml

    〈飾り用〉

    レモンスライス 適宜

    ミント 適宜

    作り方

    1 下の層の材料をすべてミキサーに入れ、なめらかになるまで撹拌してグラスに注ぐ

    2 上の層の材料をすべてミキサーに入れ、同じく撹拌して1の上に静かに注ぐ

    3 レモンスライス、ミントを飾る

    ※上下の層は、好みで混ぜながらお飲みください

    ※甘酒(10g)はハチミツ(小さじ1)に変更してもOKです

    ※バナナやパイナップルなどは冷凍したものを使うと、手軽に冷たいスムージーができます

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 化粧水の「本当の使い方」でさらなる「すっぴん力」アップへ!

    化粧水の「本当の使い方」で
    さらなる「すっぴん力」アップへ!

    空気の乾燥がますます加速する秋。肌のかさつきが気になってくる頃ですね。

    さて、乾燥対策といえば何よりも「保湿」が大切ですが、本当に正しく効果的なケアができているか、ここで一度確認してみませんか。

    今回はスキンケアの要である「化粧水」について、詳しくお話しします。

    いまさらと思われるかもしれませんが、毎日のスキンケアルーティンの中で当たり前の化粧水は、意外とおざなりになりがちな行程です。いつもなんとなく「パパッとつけて終わり!」になっていませんか?

    化粧水を正しく使えていないと、潤いが十分に肌に行き渡らず、しかもすぐに蒸発して、余計に肌が乾燥する原因になることも……。本格的な乾燥シーズンを前に、角質層にしっかり潤いを届けるため、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう!

    スキンケアで欠かせない化粧水の意味って?

    毎日のスキンケアで欠かせない化粧水。でも、その詳しい働きや保湿のメカニズムをちゃんと把握できている人は、意外と少ないかもしれません。

    化粧水の役割は、肌に水分と保湿成分を与えること。保湿することで角質を柔らかくして、肌の調子を整える効果があります。

    よく「肌に化粧水が浸透する」と言いますが、実際に化粧水が届くのは「角質層」まで

    そもそも肌は、大きく「表皮」と「真皮」に分けられますが、表皮はさらに細かく4層に分かれており、一番外側にあるのが「角質層」です。その厚みはわずか0.02〜0.03mm程度! ティッシュ1枚よりずっと薄いんですね。

    この角質層が、肌の保湿機能バリア機能を担っています。肌内部からの水分蒸散を防ぎながら、外部の刺激や異物から体を守ってくれています。

    ▼肌の仕組みについて、さらに詳しくはこちら

    これだけは知っておきたい!『お肌のしくみ』基本編

    そんな角質層をすこやかに保つため、活躍するのが化粧水

    赤ちゃんのように、新陳代謝が盛んで潤った肌であれば何もつけなくても良いかもしれませんが、大人になると日々のメイクによる刺激や、生活習慣の乱れ、紫外線によるダメージ、加齢による保湿成分の減少など、さまざまな要因が重なって、自力だけでは肌の潤いを保てなくなります。

    角質層が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れて肌荒れしたり、ハリがなくなったり……老化をはじめ、さまざまな美容トラブルが起こってしまいます

    だから、乾燥して硬くなってしまった肌に化粧水で潤いを補って、角質を柔らかく整える必要があるのです。カサカサに枯れた大地に、ジョウロで水をあげるイメージですね。

    水分を与えるだけで良いなら、水で十分じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。化粧水がただの水と違うのは、保湿成分美容成分を含んでいるところ。

    角質層に入った水分は、時間の経過とともに蒸散します。乾いて、潤いが逃げてしまうんですね。水分を逃がさず、さらに肌内部からの水分蒸散を防ぐために、化粧水に配合されている保湿・美容成分が働くのです

    特に、肌内部にも存在するセラミドNMFの成分(アミノ酸や尿素など)は、化粧水の保湿成分としても人気です。肌との親和性が高く、角質層の保湿効果を補って、柔らかく潤う肌づくりをサポートしてくれます。

    単純に水分で湿らせるだけではなく、しっかり「保湿」できるように、保水力の高い成分が入った化粧水を選ぶと良いでしょう。

    ●Recommend

    Hadamanmaとれたてベジローション

    とれたてベジローション

    食由来の保湿・美容成分をたっぷり配合した、保湿化粧水。人肌になじみやすい天然ヒト型セラミド(醤油粕由来)と、植物性セラミドをダブルで配合しました。さらに、保水力の高い椎茸エキスや、アミノ酸、米麹や酵母による発酵のチカラをフル活用。潤いあふれる健やかな肌に導きます。

    化粧水の役割が分かりましたが、重要なのはその使い方です。肌の表面にパパッと濡らすようなつけ方では、十分に角質層全体を潤すことはできません。

    長時間、水や湯に手を浸けていると、指先がシワシワになりますよね。時間をかけて水分が角質層に侵入した結果です。化粧水も同じく、じっくり丁寧につけることで潤いが角質層に浸透します

    そこでHadamanmaがおすすめするのは、コットンを使って化粧水をつける方法

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    手でつけるのも良いのですが、気づかないうちに手のシワや指の隙間に化粧水が流れて、適量を顔に届けられていないことがあります。コットンなら、化粧水をしっかりとどめておけます

    また、手のひらでは頰や額などの広い面は塗りやすいですが、小鼻や口周りの凹凸部分には塗りムラがでやすく、水分が行き届きにくいもの。毛穴が気になったり、乾燥して粉を吹いたりしやすいのは、そういった部分ではありませんか?

    そんなところも、コットンだと均一に塗ることができます

    そして化粧水には、日焼けやお風呂上がりでほてった肌をクールダウンさせる役割もあります。手のひらで温まってしまったら、その効果も半減ですね。コットンなら、余計な熱も伝わりません

    手だとつい短時間で済ませがちですが、コットンを使うと比較的丁寧にスキンケアを行うようになるので、角質層にじっくり潤いを浸透させることができます。

    ただし、コットンを使うときは「絶対にこすらないこと」「強く叩かないこと」が鉄則。間違った使い方をすると、摩擦によって肌を傷つけてしまいます。

    では改めて、コットンを使った化粧水の「正しい使い方」を確認していきましょう!

    化粧水をつけるのは、洗顔後やお風呂上がりすぐ! 肌が乾かないうちに行うことが大切です。脱衣所や洗面台に化粧水を置いておくと楽ですね。

    そして大切なのは、化粧水の量。少ないと角質層全体を潤すことができませんし、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまうので、コットンがひたひたになるくらいたっぷり使いましょう。

    まずは化粧水のメーカーの規定量を確認してください。3〜4プッシュとか、500円玉大を数回とか、商品によって書き方は違いますが、多くの化粧水が約5ml(小さじ一杯)程度を推奨しています。

    実際に測ってみると、「こんなに多いの?」と思われるかもしれません。この量を手のひらで一気に顔に乗せようとすると、半分以上こぼれ落ちてしまうので、もし手でつける場合は少しずつ分けながら使うことが大前提。その点でも、コットンを使う方が効率が良いですね。

    「高価な化粧水だからもったいない」と、ちびちび使っていたら結局十分な効果を得られず、せっかくの化粧品がかえってもったいないことになってしまいます。かけた値段分、あるいはそれ以上の満足感を得るためには、適量を守り、手間をかけることが大切なのです。

    コットンは柔らかく、厚みのあるものを選びます。中指と薬指の2本にのせて、人差し指と小指で両端をはさんで使いましょう。小鼻などの細かい部分をケアするときは、コットンを畳んだり、中指一本にかけて使ってください。

    音が出るほど強く叩くようにパッティングするのは、肌の刺激になるので絶対にNG!

    コットンは小刻みに動かし、肌から5mm以上浮かさないイメージで、肌にやさしく当てていきましょう。じっくり繰り返すことで、角質層のすみずみまで潤いが行きわたります。

    規定量でも潤いが足りないと感じときや、乾燥が気になる部分には、化粧水を追加して重ねづけするのも良いですよ。

    どこまですれば十分な保湿と言えるか、一つの目安としては顔全体がひんやりとクールダウンされていること。そして、肌がもっちりと手のひらに吸い付くようになったらOKです。

    最後に手のひらで顔をやさしく包み込んで、しっかりと潤いを押し込んでください。柔らかく潤った肌を、いつくしむように。

    家事や子育て、仕事に忙殺されて、どうしてもゆっくりスキンケアしていられない!という場合は、シートマスクコットンパックを活用してはいかがでしょうか。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、顔に貼ったまま他のことができるので便利です。

    化粧水でしっかり潤いを届けたあと、大切なのは「油分」の補給です。化粧水をどんなにたっぷり使っても、潤いが蒸散してしまっては意味がありません。乳液やオイル、クリームで水分を閉じ込めましょう

    ときどき、脂性肌だからといって化粧水だけで済ませてしまう人がいます。本当にそれで肌の調子が良くなっていれば問題ありませんが、もしも皮脂のベタつきが解消されない場合は、「インナードライ」になっている可能性も。

    油分でフタをしないことで、水分が蒸散して肌内部が乾き、それを補うために皮脂が過剰分泌しているのです。いつものケアで肌状態がよくならないときは、化粧水乳液という、スキンケアの基本ステップを振り返ってみると良いですね。

    ●Recommend

    Hadamanma ぜいたくベジミルク

    ぜいたくベジミルク

    天然ヒト型セラミドをはじめ、3種のナッツオイルや、宮崎県産の原木椎茸エキスなど、優れた保湿成分をたっぷり配合。食の栄養をつめこんだ「集中美容乳液」です。

    乳液を使ったコットンパックや、たっぷりの潤いを味方に軽くマッサージするのもも効果的です。乾燥シーズン、時間に余裕があるときはぜひ試してみてくださいね。

    * * *

    今回はスキンケアの基礎である化粧水について、大ボリュームでお届けしました。

    前回の「クレンジングと洗顔」の話に引き続き、化粧水による保湿も「すっぴん力」を鍛える大切なステップです。忙しい毎日の中で、つい惰性になりがちな部分ではありますが、ここを意識して丁寧に行うことで、明日の肌が変わります。

    乾燥も寒さも、肌に潤いがあれば怖くありません。ダメージを老化につなげないために、今からすっぴん力を蓄えて、厳しい冬に備えましょう!

  • 食べるスキンケアvol.47抗酸化力向上レシピ「干しきのこと鮭のブルスケッタ」

    食べるスキンケアvol.47
    抗酸化力向上レシピ「干しきのこと鮭のブルスケッタ」

    グッと寒くなってきて、冷えや乾燥による肌荒れが気になりますね。今回は秋にぴったりの、肌の老化を防ぐ栄養たっぷりレシピをお届けします。

    秋になると食べたくなるきのこですが、そのまま食べるより干したほうがビタミンDがぐんとアップして旨味も倍増です。やり方は簡単。買ってきた時の袋から出して、ほぐして半日から1日の間、日光に当てるだけ。

    そして、寒い時期に特においしい鮭。アスタキサンチンなどの栄養が豊富で、高い抗酸化力で老化につながる活性酸素を減らしてくれます。そんな美容や健康にうれしい効果が注目され、鮭は近年「スーパーフード」や「食べる美容液」なんて呼ばれることも。見逃せない美容食材です。

    これらを組み合わせたボリュームたっぷりのブルスケッタは、ランチにもおつまみにもぴったりなので、ご家族みんなに喜んでいただけるでしょう。

    材料 (2人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    ▼干しきのこ用

    しめじ 1パック(ビタミンC・ビタミンD・ビタミンB群)

    エリンギ 1パック(ナイアシン・ビタミンD・β- グルカン)

    舞茸 1パック(タンパク質・ビタミンD)

    ▼きのこのオイル煮用

    オリーブオイル 50cc

    水 50cc

    ニンニク 1片

    鷹の爪 1本

    ドライトマト(あれば) 10g

    醤油 小さじ2

    ▼ブルスケッタ用

    鮭(うす塩/切り身) 2切(タンパク質・アスタキサンチン)

    バゲット(ソフトタイプ) 2枚

    パセリ 適宜

    黒胡椒 適宜

    下準備

    〈下準備1〉干しきのこ

    きのこ類はすべて根を切り落とし、ほぐしてザルなどに広げ、日光に当てておく。

    半日~1日ほど経って、ある程度水分が飛んだらOK。

    〈下準備2〉きのこのオイル煮

    ニンニクは潰し、鍋に醤油以外の材料を入れて弱火にかけ、香りが立ったら干しきのこ、醤油を入れて混ぜる。

    蓋をして5~6分煮て、全体がクタッとしたら火を止める。

    ※一晩寝かせると味が馴染むので、できれば前日に準備する

    きのこのオイル煮は、瓶に詰めて冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。

    きのこのオイル煮は、瓶に詰めて冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。千切りキャベツやパスタ、ご飯にのせてもおいしく召し上がれます。そのままより、一度火を通すと香りが立ちます。

    「干しきのこと鮭のブルスケッタ」作り方

    1 鮭は骨を取り、フライパンで両面焼く。この時、きのこのオイル煮を一緒に焼き、鮭にきのこの香りを移す

    2 バゲットは2~3cm厚に切り、こんがりトーストしておく

    3 1をバゲットに乗せ、パセリ、黒胡椒を振る

    バゲットに乗せてると手軽に美味しくいただけます。

    たっぷり具を乗せるため、バゲットはソフトタイプを使い、固くなる前にいただきましょう。鮭ときのこのオイル煮を一緒に焼くことで、鮭にきのこ香りが移って味のなじみがよくなります。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 「すっぴん力」を上げる!正しいクレンジング&洗顔法

    「すっぴん力」を上げる!
    正しいクレンジング&洗顔法

    毎日欠かすことのできない、クレンジングや洗顔。クタクタに疲れているときや、忙しくて手いっぱいのときは、つい手間だなぁ、めんどくさいなぁ、と思ってしまうこともありますね。

    でも、美容の基本は「落とす」こと。

    「化粧したまま寝ると肌が荒れてしまう!」

    「洗顔をきちんとしないと、くすんで老け顔になる!」

    そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。では、クレンジングや洗顔をきちんとせずに過ごしていたら、私たちの肌では具体的にどんなことが起きるのでしょう? 今回は、クレンジングや洗顔の大切さと、正しいやり方をしっかり見直してみましょう。

    洗顔不足はなぜ悪い?
    肌荒れのメカニズム。

    気になる肌荒れの原因は?

    1日を終えた肌の表面には、さまざまな汚れが付着しています。

    お化粧をしている方なら朝塗った日焼け止めやファンデーションが残っているでしょうし、何もしていなくても、自分自身の汗や皮脂、古い角質などの汚れがたまったり、空気中の埃や花粉が付着したりして、肌は必ず汚れてしまいます

    それらの汚れは時間と共に酸化したり、混ざりあって化学反応を起こしたりすることで、肌に刺激を与えるようになります。顔を洗わずに寝てしまうということは、そんな刺激物質をつけたままにするということ。当然、肌には大変な負担となります。

    また、汚れが肌表面に留まっていると、毛穴をふさいで吹き出物などの炎症を引き起こすほか、正常な肌のサイクル(ターンオーバー)を邪魔するので、きれいな肌が作られなくなります。古い角質が蓄積してゴワゴワした厚い皮膚になり、くすみやシミ、シワやたるみにもつながってしまいます。不潔な状態は、老化の原因にもなるんですね。

    肌が汚れていると、さまざまな美容トラブルの原因となります。

    そればかりか、こんな状態の肌では、どんなに良い化粧品を使っても美容成分がしっかり浸透できず、十分な効果を発揮できません。もったいないですね。

    常に肌を清潔に保っていれば、化粧水や美容液がスイスイ浸透し、角質層をしっかりと潤してくれます。ターンオーバーも正常に行われるようになり、いつもピカピカ素肌。

    これが、「すっぴん力」です。すっぴん力さえあれば、濃いファンデーションで肌を隠さなくて良いし、やみくもに化粧品を取り替えてお金をかける必要もありません。明るく透明感のある素肌で、より美しく、若々しくなれるはずですね。

    「帰宅後すぐ」が基本!
    クレンジングで1日の汚れを落とそう。

    では、すっぴん力を向上させるための「正しいクレンジングと洗顔法」とは?

    ポイントを具体的にご紹介していきましょう。

    まずは洗うタイミング。

    1日を過ごした肌には、前述した通り、汚れと刺激成分がたっぷりと付いています。手を洗うのと同じように、顔も「帰宅後すぐ」に洗って、汚れから解放してあげましょう。

    帰宅後、すぐにクレンジング・洗顔をしてお肌を解放しよう!

    よく手を洗ったあと、油溶性の汚れを落とすためにクレンジングをします。

    クレンジングはメイク汚れだけでなく、角栓の詰まりや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。

    メイクをせず1日外出もしなかった日は、肌質によっては泡洗顔だけで済ませても良いかもしれませんが、日焼け止めを塗ったならクレンジングもしてください。また、皮脂分泌が多めでニキビや角栓詰まりができやすい方も、泡洗顔の前にクレンジングで皮脂をリセットするのも良いですね。

    オイルやミルクタイプなど、いろいろなクレンジングがありますが、肌質に合わせて好みのものを選んでください

    クレンジング力が強いオイルベースのものは、濃いメイクをしっかり落としたい日や、皮脂や角栓が気になる時に向いています。ただし必要な潤いまで奪うこともあるので、乾燥しやすい方にはミルクやジェルなど、肌にやさしいタイプがおすすめです。基本はミルクやジェルで、Tゾーンはオイルなど、部位によって使い分ける方法もあります。

    自分のお肌に合ったクレンジングを選びましょう。

    シートタイプのものはとても便利ですが、肌をこすりやすく、洗い流すものと比べて汚れ落ちが十分でない場合もあるので、なるべく常用は避けた方が良いでしょう。

    また、オイルやミルクでも汚れ落ちがいまいち、という方は、使い方が誤っている可能性があります。商品によって量や使い方は細かく違う場合があるので、メーカーの説明をしっかり読んで使いましょう。
    特に、手や顔が濡れた状態でクレンジングを使っても、汚れとクレンジング剤が十分になじみません。濡れた手でもOKという商品でない限り、乾いた状態でクレンジングしましょう。逆に、クレンジング剤を洗い流す際は、まず少量の水でクレンジングと水をなじませる「乳化」の一手間を忘れずに。きちんと乳化できていないと、せっかくの汚れ落ちが半減する場合があります。

    クレンジングや洗顔の際、よく耳にするタブーは「強くこすらない!」「指でゴシゴシ触らない!」ということ。

    こすりすぎを防ぐため、マスカラやアイライナーなどを使用している方は、先にポイントメイクを専用リムーバーで落としておきましょう。この時も、ゴシゴシこすると色素沈着を招きますので、優しく行ってくださいね。

    洗顔の前に「たっぷり予洗い」しよう!

    洗顔の前にたっぷり予洗いをしよう

    泡洗顔の前に大切なのは、「予洗い」です。洗顔料を使う前に、きれいな水でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。クレンジングのあとはもちろん、朝の洗顔前にも大切なステップです。

    ここを手抜きせず丹念に行うことで、角質層が柔らかくなり、スムーズに汚れを落とせるようになります。

    予洗いは溜めた水でなく、流水で行いましょう。水の温度は冷たすぎず、熱すぎず、35°C前後の人肌くらいが、肌に刺激を与えず、汚れが落ちやすい温度です。

    特にクレンジングのあとは、指先に感じるヌルつきがなくなってからも、さらに数回すすいでおきます。クレンジングが肌に残っていると泡洗顔の邪魔になってしまうため、角質層の汚れをリセットするつもりで、しっかりとすすぐことが大切です。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    正しい洗顔のポイントは
    「泡だて」と「プラス20回のすすぎ」

    たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

    予洗いがしっかりできたら、続いて泡洗顔です。

    クレンジングをしっかりすれば泡洗顔はいらないのでは? と思ってしまいますが、クレンジングが油溶性の汚れを落とすのに対して、泡洗顔には古くなった角質や皮脂、汗やホコリなど、水溶性の汚れを落とす役割があります。

    洗顔料は、きめの細かい泡をたっぷりと作ってから肌に乗せましょう。

    この時に水分が多すぎると、すぐに流れてしまう、柔らかい泡しかできません。ボリューム不足でつぶれやすい泡だと肌をこする原因になりますし、粗い泡では毛穴の汚れもしっかり落とせません。

    ちょっとずつ水分を加減しながら、キメの細かいもっちり泡を作るようにしてください。泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使うと簡単です。

    手のひらに乗せた泡が、ひっくり返しても簡単に落ちないくらいの弾力を持っている状態が理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔全体を包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    たっぷりのきめ細かい泡で洗いましょう。

    頬やおでこといった顔の広い範囲はもちろん、Tゾーン、小鼻のキワや口元などの細かい凸凹部分までしっかりと。髪の生え際、首や耳の周辺などまで洗い残しのないようにします。

    そして、しっかりとすすぎを行いましょう。

    ここが不十分で肌トラブルが起きている方も多いので、「泡が落ちたな」と思ってからもプラス20回を目安に、たっぷりの流水ですすいでください。

    泡が落ちてからプラス20回すすぎましょう。

    角質層の中の水を全部入れ替える気持ちで、きれいな流水を使って顔中すみずみまですすぎましょう。この時、浄水器の水を使えたら理想的です。

    すすいだ後は、必ず鏡を見ながら顔を左右に振って、生え際やあごのラインまで泡や汚れの残りがないかチェックしましょう。すすぎ残しが吹き出物の原因になる場合もあります。

    清潔なタオルでやさしく水分をとりましょう

    タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにやさしく水分をおさえるだけ。せっかくきれいにした肌を汚してしまわないように、タオルは洗いたての清潔なものを使ってくださいね。

    肌が乾かないうちに、素早く化粧水&乳液での保湿ケアしましょう。

    「やりすぎ」で肌刺激に?
    美容意識が高い人ほど陥りがちなNGポイント。

    正しい洗顔方法で、ダメージを最小限に抑えましょう

    クレンジング・洗顔の正しいステップをご説明してきましたが、最後にちょっと見落としがちな、意外なNGポイントをご紹介します。

    1・時間をかけて「やりすぎ」ている

    力が強すぎる・雑すぎるクレンジングがいけないことは、皆さんよくご存知ですが、美容意識が高い人が陥りがちな失敗として特に多いのは、「丁寧すぎる」クレンジング。その念入りな行為が、かえって肌に刺激を与えていることがあるのです。

    たとえばあなたは、クレンジングや洗顔料を顔に乗せてから洗い流すまで、どのくらいの時間をかけていますか?

    しっかり丁寧に……と思うあまり、3分、5分と時間をかけている人がいらっしゃいますが、クレンジングや洗顔料はあまり長く肌に乗せていると負担になり、乾燥の原因にもなります。

    クレンジングも泡洗顔も、目安は1分程度。

    長く乗せているほど汚れが落ちるわけではないので、優しく手早く行いましょう。力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指の二本をくっつけた状態で使うと、軽い力で洗うことができます。

    ……………………………………………………………………………………

    2・化粧品の「量」が少ない

    それから見落としがちなのが、使う「化粧品の量」です。

    高くて良いものだからと、ちまちまと使っていませんか? 少量でも十分だと、自己判断で量を加減していませんか?

    クレンジングや洗顔料は、量が少ないと指が肌に直接触れやすくなり負担になりますし、第一、十分な効果が得られません。適切な量は製品により異なりますので、きちんとメーカーの推奨量を確認して使うようにしましょう。

    ……………………………………………………………………………………

    3・「洗いすぎ」にも要注意

    汚れをきちんと落とすことは大切ですが、「洗いすぎ」によって乾燥やくすみを招くこともあります。きれいにしたいからと、1日に何度も必要以上に洗ったり、毛穴の黒ずみを落とそうと洗浄力の強いアイテムを使い続けたりしていないでしょうか。

    必要以上の洗顔は肌をこすって傷つけてしまいますし、皮脂を奪いすぎるのもよくありません。
    もともと、皮脂は肌が自分自身を守るためのバリア機能として分泌しているものなので、洗いすぎていると肌のバリア機能が弱まり、潤いが逃げて乾燥しやすい肌になってしまうのです。

    また、乾燥肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されるようになり、余計に角栓詰まりを起こしやすくなることがあります。

    ご存じのようにスキンケアに厳密な決まりはありません。肌質やその日の体調、季節、天候などの状況と相談しながら、必要なケアを行うのが理想です。

    基本は、朝も夜も泡洗顔を行うのがおすすめですが、肌質や調子によっては、朝はすすぎ洗いだけの方が具合が良いという場合もあるでしょう。

    クレンジングや洗顔料を選ぶときも、クチコミや評判に頼りすぎず、「今の自分の肌に合うかどうか」を基準にしたいですね。

    ●Recommend

    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

    こなゆきコラーゲン クレンジング

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    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。デリケートな肌にもやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    * * *

    少し長くなりましたが、今回はクレンジングと洗顔の基本をおさらいしました。

    毎日のことなので面倒くさく感じることもあると思いますが、「汚れを落とす」ことは一番の美への近道です。

    「調子どう?」「今日は疲れたね」と自分の肌に語りかけるように、指先で肌の状態を確認しながら、肌が満足してくれるまで丁寧なケアを行ってくださいね。

  • 食べるスキンケアvol.46美肌食材の和食レシピ「こんにゃくのくるみ味噌田楽」

    食べるスキンケアvol.46
    美肌食材の和食レシピ「こんにゃくのくるみ味噌田楽」

    「胃のほうき」とも言われるこんにゃくですが、お腹のお掃除やダイエットだけでなく、肌にも良いことをご存知ですか?

    こんにゃく芋に含まれる「グルコシルセラミド」という成分は、肌の潤いを守る美肌成分。ただし、精製されたこんにゃく粉にはほとんど含まれていないので、潤い補給をしたい方は、こんにゃく芋をそのまま使用した「生芋」タイプを選びましょう。

    今回は、そんな生芋こんにゃくを使用したレシピ。

    料亭などではお馴染みの「田楽」が、家庭でも簡単に作れます。肌のターンオーバーに働きかけるくるみと、発酵食材である味噌を合わせて、最強の美肌メニューが完成しました。

    材料 (3~4人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    生芋こんにゃく 1枚(セラミド・食物繊維・カルシウム)

    なす・里芋など(お好きな野菜)

    すりごま(飾り用) 少々

    〈田楽味噌〉

    味噌 20g(タンパク質・アミノ酸・ミネラル・ビタミン)

    マーマレード 20g(ビタミンC、E)

    くるみ 10g(オメガ3脂肪酸・ポリフェノール・ビタミン)

    すりごま 小さじ1(セサミン・カルシウム・リノール酸・オレイン酸)

    作り方

    1 こんにゃくは洗って一枚丸ごと下ゆでし、斜め格子状に隠し包丁を入れ、一口大に切り分ける

    2 なすは揚げる、里芋は蒸すなど、野菜を下ごしらえして、一口大に準備する

    3 ボウルに田楽味噌の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる(くるみは手で割りながら入れる)

    4 1と2それぞれに3を乗せて、すりごまを飾る

    ※味噌はご家庭にあるもので結構ですが、赤味噌など味の個性が強いものほど田楽向きです

    ※田楽味噌は、ほかにも椎茸、大根、たけのこ、生麩、豆腐、厚揚げなど、さまざまな食材に合います

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 秋の髪は疲れている!?ダメージを回復する、髪と頭皮のヒーリング法

    秋の髪は疲れている!?
    ダメージを回復する、髪と頭皮のヒーリング法

    秋のはじまり、髪のコンディションはいかがですか?

    そういえば最近髪がパサパサしてるかも……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。秋は、髪トラブルの声が多く聞かれるシーズンです。

    髪には、肌以上に年齢が出るとも言われます。念入りにスキンケアをして、ばっちりメイクしておしゃれしていても、髪がボサボサでは台無しですね。美しい髪は、あなたの魅力を引き出してくれます。ダメージヘアはいち早くケアして、秋冬も美しく過ごしましょう。

    秋になると髪がボサボサ……
    その原因は「夏の蓄積ダメージ」!

    夏の蓄積ダメージで、髪の毛がいつのまにかパサパサになっている人も多いのでは?

    なぜ、秋はこんなに髪のダメージが気になるのでしょう。

    実はその大きな原因は、夏の間に蓄積したダメージ。太陽を浴びて日焼けしてしまったのは、肌だけではありません。

    見た目に分かりにくくても、実は髪も肌以上に日焼けしています。体の中でもっとも太陽に近いのに日焼け止めをつけにくいので、ダイレクトに紫外線の攻撃を受け続けてしまうのです。

    髪の表面を覆っている「キューティクル」はタンパク質を主成分にしているので、紫外線を浴びると変性して硬くなり、艶が失われ、手触りも悪くなります。さらに夏の間、海水浴やプールを楽しんだ方は、海水や塩素によってさらに髪が傷んでいるでしょう。

    秋になって外気が乾燥してくると、そんな夏の蓄積ダメージが一気に目立ちはじめます。ご自身の髪を触ってみてください。ベストコンディションの時と比べて、パサパサ、キシキシ、ゴワゴワしていませんか?

    傷んでしまった髪は、そのままにしておくとますます悪化します。これからさらに本格的な乾燥シーズンになる前に、早めのケアに取り組みたいですね。

    ヘアダメージ原因は「頭皮」にも?

    「頭皮」のダメージケアこそ、健康な髪の第一歩。

    髪が荒れる要因は、「毛」の部分だけでなく、その土台の「頭皮」にもあります。

    気づきにくいですが、夏ダメージは頭皮にも蓄積しています。よく見ると、分け目の部分が赤く日焼けしていませんか? また、顔や手足ほど頻繁に洗ったり拭いたりできない分、汗や皮脂がこもって弱りがちに。

    頭皮は、健やかな髪を育てる大切な土壌です。頭皮の健康状態は、これから生える髪に大きな影響を与えます。弱った頭皮から健康的な髪が生えてくることは期待できませんね。

    特に30代以降のヘアトラブルは、髪が「生える前」、つまり頭皮に原因の大半があるとさえ言われています。美しい髪でいたいなら、まず頭皮をケアすることが必須条件なのです。

    髪と頭皮の夏ダメージ、
    アフターケアはどうする?

    夏から蓄積してきたさまざまなダメージが、秋の髪トラブルの原因ということがわかりました。では、実際はどのようにケアしていけば良いのでしょうか。

    まずは髪の毛。日焼けした髪はキューティクルが傷んで、髪内部の潤いや栄養が逃げてしまっています。この時期は特に、いつもよりも保湿・補修効果の高いシャンプーやトリートメントを選び、しっかり髪に水分と栄養をチャージしましょう。

    まずは保湿・修復力の高いシャンプーやトリートメントでしっかりとケアしましょう。

    そして頭皮を健康に保つためにも、ぜひ「正しいシャンプー法」も見直しを

    せっかく質の良いシャンプーやトリートメントを使っても、間違った方法でケアしていてはもったいないですね。

    シャンプー前のブラッシングやぬるま湯での予洗いなど、一手間を加えるだけで、頭皮の汚れ落ちが良くなり、髪へのダメージも最小限に。ドライヤーのかけ方でも、髪の仕上がりは格段に違ってきます。

    ヘアケア用品を変えたけどいまいち効果が出ない……というときは、是非いつものシャンプーから見直してみてくださいね。

    清潔ですこやかな頭皮のために、まず見直したいのが「シャンプー」

    ▼正しいシャンプー&ヘアケア方法は、こちらをチェック!

    頭皮の雑菌を撃退! 美しい髪をつくるシャンプー&マッサージ

    夏の髪ダメージから復活し、ツヤ髪を取り戻す方法

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    Yasaiシャンプー・Yasaiヘアパック

    YASAI シャンプー&ヘアパック

    野菜たんぱくなど、食べ物由来の濃厚な栄養がたっぷり。ダメージを補修し、髪に潤いを与えます。「子供の髪みたい」「髪が元気になった」との声も寄せられる、人気のヘアケアシリーズです。

    秋冬にはフケやかゆみといった頭皮の悩みも増えてきますが、正しいケアをして常に清潔に保っていれば、改善もしやすいはずです。加齢などにより、どうしても栄養が足りないと感じた時は、頭皮専用の化粧品を活用して、潤いや栄養ををしっかり補給してあげましょう。

    (※どうしてもフケやかゆみの改善が見られない場合は、早めに皮膚科へ相談を!)

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    Kusakiスキャルプシャンプー

    Kusakiスキャルプシャンプー

    美髪を育む健康な頭皮へ導く、食品屋さんのスキャルプケア。15種類のECOCERT認証オーガニック植物オイル・エキスを使用した頭皮のためのシャンプーです。

    髪のパサつきがどうしても気になる時は、洗い流さないタイプのトリートメントを活用してください。特にヘアオイルは、パサパサ髪をまとめるだけでなく、乾燥ダメージから髪を守ってくれます。お風呂上がり、お出かけ前、外出先でも、パサつきが気になるところにしっかりなじませておきましょう。

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    髪サラダ うるツヤタイプ・さらツヤタイプ

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    シベリアモミやアルガンオイルをはじめとする天然植物オイルでつくった、食品屋さんのヘアオイル。たったひと塗りで、パサパサ・ギシギシ髪をさらりと美しいツヤ髪へ導きます。

    豊かな艶をたたえた美しい髪は、美人度を格段に上げてくれるものです。厳しい夏を過ごして体や肌以上に疲れている髪と頭皮をねぎらい、そのがんばりにご褒美をあげて、元気を取り戻してもらいたいですね。

    肌をケアするように、髪と頭皮もしっかりとケアして、いつまでも美しく育ってもらいましょう。

  • 食べるスキンケアvol.45美肌づくりメニュー「しらすとクリームチーズご飯」

    食べるスキンケアvol.45
    美肌づくりメニュー「しらすとクリームチーズご飯」

    季節の変わり目は、肌も体も疲れ気味。

    深刻な美容トラブルが起きる前に、毎日の食事から肌修復に役立つ栄養をしっかり摂っていきたいですね。

    でも、あまり手のかかる料理を毎日続けるのは大変だから、今回はとても簡単でおいしい丼メニューです。

    肌にも嬉しいカルシウムやビタミンDが豊富なしらすと、ビタミンAやタンパク質が豊富なクリームチーズ。そこに、きゅうりで食感のアクセントを加え、ジェノベーゼソースで洋風に味付けました。あっという間に作れる手軽さと、やみつきになるほどおいしい意外な組み合わせ。ぜひお試しください。

    材料 (1人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    ご飯 1膳(200g程度)

    しらす干し(ちりめんじゃこでも可) 2~3g(カルシウム・ビタミンD)

    クリームチーズ 40g(ビタミンA・タンパク質・カルシウム)

    きゅうり 1.5cm程度(カリウム)

    ジェノベーゼソース(市販品)適宜

    作り方

    1 クリームチーズは1cm角、きゅうりは5mm角のダイスに切る

    2 器に熱々のご飯を盛り、きゅうりを散らし、クリームチーズ、しらす干しの順に盛り付ける

    3 仕上げにジェノベーゼソースをかける

    ※クリームチーズとしらす干しに塩気があるので、ジェノベーゼソースは味を見ながら少しずつかけてください

    手軽ながらも、栄養たっぷりの「しらすとクリームチーズご飯」。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 季節の変わり目は要注意!乾燥だけじゃない、秋肌トラブルの原因とは

    季節の変わり目は要注意!
    乾燥だけじゃない、秋肌トラブルの原因とは

    肌のカサつきに秋の訪れを感じて「ああ、もう夏のスキンケアでは足りないのね」と、しっとりタイプの化粧水や保湿クリームを取り出す。

    そんな哀しい乾燥肌に、お悩みではありませんか。

    秋に肌コンディションが悪くなるのは、やっぱり空気が乾燥しているから? もちろんそれも大きな要因ですが、実は原因は他にもあるんです。

    季節の変わり目には、さまざまなトラブル要因が次々に私たちの肌を襲います。どんなものがあるかチェックして、ぜひ対策していきましょう。

    トラブル要因1
    夏肌から冬肌への切り替わり

    季節の変わり目は、肌が不安定な状態が続きます。

    実は、もっとも大きな要因は環境でなく、私たち自身にありました。

    夏のあいだは紫外線や暑さ、汗や雑菌への抵抗力優位だった肌ですが、冬には乾燥や寒さから身を守り、体温や潤いを保つ肌になります。その切り替わり期間である秋の肌は、戦闘力も落ちつつ守備力も完全ではない、不安定で弱い状態になっていると考えられます。

    そして、季節が秋へ移ろうとき、真っ先に気になり始めるのが「寒暖差」。時節の挨拶でも「朝晩寒くなりましたね」などと言われるように、日中は汗ばむほど暑くても、明け方は毛布が必要なほど冷えるのが、この時期の気候の特徴です。

    冬肌へ切り替わる途中の不安定な状態に加え、激しい寒暖差が続くと肌が対応しきれなくなって、普段より敏感になってしまうのです。体なら上着を一枚持ち歩いたり、オフィスに膝掛けを置いたりすることで対応できますが、顔はそうはいきません。

    激しい寒暖差に日々さらされるままにしていると、肌のターンオーバーは乱れがちになり、肌細胞が順調に生まれ変わってくれません。放っておくと、シミやくすみ、赤み、シワなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。

    敏感肌の人はもちろん、そうでない人もこの時期は肌トラブルを起こしやすいので、特に注意が必要です。

    トラブル要因2
    肌の奥に残る夏ダメージ

    肌の奥には、夏に受けたダメージがひそんでいます

    さらに、この時期は夏の間に蓄積された肌ダメージがあることも、忘れてはいけません。

    強い日差しによる紫外線ダメージ、食欲減退によるたんぱく質不足など、深刻なダメージが肌の内部で滞っていることは、前回の記事でもお伝えした通りです。

    ▼こちらもご参照ください。

    「秋を迎える前に!
    原因別『夏バテ肌』6つのレスキュー法」

    https://hadamanma.com/archives/2036

    肌の奥のシミのもとやインナードライなどは、汗ばむ夏の間は気づきづらいものですが、秋になるとだんだん実感を伴ってきます。特に空気が乾燥する秋は、そんなトラブルを実感しやすい季節と言えるでしょう。

    暑い時期には入浴の際に湯船に浸からず、シャワーだけで済ませていた方も多いと思いますが、シャワーだけでは体がしっかり温まらず、代謝が悪くなります。夏の間に溜まった老廃物が、吹き出物の原因になる可能性もあります。

    また、汗や皮脂を拭くため1日に何度もハンカチや汗拭きシート、あぶらとり紙を肌に当てたり、念入りな洗顔を繰り返したり、良かれと思ってしていたことが摩擦を与え、肌を傷つけてしまったかもしれません。

    こうして見ると、夏は肌トラブルの種でいっぱいの季節なんですね。

    トラブル要因3
    知らず知らずに陥っている、水分不足

    水分をたっぷり摂って、内側から潤いを与えましょう。

    秋の肌について、夏との意外な違いがもうひとつ。

    それは「水分不足」です。

    暑くて汗をかく夏は、喉が渇いて皆さんよく飲み物を口にしますね。汗をいっぱいかいたあとは熱中症や脱水症状を起こさないようにと、多くの方が意識的に十分な量の水分を摂っていたことでしょう。

    しかし涼しい秋になると、さほど汗もかかないので水分補給を意識しなくなり、知らず知らずのうちに水分摂取が少なくなります。

    でも実は、秋になっても私たちはかなり汗をかいています。夏と違って空気が乾燥していて、かいた汗がすぐに蒸発するため実感しづらいのですが、日中の暑い時は無自覚にたくさん汗をかいて、体内の水分が奪われています。

    そうしたことが続くと、いつの間にか体内の水分が不足気味になります。

    当然、肌にも潤いが足りていません。肌のバリア機能は、水分が十分に行き渡っていてこそ本領を発揮できます。水分不足のカサついた状態では、外からの刺激にも弱くなってしまうのです。

    繊細な季節の曲がり角。
    効果的な秋のスキンケア方法は?

    秋もしっかり保湿ケアを!

    以上のように、秋は気がつきにくいところに肌トラブルの要因が潜んでいます。

    意識してケアをしていく必要がありますね。

    夏と冬の境目は、肌がデリケートになりやすい時期なので、普段のクレンジングから保湿の仕上げまで、スキンケアをいつも以上にていねいに行いましょう。

    決してこすらず、やさしく。コットンや清潔な柔らかいタオルを使うようにして、メイクに使うブラシやスポンジも、ときどき専用の洗剤で丁寧に洗って、清潔に保ちましょう。

    特に保湿は重要です。カサカサに乾いた肌は、乾燥や冷気といった刺激に弱く、ダイレクトにダメージを受けてしまいますが、たっぷりと潤った肌は刺激に対して柔軟です。

    そして何より、美しい肌づくりのため食事による栄養補給も忘れずに。

    Hadamanmaがいつも申し上げている通り、毎日のスキンケアの効果を最大化するためには、体の内側からも元気になることが大切です。旬の野菜や、タンパク質豊富な食材を積極的に取り入れましょう。

    ▼こちらもご参照ください。

    「それでも焼けてしまったら…
    5つの日焼け肌レスキュー法」

    https://hadamanma.com/archives/1755

    「秋の乾燥に負けない。
    乳液パックのディープケア」

    https://hadamanma.com/archives/1108

    「冬の美肌を目指して!
    秋から始める『ビタミンA』摂取のススメ」

    https://hadamanma.com/archives/1091

    最後に、繊細なお肌にもやさしく使えるお役立ちアイテムをご紹介します。

    栄養たっぷりのスキンケアコスメ

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」・「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    こなゆきコラーゲンフェイシャル
」

    人肌に近い成分で、大切な潤いを守りながら汚れを落としてくれる、ミルクタイプのクレンジングと弱酸性の洗顔パウダー。毛穴の奥まですっきりと洗い肌を清潔に保つことは、日焼け戻しにも大切です。

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    とれたてベジローション

    ぜいたくベジミルク」


    Wセラミドや椎茸エキスなど、質の高い保湿成分を贅沢に配合した、保湿化粧水&保湿美容乳液。潤いと栄養をたっぷり届ける“お肌のごちそう”です。

    自然食品屋さんの美容・健康ドリンク

    「美粉屋シリーズ」

    美粉屋」シリーズ

    自然食品屋さんがつくった、栄養たっぷりの美容・健康ドリンクパウダー。さまざまな種類があるので、自分のほしい栄養を楽しみながらチョイスできます。

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    「タンパクオトメ」は、不足しがちなタンパク質と美容成分を配合した、美容のためのプロテイン。運動習慣だけでなく、普段の美容食をしても活躍します。

    肌が不安定で敏感になりやすい秋ですが、きちんとケアすれば日焼けも戻せて美肌になれるチャンスの時期でもあります。おしゃれや旬のグルメを楽しみながら、ハッピーな冬支度を始めましょう。

  • 夏の日焼け戻しのポイントは、「代謝美白」と「還元美白」にあり!

    夏の日焼け戻しのポイントは、
    「代謝美白」と「還元美白」にあり!

    あんなに暑かった夏も、ようやく遠ざかったようですね。

    すっかり涼しくなっても、安心はできません。この夏ついつい日焼けしてしまって、なかなか肌色が元にもどらない、くすみがとれない、とお悩みではありませんか?

    夏が終わると、肌色が沈んだり、シミが増えたような気がしたり、といった声も聞こえてきます。

    本来の美しい肌色にいち早く戻そうとスキンケアに励む方も多いと思いますが、実は美白にも二つの方法があることをご存じですか?

    それは、「代謝美白」と「還元美白」。

    ポイントを抑えてケアに取り組むことで、日焼け戻しがよりスムーズに。

    気をつけていたつもりがうっかり焼けてしまった! という人も、これをチェックすれば大丈夫です。早速見て行きましょう。

    肌の生まれ変わりで美白を目指す!
    「代謝美白」について


    日焼け肌を元に戻すため、やはりいちばん重要なのは「肌の生まり変わり」。

    そもそも、日焼けをすると黒くなるのは「メラニン」の働きによるもの。

    紫外線を浴びると、お肌の奥にあるメラノサイト(色素形成細胞)から黒く色づいたメラニン色素が大量に作り出されることで肌が黒くなります。

    “日焼けの素”であるメラニンは一見悪者のように思われがちですが、実は「天然のサンスクリーン」とも呼ばれ、大切な肌細胞を紫外線ダメージから守っています。お肌にとっては「帽子」のような、大切な存在なんですね。

    通常、肌内部で生成されたメラニンは、お肌のターンオーバー(新陳代謝)と共に自然とはがれ落ちます。肌の生まれ変わりが正常に行われていれば、メラニン色素も徐々に肌の表面まで押し上げられて、古い角質と一緒に排出されていくのです。

    これが、「代謝美白」です。

    健康な肌であれば、この働きのおかげで一ヶ月もすれば自然と肌色は元に戻るのですが、ターンオーバーが正常に行われていないと、メラニンがスムーズに排出されずに肌にとどまってしまうので、いつまでも色黒くくすんだ印象が残ってしまいます。

    ターンオーバーの乱れは日焼け残りだけでなく、他の肌トラブル原因にもなります。美しいお肌になるために、ターンオーバーのサイクルを整えて、メラニンをいち早く排出しましょう。

    毎日の丁寧なスキンケア、健康的な食事と睡眠が、美肌づくりのカギとなります。

    うまく代謝できないメラニンは、
    「還元美白」でケア!


    肌色を取り戻すもう一つの方法は、メラニンを還元する「還元美白」です。

    還元……というと何やら難しいですが、ようするに黒くなったメラニンの色を淡く無色化して、目立たなくする方法です。

    前述のとおり、メラニンはターンオーバーによって自然と排出されますが、そのサイクルが乱れるとうまく肌色が元に戻りません。また、肌が弱っている時や、紫外線を大量に浴びた場合には、黒色メラニンが過剰生成され、表皮にどんどん蓄積されてしまうことがあります。

    これが、シミやソバカスになるのです。

    ただでさえ紫外線の強い刺激で肌が弱っているうえに、このようにメラニンが表皮に滞留してしまうと、なかなか代謝されず本来の肌色を取り戻すのが難しくなります。

    そこで、メラニンの色をなるべく薄く、できることなら無色化して目立たなくすることが有効になるのです。

    そのために活躍するのが、美白成分「ビタミンC」。

    肌のメラニンは紫外線によって酸化して黒くなる性質がありますが、ビタミンCには強力な抗酸化作用があるので、黒くなったメラニンを元の透明な状態に戻すことができます。シミ対策や美白にビタミンCが効果的と言われるのは、このためなんですね。

    日焼けやシミが気になる時は、特に積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンCが豊富な柑橘類を食べたり、ビタミンC配合のサプリメントや化粧品を活用してみましょう。

    「白くなった!」と思っても、油断禁物。
    秋冬もUVケアが必須!?

    「代謝美白」と「還元美白」。ちょっと難しい話でしたが、日焼けのメカニズムが少しおわかりいただけたでしょうか?

    これらを意識してスキンケアに取り組んで、無事にきれいな肌色を取り戻せたとしても、ここで油断は禁物です。

    表皮内に残ったメラニン色素は、還元美白によって一度目立たなくなっても、再び紫外線をたくさん浴びるとまたすぐに黒く戻ってしまいます。日差しが弱まっても紫外線は常に降り注いでいるので、日頃からしっかり日焼け止めを塗って、肌を紫外線から守っていきましょう。

    きちんと日焼け止めを塗っているつもりでも、涼しくなるとついつい日焼け止めの量を減らしてしまう方は少なくありません。日焼け止めの効果を十分得るようにメーカーの推奨量を守りながら、秋冬もしっかり紫外線対策しましょう。

    ▼こちらもご参照ください

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    そして、今はまだ目に見えて現れていない紫外線ダメージも、実は肌の奥に潜んでいて、これから時間差でシミやくすみとして現れるかもしれません。正常にターンオーバーができていれば徐々に消えていくので、根気よくケアしていきましょう。

    日焼けやくすみが残ったり、シミができてしまうのは、ターンオーバーが乱れて肌が弱くなってるから。一つひとつの対策も大切ですが、何より重要なのは根本的に「肌を強くする」美肌づくりです。

    栄養バランスのとれた食事に、毎日の丁寧なスキンケア。そして適度な運動や睡眠でストレスケアもして、心身を健康に保つように心がけましょう。

    * * *

    最終的には規則正しい生活がいちばん! と、スキンケア法としてはごく基本的なご案内となりましたが、忙しくストレスの多い生活を送っていると、ついどこかがおろそかになってしまいますよね。

    夏の疲れを秋に持ち越さないためにも、この時期は特に気をつけて、二種類の美白を意識していただければと思います。

  • 食べるスキンケアvol.44ビタミン&コラーゲンスイーツ「みらいのレモンプリン」

    食べるスキンケアvol.44
    ビタミン&コラーゲンスイーツ「みらいのレモンプリン」

    やっと厳しい夏が過ぎかけていますが、気になるのはお肌に残る夏のダメージ。今日は、夏の疲れを癒すレモンプリンのレシピをご紹介します。強い紫外線を浴びてダメージを受けた肌に、肌作りに欠かせないビタミンとコラーゲンを届けましょう。

    今回は、栄養を効率的に摂れるように、食品屋・タマチャンショップで人気の美容ドリンクパウダーを活用します。

    ベースのレモンプリンには、国産原料100%の「こなゆきコラーゲン」を使用。ほとんど無味無臭の低分子コラーゲンペプチドなので、料理の味を邪魔しません。

    ビタミンたっぷりの酵素ドリンク「みらいのこうそ」を使ったゼリーを重ねることで、さらに栄養を強化しながら、味も見た目もすっきり爽やかに仕上げました。

    【材料 4個分】 ※( )内は摂れる栄養素

    〈レモンプリン〉

    レモン汁 大さじ3(ビタミンC)

    牛乳 150ml(カルシウム)

    卵 2個(タンパク質)

    こなゆきコラーゲン 大さじ1(コラーゲンペプチド)

    砂糖 大さじ3

    バター 15g

    ゼラチン 小さじ2

    水(ゼラチン用) 50ml

    〈酵素のゼリー〉

    水 100ml

    みらいのこうそ 小さじ1/2(ビタミンC、B、L-システイン)

    砂糖 小さじ1

    ゼラチン 小さじ1/4

    水(ゼラチン用) 大さじ1

    【作り方】

    レモンプリン→酵素のゼリーの順番で作っていきます。

    〈レモンプリン〉

    1 ゼラチンを、分量の水につけてふやかしておく

    2 ボウルに卵を割り、白身を切るようにしっかり泡だて、牛乳と混ぜ合わせて濾す

    3 2を絶えず混ぜながら、1滴ずつ垂らすようにゆっくりとレモン汁を加える

    4 3にバターと砂糖を加え、ボウルごと湯煎にかけ、卵が固まらないよう絶えず混ぜながら、5分程度とかしながら温める

    5 湯煎から上げて、1でふやかしておいたゼラチンと「こなゆきコラーゲン」を入れ、溶かす

    6 冷めたら器に移し、冷蔵庫で3時間ほどしっかり冷やし固める

    ※牛乳は低温殺菌やノンホモ(ホモジナイズ不使用)を使用されると、プリンが固まりにくくなることがあります

    〈酵素のゼリー〉

    1 鍋に分量の水を入れ、沸騰したら「みらいのこうそ」を入れ、ひと煮立ちしたら火を止める

    2 残りの材料をすべて入れ、よく混ぜて溶かす

    3 粗熱が取れたら、冷やし固めていたレモンプリンの上に静かに注ぎ、さらに一晩冷やし固める

    ※「みらいのこうそ」を加えることで、通常よりゼラチンが固まりにくくなっています。様子を見ながら冷やす時間を調整してください。

    ※加熱によって多少ビタミン類に影響が出ることがあるので、より栄養をたっぷり補いたい場合は「みらいのこうそ」をごく少量の水で溶き、ソースのように仕上げにかけても良いです。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 秋を迎える前に!原因別「夏バテ肌」6つのレスキュー法

    秋を迎える前に!
    原因別「夏バテ肌」6つのレスキュー法

    肌も夏バテする? 夏の終わりは、トラブル急増!

    ずいぶん秋めいてきた地域もあると思いますが、夏の終わり、お肌の調子はいかがでしょうか。蒸し暑かった今夏。過酷な季節をくぐった肌も、ぐったり「夏バテ」していませんか?

    たとえば、朝起きたばかりなのに肌ツヤが悪く、くすみを感じたり。原因のわからない吹き出物ができたり。毛穴が目立ってきたり、シミが濃くなってきたり……

    今回は、そういった夏の肌トラブル原因を細かく分析し、今からできるレスキュー法までご案内いたします。本格的な秋になる前に、夏ダメージをしっかりケアしていきましょう!

    原因1 紫外線

    原因1 紫外線

    この夏も紫外線の強い日が続きましたね。

    地上に降り注ぐ紫外線にはUVAUVBがありますが、そのどちらも5~8月が紫外線量のピークでした。気をつけていても、レジャー先でうっかり日焼けしてしまった方も多いのではないでしょうか。

    紫外線は黒い日焼けだけでなく、お肌にたくさんのダメージを与えます。

    生活紫外線」と呼ばれるUVAは、波長が長いため雲や窓ガラスを通過し、気づかないうちにじわじわと肌の真皮層までダメージを与えます。大切なハリや潤い成分を破壊し、肌老化の大きな原因に。

    波長が短いUVBは「レジャー紫外線」とも呼ばれ、短時間で肌表面に強いダメージを与えます。大量に浴びるとヒリヒリと赤く炎症を引き起こし、皮膚ガンなどの原因にもなります。

    UVの図解

    紫外線から細胞を守ろうとメラニン色素が生成されるので、お顔全体がくすんだ印象に。はっきりと日焼けした自覚がなくても、なんとなくお肌がごわついたり、かさついたりするのは、紫外線ダメージのせいかもしれません。

    【レスキュー法】

    ダメージをいち早くケアするため、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をサポートしましょう。

    まずは、日頃のスキンケアでしっかり潤いを与えて。潤い不足だと肌の修復がうまくいかず、本来のバリア機能も十分に働きません。日に焼けて火照った肌をクールダウンするためにも、化粧水をたっぷり使ってください。軽いやけどや炎症状態になっていることもあるので、余計な刺激を与えないようにやさしくお手入れしてくださいね。

    食生活では、たんぱく質やビタミンCを積極的に摂取しましょう。紫外線ダメージを受けた肌細胞の修復を助ける、大切な美肌成分です。ビタミンCには黒くなったメラニン色素を薄くする働きもあります。

    もちろん、これから秋になっても紫外線は降り注ぎ続けるので、毎日の日焼け止めもお忘れなく。

    原因2 乾燥

    原因2 乾燥

    インナードライ」という言葉をご存知でしょうか。「隠れ乾燥」とも言いますね。

    汗で肌表面がしっとり濡れていたり、皮脂でテカっていたりすると気がつきにくいのですが、潤って見えるのは表面だけで、肌の奥は乾いていることが多いのです。インナードライになると、かゆみが出たり、ニキビやあせもなど炎症を起こしやすくなります。

    原因はいろいろあるのですが、まずひとつは、汗をかくので体内の水分が奪われやすいこと。自覚なく脱水状態になっている人は少なくありません。
    次にエアコン。涼しい室内は空気が乾燥していて、特に風があたる席では絶えず肌表面の水分が奪われ続ける状態になります。さらに前述したような紫外線のダメージによって、お肌の潤いを抱え込む力が弱まり、乾燥しやすくなっています。

    そして、ベタベタするからと保湿をおざなりにしてしまうのも、大きな原因のひとつ。油断しているうちに、知らぬ間に肌の奥がどんどん乾いているかもしれません。

    【レスキュー法】

    やはり、もっとも大切なのは保湿ケア。化粧水をたっぷり使うのはもちろん、乳液も忘れずに。この季節は乳液のベタつきを嫌う方も多いのですが、油分でフタをすることで潤いを肌に閉じ込めることができます。毎日たっぷりの化粧水で水分補給したら、オイルや乳液を上手に使って油分の調整を。

    また、肌の奥の潤いを復活させるため、肌の材料となるコラーゲンやタンパク質をしっかりと摂ることも欠かせません。

    食欲が落ちやすい夏は、知らず知らずに栄養不足に陥っている人も少なくありません。その影響は時間差で肌に表れてくるので、摂りそびれた栄養を補給するためにも、毎食の栄養バランスには気をつけていきましょう。

    原因3 毛穴の開き

    原因3 毛穴の開き

    暑い日が続くと気になってくるのが、毛穴

    気温や湿度が上がると皮脂分泌が活発になり、毛穴が開きやすくなります。紫外線やエアコンの乾燥によっても、肌のキメが乱れて毛穴が目立つようになります。

    そこに皮脂などの汚れが詰まると、ザラつきやポツポツ黒ずんだイチゴ鼻の原因に。夏バテで肌のターンオーバーが乱れるのも、角質がつまりやすくなる原因です。悪化するとニキビなどの炎症になることもあります。

    【レスキュー法】

    やはり、毛穴の汚れをしっかり落とすことが大切です。もうしばらくは残暑が続き、汗や皮脂などで肌が汚れやすいため、毎日の洗顔をていねいに行いましょう。

    洗顔の様子

    洗顔の際は、絶対に刺激を与えないように「やさしく」行うのがポイント。どんなに角栓が気になっても、毛穴のいじりすぎはNG!ゴシゴシこすったり、無理やり毛穴をつつくような行為は肌を傷つけ、かえって毛穴を目立たせてしまいます。

    洗顔料をたっぷり泡だてて、軽い力でくるくると洗いましょう。人差し指など力を入れやすい部分を使わず、中指と薬指の腹を使うと良いですよ。洗顔前に蒸しタオルなどで顔を温めて(熱いタオルは必ず冷まして!)肌を柔らかくしておくと、汚れ落ちも良くなります。

    もちろん、こちらも保湿が重要です。冷たい化粧水で、毛穴を引き締めながら水分をしっかりと与えましょう。肌の油分が足りないと皮脂の過剰分泌の原因になるので、乳液やオイルも活用してくださいね。

    原因4 汗と雑菌

    紫外線や乾燥ほど注目されないものの、夏の肌トラブルの大きな原因になっているのが、と、それによる雑菌の繁殖です。

    汗にはわずかながら塩分やアンモニアなどが含まれているため、弱っている肌にはそれだけで刺激になることがあります。特に水分が蒸発するとその濃度が高くなるので、かゆみやヒリヒリ感が生じやすくなります。ベタベタ汗にはホコリ汚れも付着しやく、さらなる刺激となる場合も。

    そして弱酸性の肌に対して汗はアルカリ性のため、かいた汗を放っておくと肌のpHバランスが乱れて雑菌が繁殖しやすくなります。かいたばかりの汗は臭いが気にならないのに、時間が経つと汗臭くなりますね。これは雑菌が繁殖したせい。

    保湿や洗顔に気をつけているのに、最近顔のかゆみや吹き出物が気になる……という方は、汗や雑菌の影響を受けているかもしれません。

    【レスキュー法】

    汗トラブルを解決するには、清潔さを保つのが一番!

    9月になると大分涼しくなりますが、日によっては夏が戻ったように暑い日もあるでしょう。じんわりかいた汗の方がベタつきやすく、肌刺激にもなりやすいと言われています。汗をかいたら、ハンカチやタオルでこまめに拭き取りましょう。使い捨ての汗拭きシートも便利です。

    汗を拭く女性

    そして、帰宅したらすぐに洗顔。クレンジングとたっぷりの泡洗顔で汚れをしっかりリセットして、肌を清潔に保つようにしてください。

    原因5 冷え

    原因5 冷え

    意外と多くの人が悩んでいる、夏の冷え。これも、肌トラブルの要因です。

    夏の間、冷たい食べ物や飲み物ばかり口にして、内臓から冷やしていませんでしたか。つい薄着で出かけてしまい、オフィスのエアコンに震えていませんでしたか。

    体が冷えると代謝が下がり、ターンオーバーが乱れて肌ツヤにも悪影響が出ます。お肌の生まれ変わりがうまくいかないと、紫外線や乾燥ダメージもうまく修復できません。

    【レスキュー法】

    「寒い」と思う前に、日頃から体を冷やさないような生活を心がけましょう。

    部屋の冷やし過ぎに注意して、オフィスにはストールや靴下を常備しておくと便利です。これからの時期は1日のうちの温度変化も激しいので、脱ぎ着しやすい羽織ものを持ち歩き、上手に体温調節を。

    入浴はなるべくシャワーで済ませず、湯船に浸かって芯から温めるようにしましょう。マッサージで血行を促すのも効果的です。

    普段の水分補給でも、常温や温かい飲み物をチョイスしたり、生姜の入ったブレンドティーなどを常備したり、体を冷やさないように気をつけてください。

    体を冷やさないように温かいドリンクを飲むのもおすすめ。

    また、炭水化物(糖質)を控えると代謝がアップすると言われていますが、完全にカットすると逆効果に。脂質を制限しすぎるのも、冷えの原因になります。夏、無理なダイエットによって糖質や脂質を制限しすぎることで、かえって冷えを招いているかもしれません。バランスの良い食生活も忘れずに。

    原因6 栄養不足

    原因6 栄養不足

    暑くて疲れていると、食欲も減退しがち。お肉が好きな人も、この時期はちょっと敬遠してしまいませんか。

    そんなわけで、タンパク質やビタミン類が不足していないかチェックしてみてください。昨日、お肉やお魚は食べましたか? 野菜は足りていますか? そうめんや冷やし中華など、さっぱりした麺料理ばかり食べていると、栄養にも偏りが出てしまいます。

    タンパク質は、肌の材料。紫外線や乾燥によりダメージを受けた肌を修復するのに、必要不可欠な栄養です。それを肌に活かすためにまた絶対必要なのが、ビタミン類。これらが不足した状態では、当然キレイな肌は作られません。

    【レスキュー法】

    結局は、バランスの良い健康的な食事がいちばん、ということになりますね。「分かってはいるけれど、なかなか……」という方、どうぞHadamanmaの美容レシピ「食べるスキンケア」連載も参考にしてください。

    →これまでのレシピ記事は、こちらからチェック!

    毎日の食事でどうしても取りこぼしがちな栄養は、市販のサプリメントで補っても良いでしょう。その際は、できるだけ品質が良く、原材料など信頼できるものを選びたいですね。

    ●Recommend

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    ソイ+ホエイのWタンパク質に、25種以上の美容素材を配合した、美容専門プロテイン。選べるフレーバーで、おいしく楽しみながら栄養補給が可能に。スポーツ時はもちろん、ダイエットの置き換え食や、不足しがちな栄養を補う美容食としてもおすすめです。

    * * *

    ようやく秋が見えてきました。

    「夏バテ肌」を「秋枯れ肌」にしないために、大切なのは毎日の生活習慣。丁寧なお手入れと栄養たっぷりの食事が、明日の肌を決めるのです。

    毎日鏡を覗いて「今日のわたしは輝いているかな?」とスマイルチェックしましょう。がんばっている自分のお肌の不調にいち早く気づいて、大切にケアしてあげてくださいね。

  • 日焼け・乾燥肌の回復に!コラーゲンの正しい摂り方とは?

    日焼け・乾燥肌の回復に!
    コラーゲンの正しい摂り方とは?

    コラーゲン研究の最新情報!
    本当に効果的な方法が明らかに。

    お盆も過ぎ、秋は目の前だというのに、まだまだ暑い日が続きますね。

    高温多湿、強烈な紫外線、エアコンの乾燥など、肌にとってはかなり過酷な季節を過ごす中で、体だけでなく肌もバテてきているかもしれません。秋を迎える前に、夏の疲れをリセットしたいものですね。

    そこで、今回注目するのは「コラーゲン」。

    化粧品でも健康食品でもよく耳にするコラーゲンですが、なぜ肌に良いとされるのか、実はよくご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。「肌にいい!」と言われる一方で「塗っても食べても意味がない」と噂されるなど、意外と分からないことも多いですよね。

    近年、コラーゲン研究の進展はめざましく、新たな事実が次々と分かってきています。それを知ると、今までの常識と違う印象をお持ちになるかもしれません。

    この機会に、最新の情報ともに効果的なコラーゲンの摂り方を学びましょう。きっと、夏のお疲れ肌のダメージ回復に役立つはずです。

    ハリ・ツヤ肌に欠かせない!
    「コラーゲン」の正体は?

    そもそも「コラーゲン」は、タンパク質の一種。

    体を作っているとても重要な成分で、特に肌に関して言えば、ハリやみずみずしさを支える大切な要素です。

    具体的に言うと、人の肌は一番外側の「表皮」、その下の「真皮」、さらに「皮下組織」の三層から成っているのですが、真皮の実に70%を占めるのが、コラーゲン。繊維状のコラーゲンがエラスチンやヒアルロン酸などと複雑に絡み合うことで、肌の弾力や潤いを保っているのです。その様子は、よくベッドのスプリングに例えられます。

    肌の図解

    いわば「お肌の土台」。コラーゲンなしにハリ・ツヤ肌はあり得ず、もちろん、お疲れ肌の回復にも欠かせないわけです。不足したら大変ですね。

    また、コラーゲンは優れた保湿成分で、化粧品にもよく使用されています。

    しかし、化粧品は一般的に肌を美しく整えるものなので、コラーゲン配合の化粧品を肌の外側にいくらつけたからといって、肌細胞の中のコラーゲンが増えるわけではありません。

    そこで、「コラーゲンを食べる」ことが大切になるわけです。

    「食べても意味がない」はウソ?
    コラーゲンの本当の話。

    コラーゲンはタンパク質の一種。

    体内のコラーゲンを増やすため、コラーゲン豊富な食事やサプリメントを摂って内側からアプローチする。昔からメジャーな美容法ですね。

    でも気になるのが、ときどき聞かれるこの言葉。

    「コラーゲンを食べても、肌のコラーゲンにはならない。だからコラーゲンを食べても無意味!

    これはウソ? それともホント?

    確かに、経口摂取したコラーゲンは、体内で消化されるときにアミノ酸に分解されてしまうので、「食べたコラーゲンが“そのまま”肌のコラーゲンになって定着する」ことはありません。

    しかし私たちの体は、食べたコラーゲンを材料にして「自らコラーゲンを作り出す」力を持っています。

    近年の研究でも「コラーゲンを摂取すると体内のコラーゲン産生が促進される」ことが分かっており、コラーゲンを食べるのは決して無意味ではありません。

    「私たちの体は、食べたものから作られている」

    Hadamanmaを運営する食品屋・タマチャンショップが以前からお伝えし続けてきたメッセージですが、美肌づくりにおいても同じことが言えるのです。

    毎日の食事で、
    たっぷりコラーゲン補給!

    普段の食事でコラーゲン摂取といえば、やはりお肉をいただくのがもっとも手軽で身近な方法です。

    特にコラーゲンが多いとされるのは、豚足や豚耳、牛すじ肉やテールなど。うなぎやスッポンもコラーゲン食材です。毎日は難しいですが、機会があればいただきたいものですね。

    Hadamanmaの「食べるスキンケア」連載でも、これまでコラーゲン豊富なレシピをたくさんご提案しています。

    美味しくて、きれいになれるメニューばかり。ぜひチェックしてくださいね。

    コラーゲンが多いとされるのは、豚足や豚耳、牛すじ肉やテールなど。うなぎやスッポンもコラーゲン食材です。

    ▼エスニックな肉料理で、夏ダメージ対策!

    コラーゲンたっぷり鶏肉ケバブ

    ▼日焼けからの復活肌レシピ

    もち麦入り鶏レンコン餃子

    ▼コラーゲン入りメニューで、ダメージ肌にも潤いを

    ワンタンわかめスープ

    もっと効果的にコラーゲンを!
    「ペプチドで摂る」という新発想。

    毎日健康的な食事を摂るのも大切ですが、より効率的にコラーゲン補給を目指したいなら「コラーゲンペプチド」を活用するのも良いでしょう。

    そもそも、動物性の食材に含まれているコラーゲンは、分子レベルで見ると沢山のアミノ酸が連なって三重のらせん構造を形づくっています。このままでは消化・吸収されにくいため、効率的に取り入れるには、かたまりをほぐす必要があります。

    まずコラーゲンを加熱し、分解するとゼラチンになります。コラーゲン=プルプルとしたイメージも、このゼラチンによるものでしょう。そこからさらに酵素で分解したものが、コラーゲンペプチドです。

    コラーゲン:多くのアミノ酸が繋がっている状態。ゼラチン:コラーゲンを加熱し、抽出・分解されたもの。コラーゲンペプチド:ゼラチンからさらに細かく酵素分解したもの。アミノ酸:一つあたりのサイズはコラーゲンの1/3000

    少し前までは、経口摂取したコラーゲンは一度 “すべて”アミノ酸に分解され、必要に応じて体内でコラーゲンに再合成されると言われていました。これはタンパク質を摂取しても同じなので、「わざわざコラーゲンの形で食べなくても、肉や大豆を食べていれば十分」と考える人も多かったのです。

    しかし最近では、コラーゲンはすべてがアミノ酸に分解されるのではなく、一部はペプチドの状態になって、体内のコラーゲンやヒアルロン酸の生成に役立っていることがわかっています。

    そして最初からペプチドを摂取した場合は、コラーゲン(タンパク質)のように「アミノ酸へ分解→体内でコラーゲンに再合成」という工程が要らないため、より効率的に吸収、活用され、満足な美容効果を得られるという研究結果も出ています。

    もちろん、アミノ酸も骨や内臓など体づくりのあらゆる材料になるので、肉や大豆などの高タンパク食品を食べるのは大切なこと。バランスの良い食生活が何よりの美肌作りの秘訣です。しかし、より集中的に夏のお疲れ肌をケアしたいとき、美肌づくりの効果を実感したいときは、コラーゲンペプチド摂取が効率的というわけです。

    コラーゲンペプチドは普通の食材では難しいので、サプリメントを活用しましょう。世の中にはいろんなコラーゲンサプリメントがありますが、種類や質によっては実感がまったく違ってくるので、素材や製法をしっかりと確認して、品質の良いものを選んでくださいね。

    そして、さらに効率的に美肌をつくるため、プラスしたいのが「ビタミンC」です。

    ビタミンCとコラーゲンは、
    美容の黄金コンビ!

    食べたコラーゲンを材料に、体内でコラーゲン産生するのに欠かせないのが「ビタミンC」。

    アミノ酸やコラーゲンペプチドを肌内部のコラーゲンとして組み立てる際に働く体内酵素を、ビタミンCがサポートしてくれます。せっかく摂ったコラーゲンを無駄なく美肌に活かすため、ぜひ一緒にビタミンCを補給するようにしましょう。

    ビタミンCは体内でのコラーゲン生成を強力にサポート

    体内のコラーゲンは加齢とともに減少しますし、ビタミンCはそもそも体内では作られない栄養です。どちらも毎日の食事でしっかりと摂取することが大切になってきます。

    特に、体が疲れたりストレスを感じたりしているときは、ビタミンCが多く消費されると言います。過酷な気候が続く今の時期、お疲れ肌を回復するためにも、コラーゲンと共にビタミンCをたっぷり摂るようにしましょう。

    ビタミンCは夏野菜や果物に豊富なので、旬の味覚を楽しみながら取り入れていってくださいね。量を摂るのが難しい方は、スムージーにしたり、ビタミンCサプリメントを活用してはいかがでしょうか。

    * * * 

    今回は、コラーゲンを内側から補給するお話をメインにお伝えしましたが、外側からのケアも大切です。

    特に紫外線は、せっかく作ったお肌の奥のコラーゲンも次々破壊してしまいます。秋口になり日差しが優しくなっても、しっかり日焼け止めを塗ってUV対策を続けましょう。

    お肌の潤いを守るためにも、毎日の丁寧なスキンケアも欠かさないようにしたいですね。

    ●Recommend

    ひにまけぬ」「やさいのおまもりUVクリーム

    野菜や植物由来エキスをたっぷり配合した、食品屋さんの日焼け止め。お肌に潤いを与えながら、紫外線ダメージからしっかり守ります。

    もうすぐ厳しい夏が終わります。

    季節の変わり目で気候も乱れやすくなりますので、お肌だけでなく体調にも気をつけてくださいね。

  • 食べるスキンケアvol.43美肌食材満載!「ミールス風・夏野菜たっぷりカレー」

    食べるスキンケアvol.43
    美肌食材満載!「ミールス風・夏野菜たっぷりカレー」

    夏に摂りたい栄養を、一皿でたっぷりといただけるカレーです。
    流行りの「ミールス(南インド風カレー定食)」に似せて、2種類のカレーを作り、サラダなどの副菜もたくさん盛り付けてみました。

    食欲の落ちがちな夏に不足しやすいタンパク質は、豚ひき肉入りの豆カレーで。夏の緑黄色野菜はラタトゥイユ・カレーにして、ビタミンもたっぷり補給。スパイスの効いたカレーにすることで、暑い日にも食べやすく仕上げました。
    副菜にはヨーグルトサラダやキャロットラペを合わせて、美肌にうれしい食材が盛りだくさんです。

    種類は多いですが、ひとつひとつは簡単に作れるものばかり。たくさん作って常備菜にしても、普段の食卓の華やかな彩りに使えます。大きなお皿に豪快に盛り付けて、目でも楽しんでみてください。

    ミールス風・夏野菜たっぷりカレー

    ※材料はすべて4人前/()内は摂れる栄養素

    ▲左から、豆カレー、夏野菜のラタトゥイユ・カレー、人参とレッドキドニーのラペ

    ●豆カレー

    【材料】

    ひよこ豆水煮 150g(タンパク質、ビタミンB群、ミネラル)

    豚ひき肉 150g(タンパク質、ビタミンB群)

    カレー粉 大さじ1

    ヨーグルト 大さじ1

    はちみつ 小さじ1/2

    にんにく 1片

    しょうが 8g

    塩 適量

    【作り方】

    1 フライパンに油(分量外)を熱し、刻んだにんにく・しょうがを入れ、香りが出たら豚ひき肉を炒める

    2 肉の色が変わってきたら他の材料を全て入れ、火が通るまで炒めて塩で味を整える

    ……………………………………………………………………

    ●夏野菜のラタトゥイユ・カレー

    【材料】

    なす 200g

    ズッキーニ 150g(ビタミンC・B2、カリウム)

    パプリカ 1個(ビタミンA/βカロテン、ビタミンC、E)

    オクラ 4本(β-カロテン、カルシウム、食物繊維)

    カットトマト 150g(リコピン、ビタミンC)

    にんにく(みじん切り) 1片

    ローリエ 2枚

    カレールー 25g程度

    ガラムマサラ 小さじ1/2

    塩 小さじ1/2

    【作り方】

    1 野菜を一口大に切る

    2 オクラ以外の材料をすべて、耐熱容器に入れる。カレールーは野菜の中に埋めるように入れる

    3 ふんわりラップをして、電子レンジ600Wに4分かけたら出して、全体を混ぜる

    4 再び電子レンジで4分かけ、オクラを加えて全体を混ぜる

    5 さらに電子レンジで4分かけ、ラップをしたまま15分程度置いて、味を馴染ませる

    ……………………………………………………………………

    ●人参とレッドキドニーのラペ

    【材料】

    人参 100g(β-カロテン、食物繊維)

    レッドキドニービーンズ(水煮) 50g(鉄分、カルシウム、食物繊維)

    酢 大さじ1

    砂糖(または はちみつ) 小さじ1/2

    クミン 小さじ1/4

    塩 適量

    【作り方】

    1 人参を千切りにし、塩ひとつまみを振って5~10分置く。水気が出たら絞る

    2 全ての材料を混ぜ、味が馴染むまで30分以上置く

    ▲左から、アボカドとトマトのサラダ、キュウリとバナナのヨーグルトサラダ

    ●アボカドとトマトのサラダ

    【材料】

    アボカド 100g(不飽和脂肪酸、ビタミンE、B2)

    トマト 150g(リコピン、ビタミンC)

    紫玉ねぎ 50g(アントシアニン、硫化アリル、ケルセチン)

    青唐辛子(または ししとう) 2本

    塩 適量

    【作り方】

    1 野菜は全て約7ミリ角(青唐辛子は7ミリ厚)にカットする

    2 塩を適量加え、混ぜ合わせる

    ……………………………………………………………………

    ●キュウリとバナナのヨーグルトサラダ

    【材料】

    キュウリ 1/2本(カリウム、ビタミンK、ビタミンC)

    キウイ 1本(ビタミンC・E、カリウム、食物繊維)

    バナナ 1本(カリウム、ビタミンB6)

    梨(またはりんご) 1/4個(アスパラギン酸、カリウム、食物繊維)

    ギリシャヨーグルト 80g

    塩 小さじ1/8

    コショウ 少々

    パプリカパウダー 適宜

    ミント 適宜

    【作り方】

    1 野菜と果物は全て約7ミリ角にカットする

    2 キュウリとミント以外の材料を全て混ぜ合わせる

    3 食べる直前に、キュウリとミントを加えて混ぜる

    ※キュウリとミントは苦味が出やすいので、食べる直前に混ぜてください

    ……………………………………………………………………

    ●ターメリックライス

    【材料】

    米 2合

    三十雑穀(白) 大さじ2(ビタミン、ミネラル)

    クミンシード 小さじ1(ビタミンC、B2)

    オリーブオイル 大さじ1

    ターメリック 小さじ1

    水 2合分

    【作り方】

    1 米を洗う

    2 クミンシードをオリーブオイルで炒め、香りを出す

    3 1、2と他の材料を全て入れ、炊飯器で炊く

    ↓ ↓ ↓

    カレーや副菜を準備したら、盛り付けします。

    平皿の真ん中に、丸い型で成型したターメリックライスを配し、カレーや副菜を彩りよく盛りつけましょう。

    トッピングに、パクチーやレタス、ミント、すだちを合わせても良いですよ。

    自由に混ぜながら、楽しくお召し上がりくださいね。

  • 紫外線に負けない!6つの生活習慣

    紫外線に負けない!
    6つの生活習慣

    夏本番。ギラギラと照りつける太陽に、否応でも日々の紫外線対策が欠かせませんね。

    日焼け止めクリームを塗ったり、UV対応のファンデーションを使ったり、さまざまな工夫をしていらっしゃることでしょう。

    このHadamanmaのコラムでも、日焼け止めの重要性や、日焼け後のスキンケア方法は繰り返しお伝えしてきました。

    実は、そういった直接的な「スキンケア」以外にも、紫外線からお肌を守る術があります。

    夏の紫外線に負けない美肌をつくる、6つの方法をご紹介しましょう。

    1 室内でも油断できない!
    外出しない日の紫外線対策

    紫外線対策は室内でも油断大敵

    地上に届く紫外線はA波(UVA)とB波(UVB)がありますが、中でも肌の奥・真皮にまで達して肌細胞を傷つけるUVAは波長が長く、窓を通して室内にも入ってきます。日当たりの良いリビングはとても気持ちの良いものですが、気づかないうちに日焼けをしているかもしれません。

    お出かけをしない日でも、できるだけ日焼け止めを塗っておくことはもちろん、UVカット加工のされた窓フィルムやカーテンの使用もおすすめです。

    ただしUVカット機能には統一規格がなく、製品により効果や特性が異なります。製品の販売店やメーカーに確認しながら、効果的に使っていきたいですね。

    2 意外な落とし穴!
    「目」から受ける紫外線ダメージ

    顔や腕などに気を使う方は多いですが、「目周り」の紫外線対策はできていますか?

    顔や体は、日焼け止めや洋服でしっかりと対策していても、「目」からの紫外線に気をつけている人は、意外と少ないのではないでしょうか。

    目からの紫外線ダメージは意外と大きく、白内障やドライアイなど、多くの健康トラブルの原因となります。

    また、直接お肌が紫外線を受けていなくても、強い日差しを見るだけで日焼けしてしまうってご存知でしたか?

    強い紫外線が目に入ることで、脳が肌を守ろうとメラニン色素を作るように命令を出し、その結果、肌が黒く焼けてしまうのです。

    これを防いでくれるのは、もちろんサングラス。UVカット機能のついたサングラスなら、目から入る紫外線を大幅にカットしてくれます。

    ただし、注意したいのはその選び方。

    あまり濃い色のサングラスをかけていると、より多くの光を取り込もうとして瞳孔が開き、サングラスの隙間から入ってくる紫外線を最大限に取り込んでしまいます。

    眩しさを抑えながらも、濃すぎない明るい色のサングラスを選ぶようにしましょう。

    3 おしゃれに楽しくUVケア!

    ストールなどおしゃれなアイテムがお店にいっぱい並んでいます。紫外線対策こそおしゃれにしましょう。

    日焼け対策をがんばるあまり、全身黒づくめで爽やかさとは程遠い姿になっていませんか?

    おおげさなアームカバーで見るからに暑苦しい、顔がすっぽり隠れるサンバイザーで誰だか分からない……そんな完全武装では、せっかくのきれいな肌も活かせず、楽しい季節がもったいないですね。

    最近では、UV機能のついたおしゃれなアイテムがたくさん出ています。薄手で明るい色のロングカーディガンや、涼しげな素材のストール、大きめの麦わら帽子など、見た目にも爽やかなアイテムを上手に活用して、夏のファッションも楽しみたいですね。

    4 毎日の食生活で、食べる日焼け止め

    体は、食べたものからしか作られません。食欲が落ちて、ついついそうめんなど冷たくさっぱりとしたものばかり食べてしまいがちな季節ですが、栄養不足はお肌から元気を奪います。

    お肌が弱っていると、当然紫外線のダメージも受けやすくなりますね。

    夏に不足しがちなのは、タンパク質。

    お肌を作っている大切な原料なので、本当はダメージを受けやすいこの時期にこそ、積極的に摂りたい栄養です。タンパク質の豊富なお肉や大豆などを意識的に摂取するよう、献立を工夫してみましょう。

    また、ビタミンCはそれ自体が美容の味方であるだけでなく、体内でのタンパク質の分解や再合成を助けます。せっかく摂ったタンパク質を余すことなく活用するためにも、ビタミンCもたくさん摂るよう心がけましょう。

    食欲がないときは、サプリメントに頼るのも一手ですよ。

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    毎日のご飯が、食べる日焼け止め! 夏の美肌食材・10選

    5 マッサージで、血行促進。

    血液を流すイメージでマッサージ

    夏は薄着をしている上に、商業施設やオフィスの強いエアコンで冷えやすい時期です。特に女性は男性より筋肉量も少ないため、冷えで悩む方は多いでしょう。

    血行が悪くなると、肌の再生スピードも落ち、紫外線ダメージがいつまでも肌の深部に残り続けてしまいます。暑い時期には手薄になりがちですが、実は夏こそ「冷え対策」がとても大切なのです。

    毎日のお風呂も、ついシャワーでささっと済ませがちですが、なるべく毎日湯船に浸かって体を温めましょう。お風呂上がりには血行促進のマッサージを行うと効果的です。

    血流が元気なら、肌のすみずみにまで酸素や栄養が行き渡って、ターンオーバーも促されます。今日受けたダメージを、なるべく明日に残さないよう、夏もマッサージを習慣にしてくださいね。

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    血行促進で肌トーンアップ! 乳液マッサージという新習慣

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    6 快適な睡眠で、一日を終えよう。

    快適な睡眠をとることで、綺麗なお肌を保つことができます。

    そして何より、お肌の大敵は睡眠不足。寝苦しい夜も多い季節ですが、快適な睡眠はぜひ守ってください。

    「寝るときにはエアコンを使わない方が良い」と思っている方も多いのですが、この猛暑の中では熱中症の危険もありますし、単純に寝つきが悪くなる原因にもなるため、無理は禁物です。

    エアコンをつける場合は、温度を28℃前後に設定し、顔や体に風が直接当たらないように気をつけてください。扇風機やサーキュレーターを併用して、あまり温度を下げ過ぎないようにする工夫を。

    エアコンが苦手な方は、凍らせたペットボトルを扇風機の前に置くだけでも、風がひんやりとして寝苦しさを軽くしてくれます。保冷剤をきんちゃく袋などに入れて、扇風機のフードにくくり付けるのも、短時間ですが涼しさをアップします。

    熱を逃がして快適な肌触りを保つ寝具もたくさん出ているので、ぜひ活用を。シーツや枕カバーを変えるだけで、不快指数は抑えられます。保冷剤で首の後ろを冷やすと全身が涼しく感じられるので、氷枕を使うのも良いですね。きちんとタオルに包んで冷やし過ぎないように気をつけてください。

    ***

    まだ行っていない日焼け対策は、ありましたか?

    万全を期しても100%は防げないのが、紫外線。でも、屋外でも屋内でも対策を怠らないことで、そのダメージを最小限に抑えることはできます。

    気持ちよく、おしゃれに、楽しみながら紫外線対策して、5年後、10年後も美しく過ごしましょう。

  • 食べるスキンケア vol.42タンパク質補給・冷製スープ「キヌア入りガスパチョ」

    食べるスキンケア vol.42
    タンパク質補給・冷製スープ「キヌア入りガスパチョ」

    蒸し暑いキッチンでの調理がつらい季節ですが、美と健康の基本はやっぱり食事。栄養たっぷりのご飯を毎日いただきたいですね。そこで今回はミキサー調理で手軽にできる、栄養満点の冷たいスープをご紹介します。

    スペイン発の「ガスパチョ」は、トマトなどの野菜をすりつぶして作る冷製スープ。

    このレシピでは市販のトマトジュースやホールトマトを使うので、生トマトより効率的にリコピンを摂取でき、さらに人気のスーパーフード「キヌア」をプラスすることで、夏場に不足しがちなタンパク質も補給できます。また、美容効果の高い栄養を新鮮なまま取り入れるために、ピーマンや玉ねぎは生のまま加えます。

    食欲がなくてもさらっと口にできて、夏に嬉しい栄養をしっかり補えるメニューです。

    【材料・2人前】※()内は摂れる栄養素

    A

    |無塩トマトジュース 150ml(リコピン・βカロテン・ビタミンC)

    |カットトマトまたはホールトマト 200g(リコピン・βカロテン・ビタミンC)

    |ピーマン 小1個(ビタミンC・ビタミンA・βカロテン)

    |玉ねぎ 50g(硫化アリル・ケルセチン)

    |レモン果汁 少々(ビタミンC)

    |コンソメ 6g

    |塩 小さじ1/2弱

    |はちみつ 小さじ1

    |ガーリックパウダー 小さじ1/8

    |パプリカパウダー 小さじ1/4

    |こしょう 少々

    |氷(または冷水) 80g

    B

    |キヌア 1/2カップ(タンパク質・ミネラル)

    |水 1カップ

    |カレー粉 小さじ1

    バジル(トッピング用)

    【作り方】

    1 Aの材料を、滑らかになるまでミキサーにかけ、保存容器に移して冷蔵庫で冷やす

    2 キヌアを炊く。Bの材料を鍋に入れ、火にかけ、沸騰したら15分ほど弱火で煮る

    3 2を冷まし、冷えた1と共に皿に盛り、バジルを添える

    ※有塩のトマトジュースでも作れます。その場合は塩加減を調節してください

    ●おすすめ商品

    ホワイトキヌア」「トリプルキヌア

    5000年以上前のインカ帝国時代から愛されてきた穀物。非常に高い栄養価で、NASAが宇宙食として認めたことでも話題になったスーパーフードです。玄米と比較するとタンパク質・鉄分は約2倍、カルシウムは約5倍と言われています。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • アンチ「首」エイジング?!見落としがちな首のスキンケア。

    アンチ「首」エイジング?!
    見落としがちな首のスキンケア。

    一年でいちばん肌の露出が増える季節。首回りの開いたカットソーやサマーセーターを着た時に、ふと気になるのが、首やデコルテ

    首は、顔に劣らない「老け見え」ポイントです。

    普段、スキンケアやメイクのときに顔ばかりチェックして、首から下を見落としてはいませんか。

    露出の多い季節、どこから見ても若々しく輝けるように、今回は「」のスキンケアを見直してみましょう。

    「首が老ける」のは、なぜ?

    首にたるみやシワがあると、一気に老けて見えますよね

    昔から「首に年齢が出る」とはよく聞く話ですね。

    どんなに若々しくきれいなお顔でも、そのすぐ下がたるみの目立つシワシワ首だと、一気に老けて見えるものです。

    どうしてそんな“老け首”になってしまうのでしょうか。そこには、いくつかの原因があります。

    原因1・スキンケア不足

    顔は毎日ていねいに化粧水をパッテイングして、乳液もたっぷりつけて……と気をつけている方も、首は見落としていませんか。

    露出の増える季節は特に、首は顔と同じように洋服に守られず常に外気にさらされるので、紫外線や乾燥、大気汚染などのダメージを受けやすくなります。

    お顔はきれいなのに、首にブツブツ・ゴワゴワと肌トラブルが起こってしまうのは、スキンケア不足が原因かもしれません。

    首・デコルテまでしっかりスキンケアしてみずみずしい状態を保ちましょう

    スキンケアは、首元からデコルテ(胸元)まで行いましょう

    顔と同じように、化粧水でたっぷり潤いを与えて、乳液やクリームで油分のフタをして、しっかり潤いを閉じ込めてあげましょう。

    原因2・うっかり日焼け

    美容の大敵・紫外線前回の記事でお伝えした通り、紫外線は肌老化の最大の原因です。当然、首も例外ではありません。

    顔や手足にはしっかりと日焼け止めを塗っていても、意外と見落としがちなのが、首やデコルテです。特に、首の後ろやあごの下は、塗り忘れやすいポイント。

    夏の終わりに首の後ろだけどんよりと黒ずんでしまった、ということのないように、首回りもしっかりとUVケアを行ってください。露出する部分には、毎日きちんと日焼け止めを塗るようにしましょう。

    耳周りや顎下・首の後ろも塗り忘れがないよう日焼け止めをしっかり塗りましょう

    もちろん、日焼け止めを塗った後は、しっかりとクレンジングして洗い残しのないよう気をつけましょう。メイク落としや洗顔の際は、首やデコルテまで洗うよう習慣づけられると良いですね。

    ●Recommend

    「ひにまけぬ」と「やさいのおまもりUVクリーム」

    やさいのおまもりUVクリーム」「ひにまけぬ

    食品屋さんがつくった、お肌にやさしい日焼け止め。野菜由来エキス配合の「やさいのおまもりUVクリーム」は、ウォータープルーフ仕様で夏のレジャーにもおすすめ。植物由来エキスたっぷりの「ひにまけぬ」は、季節を問わず日中美容液としても活躍します。

    原因3・姿勢の悪さ

    しかめ面で過ごすと眉間にシワができやすいように、首のシワやたるみの大きな原因は、姿勢の悪さ。うつむいた姿勢で、上半身が固まっていませんか。

    特に近年はスマートフォンやノートパソコンを使う機会が増え、猫背になる方が増えているようです。姿勢が悪いとシワが寄るだけでなく、リンパの流れが滞ってむくんだり、筋力の衰えによってたるんだり。同じ姿勢が続くと肩こりの原因にもなって、まったく良いことがありません。

    丸まった背中をまっすぐに伸ばし、美しい姿勢を保ちましょう。すっと胸を張り、肩を少し後ろに引いて過ごすよう心がけて。

    カチコチの筋肉をほぐしてリンパの流れを良くするために、セルフマッサージを行うのも良いですね。簡単に行えるマッサージをご紹介します。

    顎下〜耳裏までのフェイスラインや鎖骨〜首筋を通って肩までやさしくマッサージをしましょう

    ※マッサージの前に、乳液やマッサージクリームをたっぷりつけましょう

    1・あご下から耳裏までのフェイスラインを優しく引き上げる

    2・鎖骨から首筋を通って耳の下まで引き上げて、そのまま肩へなでおろす

    この動きをそれぞれ3回ずつ繰り返し、リンパを流しましょう。4本指をそろえ、指の腹や手のひらを使ってマッサージします。ゴシゴシこすらず優しくなでるように行ってください。

    * * *

    毎日きちんとスキンケアすることで、顔と首のギャップにギョッとする、ということも少なくなるでしょう。血行やリンパの流れごと改善していけば、健康的にイキイキとした美しさを保つことができます。

    ぜひこの夏から、毎日の習慣に「首のスキンケア」を取り入れていってくださいね。

  • 食べるスキンケア vol.41夏冷え解消レシピ「手羽元のマーマレード煮」

    食べるスキンケア vol.41
    夏冷え解消レシピ「手羽元のマーマレード煮」

    暑い日が続くと、冷たいものやさっぱりしたものばかり食べてしまい、最近あまりお肉を食べていないな…という方もいらっしゃるでしょう。

    お肉に含まれるタンパク質は、強い冷房などで実は冷えがちな夏に、大切な栄養素です。

    また、紫外線による美容ダメージからの修復にも、タンパク質は欠かせません。

    さらに、摂ったタンパク質をきちんと肌の修復に使われるためには、ビタミンCの助けが必ず必要。これらの栄養素を、上手に食卓に取り入れたいですね。

    そこで、爽やかな酸味とほどよい甘さのマーマレードで、みんなの大好きな甘辛味に仕上げた手羽元の煮物はいかがでしょうか。暑くても食べやすい味付けは、冷めてもおいしいので、翌日のランチやお弁当にもどうぞ。

    【材料・3~4人前】※()内は摂れる栄養素

    手羽元 10本(500~600g)(タンパク質)

    マーマレード 150g(ビタミンC・ビタミンE)

    醤油 大さじ2.5

    水 50cc

    酢 大さじ2

    すだち 1個(ビタミンC・クエン酸・ポリフェノール)

    【作り方】

    1 鍋に手羽元・水・酢と、醤油大さじ1を入れて、落し蓋をして火にかける

    2 煮立ったら弱火にして15分、ひっくり返してさらに5分煮る

    3 残りの醤油大さじ1.5を加え、汁気がなくなるまで煮詰める

    4 水分があらかたなくなったら、マーマレードを入れて鍋を揺すりながらしっかりとからめる

    5 煮詰まって照りが出たら、火を止める

    6 皿に盛り、輪切りにしたすだちを飾る

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 化粧崩れは「化粧前」に防ぐ!1日を美しくする、夏の朝スキンケア

    化粧崩れは「化粧前」に防ぐ!
    1日を美しくする、夏の朝スキンケア

    暑い日が続き、メイク崩れが悩ましいですね。

    朝、化粧をしている最中から汗でベタベタして、ファンデーションが塗りづらい!ということもあるでしょう。せっかくきれいに仕上げていても、ちょっと時間が経つと皮脂ですぐドロドロになってしまう……

    汗や皮脂に強い夏用のコスメを使うのも手ですが、いつものメイクを崩れにくくするポイントは、実は化粧そのものでなく、その前に行う「スキンケア」にあるのです。

    ドロドロと過剰な皮脂。
    原因は、実は「乾燥」!

    夏は「インナードライ」に要注意!

    ウェットにベタついているように見えても、実は乾いているのが、夏の肌。インナードライという言葉をご存じの方も多いでしょう。

    夏は紫外線ダメージやエアコンなどの影響で、隠れ乾燥が進みやすい季節ですが、秋冬に比べると保湿ケアは油断しがち。

    乾いた肌は自らを守ろうと過剰に皮脂を分泌してしまうので、余計にベタベタ・ドロドロになるという悪循環に陥っています。

    メイク前の丁寧な保湿ケアこそ、1日中サラサラ肌で過ごせる秘訣。

    夏も、とにかく保湿をしっかりと! 化粧水で潤いを届けるだけでなく、油分で「潤いを閉じ込める」のも大切なので、乳液もきちんと使いましょう。

    ベタつきを嫌がって乳液を少なめにする方も多いと思いますが、まずは一度メーカーの規定量(推奨量)をしっかりと使って、肌によく馴染ませたあと、ベタつくところだけをやさしくティッシュオフすると良いでしょう。

    おでこや鼻はテカテカになるのに、目元や口周りは乾燥してしまう、という部分乾燥・混合肌の方は、部位によって保湿や油分補給の量を調整して。

    ベタつきやすいTゾーンは、化粧水の重ね付けやローションパックなどで、特に念入りな水分補給を行い、油分は軽めに。カサつきやすいUゾーンは、たっぷり保湿したあと、乳液やクリームなどの油分補給をしっかりと行いましょう。

    化粧水や乳液は
    「冷やして」使おう

    ベジローション&ベジミルク

    お風呂上がりや暑い日は、汗に邪魔されてスキンケアがなかなか浸透せず、化粧にも手間取りますね。何をするでもなく汗が噴き出し、なかなか引いてくれず、顔がベタベタ……急いでいる時などたまりません。

    そんな時は、化粧水や乳液などのスキンケア用品を冷やしておいて、ケアと同時に「クールダウン」を図るのも一案です。ボトルごと、冷蔵庫に保管してみませんか。

    コスメの品質も保たれて、一石二鳥です。

    ただ、いくら冷やしておいても、温かい手に出した時点で化粧品は一瞬で温まってしまいますので、手に直接取らずにコットンを使うのがおすすめです。

    NG習慣4 強いパッティングで、化粧水を肌に叩きこむ

    冷やした化粧水で丁寧にパッティングしたり、冷やしたシートマスクでじっくりと肌を落ち着かせながら、潤いをしっかり仕込むことで、その後の化粧ノリが良く、日中の皮脂分泌も落ち着きます。

    ●Recommend

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    とれたてベジローション」「ぜいたくベジミルク」


    Wセラミドや椎茸エキスなど、質の高い保湿成分を贅沢に配合した、保湿化粧水&保湿美容乳液。潤いと栄養をたっぷり届ける“お肌のごちそう”です。

    明日からさっそく丁寧なスキンケアに取り組めるように、いつもより5分だけ早起きしてはいかがでしょうか。潤いたっぷりのお肌を作って、化粧崩れ知らずの美しい夏を過ごしたいですね。

  • 日焼けだけじゃない!10年後の肌を左右する「光老化」とは?

    日焼けだけじゃない!
    10年後の肌を左右する「光老化」とは?

    日焼けの季節、毎日きちんとUVケアできていますか? 日焼け止めを塗る習慣のない方や、「別に日焼けしても良いかな」と考えて、特に対策されない方も少なくありません。

    でも、紫外線を避けなければならない理由は、単に「日焼けで黒くならない」ためだけではありません。

    実は、紫外線は「あなたを老けさせる」大きな原因なのです。

    いま紫外線をどれだけ対策するかが、10年、20年後の肌年齢を大きく左右します。

    今回は、少し怖い「光老化」のお話です。

    人は「光」で老化する!?

    「紫外線を浴びすぎると、肌に良くない」

    それはなんとなく分かっていても、その具体的なメカニズムをご存知ですか?

    代表的な影響はもちろん肌が黒くなる「日焼け」ですが、紫外線は、肌内部の大切な組織までを壊してしまうのが怖いところ。

    地上に届く紫外線はA波(UVA)とB波(UVB)がありますが、中でもUVAは肌の奥・真皮にまで達して肌細胞を傷つけます。

    真皮では、コラーゲンやエラスチンという成分が網のように張っていて、肌のハリや弾力を保っていますが、UVAによってこれらが破壊されると、潤いやハリがなくなり、たるみ・シワの原因になります。

    これが、「光老化」のメカニズムです。

    UVAの怖いところは、はっきりとした日焼けの自覚がなくても、じわじわと肌細胞を傷つけて老化を進行させるところ。

    一年を通じて降り注いでいる上に、雲や普通のカーテン・ガラスでは遮断されないので、「冬だから」「曇っているから」「室内だから」と油断しているうちに、徐々に影響は蓄積し、いつの間にか深いダメージが肌に現れてくるのです。

    全然嬉しくない、まさに「負の貯金」!

    シミ、シワ、たるみ、毛穴の開き、乾燥、くすみ……

    紫外線ダメージの貯金がもたらすのは、悲しい老化現象ばかり。

    今すぐに影響が出ないものだからといって、油断は禁物です。

    「光老化」を防ぐには?
    毎日のUVケアで、未来の美肌づくり!

    肌老化の外的要因のうち、なんと80%は紫外線による影響だと言われています。

    しかし逆に言えば、UVケアをしっかり行っていれば、肌老化をかなり軽減できるということですね。

    日焼け止めは夏だけでなく、一年中。

    特に紫外線の増える春夏は日傘を併用するなどして、きちんとガードしたいですね。

    室内にも影響するUVAへの対策として、紫外線カット機能のあるカーテンを吊るしたり、でかけない日もスキンケアの最後に日焼け止めだけは塗っておいたり、常日頃からのケアがものを言います。

    毎日コツコツと紫外線対策を行うことが、未来の美肌を作るカギなのです。

    ●Recommend

    Hadamanma-やさいのおまもりUVクリーム ウォータープルーフ日焼け止め SPF50+ PA++++

    やさいのおまもりUVクリーム

    20種類以上の野菜・植物由来成分を配合した、SPF50+・PA++++の日焼け止め。ウォータープルーフなのに、するっと伸びがよく美容液レベルの優しい使い心地だから、顔・からだに毎日どんどん使えます。

    小麦肌美人も、UV対策は欠かさない!?

    日焼けくらい、別に気にしない! と思っていた人も、将来「早く老ける」と聞いたら、ちょっと紫外線が気になってきたのでは?

    とはいえ、小麦色のツヤ肌に憧れる方もいるでしょう。しかし美しい小麦肌をつくるには、やみくもに日差しを浴びれば良いわけではありません。

    日焼けをしたい人たちがよく塗っている「サンオイル」は、日焼けを促進しているように思われがちですが、実は“日焼け止め”の一種。

    ボトルをよく見ると、通常の日焼け止めよりかなり低い数値ですが、SPF値が記載されていることが確認できるでしょう。紫外線による炎症(やけど)を防ぎ、肌ダメージを軽減しながらキレイに焼くためのアイテムなのです。

    紫外線は、浴びすぎると美容に悪影響が出るだけでなく、皮膚ガンなど重大な病気を引き起こすこともあります。日焼けしたい人も、サンオイルなどを上手に活用しながら、きちんとUVケアを行うようにしてくださいね。

    毎日のこまめなケアが、将来の美しいあなたを作ってくれるでしょう。

    ***

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  • 食べるスキンケアvol.40味噌&豆乳の美肌レシピ「アンチョビ冷や汁」

    食べるスキンケアvol.40
    味噌&豆乳の美肌レシピ「アンチョビ冷や汁」

    紫外線や雑菌による美容ダメージが気になる夏、毎日の食事から、美肌づくりに励みたいものですね。

    今回は、美肌食材である「味噌」をつかったレシピ。ひんやりさっぱりいただける、宮崎の郷土料理・冷や汁はいかがでしょうか。

    暑い時期、できるだけ調理も簡単に済ませられるように、魚を焼いたり、すり鉢を使ったりする手間をかけず、手軽に冷や汁らしい風味を出すため、アンチョビのコクを利用するアイデアのご提案です。

    良質な必須アミノ酸が豊富で美肌に良い味噌を、夏の肌に嬉しいトマトと一緒に。豆乳をプラスすることで大豆の栄養を強化し、味もまろやかになります。見た目も新しい洋風の冷や汁、ぜひお楽しみください。

    【材料・2人前】※()内は摂れる栄養素

    きゅうり 10cm(カリウム・ビタミンK・ビタミンC)

    塩 ひとつまみ

    味噌 大さじ2(カリウム・マグネシウム)

    だし汁 200ml

    練りゴマ 小さじ2(すりゴマでも可)(ミネラル・カルシウム・鉄分)

    アンチョビ 5g程度(カルシウム・ビタミンD・リン)

    豆乳 50ml(大豆イソフラボン・サポニン)

    スプラウト 1パック

    ミニトマト 6個(ビタミンC・リコピン)

    ごはん 茶碗2杯分

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・きゅうりを薄切りにし、分量の塩を振ってしんなりしたら水気を絞っておく。

    ・ミニトマトは4等分にカットしておく。

    1 温かいだし汁に味噌、練りゴマ、叩いたアンチョビを混ぜて溶き、冷めたら豆乳、きゅうりを入れて冷蔵庫で冷やしておく

    2 温かいごはんを器によそい、氷を加えた1をかけ、ミニトマトとスプラウトをトッピングする

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 食品屋がつくった「野菜」の日焼け止め!『やさいのおまもりUVクリーム』誕生

    食品屋がつくった「野菜」の日焼け止め!
    『やさいのおまもりUVクリーム』誕生

    「食とコスメに、垣根はない。」

    素晴らしい食べ物や自然の栄養を、もっと美容にも活かしたい。

    そんな想いで、九州の食品屋・タマチャンショップが開発した「Hadamanma Cosmetics」シリーズに、新しく日焼け止めが仲間入りしました。

    その名も「やさいのおまもりUVクリーム」。

    なんと20種類以上の野菜・植物由来成分でつくった、お肌にやさしいSPF50+の日焼け止めです。

    HadamanmaやさいのおまもりUVクリーム

    →お買い物はこちら

    「野菜」の力を、たっぷりと。
    肌へのやさしさと高SPFを実現!

    7月、いよいよ夏本番。今年も多くの紫外線が地上に降り注いでいます。美しい肌を保つためには、毎日のUVケアが欠かせません。

    でも、強い日焼け止めは肌に合わなかったり、逆にやさしいノンケミカルなものでは、充分な日焼け止め効果が得られなかったり……。

    お肌にやさしく、だけど紫外線はしっかりガードしたい。

    そんな願いを叶えるのが、この「やさいのおまもりUVクリーム」です。

    HadamanmaやさいのおまもりUVクリーム

    SPF50+・PA++++のウォータープルーフという高スペックでありながら、しっとりと潤いを保つ、やさしい日焼け止め。野菜や植物由来の美容成分をたっぷりと配合し、“日中美容液”としても使えるクオリティを実現しています。

    自然食品屋として、これまでさまざまな食材を取り扱い、自ら農家としても活動しているタマチャンショップが注目したのは、「野菜」の力。

    野菜の力をたっぷりとつかった、HadamanmaやさいのおまもりUVクリーム

    野菜は、炎天下や強い雨風など、どんな過酷な環境の中でも外部の刺激から自らを守り、外皮が傷ついても内部には常にみずみずしさを保ち続けています。日焼けしない、乾かない。そんな驚異的な野菜の力を活用すれば、きっと素晴らしい日焼け止めができるのでは?

    そこで、「やさいのおまもりUVクリーム」には、トマトやオクラ、きゅうり、アボカド、レタス、パセリなど、実に20種類以上の野菜や植物由来成分を活用しました。

    過酷な環境の下でも、みずみずしい「野菜の力」に着目しました。

    野菜・植物エキスによって実現した独自の“ミルフィーユの保湿構造”と、黄金バランスで考えられた紫外線ブロック設計によって、やさしさと強さの両方を兼ね備えた日焼け止めが完成したのです。

    まるで「野菜のミルフィーユ」?
    やさしく守る、潤いのバリア。

    野菜のうるおいを日焼け止めにも。

    お肌にやさしい日焼け止めにするために。

    「やさいのおまもりUVクリーム」は、みずみずしい野菜の力をふんだんに活用して「潤いのベール」を作ることに成功しました。

    本来、健康的な肌では、角質層で水分と油分が重なり合い、バリアとして働いています。このバリアがあるおかげで、肌は外部からの多少の刺激にへこたれず、肌内部の潤いも保つことができるのですが、乾燥やダメージで弱まった肌では、このバリアがうまく機能しません。

    肌の潤いが逃げ、外部からの刺激を受けやすい状態になるので、紫外線ダメージはもちろん、せっかくの日焼け止めや化粧品でさえ刺激となってしまうのです。

    健康的な肌は刺激から守る力が備わっていますが、弱っている肌は刺激が与えられると水分が蒸発してしまいダメージを受けてしまいます。

    「やさいのおまもりUVクリーム」は、そんな不足した潤いのバリアを補うべく、 野菜・植物由来の水性エキスと脂性エキスを用いて、人肌と同じ、水分と油分のミルフィーユ状の保湿構造を再現。潤いのベールを重ね、補うことで、外部の刺激から肌を守ります。

    脂性エキスと水性エキスのミルフィーユ状の保湿構造で、紫外線などの刺激から守ります。

    たんに膜を張るのではなく、人肌と同じバリア構造で包むから、自然と肌になじむやさしい使い心地なのです。

    全身全霊で、紫外線から徹底ガード!
    「強く守る」という、やさしさ。

    これまで、いわゆる“優しい日焼け止め”といえば、「ノンケミカル」。化学的なものは一切不使用、無添加で、自然派にこだわったイメージが優先されてきました。「やさいのおまもり」というネーミングから、この商品もノンケミカルだと思われた方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、ごめんなさい。私たちが考える「やさしさ」は、ちょっと違います。

    地上に降り注ぐ紫外線量は、年々増加しています。

    紫外線は、肌にダメージを与える強力な化学光線。ノンケミカルも素晴らしい考え方のひとつですが、どんなに優しいといわれる日焼け止めでも、その優しさ(=防御力の弱さ)ゆえに紫外線を充分にブロックできなかったら、本当にお肌にとって良いとは言えません。

    私たちは、お肌にとって本当にやさしい日焼け止めとは何かを模索した結果、「紫外線から、本当に守ってくれるもの」であるべきだと考えました。

    Hadamanma-やさいのおまもりUVクリーム

    目指したのは、徹底的な紫外線ブロック設計。

    しっかりとUVをガードできるSPF50+・PA++++の高スペックで、汗や水では落ちにくいウォータープルーフ・タイプ。それでいて使いづらくない、すーっと伸びやかな使い心地。

    数々の検証を重ねてたどり着いたのが、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のW設計です。

    「紫外線吸収剤」は一般的にケミカルと呼ばれていますが、汗・水に強く、サラサラとした使用感で白浮きもせずに使える、優れた紫外線ブロック成分です。化学反応して紫外線を吸収することで肌を守るのですが、汗や皮脂、メイク汚れと混ざったり酸化したりして、刺激物質となる可能性があります。

    ノンケミカルと称される「紫外線散乱剤」は、化学反応ではなく、紫外線を乱反射させて肌を守ります。肌刺激が少ないメリットの一方で、白浮きするこってりした使用感で伸びが悪く、汗・水に弱くガード力が物足りない一面があります。

    どちらが良く、どちらが悪い、というものではありません。

    「やさいのおまもりUVクリーム」は、この2つの紫外線ブロック成分を、独自の黄金バランスでW配合。それぞれの特徴・メリットを最大限に活用しながら、デメリットは最小限に抑えるべく調整しました。

    「紫外線吸収剤」は必要最小限に、かつ、「紫外線散乱剤」は最適量かつ白浮きしないギリギリの配合にしています。

    白浮きせず、すっとなじみます。

    高SPFのウォータープルーフの日焼け止めといえば、白っぽく、伸びの悪いイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、「やさいのおまもりUVクリーム」は、するっと伸びの良いジェル状のテクスチャー。

    白浮きせずにサラっとなじむので、メイクの邪魔をすることもありません。

    また、日焼け止めはその日の終わりに必ず「しっかり落とす」ことが大切なので、落としやすさも考えました。専用のクレンジング剤を使わなくても、石鹸でオフすることができます。

    そして前述した野菜・植物エキスによる「ミルフィーユ」の潤いバリアは、紫外線吸収剤の化学変化による刺激からも、お肌をやさしく守ってくれます。

    完全な無添加やノンケミカルとは一味違う、自然の力と最新技術のハイブリッド設計。強力な紫外線ダメージからお肌を徹底的に守る、強くてやさしい“スーパーヒーロー”のような日焼け止めを目指しました。

    Hadamanma SPF50+ PA++++のウォータープルーフという高スペックでありながら、しっとりとうるおいを保つ、やさしい日焼け止め。

    →お買い物はこちら

    安心・安全の「食品屋品質」を。

    タマチャンショップが日焼け止めを作るのは、今回が初めてではありません。

    2014年から販売している「ひにまけぬ」は、楽天ランキング第1位を取得、美容雑誌でも賞をいただくなど、大変高評価をいただいております。発売から5年が経つ今でも、多くのお客様に愛されている日焼け止めです。

    ひにまけぬ やさいのおまもりVクリーム

    そんな日焼け止め開発の知識と経験を活かし、新たに作り上げたのが「やさいのおまもりUVクリーム」。「ひにまけぬ」同様の高SPFと、美容液レベルのやさしさを兼ね備え、お客さまからのご要望にお応えして、汗でも流れにくいウォータープルーフの機能性を加えることができました。

    そして、毎日使うものだから、しっかり安心できるものを。

    食品同様に、原材料から製造工程にいたるまで、徹底した品質管理を行っております。すべての配合成分も、製品そのものも、数々の安全性試験と品質保持試験を行ない、厳しい検査を経て製品化しておりますので、どうぞご安心ください。

    日焼け止めこそ、最大のスキンケア!

    日焼け止めこそ、最大のスキンケア!

    黒く日焼けするだけでなく、真皮の奥の肌細胞を傷つけ、深刻な病気や、老化の大きな原因となる紫外線。

    これからは、美白を気にしない方であってもUVケアが必須の時代です。朝の洗顔後、化粧水や乳液でお肌を整えて、最後に日焼け止めを塗るところまでがスキンケア、と言っても過言ではないでしょう。

    Hadamanma Cosmeticsをご愛用のお客さまはもちろん、まだHadamanmaをお試しでない皆さまも、ぜひこれからのスキンケアの仕上げに「やさいのおまもりUVクリーム」をプラスしてください。

    Hadamanma-Cosmeticsシリーズ

    日焼け止めとしての機能はもちろん、肌のキメを整えたり、ハリツヤをサポートしたりと、美容に嬉しい成分がたっぷり配合されているので、日中美容液としても使っていただけます。

    専用のクレンジングは不要で、石鹸で落とすことができるので、顔はもちろんボディ使いも気兼ねなくできますね。毎日どんどん使いたい、ハイスペックな日焼け止めです。

    長年の集大成を、ようやくご紹介することができて光栄です。これがあれば、どんなに強い日差しも怖くない! と思っていただける製品に仕上がりました。ぜひこの夏から、毎日のお供としてご活用ください。

    Hadamanma-やさいのおまもりUVクリーム ウォータープルーフ日焼け止め SPF50+ PA++++

    ▼ただいま先行予約受付中!

    7/17まで、デビュー記念セールも実施中です。

    →公式オンラインストア
    ※決済画面でクーポンコード「debutuvcream」を記入で、1,000円OFFになります。

    →タマチャンショップ楽天市場店

    ※タマチャンショップ各店舗でも、7/5頃より順次入荷予定!

  • 食べるスキンケアvol.39日焼け対策レシピ「トマトとカマンベールのご飯」

    食べるスキンケアvol.39
    日焼け対策レシピ「トマトとカマンベールのご飯」

    紫外線対策が必須の季節です。曇りや雨の日も紫外線はたっぷり降り注いでいるので、油断せずしっかり対策してくださいね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第39回は、抗紫外線効果の高い食材をしっかり摂れる混ぜご飯です。

    トマトのリコピン、カマンベールチーズのビタミンE、オリーブオイルのポリフェノール。

    日焼け解消に役立つ栄養を閉じ込めて炊き込んだご飯は、夏の美容ケアに嬉しいメニューです。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    米 1.5合

    水 230ml

    トマト 1個(ビタミンC・リコピン)

    カマンベールチーズ 60g(ビタミンE)

    塩 小さじ1/2

    オリーブオイル 適宜(ポリフェノール・オレイン酸)

    こしょう 適宜

    【作り方】

    1 米を洗い、分量の水を入れる

    2 水に塩を混ぜ、ヘタを取ったトマトを真ん中に入れ、炊き込む

    水に塩を混ぜ、ヘタを取ったトマトを真ん中に入れ、炊き込む

    3 鍋で炊いた場合は炊き上がりすぐにカマンベールチーズを入れ、10分蒸らす。炊飯器の場合は、炊き上がったら蓋を開けてチーズを入れ、すぐ蓋をして3分程度蒸らす。

    4 オリーブオイルを回しかけ、ブラックペッパーを挽いて、トマトとチーズを潰すようにしながら全体を混ぜる

    オリーブオイルを回しかけ、ブラックペッパーを挽いて、トマトとチーズを潰すようにしながら全体を混ぜる

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 毎日のごはんが、食べる日焼け止め!夏の美肌食材・10選 

    毎日のごはんが、食べる日焼け止め!
    夏の美肌食材・10選 

    日に日に強くなる日差しに、紫外線や日焼けが気になりますね。毎日、日焼け対策は続けていらっしゃいますか。

    それ加えて、ジメジメした湿気、室内の乾燥や冷え。肌も髪も疲れやすいシーズンです。

    美肌を守るのは、日々のスキンケアや日焼け止めですが、そもそも美肌を作るのは、毎日の食事です。

    旬のおいしい食材をたっぷり楽しみながら、夏もきれいになりましょう。今回は、夏に是非食べていただきたい美肌食材を、その理由とともにご紹介します。

    1 美白・アンチエイジングには、トマト!

    1 美白・アンチエイジングには、トマト!  

    カロテノイドの一種で、優れた抗酸化作用で知られる「リコピン」が豊富なトマトは、美白&アンチエイジング食材の代表選手。紫外線による酸化ダメージ(活性酸素)と戦ってくれる、頼もしい野菜です。

    紫外線を浴びると、外的刺激から肌を守ろうとして「活性酸素」が発生しますが、多すぎると健康な肌細胞までサビ(酸化)させてしまいます。それを防ぐため、細胞の「日傘」であるメラニンが大量に発生した結果、日焼けやシミの原因に。

    トマトのリコピンは、その高い抗酸化力で活性酸素を除去し、さらにメラニン発生を抑制する働きがあるとも言われています。

    リコピンが「日焼けのもと」をケア!

    また、トマトにはビタミンCE食物繊維カリウムなど、美肌はもちろん健康にも良い栄養がたっぷりで、インナービューティにもってこい。

    トマトのビタミンCは加熱調理で失われやすいのですが、リコピンの吸収率は加熱により2〜3倍アップするので、生と加熱調理、両方でいただきたいですね。リコピンは赤い色素成分なので、トマトを買うときはしっかり赤くなったトマトを選ぶと良いでしょう。

    ▼おすすめレシピ 

    トマトとカマンベールのご飯」 

    2 味噌は、日本古来の美肌調味料。 

    2 味噌は、日本古来の美肌調味料。 

    日本人に身近な味噌。大豆タンパク質や大豆イソフラボンなど、美容に嬉しい栄養いっぱいの大豆を原料に、麹菌で発酵させて作られます。

    その発酵過程でつくられるセラミドは、肌の保湿力を高める働きが確認されているほか、味噌の豊富なミネラルは、肌の新陳代謝をサポートすると言われています。

    さらに味噌に含まれている「遊離リノール酸」という成分は、農林水産省の研究により、メラニン合成を抑制する働きがあることも分かっています。

    良いことづくめの味噌。塩分に気をつけながら、ぜひ毎日のお味噌汁習慣として取り入れたいですね。

    3 ビタミンCの宝箱、レモン! 

    3ビタミンCの宝箱、レモン! 

    強い抗酸化力を持つビタミンCは、言わずと知れた美白栄養素の代表格。

    肌の酸化を防いでメラニン生成を抑制するだけでなく、メラニンを還元することで、できてしまったシミの色を薄くしてくれます

    また、ビタミンCは体内でのコラーゲン生成を強力にサポート。食事やサプリメントで摂ったコラーゲンやタンパク質は体内で一度アミノ酸に分解されますが、それがお肌のコラーゲンとして再合成する助けをするのです。

    ビタミンCは体内でのコラーゲン生成を強力にサポート

    爽やかな風味と酸味のあるレモンは、肉や魚料理はもちろん、ご飯や麺など何にでも合います。暑くて食欲が減退する夏は、さっぱり食べられて栄養も摂れるレモン料理がぴったりですね。食物繊維も多いので、お通じ改善も期待できます。

    ▼おすすめレシピ

    レモンライスのパクチー盛りプレート

    個性的なレモンの炊き込みご飯。仕上げにレモンをたっぷり絞っていただきます。

    ※レモンのビタミンCは水溶性で、熱に弱いため加熱調理せず、生での使用がオススメ。

    ※柑橘類にはソラニンという光毒性のある成分が含まれます。朝や昼など、日差しを浴びる前に食べるのは避けて、夕食で摂取すると良いでしょう。

    4 お肉のタンパク質は、肌の主原料。 

    4 お肉のタンパク質は、肌の主原料。 

    暑さで食欲の落ちる時期、つい不足しがちなのがお肉や魚類です。サラダや冷たい麺類は良いけれど、暑いキッチンで長時間料理をするのも億劫ですよね。

    でも、タンパク質は肌づくりの材料ですから、不足すると紫外線や乾燥のダメージを補修できません。焼けてしまった肌を白く戻すのにも、タンパク質は欠かせない栄養素です。

    肌を規則正しくターンオーバーさせ、日焼けに負けない肌を作るため、夏も肉料理をしっかりと食べたいですね。

    ▼おすすめレシピ 

    コラーゲンたっぷり 鶏肉ケバブ

    どうしても食欲が出ない、肉料理が億劫……という時は、プロテインなどの補助食品を活用するのも良いでしょう

    ▼おすすめ商品 

    タンパクオトメ

    植物性と動物性のWたんぱく質に、ビタミンやミネラル、ヒアルロン酸など、美容に嬉しい成分をたっぷり配合した美容専門プロテイン。夏季限定のチョコミント味も発売中。

    5 ビタミンカラーが眩しいパプリカ

    5 ビタミンカラーが眩しいパプリカ 

    ピーマンと同じナス科・トウガラシ属のパプリカは、ハンガリー原産の野菜。抗酸化のビタミントリオ、A・C・Eをすべて含む、美容野菜でもあります。

    特に赤いパプリカには、ビタミンCをはじめ、加熱することでビタミンAになるβ-カロテンも豊富です。真っ赤な見た目からも、栄養価の高さが伺えますね。

    黄色いパプリカは赤やオレンジに比べてβ-カロテンは少ないものの、ビタミンCが豊富だと言われています。

    肉厚で、甘みがあって苦味が少ないパプリカ。生食でも加熱調理しても楽しめるので、いろいろな料理に使いやすいですね。

    ▼おすすめレシピ 

    大豆麺でつくるラタトゥイユパスタ

    6 肌と腸を元気にする「飲む点滴」、甘酒。 

    6 肌と腸を元気にする「飲む点滴」、甘酒。  

    正月に神社で振舞われるイメージもありますが、実は夏の季語でもある「甘酒」。その起源は古墳時代と言われ、昔から暑い時期の滋養強壮に利用されてきました。江戸時代に登場した甘酒売りは、夏の風物詩だったと言われています。

    近年では「飲む点滴」と呼ばれ、疲労回復や熱中症防止の栄養ドリンクとしてはもちろん、腸活や美容にも役立つスーパードリンクとしても再注目されています。 

    美肌ポイントは、代謝を促進する働きのビタミンB群の豊富さ。そして乾燥を防いで潤いを守るアミノ酸や、腸内環境を整えるオリゴ糖や食物繊維、乳酸菌が豊富なところも嬉しいですね。 

    酒粕由来か米麹由来かによって多少成分に差はあるものの、どちらも役立つ栄養がいっぱい。飲むことでニキビが減ったり血行が改善したりといった美容効果も確認されている、強力な美容ドリンクです。 

    ただし糖分が多いので、飲み過ぎには注意しましょう。 

    ▼おすすめレシピ

    甘酒とフルーツの美肌アイス

    7 ビタミン・ミネラル豊富!ズッキーニ

    7 ビタミン・ミネラル豊富!ズッキーニ 

    きゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間、ズッキーニ。生でも加熱しても、皮付きでもおいしく食べられる、人気の夏野菜です。 

    美白栄養のビタミンC肌を健やかに保つビタミンB2のほか、カリウムβ-カロテンも豊富です。 

    カリウムには、体内の水分量を調節する働きや、過剰な塩分を尿として排出する働きがあり、むくみの改善に役立ちます。そしてβ-カロテンには抗酸化作用があり、細胞が傷ついたり衰えたりするのを防ぎます。つまり、体の老化を抑えるということ。 

    良いことづくめのズッキーニは、食べ応えもあって食物繊維も豊富なため、ダイエットにも嬉しい食材です。積極的に取り入れたいですね。 

    8 食物繊維のネバネバが嬉しい、オクラ。

    8 食物繊維のネバネバが嬉しい、オクラ。 

    独特のぬめりが特徴のオクラ。あのネバネバの正体は、ペクチン、ガラクタンといった食物繊維(多糖類)です。水溶性の食物繊維のため保水力が高く、腸内で膨らんでおなかのお掃除をしてくれます。 

    腸内環境の改善は、美肌づくりの第一歩。また食物繊維が豊富だと腹持ちが良いので、ダイエット食でもありますね。 

    オクラにもβ-カロテンが豊富で、必要に応じて体内でビタミンAに変化し、髪や肌の新陳代謝を促します。さらに、カリウム、カルシウムも含まれていて、内側からキレイを実現するパワフル夏野菜なのです。 

    塩で板ずりをしてさっと洗うだけで、生でも食べられるオクラ。冷凍保存もできて便利です。ぜひ日々の食卓に取り入れてください。 

    9 にんじんは、まるで「食べる美容液」! 

    9 にんじんは、まるで「食べる美容液」! 

    緑黄色野菜の王様であり、美白の女王でもある、にんじん。本来の旬は秋冬ですが、通年手に入りやすくおいしいため、夏にもぜひ食べていただきたい野菜です。

     

    β-カロテンが豊富で、積極的に摂ることで肌が強くなります。ビタミンやミネラルもバランスよく含まれ、カリウムや食物繊維も摂れる、美容にも健康にも強い味方。

    食物繊維の中でも水溶性食物繊維不溶性食物繊維の両方が含まれていて、お通じの「出ない」悩みと「ゆるい」悩み、両方を改善できる整腸作用が期待できます。

    食物繊維やビタミンが豊富で、美容や健康にも嬉しい!

    オリーブオイルやココナッツオイルといった、質の良い油と一緒に食べるようにすれば、吸収率もアップ。苦手な方は、スープやカレーを作る際に、一部キャロットジュースを加えるなどしてはいかがでしょうか。 

    ▼おすすめレシピ

    美白キャロットラペ

    10 サラサラ血液の味方、いわし。

    10 サラサラ血液の味方、いわし。 

    8月から旬を迎えるいわしも、実は美容食材です。

     

    青魚の不飽和脂肪酸であるEPAやDHAは、血中のコレステロールや中性脂肪を減らすので、ダイエットに最適です。抗酸化作用の強い緑黄色野菜と一緒に食べるとアンチエイジング効果が期待できます。 

    タンパク質アミノ酸、そしてビタミンB2も豊富なので、美肌づくりにも一役買ってくれます。 

    パン粉で香ばしく焼き上げてトマトソースをたっぷり添える、にんじんやパプリカと一緒に南蛮漬けにするなど、今回ご紹介した他の美容食材と組み合わせるのも良いでしょう。じっくり弱火で揚げたりオーブン焼きにしたりすれば、小骨まで食べられてカルシウムも補給できます。 

    いわしの水煮やオイルサーディンの缶詰はスーパーでも比較的安価に手に入り、骨まで柔らかく手軽に食べられるので、常備しておくと大変便利なアイテムです。 

    ▼おすすめレシピ

    彩りフムスのブルスケッタ

    * * *

    10種の美容食材、どれも手に入りやすく、この時期に食べたいものばかりですね。 

    夏は食欲がなくなって、暑いキッチンに長く立つのも億劫になって、ついつい冷たいそうめんやサラダばかりになりがちです。しかし、強い日差しやエアコンの乾燥に肌も疲れやすい季節だからこそ、毎日の食事で肌を喜ばせてあげませんか。

     

    ツヤツヤに輝く肌で、元気に夏を乗り切りましょう! 

  • うねり・ひろがり・ボサボサ……梅雨の髪悩みはなぜ起きる?

    うねり・ひろがり・ボサボサ……
    梅雨の髪悩みはなぜ起きる?

    湿度が高く、雨の多いこの季節には、髪のまとまりが悪くなりますね。うねり、ひろがり、ボサボサ、パサパサ……

    せっかく朝きれいにスタイリングしても、雨の中を出かけるとすぐにうねうね、大爆発。おしゃれストレスの高い日々です。

    先日、梅雨の「頭皮ケア」の話をお届けしましたが、今回は髪の毛のケアについてお話しします。

    なぜ、雨や湿気の多い時期は、こんなに髪がまとまらないのか? なぜ一生懸命スタイリングしても、すぐにボサボサ髪になってしまうのか?

    メカニズムを知って上手に対処することで、梅雨もツヤツヤの美しい髪をキープできるでしょう。

    梅雨の髪は、なぜうねる?

    梅雨の髪は、なぜうねるかご存知ですか?

    湿度た髪がうねる原因は、何でしょうか。

    これは、髪の毛のモイスチャーバランス、つまり水分のバランスが乱れることにより起こる現象です。

    よく、美しい髪を「潤いがある髪」と表現しますが、実は髪の水分は多すぎても少なすぎても好ましくなく、美しい髪には一定のモイスチャーバランスが重要です。

    しかし梅雨の時期は、大気の水分を髪が吸って水分過多になったり、また一方でエアコンの効いた屋内では乾燥により潤いが奪われたりと、過剰な「水分の出入り」が起きています。

    このような状態になると、髪が本来持つ「くせ」が出やすくなるのですが、この「くせ」自体も、遺伝的な要因で起こっている人は実は少なく、ほとんどが後天的なダメージによるもの。

    もっとも多いのは、ヘアアイロンによる熱ダメージや、カラーリングやパーマによる傷みでしょう。

    髪の毛が痛む原因はヘアアイロンやカラーリング・パーマなどがもっとも多い

    そもそも健康な髪は、内部がタンパク質を主体とした成分で満たされていて、表面もタンパク質を主成分とした「キューティクル」にしっかり覆われて守られています。

    しかし、ダメージヘアはこのキューティクルが開いて剥がれやすくなっており、髪内部の成分や栄養が外へ流れ出てしまいます。すると当然、髪の中はスカスカに。

    当然パサパサ・ボサボサになりますし、湿度の多い場所に行くと、今度は髪内部に余計な水分が入り込みやすく、膨張してうねりが出てしまうのです。

    キューティクルが正常な髪と傷んだ髪:傷んだ髪はキューティクルが開き、そこから水分が入り髪の毛がうねりやすくなります。

    頭皮のダメージも、くせ毛の一因。

    また、食事や生活習慣の乱れ、間違ったシャンプーやケアによって頭皮の状態が悪化したり、加齢で皮膚がたるんだりすることで「毛穴が変形」し、くせ毛になるケースもあります。

    変形した毛穴から生えた髪の毛は、健康な髪と比べると断面が歪んで凸凹になっています。これが、ねじれ・うねりの原因。

    頭皮のダメージで毛穴が変形し、くせ毛になるケースもあります

    髪の表面が凸凹と均一ではないので、何らかの原因でキューティクルが開くと、水分を吸いやすい部分と乾燥しやすい部分にばらつきが出て、髪がうねうねと暴れ出してしまうのです。

    梅雨時期の美髪はどのように叶えればよいのでしょうか

    さあ、原因がわかったところで、どのように梅雨の美髪を叶えれば良いのでしょうか。

    実は特別難しいことではありません。簡単なポイントを抑えるだけで、あなたも梅雨の髪を味方にすることができます。早速今夜から取り組める方法をご紹介しましょう。

    まずは、ダメージをケアしよう。

    ダメージヘアでも、歪みによるくせ毛でも、いずれにしても大切なのは、髪の潤いを守って理想的なモイスチャーバランスを保つこと。乾燥やダメージをしっかりケアしてあげましょう。

    使うのは、保湿・修復力の高いシャンプーやトリートメント。髪にしっかり栄養と潤いを与えて、キューティクルを整えるのです。

    まずは保湿・修復力の高いシャンプーやトリートメントでしっかりとケアしましょう。

    ジメジメした季節は、さっぱりするタイプが気持ちよくてつい保湿をおざなりにしがちです。が、乾燥ダメージが原因となってうねうね・ボサボサになっている人の場合は、あえてしっとり保湿のできるタイプを使う方が、まとまりが良くなることがあります。自分の髪の状態と相談しながら、本当に合うものを選ぶと良いでしょう。

    ●おすすめ商品

    Yasaiシャンプー・Yasaiヘアパック

    Yasaiシャンプー&ヘアパック

    野菜たんぱくなど、食べ物由来の濃厚な栄養たっぷりのシャンプー&トリートメント。ダメージを補修し、髪に潤いを与えます。

    そして、正しいシャンプーの手順や頭皮ケアの方法を見直し、これから生える髪の毛がまっすぐ育つように環境を整えていきましょう。

    正しいシャンプーの手順を見直しましょう。

    ▼こちらもぜひ、ご参照ください!

    頭皮の雑菌を撃退! 美しい髪をつくるシャンプー&マッサージ

    夏の髪ダメージから復活し、ツヤ髪を取り戻す方法。

    髪をコーティングして、水分バランスを整える

    ヘアケアの基本はバスタイムですが、この時期は髪の水分量を一定に保つために、アウトバスのケアや、お出かけ前のスタイリングも大切です。

    ヘアオイルなどで髪をコーティングして、水分バランスを整える

    ヘアオイルや洗い流さないタイプのトリートメントで適度な「油分」を与えることで、髪内部の潤いを守りながら、外部からの余計な水分の出入りを防ぎます。油分はベタつきだと思われがちですが、大切な潤いを守るためには適度な量が必要です。お肌の乳液やクリームと同じですね。

    オススメは、スタイリングにも活用できるヘアオイル。頭皮からは自分の皮脂が出るので、ヘアオイルは毛先を中心に塗り込みます。髪の表面や前髪は、最後にオイルが残った手で軽くさわる程度でOK。

    外出先にも持ち歩けば、エアコンなどによるパサつきが気になるときも、こまめにケアできて安心です。

    ●おすすめ商品

    髪サラダ うるツヤタイプ・さらツヤタイプ

    髪サラダ

    アウトバスケアにもスタイリングにも使える保湿ヘアオイル。モミやナッツ、オリーブ、アルガンオイルなど、数種類の天然ハーブオイルを配合。少量でうるツヤの髪へ仕上げます。

    潤いがあり、艶やかに輝く髪は、きっとあなたの美しさをランクアップしてくれます。ジメジメと鬱陶しい季節だからこそ、軽やかになびく美髪を磨きたいですね!

  • 食べるスキンケアvol.38美白レシピ「アイスプラントと夏野菜のグリルサラダ」

    食べるスキンケアvol.38
    美白レシピ「アイスプラントと夏野菜のグリルサラダ」

    日差しが強くなる時期にこそ、気をつけたいのが食事です。紫外線ダメージから肌を守ってくれる栄養を、毎日きちんと摂れたら良いですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第38回は、水滴をまとったような姿が目にも涼しく、高い美肌効果も嬉しい「アイスプラント」を美味しくいただけるサラダです。

    アイスプラントに豊富なβ-カロテンは体内の活性酸素を抑え、肌や粘膜を健康に保ってくれる抗酸化成分。さらにコラーゲンの主成分であるアミノ酸・プロリンや、多くのミネラルも含有しています。

    また、加熱しても壊れにくいゴーヤーのビタミンCがコラーゲンの働きを助け、みずみずしく弾力のある肌を守ります。今回は、手作りドレッシングに「こなゆきコラーゲン」を使って、さらに美容効果をアップさせました。

    食べるスキンケアvol.38 美白レシピ「アイスプラントと夏野菜のグリルサラダ」

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    アイスプラント 適量(β-カロテン・ミネラル・アミノ酸)

    ズッキーニ 1/2本(β-カロテン・ビタミンB2・C)

    ゴーヤー 1/2本(ビタミンC・βカロテン・食物繊維)

    インゲン豆 3〜5本(タンパク質・ビタミンB2)

    レモン 1/2本(ビタミンC)

    〈ドレッシング〉※作りやすい分量

    こなゆきコラーゲン 小さじ1(コラーゲンペプチド)

    レモン果汁 50ml(ビタミンC)

    オリーブオイル 50ml

    すりおろし玉ねぎ 50g(硫化アリル)

    酢 大さじ1

    はちみつ 小さじ2

    塩 少々

    【作り方】

    1 ドレッシングの材料をすべて合わせ、よく混ぜておく

    2 ズッキーニとゴーヤーは7mm厚さ程度の輪切りにし(ゴーヤーはタネを除く)、インゲン豆は長さを半分で斜めに切る

    3 2を、オリーブオイルを使ってじっくり焼く。生でも食べられる野菜だが、こんがり焼き目をつけると見栄えも味も良い

    4 食べやすくちぎったアイスプラントと3のグリル野菜を、皿に彩りよく盛り付ける

    5 ドレッシングをかけ、スライスしたレモンを飾る

    ※ドレッシングには刻んだグリーンオリーブを混ぜても美味しいです

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 雑菌に負けない美肌へ!梅雨のビューティハック

    雑菌に負けない美肌へ!
    梅雨のビューティハック

    今年もじめじめシーズンがやってきました。

    洗濯物は乾きにくいし、外出のたびに雨具の心配をしなければならないし、この時期が苦手な方も多いことでしょう。

    気温・湿度が高くじめじめした環境は、雑菌にとってはパラダイス。お風呂や窓がカビやすかったり、朝作ったお味噌汁が夜には食べられなくなったりと、この時期はカビや腐敗の心配が尽きません。

    実は、雑菌の影響が心配なのは、お肌も同じ。

    汗や皮脂分泌が増える梅雨は、肌表面で雑菌が繁殖しやすく、いつもよりも吹き出物や肌荒れが起こりやすくなります。また、間違ったケアや何気ない生活習慣が、さらなるトラブルを招いてしまっているかも?

    梅雨も美しくあるために、今回は、普段の生活習慣から基本のスキンケアまでを見直してみましょう!

    1 そのタオル、洗いたてですか?

    一度使ったタオルはこまめに交換しましょう。

    たとえば今朝、洗顔後に使ったタオル。昨日から続けて使っているものではありませんでしたか? フェイスタオルだけではありません。今使っている枕カバーやシーツを、最後に交換したのはいつでしょうか?

    一度でも使ったタオルや寝具は、汗や皮脂が付着し、そこから雑菌が繁殖します。雑菌だらけのタオルや枕に、デリケートな顔を押し付けていては、せっかくの洗顔も台無しです。

    タオルは何日も続けて使わず、こまめな交換を。枕カバーの交換が面倒ならば、枕の上にタオルを敷いて、タオルだけ毎日取り替える方法もあります。一年でいちばん菌が活発なこの時期は、身の回りのものをより清潔に保つように心がけたいですね。

    2 汗はこまめに拭きましょう。

    汗がきになる季節。こまめに拭き取りましょう。

    これからどんどん汗の量が増える時期ですが、こまめに汗を拭くことも、美肌を保つポイントです。

    汗をかいたまま放置すると、雑菌が繁殖して肌荒れや臭いの原因になりますし、汗が蒸発する際に肌の水分を奪って乾燥を招くことがあります。また、汗ばんだ肌には大気中のホコリや汚染物質が付着しやすいため、アレルギー反応を起こす人も少なくありません。

    清潔なハンカチなどでやさしくふんわりとこまめに汗を拭きます。

    清潔なハンカチやタオルでこまめに汗を拭きましょう。ゴシゴシこすらず、ふんわり優しく押さえるように拭き取れば、肌に余計なダメージを与えません。

    暑い時期だけでも、汗拭きタオルと手拭きハンカチを分けることは衛生面で理想的です。

    3 顔を触るクセ、ありませんか?

    顔を触るクセがある人は触らないように心がけましょう。

    頬杖をついたり、髪をかきあげたり、鼻をこすったり。無意識に顔まわりを触るクセのある人は多いものです。

    顔の皮膚は、特に薄くデリケート。あちこちに触って雑菌のついた手指でひんぱんに触れていると、刺激を受けてトラブルが起こりやすくなります。何気ないクセで、顔を触っていないか気にしてみましょう。

    肌が敏感なときは、髪の毛が触れるだけでも刺激になることがあります。ピンで留めたり、すっきりまとめ髪にしたり、顔に髪がかからないヘアスタイルにするのも良いですね。

    4 何よりもまず、洗顔で清潔に!

    毎日の洗顔を見直して、すっきり清潔に!

    いろいろ工夫しても、どうしても雑菌が増えやすいのがこの季節。肌を元気に保つことで、多少のことには負けない強さを備えることが何より大切です。

    まずは、毎日の「洗顔」から見直しましょう。朝と晩はしっかり丁寧に洗顔します。

    特に、1日を過ごした肌には汗や皮脂、空気中から付着した汚れがいっぱい。暑い季節は開いた毛穴に汚れが詰まりやすく、雑菌が繁殖しやすくなっています。帰宅したらあちこち触らず、まずは洗面所へ直行してクレンジングと洗顔をする習慣を。

    しかし、ベタつきを取ろうとゴシゴシ洗ったり、洗いすぎたりすると、肌を傷つけ、必要以上に潤いを奪ってしまいます。たっぷりの泡で、優しく洗いましょう。

    毛穴の開きやニキビは一朝一夕で良くなるものではありませんが、毎日適切なケアを続けていれば、必ずきれいになっていくはずです。

    ●おすすめ商品

    とれたてベジローション

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    こなゆきコラーゲン フェイシャル

    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。肌にやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    5 じめじめ時期も、たっぷり保湿を!

    じめじめしていても「保湿」は怠らずに!

    そして、すこやかな肌のためには、保湿が何より大切!

    梅雨や暑い時期にはベタベタするからと、保湿を控えてしまう人がいますが、実は紫外線やエアコンの除湿機能などの影響で、肌の内側は乾きがち。ベタついて潤っているように感じても、実際は肌内部は潤い不足の「インナードライ」になっている方が少なくありません。

    保湿が足りないと、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されて、かえってベタついてしまいます。

    キメが乱れて、毛穴悩みなどがさらに悪化しかねません。

    正常な皮脂コントロールのためにも、化粧水できちんと潤いを与えた後は、乳液やクリームでしっかり保湿を行いましょう。

    ●おすすめ商品

    ぜいたくベジミルク

    
「とれたてベジローション」


    ぜいたくベジミルク

    圧倒的な保水力を持つ椎茸エキスをはじめ、Wセラミドや、保湿効果の高い数種類の植物由来エキスを配合しました。肌に潤いと栄養をたっぷりと与えて、すこやかな肌に導きます。

    「雑菌が繁殖」と言うと、とても怖いイメージがあるかも知れませんが、肌を健康に保つこと、そして肌に触れるものをなるべく清潔に保つことで、充分に防げるものです。

    肌荒れや吹き出物の予防・対策に欠かせない事柄ですので、ぜひ毎日の習慣を見直してみてくださいね。

    うっとうしい季節を、気持ちよく、美しく、乗り切りましょう!

  • 食べるスキンケアvol.37ポリフェノール&ビタミンたっぷり「キルシュアイスクリーム」

    食べるスキンケアvol.37
    ポリフェノール&ビタミンたっぷり「キルシュアイスクリーム」

    強い日差しによるダメージが気になる季節ですね。美容を考えるなら、栄養豊富な旬の食材をいただきましょう。「食べるスキンケア」第37回は、旬のチェリーをたっぷり使ったデザートのご紹介です。

    チェリーは、ポリフェノール・ビタミン・カリウムが豊富な美容食材。暑い時期に嬉しいアイスクリームにして、楽しみながらきれいになりましょう。市販品にはないジューシーさが贅沢な気分にさせてくれる一品です。

    アルコール感がお好みの方は、キルシュを入れてからあまり煮詰めないようにすると大人っぽい味わいになります。お酒に弱い方は、しっかりとアルコール分を飛ばしてください。

    【材料・3〜4人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    チェリー 2000g(ポリフェノール・ビタミン・カリウム)

    砂糖 40g(チェリー重量の20%)

    キルシュ 30cc(チェリー重量の15%)

    バルサミコ酢 小さじ1/2 (ナトリウム・カリウム・鉄分)

    アイスクリーム 200g(チェリーと同重量)(タンパク質・カルシウム)

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・チェリーは2つに割ってタネを取り、砂糖をまぶす

    ・砂糖が溶け水分が十分に出るまで3時間〜ひと晩置く

    1 出た水分ごとチェリーを全部鍋に入れて火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして煮る。

    (※焦げやすいので混ぜながら、途中でアクをすくい煮詰めていく)

    2 火にかけてから10分程度でキルシュを入れ、ひと煮立ちしたら火を止め、バルサミコ酢を入れる

    3 2が常温まで冷めたら、アイスクリームに混ぜ、再冷凍する

    ※アイスクリームはバニラのほか、チョコレート味でもおいしくできます

    ※アイスクリームはバニラのほか、チョコレート味でもおいしくできます

    ※1の時点で、火加減などによりチェリーが水分たっぷりになる場合がありますが、すべて混ぜ込んでいただいて結構です

    ※アルコールが入るとアイスはかたまりにくく溶けやすいため、3のあとはひと晩ほどじっくり冷やし込むと良いでしょう

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 頭皮の雑菌を撃退!美しい髪をつくるシャンプー&マッサージ

    頭皮の雑菌を撃退!
    美しい髪をつくるシャンプー&マッサージ

    5月も後半となり、早くも夏のような天気が続いています。もう半袖やノースリーブで過ごしている方も多いことでしょう。

    汗をかいて、頭皮のムレや皮脂が気になる季節でもありますね。気温が高いため、雑菌も繁殖しやすくなっています。

    頭皮の不潔さ・不健康さは、ニオイやフケ、薄毛の原因にもなります。正しく清潔な状態が保たれていないと、美しい髪も作られません。

    しっかりと頭皮ケアを行いましょう。今回は、正しい頭皮ケアの方法です。

    汗をかいて、頭皮のムレや皮脂が気になる季節でもありますね。

    基本は洗髪! 正しいシャンプー法とは。

    清潔ですこやかな頭皮のために、まず見直したいのが「シャンプー」

    清潔ですこやかな頭皮のために、まず見直したいのが「シャンプー」です。

    髪の毛だけでなく、頭皮の汚れをしっかりと落として、清潔に保つこと。これが基本中の基本です。

    正しいシャンプーの方法を、再度確認してみましょう。

    1 シャンプー前のひと手間が大切!

    ていねいにブラッシング。ほつれ、汚れを取りのぞきましょう。

    ●ブラッシング

    丁寧なブラッシングは、髪のもつれやからみを解くだけでなく、大まかなホコリを事前に取り、頭皮の皮脂汚れなどを浮かせて落としやすくする効果があります。

    同時に、頭皮の血行を促進するため、健康な髪の育成を助けます。

    ●予洗い

    シャンプー前には髪を濡らすだけでなく、たっぷりのぬるま湯でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。そうすることで細かなホコリや、頭皮の余分な皮脂や汗が事前に流れるので、シャンプーの泡立ちが格段に良くなり、汚れ落ちの効果もアップ。

    髪の毛だけでなく「頭皮」をしっかりと洗うイメージで、シャワーですすぎながら指の腹を使って揉み込むように洗います。

    2 しっかり泡立てたシャンプーで、頭皮をもみ洗い。

    細かな泡でもみ、もみ。頭皮を丁寧にもみ洗いしましょう。

    いよいよシャンプーを行いますが、泡だて不足は汚れ落ちを悪くします。きめ細かな泡をたっぷり作り、頭皮をしっかりと洗いましょう。

    ワックスなどの整髪料を使っているときや、特に頭皮汚れがひどい時は泡が立ちづらいものです。1度目のシャンプーで大まかな汚れを取れば、2度目は豊かに泡立つので、ここで頭皮を丁寧に洗います。

    予洗いの時と同じように、指の腹を使って頭皮をもみ洗いしましょう。汚れを落とすだけでなく、血行促進も期待できます。頭皮を丁寧に洗っていれば、髪の毛は軽く指を通すだけでOK。泡が伝って自然にきれいになるものです。

    ●おすすめ商品

    Kusakiスキャルプシャンプー

    Kusaki スキャルプシャンプー

    
新鮮な草木の恵みたっぷりの、頭皮ケア用のシャンプー。髪の土台である頭皮をすこやかにするため、15種類もの植物エキスを配合し、頭皮の負担となる成分は極力カット。頭皮を美しく整え、潤いを与えます。

    3 トリートメントは、毛先を中心に。

    じっくりと栄養補給。毛先を中心に、トリートメントしましょう。

    シャンプー後のコンディショナー(リンス)やトリートメントの目的は、栄養補給や髪の保護、髪のきしみを防ぎ指通りを良くするなど、どれも「髪の毛」への働きかけ。決して「頭皮」に働きかけるものではありません。

    逆に、頭皮にたっぷりつけてしまうと、せっかくシャンプーでスッキリさせた毛穴を塞いでしまいます。頭皮にはつけず、髪の中間〜毛先を中心につけるようにしてください。

    4 洗い残しは、汚れと同じ。すすぎはしっかりと!

    たっぷりバシャバシャ。頭皮を中心にしっかりすすぎます。

    最後にしっかりとすすいで、シャンプーやトリートメントを残さないようにします。せっかくしっかり洗っても、すすぎ残しがあっては台無し!

    汚れが残ると髪の傷みの原因になるだけでなく、毛穴の詰まり、フケやかゆみ、においの原因になります。

    特にトリートメントは、美髪成分を残そうとあえて流しすぎないようにする人がいますが、洗い流さないタイプでない限り、これはNG。髪にもみこんだ後の洗い残しは、頭にとっては異物でしかありません。時間が経つと化学変化してダメージの原因になりますし、枕やタオルを汚して、余計な肌トラブルを招くことも考えられます。

    頭皮を中心に、毛穴と髪の汚れをすべて洗い流すつもりですすぎましょう。ヌルつきが残らないくらいしっかりとすすぎます。熱いお湯ですすぐと乾燥するため、40℃以下のぬるま湯をたっぷり使いましょう。

    5 自然乾燥はNG。ドライヤーを上手に使おう。

    根元に当て、「温風」と「冷風」を交互に。根元が乾けば、自然と全体も乾いてきます。

    暑い時期になるとドライヤーを避ける人、髪が傷むと思い自然乾燥に任せている人はいらっしゃいませんか。

    濡れ髪は傷みやすいだけでなく、長時間湿ったままの頭皮は雑菌が繁殖しやすくなります。特に暑い時期は、ニオイの原因にもなり、頭皮環境の悪化はきれいな髪の生育を邪魔します。

    頭皮を中心にタオルドライをした後は、ドライヤーを使って、髪の根元から乾かします。根元が乾けば自然に髪全体が乾いてくるので、髪の中間〜毛先は、乾きが足りない時に軽く仕上げのブローをする程度でOK。

    温風と冷風を交互に使えば髪が熱くなりすぎず、キューティクルを引き締めながら乾かすことができます。

    血行促進! セルフ頭皮マッサージ

    血行促進!セルフ頭皮マッサージ

    髪の土台である頭皮が凝って、ガチガチになってしまっていると、健康的できれいな髪は作られません。マッサージでほぐして血行を促し、常にすこやかな頭皮に整えましょう。

    頭皮と顔の皮膚はひとつながりですから、頭皮を健やかに保つことで、目尻やフェイスラインの引き上げなど、老け顔ケアが期待できます。

    マッサージする際は爪を立てず、指の腹や親指の付け根のふくらんだ部分を使います。オイルや頭皮用のトリートメントを使ってもOK。

    ①側頭部〜後頭部をてのひらで押しながら円を描くように揉む②頭頂部の気持ちのいいところをじっくり押し回す③後頭部〜首の付け根を指の腹や手のひらでじっくりと揉む

    ・側頭部〜後頭部

    こめかみ横から、じっくりと後頭部まで揉みます。手のひらで頭皮をグーッと押しながら、ゆっくりと円を描くように揉んで、頭皮のコリをほぐしましょう。

    ・頭頂部

    リラックス効果のあるツボがあります。気持ちの良いところをじっくり押し回して、緊張をほぐします。

    ・後頭部〜首の付け根

    指の腹や手のひらを使ってじっくりと揉みます。首や肩の緊張をほぐして血行を良くすることで、肩こりも取れ、頭皮にも酸素や栄養が行き渡ります。

    毎日のバスタイムで汗や汚れをしっかりと落とせば、気持ちもさっぱりして、ストレスも洗い流されるようです。

    気持ちよくマッサージを楽しみながら、これから始まるじめじめシーズンや紫外線に負けない、健康的なツヤ髪を育てましょう。

  • 食べるスキンケアvol.36グルテンフリー大豆麺でつくる「ラタトゥイユパスタ」

    食べるスキンケアvol.36
    グルテンフリー大豆麺でつくる「ラタトゥイユパスタ」

    夏野菜の鮮やかな色彩に、食欲をそそられる季節です。美容に良い野菜をたっぷりいただき、自然の力できれいになりたいですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第36回は、さっと煮込むだけで手軽にできるラタトゥイユでいただくヘルシーパスタです。

    大豆100%のグルテンフリー大豆麺「九州まーめん」をパスタ風に使用するので、低糖質・高タンパクで美容にも嬉しい一品。ラタトゥイユの味付けに味噌を加えることで、大豆麺との相性もぴったり。ピリ辛のウィンナーをスパイスに、爽やかなコクのサワークリームを絡めていただきます。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    トマト 大2個(リコピン・ビタミンA、C、E)

    なす 1本(ポリフェノール・カリウム)

    玉ねぎ 中1/2個(硫化アリル・ポリフェノール)

    パプリカ 1個(ビタミンA・C・E・カリウム)

    セロリ 10cm(カリウム・葉酸・ビタミンC)

    にんにく 1かけ(アリシン・アミノ酸)

    チョリソー 3本(タンパク質)

    タイム 6〜7本

    九州まーめん 2玉(大豆タンパク・大豆イソフラボン)

    サワークリーム 適量

    A

    味噌 大さじ1

    ケチャップ 大さじ1

    赤ワイン 大さじ2

    バルサミコ酢 小さじ1

    塩・こしょう 適量

    チリパウダー 小さじ1/4

    パプリカパウダー 小さじ1/8

    【作り方】

    1 トマト、なす、玉ねぎ、パプリカ、セロリは一口大、チョリソーは1cm幅の斜め切りに、にんにくはみじん切りにする

    2 オリーブオイル大さじ1(分量外)でにんにくを弱火で炒め、香りが出たら玉ねぎを入れ半透明になったら残りの野菜とタイムを入れて鍋に蓋をし、弱火で蒸し煮にする

    3 火が通ったらチョリソーとAを加え、さらに5分ほど煮込む

    4 仕上げにチリパウダーとパプリカパウダーを入れ、混ぜたら火を止める

    5 九州まーめんを袋の表示通りに茹で、茹で汁を切りすぎないようにトングでボウルに取り、熱いうちにオリーブオイル(分量外)少々回しかけてよくなじませ、器に盛る

    6 4をかけてサワークリームをトッピングする

    ●今回のレシピに使用した商品


    九州まーめん

    九州産大豆「ふくゆたか」だけでつくった、無添加の大豆麺。大豆100%なので、高タンパク・低糖質・グルテンフリー。和洋中、どんなメニューにもアレンジできるから、低糖質食をもっと身近に楽しむことができます。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • それでも焼けてしまったら…5つの日焼け肌レスキュー法

    それでも焼けてしまったら…
    5つの日焼け肌レスキュー法

    ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか?

    楽しかったけれど、紫外線をたくさん浴びて日焼けしちゃった!という人も、いらっしゃることでしょう。

    紫外線は日焼けだけでなく、シミやシワなどの原因にもなります。活性酸素を生み出し、細胞を酸化させ肌老化を進めるからです。

    そうならないように、いかに早めにケアに取り組むかが大切です。

    もし日焼けしてしまっても適切なケアを早く行えば、美肌は取り戻せます! 今日はその方法について詳しくお話しします。

    その日の日焼け、その日のうちに。帰宅後にしたいこと。

    1 ほてった肌をクールダウン。

    たっぷりの化粧水で、クールダウン

    日焼けして赤くなった肌は、炎症を起こしてほてっています。肌の内部が熱くなっているので、まずはこれをクールダウンする必要があります。洗顔後の化粧水は肌に水分を与えるだけでなく、このクールダウンの助けになります。夏場だけでも、化粧水を冷蔵庫などの涼しい場所に保管していても良いですね。

    また、化粧水はコットンでつけることをおすすめします。手でつけてしまうと、手のひらの温度が伝わって化粧水がぬるくなる上、肌の奥まで届く前に一部蒸発してしまうリスクが高まるのです。

    コットンを使うことで熱をシャットアウトし、化粧水によるクールダウン効果を高めましょう。

    ただし、日焼けで炎症を起こしている肌はとてもデリケート。コットンでこすったり強く叩いたりして傷つけないよう、パッティングは優しくそっと押さえるように行ってください。

    2 化粧水は、ケチらずたっぷりと。

    紫外線を受けた肌は、ダメージを負って乾燥しやすくなっています。

    肌を補修するためには潤いが絶対に必要ですし、乾燥した肌は紫外線ダメージをさらに受けやすくなるので、この時期は特に保湿が大切です。

    化粧水は規定量を、たっぷり使いましょう。きちんと潤いをチャージできていないと、紫外線ダメージを後々まで残すことになります。

    規定量は商品によって違うので、改めて注意書きを見て、自分がふだん使っている量に問題がないか見直してみてはいかがでしょうか。

    フェイスマスクを使うのも、手軽でひんやり気持ち良いものです。

    3 乳液で潤いにフタをしよう。

    乳液でしっかり、潤いを閉じ込める

    暖かくなってくると、ベタつきを気にして乳液を控えてしまう人がいますが、乳液を塗らないと、せっかく塗った化粧水の効果が半減すると言われています。

    水分は蒸発するとき、周囲の水分を一緒に持って行ってしまうので、かえって乾燥するのです。

    化粧水で潤いを与えたら、乳液でしっかりとフタをしましょう。

    美容効果の高い乳液や美容液を使うことで、肌に栄養を与えることもできます。

    4 血行促進のため、マッサージを。

    マッサージをすることで血行が促されます。

    マッサージで血行を促すと、肌のターンオーバーが促進されます。乳液やクリームでケアをするついでに、軽くマッサージをしてみましょう(※)。

    顔の中心から外へ、軽い力で押し、耳の下から首元・デコルテ・鎖骨まで撫でるようにリンパを流します。

    力を入れてゴシゴシこすらないよう、指〜手のひらに乳液やクリームをたっぷりつけて、肌表面に優しくすべらせるように行ってください。

    ※ただし強い日焼けダメージで肌が炎症し、赤みやほてりの症状があるときは、マッサージが刺激となることがあります。マッサージは炎症の症状が治ってから行ってください。

    ▼さらに詳しいマッサージ方法はこちら

    『血行促進で肌トーンアップ!「乳液マッサージ」という新習慣。』

    5 内側からの栄養ケア。

    栄養をたっぷり摂って、内側からケア。

    外側からのケアはもちろんですが、美肌をつくるためには、たっぷり栄養補給をして体の内側からもケアすることも大切。日焼けしたな、と思った夜は、特にビタミンを中心に、肌づくりに必要な栄養をたっぷり摂りましょう。

    ビタミンCは、還元作用によってメラニン発生を抑制するとともに、体内でのコラーゲン生成をサポートするので、ぜひコラーゲンと一緒に積極的に摂りたいですね。

    また、酵素やポリフェノール補給のために、色の濃い野菜をたくさん摂るのも良いでしょう。野菜ジュースやラタトゥイユなどにすると、手軽にたくさん摂れますね。

    ●おすすめ商品

    
「みらいのこうそ

    こなゆきコラーゲン

    日差しをたっぷり浴びた日の美容ケアには、このゴールデンコンビがおすすめ。

    数十種類の野菜果物の発酵エキスに、体内酵素を元気にする補酵素(ビタミンC)をたっぷり配合した「みらいのこうそ」が、純度100%・低分子コラーゲンペプチドの「こなゆきコラーゲン」の働きを最大限に助けます。

    これからしばらく、日焼けが気になる季節が続きます。日焼け止めクリームを塗る予防策だけでなく、紫外線を浴びてしまったあとの対応策も、いろいろあるのですね。

    さまざまな方法で日焼け予防・肌老化対策を行っていれば、未来の肌もきっと元気。焼けたくないからと楽しいことを我慢するのではなく、しっかりと対策しながら、思いきり太陽の下で羽根を伸ばしてくださいね!

  • 食べるスキンケアvol.35行楽を華やかに「野菜たっぷりバーガー」

    食べるスキンケアvol.35
    行楽を華やかに「野菜たっぷりバーガー」

    大型連休のご予定はお決まりですか。旅行やイベントも素敵ですが、いい陽気の日はお弁当を持ってお出かけするだけでも楽しいですね。野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第35回は、陽射しの中で食べたくなる、豪華なバーガーのご紹介です。

    行楽弁当はついお肉や炭水化物が多めになって、野菜が不足しがち。バーガースタイルなら、いろんな野菜を挟んでバランスよく作りやすいですね。

    今回は、「オムレツバーガー」と「和風チキンバーガー」2種類のレシピをご紹介します。どちらも野菜をたっぷり使って、食べごたえ満点です。工夫次第で、アレンジレシピも広がりますね。

    【材料・各1個】 ※( )内は摂れる栄養素

    ■オムレツバーガー

    ・イングリッシュマフィン(★) 1個

    ・トマト 輪切り1枚(リコピン・カロテン)

    ・レタス 適量(カロテン・ビタミン)

    ・オムレツ

            卵 2個(タンパク質)

            マッシュルーム 3個

            ピーマン 1/2個(ビタミンC・カロテン・ポリフェノール)

            ベーコン 30g(タンパク質・ビタミンB2)

            塩・こしょう 少々

    ・トマトソース(★★)

            トマト缶 大さじ3(ビタミンA,C,E・リコピン)

            片栗粉 大さじ1/2

            水 大さじ1/2

            塩・こしょう 少々

    ■和風チキンバーガー

    ・イングリッシュマフィン(★) 1個

    にんじんのきんぴら

    紫キャベツの酢漬け

    きゅうりの塩もみ

    ・鶏ミンチハンバーク

            鶏むねミンチ 100g(ミネラル・鉄分・コラーゲン)

            豆腐 60g(レシチン・イソフラボン・カルシウム)

            乾燥ひじき 1g(ミネラル・βカロテン)

            塩・こしょう 少々

    照り焼きソース(★★)

            砂糖 大さじ1/2

            醤油 大さじ1

            みりん 大さじ1

            酒 大さじ1

            片栗粉 大さじ3/4

    (★)イングリッシュマフィンのほかバーガーバンズ・ピタパンなど、お好きなパンに挟んでください

    (★★)ソース類は片栗粉を入れて作ると液だれしにくく、屋外でも食べやすく仕上がります

    【作り方】

    ■オムレツバーガー

    1 オムレツを作る。マッシュルームとピーマン、ベーコンはみじん切りにする

    2 卵を溶いて1を混ぜ、塩・こしょうで調味する

    3 2をフライパンで小さく焼く。エッグリングを使用する場合は、油を塗ると取り出しやすい

    4 トマトソースを作る。ソースの材料を全部合わせて、弱めの中火にかける

    5 煮詰めてとろみが出たら、火を止め冷ます

    6 粗熱が取れたオムレツ、トマトソースを、レタスやトマトとともにバンズに挟む

    ■和風チキンバーガー

    1 あらかじめ、にんじんのきんぴら、紫キャベツの酢漬け、きゅうりの塩もみを作っておく(下記参照)

    2 ハンバーグを作る。鶏むねミンチと軽く水切りした豆腐、乾燥ひじき(戻さなくて良い)を手でこねて、塩・こしょうで調味する

    3 2を平たい円形に整え、フライパンで両面焼く

    4 照り焼きソースを作る。材料を全部合わせて、弱めの中火にかける

    5 煮詰めてとろみが出たら、火を止め冷ます

    6 粗熱が取れたらハンバーグ、照り焼きソースを、1の具材とともにバンズに挟む

    オムレツと鶏ミンチハンバーグ。

    ▲オムレツと鶏ミンチハンバーグ。

    単体でお弁当のおかずにも使えます。

    にんじんのきんぴら、紫キャベツの酢漬け。

    ▲にんじんのきんぴら、紫キャベツの酢漬け。

    とても簡単で彩り華やかに仕上がるので、こちらもお弁当のおかずや副菜に活躍します。

    〈材料〉

    にんじん 1/4本

    ごま油 適量

    塩・こしょう 適量

    ごま 適量

    〈作り方〉

    にんじんは細切りにし、ごま油で炒め、塩・こしょうで調味。仕上げにゴマを振る

    〈材料〉

    紫キャベツ 1/4個

    塩 適量

    砂糖 大さじ1/2〜1

    酢 大さじ2

    〈作り方〉

    1 紫キャベツは千切りし、塩をかけしばらく置く

    2 出てきた水分を絞り、調味料をかけてしばらく置く

    3 すぐ使わない場合はそのまま保存容器で冷蔵庫に。使う前にキッチンペーパーなどで水気を切る

    〈材料〉

    きゅうり 1/2本

    紫蘇 3枚

    塩 適量

    〈作り方〉

    きゅうりは細切り、紫蘇は千切りにし、塩もみして水分を絞る

    ※作りやすい分量で記載しているため、少し多めにできあがります。バーガーには好みの量を挟んでお召し上がりください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

    すっかり春ですね。新しいことが始まる季節です。

    今月から新生活をスタートさせた人もいらっしゃるでしょう。進学、就職だけでなく、春はなにかと身の回りに変化が多い時期です。

    ワクワクする季節ではありますが、新しい環境に馴染めなくて、ストレスを抱えてしまう人も多いものです。最近なんだか肌の調子が悪い……そんな時は化粧品によるケアだけでなく、心と体のメンテナンスも必要かもしれません。

    シリーズ「春は肌トラブルの宝庫!」最終回は、春独特のストレスの解消についてお話しします。

    気づかないうちに溜めている? ストレスや疲れ。

    気づかないうちに溜まっているストレスに要注意。

    進学や転職、引っ越しなど、大きく環境が変化すれば、それなりの覚悟で対応できるかもしれません。が、実際にはさほど大きな変化でなくても、それまでにはなかったストレスが知らず知らずにかかっていることはあるものです。

    たとえば仕事では、自身に異動がなくても、上司や取引先担当者が変わった・後輩や部下ができた・業務内容が変わったなど、些細な変化による緊張や疲れが続いていたり。家族の進学や昇進によって生活に影響を受けている方もあるでしょう。

    同じ職場・同じ家だから、自分の環境は何も変わっていない。そう思っている人でも、無自覚な疲れがじわじわと溜まってきている頃かもしれません

    ストレスや疲れで自律神経やホルモンバランスに乱れが生じている可能性は、誰にもあります。

    私たちの肌は、体調や精神状態に直結しています。なぜか最近化粧ノリが悪い……それはもしかしたら、心身からのSOSサインかもしれません。

    健康的な食生活と、心のケアをしましょう。

    心を安らげる時間を作りましょう

    まずは、この時期は疲れを自覚しているか否かに関わらずストレスを受けやすいので、あまり無理をしすぎないようにしましょう。春は、お肌と同じように心と体も大変デリケートになっています。

    どんな人でも疲れやすい時期なんだ」と認識して、ほかの季節よりも、自分を優しく、いたわってあげようと意識してください。

    そのために必要なのは、毎日の健康的な食生活と、心のリフレッシュ習慣です。

    食べることを、楽しもう。


    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    食事は健康の基本です。栄養のあるものを食べると、体から元気になります。体が元気だと、力が溢れて自然と気持ちも前向きに。気分が落ち込む、イライラする、そんな時は「栄養不足」に陥っていることも少なくありません。

    普段あまり健康的な食事を意識できていない人は、栄養バランスの良い「体がよろこぶ食事」を摂るように心がけましょう。

    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    また、おいしいものを食べながら、不幸な気持ちになる人はいません。どうしても落ち込んでしまうような時は、普段はダイエットを頑張っている人も、たまには好きなスイーツをガマンせずに食べて、心をリフレッシュしてみましょう。

    睡眠は、しっかりと。

    睡眠時間は十分に確保し、体を休めましょう。

    どんなに忙しいときでも、心と体の回復には睡眠がいちばん大切です。夜更かしはできるだけ控えて、睡眠時間を十分に確保してください。

    じっくり湯船に浸かったり、軽い運動をしたり、夜はスマホいじりを控えるなど、質の良い睡眠を取る準備にも気を配りましょう。カルシウムビタミンDの摂取もおすすめです。

    ●おすすめ商品

    
「みらいのミルク

    牛乳の約5倍のカルシウムを含有した、スーパーフードで作った穀物ミルクパウダー。おやすみにも大切なグリシンやトリプトファン、GABAなどもたっぷり配合しています。

    楽しく過ごして、ストレス発散。

    楽しい時間を過ごして、ストレスを発散。

    心配事や考え事が多くて眠れない、どうしても気持ちが落ち込んでしまう……そんな人は、悩みについて考えるだけで余計にストレスが溜まってしまいます。いつもより意識して「楽しいこと」「好きなこと」に没頭する時間を作ってみてはいかがでしょうか。

    親しい仲間とカラオケや遊びに出かけたり、好きな音楽を聴いたり、読書や映画の世界に入ってみたり。スポーツ、グルメ、やりたいことをしましょう。思考の整理をするため、思いや考えを書き出してみるのも有効です。

    読書や映画を見たり、やりたいことをしましょう。

    ストレスを解消するには、いつもより「自分を甘やかす」ことかもしれません。

    すぐにスッキリ解決!ではないかもしれませんが、「春だし、いいよね?」と、いつもより少し自分に優しい選択をしていれば、徐々に疲れが癒えるのではないでしょうか。

    ちょっとお肌が疲れてきたら、ぜひ自分の内面にも向き合ってみてくださいね。

    春の肌トラブルについて考える4回シリーズ、いかがでしたか?

    春の肌荒れは、ほかの季節よりずっと複雑な原因が絡み合って起こることが、お分かりいただけたと思います。

    お肌は体の一部。自分の状態としっかり向き合って丁寧にケアしてあげれば、明日の肌は、きっと今日よりご機嫌な輝きを見せてくれるはずです。

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 食べるスキンケアvol.34美容にうれしい「コブちらし寿司」

    食べるスキンケアvol.34
    美容にうれしい「コブちらし寿司」

    薄着になって、明るい色を着たくなる気持ちの良い春は、肌ツヤが気になる季節でもありますね。「食べるスキンケア」第34回は、美容食材いっぱいのちらし寿司のご紹介です。

    ビタミンや食物繊維豊富な雑穀米に、良質な油が摂れるアボカド、アンチエイジング食材として注目を集める長芋、抗酸化物質・アスタキサンチンで有名なサーモン、エビ。そんな美容食材を、一度にたっぷり食べられたら最高ですね。

    1937年にハリウッドで考案されたコブサラダをヒントに、食材をダイスに切って並べ、目にも華やかに仕上げました。お好みの食材でオリジナルレシピにアレンジしても楽しいです。

    コブちらし寿司。

    【材料・3〜4人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    エビ 6〜8尾(アミノ酸・ビタミンE・アスタキサンチン)

    アボカド 1/2個(オレイン酸・ミネラル・ビタミンE)

    きゅうり 1/2本(βカロテン・カリウム)

    長芋 直径5cm程度なら長さ5cm(ジアスターゼ・鉄)

    サーモン 60〜70g

    いくら 適量

    エディブルフラワー 適量

    米 1合

    三十雑穀ベジ 大さじ1(ビタミン・ミネラル・食物繊維)

    〈蒸し卵〉

    卵 2個(タンパク質)

    みりん 大さじ2

    塩 ひとつまみ

    〈寿司酢〉

    砂糖 大さじ1 1/3

    塩 小さじ1/2

    酢 大さじ2

    〈レモンドレッシング〉

    レモン 大さじ2

    オイル 大さじ1 1/2

    塩・こしょう 適量

    わさび 適宜

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・三十雑穀ベジを混ぜて、米を炊く(酢飯コースの水加減に、大さじ2程度の水をプラスする)

    ・寿司酢の材料を合わせ、炊けた米に混ぜておく

    ・ドレッシングの材料をよく混ぜ合わせておく

    1 エビは殻をむいて背わたを取り、茹でる

    2 卵を溶いて調味し、耐熱の器に入れて弱火で15分ほど蒸す(※あらかじめラップを敷いておくと、蒸したあとに取り出しやすい)

    3 すべての材料を細かくカットする。長芋とアボカドには酢を振り、変色を防ぐ

    4 酢飯と具材を彩りよく盛りつけ、エディブルフラワーを飾り、ドレッシングを添える (※ドレッシングは食べる直前に、各自好みでかけてください)

    盛り付けのコツ:酢飯で作った土手に沿わせるように具材を並べると、きれいに盛り付けられます。

    ※写真では具材をそれぞれ縦一列に並べましたが、具材や並べ方は自由にアレンジしてお楽しみください。

    ●今回のレシピに使用した商品

    三十雑穀ベジ

    もち麦や発芽玄米などの国産雑穀に、緑黄色野菜やちりめんじゃこをブレンド。野菜嫌いのお子様や、栄養不足が気になる方におすすめの雑穀米です。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    日に日に暖かく、おでかけも楽しくなってくる季節ですね。厚いコートや帽子を脱いで、薄着になる機会も増えてくるでしょう。

    しかし夏に向けて日差しが強くなると、当然、紫外線もどんどん増加します。実はとっても怖い「春の紫外線」、対策は万全ですか?

    春の肌トラブル対策シリーズ、今回は春の紫外線とその防ぎ方について、詳しくお話しします。さっそく今日のお出かけ前から、チェックしてみてください。

    なぜ怖い? 油断大敵な「春の紫外線」。

    真夏に紫外線ケアをするのは一般的ですが、今の時期はどうでしょうか。

    ギラギラと眩しい太陽が照りつける真夏と比べて、まだ涼しく曇り空も多い春は、いまひとつ紫外線を実感しづらいもの。日焼け止めを塗らずに出かけている人も多いのではないでしょうか。

    でも日焼けは、暑い晴れの日だけに起こるものではありません

    「太陽=紫外線」というイメージから、太陽光線の多さ(暑さ)=紫外線の多さと考え、太陽が照りつける暑い日にしか紫外線ケアをしない人もいらっしゃるようですが、太陽の熱は赤外線によるもので、紫外線は別物。春のぼんやりとした曇りの日、風の冷たい中であっても、紫外線はたっぷり降り注いでいるのです。

    春は紫外線が強くなり始める時期。

    特にこの季節は、夏に向けてどんどん紫外線量が急上昇しています

    中でも「UVA」の量は、すでに真夏並み。UVAは大量に浴びても、ヤケドのように赤くなったりヒリヒリしたりはしないものの、UVBよりも波長が長いため、肌の奥・真皮層にまで入り込みます。そして肌のハリツヤに大切な成分や細胞を破壊して、シワ・たるみを引き起こし、じわじわと肌を老化させていくのです。

    さらに、春に紫外線ダメージを受けやすい原因は、私たちの肌のほうにもあります。

    前々回お話ししたように、春の肌は冬から夏への切り替えどき。

    冬肌は角質層が薄くメラニン量も少ないため、紫外線へのバリア力が弱まっています。そんな状態で強い紫外線を浴びてしまうと、肌の奥まで紫外線が侵入し、ダメージをたっぷり受けてしまうのです。

    そうした理由からも、春という季節は、実は一年でもっとも日焼け対策を丁寧に行わなければならない時期なのです。

    「紫外線=悪者」? いいえ、違います。

    紫外線はダメージを与えるだけではありません。

    とはいえ、紫外線を浴びたくないからといって、こんなに素敵な季節に部屋の中で引きこもっていてはもったいないですね。「紫外線」というと、美容の敵、肌に有害といったイメージで語られがちですが、プラスとマイナス両面があって、極端に避けすぎるのも良くありません。

    太陽由来の紫外線を浴びると、体内でビタミンDが生成されます。また、太陽光を浴びると体内時計が整って、心の安定のために大切なセロトニンというホルモンが分泌されると言われています。

    また紫外線には強力な天然の殺菌作用があるので、雑菌の繁殖を抑え、臭いも防いでくれます。

    日焼けや肌老化など怖い側面はあるものの、上手にケアしながら、太陽を気持ちよく浴びたいですね

    日焼け止めは「適量」を「こまめに」塗ろう。

    紫外線ケアの基本は、やっぱり日焼け止め。おでかけ前はもちろん、日当たりの良い室内で過ごす時も、油断せずに日焼け止めを塗ってください

    日焼け止めはこまめに塗り直そう

    大切なのは、塗る量。うっすらと塗っても効果は期待できません。メーカー規定量をきちんと見て、ゴシゴシ伸ばさずトントンとやさしく肌に乗せるように、ていねいに塗りましょう。顔も手足など、見えるところだけでなく、耳やあご下などのフェイスライン、首の後ろなど、見えにくいところまできちんと塗ってくださいね。

    そして、朝に一度塗って終わりではなく、こまめに塗り直すことも忘れずに。

    汗やこすれで、日焼け止めの効果はどんどん薄れてしまいます。特に汗ばむ季節は日焼け止めが流れやすいので、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶのも良いですね。ハンカチやタオルで汗を拭き取ったあとは、日焼け止めも塗り直すよう心がけましょう。

    ▼日焼け止めや紫外線について、さらに詳しくは過去記事もチェック!

    UVA・UVBとは? 赤い日焼けと黒い日焼けはどう違う?


    意外と知らない紫外線のおはなし

    日焼け止めのSPFやPAってどんな意味があるの?

    紫外線を防ぐお手入れのために、知っておきたいUVケア

    焼けてしまったお肌は、食べてケア。

    紫外線ダメージを受けたら、食べてケア。

    日焼けした、つまり紫外線によってダメージを受けてしまった肌を修復するには、修復に必要な材料を体内に摂り入れることが重要です。肌づくりに必要な栄養を日々の食事で摂るようにすれば、内側からのケアもばっちりですね。

    特に、紫外線ダメージによって発生した活性酸素をケアするためには、抗酸化作用の高い栄養素に注目したいところです。いろいろ難しそうに聞こえるかもしれませんが、皆さんよくご存じの栄養素ばかりですので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね。

    1 ビタミンC

    強力な還元作用のあるビタミンCは、メラニン色素の発生を抑え、無色化を促す働きがあります。また、体内でのコラーゲン生成を助けてくれるので、お肌づくりには欠かせません。体内にとどまる時間が短く、消費量がとても多い栄養素なので、毎日たっぷり摂りたいものです。

    ビタミンC:レモン・ピーマン・キウイ・ブロッコリーなど

    ※柑橘類の一部には光毒性物質(ソラレン)を持つものがあるので、夜に食べるのがおすすめです。

    2 ポリフェノール/カロテノイド(リコピン)

    植物が、紫外線や酸化ダメージから身を守るために作り出す成分。中でもトマトに含まれるリコピンは特に抗酸化作用が高く、活性酸素の働きを抑えるので日焼けケアに最適です。人の体では作り出せない成分なので、食事で積極的に摂りましょう。




    ポリフェノールやカロテノイド豊富な食材:ブルーベリー・ぶどう・トマト・カシス・ナス

    3 ビタミンE & ビタミンA

    抗酸化作用が高く、美容のビタミンと呼ばれるビタミンEは、肌のターンオーバーをサポートしてくれるので、ビタミンCと一緒に摂取したいものです。ビタミンAは、抗酸化作用と免疫力を高めるので、日焼け後のケアに取り入れたい栄養素です。



    ビタミンE・ビタミンA:ほうれん草・アーモンド・レバー・アボカド・人参

    ●おすすめ商品

    
「いのちのワイン

    18種類ものポリフェノールを配合した美容ドリンクパウダー。ビタミンCとEの栄養機能食品でもあるので、紫外線ダメージケアに最適です。水に溶かすと、ほんのりブドウ風味が楽しめます。ノンアルコール。

    せっかくの春です。こんな素敵な季節を、黒づくめの完全武装ではもったいない! 正しく紫外線対策を行って、柔らかな風や明るい日差しのよく似合う、軽やかなおしゃれを思いきり楽しみましょう。

    次回は、意外なところにも潜んでいる「春独特のストレス」についてお伝えします。

    肌トラブルの原因は、気候の変動だけではありません。知らず知らずに受けているストレスの正体と、対策を考えます。来週の更新も、どうぞお楽しみに!

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    日に日に「飛来物」が増える春。

    一歩外に出ると、花粉や黄砂に苦しみ、窓を開けているだけでも何だか分からないホコリに目や鼻をいじめられて、マスクを手放せない方もいらっしゃることでしょう。

    実はこれらの飛来物は、肌にとっても天敵。涙目やクシャミだけでなく、肌荒れの原因にもなっていること、ご存じですか。

    春の美容トラブルシリーズ第二回は、種類も数も増える「春の飛来物」についてお話しします。うららかで過ごしやすい一方、肌にとっては過酷な季節をどう乗り切るか、考えてみます。

    「春の飛来物」は、肌荒れの一因。

    花粉、黄砂、PM2.5などの大気汚染

    意外と自覚していない方も多いのですが、花粉症で肌荒れを起こすケースは少なくありません。花粉などのアレルゲンは、鼻や目の粘膜だけでなく肌の弱い部分にも刺激を与えて、トラブルの原因になります。

    また、春先に増える黄砂PM2.5などの化学汚染物質と結びつくことで、そのアレルギー性が増すとも言われ、さらに紫外線を浴びるとより強い刺激物質に化学変化し、肌に深刻なダメージを与えてしまいます。

    そんなものがフェイスパウダーのように肌にぴったりはりつき、毛穴に入り込むなんて……想像するだけで、顔がむず痒くなってきますよね。

    うららかで美しい春ですが、私たちの肌は、日々そんな刺激に満ちた空間を生きているのです。

    付着物を、優しくしっかり洗い流す。

    帰宅後すぐに肌に付着した刺激物を洗い流しましょう

    そんな環境から肌を守るには、帰宅したら一刻も早く、刺激物をしっかりと落とすこと。もちろん、ダブル洗顔必須です。

    クレンジング:ミルクタイプなど肌に優しいものを。

    まずは、クレンジング。その役割は、油性汚れを落とすこと。外で付着した刺激物、化学物質を取り除くことができます。刺激によって肌がデリケートになっているので、クレンジング剤はミルクタイプなど肌に優しいものを選び、肌をこすらないようにたっぷり使いましょう。

    洗顔:たっぷりの泡で洗いましょう。

    クレンジング剤を洗い流したあとは、泡洗顔。しっかり泡立てた洗顔料で、余分な皮脂や古い角質、残ったクレンジング汚れを取り除いていきます。さまざまな刺激によってターンオーバーや皮脂コントロールも乱れがちな時期なので、このステップでお肌を整えてあげましょう。

    ●おすすめ商品

    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」

    「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。アミノ酸・コラーゲン・岩塩など、肌に近い成分構成で作っているから、デリケートなお肌にもやさしく使えます。

    そして洗った後はすぐに、弱った肌を守るために、保湿をたっぷりと行なってください。

    ●おすすめ商品

    「とれたてベジローション」

    「ぜいたくベジミルク」

    食べもの由来の栄養を詰め込んだ、保湿化粧水&美容乳液。優れた保水力を持つ椎茸エキスや、醤油粕由来のセラミド、数種の植物エキスで、潤いとハリのあるお肌へ導きます。

    飛来物を、なるべく遠ざけるために。

    もちろん、あらかじめ飛来物から肌を守ることも大切です。

    外出するときは、必ず日焼け止めや保護クリームで、肌にバリアを塗ってください。飛来物が直接肌につかないようにすることで、ダメージを最小限に抑えることができます。

    日焼け止めを塗るときは、全体につけた後、シミなどトラブルのできやすい部位に重ね付けしましょう。

    トラブルのできやすいところは重ねづけ。

    髪や服の付着物にもご用心!

    飛来物は顔だけでなく、髪の毛や服にも付着します。目には見えなくとも体にたっぷりついたアレルゲンを、そのまま室内に持ち込まないようにしましょう。

    顔だけでなく服や髪などにも飛来物が付着しています。

    帰宅時は、玄関の外で衣服をはたいてアレルゲンを落とし、上着やストールは部屋に入る前に脱ぐようにします。間違っても、コートを着たまま部屋に入り、まずベッドに腰掛ける、なんてことのないようにしてくださいね。その後いくら丁寧にお風呂で体をきれいにしても、寝具に刺激物質が付いていては台無しです。

    外気に触れたバッグなども、なるべく入浴後の時間を過ごす部屋、特にベッド周りには置かないようにしましょう。部屋に持ち込むときは、布やティッシュでホコリを拭き取ると良いですね。

    当然ながら、髪の毛も汚れます。

    髪をかきあげた手で肌を触ることが、肌荒れの原因になるかもしれません。帰宅したら一度髪を梳いてアレルゲンを落とし、なるべく早いタイミングで入浴し、全身をきれいに洗うと安心ですね。

    次回は、「増加する紫外線」への対策をお伝えします。夏に向けて紫外線がどんどん増加するこの季節に、どんな予防や対策ができるでしょうか。来週の更新をお楽しみに!

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 食べるスキンケアvol.33「人参とココナッツミルクのポタージュ」

    食べるスキンケアvol.33
    「人参とココナッツミルクのポタージュ」

    生でサラダにしても、カレーや肉じゃがのように煮てもおいしく、さまざまな料理で大活躍する人参。免疫力をアップするカロテンや、腸を活発にする食物繊維も豊富な、美容と健康にとても良い野菜です。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第33回は、そんな人参をたっぷりといただけるポタージュのご紹介です。

    ダイエットやアンチエイジングも期待できると最近注目を集めるココナッツミルクを使用し、ますますスキンケア効果を高めました。

    【材料・3〜4人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    人参 300g(カロテン・カリウム・ビタミン)

    玉ねぎ 1/4個(硫化アリル・ケルセチン)

    豆乳 200ml(イソフラボン・大豆タンパク質)

    ココナッツミルク 70g(ビタミンE・中鎖脂肪酸・カリウム)

    昆布 3g

    白味噌 大さじ1

    塩・胡椒 適量

    オリーブオイル 適宜

    セルフィーユ 適宜

    粗挽き胡椒 少々

    【作り方】

    〈下準備〉

    前日から昆布を200〜250mlの水に漬け、昆布水を作っておく

    1 人参は小さめのいちょう切り、玉ねぎはスライスにして600wの電子レンジで5分ほど加熱した後、昆布水で柔らかくなるまで煮る

    2 粗熱が取れたらミキサーで滑らかにする(ハンディタイプなら熱いままで)

    3 2に白味噌、ココナッツミルクを加え、きれいに混ざったら豆乳を加え、火にかける。あたためる程度で火を止め、器に盛りセルフィーユ、オリーブオイル、粗挽き胡椒をかける

    ※手順3では、煮立たせると豆乳が分離するので注意してください

    ※好みのとろみになるよう昆布水、豆乳で調節してください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    春になると、美容関係の雑誌や広告に「ゆらぎ肌」という言葉がよく登場します。この言葉に象徴されるように、春は特に美容トラブルが起きやすい季節。

    では、具体的にはどんなことが原因になっているのでしょうか?

    これから全4回のシリーズで、そのトラブルの主な原因と、トラブル別の対策を連載しますので、この季節の影響を受けやすいデリケートなお肌の方は、ぜひご覧ください。

    春の美容トラブルの主な原因

    1 朝晩と毎日の「寒暖差」

    2 種類も数も増える「飛来物」

    3 「紫外線」の増加

    4 さまざまな「環境の変化」

    では早速、今回は「寒暖差」についてお話しします。

    暑い・寒いだけじゃない! 肌にも過酷な、春の「寒暖差」。

    昼間は暑かったのに、夜は急に冷え込んで風邪をひきそう。

    昨日は暖かかったのに今朝、雨が上がったら底冷えしてた!

    そんな気温の差が1日の間にも起こり、日々連続して起こる季節ですね。調節できる服装を心がけていらっしゃる方も多いことでしょう。

    春は毎日の気候の変化が激しく、寒暖差が体にこたえる季節です。朝晩と日中の気温差も大きいので、いつでも温度調節できる服装を心がけている方も多いことでしょう。冷たい風の吹く屋外と、暖房の効いた室内を出入りすることも少なくありません。

    しかもまだまだ乾燥する時期でもあるので、寒暖差と乾燥のWパンチで、お肌にとっては大変ツライ状況です。しかもこの時期は、ちょうど「お肌の切り替え」シーズン。肌がもっともデリケートになる季節なのです。

    「冬肌」から「夏肌」へ、お肌の切り替えシーズン。

    実は、人の肌は寒い季節と暑い季節で、違う機能を持っています。Hadamanmaはそれを、「冬肌」「夏肌」と呼び分けています。

    冷たい空気や乾燥の中で、体温や潤いを保とうと働く「冬肌」に対して、「夏肌」は汗や雑菌、強い紫外線への抵抗力が強くなります。いずれも防御型の機能ではありますが、守り方が違います。

    冬肌→寒さ・乾燥に対応/夏肌→汗・雑菌・紫外線に対応

    春先の肌は、ちょうどこの「冬肌」と「夏肌」の切替えを行っているのです。

    そんな時期に、時間帯によって暑かったり寒かったり、じめじめしたり乾燥したり、といった厳しい変化に晒されると、異なる防御力を一気に求められるため、肌はどちらに合わせて良いのか分からず対応しきれなくなって、誤作動を起こしがちになります。

    こうして引き起こされるのが、春のゆらぎ肌。

    肌が敏感になってしまい、刺激に抵抗できず炎症を起こしたり、かゆみやひりつきなど、普段と違うトラブルを起こしやすくなるのです。

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    寒暖差対策には、水分と栄養をしっかり補給!

    もし、いつもと違う肌トラブルが起きたときは、デリケートな肌に余計な刺激を与えないようにスキンケアを見直しましょう。メイクアップもできるだけシンプルに。お肌を強くこすったり、熱いお湯を当てたりといった、肌の刺激となる行為はなるべく避けてください。

    次々に襲ってくる刺激に抵抗するためには、根本的に肌を強くする必要があります。

    潤い不足になって乾燥すると、ますますお肌の防御力は弱まってしまうため、いつもよりしっかり保湿してください。食事による栄養補給も、健康的なお肌づくりには欠かせません。

    水分と栄養で肌をしっかり満たして、優しくいたわってあげましょう。

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    春先の乾燥したデリケート肌に、たっぷりの潤いと栄養を届けるスキンケアをご紹介します。

    Hadamanma Cosmeticsの「とれたてベジローション」と「ぜいたくベジミルク」は、自然食品屋さんが作った、保湿化粧水&美容乳液です。どちらも食べ物や自然由来の栄養成分たっぷりで、すこやかなお肌づくりをサポートします。

    保湿力の高いセラミドは、植物由来とヒト由来の2種類を配合。保水力と美容効果の高い椎茸のエキスや、酵母や酒粕などの発酵パワーも取り入れました。皮脂に近いホホバ種子エキスが、肌を健やかに保ちます。

    栄養いっぱいのスキンケアで、春の寒暖差に負けない美肌づくりに取り組んでみませんか?

    次回は、増え続ける「春の飛来物」からの影響と対策をお伝えします。

    空気中を飛び交っている、目に見えない花粉や化学物質から大切な肌を守るために、今すべきことは何でしょう。来週の更新をお楽しみに。

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 食べるスキンケアvol.32肌のごちそう「サラダピッツァ」

    食べるスキンケアvol.32
    肌のごちそう「サラダピッツァ」

    八百屋さんの店先に、春色が並び始めました。柔らかく苦味のある春野菜を、生でサラダにしていただきたくなる季節ですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第32回は、からだに嬉しいヘルシーなピザです。

    チーズは少量でも、ドレッシングで味付けしたサラダでおいしさはしっかり。お好みの野菜で、ビタミンやポリフェノールをたっぷり乗せてください。りんごの風味が爽やかなアクセントになります。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    ピザクラフト(クリスピータイプ)22cm 1枚

    粒マスタード 小さじ2

    マヨネーズ 小さじ1・1/2

    アスパラガス 4〜5本(アスパラギン酸)

    ピザ用チーズ 15g

    ミニトマト 2〜3個(ビタミンC・リコピン)

    〈トッピング〉

    ベビーリーフ 1袋(ビタミン類等)

    りんご 1/4個(ペクチン・ポリフェノール)

    アスパラガス 2本

    ミニトマト 2〜3個(ビタミンC・リコピン)

    カッテージチーズ 適量

    ディル 適量

    〈ドレッシング〉

    好みのお酢(レモン汁でも可) 大さじ1

    オリーブオイル 大さじ1

    塩・こしょう 少々

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・オーブンを250℃に余熱しておく

    ・トッピング用のアスパラガスをシャキッと茹でる

    ・ミニトマトとりんごをスライスする

    ・ドレッシングの材料をすべて混ぜ合わせておく

    1 ピザクラフトにマヨネーズと粒マスタードを塗り、アスパラガス、ミニトマト、チーズをのせて250℃のオーブンで約6分焼く

    まずはミニトマトとアスパラガスを乗せて焼きます

    2 焼きあがった1に、ドレッシングで和えたフレッシュ野菜をたっぷりトッピングする

    お野菜たっぷりサラダピッツァが完成

    ※ピザクラフトは、焼く前に切っておいても良い

    ※焼き時間とオーブンの温度は、お使いのピザクラフトの表記を参考にしてください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 正しい「洗顔術」で春ニキビにさよなら!

    正しい「洗顔術」で
    春ニキビにさよなら!

    長い冬が終わり、新しい季節のはじまりです。

    しかし春の肌はとてもデリケートで、何かとトラブルが起きやすいもの。せっかくの新生活、ぽつぽつニキビがあっては悲しいですね。

    美しい肌作りの基本は、「正しい洗顔」です。ここが間違っていると、後のケアも効果半減でとてももったいないですし、汚れ残りは正常な肌づくりを邪魔して、さらなる肌トラブルを引き起こします。

    春を美しい肌で気持ちよく過ごすために、普段の洗顔が正しいものか、ここで一度見直してみましょう!

    家に帰ったら、すぐに「洗顔」を!

    家に帰ったらまっさきに洗顔をしましょう

    おでかけから帰宅後、真っ先に「洗顔」できているでしょうか?

    1日過ごした肌の表面には、想像以上に汚れと刺激物質がいっぱい。メイクした日はもちろん、すっぴんで過ごしていても大気汚染の影響を受けますし、皮脂の酸化などで、肌は刺激を感じています。一刻も早く汚れを落として、疲れた肌を労わってあげたいですね。

    ではここで、基本の洗顔法を見直してみましょう。

    あなたの普段の洗顔は、正しくできているでしょうか?

    1 クレンジング&予洗い

    クレンジング:油性汚れを落とします。こすらずやさしくなじませましょう

    まずはクレンジング。油性の汚れにアプローチするので、メイクだけでなく、皮脂汚れや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。メイクをしなかった日は、やさしいタイプのクレンジングを使うと良いですね。

    肌をこすらないように、クレンジングは規定量をしっかり使いましょう。落ちにくいポイントメイクは専用リムーバーを使用して丁寧に落としてください。ゴシゴシこすると色素沈着の原因になるので要注意!

    また、油分を含んだクレンジングは、流す前の「乳化」を忘れずに。油と水は本来混ざり合わないため、いきなり水で流しても油性汚れは十分に落とせません。少量の水をクレンジングとよくなじませ、白っぽくとろりとした感触になってから洗い流しましょう。

    ●おすすめ商品

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    肌にやさしい、ミルクタイプのクレンジング。植物由来の洗浄成分が、油性汚れにしっかりなじんでするりと落とします。

    クレンジングが肌に残らないように、ヌルつきを取るだけでなく、角質層の汚れを一度リセットするつもりで流水でしっかりすすいでください。

    予洗い:ヌルつきがなくなっても流水でしっかりと洗います

    この「予洗い」は、次の泡洗顔のために大切なステップ。朝にクレンジングをしない時も、予洗いをしっかり行うことで、角質層が柔らかくなって洗顔で汚れを落としやすくなります。

    2 泡だて洗顔

    泡洗顔:きめ細やかなたっぷりの泡で優しく洗います

    次に行うのは、泡洗顔。汗や古い角質など、水性汚れを落とす作業です。

    ここで大切なのは、洗顔料をしっかりと泡立てること。粗い泡や、ボリュームの不足した泡では、手指で直接肌をこする原因になる上、毛穴奥の汚れをキャッチすることができません。

    泡だてネットなどを使って、少なめの水でしっかりと泡立てると、キメの細かい泡を作ることができます。洗顔中に流れにくい、しっかりとした泡を立てるのが理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔じゅうを包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    ●おすすめ商品

    こなゆきコラーゲン フェイシャル

    春先のデリケートな肌に、やさしい洗顔を。お肌にいいものは残しながら、汚れはしっかり落とす「理想の洗顔」を目指した洗顔パウダーです。

    3 すすぎはプラス20回

    泡が落ちたらプラス20回すすいで角質層の中の水を入れ替えます

    クレンジングを落とす時と同様、大切なのはすすぎ。

    汚れ残りは、肌の生まれ変わりを邪魔します。泡が完全に落ちたと感じてからも、プラス20回、流水でしっかりとすすぎましょう。角質層の中の水分を全部入れ替える気持ちで、しっかりと落とすことが大切です。

    しっかりとすすぎましょう

    髪の生え際・あごの下・耳の後ろなど、すすぎ残しのないように、鏡でしっかりチェックしましょう。しっかりきれいにすすぐことで、化粧水の効果も大きく変わってくるでしょう。

    4 清潔なタオルで優しく拭く

    タオルを丸めてふんわり優しく押し当てるようにします

    せっかくきれいに洗った顔を、使い回しのタオルで拭いては台無し。洗顔後は、洗いたての清潔なタオルを使ってください。

    しっかりと洗い上げた肌はふやけてとても柔らかく、普段以上に繊細になっています。タオルはできるだけ柔らかいものを選び、水滴をオフするときは決してゴシゴシこすらないように気をつけたいですね。分厚く畳むか、丸めた状態にしたタオルを、ふんわりと優しく押し当てるように使いましょう。

    もちろん、洗顔後の保湿はしっかりと行ってください。

    美意識の高い読者の皆さんなら、きっと毎日洗顔も丁寧に行っていることと思いますが、これを機に、さらに洗顔の時間を大切にしていただければうれしいです。

    洗顔は、どんな高級化粧品よりも、高額エステよりも重要な、最高のスキンケアです。明日の肌を左右する大切な時間ですから、毎日楽しみながら丁寧に行ってくださいね。

  • 食のスキンケアプロジェクト「Hadamanma」満一歳になりました!

    食のスキンケアプロジェクト
    「Hadamanma」満一歳になりました!

    宮崎の自然食品屋「タマチャンショップ」が取り組むスキンケアプロジェクト「Hadamanma(ハダマンマ)」は、2018年3月3日に産声を上げ、先ごろ、おかげさまで1周年を迎えることができました。

    もともと食品を扱っていた私たちが「スキンケア」に取り組むようになったのには、理由があります。

    タマチャンショップは、長年「食」を通じて、たくさんのお客さまの健康をサポートしてきましたが、その中には美容にお悩みの方も本当に多くいらっしゃいました。

    そんなお客さまに栄養のアドバイスをしてみると、皆さんたちまちキレイになっていくのです。内側から栄養で満ちたその姿は、単純なメイクアップだけでは作り出せない、芯のある輝きに満ちていました。

    次第に私たちは、「もっと食の力を、美容に役立てたい!」と考えるようになりました。食べ物や自然のすばらしい力を活用しながら、もっと多くの方に本当にキレイになっていただきたい!

    そして始まったのが、Hadamanmaのプロジェクトです。

    スタートから1年を経て、少しずつ食による美容が広まってきていることを、嬉しく思います。

    「Hadamanma」の名は、そのまま「はだ」+「まんま」。 ごはんの「まんま」、おかあちゃんの「マンマ」、そして素肌の「そのまんま」という意味が込められているのです。

    Hadamanma(ハダマンマ)」という名前にも、私たちの想いがあります。

    「ニッポンのおかあちゃん」として、自然食品を全国へ発信してきたタマチャンショップ。そのタマチャンが提案する「Hadamanma」には、「はだ」+「まんま」……ごはんの「まんま」、おかあちゃんの「マンマ」、そして素肌の「そのまんま」という意味が込められているのです。

    今回は改めて、Hadamanma の考え方・美容への取り組みをご紹介します。

    3つの「肌仕立て法」

    Hadamanma では、3つのアプローチで肌を美しくすることを提案しています。

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    多くの女性がキレイになるために日々切磋琢磨していて、世の中にはそのための、本当にさまざまな化粧品が溢れています。

    しかし、それらが正しく使いこなされていないケースが、とても多いのです。せっかくキレイになろうとしているのに、やり方が間違っているせいで、きちんと効果が発揮できていなかったり、逆効果になっていたりするのはもったいない話。

    どんなに良いものも、きちんと使われないと意味がありません。まずは正しいスキンケアの仕方、コスメの使い方、美容の知識をお伝えしたいと思いました。

    だから、Hadamanma ではこの情報サイトやSNSを通じて、正しい美容情報の発信を続けています。

    2.食の力を活かした化粧品「Hadamanma Cosmetics」

    2.食の力を活かした化粧品「Hadamanma Cosmetics」

    食の力を、もっと美容に役立てたい。

    そこで、タマチャンショップおなじみの「食」や「自然」の栄養を豊富に使用したスキンケア商品『Hadamanma Cosmetics』シリーズを開発しました。

    毎日のケアで大切なのは、汚れをしっかり落とすこと、そしてしっかりと潤いを与えること。だから、クレンジング+洗顔と、化粧水+乳液の4商品をラインナップしました。

    もちろん、すべてに食や植物由来の栄養成分をたっぷり活用。「保湿力」は、特に大切にしています。

    「Hadamanma Cosmetics」
    全商品はこちらからチェック!

    クレンジングと洗顔には、コラーゲンをはじめ、肌にやさしい栄養成分をたっぷりと使用。化粧水と乳液には、タマチャンショップが自社栽培している椎茸の抽出エキスをはじめ、多数の植物由来成分を配合し、栄養の力で、お肌を美しくすこやかに導きます。

    また、毎日使う化粧品ですから、食品と同じように安心して使えるように、製造管理も徹底しています。Hadamanma Cosmetics はすべて九州の工場で製造。原料もできる限り国産のものから抽出しています。「食」の素晴らしい力を体感していただける、自信作です。

    3.しっかり「食べる」こと。

    3.しっかり「食べる」こと。

    お肌を美しくするには、外側からのケアはもちろん大切ですが、きちんと栄養摂取して、体の“内側”から元気になることも大変重要です。

    「肌」も体の一部です。体は、食べたものからしかつくられません。多くの自然・健康食品をお届けしてきたタマチャンショップだからこそ、外側と内側、両面からのスキンケアに取り組んでいます。

    Hadamanmaがお届けする美容コラムでは、「食べるスキンケア」レシピシリーズや、お肌に良い栄養知識などをお届けしています。

    また、Hadamanma Cosmeticsのトライアルセットでは、基礎化粧品だけでなく、内から美容に取り組める酵素やコラーゲンドリンクも一緒に体験できます。まずは三日間、ぜひ身体の中からみずみずしいお肌が生まれてくるのを実感してください。

    「Hadamanma トライアルセット」

    Hadamanma トライアルセット

    Hadamanma Comsmeticsのクレンジング・洗顔・化粧水・乳液に加えて、タマチャンショップで人気の美容ドリンクパウダーも楽しめる、三日間の体験セット。

    「美粉屋シリーズ」

    美粉屋シリーズ

    食品屋タマチャンショップが作った、食の栄養いっぱいの美容ドリンクパウダー。砂糖不使用&栄養豊富な「美粉」は、溶かして混ぜて、楽しみ方いろいろ。

    ***

    Hadamanma は、ただのコスメブランドではなく、「食」と「コスメ」の垣根をなくした、新しいスキンケアの提案です。

    美味しく楽しく美しいタマチャン方式で、体の内側・外側の両面から、本当の輝きを作るスキンケアをはじめましょう。

  • 食べるスキンケアvol.31春の美肌デザート「いちごゼリー」

    食べるスキンケアvol.31
    春の美肌デザート「いちごゼリー」

    寒さもようやくゆるみ、地域によってはコートのいらない日もありますね。陽射しも眩しく、風も軽やかな季節の到来です。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第31回は、美白と肌作りに役立つ、見た目も愛らしいいちごゼリーです。

    春メイクの似合う明るい肌を実現する、ポリフェノールたっぷりのいちご。このポリフェノールは、乳製品と一緒に摂ると吸収率がアップするため、ミルク寒天を重ねました。また、コラーゲンを含むゼラチンも入れた美容スイーツに仕上げました。

    【材料・3人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    〈いちごゼリー〉

    いちご 200g(ビタミンC・ポリフェノール・葉酸)

    水 100cc

    粉寒天 小さじ1/4(食物繊維)

    砂糖 大さじ2

    お湯 50cc

    ゼラチン 小さじ1・1/2(コラーゲン)

    〈ミルク寒天〉

    牛乳 50ml(カルシウム)

    砂糖 小さじ1

    粉寒天 小さじ1/8(食物繊維)

    【作り方】

    〈下準備〉

    50ccのお湯に、ゼラチンを振り入れておく

    いちごはヘタを取っておく

    1 水100ccと粉寒天を鍋に入れ沸騰させ、いちごを2分煮る

    2 煮終わる直前に砂糖を溶かす

    3 2に下準備でお湯に溶いておいたゼラチンを加え溶かす

    4 3を器に移し、冷蔵庫で2時間冷やし固める

    5 牛乳と粉寒天を小鍋で火にかけ、1分ほど軽く沸騰させる

    6 火を止めて砂糖を溶かし、粗熱を取ったら4の上に注ぎ入れる

    7 常温で固まるが、冷やした方がおいしいので1〜2時間冷蔵庫に入れる

    ※下準備の際、ゼラチンにお湯をかけるとダマになるので、必ずお湯の方にゼラチンを振り入れてください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 食べるスキンケアvol.30ぽかぽかメニュー「ジンジャーガパオ」

    食べるスキンケアvol.30
    ぽかぽかメニュー「ジンジャーガパオ」

    春間近とは言え、毎日寒いですね。体調を崩してはいらっしゃいませんか。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第30回は、寒さに負けない体を作るぽかぽかメニューです。生姜に含まれるショウガオールと、鶏肉のタンパク質が冷えやすい体を穏やかに温めてくれます。

    体を温めて血流が良くなると、肌にも栄養や酸素が行き渡ります。さらに野菜のビタミンも一緒に摂ることで、コラーゲンの吸収が良くなります。くすみがちな冬の肌を、生き生きと元気にしましょう。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    鶏ミンチ 150g(ミネラル・鉄分・コラーゲン)

    レッドオニオン 1/2個(ポリフェノール・硫化アリル)

    たけのこ 100g(アミノ酸・カリウム)

    にんにく 1片

    オイスターソース 大さじ1

    ナンプラー 大さじ1

    シーズニングソース(なければ醤油) 小さじ1

    乾燥バジル 小さじ2

    みらいのしょうが 小さじ1

    ご飯 適宜

    〈トッピング〉

    卵 2個

    ミックスリーフ 適宜

    ミニトマト 適宜(ビタミンA、C、E・リコピン)

    赤カブ 適宜(アミラーゼ)

    かぼす 適宜

    【作り方】

    1 レッドオニオン、たけのこ、にんにくはみじん切りにして油を敷いたフライパンで炒め、鶏ミンチを加えて炒める。肉の色が変わったらオイスターソース、ナンプラー、シーズニングソースで味付けする

    2 火を止めてから乾燥バジル、みらいのしょうがを加えて混ぜる

    3 フライパンをサッと拭き、目玉焼きを作る

    4 器にご飯とミックスリーフをよそい、2をかけて3をのせる。トマト、カブ、かぼすをトッピングする

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    みらいのしょうが

    http://tamachanshop.jp/201506/138

  • やってはいけない!NGスキンケア6選。

    やってはいけない!
    NGスキンケア6選。

    今のあなたの スキンケアは、いつから続けているものですか? そのスキンケアで、あなたの肌はベストなコンディションを保っていますか?

    人の肌は季節や環境、また年齢でも変わり続けています。また、医療研究や美容技術の進歩で、スキンケアのセオリーや常識が塗り変わることも多いもの。

    良かれと思って続けているケアが逆効果だったり、ケア内容と肌年齢が合わなくなったりしないよう、ときどき見直すことが大切です。

    今回は、こんなNG習慣がないかな?と振り返ってみましょう。

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    夜はしっかりダブル洗顔していても、朝は洗顔料を使わず、水洗いだけで済ませていませんか? 特に乾燥や敏感肌が気になる方に多いようです。洗いすぎると必要な潤いまで奪ってしまうから、水洗いの方が肌に良さそうなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、メイクや外出をしていなくても、夜の間にお肌は意外と汚れているもの。

    寝ている間にも汗や皮脂は常に分泌されますし、前晩のスキンケアで使った基礎化粧品の成分が、それらと混ざって肌の表面で酸化や化学変化を起こしていることもあります。こういった汚れは、水洗いだけでは落とすことができません。

    そんなものを肌に残したまま上からメイクを重ねたり、外出して紫外線を浴びたりしたら、肌荒れの原因になりますね。朝のスキンケアの効果を最大化するためには、まずはしっかり泡洗顔をして、夜に溜まった汚れをリセットしましょう。

    必要な潤いはキープできるように、朝の洗顔料はできるだけ刺激の少ない、お肌にやさしいものを選ぶと良いですね。

    朝の洗顔料はできるだけ刺激の少ない、お肌にやさしいものを選ぶと良いですね

    ただし、どうしても肌が弱くて洗顔料を使えない方や、水洗顔の方が肌に合う方もいらっしゃるかもしれません。もし水洗いだけで済ませるときは、「すすぎの回数」に気をつけてください。

    ちょっと濡らしただけでは、汚れはきちんと落とせません。たっぷりの流水で(39℃以下のぬるま湯がおすすめ)、最低でも20〜30回はしっかりとすすぎましょう。角質層の水分を全部入れ替えるような気持ちで洗ってくださいね。

    そして洗顔のあとは、しっかり保湿を忘れずに。

    ●おすすめ商品

    こなゆきコラーゲン フェイシャル

    コラーゲンや塩、アミノ酸など、肌に近い成分で作った洗顔パウダー。やさしい洗浄成分で、肌に必要な潤いを保ちながら、汚れはすっきり落とします。


    NG習慣2 脂性肌だから、化粧水や乳液はあまりつけない

    NG習慣2 脂性肌だから、化粧水や乳液はあまりつけない

    すぐに脂が浮いてテカテカしてしまう悩みのある方の中には、乳液を避けたがる方がいらっしゃいますが、化粧水や乳液を使わない、あるいは少ししか使わないでいると、かえって脂性肌が悪化することがあるので、おすすめできません。

    そもそも皮脂が分泌されるのは、肌内部の潤いを守るため。洗顔後に十分な保湿ケアがされていないと、潤い不足を感じた肌は、これ以上乾燥させないためにがんばって余計に脂を出してしまいます。これが、脂性肌の原因の一つです。

    外からたっぷり水分と油分を与えてあげることで、次第に皮脂の過剰分泌を抑えられます。脂性肌でも化粧水と乳液は規定量を使って、しっかり保湿ケアに取り組んでみましょう。

    NG習慣3 熱いシャワーで洗顔してしまう

    NG習慣3 熱いシャワーで洗顔してしまう

    ダメと頭で分かっていても、つい手軽でやってしまいがちなシャワー洗顔。お風呂で、シャンプーのついでに洗ってしまうのは、確かに楽ですよね。
    でも、シャワー洗顔は肌を老化させます

    まずは「温度」。体を温める気持ちの良い温度は、顔に当てるには熱すぎます。熱いお湯は、肌に必要な油分まで洗い流してしまうので、肌の乾燥を進めます。皮脂の取りすぎによる乾燥はタルミを招くので、要注意です。

    それから、シャワーの「水圧」も、肌にとってはダメージが大きいものです。お風呂で柔らかくふやけた肌にとっては、特に強い刺激になってしまいます。

    面倒でも流水をきちんと手ですくって、パシャパシャと顔にかけて洗うようにしましょう。お湯の温度も、35度前後のぬるま湯がおすすめです。

    NG習慣4 強いパッティングで、化粧水を肌に叩きこむ

    NG習慣4 強いパッティングで、化粧水を肌に叩きこむ

    洗顔後、コットンを使って化粧水をつけるのは良いのですが、しっかり奥まで浸透させようと強く叩き込んだり、ゴシゴシ擦ったりしていませんか。これはNG

    顔の表皮はとても薄く、角質層はわずかティッシュ1枚分の厚みしかありません。しかも、洗顔後の肌はとってもデリケート。そこにペチペチ・ゴシゴシと刺激を与えてしまっては、お肌に良いはずがありませんね。その刺激が、やがてシワやたるみ、乾燥、シミなど、さまざまな肌トラブルの原因となってしまいます。

    化粧水をたっぷりコットンに染みこませたら、肌から5mm以上は離さないようにしながら優しくパッティングしてください。時間のあるときは、しばらくコットンを貼り付けてパックしても良いですね。乾燥が気になるところに5分ほど貼れば、乾燥シワ対策になります。

    お肌をいたわるように、やさしくスキンケアしてください。

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    「いちご鼻」と呼ばれる毛穴の黒ずみや、ぽこっと飛び出した角栓。気になりますよね。ついしっかりクレンジングして洗い落そうとしたり、引っ張れば取れそうだからとタオルでこすったりしがち。

    でも、それでは根本的な解決にはならないどころか、かえって症状を悪化させてしまいます。

    タオルで顔を拭く時は絶対にゴシゴシせずに、やさしく押し当てるように。

    毛穴が目立ってくるのは、肌のターンオーバーの乱れや、乾燥、色素沈着など、さまざまな原因によるもの。解決するには、肌全体の代謝を上げてターンオーバーを整え、お肌をすこやかに保つことが大切です。ていねいな洗顔、スキンケアはもちろん、肌の材料になるコラーゲンと、その働きを助けるビタミンCなどの栄養をしっかり摂ること。

    そしてタオルで顔を拭く時は絶対にゴシゴシせずに、やさしく押し当てるように。タオル自体も清潔で、柔らかいものを使いましょう。

    ▼毛穴ケアの詳細は、こちらもチェック!

    毛穴の目立たない肌をつくるには? 食事とスキンケアの法則。

    NG習慣6 何年も同じスキンケアを続けている

    NG習慣6 何年も同じスキンケアを続けている

    あれこれ迷ったり悩んだりして、やっと見つけたベストスキンケア! それが永遠に自分を輝かせてくれると信じたいですよね。でも、季節ごとにも体調によっても年齢によっても、合うスキンケアは変わるものです。

    中学生の時かわいかったセーラー服やお下げ髪が似合わなくなるように、お肌のケアも変化するのが当たり前。

    季節や体調、年齢によって、肌状態はどんどん変化していきます。

    最近くすんできたかな?とか、乾燥しやすくなったかな?と思ったら、毎日のスキンケアを見直してみましょう。使うアイテムをまるごと変えなくても、使い方や使う量を変えたり、悩みに応じた美容効果をプラスすることで、改善することもあります。

    特に、年齢肌は潤いやハリが不足してくるので、若い頃よりも保湿に重点を置いて。外側からのお手入れだけでなく、内側から「食」によるケアも意識すると良いですね。

    今のスキンケアを永遠と信じずに、その時々の肌の声を聴いてあげましょう。

    ***

    毎日のスキンケアは、きれいになるためのとても楽しい時間です。でもちょっとした勘違いのせいで、せっかく手をかけた努力がムダになっては勿体ないですね。

    もしNG習慣があった方は、今日からスキンケアを見直してみて。正しくケアしてきれいになって、もっと大切にしたくなる肌になりましょう。明日のあなたが、今日よりきれいでありますように。

  • 本当は怖い「冬の日焼け」!?夏とは違うUV対策とは。

    本当は怖い「冬の日焼け」!?
    夏とは違うUV対策とは。

    冬になると、夏より手薄になりがちな日焼け対策。

    特に何もしていない方、季節を問わず同じ対策しかしていない方も、いらっしゃるかもしれません。しかし、夏と冬では陽射しの質も注ぎ方も違います。正しくケアで<きていないと、気がつかないうちにじわじわとダメージが蓄積しているかも!?

    今回は、美しい肌づくりに欠かせない“真冬の紫外線対策”についてお話しします。

    冬の日焼け止め、なぜ必要?
    この時期の紫外線が怖い理由。

    冬にも日焼け止めが必要な理由は、いくつかあります。ここではその代表的な理由と、正しい対策をご紹介します。

    1. 弱い陽射しでも、紫外線はたっぷり!

    陽射し自体は弱くても、冬も紫外線への油断は大敵です。

    特に肌のハリを奪いシワの原因になる「UV-A」は、冬の曇りの日でもしっかり降り注いでいます。また、夏は暑いため陽射しを避けようとしますが、冬はあたたかな陽射しが心地よく、ついつい夏以上に日光を浴びていることも。

    また、冬は夏より低い位置からの日照が多いため、ななめや横からの、日傘や帽子では防ぎにくい紫外線が肌に当たるようになります。

    夏場と秋冬の日差しの大きな違い。夏場は地面に対し70〜87度程の位置だが、秋冬は23〜40度と低い位置に太陽がある

    特に顔の側面はメイクでもカバーしきれないので、日焼け止めを塗っていないととても無防備。気づかないうちにじわじわと焼けてしまいます。あごの下や首、手脚などにも、日焼け止めを塗りましょう。

    顎の下や首、手足もしっかりと日焼け止めを塗りましょう

    2. かさかさ乾燥で、ダメージ倍増!

    かさかさ乾燥で、さらに紫外線ダメージが倍増!

    この時期、特に気になる「乾燥」。

    かさかさに乾燥した肌は、バリア機能が低下する上に代謝機能も乱れがち。そんな時に紫外線を浴びると、肌機能が回復しにくく、シミやシワ、くすみに繋がりやすくなります。

    もともと私たちの肌は、夏場は紫外線に強い抵抗力を持っていますが、冬はその力が弱まります。そこに乾燥ダメージが加わると一層無防備な状態となるので、冬場の比較的おだやかな陽射しでも、夏以上のダメージを受ける可能性があるのです。

    紫外線が「しわ・しみ・たるみ・くすみ」などの悩みの原因に。

    3. 雪焼けにも、油断は禁物!

    雪焼けに要注意!

    北国の方やスキー、スノーボードをする方にはお馴染みの「雪焼け」。積もった白い雪が白い雪はよくできたレフ板のような働きをして、紫外線を反射することで起こる日焼けです。

    この反射率は90%とも言われているため、直射日光+反射光を浴びると、普通の2倍近くもの紫外線ダメージを受けることになります。美しい銀世界では、実は上から下から横からと、紫外線が全身をくまなく襲っているのですね。

    この冬、大寒波に襲われ例年より雪深い地域も多いようです。日焼け止めを塗っていない乾燥肌で、雪景色の中に出かけることのないよう、ご注意ください。

    冬の日焼け止め、使い方&選び方は?

    そんなわけで、冬でも毎日しっかりと日焼け止めを使う大切さがお分かりいただけたと思いますが、気をつけたいのが、夏場とは違うその使い方

    「冬の陽射し」の項でもお話したように、冬の紫外線は低い位置からまんべんなく降り注ぎますので、顔の正面だけでなく、耳の後ろやうなじ、あごの下、鼻柱といった細かいところまで、ていねいに日焼け止めを塗るようにしましょう。「ファンデーションを塗らない部分にも塗る」ことを意識してみてください。

    日焼け止めを塗り残しやすい、「耳の後ろ・うなじ・あごの下、鼻柱」は忘れずにしっかりと

    ▼こちらも併せてチェック!

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    また、冬だからといって少なく使うと日焼け止めの効果が出ないので、規定量をしっかり使ってください。特に日焼けしやすいTゾーンや頰には、重ねづけもおすすめです。

    最後に、日焼け止めの選び方。夏は、汗などで流れにくいウォータープルーフタイプや、強烈な紫外線から守る力の強い日焼け止めが理想ですが、冬に使う日焼け止めの最大のポイントは、「保湿力」ですね。

    乾燥した肌はトラブルの元ですから、保湿力のある優しい日焼け止めが必要です。たっぷりと潤いを与えながら、紫外線をケアしてくれるものを選びましょう。

    ●おすすめ商品


    ひにまけぬ

    ひにまけぬ

    
自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。


    ***

    冬の日焼け止めの大切さ、お分かりいただけましたでしょうか。

    美しさを保つためには、日々の積み重ねが何よりも大切。真皮の奥深くまで届いて長期戦でダメージを与えてくるUV-Aの多い季節だからこそ、丁寧なケアで5年後、10年後の肌を守りたいですね。

  • 食べるスキンケアvol.29バレンタインデー直前企画!「クレープパーティ」

    食べるスキンケアvol.29
    バレンタインデー直前企画!「クレープパーティ」

    もうすぐバレンタインデー。今年は大切な人たちと、楽しいパーティを開いてみてはいかがでしょう。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第29回は、意外と気軽にできる、豪華なバレンタインパーティメニューです。具材をいろいろ選べるクレープは、サレ(塩)クレープとカカオクレープの2種類を用意して、お食事にもデザートにもできます。工夫次第でいろんな栄養をバランスよく摂れますね。お好みに合わせてボリューミィにもヘルシーにも楽しめますね。今回は「食べるスキンケア」として、肌に嬉しい栄養素が摂れる具材のご提案をします。

    材料(4〜5人前)

    クレープ生地

    ●サレクレープ

    薄力粉 100g

    卵 2個

    塩 小さじ1/2

    バター 20g

    牛乳 250ml

    ●カカオクレープ

    薄力粉 100g

    カカオパウダー 大さじ1

    砂糖 20g

    卵 2個

    塩 小さじ1/4

    無塩バター 20g

    牛乳 250ml

    クレープ具材(※参考例です。自由にご用意ください)

    ●ミールクレープの具材

    野菜(レタス・パクチー・カイワレ・アボカドなど)

    キャロットラペ

    紫キャベツの塩もみ

    タンドリーチキン

    海老(殻をむきボイルしたもの)

    ハム

    オイルサーディン

    スイートチリソース

    マヨネーズ

    粒マスタード

    ●デザートクレープの具材

    フルーツ(いちご・バナナ・ぶどうなど)

    チョコレート

    ナッツ類

    グラノーラ

    チョコレートソース

    簡単カスタードソース

    作り方

    〈クレープ生地〉※サレクレープ、カカオクレープそれぞれ別のボウルで同じ作業をします

    1 薄力粉をボウルにふるい入れ、砂糖、塩、カカオパウダーをそれぞれ入れたら泡立て機などで中央にくぼみを作り、卵と溶かしバターを入れ、ほぐしながら良く混ぜる

    2 混ざってきたら牛乳を1/3ほど加え、練るように混ぜ合わせる

    3 残りの牛乳を加え、粉が綺麗に混ざるまで丁寧に混ぜ、ラップをして冷蔵庫で2時間ほど寝かせる

    4 フライパンやホットプレートに、1を薄く広げて両面を焼く。小さめのほうが、いろいろな味を楽しめる

    5 お好きな具材を自由に巻いて楽しみましょう

    巻いて楽しい、手作りクレープ

    ※基本的にはサレ生地でミールクレープを、カカオ生地でデザートクレープを作りますが、意外な組合せの発見があるかも知れません。自由にお楽しみください

    ※クレープ生地は冷凍保存・自然解凍できるので、事前に作っておいても良いし、残ったらラップに包んで、忙しい日の朝食にしても便利です

    オリジナル具材で、もっと楽しく!

    クレープ具材は自在なので、家にある食材を組み合わせても良いですし、ホストが生地だけ準備して、ゲストに具材を持ち寄ってもらうのも楽しいですね。ここでは、ちょっと一手間かけたオリジナル具材をご紹介。

    紫キャベツは彩りも華やかで、ポリフェノールと食物繊維がたっぷり摂れます。たんぱく質いっぱいの鶏肉で作るタンドリーチキンは、見た目は豪華ですが意外と簡単。コーンスターチを使わない簡単カスタードクリームは、カロリーが気になる方は、甘さを控えめに作ることもできますね。

    〈材料〉

    紫キャベツ お好きな量

    塩 適宜

    〈作り方〉

    1 キャベツを千切りにする

    2 塩を振り、軽く揉み込んで水気を絞る

    〈材料〉

    鳥モモ肉 1枚

    おろしにんにく 1片

    おろししょうが 1片

    カレー粉 小さじ2

    ガラムマサラ 小さじ1/2〜2(辛さはお好みで)

    ヨーグルト 大さじ1

    塩 小さじ1/4

    ケチャップ 小さじ1/2

    パプリカパウダー 小さじ1

    〈作り方〉

    1 鳥もも肉は味が染みやすいよう、皮にフォークで穴をあける

    2 すべての素材を混ぜ、ジップ式の袋に1と一緒に入れ、ひと晩冷蔵庫に入れ、焼く1時間前に出しておく(お急ぎの場合は鶏肉を先にカットしてよく揉み込んで常温で2〜3時間置く)

    3 フライパンで両面をじっくり焼き、2cm幅に切る

    〈材料〉

    卵 1個

    砂糖 大さじ2

    片栗粉 小さじ1

    牛乳 100ml

    〈作り方〉

    1 牛乳以外の材料を鍋に入れ泡立て器でよく混ぜ合わせ、牛乳を入れさらに混ぜる

    2 中火にかけ、絶えず混ぜながら、一煮立ちしたら火を止める

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    カカオパウダー

    
http://tamachanshop.jp/201612/2517

  • バレンタインには手をつなごう!手足の先まで全身うるおう冬になる。

    バレンタインには手をつなごう!
    手足の先まで全身うるおう冬になる。

    もうすぐバレンタインデー。大切なデートの約束をしている人もいらっしゃるでしょう。そんな日に、思い切ってつないだ手がカサカサしていたり、乾燥しすぎて指先が触れた瞬間にバチバチ!なんてこと、絶対に避けたいですね。

    だから、今回のテーマは全身の保湿です。お顔だけでなく全身をしっかりケアして、バレンタインはいつにも増して「うるうるつやつや」の肌でイキイキと輝いていたいですね!

    1 バスタイムで、全身あったか&うるおいチャージ

    バスタイムは、全身のケアに最適な時間。

    でもこの時期は湯上りの寒さから、ついついボディケアもそこそこに厚着をしてしまいがちです。保湿をせずに服を着ると、ほてって蒸れるだけでなく、それが乾くときに肌表面の水分まで奪って余計に乾燥してしまいます。そうならないために、まずはゆっくり湯船に浸かり、体の芯までしっかり温めて。血圧や心臓などのリスクがない方は、ぜひ「全身浴」を習慣にしてください。

    冬は、体をあたためる入浴剤がたくさん出ていますし、美容や保湿効果があるものを選べば、手っ取り早く全身スキンケアができますね。湯船に植物性のオイルを数滴垂らすだけでも、乾燥を防ぎ、温もりが持続しやすくなるのでおすすめです。

    熱いお湯に短時間浸かるより、低めの温度にじっくり浸かったほうが、お肌への刺激も少なく湯冷めもしにくくなります。飽きずに長時間浸かれるように、ジップ袋などに入れて防水したスマホや本、飲み物などをトレイに乗せて持ち込んでも良いですね。

    また、体をゴシゴシ洗いすぎると、必要な皮脂まで奪ってしまうことがあります。湯船にしっかり浸かるだけでもある程度の汚れや皮脂は落とせるので、特にひどい乾燥肌にお悩みの方は、この時期はスポンジでなく手のひらで洗う、ボディソープの使用を週2回くらいに抑えるなど、試してみてはいかがでしょうか。足や脇など、ニオイや汚れが気になるところ以外はお湯洗いを基本にして、石鹸やボディソープを使う場合も、冬場は保湿効果の高いものを選びたいですね。

    2 お風呂上がりは、全身しっとり対策を!

    お風呂から出ると、肌はすぐに乾燥し始めます。特にしっかりと温めた肌はどんどん水分が蒸発するので、保湿のタイムリミットは30分程度とも言われています。ボディケアは湯上りすぐに始めましょう!

    ボディミルクやクリーム、オイルなどを、背中や腰回り、ひじやひざなど、乾燥やかゆみの気になるところを中心に全身に塗ります。もし脱衣所が寒ければ、浴室内でケアするのもおすすめですが、高温多湿の浴室内は化粧品の保管には不向きですので、使用するたびに持ち込むようにしましょう。

    ●ボディローション

    いわゆる化粧水です。肌に潤いを与えますが、油分がないので冬場の乾燥ケアには物足りないかもしれません。そのあとにミルクやクリームで蓋をすると、潤いが持続します。

    ●ボディミルク・ボディクリーム

    ボディミルクは乳液です。水分と油分のバランスが良く伸びが良いので、全身に使いやすいでしょう。ただ、乾燥しやすい部分や特に乾燥しやすい方には、より保湿力の高いボディクリームがおすすめ。テクスチャに合わせて、デイケアはミルク、ナイトケアはクリームと使い分けても良いでしょう。

    ●ボディオイル

    保湿力が高く、肌を柔らかくしてくれ、マッサージにも使えます。お風呂上がりに体を拭く前、オイルを塗り広げて体にすりこむと、潤ったもっちり肌になります。

    3 指先までしっとりするには?

    冬はひび・あかぎれなど、手の悩みも多くなります。せっかくのバレンタインデート、指先までうるうるの手で、自信を持って挑みたいですね。

    指先までうるおいをしっかりと閉じ込めるなら、とにかく濡れたらすぐにしっかり拭き取り、こまめにハンドクリームを塗ることです。

    お手洗いの後は備え付けのエアータオルだけでなく、ハンカチを使って指の股や爪の間の水気もしっかりと拭き取りましょう。お湯や洗剤を使った食器洗いの後は、特に乾燥しやすいにも関わらず、すぐに次の家事に取りかかってしまい保湿が後回しになりがち。キッチンにハンドクリームを置いて、ついでにすぐ塗れるようにしておきましょう。

    「濡れたままにすると、濡らす前より乾く」!これを肝に銘じましょう。

    ハンドクリームを塗る際は、手指だけでなく爪の根元まで軽くマッサージするようにつけると、指先が温まり、ささくれなどのケアにもなります。ネイルケアをしっかりしたい時は、先にネイルケア専用のオイルを塗ってから、ハンドクリームを塗りましょう。

    おすすめ商品

    手粧水

    
化粧水とクリームがダブルで働く、顔と同発想のハンドケア。豊富な植物エキスの力で、手肌にたっぷり潤いを与え、やさしく守ります。ベタつきが苦手な方にも、ひどい手荒れに悩んでいた方にも、選ばれているハンドクリームです。

    乾燥に悩む季節ですが、日々の丁寧なケアでしっかり潤っていたいですね。来たるバレンタインデーに向けて、うるうるつやつやな肌を磨きましょう!

  • 食べるスキンケアvol.28髪の乾燥対策・潤いメニュー「ワンタンわかめスープ」

    食べるスキンケアvol.28
    髪の乾燥対策・潤いメニュー「ワンタンわかめスープ」

    まだまだ厳しい北風が吹きつけ、肌だけでなく髪も潤いを奪われやすい季節が続いています。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第28回は、髪の素となるアミノ酸が豊富な豚肉ワンタンと海老に、髪の健康を保つヨウ素を多く含むワカメを加えた“美髪スープ”です。

    ワンタンの具にはゼラチンも入れて、コラーゲンをプラスしました。

    【材料・3〜4人前】※( )内は摂れる栄養素

    〈ワンタン〉

    豚ミンチ 30g(アミノ酸・ビタミンB1)

    ネギ 3cm(アリシン)

    生姜 適宜

    粉ゼラチン 2g(コラーゲン)

    ワンタンの皮 適量

    〈出汁〉

    水 800cc

    昆布 10g

    いりこ 10g

    〈具材〉

    海老 12尾(アミノ酸・ビタミンB1)

    たけのこ水煮 50〜80g(アミノ酸・カリウム)

    塩ワカメ 10g(ヨウ素・カリウム・カルシウム)

    ネギ 5cm

    クコの実 適量(ミネラル・ポリフェノール)

    〈調味料〉

    醤油 小さじ2

    塩 少々

    こしょう たっぷり(お好みで)

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・ワンタンのタネ

    豚ミンチ、みじん切りのネギ、すりおろし生姜、ゼラチンを混ぜたワンタンのタネを作る

    ・簡単なワンタンの包み方

    皮の真ん中辺りにやや小さめにタネを置き、頂点をずらして二回折る。

    ※ワンタンは包んでから時間を置くと皮が溶けてしまいますし、茹でた後も時間が経つとスープの中で破れやすくなるため、鍋に入れる直前に包み、できたてを召し上がってください。包んで長時間置く場合は、バットに並べて冷凍保存するのがおすすめです。

    ・出汁

    いりこと昆布で出汁を引く

    ・その他

    ワカメの塩抜きをしておく

    1 出汁に小口切りのネギ、薄切りのたけのこを加えて煮る

    2 調味料(醤油・塩・こしょう)を加え、味を整える

    3 海老を入れて赤くなったら刻んだワカメを加え、ワンタンを入れる

    4 ワンタンが煮えたら器によそい、クコの実を1、2個ずつ散らす

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    クコの実

    http://tamachanshop.jp/201506/146

  • 「無添加=安心」? 化粧品の添加物は悪者なの?

    「無添加=安心」?
    化粧品の添加物は悪者なの?

    お肌に直接つけるものだから、化粧品は安全なものを使いたいですね。

    化粧品をどれにしようか迷った時、「無添加」の文字に惹かれたことはありませんか。

    ナチュラルなデザインのパッケージに「添加物不使用」と書いてあると、余計なものを使っていなくて安心という印象を持つ方もいらっしゃることでしょう。

    でも実際は、無添加なら絶対安心で、添加物は悪いもの!とは言い切れないのです。

    言葉のイメージだけに振り回されないように、今回は「無添加」や「添加物」をテーマに、少しだけ化粧品の裏側に迫ってみましょう。

    ───────────────────

    ●そもそも、「添加物」「無添加」って何?

    ●なぜ、美容成分以外の「添加物」を入れるの?

    ●「無添加」でも安全…とは限らないかも!

    ●「天然成分=やさしい」わけじゃない?

    ●大切なのは、「自分に合うもの」を知ること!

    ───────────────────

    もともと「無添加化粧品」とは、ある特定の成分を使用していない化粧品を指す言葉でした。美容や健康のお話に詳しい方は、「表示指定成分(旧指定成分)」をご存じかも知れませんね。

    「表示指定成分」とは、体質によってアレルギーや肌トラブル等を引き起こす可能性があるとして、1980年に薬事法で、化粧品パッケージへの表示が義務付けられた成分のこと。

    本来は、トラブルを起こしやすい人が注意するためのものでしたが、表示指定成分無配合を売りにした「無添加化粧品」のPRのために、表示指定成分は人間にとって大変危険なものだ!というイメージが拡がってしまいました。

    添加物=悪というイメージ、あなたもありませんか?

    「無添加=安全」「添加物=悪」というイメージも、ここから始まっているのでしょう。表示指定成分の制度は2001年に廃止されていますが、そのイメージだけが根強く残り、今でも「旧指定成分」と呼ばれ避けられる傾向にあります。

    ではなぜ、すっかり悪いイメージがついている添加物(旧指定成分)が、今でも使われ続けているのでしょうか。

    わざわざ「体質によって肌や体に悪影響を及ぼす可能性のある成分」なんて、どうして化粧品に添加物を入れるのでしょうか。

    本当に肌に良い、美容成分だけで化粧品を作れれば理想的ですね。しかし実際は難しいもので、それではすぐに腐ったり、臭いが強かったり、成分が分離したりと、いろんな問題が出てくるのです。

    臭くて使用感の悪い化粧品では、毎日のスキンケアがストレスになりますし、どんなに良い成分ばかり集めていても、腐ったり変質したりしたら意味がありませんよね。

    そこで、品質安定や使用感の良さなど、さまざまな目的に合わせた成分を添加して、化粧品のクオリティを高めているのです。

    品質安定や使用感の良さなど、さまざまな目的に合わせた成分を添加して、化粧品のクオリティを高めているのです。

    中には、それらの成分が肌に合わない方もいらっしゃるのですが、だからといって「添加物=絶対的悪」というわけではありません。

    成分へのアレルギー反応は人それぞれで、食品アレルギーと同じようなもの。

    たとえば、小麦や蕎麦は大多数の人にとって、おいしく体に良い食材ですが、ごく稀にアレルギー反応が出る人がいるため、国から表示義務のある「特定原材料」に指定されています。小麦や蕎麦がみんなにとって危険ではないように、旧指定成分もみんなに危険な成分とは限らないのです。

    アレルギー反応は人それぞれ

    防腐剤として有名な「パラベン」も、実はアレルギーを起こすケースはごく稀。今ではすっかり悪いイメージが定着して「パラベンフリー」が好まれる傾向にありますが、実際はとても優れた、安全性の高い保存料です。

    重要なのは、使用する量です。

    塩や糖分を摂りすぎると体に悪いように、どんなに良い成分でも過剰な量になれば体に負担になってしまいます。現に旧指定成分も、化粧品に配合されるくらいの少量なら影響が出ないケースがほとんどです。

    正しく使われていれば、そんなに怖がる必要はありません。こうして見ると、添加物へのイメージが変わってくるのではないでしょうか。

    誤解の多い点が、もう一つ。

    実は「無添加化粧品」と言っても、法律で義務付けられていたわずか103種類の「旧指定成分」が入っていないというだけで、それ以外に有害な添加物が入っている可能性はあります。

    化粧品に使われる化学成分は、2500種類とも3000種類とも言われています。そのうちの103種類だけが有害ということは言い切れないにも関わらず、それさえ入っていなければ「無添加」を名乗れるのです。

    「無添加って書いてあるから安心!」と考えるのは、ちょっと早いかも知れません。

    本当に大切なのは、自分にとって問題のある成分が添加されていないことなのです。

    ここでさらに気をつけたいのが、「天然」というキーワード。

    この言葉に、自然で体にやさしいイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    しかし実際は、天然の成分にも肌への刺激の強いものは数多くあります。

    たとえば、アロマオイルの材料にも使われる「精油(エッセンシャルオイル)」。無添加をうたう化粧品の中には、香料や防腐剤として使用しているものもあります。自然の植物成分がぎゅっと濃縮された、純度100%の「天然」ですが、成分が強すぎて肌へ刺激を与えてしまうため、肌質によってはかゆみやかぶれが現れる人もいるのです。

    また柑橘系のものには「光毒性」があり、肌につけたまま日光にあたると、シミなどのトラブルを引き起こす危険もあります。

    前述で食品アレルギーの話をしたように、強い天然成分が体質に合わないことも考えられます。パイナップルや山芋を調理して手がかゆくなったり、食べて唇や喉がイガイガする方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

    天然・自然な素材も、強いパワーを持つ分その品質や取り扱い方法にはしっかり注意が必要です。ですから、安易に「天然だから安心」と思うのではなく、本当にそれが自分の肌に合うものかどうか、品質は確かなものか、分量はどのくらい使われているのか、しっかり確認しましょう。

    表示指定成分の制度は、2001年に廃止され、化粧品への全成分表記が義務化されました。

    それまでは、表示指定成分以外は何が入っているのか分からない化粧品も多かったのですが、前述の通り、人によってアレルギーとなる成分は実にさまざま。表示指定成分だけに限りません。

    全成分が表示されるようになったことで、本当に自分に合うもの・合わないものを判断できるようになりました。ぜひ一度、パッケージの裏面や容器をチェックしてみてください。

    専門的な成分名や、難しいカタカナ用語を読み解くのはなかなか難しいですが、本当に安心して化粧品を選びたいのであれば、購入者一人ひとりが、自分の体に合わせて成分を判断するのが一番です。

    何が自分に合うのかどうか分からない人は、新しい化粧品を試す前にパッチテストをして、自分のお肌の様子を確認しましょう。やり方がわからない、難しいという方は、皮膚科でもテストしてくれるところはあります。肌が弱く荒れやすい人は、試してみてはいかがでしょうか。

    また、季節や体調によっても反応が変わることはあります。

    いつも使っている化粧品が今日は沁みる!というときは、無理せず処方のシンプルな化粧品に切り替えるなど、臨機応変に対応してみてくださいね。

    ***

    いつになく見慣れない用語の多い記事を、最後までお読みいただきありがとうございます。

    化粧品の全成分表示が義務付けられて20年近く経つのに、いまだに化粧品の良し悪しを「無添加」や「天然」といった宣伝文句だけで判断するのは、とてももったいないと思います。

    これからは、やみくもに添加物はダメ!と決め込んだり、イメージの良い言葉に振り回されたりせず、本当に自分に合う化粧品を選べるようになりたいですね。

    ●おすすめの商品


    Hadamanma Cosmetics

    自然食品屋タマチャンショップがつくった、食由来の栄養たっぷりのスキンケアシリーズ。国産を中心としたクオリティの高い原料成分を使用し、できるだけお肌にやさしい成分配合でつくりました。

  • 食べるスキンケアvol.27腸活メニュー「アボカドとささみのキウイマリネ」

    食べるスキンケアvol.27
    腸活メニュー「アボカドとささみのキウイマリネ」

    肌は内臓の鏡。体の内側が健康で活発に動いているとき、肌はイキイキと輝いています。

    そこで、野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第27回は、腸活メニュー。腸内菌を増やすと話題のキウイを、メインディッシュとしていただくアイデアです。

    ささみは、高タンパク・低カロリーで消化吸収が良く、アボカドは食物繊維と、腸に良い刺激を与えてくれるオレイン酸を含みます。体にやさしく、腸が喜ぶマリネです。

    【材料・4人前】※()内は摂れる栄養素

    キウイ 2個(ペクチン・セルロース・ビタミンC・ポリフェノール)

    アボカド 1/2個(オレイン酸・ミネラル・ビタミンE)

    鶏のささみ 2本(たんぱく質・ビタミンA、B2・ナイアシン)

    飾り用のミント 適量

    レモンの皮 適量

    〈マリネ液〉

    レモン果汁 1個分

    米酢 50cc

    オリーブオイル 50cc

    はちみつ 大さじ1

    塩・こしょう 少々

    ミント 適量

    【作り方】

    1 マリネ液の材料を合わせて、刻んだミントも混ぜる

    2 茹でたささみは一口大、アボカドは厚さ7mm、キウイは縦半分に切ってから厚さ5mmくらいに切り、1に漬け込み、冷蔵庫へ

    3 30分ほど経ったら盛り付けて、ミントを飾り、レモンの皮をすりおろす

    ※長時間漬けても食べられますが、遅くとも翌日には食べきるようにしてください

    ※残ったマリネ液で肉、魚を煮ると、とてもおいしいです

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • パチパチにさよなら! 美髪のための静電気対策。

    パチパチにさよなら! 美髪のための静電気対策。

    下敷きで髪をこすって、静電気遊びをしたことはありませんか。冬場は特に髪の毛がモワモワと立ち上がって、面白かったものです。

    子供のころは楽しかった静電気も、大人には不快でしかありません。冬場は特に静電気が起こりやすく、セーターを脱いだりドアノブを触ったりするたびに、痛い思いをしている方も多いでしょう。

    それだけでなく、特に大人の女性にとって静電気はヘアケアの天敵。乾燥した髪に、バチバチの静電気はさらなるダメージを与えてしまいます。

    静電気が髪に与える深刻な影響

    静電気の影響で髪の毛にダメージが与えられることも。

    静電気は一年中発生しているのですが、湿度が高く汗をかきやすい夏と比べて、乾燥した冬は電気の逃げ道となる水分が少ないため、体に電気がたまりやすくなります。

    冬の乾燥した髪の毛も、静電気がたまりやすい場所。

    静電気が発生すると、髪が広がってヘアスタイルがまとまりづらいだけでなく、髪表面のキューティクルが剥がれやすくなり、髪にダメージを与えることもあります。

    キューティクルが剥がれるとクシの通りが悪くなり、枝毛や切れ毛になりやすくなります。

    キューティクルが剥がれると、そこからタンパク質や水分が流れ出し、さらにパサつきが悪化します。また、静電気で毛先がもつれたり絡んだりすると、クシ通りが悪くなり、枝毛切れ毛になりやすくなります。

    さらに、静電気を帯びた髪や頭皮はホコリを吸い寄せてしまうため、汚れがち。空気中のホコリの中には、さまざまな雑菌も混じっていますから、それが頭皮の皮脂と化学反応を起こすことで、頭皮にダメージを与え、健康な発毛の妨げになります。

    パチパチして不愉快なだけでなく、静電気は多くの髪ダメージを引き起こす原因になるのですね。

    パチパチにさよなら!3つのケアで、静電気を防ごう。

    1 とにかく保湿ケアが第一!

    静電気のケアにはとにかく「保湿」がカギ!

    静電気を防ぎたければ、まずは髪をしっかり保湿すること! 乾燥ダメージは静電気の大好物です。

    毎日のお風呂では、いつもより丁寧にヘアケアに取り組んでみて。パサパサが気になる人は、普段のシャンプーやトリートメントを見直し、保湿やダメージ補修効果の高いものを使ってみましょう。

    ●おすすめの商品


    Yasaiヘアパック

    Yasaiヘアパック

    食べ物由来の濃厚な栄養たっぷりの、贅沢なトリートメント。ダメージを補修し、髪に潤いを与えます。

    アウトバスのトリートメントや、ヘアオイルも効果的です。

    お風呂上がりはもちろん、おでかけ前にもひと塗りしておきましょう。髪の潤いを守り、パサつきを落ち着けることで、帯電を防ぐことができます。

    ●おすすめの商品


    髪サラダ

    髪サラダ(ヘアオイル)

    数種類の天然ハーブオイルを配合。ひと塗りでうるツヤの髪へ仕上げます。

    また、部屋の乾燥も静電気を招きます。

    加湿器などを使って50%以上の湿度を保つようにすると、髪や衣服が帯電しても、空気中の水分を伝って自然に放電されやすくなります。加湿器のない部屋でも、洗濯物を室内干しや、お風呂上がりのバスタオルを椅子の背にかけるだけで、室内の湿度を上げることができます。

    2 帯電しにくい髪環境をつくろう

    髪と衣服との摩擦で、パチパチと静電気が起こることも多いですね。

    綿や麻などの帯電しにくい素材を選びたいところですが、特に暖かい冬服には帯電しやすい素材が多く、避けてばかりもいられません。そこで、髪と衣服の摩擦を少なくするため、髪を結んでまとめるだけでもかなり違います。

    髪の毛を結んでまとめるだけでも帯電を防ぐことができます。

    髪と衣服との接触面を減らせるだけでなく、髪同士の摩擦も抑えられるので、静電気やダメージ予防に効果的。最近は静電気防止のヘアゴムも開発されているので、気になる方は探してみては。

    また、髪のパサつきが気になったときは、ブラッシングで髪を整えましょう。

    髪のもつれや絡みが取れるだけでなく、余計なホコリを取り、皮脂を髪全体になじませることでパサつきが抑えられるので、静電気が発生しにくくなります。適度なブラッシングは頭皮にも良い刺激になります。

    乾燥の時期は、一気にブラシを通そうとすると髪にダメージを与えることがあるので、まず毛先から優しく丁寧にほぐして、ゆっくり全体をとかすようにしましょう。

    またブラシを選ぶ際、プラスチック素材のものは静電気が発生しやすいので、豚毛ブラシやツゲのクシなど、ナチュラルな素材のものがおすすめです。

    ブラシの素材はプラスチックではなく豚毛やツゲなどのナチュラルな素材がおすすめ

    3 食事で、すこやかな髪を目指そう

    食事で髪に嬉しい栄養をしっかり摂ろう。

    静電気に負けないために、食べ物の栄養から元気な髪を育てることも大切です。

    髪の大部分はケラチンというタンパク質で構成されているので、まずは肉や魚、卵、大豆などから、タンパク質やアミノ酸をしっかり補いましょう。また、ミネラルも重要。カルシウムやカリウムをはじめ、特に亜鉛は、髪の強い味方です。亜鉛は牡蠣や豚レバーに豊富ですので、毎日は難しい食材ですが機会のあるとき積極的に食べたいですね。

    そのほか、モズクやワカメに含まれるフコイダンや、ほうれん草やにんじんなどの緑黄色野菜に豊富なビタミンA(βカロテン)も、髪に良い栄養です。

    おやつをスナック菓子からチーズやナッツ類にするだけでも、タンパク質やミネラル分を補給しやすくなります。プロテインやサプリメントなど、補助食品を活用するのも良いですよ。

    美しい髪をつくるには、まずバランスのとれた健康的な食生活が大切。髪の静電気ダメージが気になる冬も、やっぱりヘルシーな食事が良いのですね。

    ●おすすめの商品


    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    ソイ&ホエイのWタンパク質に、ビタミン・ミネラル、美容成分をたっぷり配合。女性のための美容プロテインです。

    ***

    髪が広がるだけでなく、潤いや栄養まで奪ってしまう、怖い静電気。

    保湿以外にも、いろいろな対策ができることが分かりました。静電気にお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した習慣を取り入れて、不快なパチパチを遠ざけましょう。

  • 食べるスキンケアvol.26真冬の乾燥対策・潤いメニュー「海老とサーモンのメープルマスタード」

    食べるスキンケアvol.26
    真冬の乾燥対策・潤いメニュー「海老とサーモンのメープルマスタード」

    寒い冬。空気が乾いて肌の乾燥も気になりますね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第26回は、内側からたっぷり潤うレシピ。鮭にはコラーゲンがたっぷりです。また海老とサーモンの赤い色を構成する「アスタキサンチン」は、高い抗酸化作用で知られ、サプリメントや化粧品にも使われる美容成分です。

    ホーロー製のバットで調味液に漬け込めば、そのままオーブンに入れられ洗い物も少なく済みます。簡単なのにレストランのようにおいしいメインディッシュです。

    【材料・1人前】  ※( )内は摂れる栄養素

    サーモン 100g (コラーゲン・ビタミンA、D、E)

    海老 6尾 (アスタキサンチン)

    ベビーリーフ 適宜

    〈調味液〉

    メープルシロップ 1/4カップ

    砂糖 大さじ1

    粒マスタード 大さじ1

    白味噌 小さじ1

    米酢 大さじ1

    醤油 小さじ1 1/2

    おろしニンニク 小さじ1

    【作り方】

    〈下準備〉

    オーブンを200℃で予熱しておく

    海老の頭を落とす

    1 調味液の材料をすべて混ぜ合わせる

    2 サーモンと海老を30分漬け込む

    3 予熱したオーブンで2を8〜10分焼く(ホーローのバットならそのまま、なければ耐熱の器に調味液ごと移して)

    4 器にベビーリーフと3を盛りつける

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 代謝アップでキレイになる! 冬の「ぽかぽかボディ」作戦。

    代謝アップでキレイになる!
    冬の「ぽかぽかボディ」作戦。

    お正月明け、なかなか体型が戻らないとお悩みではありませんか。

    イベント続きの冬は外食やご馳走の機会も多いので、「冬=太る」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。でも実は、冬はダイエットには最適なシーズン。体温を維持するために基礎代謝が上がる冬は、本当なら痩せやすい季節なのです。

    にも関わらず、食事量を減らしても痩せられない!という人は、冷えなどによって代謝が低迷しているのかも。この冬もっとキレイになりたいなら、代謝がアップする「ぽかぽかあったかボディ」を目指しましょう!

    痩せたいなら、体を温めよう!
    ダイエットに大切な「代謝」とは。

    同じ食事・運動量でも痩せやすい人と痩せにくい人がいたり、若い頃と生活は変わらないのに歳を取ると太ってしまったり。若い頃は簡単に戻せていた体重も、なかなか落とせないと感じる方も多いでしょう。これらの違いは、「基礎代謝」にあると考えられます。

    「基礎代謝」とは、私たちが生きる上で必要な、最小限のエネルギーのこと。息をしたり、内臓が働いたり、体温を保ったりといった生命活動に使われます。基礎代謝が高ければ、じっとしていても多くのエネルギーが消費されるため、「基礎代謝が高い=痩せやすい体」と言えます。

    基礎代謝は加齢によっても下がっていくのですが、もうひとつ、代謝を下げる大きな原因が、女性にも多い「冷え」。体温と代謝は深く関わっているので、体温が上がれば代謝も上がり、逆に体温が下がると代謝も下がってしまいます。

    冷えは、ダイエットの妨げになることがあります。

    本来であれば、冬は、寒くても体温が維持できるように身体がエネルギーを使うため、基礎代謝が上がるのですが、体が冷えていると代謝は下がってしまいます。つまり痩せづらくなるのですね。

    痩せやすい体になりたいなら、まずは体を温めましょう。温まって代謝が上がれば、スリムになるだけでなく、お肌のターンオーバーも整ってキレイになるので、嬉しいことだらけですね。

    それでは、ぽかぽかボディを作る、簡単な4つの方法をご紹介します!

    ぽかぽかボディをつくる、4つの方法

    1 カンタンな運動で、筋肉をつくろう!

    筋肉をつけることで血行促進をサポートします。

    「筋トレ」というと抵抗のある方が多いと思いますが、基礎代謝をあげたいなら、やっぱり適度な運動は欠かせません。

    筋肉は熱をつくるので、筋肉量が少ないと冷えやすく、代謝も悪くなってしまいます。女性に冷え性が多いのも、男性よりも筋肉量が少ないからと言われています。

    全く運動の習慣がない人は、まずはウォーキングやストレッチなど、簡単なものからはじめてみて。凝り固まった体をほぐすだけでも、血の巡りがよくなって体がぽかぽか温まります。

    オフィスやご自宅でもできる、簡単なストレッチ&筋トレをご紹介します。すべての動きを、息を止めずにすることが大切です。

    ●肩コリをほぐす肩甲骨体操

    顔の前で、手首をクロスさせ手の甲同士を合わせます。そのまま手をゆっくり前へ。なるべく遠くへ伸ばしたり、目の前に戻したりを繰り返します。肩甲骨が開いて肩がほぐれます。

    ●座ったまま足あげ体操

    イスに座ったまま、ほんの10cm程度、両足を浮かせて20秒キープ(膝の間は少し開けて)。腹筋にぐっと力が入り、なかなか良い運動になります。

    ●こっそりデスク持ち上げ運動

    背筋を伸ばしてイスに座り、机の裏側に両手を当てたら、そのまま押し上げるように腕全体に力を入れ、数十秒キープ。腕と肩を鍛えます。(デスクをひっくり返さないように注意!)

    ●思いきり、伸び!

    立った状態で、両手を組んで手のひらを空に向け、ぐーっと高く伸びましょう。そのまま、体伸ばしながら左右に振ります。体温が上がるのを感じるまで、しっかり動いて。

    2 食事で代謝アップ! あたため食材&糖質オフ

    食の力で体を温めましょう。

    
毎日の「食」からも、体をあたためる習慣を。無理な食事制限によるダイエットはストレスになり、保温に必要な筋肉や脂肪まで奪い、余計に冷えを促進させます。カロリーオーバーしないように気を付けながらも、きちんと食べて動くダイエットをしたいものですね。

    単純に温かい料理を食べるだけでなく、その食材も意識して。生姜や根菜は、あったか食材として有名ですね。シナモンや山椒、クローブなどの体を温めるスパイスやハーブを活用するのも良いでしょう。

    根菜スープ:しょうが、大根、人参など ハーブティー:シナモン、山椒、クローブなど

    ●おすすめの商品

    みらいのしょうが

    九州産の黄金生姜の栄養が濃縮した、生姜100%パウダー。いつもの料理や飲み物にさっと加えて、手軽に温活を実践できます。

    また、近年流行している「糖質オフ」も、実は代謝アップの鍵。

    炭水化物(糖質)を制限することによって、脂肪を燃やしエネルギーにする体質になっていきます。ダイエットにも効果的なので女性には嬉しいですね。ただし、脂質が不足しすぎるとかえって冷えを招くので、適度に「良質な油」を摂取するようにしましょう。

    糖質オフができて、適度に脂質を摂取できるオススメの食材は、ナッツ大豆。良質なタンパク質と脂質がたっぷりの美容食材なので、おやつや料理に取り入れてみましょう。

    ナッツの良質な脂質やタンパク質もおすすめ。

    ●おすすめの商品


    ななつのしあわせミックスナッツ」「ななつのしあわせミックス煎り豆

    こだわりの産地から厳選した7種のナッツ/煎り豆をミックス。美容・健康にうれしい無塩・無油で、スナック感覚で楽しめます。

    3 ゆったりバスタイムで、代謝アップ!

    お風呂に入るのは、一番てっとりばやく全身を温める方法です。シャワーだけで済ませている人は、できるだけ湯船にじっくり浸かるようにしましょう

    お風呂は血の巡りが良くなるだけでなく、リラックスすることで自律神経の乱れなども改善されます。温浴効果を高めるため、冬向けの入浴剤を使うのも良いですね。

    湯船につかって体をじっくりと温めましょう

    お風呂上がりは温かい場所で体をよく拭き、髪も濡れたままで過ごさないなど、冷やさないための工夫を。冷たいドリンクも体を冷やすので、なるべく温かいもので水分補給して。

    ストレッチや、ボディクリームでのマッサージも血行促進になってぽかぽか効果を高めます。

    4 着ぶくれはNG! 軽やかな服装で出かけよう

    冬も、動きやすい軽やかな服装を。

    寒いからと言って、やみくもに何枚も重ね着して着ぶくれしたり、暖房の効いた部屋ばかりに閉じこもったりしていませんか。

    記事の前半で「冬は体温を維持するため、基礎代謝が上がる」と書いた通り、身体は寒い外気に触れると、体温や代謝を上げようとします。しかし、厚着や暖房に慣れて寒さを感じにくい状態が続くと、このせっかくの身体の機能がうまく働きません。

    そもそも着ぶくれしていてはおしゃれではないし、締め付けや重さが肩こりの原因にもなります。軽やかな服装で外に出て、適度に寒さに身を晒すことで、自らあたたまる力を鍛えましょう。

    動きやすい格好でウォーキングやジョギングに出かけるのは、寒さに身を慣らしつつ筋力アップにもなるのでオススメです。

    とは言え、無理をして風邪を引いては大変です。昔からよく言われる「首・手首・足首」の「3首」を冷やさないように、マフラーや靴下などで防寒対策を。どうしても冷えが気になる日は、腰やお腹にカイロを貼ってあたためるのも有効です。

    ポイントを抑えて温めれば、厚着をしすぎない軽やかなファッションでも、冷え知らずの冬を過ごせるでしょう。

    ***

    いかがでしたか?

    体が温かいと、気持ちもほぐれてご機嫌な冬を過ごせます。心も体も、ぽかぽかあったか美人を目指しましょう。

  • 食べるスキンケアvol.25絶対酸化しないための肌サビ対策「フルーツサンド」

    食べるスキンケアvol.25
    絶対酸化しないための肌サビ対策「フルーツサンド」

    紫外線や生活のストレス、大気汚染などが原因で発生する「活性酸素」。増えすぎると「肌サビ」リスクが高まって、シミやシワなど困った美容トラブルの原因にもなります。

    野野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」レシピ。今回は、そんな肌サビを閉め出して、すこやかな美肌を保つためのデザートサンドのご提案です。

    エイジングケアが期待できるポリフェノールたっぷりのクリームに、見た目にかわいくビタミンも豊富な苺を丸ごと使いました。

    【材料・1人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    食パン8枚切り 4枚

    いのちのワイン 大さじ2(ポリフェノール・ビタミンC、E)

    苺 4〜6個(ビタミンC・葉酸・カリウム)

    生クリーム 100g

    砂糖 大さじ1

    【作り方】

    1 パンの耳は、好みでカットする(好きな方はそのままでもよい)。苺は洗って水気を拭き取り、ヘタを取っておく

    2 生クリームに「いのちのワイン」と砂糖を入れて、泡立てる

    3 苺と2を食パンに挟み、ラップをして冷蔵庫で30分落ち着かせたら、半分にカットする

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    いのちのワイン

    いのちのワイン

    http://tamachanshop.jp/201506/16

  • 新年は、もっと美しく。タイプ別美容ガイド2019

    新年は、もっと美しく。
    タイプ別美容ガイド2019

    肌のお悩みは、人それぞれ。すべてを一刀両断に解決する特効薬はありません。

    また、同じ人でも年齢によって悩みも内容も変化することがあります。「今まで使っていた化粧品が、どうも合わなくなってきた」、「今までのお手入れでは足りない気がする」……そんな小さな変化に、気づいていますか?

    新年を迎えたこのタイミングで、一度肌悩みを見直し、これからのお手入れを考えてみてはいかがでしょうか。

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    ▼悩み別に、解決方法をチェック!

    1)赤み・毛穴の目立ち

    2)シミ・くすみ

    3)乾燥

    4)脂性・ニキビ

    5)シワ・たるみ

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    1 赤み・毛穴の目立ち

    顔の赤み毛穴の目立ちは、メイクではなかなか隠しにくい悩みの一つですね。

    体質的な敏感肌や病気の可能性もありますが、メイクや過剰なスキンケアによる刺激が原因になっていることも。一度、日頃のスキンケアを見直してみませんか。赤みも毛穴悩みも、改善への近道は「やさしい洗顔」と「しっかり保湿」です。

    まず、赤みは肌が炎症を起こして大変デリケートになっているので、刺激は避けたいところ。赤みを隠そうと念入りにメイクするあまり、余計な刺激が加わってより症状が目立ってしまう、ということもあります。

    毛穴悩みも、気になるからといってゴシゴシ洗いすぎると、刺激でかえって毛穴が開いたり、色素沈着を起こしたりするため要注意です。

    赤みや毛穴が目立つ部分は、刺激を与えないように気をつけましょう。

    化粧品はできるだけ刺激の少ないものを選び、肌をこするようなメイクは控えて。洗顔やクレンジングは肌をいたわるように、優しく行います。毛穴汚れを落とすだけでなく、肌を清潔に保つことで肌のバリア力を回復させましょう。

    洗顔後は、柔らかなタオルを使って、こすらず抑えるように水気を拭き取ること。そして十分に保湿をすることで、ターンオーバーが整い、毛穴も徐々に目立たなくなってくるはずです。

    
▼こちらの記事も合わせてチェック!

    「毛穴の目立たない肌をつくるには? 食事とスキンケアの法則」

    ▼赤み・毛穴悩みさんにおすすめのアイテム

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」

    トロリとした柔らかなミルクタイプのクレンジングで、メイクを優しく包んでオフ。


    「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    お肌に近い成分で作った粉洗顔で、潤いを保ちながら、汚れをすっきり洗い流しましょう。

    2 シミ・くすみ

    シミくすみの大きな原因のひとつが、紫外線。紫外線を浴びると、肌内部では細胞を守るためにメラニンが大量に作られ、肌全体が日焼けをしてくすんでしまいます。

    それでもターンオーバーが正しく行われていれば、メラニンは自然と垢となって剥がれ、肌も元の色に戻ります。しかし、加齢やホルモンバランスの影響でターンオーバーが乱れたり、肌トラブルでメラニンが一部で過剰生成されたりすると、シミとなって残ってしまうことがあるのです。

    紫外線・乾燥対策はしっかりと行いましょう。

    また、乾燥でキメが荒くなることでも肌はくすんで見えますし、メイク汚れや誤ったスキンケアによって色素沈着を起こしている場合も。寒い季節は血行不良にも要注意です。

    
シミ・くすみの対策として、冬も油断しないで紫外線対策をすること。そして正常なターンオーバーを促すために、肌を清潔に保ち(お手入れの際は優しく!)、コラーゲンビタミンCを積極的に摂取し、内側からのケアにも取り組みましょう。

    適度な運動や入浴で体をあたためる習慣をつけると、血行がよくなるだけでなく、ホルモンバランスや代謝が整い、ターンオーバーの促進にもなりますよ。

    ▼シミ・くすみ悩みさんにおすすめのアイテム

    ひにまけぬ

    「ひにまけぬ」

    高いSPF効果でありながら、お肌にやさしい日焼け止め。年中バッグに入れておきたいアイテムです。

    3 乾燥

    ちゃんと保湿しているのに、夕方には乾燥して小鼻周りが粉を吹いたり、ほうれい線がくっきり目立ったり……冬場は特にひどくなる方もいらっしゃるでしょう。乾燥には、外側と内側から、Wの対策が必要です。

まずは外側、化粧水と乳液による保湿ですが、たんに保湿力の高いアイテムに変えるだけでなく、その使い方も見直してみましょう。

    実は、トラブル肌の方の多くが、化粧水や乳液を正しく使えていないことが多いのです。基本をおさらいすると、「保湿しているつもりが、全然足りていなかった!」という発見があるかもしれません。

    ▼関連記事で、スキンケアの基本をチェック!

    「化粧水のバシャバシャ使い」

    「乳液パックのディープケア」

    そして、うるおいを逃さないためのお肌づくりを内側から。

    食事でも乾燥対策を。「コラーゲン・タンパク質」「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」

    タンパク質コラーゲンを摂取するために、乳製品や大豆製品、お肉、卵、魚などを毎日の食事に取り入れましょう。粘膜を保護するビタミンA、コラーゲンの生成を助けるビタミンC、血行や新陳代謝を良くするビタミンEも、潤い肌を支える栄養素です。

    ▼乾燥悩みさんにおすすめのアイテム

    とれたてベジローション

    
「とれたてベジローション」

    新鮮な食の栄養を、たっぷり配合。椎茸エキスの保水力とWセラミド配合で、お肌に潤いを与えます。


    4 脂性・ニキビ

    顔がテカテカとべたついてしまうオイリー肌(脂性肌)。メイクもくずれやすいし、ニキビもできやすくて悩ましいですね。遺伝的な体質による部分も大きいですが、お手入れで改善する場合もあります。

    オイリー肌だからといって、洗浄力の強いクレンジングで念入りに洗い、さっぱりタイプの化粧水を使い、べたつくのが嫌だから乳液は使わない。そんなお手入れは、実は逆効果かもしれません。

    雑菌の繁殖を防ぐために洗顔は大切ですが、過度な洗顔で大切な角質を剥がしたり、潤いまで流してしまうと、肌のバリア機能が低下し、さらなる肌トラブルの原因に。油分を補っていないため、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

    オイリー肌でも、優しい洗顔十分な保湿を心がけましょう。最初は乳液などのベタつきに抵抗があるかもしれませんが、だんだんと皮脂バランスが整ってくるはずです。

    しっかりと保湿を心がけましょう

    また、食生活にも気を配って。チョコレートなど砂糖の多い食べ物や、バターや生クリームといった動物性脂肪の多いもの、小麦粉・白米などの精製した穀物、過度なアルコール摂取などは、オイリー肌を悪化させる天敵です。

    5 シワ・たるみ

    目元などのちりめんジワほうれい線など、若い頃には考えられなかった肌老化。たるみも含め、シワは皮膚だけでなく筋肉や皮下組織を含む、顔全体の構造が変化して起こります。

    残念ながら、加齢によるシワ・たるみは、基本的には避けることができません。生きて来た証ではありますが、なるべく穏やかにゆっくり刻みたいものです。

    乾燥はシワ・たるみを加速させるので、まず日々のスキンケアにしっかりと取り組んでみましょう。週末など時間のある日は、なるべくパックなどで入念な保湿ケアを。マッサージは適度にやると効果的ですが、誤ったやり方ではシワやたるみを促進させてしまいます。正しい方法をしっかりチェックしましょう。

    ▼関連記事で、マッサージの方法をチェック!

    「血行促進で肌トーンアップ!乳液マッサージという新習慣。」

    気になるシワ・たるみはスキンケアを見直してみましょう

    また、たるみは真皮を支える役割を果たす線維成分であるコラーゲンエラスチンが緩むことによって起こります。紫外線はそれらを壊すもとなので、まず徹底した紫外線対策を。そしてコラーゲンやビタミンCの積極的な摂取を心がけましょう。


    そして何よりも、眉間にできる不機嫌な表情ジワを作らないよう、しかめっ面せず、なるべく日々を機嫌よく穏やかに過ごしたいものですね。



    ▼シワ・たるみ悩みさんにおすすめのアイテム

    ぜいたくベジミルク

    「ぜいたくベジミルク」

    食の栄養を詰め込んだ、美容乳液。椎茸エキス、ヒト型セラミド、ナッツオイル配合で、お肌を整えながら潤いを守ります。

    * * *

    どんな肌悩みにも、きっと改善策はあり、またぴったりのアイテムもあります。

    悩みを諦めず、年齢のせいにせず、2019年はもっと美しいあなたになりましょう。

  • 食べるスキンケアvol.24食べ過ぎ解消! 胃腸をやすめる「蒸し豆腐」

    食べるスキンケアvol.24
    食べ過ぎ解消! 胃腸をやすめる「蒸し豆腐」

    お正月、ついついおいしいものを食べ過ぎた方。ゴロゴロして運動不足なお休みを過ごした方。そろそろこの辺りで、食べ過ぎのツケを解消しましょう。

    胃腸をやすめて、内側からキレイを回復したいですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第24回は、優しい甘みと温かさが魅力の蒸し豆腐です。

    いつもの絹豆腐も、蒸すだけで味がぎゅっと濃縮し、薄味でもおいしくいただけます。そこに、消化酵素をたっぷり含んだ山芋をプラスし、さらに蒸すことでムチッとした中にシャリッとした新食感を楽しめます。

    【材料・1人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    絹豆腐 1/2丁(200g)(タンパク質リノール酸・レシチン)

    山芋または長芋 50g(ジアスターゼ・鉄分)

    クコの実 1個(ミネラル・ポリフェノール)

    〈香り醤油〉

    醤油 100cc

    りんごの芯 1個分(ビタミンC)

    生姜 1片(ショウガオール)

    タカノツメ 1個

    【作り方】

    〈下準備〜香り醤油を仕込む〜〉

    鍋に香り醤油の材料をすべて入れ、とろ火にかけ、沸騰する前に火を消して冷ましておく

    1 水切りした絹豆腐を、蒸し器で10分蒸す

    2 すりおろした山芋(または長芋)とクコの実を乗せて、さらに5分蒸す(蒸しすぎると山芋だけ固まります)

    3 香り醤油をかけていただく

    ※香り醤油はりんごの芯を取り出し、冷蔵庫で保存できます。冷奴や刺身にも合います

    ※冷めると山芋が固まるので、できたてをどうぞ

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    ゴジベリー(クコの実)

    http://tamachanshop.jp/201506/146

  • 【2018総集編】明日の美しさを作る、Hadamanma記事15選

    【2018総集編】明日の美しさを作る、Hadamanma記事15選

    いよいよ2018年もあとわずか。

    いつも当サイトをご覧いただいている読者の皆さまには、心より感謝申し上げます。肌のこと、内側から美しくなる方法など、お役に立てましたでしょうか。

    2019年もますます楽しくお役に立てる記事を企画していますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

    その前に、今回は2018年の記事の中から特に大切なものを、ピックアップしてお届けします。見逃していた内容がありましたら、ぜひこの機会にチェックしてくださいね。


    まずは、お肌と化粧品の「基礎」を振り返ろう

    まずはお肌と化粧品について、基礎を振り返ろう

    美しくなる第一歩として、まずは自分のお肌について、そして毎日使う化粧品について、基本を学びましょう。わかっていたつもりでも、意外と知らない発見があるかも!?


    ▼ まずは、「お肌のしくみ」から。

    これだけは知っておきたい!「お肌のしくみ」基本編

    ▼美肌づくりの合言葉を覚えよう!

    美しいお肌の条件 「う・な・は・だ・け」とは?

    ▼「化粧品」って、そもそもどんなもの?

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    肌の見た目を変えたいなら…スキンケアの基本ステップを見直そう

    肌の見た目を変えたいなら……スキンケアの基本ステップを見直そう

    「肌の見た目、今すぐ変えたい!」をテーマに、スキンケアで大切な「落とす」「潤す」「守る」という3ステップを特集したシリーズ記事。使う化粧品に関わらず役立つ基礎知識です。


    ▼素肌を輝かせる洗顔とは?

    肌の見た目、今すぐ変えたい!〜1 角質層の丸洗い〜

    ▼知っていますか? 化粧水の適量。

    肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    ▼肌の敵を知り、徹底的に肌を守りましょう。

    肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜3 刺激から、徹底的に逃れよう。〜

    外側ケアだけでなく、「内側」からの栄養ケアも大切です

    外側ケアだけでなく、内側からの栄養ケアも大切です

    Hadamanmaのスキンケアは、外側だけでなく内側から肌を仕立てるのが基本です。ダメージを修復し肌を作る材料をきちんと摂取し、しっかりと磨きをかけましょう。


    ▼肌と体の元気を作る、6大栄養素。

    一生役立つ! 栄養のキホン。

    ▼紫外線ダメージに立ち向かう栄養とは?

    秋のスキンケアを考える。(夏のダメージ回復〜食のスキンケア編〜)

    ▼カサつき、くすみ、むくみに喝!

    年末のお疲れ肌をレスキュー!美肌を作る栄養補給とは?

    ▼知っていますか? 正しいコラーゲンの摂取方法。

    食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?

    大好評! 連載「食べるスキンケア」

    大好評! 連載「食べるスキンケア」

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考えるコーナー。肌を仕立てる栄養素を、季節の素材を使っておいしく楽しく食べるレシピをご紹介する、人気の連載です。

    
▼β-カロテン豊富なニンジンを、大人の味で。

    食べるスキンケア vol.4日焼け戻しレシピ「美白キャロットラペ」

    ▼夏の日焼けは、秋冬にケア! 作り置きできる野菜メニュー。

    食べるスキンケア vol.10秋の食べる日焼け止め「きちんと出汁の揚げ浸し」

    ▼クリームチーズは美肌食材。見た目も美しいデザート!

    食べるスキンケア vol.13肌サビ対策レシピ「ポリフェノールレアチーズケーキ」

    普段から、美容生活をはじめよう

    普段から、美容生活をはじめよう

    美容のために必要なのは、食事とスキンケアだけではありません。日常生活の些細な習慣が、実は肌に大きな影響を与えていることもあります。一度、見直してみませんか?

    ▼洗濯の習慣が肌荒れを改善する?! 美容生活を見直そう。

    肌荒れをシャットアウトする、5つの生活習慣とは?

    ▼肌に栄養を運ぶ血行を、今すぐ改善する三つのポイント

    冬も元気なツヤ肌でいたい! 血行促進ライフアドバイス

    読むだけでキレイになれそうな美容情報を、週に二回配信しているHadamanma公式サイト。

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  • 食べるスキンケアvol.23ちょっと豪華なお正月メニュー「野菜ソースでミートローフ」

    食べるスキンケアvol.23
    ちょっと豪華なお正月メニュー「野菜ソースでミートローフ」

    いよいよ年の瀬。年賀状に大掃除、仕事納めなどやることいっぱいで、大忙しの日々でしょう。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第23回は、大勢で集まるときに作りやすいオーブン料理です。簡単にできて、目にも華やかなミートローフ。ぜひおせちにプラスしてみてくださいね。

    大人も子供も大好きなお肉と卵の料理は、たんぱく質がたっぷり。野菜たっぷりのソースを添えて、栄養バランスを整えました。サルサソースとサグ(ほうれん草)カレーソースの2種類で、飽きずに楽しめます。

    【材料・5〜6人前/20×11×7.5cmパウンドケーキ型】 ※( )内は摂れる栄養素

    〈ミートローフ〉

    合挽きミンチ 600g(たんぱく質)

    玉ねぎ 小1個(ビタミン・ミネラル・硫化アリル)

    A

    卵 1個(タウリン・システイン)

    パン粉 大さじ1

    牛乳 大さじ4

    塩 小さじ1強

    コショウ 少々

    ナツメグ 小さじ1/2

    ゆで卵 3〜4個

    〈サルサソース〉

    トマト 100g(ビタミンA、C、E・リコピン)

    カラーピーマン 1個(ビタミンC)

    玉ねぎ 1/4個

    ニンニク 1片

    オリーブオイル 大さじ1

    レモン汁 小さじ2

    バルサミコ酢 小さじ1

    〈サグカレーソース〉

    ほうれん草 50g(鉄分・βカロテン・ビタミンC)

    重曹(あれば) 大さじ1

    水 100cc

    ガラムマサラ 小さじ1/2

    クミン 小さじ1

    チリパウダー 小さじ1

    すりおろししょうが 小さじ1

    ニンニク 1片

    ヨーグルト 大さじ1

    塩 小さじ1/2

    砂糖 少々

    バター 5g

    【作り方】

    〈ミートローフ〉

    1 玉ねぎをみじん切りし、しんなりするまで炒める

    2 ボウルに粗熱をとった1とミンチとAを入れ、よく混ぜる

    3 型に2のタネを隙間なく入れる。その際、どこで切っても真ん中に来るようゆで卵をタネの中に並べ埋める

    4 予熱なし250℃のオーブンで30〜40分焼く。竹串を刺して透明な肉汁が付いたらOK

    〈サルサソース〉

    材料をすべて細かいみじん切りにし、混ぜる

    〈サグカレーソース〉

    1 お湯(分量外)を沸かし、ほうれん草を茹でて2cm長さに切り、ミキサーかブレンダーで撹拌する。茹でる時、重曹を入れると色よく仕上がる

    2 1を鍋に入れ、その他すべての材料と合わせて弱火でじっくり温める。温まったらすぐ火を消し、煮込みすぎないこと

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • クリスマス間近!聖夜に向けたツヤ髪づくり。

    クリスマス間近!
    聖夜に向けたツヤ髪づくり。

    肌だけでなく、髪にも厳しい乾燥の季節です。北風だけでなく暖房の風にも、日々潤いを奪われて、髪はパサつきがち。さらに寒さで血管が縮んで、酸素や栄養が毛根に行き渡りにくいという三重苦。

    でも、もうすぐクリスマス。そんなことは言っていられません。しっかりとケアをして、うるうるキラキラの艶髪で、特別な日を迎え撃ちましょう!

    まず敵を知る。パサパサ髪の原因とは?

    冬のヘアダメージの原因は、第一に乾燥。

    湿度が低いうえに、室内は暖房でさらに乾燥しているため、髪は常にカラカラの空気に襲われています。また、寒い時期は体を温めるために熱いお風呂に入る方も多いですが、シャワーの温度も熱々にしていると髪の潤いまで洗い流してしまいます。

    乾燥した髪は、キューティクルがはがれやすくなり、その隙間から潤いが逃げてしまうのです。切れ毛や枝毛が起こりやすくなり、見た目にもパサつきが目立つようになります。

    血行不良と栄養不足も、パサパサ髪の原因。冬は汗をかきにくい季節だからと、シャンプーの回数を減らしていませんか?

    ただでさえ寒くて血行が滞りがちなのに、シャンプー時の頭皮マッサージの機会が減ることで、ますます血流が悪くなり、毛根の栄養状態が悪くなってしまうのです。

    そんな厳しい冬の中、どうすれば美しい髪になれるのでしょうか?

    艶髪ポイント1
    毎日のバスタイムで、丁寧なヘアケアを!

    丁寧に汚れを落として、トリートメントでしっかりと補修

    美しい髪づくりを決めるのは、毎日のバスタイム。「髪の汚れを落とす」「潤いを与える」「潤いを閉じ込める」この3ステップが、艶髪づくりに欠かせません。順にチェックしていきましょう。

    1.シャンプーで、頭皮の汚れを落とす

    

まずは頭皮を整えて、髪が健康的に育つ土壌をつくりましょう。シャンプーのときは髪の汚れを落とすだけでなく、頭皮マッサージをしっかりと行い、血液や栄養、酸素が行き渡っていることをイメージしましょう。





    地肌をマッサージするようにシャンプーします。

    

ぬるま湯で髪をしっかりすすいだあと、よく泡立てたシャンプーで頭皮を優しく洗います。こするのではなく、指の腹で頭皮を揉み込むように洗うのがポイント。







    

頭皮を清潔にすることは、気になるフケやニオイの対策にもなるので、クリスマスの接近戦の前に、きちんとケアしておきたいですね。いつものシャンプーを使うのも良いですが、頭皮ケア用のヘアケア用品を使うのも効果的です。








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髪の「土壌」を育てる、植物生まれのスキャルプケア。

    


2.トリートメントで、潤いを与える




    シャンプーをしっかりすすいだあとは、トリートメントを忘れずに。シャンプーが汚れを落とすのに対し、トリートメントは髪の内部に栄養成分を届けてダメージを修復し、潤いを与えます。トリートメントは頭皮にはつけず、毛先から丁寧につけていきましょう。





    頭皮につけず、毛先を中心に塗りましょう。

    トリートメントをつけるときの、スペシャルな方法をご紹介します。



    まずは、髪の毛一本ずつにムラなくつける裏ワザ。
    毛先全体にトリートメントをつけたあと、指一本分程度の毛束を片手に取り、もう片方の手で数回手ぐしを入れるようにしてトリートメントをなじませます。これを繰り返すことで、髪一本一本がトリートメントを纏うようになります。

    丁寧にトリートメント。

    しっかりなじませたあと、できるだけ時間を置きましょう。
蒸しタオルで包むことで、スチームエステのような効果を狙うことができます。湯船に浸かって体を温めながら過ごすと良いですね。



    洗い流しはしっかりと、トリートメント剤を髪に残さないようにすすぎましょう。





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    食べ物由来の濃厚な栄養で、贅沢なヘアパックを。

    3.ヘアオイルで潤いを閉じ込める



    特にパサつく、まとまらない、ツヤがほしいといった悩みがある方には、ヘアオイルがおすすめ。

    

ヘアオイルは、髪に潤いを閉じ込め、ダメージから髪を守る働きをする心強いアイテム。お風呂上がりのドライヤー前につけると、熱ダメージや過乾燥を防いでくれます。

    お出かけ前にはスタイリング剤や保湿ケアとしても活躍。流行の濡れたような質感のスタイリングも、ヘアオイルなら簡単に叶えることができます。

    ヘアオイルをつけるときのポイントは、まず手のひらにワンプッシュをしっかり伸ばし、髪の内側から塗り広げていくこと。いきなりベタッと髪の表面につけると、髪が脂っぽくなるので要注意です。まずは全体になじませたあとに、気になるところに薄く重ねづけていくようにしましょう。


    髪サラダ

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数種類の天然ハーブオイルを配合。ひと塗りでうるつや髪へ。


    また、全身の血行は頭皮にも影響します。さっとシャワーだけで済ませるのではなく、なるべく日頃からゆっくりと湯船に浸かって、血行を促進しましょう。代謝が上がると頭皮のターンオーバーも促進され、栄養が隅々まで行き届きやすくなります。

    毎日の丁寧なバスタイムで、美しい髪を作っていきたいですね。

    艶髪ポイント2
    髪の材料を、しっかり補給。

    短期間で効果的なのは外側からのケアですが、せっかくなら内側から長期的なケアもはじめてみませんか?


    髪の基本成分は、ケラチン。その素になるのは、上質なアミノ酸を含むタンパク質です。まずは髪の材料を補給するため、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などを毎日食べるようにしましょう。

    美しい髪の毛を作る為にはタンパク質・ヨード・ビタミンA・Eが効果的

    髪の発育に良いヨードを含む食品もおすすめ。わかめ、ひじき、昆布などの海藻類に豊富です。

    さらに血行を助けるビタミンAやビタミンE。緑黄色野菜や玄米、植物性の油などを積極的に摂りたいものです。青魚も、血液を固まらせにくくするEPAが含まれた、血流に良い食べ物です。

    艶髪ポイント3
    頭の防寒対策で、ダメージから髪を守ろう。

    冬の寒さで、頭皮の血管も縮こまります。血行不良の状態が続くと当然栄養状態も悪くなり、次に生えてくる髪の健康が奪われやすくなります。

    真冬にセーターや分厚いコートで防寒対策をするように、頭もなるべく温かい帽子などで守ってあげてください。

    帽子をかぶることで紫外線ダメージをカット

    帽子をかぶることで、北風などの乾燥や、外気汚れ、紫外線ダメージなどから髪を守ることもできます。

    ただし頭皮が蒸れるのは良くないので、暖かい室内で長時間汗をかくようなら無理は禁物。また、帽子も清潔なものをかぶるようにしましょう。

    静電気が発生しやすい時期なので、できるだけ髪の摩擦が少なくなるように、髪を結っておくのも効果的。帽子と合わせて、おしゃれにスタイリングを楽しんでみてくださいね。

    * * *

    うるうるツヤツヤの髪なら、薄化粧でもとっても華やかに見えますよね。そんな憧れの髪に近づくために、厳しい冬こそきちんとケアしたいですね。

    冬本番。寒さは女性につらいですが、おいしく食べて、しっかり体を温めて、美しさに磨きをかけて、笑顔で乗り切ってください。そうすれば春にはきっと、去年よりきれいになっているはず!

  • 食べるスキンケアvol.22キレイを作るクリスマスメニュー Part2「白のディップサラダ」

    食べるスキンケアvol.22
    キレイを作るクリスマスメニュー Part2「白のディップサラダ」

    忙しくも楽しい年末。クリスマスのご予定はいかがですか。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第22回は、体とお肌の調子を整える、ビタミンと酵素たっぷりの野菜サラダのご提案です

    クリスマスを意識して、あえて彩りを白に統一。リースのように盛りつけると、特別な日のディナーらしく演出できます。美肌に良いとされるクリームチーズベースでお楽しみください。

    【材料・4人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    A

    クリームチーズ 50g(ビタミンA、B1、B2、D・葉酸)

    マヨネーズ 小さじ2

    ヨーグルト 大さじ1

    ワインビネガー 大さじ2

    はちみつ 小さじ1/2

    つぶマスタード 小さじ1

    塩・こしょう 少々

    カリフラワー 1房(ビタミンC、B6・葉酸)

    大根 10cm長さ少々(ジアスターゼ・アミラーゼ)

    かぶ 1/2個(ビタミンC・カリウム)

    モッツァレラチーズ

    【作り方】

    1 Aを合わせてディップを作る。クリームチーズが固い場合は、ラップをして電子レンジに10〜20秒かける

    2 カリフラワーは茹でて食べやすい大きさに小分けし、かぶは生のまま一口大の乱切りにする

    3 大根はピーラーで薄くし、リボン状にくるっと巻く

    4 濃い色の大きめの皿に、2、3とモッツァレラチーズをバランスよく盛りつける

    5 1を別皿に添える

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • グッタリくたびれお肌に、癒しのスペシャル・コットンパック!

    グッタリくたびれお肌に、
    癒しのスペシャル・コットンパック!

    年の瀬押し迫る中、仕事にお付き合いにプライベートにお忙しいことでしょう。宴席も増え、お疲れ気味ではありませんか。

    また、寒さと乾燥にさらされる季節でもあります。内からも外からも、お肌がくたびれてしまうこの冬を、なんとか乗り切って美しさを維持したいものですね。

    今回は、いつもの化粧水で今夜からできる、癒しのコットンパックをおすすめします。週末やお出かけの前日だけでも、この冬から取り入れてみませんか? ツヤ肌なら、きっとパーティがもっと楽しくなりますね。

    コットンパックに期待できること

    化粧水は手よりもコットンでつける方が、よりまんべんなくすみずみまで化粧水を浸透させることができます。さらに時間をおく「コットンパック」は、さらなる浸透を期待できます。

    化粧水がしっかりと行き渡れば、キメが整い角質が柔らかくなって、乾燥による毛穴の開き、大人ニキビなどが改善されるでしょう。乾燥はくすみやちりめんジワの原因でもあるので、肌の加齢にブレーキをかけるために、毎日は無理でも、できるだけ頻繁に行いたいものです。

    では、基本的なコットンパックの方法をご紹介します。

    1 めくれる大判タイプのコットンを使う

    顔をしっかり覆える大判タイプがおすすめです。

    コットンパックには、フチのない、めくれるタイプの大きなコットンが使いやすいでしょう。

    薄いコットンの間に綿を挟んでフチを止めてあるタイプのコットンは、厚すぎて重みですぐに落ちてしまいますし、フチの部分が固くて肌にフィットしません。また、顔をしっかり覆えるように、大判タイプがおすすめです。

    フチのないコットンのほうがコットンパックにぴったり。

    めくれる大判コットンが見つからない時は、薬局やドラッグストアで「脱脂綿(カット脱脂綿)」として販売されているものでも良いでしょう。コットンよりも安く手に入ります。

    既にお持ちの普通サイズのコットンを使う場合は、枚数を増やしたり、繊維と平行方向に引っ張って伸ばしたりすると良いでしょう。

    2 パック前にしっかりと洗顔し、保湿する

    パックの前に汚れをしっかり洗い流し、保湿をしましょう

    コットンパックを始める前に、化粧水の浸透を高めるため、しっかりとした洗顔が必須です。クレンジングと洗顔を丁寧に行い、柔らかいタオルで優しくしっかりと水滴を拭き取りましょう。そして、いきなりパックするのでなく、化粧水を顔全体になじませ整えましょう。

    3 コットンの貼り方

    それでは、いよいよ具体的なコットンパックのやり方です。

    コットンの端まで化粧水をたっぷり染み込ませてから、一枚ずつ丁寧にめくります。脱脂綿の場合は厚さが均等になるように、薄く裂きましょう。裂いて5枚くらいまで増やせると良いですが、難しい場合はコットン枚数をプラスして、顔全体に貼れる数を用意します。これを乾燥しやすい場所に貼っていきます。

    コットンを伸ばしながら貼ります。

    まず、左右の目の下に貼ります。このとき、顔の中心からコットンを伸ばしながら、ほお全体を覆うように貼ると、ぴたっと密着します。それから、額にも一枚広く貼りましょう。残る鼻周りと顎にも貼り、顔全体がコットンで覆われるようにします。

    特に乾燥がひどい場合は、この上からラップで包むと、さらにしっかりとした浸透が期待できるでしょう。

    コットンパックの時間は、化粧水の保湿力にもよりますが、大体3分前後。いずれの場合も、5分以上放置するとコットンの乾燥がはじまり肌から水分を奪ってしまうので逆効果です。長時間貼りっぱなしにしないよう気をつけてください。

    4 乳液やクリームで、潤いを閉じ込める

    乳液やクリームでしっかりと水分に蓋をしましょう

    化粧水は、乳液や美容液などと違い、水分の蒸発を防ぐ油分が配合されていないものが多いため、たとえ丁寧なパックでしっとりしたとしても、そのままでは水分の蒸発を免れません。せっかく浸透させた水分を逃さないため、すぐに乳液や保湿クリームなどを使ってケアしましょう。

    いかがでしたか?

    乾燥の季節だからといって、特別なクリームや高価な化粧品を買い足さなくても、いつもの化粧水の使い方を少し工夫するだけで、見違えるようなツヤ肌になれるかも知れません。いつもの化粧水のポテンシャルを最大限に引き出すために、ぜひお試しいただきたいと思います。

    また、さらなるディープケアとしては、以前にご紹介した乳液パック(リンク:https://hadamanma.com/archives/1108)も有効です。併せてご参照ください。

    オススメ商品:とれたてベジローション

    Hadamanmaとれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

  • 食べるスキンケアvol.21キレイを作るクリスマスメニュー「ラズベリーギモーヴ」

    食べるスキンケアvol.21
    キレイを作るクリスマスメニュー「ラズベリーギモーヴ」

    もうすぐクリスマス! 連日のパーティ続きで、美容や健康がお預けになりがちな季節です。でもホームパーティのごちそうなら、たまには美容を意識したメニューも並べてみたいですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第21回は、スパークリングワインを使った、見た目も味わいも豪華な大人のデザートメニュー。

    唐辛子に含まれるカプサイシンと似た構造を持ち、カプサイシンの3倍もの脂肪燃焼効果があるとされるラズベリーケトン。そんな嬉しい栄養の豊富なラズベリーを、手軽なピューレで贅沢に使います。

    乳酸菌たっぷりで、内側からスッキリさせる美粉屋「ちょーぐると」を加えることで、ラズベリーの味の角を和らげ、とても上品でゴージャス感のある味わいに仕上がりました。

    【材料・13cm×15cmのバットか容器1個分】 ※( )内は摂れる栄養素

    A

    ラズベリーピューレ 100g(ポリフェノール・ビタミンE)

    ちょーぐると 大さじ2(乳酸菌)

    グラニュー糖 30g

    水あめ 20g

    粉ゼラチン 10g

    水 40cc

    スパークリングワイン 大さじ2

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・ボウルにお湯を入れて温めておく

    ・バットにクッキングシートを敷いておく

    1 粉ゼラチンは水でふやかしておく

    2 Aを鍋に合わせて火にかけ、泡が出てから2〜3分、絶えず混ぜながら弱めの中火で熱する

    3 火を止めて1を入れ、お湯で温めたボウルに移す

    4 ゼラチンが溶けたらハンドミキサーの強で、白っぽくふんわりするまで攪拌する

    5 スパークリングワインを入れてゴムベラでさっくり混ぜ、型に入れて20分ほど常温で固める

    ※ボウルが熱くなりすぎることがあるので、気をつけてください

    ※ゼラチンは常温で固まるので、常に温かい状態で一気に全行程を終えてください

    ※出来上がったものは冷蔵で長期保存できますが、早めに召し上がった方が風味が良いです

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 年末のお疲れ肌をレスキュー!美肌を作る栄養補給とは?

    年末のお疲れ肌をレスキュー!
    美肌を作る栄養補給とは?

    肌にとって、厳しい寒さが続きますね。寒さで血管が縮むと、酸素や栄養が肌のすみずみまで行き渡りにくい上に、冬は冷たい北風で水分も奪われがち。毎日がんばる肌はきっと、お疲れ気味です。

    そんな時こそ、正しいスキンケアに加えてたっぷりの栄養補給で、いつも以上に肌をいたわり、元気づけてあげたいものですね。

    お疲れ肌に足りない栄養とは?

    パーティや外食が続く季節。カロリーはオーバーしがちな反面、必要な栄養は不足しがちという、アンバランスさが肌荒れを招く季節でもあります。

    肌疲れのタイプによって、足りていない栄養素を知るところから始めましょう。

    1 カサカサ乾燥肌

    2 目元に慢性クマ

    3 顔色どんよりくすみ肌

    4 パサパサ髪の毛

    5 パンパンむくみボディ

    肌や髪の悩み別に、足りない栄養素を上手に取り入れて、普段から美と健康のバランスを保ちたいものですね。

    1 カサカサ乾燥肌タイプ
    コラーゲンとビタミンを補って、うるおいアップ!

    人間の体を構成するタンパク質のうち、約30%を占めるコラーゲン。特に、肌のハリや弾力を支える真皮層の約70%が、コラーゲンと言われています。保水力の高いコラーゲンが不足すると、肌はカサカサに乾燥します。乾燥が気になる方は、まずコラーゲンを補いましょう。

    コラーゲンを多く含む食材を上手く取り入れてみましょう。

    コラーゲンを多く含む食品は、お肉などの動物性食品。豚足、鶏皮、手羽先、牛すじなどに豊富です。海洋性食品としてはスッポン、フカヒレ、エイヒレ、魚の皮、うなぎ、クラゲなど。その他ゼラチンやプリン、杏仁豆腐などにも豊富に含まれています。

    お気づきかと思いますが、コラーゲンが豊富な食材には高カロリーなものが多いので、美容を気にかける方は少し抵抗を感じるかも知れません。食事から摂取が難しい場合は、サプリメントを活用されると良いでしょう。

    サプリメントであれば、コラーゲンそのものは低カロリーですし、食事よりも効率的に摂取できます。特におすすめなのは、分子量の小さなコラーゲンペプチド。普通のコラーゲンよりも体内での吸収率が良いと言われています。

    また、コラーゲンはビタミンCの助けがないと正しく分解・吸収・再合成されません。(詳しくは、過去記事「食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?」をお読みください。)

    お肉だけでなく野菜もしっかり摂る、サプリメントもビタミンや酵素を併せて摂るといった工夫をしたいですね。

    2 目元に慢性クマ
    ビタミンA・C・Eを中心に、タイプ別のケアを!

    気になる「クマ」のケア方法

    目の下の慢性的なクマ、悩ましいですね。夜更かしが続いて寝不足になったり、目を酷使する仕事をしている方には、特に多い悩みではないでしょうか。

    目周りの皮膚は薄くてデリケートなので、お肌や健康状態が顕著に現れる場所。一口にクマと言っても、影が落ちている「黒クマ」・血行不良による「青クマ」・色素沈着による「茶クマ」などのタイプがあるので、それぞれ違ったアプローチが必要です。

    アイクリームでケアするのも良いですが、それ以前にまず食生活でできることがあります。どのクマにも共通して効果的な栄養は、抗酸化トリオの「ビタミンA・C・E」。肌はもちろん健康に欠かせないビタミンで、美容トラブルを改善する強い味方です。このトリオを基本に、クマのタイプ別に効果的な栄養をプラスしていきましょう。

    目の下のクマは3タイプ。

    「黒クマ」は、影の原因となるたるみ・むくみの改善を。

    たるみには、エイジングケアのためにポリフェノール、肌の原料であるたんぱく質(アミノ酸、コラーゲン)を摂取しましょう。むくみにはカリウムが効果的。パセリ・納豆・里芋・ほうれん草などに豊富です。過剰な飲酒や塩分摂取にも気をつけましょう。

    「青クマ」は、とにかく血行を促進すること。

    血液づくりには、たんぱく質・鉄分・ビタミンB群を中心に。小松菜や動物性レバーを食べるのがおすすめです。血液をサラサラにする成分が豊富な玉ねぎや、DHAが豊富なサバやサンマも良いですね。カシスなどに豊富なポリフェノールも、血行やクマ改善に効果的と言われています。冷えを避け、体をしっかり温めましょう。

    「茶クマ」は、色素沈着の改善を。

    寝ても温めても取れないクマは、このタイプ。乾燥や紫外線による影響や、洗顔やメイク時にこすったり、合わない化粧品の刺激を受けたりすることで色素沈着を起こしています。刺激を極力抑えることはもちろん、ターンオーバーを促進し、美白効果のある栄養を摂ることが大切。ビタミンA・C・E、リコピンなどの抗酸化作用のある栄養を基本に、緑黄色野菜が多めの健康的な食事を心がけて。

    3 顔色どんよりくすみ肌
    ビタミンB2、Eと鉄分補給が必須です。

    くすみが気になる季節。栄養でケアしよう。

    イベントが続くシーズン、どんよりした顔色は、なんとかしたいですね。

    くすみの原因は、古い角質の蓄積や色素沈着。パーティなどで普段より濃いメイクをした時は、いつものクレンジングでは落としきれない汚れにご注意を。また、肌の保湿が足りずに乾燥した場合も、ツヤがなくなって肌色がどんよりした印象になります。

    毎日の十分な洗顔と保湿はもちろん、大切なのは“食べるスキンケア”です。色素沈着には茶クマと同じく、ターンオーバーを促進するビタミンA・C・E、ポリフェノールを。ビタミンB2や、コラーゲンも良いですよ。また、血行不足もくすみを招くので、生理中に顔色が悪くなりやすい方は、積極的に鉄分を摂取してください。

    ビタミンB2・ビタミンE・鉄分をしっかりと補給しましょう

    特に鉄分は、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収が良くなります。野菜や果物もしっかり摂るように心がけたいですね。体の内側から栄養をしっかり補うことで、くすみを脱ぎ捨てクリア肌になりましょう。

    4 パサパサ髪の毛
    ケラチンやコラーゲンで、元気な髪を育てよう!

    美しい髪を育てる栄養は?

    パーマやカラー、スタイリング剤で酷使された髪は、表面のキューティクルが傷みがち。すると髪の内側からタンパク質や脂質も流れ出し、水分を保てなくなってパサパサになってしまいます。

    また、寒さや栄養不足で血流が悪くなることでも、栄養が行き渡らなくなって髪が痩せる場合もあります。いずれにしても、残念ながら傷んでしまった髪に、自己補修能力はありません。日々伸びてくる髪を、元気にしていきましょう。

    そのために必要な栄養は、皮膚や髪の毛の材料である前述のコラーゲンのほか、ケラチンがあります。かつお、まぐろ、豚ももにく、豆腐や納豆に豊富です。また、髪の健康にはビタミンB群の一種であるビオチンも有効。やはり魚肉卵、豆類に豊富です。

    ミネラルの一種である亜鉛や銅も補いたいところ。亜鉛は牡蠣、ほたて、海藻類、玄米など。銅は牛レバーやしゃこ、ほたるいか、いくら、カシューナッツ、ココアでも補うことができます。

    5 パンパンむくみボディ
    カリウムとビタミンB1で撃退!

    栄養でむくみケアを始めませんか?

    太ったわけでもないのに、顔がパンパンに腫れたり脚が膨らんだりして見えるのは、とても嫌なものですね。そんなむくみは、余分な水分が全身や体の一部に溜まってしまうことで起こります。

    心臓を出てから全身に栄養を届けた血液は、通常であればふくらはぎの筋肉がポンプのような役割を果たして心臓に戻っていきますが、それがうまく働かないと、血液の巡りが悪くなり、あちこちに水分や老廃物を残している状態となります。

    特に筋肉量の少ない女性は、男性よりむくみやすく、さらに生理中は妊娠に備えて体が水分を溜め込もうとするため、普段よりむくみやすくなります。生理中にお酒を飲むと、その症状に拍車がかかるため、注意が必要です。

    特に足のむくみは女性にとって大きなお悩みの一つですよね。

    むくみを防ぐためにはお酒を飲みすぎないこと、水分を抱え込みやすい塩分を摂りすぎないこと、血行促進のため体を温め、適度に運動することが大切ですが、むくんでしまったらカリウムが強い味方。

    体内の水分を調整する作用のあるカリウムは、溜まってしまった水分もどんどん排出してくれます。生野菜や果物、海藻を積極的に摂りましょう。

    またビタミンB1は、炭水化物からエネルギーを作るのに必要な栄養素。不足するとむくみの原因になります。豚肉、レバーや大豆、米ぬかに含まれます。抗酸化作用のあるポリフェノールも、むくみに良いとされています。ブルーベリーやコーヒーに豊富です。

    いかがでしたか?

    突き詰めればいつも、バランスの良い食事なしに健やかな美しさはない、という結論になります。とは言え、宴会やパーティの多い季節に、毎日節制を続けるのは難しいものです。

    そんな時、昨日や一昨日食べたものを思い出して、不足しているものを補ったり、今の自分の状態を見て、必要な栄養で食事を選んだり、そんな丁寧な暮らし方が、きっと明日の美しさにつながると考えています。

    さあ、ランチは何にする? そう、自分の体や肌に問いかけてみてはいかがでしょうか。

  • 食べるスキンケアvol.20二日酔い懺悔ランチ「豆乳ぶっかけうどん」

    食べるスキンケアvol.20
    二日酔い懺悔ランチ「豆乳ぶっかけうどん」

    パーティシーズンです。連日の楽しいお誘いに、胃腸がお疲れではありませんか。

    美容のためにも、どんより二日酔いは早めにケアしたいですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第20回は、疲れた胃腸を休め、二日酔い回復に必要な栄養素を網羅した、優しいうどん。

    遅い朝食や、食欲のない日の昼食にいかがですか。

    二日酔いのときに低下しがちな血糖値をうどん(炭水化物)で上げて、アルコールで酷使した肝臓を卵でケア。つゆに豆乳を入れることで、塩分をカットしました。とろろ昆布に含まれるアルギン酸は、塩分を排出する働きも期待できます。余計なむくみやくすみにサヨナラして、美しさを取り戻しましょう。

    【材料・1人前】※( )内は摂れる栄養素

    うどん 1玉(炭水化物)

    卵 1個(タウリン・システイン)

    めんつゆ 大さじ2

    豆乳 50ml(タンパク質)

    梅干し 1個(クエン酸・ビタミンA、B1、B2、C)

    とろろ昆布 適量(ミネラル・アルギン酸)

    青のり 適量(カルシウム・メチルメチオニン)

    ごま 適量(ビタミンE・鉄分・必須アミノ酸)

    【作り方】

    1 マグカップなどにめんつゆと豆乳、梅干しを入れ、卵を割り入れて電子レンジ600wで1分半加熱する

    2 温めた茹でうどんの上に1をぶっかけ、とろろ昆布、青のり、ごまをトッピングする

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • もう乾燥も怖くない! 冬のメイク崩れ対策テクニック。

    もう乾燥も怖くない! 冬のメイク崩れ対策テクニック。

    イベントシーズン到来。忘年会やパーティ、イベントなど目白押しのこの季節を忙しくお過ごしのことでしょう。

    そんなときのメイク崩れは、ストレスですね。ランチ終わりに鏡を覗くとTゾーンがテカっていたり、仕事が終わってお出かけ前に口の周りが乾燥したり、シワの溝にファンデーションが入り込んでいたりしたら、がっかりですよね。

    楽しいパーティに出かけるなら、いつもよりもキレイに過ごしたいもの。

    そこで今回は、「化粧崩れしにくいメイク法」と、「乾燥メイク崩れの効果的なお直し法」の2点についてまとめます。

    崩れにくいメイク法をご紹介します。

    1 朝はまず、崩れにくいメイク法を採用。

    ひどく崩れてしまったメイクを直すのは、なかなか大変。朝のメイク時、ちょっと一手間を加えると、メイク崩れしにくい肌に仕上げることができます。肌タイプ別にご案内します。

    乾燥肌さん

    暖房や冷たい北風などの影響で、冬の肌は乾燥が進みがち。ひどい時は、痛みを感じるほど乾燥するという方もおいででしょう。

    乾燥すると、特にほうれい線が目立ってきます。また目尻、おでこなど、表情豊かによく動くところほど、シワが目立ってしまいます。

    そこで、ファンデーションの塗り方にひと工夫します。

    ・均一に塗るのではなく、シワが目立つ部分は薄くのばす

    ・パウダリータイプでなく、リキッドやクリームタイプを選ぶ

    もちろん、ベースメイクの前前には保湿ケアをしっかり行っておくことが大前提。化粧水・乳液はしっかりとお肌になじませて。化粧水は一度塗ったあとに少し時間をおいて、重ねづけするのも良いですね。乳液パックもおすすめです。

    乾燥肌さんは、保湿が一番大切。保湿力の高い下地を使用しましょう

    下地も、保湿力の高いものを。ただし塗りムラはメイク崩れの原因になるので、適量を均一に伸ばすのがポイントです。

    オイリー肌さん

    Tゾーンはテカリや化粧崩れが気になるのに、Uゾーンは乾燥する……悩ましいですね。実はこのTゾーンのテカリも、乾燥が原因。乾いた肌を守るために、必要以上に皮脂が分泌されている可能性があります。オイリー肌だからといって、朝の保湿ケアを怠らないようにしましょう。

    またファンデーションは、乳液や化粧下地がお肌に十分馴染んでから乗せるようにします。どうしても時間がない時は、ティッシュで軽くオフするのもOKです。

    Tゾーンなど、化粧崩れしやすいところは、特にファンデーションの後にルーセントパウダーなどでしっかり押さえておきましょう。

    オイリー肌さんは、仕上げにルーセントパウダー等でテカリやすいところを押さえておきましょう

    2 崩れてしまったメイク、きれいに直すには?

    どんなに朝しっかりと対策しても、やはり長時間が経過すると必然的にメイクは崩れてきてしまいます。

    メイク崩れを軽くティッシュオフしてお直し……という方法では、乾燥したメイク崩れはキレイになりません。また、ティッシュオフだけでは汚れの上からメイクを重ねることになるので、余計に肌が汚くなってしまうこともあります。

    一度クレンジングして、最初から美しくメイクし直したい!と思うこともあるでしょう。確かにそれが理想ですが、現実的ではありませんね。

    そこで、おすすめしたいのが、「乳液」を使ったメイク直し法。

    Hadamanma 乳液「ぜいたくベジミルク」

    乳液をコットンに含ませ、メイクの崩れた部分を一度優しく拭き取り、その上からファンデーションを塗り直します。乳液が乾燥をケアし、メイク直しがきれいにできます。

    アイメイクや口角の口紅など、細かい箇所のお直しは、乳液を含ませた綿棒で拭き取ってから行います。一度パウダーでおさえて肌を整えて色を乗せると、きれいに仕上がります。

    冬の「ケータイ乳液」は、あれこれお役立ち!

    乳液を持ち歩く習慣のない方もいらっしゃるかと思いますが、この時期の乳液はいろいろと重宝するので、小さな容器に小分けしてポーチに入れておくことをお勧めします。

    乳液を小分けにして、ポーチに入れて持ち歩くのもオススメ

    日中は普段の薄化粧、夜は豪華なパーティメイクでお出かけする日もあるでしょう。そんな時、一度きちんとベースメイクを整えてからメイクを施すことで、華やかなメイクがより一層引き立つはずです。

    ぜひ今回ご紹介したメイク崩れ対策のテクニックを、今年のパーティシーズンから取り入れてみてください。

  • 食べるスキンケアvol.19血流・冷え対策メニュー「いりこアンチョビとじゃがいものタパス」

    食べるスキンケアvol.19
    血流・冷え対策メニュー「いりこアンチョビとじゃがいものタパス」

    寒さで唇や肌の色が、沈んでいませんか。手先や足先の冷えで、寝つきが悪くなっていませんか。寒い季節は、いつも以上に血流のことを考えて、食材を選びたいですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第19回は、血行を良くして体を温める前菜。

    熱々はもちろん、冷めてもおいしいおつまみメニュー。いりこをアンチョビ風に加工するアレンジで、いつもの食材が新鮮にいただけます。

    いりこは鉄分やカルシウムが豊富で、血を増やし、元気に流します。じゃがいもは、その鉄分を体に吸収しやすくするビタミンCが豊富。熱に弱いとされるビタミンCですが、じゃがいものビタミンCは過熱に強いのです。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    〈いりこアンチョビ〉

    いりこ 30g(ヘム鉄・ビタミンD)

    オリーブオイル 大さじ3

    すりおろしニンニク 大さじ1・1/2

    じゃがいも 大きめ1個(ビタミンC・ミネラル・カリウム)

    乾燥パセリ 適宜

    塩・ブラックペッパー 各適量

    【作り方】

    〈下準備〉

    「いりこアンチョビ」を用意する。いりこにオリーブオイル、すりおろしニンニクを和えて冷蔵庫で一晩寝かせる

    1 洗って皮ごと食べやすい大きさに切ったじゃがいもを、軽く水洗いする

    2 フライパンに下準備で浸けたオイルを鍋に敷き、オイルが温まったらじゃがいもを入れ、端が透きとおってきたら下準備した「いりこアンチョビ」を加え弱火でじっくり火を通す

    3 火がほぼ通ったら塩をふり弱めの中火にし、余計な水分をペーパーで吸い取り、カラッと仕上げる

    4 器に盛りつけ、乾燥パセリと塩・こしょうを振る

    ※いりこアンチョビはそのまま食べてもおいしく、これだけ炒めてもおいしいおつまみになります

    ※いりこアンチョビは、冷蔵庫で1週間程度日持ちします

    ※いりこの出汁が出たオイルも調理にご活用ください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 冬も元気なツヤ肌でいたい! 血行促進ライフアドバイス

    冬も元気なツヤ肌でいたい! 血行促進ライフアドバイス

    冬場は寒さで血管が縮み、血流が滞りがちです。そのうえ運動不足が重なると、ますます血行は悪くなります。

    血液は、水分や酸素や栄養を体のすみずみに運び、老廃物や二酸化炭素を回収する働きをしているので、これが滞ると、肌のくすみや衰えにつながります。

    寒くても血色の良いツヤ肌で過ごすために、今回は血行を促進する方法を考えます。スキンケアの根本は健康。元気な肌を保つために、まずは血流から元気にしましょう。

    血流改善のために必要な三つのこと。

    血流の問題は、主に三つあります。それは、「血を作れない」「血を増やせない」「血の流れが悪い」の三つ。ですから、必要なことは以下の三つ。

    1 血を作ること

    2 血を増やすこと

    3 血を流すこと

    では、それら一つひとつの解決策を考えてみます。

    1 血を作る

    肌も体も、作るために必要なのはまず材料です。血の材料は、主に水分とタンパク質、鉄分です。お肉、特に鶏肉は血液の材料になりやすいと言われます。積極的に摂るようにしましょう。

    血の材料は、主に水分とタンパク質、鉄分です。お肉、特に鶏肉は血液の材料になりやすいと言われます。

    2 血を増やす

    女性は生理や授乳などで血液の量が不足しがちです。十分な血液量を保つためには、心身を健康に整えることがいちばん。ストレスや疲れがたまると内臓の働きが悪くなり、きちんと血が作られなくなります。十分な睡眠時間を取り、体とメンタルを整えましょう。

    十分な血液量を保つためには、心身を健康に整えることがいちばん。

    また、食事リズムが不規則だったり間食が多かったりして空腹状態になりにくいと、胃腸の働きが弱くなることも。栄養がうまく吸収されないと、血を作ることもできません。1日のうち1回は、しっかり「空腹」になる状態を作るようにしましょう。

    特に遅い時間に夕食を取るのは消化によくありません。朝昼をしっかり食べて、夕食を控えめにするのも良いですね。飲酒が多い方は、夕飯を白湯や野菜ジュースなどノンアルコールの飲み物だけで済ませて、胃腸とともに肝臓を休める日を設けるのもオススメです。

    胃腸とともに肝臓を休める日を設けるのもオススメです。

    3 血を流す

    寒くなると歩ける距離でも車や電車に乗ってしまったり、動くことが億劫になってウォーキングを休んだり、つい運動不足になりがちです。しかし運動すれば心拍が上がり血液を活発に送り出して血の巡りが良くなります。

    運動すれば心拍が上がり血液を活発に送り出して血の巡りが良くなります。

    何より「冷え」が血流の大敵!

    冬の健康と美容にとって最も大切なことは、体を温めることですね。寒いと血行が悪くなるだけでなく、万病の元とも言われ、呼吸が浅くなり気持ちに不安が生じやすくなるという説もあります。

    首や肩を温めるだけでなく、内側からぽかぽかと温まる食事を選ぶよう心がけたいものです。体を温める食べ物・飲み物をご紹介しますので、どうぞ参考にしてください。

    カラダを温める食べ物を積極的に食べましょう

    体を温める食べ物

    根菜(にんじん、ごぼう、大根、生姜など)

    発酵食品(味噌、ヨーグルト、酢、キムチ、納豆など)

    水分・油分が少なく固いもの(チーズ、漬物など)

    色が黒っぽい・濃いもの(黒砂糖、黒豆、ひじき、醤油など)

    寒い地域で取れるもの(鮭、まぐろ、鰹、鯖、りんごなど)

    カラダを温める飲み物も効果的

    体を温める飲み物

    発酵茶(紅茶・プーアル茶など)

    半発酵茶(烏龍茶)

    ポリフェノール(ココア、赤ワイン、ブランデーなど)

    米が原料のもの(日本酒、甘酒など)

    逆に、次のようなものが体を冷やす食べ物・飲み物です。食べたい時は、温め食材と組み合わせるなど工夫をすると良いでしょう。

    体を冷やす食べ物・飲み物の主な特徴

    ・地上で育つ夏野菜(トマト、レタス、きゅうりなど)

    ・暑い国で取れるもの(コーヒー、ゴーヤ、唐辛子、など)

    ・色が白い・薄いもの(豆腐、白砂糖、牛乳、スポーツドリンクなど)

    ・麦が材料のもの(麦茶、ビール、麦焼酎、ウィスキーなど)

    ふくらはぎをほぐして血行促進

    血行不良は、他にも「体を締め付ける服装をしている」「デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢でいる」ことが原因でも起こります。

    特に冷えやすいのが、脚。重力により血液が溜まりやすく、心臓から最も離れているため、重力に逆らって心臓へ勢いよく血液を送り返すのが困難な場所なのです。

    それが、「ふくらはぎは第二の心臓」と言われる所以です。普段から、なるべく体を締め付ける服装を避け、ふくらはぎをほぐして血流を促すよう心がけましょう。

    今日からできる! ふくらはぎをほぐす工夫

    ・よく歩くこと。特に坂道や階段を積極的に歩く

    エレベーターやエスカレーターではなく、階段がオススメ

    ・心臓に血液を戻すイメージでマッサージする

    血液を流すイメージでマッサージ

    ・デスクワークしながらつま先上げ、かかと上げ、また片足ずつ浮かせ、足首を回す運動

    デスクワークでもこっそりストレッチ

    ・立ち仕事の合間にかかとの上げ下げ背伸びの運動

    立ち仕事の合間にかかとの上げ下げ背伸びの運動

    ・寝るとき足をタオルや枕で少し高くし、血を心臓に戻りやすくする

    寝るときに足をタオルや枕で少し高くする

    いかがでしたか? 日常生活を大きく変えることなく、ちょっとした工夫で冷えを取り血行をよくすることができるのですね。ぜひ今から少しずつ取り入れて、活き活きツヤ肌になってください。

    みらいのしょうが

    オススメ商品:みらいのしょうが

    http://tamachanshop.jp/201506/138

    すりおろすのが面倒な生姜を、使いやすいパウダーにしました。ほんの少量でピリリと辛いので、飲み物や料理が格段に変わります。

    いかがでしたか? 体をあたためて血流が良くなると、健康できれいになるだけでなく、気持ちも明るくなりますね。今回ご紹介した体あたため生活を少しずつでも実践して、この冬はぽかぽかハッピーにお過ごしください。

  • 食べるスキンケアvol.18しいたけでアンチエイジングレシピ「干ししいたけカレー」

    食べるスキンケアvol.18
    しいたけでアンチエイジングレシピ「干ししいたけカレー」

    空気が冷たく、乾燥する日々が続きますね。肌の乾燥はシワにつながるため、特に保湿には気をつけたい季節です。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第18回は、内側から潤いを保ち、乾燥やシワを遠ざけるアンチエイチングカレー。

    しいたけは、乾燥した過酷な環境でも生命を維持し、カラカラに乾燥させても、水で戻せばプリプリに蘇る驚異的な保湿力を持ちます。それは「β-グルカン」や「トレハロース」といった保湿・保護成分のおかげ。

    そこにごぼうや里芋など、和の食材を使ってカレーを作りました。お肉を使わない低カロリーレシピながら、野菜の出汁で滋味深く仕上がりました。

    【材料・5〜6皿】 ※( )内は摂れる栄養素

    A

    干ししいたけ 10個(30g程度)(ビタミンD・葉酸)

    ごぼう 太め30cm(ミネラル・ポリフェノール・イヌリン)

    里芋 300g(ガラクタン・カリウム・ビタミンC)

    B

    だし汁 300ml

    しいたけの戻し汁+水 600ml

    たまねぎ 大1個(ビタミン・ミネラル・硫化アリル)

    生姜 15g

    カレールー 3片

    カレー粉 大さじ1

    クミンパウダー 小さじ1

    サラダ油 適宜

    米 3合

    三十雑穀 赤 大さじ3

    〈トッピング〉

    レタス

    ゆで卵

    乾燥パセリ 各お好みで

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・干ししいたけを水で戻しておく(黒く固い部分だけ取り除き、石づきは使用します)

    ・サラダ油で玉ねぎを飴色に炒める

    ・だし汁を取る

    ・生姜を千切りにする

    〈当日〉

    1 お米を洗い、三十雑穀を混ぜて炊飯器にセット。炊き始める

    2 Aを食べやすい大きさに切り、ごぼうはさっと洗っておく

    3 ごぼうを表面が透き通る感じになるまで炒める(5分程)

    4 3に2と飴色玉ねぎ、生姜を入れBで煮込む

    4 野菜に火が通ったら(15〜20分程)一度火を止め、カレールーを溶かす

    5 カレー粉とクミンパウダーを入れ、ひと煮込みする(5分程)

    6 皿に盛り付け、レタスとゆで卵、乾燥パセリを添える

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • とれたて野菜でスキンケア。ベジローションでプリプリ肌へ。

    とれたて野菜でスキンケア。
    ベジローションでプリプリ肌へ。

    冷えや乾燥で肌トラブルを起こしやすい季節です。しかし大人の肌には、忙しい朝だって、疲れ切った夜だって、スキンケアは欠かせませんね。丁寧なスキンケアは、翌朝の肌を輝かせます。

    特に、洗顔後の化粧水は、肌の潤いをキープするために欠かせないアイテム。その後のケアの土台を作る重要なポイントです。

    化粧水は、使い方だけでなくその成分も重要です。

    そこで今回は、Hadamanmaの「とれたてベジローション」をご紹介します。

    Hadamanma「とれたてベジローション」

    とれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

    鍵はしいたけ。
    驚異の保湿力を、肌づくりに。

    Hadamanmaは、自然食品屋・タマチャンショップが手がけるスキンケアブランドです。

    もともと宮崎のしいたけ農家としてスタートしたお店で、今でも宮崎県都城市でしいたけを原木栽培しています。

    自然食品屋として、「食」の栄養たっぷりのスキンケア商品を作りたい!という想いがつねづねあり、開発に2年を費やし、念願かなって完成したのが「Hadamanma Cosmetics」シリーズです。

    特に化粧水「とれたてベジローション」には、タマチャンの原点であるしいたけのエキスをはじめ、食の力をたっぷりと閉じ込めました。

    カラカラに乾いた干ししいたけも、水で戻すと元どおり、プリプリでジューシーな食感を取り戻しますね。この優れた力を、肌づくりに活かしたかったのです。

    化粧水にしいたけ? 意外かも知れませんが実は美容にうれしい栄養いっぱいのスーパー食材なんです。



    特に注目したいのが、その保水力。カラカラに乾いた干ししいたけも、水で戻すと元どおり、プリプリでジューシーな食感を取り戻しますね。この優れた力を、肌づくりに活かしたかったのです。


    また、しいたけには抗酸化作用があり、美容やエイジングケアにもってこい。しいたけのエキスにはビタミンDやβ-グルカンなどの保湿成分、美容成分も多く含まれているため、肌を潤し若々しさをサポートします。

    

タマチャンショップは、化学肥料・農薬不使用の極めて自然に近い環境で、2年以上かけて原木しいたけを育てています。ひとつひとつ大切に育てたしいたけから、独自技術でエキスを抽出。Hadamanmaの「とれたてベジローション」には、オリジナルのシイタケエキスが配合されています。


    まさに、しいたけ農家でもあるタマチャンショップだからこそできた、ぜいたくな化粧水なのです!

    まさに、しいたけ農家でもあるタマチャンショップだからこそできた、ぜいたくな化粧水なのです!

    細胞間で水分油分を保つ、
    保湿の要・セラミドをW配合。

    また、化粧水には何よりも保湿力が大切だから、「とれたてベジローション」には「セラミド」をW配合。

    醤油粕由来で、本来ヒトの皮フに存在するのと同じ構造の「天然ヒト型セラミド」と、ユズやパイナップルを由来とした「植物性セラミド」を配合して、角質層をケア。キメの整った潤い肌をつくります。

    さらに、ミネラルを多く含む「酒粕エキス」や「酵母エキス」など、食べ物由来の贅沢な美肌成分がたっぷり詰まっています。

    まるで、産直の新鮮な野菜をふんだんに使ったディナーをいただくような気持ちで、リラックスして使っていただける肌のごちそう。それが、「とれたてベジローション」です。

    合成の添加物や保存料が入っていないものを選ぶ方は増えていますが、原材料の産地や鮮度にまで安心したい方には、ぜひお勧めしたい化粧水です。

    合成の添加物や保存料が入っていないものを選ぶ方は増えていますが、原材料の産地や鮮度にまで安心したい方には、ぜひお勧めしたい化粧水です。

    とれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

    ぜひ、同じくたっぷりの植物成分やシイタケエキスを配合した「ぜいたくベジミルク」とともにお使いください。もちろんスキンケアのはじめには、クレンジングと泡洗顔で、お肌を清潔にするのも忘れずに。

    また同時に、内側には肌の材料となる栄養補給も大切。

    とれたてベジローションをはじめ、Hadamanmaのスキンケア化粧品や美容ドリンクがセットになった、三日間のトライアルセットもありますので、ぜひ一度おためしくださいね。

    Hadamanmaトライアルセット

    「Hadamanma」3日間トライアルセット

    http://tamachanshop.jp/hm-trial

    いかがでしたか? 化粧水を変えれば肌そのものが変わってきます。忙しいからと言ってパパッと済ませず、上手に「ながら美容」を取り入れて、潤い素肌を守りましょう。

  • 食べるスキンケアvol.17血行促進レシピ「レバーと旬野菜のハーブバターグリル」

    食べるスキンケアvol.17
    血行促進レシピ「レバーと旬野菜のハーブバターグリル」

    日を追うごとに気温が下がり、手足のかじかむ季節になりました。風邪やインフルエンザはもちろん、肌のくすみやシワなどの肌トラブルにも気をつけたいですね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第17回は、肌に血液をしっかり届けるための、血行促進ハーブグリル。

    寒さで全身の血行が悪くなると、指先など末端が冷えるとともに、顔色が悪くなったり肌に酸素や栄養が届かずカサつき、シミやシワが増えるなどさまざまな肌老化につながります。

    そこで、体内への吸収率が高いヘム鉄の豊富なレバーと、じっくり焼いた季節の根菜類で、体を内側から温めて、冬に滞りがちな血流を元気に促進します。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    レバー 200g(ヘム鉄・ビタミンA,B1,B2・葉酸)

    カブ 中1個(ビタミンC・カリウム)

    さつまいも 1本(ビタミンB1,C・カリウム)

    レンコン 1節(ビタミンC・ポリフェノール・カリウム)

    かぼちゃ 1/4個(ビタミンA,C,B群・カリウム)

    エリンギ 2本

    塩 適量

    〈ハーブバター〉

    バター 40g

    お好きなハーブ 小さじ1

    すりおろしニンニク 小さじ1

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・バターを室温に戻し、刻んだハーブとすりおろしたニンニクを混ぜておく

    ・レバーはひたひたの牛乳につけ、30分ほど経ったら軽く洗っておく

    1 食べやすい大きさに切ったレンコン、さつまいも、かぼちゃを、油をしいたフライパンでじっくりと焼き、火が通ったら軽く塩を振り、ハーブバターを絡める

    2 カブ、エリンギ、レバーも同様に焼き、火が通ったら軽く塩を振り、ハーブバターを絡める

    ※レバーにはハーブバターを多めに絡めるとおいしいです

    ※ハーブはディルやローズマリー、オレガノ等、香りの高いものがオススメです。乾燥でも良いですが、フレッシュの方が色がきれいです

    ※ハーブバターは冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。色々なお肉や野菜に合うので、ご活用ください。香りがポイントなので、早めの消費をオススメします

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 血行促進で肌トーンアップ!「乳液マッサージ」という新習慣。

    血行促進で肌トーンアップ!「乳液マッサージ」という新習慣。

    リフトアップや血行促進に効果的なマッサージ。美しい肌づくりのために、毎日の美容習慣として取り入れたいところですが、やり方によってはメリットもデメリットも生じます。

    誤ったマッサージは、肌老化を招く危険をはらんでいます。今一度、正しく効果的な手順を確認して参りましょう。

    手軽な「乳液マッサージ」のポイントと注意点。

    一般的に、マッサージは専用のクリームやオイルで行うのが良いとされています。それは、肌に浸透しにくい化粧品を使うことで、指の滑りを保てるからです。

    しかしここでご提案するのは、いつもの「乳液」を使ったマッサージ。専用クリームやオイルに比べて肌になじんで浸透しやすい化粧品ですから、たっぷりの量を使用することと、短時間(2〜3分が目安)で行うことがポイントになります。

    たっぷりの乳液でマッサージしてあげましょう

    マッサージで期待できること

    1 血行促進
 肌細胞に酸素や栄養が行きわたり、同時に不要な老廃物が取り除かれます


    2 新陳代謝がアップ
 肌のターンオーバーがスピーディになり、くすみにくくなります


    3 筋肉の疲労回復
 表情ジワが軽減され、自然な表情が取り戻せます


    4 潤いとハリ
 使用する乳液の効果が上がり、なめらかで潤いのある肌になります

    効果的なマッサージは、血行を促進するため、気になる肌ぐすみを解消し、クリアにしてくれます。たっぷりの乳液を使えば、指滑りも良くなり潤いもしっかり届けられます。

    ただし、お肌はとってもデリケート。顔の表層の毛細血管は、少しの刺激で傷つきやすいもの。強くこすると炎症を起こし、赤みやシミの原因になったり、肌が敏感になったり、さらには刺激から保護するため肌が厚くなってしまうこともあります。

    また、顔の筋肉=表情筋も、体の筋肉に比べて特殊で衰えやすい、繊細な作りをしています。誤った方法でマッサージを行うと、かえってシワやたるみの原因になることも。

    ですからあくまでも、優しく「さする」程度を心がけ、絶対に強くこすらないことが最大のポイントです。指に力を入れないよう、また、同じところを何度もこすりすぎないよう気をつけましょう。そして、乳液はたっぷりと使うこと。

    それでは、具体的な方法をご紹介します。

    活き活きとした表情を維持する、フェイシャルマッサージ

    乳液マッサージの方法

    ・ほおを下から上へ持ち上げながら円を描くようにくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って4回)


    ・口角を引き上げるようにくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って2回)


    ・小鼻の周りを下から上へ引き上げながらくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って2回)


    ・目の周りを下から上へ優しくくるくるマッサージ(中指と薬指を使って軽い力で1〜2回)


    ・おでこを下から上へ引き上げながらくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って2回)


    1〜5を2、3セット繰り返す。※やりすぎ注意

    〈ポイント1〉

    指が滑るようにたっぷりの乳液を使うこと。途中で指の滑りが悪くなったら、乳液を追加します

    〈ポイント2〉

    指の動きは、顔の「下から上」「内から外」を意識する

    〈ポイント3〉

    こすりすぎ、やりすぎに注意。肌にダメージを与えないように、やさしく短時間で済ませること

    全身に血を巡らせる、ボディマッサージ

    お風呂上がりの血行が良い状態での全身マッサージがおすすめ。

    いくら顔を丁寧にマッサージしていても、血流は全身のものですから、体が滞っていては効果が半減します。ボディマッサージも行いましょう。

    体は顔と比べて血管・筋肉ともに大きいため、ある程度力を加えてもOKです。肌を潤わせて滑らかにするだけでなく、むくみや疲れを和らげるには、手足の先端から付け根に向かって、擦り上げたり揉んだりします。

    先端から付け根に向かってマッサージするのは、末端から心臓に近い方へ血を送るためです。心臓に向かって流れる静脈の血行が滞ると、疲れが残りやすくなり、むくみの原因になるからです。

    お風呂上がりの、体が温まって血行が良くなったところで、乳液やボディクリームを使って行なってください。暖かい部屋で、血流を意識して行いましょう。

    いかがでしたか?

    冷えによって血行が滞りやすい季節こそ、なるべく意識して血流促進したいものですね。もちろん、体をあたためる食事や適度な運動も重要です。

    厚手のルームウェアやもこもこのスリッパなど、寒い時期をあたたかくしてくれるものに囲まれる秋冬ならではの贅沢を楽しみながら、健康で美しくお過ごしください。

    Hadamanma ぜいたくベジミルク

    ぜいたくベジミルク

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-emulsion/

    「食」の栄養をつめこんだ乳液で、フェイシャル&ボディマッサージ、始めませんか。しいたけの高い保湿力で、秋冬の乾いたお肌に潤いを与えます。

  • 食べるスキンケアvol.16手肌を守る、片付け簡単レシピ「炊飯器でルーロー飯」

    食べるスキンケアvol.16
    手肌を守る、片付け簡単レシピ「炊飯器でルーロー飯」

    手荒れが気になる季節ですね。料理の後の洗い物は毎日のことだから、なるべく負担を減らしたいものです。栄養をしっかり摂りながら、なるべく少ない洗い物で済む料理はいかがでしょうか。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第16回は、栄養いっぱい&ボリューム満点ながら、洗い物はミニマムな丼メニュー。

    本来ルーロー飯は、鍋で長時間煮込んだ具材を使った本格的な台湾料理ですが、このレシピでは手間暇を極限まで省き、炊飯器だけで作ってしまいます。

    コラーゲンたっぷりの豚肩ロースと、アミノ酸が豊富な椎茸、血行促進の生姜・ニンニクを使っているので、お肌にも嬉しいレシピです。

    【材料・2人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    白米 1合

    もち米 1合

    チンゲンサイ 適宜

    ピーナッツ 適宜

    〈A〉

    豚肩ロース 300g(コラーゲン・タンパク質・ビタミンB群)

    水で戻した干し椎茸 3枚(アミノ酸)

    しいたけ戻し汁 大さじ1

    ネギ 10cm(アリシン・硫化アリル)

    うずらの卵 6個(タンパク質)

    醤油 大さじ2

    酒 大さじ2

    生姜 1片

    ニンニク 1片

    砂糖 大さじ2

    八角 1個

    【作り方】

    〈前日の準備〉

    ・豚肉は細切り、ネギはみじん切り、生姜は千切り、ニンニクはすりおろす

    ・ジッパー式保存袋に材料Aをすべて入れ、冷蔵庫で一晩寝かせる

    〈当日〉

    1 白米ともち米を混ぜて研いでおく

    2 前日に仕込んだAをクッキングシートに二重に包む。漏れないようフチを折り込んで包んでください

    3 1の米を炊飯釜の半分に寄せて入れ、空いたスペースに2の包みを沈めるように置いたら、通常の白米と同じ水の量・炊飯時間で炊く

    4 炊き上がったらすぐ具材の包みを取り出す(※時間が経つと、シートが破れやすくなります)

    5 丼にご飯を盛り、具材をのせて、レンジ加熱したチンゲンサイと砕いたピーナッツを飾る

    ※工程3で炊飯器のエコモードやお急ぎ炊飯を使用すると、機種により肉に火が通らないことがあります。万一お肉が生煮えだったときは、電子レンジなどで再加熱を行なってください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • キッチンスキンケアという新発想。日々の食器洗いを、美容習慣に。

    キッチンスキンケアという新発想。
    日々の食器洗いを、美容習慣に。

    手肌って、顔や首と同じように年齢が出やすい部分です。毎日の仕事や家事のせいで、実年齢より上に見える手をしている方も多いことでしょう。

    働き者の荒れた手も魅力的ですが、ハンドクリームのCMで見るような、白くシワのない手肌にも憧れてしまいますね。しかし寒くなってくると、冷たい水では汚れが落ちづらくなってきます。かと言って熱いお湯で洗うと、手肌の乾燥が気になるところです。

    肌の乾燥がシワの原因になるのは、顔も手も同じ。熱いお湯や強い洗剤が潤いを奪い、手肌の加齢に拍車をかけることはよくご存知でしょう。そうは言っても、毎日の洗い物を避けることはできません。

    食器を洗い終えるたびに、しっかりとローションやクリームで保湿することは大切ですが、理想を言えば、潤いを守りながら食器を洗えたら言うことありませんね。

    今回は、毎日避けることのできない食器洗いの習慣を、手肌の美容習慣にする方法を考えてみます。

    熱いお湯を味方につける!
    ビニール手袋で毎日ホットスチームエステ。

    ハンドクリームを、食器洗いの後に塗る方は多いでしょう。しかし、食器洗いの前に塗って熱いお湯をハンドエステに利用する方法があります。

    食器を洗う前に、きれいに洗った手にハンドクリームをたっぷりと塗り、使い捨てのビニール手袋を着けます。手袋が脱げないよう、上からゴム手袋を着けて洗いものをしましょう。

    ①ハンドクリームをたっぷり塗る ②使い捨てのビニール手袋をつける ③その上からゴム手袋をつける

    手袋で守っていますから、乾燥を気にせず熱いお湯で洗えます。むしろ、この熱さが手袋の中のエステ効果を高めてくれます。

    寒くて辛かった洗い物が、温かい蒸気に包まれた気持ちの良いものになります。好きな香りの洗剤を使えば、香りが立ち上ってより楽しくなるでしょう。

    洗い物が終わるころには、ハンドクリームの潤い成分がしっかりと手指の皮膚に浸透しているはずです。少し手を洗ったくらいでは乾燥しませんので、汗が気になるようなら軽く手を洗ってください。

    食器洗いをしながら、ハンドエステの体験をしてみませんか?

    一日中、一瞬も乾燥させないハンドケアのススメ。

    顔は、朝メイクをしてしまえば一日が終わるまで、目立った汚れが付着することも、洗い流すこともありませんが、一日中働き続ける手は、食事や外出やトイレなど、事あるごとに何度も何度も洗いますね。

    そのたびに乾燥のリスクにさらされる手は、顔や首の何倍も肌老化の原因を抱えているのです。過酷な環境で働き続ける手を、なるべくいたわり、守ってあげたいですね。

    まず、手を洗ったら水分をしっかりと拭き取ること。エアータオルでささっと乾かすだけでは水分が残って、乾燥による手荒れを招いてしまいます。仕上げはきちんとハンカチで、指の間や爪の付け根まで拭き取ってあげましょう。

    手を洗ったら、水分をしっかり拭き取りましょう。

    そして、こまめにハンドクリームを塗りましょう。オフィスではベタつきの少ないタイプ、ナイトケアにはリッチなテクスチャの贅沢なタイプなど、シーンに合うものを使い分けると塗りやすいです。

    塗りたい時に手元にないと、つい「ま、後でいいか」となりがち。家中のあちこちに置く、化粧ポーチに入れておく、オフィスのデスクにも常備するなど、欲しい時に必ず持っておくようにすると良いですね。

    ベッドサイドや職場のデスク、持ち歩くポーチの中にハンドクリームを常備することをお勧めします。

    「スキンケアで、食器を洗う」という極上の選択。

    最後に、手荒れを招く食器洗剤で洗うことをやめるという、Hadamanmaがオススメする究極の方法をご紹介します。発想を大きく変えて、手肌用の“スキンケアソープ”で食器を洗うのです。

    手肌に優しいのに、食器の汚れをしっかり洗い上げる食器用洗剤「サラエステ」

    サラエステ


    http://tamachanshop.jp/201708/3229

    サラエステは、顔も全身も洗えるほど、化粧品レベルの優しい洗剤なので、手肌への負担は限りになくゼロ。洗浄成分はすべて植物由来。赤ちゃん用製品に使われるほど優しい高価な洗浄成分配合で、手の潤いを奪わずに汚れを落とすのです。

    手肌にとても優しいのに、洗浄力は市販の台所用洗剤と同等かそれ以上。油汚れに強いオレンジオイル・リモネンを配合しているので、油性ペンの汚れもしっかりと落とします。

    もともとはシャンプーの開発技術者が、手荒れに困っている美容師さんのために開発したもの。汚れは洗浄成分で包み込んで落とし、手肌には保湿成分を残してなじませる画期的なハイブリッド手法。

    この「サラエステ」、もともとはシャンプーを開発していた技術者が、そのノウハウを集約して作ったもの。汚れは洗浄成分で包み込んで落とし、手肌には保湿成分を残してなじませる画期的なハイブリッド手法。

    皮脂を刺激から守る茶葉エキスや、潤いサポート成分のカミツレ葉エキス、お肌を乾燥から守るイタドリ根エキスなど、7種類のハーブをブレンドし、潤い成分・サトウカエデ樹液をプラスしました。

    手肌にはもちろん、自然にも優しくできています。99%以上という高い生分解率で、下水に流れた汚れや泡は、バクテリアによって生分解されて、自然に還ります。

    このように、食器洗い用の洗剤から、手肌や自然に優しいものを選んでみるのも、良い方法ですね。

    いかがでしたか? 今回は年齢が出やすい手肌の、若々しさを維持する方法をご提案しました。肌ツヤの良い手指は、どんなネイルアートより素敵です。今夜から、しっかりとクリームを塗ってお休みくださいね。

  • 食べるスキンケアvol.15保湿&体あたためレシピ「根菜ときのこのアラビアータグラタン」

    食べるスキンケアvol.15
    保湿&体あたためレシピ「根菜ときのこのアラビアータグラタン」

    体の冷えは、万病のもとと言われます。血流が悪くなり、肌荒れも気になりますね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第15回は、秋になると特に食べたくなるきのこを使った、あったか保湿グラタン。

    トマトでじっくりコトコト煮込んだ野菜やきのこを、大人も子供も大好きなグラタンにしました。

    肌の保湿に良いとされるチーズをかけて、こんがり焼き上げてください。たっぷりの根菜は大きめにカットして、食べ応えをアップするとさらに満腹感が増します。

    火の通りにくい根菜ですが、レンジで一気に火を通さず、根気よくフライパンで焼くことで旨味が存分に引き出されます。時間と手間をかけて、ぜひ季節の味わいを楽しんでください。

    【材料・3~4人前】 ※( )内は摂れる栄養素

    レンコン 100g(ビタミンC・ポリフェノール・カリウム・ムチン)

    さつまいも 80g(ビタミンB1・ビタミンC・カリウム)

    エリンギ 大1本(ビタミンD・ナイアシン)

    しめじ 1パック(ビタミンD・ビタミンB1、B2・リジン・ナイアシン)

    舞茸 1パック(ビタミンB群・カリウム・ナイアシン)

    ウインナー 5~6本(タンパク質)

    トマトの水煮缶 400g(ビタミンA・リコピン・ビタミンC、E)

    ニンニク 1片(タンパク質・ミネラル・アミノ酸)

    唐辛子 適量(カプサイシン)※お子様も食べる場合はお好みで

    タイム 適量

    塩・こしょう 各適量

    シュレッドチーズ 適量

    〈ホワイトソース〉

    バター 40g

    小麦粉 大さじ3

    牛乳 400ml

    塩・こしょう 各適量

    【作り方】

    〈ホワイトソース〉

    1 牛乳を鍋か電子レンジで人肌に温める

    2 鍋にバターを入れ弱火で溶かす

    3 ほぼ溶けたところに小麦粉を入れ、焦げないよう気をつけながらへらで混ぜる

    4 温めた牛乳を1/4程度入れてさっと混ぜ、残りの牛乳を一気に入れる

    5 絶えずかき混ぜながら、7~8分弱火で加熱を続ける

    6 へらを動かしたとき、鍋底が一瞬見える程度の硬さになったら火を止める

    〈具材の下準備〉

    ・根菜は一口大の乱切りにする

    ・きのこは食べやすい大きさにほぐしておく

    ・ニンニクはみじん切りにしておく

    1 フライパンに油を敷き、根菜を火が通るまで蒸し焼きにする

    2 鷹の爪を半分にちぎり、種ごと(お好みで)入れ、ニンニク、きのこを入れ、軽く塩をする

    3 きのこがしんなりし出したら、ウインナーとトマト、タイムを入れ、トマトが煮立ったら2分程度煮込む

    4 塩・こしょうで味を整える

    5 耐熱皿に入れ、ホワイトソースをかけチーズをのせたら、チーズが溶けるまでオーブンやオーブントースターで焼く

    ※タイムは乾燥でもフレッシュでも良いです。お好みでオレガノやローズマリーなど、何でも。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 秋の乾燥に負けない。乳液パックのディープケア

    秋の乾燥に負けない。乳液パックのディープケア

    日に日に寒くなり、乾燥が気になるこの季節。

    秋冬の季節は、春夏とは使う化粧品自体を変えて保湿に励んでいる方もいらっしゃることでしょう。

    しかし普段から良い製品を使っているのであれば、スキンケアに重要なことは何を使うかより、どう使うか。

    今までのケアでは乾燥が気になるからと、よりリッチなテクスチャの化粧品に手を広げるよりも、今手元に持っている化粧品を効果的に使いましょう。

    手作りパックは化粧水だけじゃない。

    市販のフェイスマスクやコットンを使ったローションパックは、今や常識。日常的に行なっている方も多いでしょう。

    しかし、「乳液パック」はいかがですか。

    肌に浸透する化粧水と違って、肌表面にとどまる乳液にはべたつきを感じると、つい避けてしまう方もあるかも知れません。

    しかし、水分と油分をバランスよく配合した乳液は、肌にうるおいをキープするための、大切なアイテム。

    一度やってみたらその仕上がりはうれしくなるくらい。肌がぷるんと喜ぶのが分かるでしょう。

    こんな方にオススメです。

    1 乾燥が気になる方

    2 毛穴やたるみが気になる方

    3 化粧ノリが落ちた気がする方

    今日から始める乳液パック

    乳液パックは簡単。ですが、まずはしっかりとした洗顔と、化粧水でのたっぷり保水が前提です。

    拭き取り洗顔で済ませてすぐパック、などということがないようにしましょう。時間のある日は、ローションパックの後に行うディープケアもオススメです。

    洗顔後化粧水で肌を整え、顔全体に乳液をたっぷり塗ります。さらにたっぷりの乳液を肌に乗せ、化粧水か浄水を染み込ませたコットンかティッシュで顔を覆い10〜15分ほど置きましょう

    1 洗顔後、化粧水で肌を整える

    2 顔全体に乳液をたっぷり塗る。

    3 さらにたっぷりの乳液を、肌の上に乗せる

    4 化粧水か浄水を染み込ませたフェイスマスクかコットンで顔を覆い、10〜15分ほど置く

    5 マスク(コットン)を剥がす。ベタつきが気になるようならティッシュで優しくオフする

    特別な日の前の「Specialケア」二枚のラップで鼻から上と下を覆います。

    フェイスマスクやコットンの代わりに、ラップで覆うディープケア。鼻の部分に穴をあけるか、2枚のラップの鼻の上と下に貼りつけます。保温されるため乳液が角質層により浸透しやすくなります。

    ※ただし、顔が火照りやすい方は、コットンやフェイスマスクのパックのほうがオススメです。

    朝のケアにもプチ乳液パックをプラス!

    丁寧に化粧水を染み込ませたあと、乾燥が気になるところに乳液パックをしましょう

    忙しい朝にも、カサつきが気になるときは乳液パックを軽くプラスしましょう。

    いつもの洗顔、化粧水の後、コットンに化粧水か浄水を染み込ませ、乳液を乗せてカサつく部分に貼りつけます。

    コットンが乾いてきたと感じたらすぐ剥がし、顔全体に乳液をなじませてからいつもの下地を塗り、メイクを行います。

    コットンを貼っている間にお弁当を作ったり、出かける準備を整えるなどして、忙しい時間を有効活用してください。

    もちろん、帰宅後の素早い洗顔は絶対条件。陽射しや皮脂の影響で、メイクは肌表面で化学変化を起こしています。なるべく早く落としてあげましょう。

    Hadamanmaの化粧水・乳液の保湿セット。

    Hadamanmaのオススメは、たっぷりの「とれたてベジローション」の後「ぜいたくベジミルク」で乳液パック。肌が生まれ変わるのを感じてください。

    とれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

    ぜいたくベジミルク

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-emulsion/

  • 食べるスキンケア vol.14カサカサ肌撃退「かぼちゃのガレットサンド」

    食べるスキンケア vol.14
    カサカサ肌撃退「かぼちゃのガレットサンド」

    もうすぐハロウィンですね。手作りのかわいいお菓子を楽しんでみませんか。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第14回は、ホットケーキミックスで作る、失敗のないしっとりクッキーレシピ。

    見た目も可愛いガレットサンド。かぼちゃの自然な甘みが美味しい、大人も子供も大好きな味です。

    抗酸化作用や、血行を促進して体を温める働き知られるココアと、体内でビタミンAに変わり、肌づくりをサポートするβ-カロテンたっぷりのかぼちゃ。女性ホルモンを整えるかぼちゃの種など、美肌に嬉しい素材を豊富に使ったスイーツをご紹介します。

    かぼちゃの自然な甘みが美味しいガレットサンドは、大人も子供も大好きな味です。

    【材料】 ※( )内は摂れる栄養素

    ★直径6cmのセルクル型で7個分

    〈クッキー生地〉

    ホットケーキミックス 200g

    バター 50g

    砂糖 25g

    卵 1/2個(約26g)(必須アミノ酸・カロチノイド)

    牛乳 小さじ1

    アーモンドプードル 20g(ビタミンE・ミネラル)

    カカオパウダー 大さじ2(ポリフェノール・鉄・ビタミンB群)

    かぼちゃの種 適宜

    (卵の残り半分はクッキーの艶出しに使用)

    〈かぼちゃクリーム〉

    かぼちゃ 150g(ビタミンA,C,B群・カリウム)

    砂糖 大さじ2

    バター 10g

    クリームチーズ 50g(ビタミンA,B1,B2,D・葉酸・カルシウム)

    【準備】

    ・バターを電子レンジで1分ほどかけて溶かす

    ・オーブン皿にオーブンシートを敷く

    【作り方】

    〈クッキー生地〉

    1 バター、砂糖、卵、牛乳を混ぜる

    2 1に残りの材料を混ぜる。このとき1を半分に分け、かぼちゃの種を混ぜ込んだ生地と、混ぜ込まずに種を上にトッピングする生地に分けてもOK

    3 しっかりと混ぜ合わせたらラップに包み、1時間ほど寝かせる

    4 3を麺棒で厚さ7mm程度に伸ばし、セルクル型で抜きオーブンシートに並べる。型で抜けなくなった残りの生地は手で丸める(セルクル型がなければすべて手で丸める)

    5 生地の表面に卵液を塗る

    6 170度で温めたオーブンで16〜18分焼く

    ※かぼちゃの種はなくても良いですが、生地に混ぜ込む際はたっぷり入れるとおいしいです

    ※型抜きした後に再度30分ほど冷蔵庫で冷やしてから焼けば、シャープな仕上がりになります

    〈クリーム〉

    1 かぼちゃを電子レンジで、潰せる程度に柔らかくする

    2 温かいうちに、他の材料を入れて混ぜる

    3 クッキーもクリームも冷めたら、たっぷりとサンドする

    ★ハロウィン仕様で、お子さまと一緒にアイシングやチョコペンで顔を描くのもおすすめ。その際は艶出しの卵液は塗らないほうがきれいに仕上がります

    ※かぼちゃの甘さによって砂糖を調整してください

    ※冷蔵庫で冷やして食べてもおいしいです

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    ▼素焼きかぼちゃの種

    http://tamachanshop.jp/201510/1069

    ▼カカオパウダー

    http://tamachanshop.jp/201612/2517

  • 冬の美肌を目指して! 秋から始める「ビタミンA」摂取のススメ。

    冬の美肌を目指して! 秋から始める「ビタミンA」摂取のススメ。

    すっかり肌寒くなって、セーターやコートを着る日も増えてきましたね。冬将軍の到来も、もうすぐです。

    紫外線や汗などのダメージを受けていた夏と違い、秋冬は冷えや乾燥が肌ダメージの主な原因。夏ダメージからの回復を急ぎ、秋冬に備えましょう。

    そこで、いま注目したいのが美肌づくりの栄養素・ビタミンA。ビタミンCやB群と比べると、あまり馴染みのないビタミンAですが、実は美容にとても重要な栄養素です。

    この時期すでに乾燥が気になっている方、お肌の調子が思わしくない方は、もしかしたらビタミンAが不足しているかも知れません。

    今回は、なぜお肌にビタミンAが大切なのか、冬の美肌づくりに、どのようにビタミンAを摂取すれば良いか、詳しくお話しします。

    美肌づくりの味方、ビタミンAとは?

    ビタミンAって何? どんな食材に多く含まれるの?と言われて、すぐにピンとこない方も多いでしょう。

    ビタミンAは、動物のレバーなどに多く含まれる、脂溶性ビタミンの一つです。厚生労働省の定める栄養機能表示でも、「ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」とあるとおり、皮膚や粘膜の細胞分裂を助け、正常に保ったり、その免疫力を高めたりする栄養素。

    健康面では目に良いとされますが、美容面では肌のターンオーバーをスムーズにする働きで注目されています。

    一般的にはビタミンAと一言で表現されますが、実はレチノール、レチナール、レチノレイン酸の総称です。特にレチノールは、医薬品や医薬部外品の化粧品などでもよく目にするのではないでしょうか。シワ改善のエイジングケア成分として、大変人気があります。

    ビタミンAが不足すると。肌荒れや乾燥、免疫力の低下により、ニキビなどのトラブルにもつながります。

    特に秋冬は、冷えや乾燥が原因となって肌のターンオーバーが停滞しやすい時期。ビタミンAをしっかり摂取して、冷えや乾燥に負けない肌を作っていきましょう。

    秋冬は、乾燥に負けない肌作りをしましょう。

    ビタミンAは、どうやって摂取すれば良いの?

    外用剤としても有効なビタミンAですが、肌から浸透する量はごくわずか。できるだけ、毎日の食事から栄養として欠かさず摂取するよう心がけましょう。

    ビタミンAが多く含まれる食材-パセリ・バジル・春菊・ほうれん草・人参・鶏肉・豚肉・牛肉などのレバー・あんこうの肝・ぎんだら・ホタルイカ・うなぎ

    レバーとうなぎはビタミンAの宝庫ですが、毎日食べるのは大変。そこで注目したいのが、「β-カロテン」。主にニンジン、ホウレンソウなどの緑黄色野菜にも多く含まれている成分で、体内でビタミンAに変換される“プロビタミンA”の一種です。

    ビタミンAが多い食品

    にんじん

    パセリ

    バジル

    たまご(卵黄に豊富)

    ほうれん草

    しゅんぎく

    鶏肉・豚肉・牛肉(特にレバーに豊富)

    あんこうのきも

    うなぎ(特に肝に豊富)

    ほたるいか(生)

    ぎんだら

    モロヘイヤ

    ビタミンAは油に溶ける性質があるため、炒め物や揚げ物など、油で調理されたものを選ぶか、マヨネーズやオイルドレッシングなどと一緒に摂るようにしましょう。特に、もともとβ-カロテンを含んでいるオリーブオイルはオススメです。

    ビタミンAを摂る際は、マヨネーズやオイルドレッシング・オリーブオイルを一緒に摂ると効率的です。

    外食やコンビニでも、効率的にビタミンA摂取!

    とはいえ、緑黄色野菜やお肉、卵を毎日続けて摂るのは、忙しい人、自炊派でない方には少し難しいかも知れません。外食やコンビニ利用の多い方でも、ビタミンAを効率よく摂取できるメニューをご紹介します。

    たとえばお惣菜ならほうれん草のバターソテーやおひたし、レバニラ炒め、春菊のナムル、パンプキンサラダなどをチョイス。カップ味噌汁なども、人参の入ったものを選んだり、ゆで卵や温泉卵をプラスするのも手軽ですね。

    ちょっと贅沢したいときは、うなぎやあなごのお弁当も良いでしょう。その際も、サラダなどで緑黄色野菜をプラスすると栄養バランスが取れますね。

    外食やコンビニをよくご利用する方は、ほうれん草のバターソテーやおひたし、レバニラ炒め、春菊のナムル、パンプキンサラダなどがおすすめ。

    少しだけ注意したいのは、ビタミンAの過剰摂取。脂溶性ビタミンのため、体に蓄積しやすい性質があります。摂りすぎは体調不良を引き起こすことがありますので、毎日の食事で適量を摂取するようにしましょう。

    しかしβ-カロテンはたくさん摂取しても、体に必要な分しかレチノール(ビタミンA)に変換されないので、過剰摂取が気になる場合は、緑黄色野菜などからβ-カロテンを摂取するようにしましょう。また、活性酸素から体を守る抗酸化の働きをすることも分かっているので、若々しさを保つため、積極的に摂りたいですね。

    いかがでしたか? 今回は、肌づくりに欠かせないビタミンAについてのお話でした。美しい肌作りは健康づくりから。バランスの良い食事がすべての基本です。

    化粧品による外側からのケアと違い、肌の生まれ変わりは一朝一夕にはいかない長期戦。冬の美肌のために、今から早めに取り組みたいですね。

    これから、パーティや会合の増える季節ですが、日々の食生活がしっかりしていれば、特別な日も思いきり楽しめるでしょう。今日のランチは何を食べようかな、と考えるときのヒントにしていただけると嬉しいです。

  • 食べるスキンケア vol.13肌サビ対策レシピ「ポリフェノールレアチーズケーキ」

    食べるスキンケア vol.13
    肌サビ対策レシピ「ポリフェノールレアチーズケーキ」

    寒くなると血流が滞りがちになり、肌の酸化リスクが高まります。野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第13回は、見た目も楽しく食べてうれしい、肌サビ対策スイーツレシピ。

    韓国では美肌食材として食べられているクリームチーズを、二層の美しいレアチーズケーキに仕立てました。「いのちのワイン」を混ぜたポリフェノール生地はさっぱりとしていて、濃厚なチーズを使用しながら、軽やかに仕上がりました。

    【材料・15cm×15cmの角形1台】 ※( )内は摂れる栄養素

    〈ボトムス〉

    ビスケット 15枚程度

    無塩バター 40g

    〈プレーン生地〉

    クリームチーズ 120g(ビタミンA,B1,B2,D・葉酸・カルシウム)

    生クリーム 100ml

    砂糖 30g

    粉ゼラチン 4g(コラーゲン)

    牛乳 大さじ2(カルシウム)

    レモン汁 小さじ1/2(ビタミンC)

    〈ポリフェノール生地〉

    クリームチーズ 120g(ビタミンA,B1,B2,D・葉酸・カルシウム)

    生クリーム 100ml

    砂糖 30g

    粉ゼラチン 4g(コラーゲン)

    牛乳 大さじ2(カルシウム)

    いのちのワイン 大さじ2(ポリフェノール・リコピン・ビタミンC,E)

    エディブルフラワー 9輪(あれば)

    【準備】

    ・クリームチーズを室温に戻しておく

    ・型にオーブンシートを敷く

    【作り方】

    〈ボトムス〉

    1 ビスケットをファスナー式保存袋に入れ、麺棒などで細かく割る

    2 バターを耐熱ボールに入れ、電子レンジに1分程度かけ溶かす

    3 2に1を入れてよく混ぜ、ゴムべらで押しながら型にしっかりと敷き詰める

    4 冷蔵庫で30分ほど冷やし固める

    〈プレーン生地〉

    1 ボウルにクリームチーズを入れゴムベラで練り、砂糖を2~3回に分けて加えてすり混ぜる

    2 生クリームの半量を加え、レモン汁を入れしっかりと混ぜ合わせる

    3 鍋に残りの生クリーム、牛乳を加えて弱火にかけ、ゴムべらで混ぜながら加熱する。鍋肌にプツプツと泡が出てきたら、ゼラチンをなるべく広い範囲になるように振り入れ、火を止めて泡立て器でゼラチンが溶けるまで、泡が立たないよう優しく混ぜる

    4 粗熱が取れたら2に少しずつ加え混ぜ合わせ、型に流し込む

    5 冷蔵庫で2時間弱冷やし固める

    〈ポリフェノール生地〉

    1 プレーン生地の作り方の1のタイミングで、いのちのワインを加える

    2 プレーン生地と同じ作り方で工程3まで進める(ただしレモン汁は加えない)

    3 2時間弱冷やし固めたプレーン生地の上から2を流し込み、さらに冷蔵庫で2時間弱冷やし固める

    4 型から出して9等分に切り、エディブルフラワーを飾る

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    いのちのワイン

    http://tamachanshop.jp/201506/16

  • 肌荒れをシャットアウトする、5つの生活習慣とは?

    肌荒れをシャットアウトする、5つの生活習慣とは?

    肌荒れの季節ですね。乾燥は、毎日容赦なく大人の肌からうるおいとツヤを奪い、冷えは血流を滞らせ、栄養や酸素が肌へ行きわたるのを阻みます。

    こんな季節ですから、毎日のスキンケアにはきっと気遣っていらっしゃることでしょう。

    そこで今日は、いつもと少し趣向を変えて、「化粧品や食によるケア」以外にもお肌のためにできることがないか考えます。

    意外なところに、すこやか肌のヒントがあるかも知れませんよ。

    1.体を温め、肌表面は冷やすこと。

    寒い時期は肌のターンオーバーが低迷がちになり、肌がゴワゴワしやすくなります。洗顔パウダーを使って角質を優しく除去したり、パックしたりも大事ですが、体全体を温めて肌を代謝をアップするのも大切。

    半身浴でじんわり汗をかいて、古い角質を柔らかくしてあげましょう。自然と剥がれ落ちやすくなり、その分再生も早まります。シャワーで済ませず湯船に浸かって、芯から温まって。

    湯船に浸かって、体全体を温めましょう。

    しっかりと温まった後、肌を照ったままにしておくと、水分が蒸発しやすくなり、せっかくのうるおいを逃してしまいます。冷蔵保管していた化粧水をつける、コットンパックをするなど、肌表面をクールダウンしましょう。

    体を温め、肌表面をクールにする。「湯船に浸かる」→「コットンパック」

    2.寝る前に、副交感神経を優位にすること。

    ストレッチで体をほぐしたり、アロマでリラックスしましょう。

    体に疲れを溜めていると、自律神経が乱れがち。自律神経の乱れは、肌代謝の乱れも引き起こします。なるべく早めに就寝しましょう。

    休息の神経「副交感神経」を優位にすることで、寝つきが良くなります。副交感神経には血管を拡張させたり、ホルモン分泌を増加させる働きがあるため、ダメージを受けた肌の再生が促されます。

    昼間は集中してしっかりと仕事や勉強、運動をする。そして、食後や入浴後は徐々にテレビや音楽の音量を絞る、部屋の明かりを暗くするなど、心身の緊張をほぐしてゆくなど、メリハリが大切。

    ベッドに入ってまでスマホを触り続けるなど、交感神経優位な興奮状態を続けるのも、肌のことを考えると良くありません。軽いストレッチやアロマでリラックスしましょう。

    3.カーテンを洗濯すること。

    定期的にカーテンをキレイにしましょう。

    最後にカーテンを洗濯したのは、いつですか?

    肌着は毎日取り替えても、こうした大きなものはなかなか洗濯が億劫になるものですね。しかし肌は、カーテンを通った風に触れています。

    カーテンにはハウスダスト、いわゆる家の埃が付いています。その内訳は、花粉やダニの死骸、カビ、黄砂、人やペットのフケなどです。どこの家にもある普通の汚れです。

    こうしたハウスダストが風に乗って肌に付き、皮脂と混ざると毛穴汚れになります。これらは、ニキビや吹き出物の原因になります。

    ハウスダストに含まれるアレルゲンが免疫力を低下させると、できた吹き出物がなかなか治らないということも起こってきます。

    悪化するとかぶれやかゆみの原因ともなり、ひどい場合は皮膚炎を起こすこともあります。こまめに掃除しておきたいですね。

    カーテンの洗濯が面倒なときは、掃除機で吸っても良いですね。お部屋に掃除機をかけるついでに、カーテンも一緒に吸ってあげると手軽です。専用ノズルなどなくても、掃除機を弱にして片手でカーテンを押さえながら、下から上にかければスムーズです。

    たまにカーテンを洗濯した際は、干さずにそのままカーテンレールに戻して良いので、洗濯の間に、窓掃除をしておきましょう。汚れた窓に濡れたカーテンを戻しては、意味がないですよね。

    4.枕や布団カバーを洗濯すること。

    直接肌が触れる枕や布団カバーを定期的に洗濯しましょう。

    さて、では最後に枕カバーやシーツを取り替えたのはいつですか? 顔は、毎日枕や布団カバーに直接触れています。

    バスタオルも、寝間着もそうです。こうした、素肌に触れるものを常に清潔に保つことで、肌荒れが改善することもあるのです。

    枕カバーは、髪に付着した埃や皮脂を、どんどん吸着しています。これを放っておくと酸化し不潔になり、汚れや雑菌が頭皮や肌に付いて、薄毛や肌荒れの原因になります。特に、夜でなく朝起きてから入浴する習慣の人は、毎日でも取り替えたいもの。

    面倒なら、枕の上にタオルを置いて、そのタオルを毎日取り替えれば常に清潔ですね。

    5.なるべくティッシュで鼻をかまないこと。

    ティッシュの摩擦で肌を痛めることも。なるべく素手で鼻をかみましょう。

    風邪や鼻炎で鼻がつらい時、ティッシュで鼻をかみ続けて、小鼻周りが真っ赤になることはありませんか?

    デリケートな大人の肌に、ティッシュの刺激は大敵です。外出先では仕方ありませんが、できるだけ保湿ティッシュをデスクに置くなどして対策しましょう。

    そして家で鼻をかむ時は、なるべく「手」を使ってください。家なら人には迷惑をかけませんし、こまめに手を洗えば良いですね。その際も、鼻にワセリンやリップクリームなどを塗って、保護してあげると良いでしょう。

    鼻をかんだあとはしっかりと水分を拭き取らなければ、肌荒れの原因になります。化粧水で濡らしたコットンなどで、優しく拭き取ってください。

    いかがでしたか? 今回は、スキンケアを生活習慣の観点から考えてみました。私たちと外界の間にある肌は、生活のあらゆることと密接な関係があるのですね。

    今日から、一つでも実践していただけるとうれしいです。明日は、今日より良い肌になっていることを願っています。

  • 食べるスキンケア vol.12 美髪レシピ「彩りフムスのブルスケッタ」

    食べるスキンケア vol.12
    美髪レシピ「彩りフムスのブルスケッタ」

    夏の紫外線ダメージを受けているのは、肌だけでなく髪も同じです。野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第12回は、海藻よりも髪に良い、アミノ酸たっぷりのツヤ髪レシピ。

    フムスとは、トルコ、ギリシャ、キプロス、イスラエル、パレスチナなど中東の広い地域で食べられている伝統的な家庭料理。

    元は茹でたひよこ豆にニンニクやオリーブオイルを加えたシンプルな料理ですが、今回はそこに野菜の彩りを加えて、パーティにもぴったりの豪華な一皿になりました。

    【材料・4人分】

    A

    茹でひよこ豆 200g(亜鉛・葉酸・鉄分・ビタミンB群)

    オリーブオイル 大さじ2

    ねりごま 30g(ビタミンE・カルシウム・ミネラル)

    豆乳 40cc(タンパク質・カルシウム)

    塩 小さじ1/2

    レモン汁 小さじ1/2(ビタミンC)

    コリアンダー、クミンパウダー、チリペッパー 各小さじ1/2

    アボカド 60g(ビタミンB・ミネラル・リノール酸・リノレン酸)

    茹でビーツ 30g(ビタミンA、C、B群・葉酸・ポリフェノール)

    いわし 適宜(含硫アミノ酸)

    小麦粉 適宜

    揚げ油 適宜

    小さめのスプラウト 適量(ビタミンC・葉酸)

    バゲット 1本

    【作り方】

    1 Aをミキサーやフードプロセッサーでよく撹拌する

    2 1から60g取り、アボカドと一緒にさらに撹拌する

    3 1から80g取り、茹でたビーツと一緒にさらに撹拌する

    4 いわしを三枚におろし、少なめに塩を振り、小麦粉をつけて揚げる

    5 バゲットを4mm幅程度にスライスし、焼く

    6 バゲットに3色のペーストを塗り、4を乗せ、スプラウト、チリパウダー(分量外)を散らす

    ※いわしは、オイルサーディンでも代用できます

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 夏の髪ダメージから復活し、ツヤ髪を取り戻す方法。

    夏の髪ダメージから復活し、ツヤ髪を取り戻す方法。

    夏が終わると、髪のダメージはかなり進んでいます。日焼け止めで守られている肌以上に、強い紫外線や汗、海水などの栄養で傷んでいるのです。パサつき、枝毛・切れ毛、カラーの褪色で、髪は悲鳴を上げています。

    加えて、これから乾燥しやすい時期になると、乾燥する時期特有のトラブルも起きやすくなります。

    肌と同じくらい、髪は見た目の印象を大きく左右するパーツ。艶やかで豊かな髪は、印象アップに大きく貢献します。早くダメージを取り除いて、健康的なツヤを取り戻したいですね。

    肌と同じで、髪の美容も「内から」と「外から」のアプローチが必要です。今回は、正しい髪のダメージ補修法についてお話しします。

    食べるヘアケア。海藻が良いって本当?

    昔はよく、ワカメや昆布を食べると黒々とした髪が生えてくると言われていました。確かにミネラルは髪に良い栄養ですが、髪に届くのはごくわずか。海藻類の黒っぽい色が、日本人の黒髪のイメージに近く髪に良いと思われていただけかもしれません。

    髪の主成分は、アミノ酸が結合してできた「ケラチン」と呼ばれるタンパク質です。ケラチン合成のために、食事からタンパク質を摂取することが、髪には良いのです。

    摂取したタンパク質は、胃でアミノ酸に分解され、吸収されます。これがケラチンとして再合成されるためには、ビタミンやミネラルといった栄養のサポートが必須です。美しい髪のためには、野菜や果物も必要ということです。

    食べるヘアケア 海藻が良いって本当?

    ビタミンC

    アミノ酸は、胃で分解され血液に送り込まれますが、きちんと髪まで届けるためにはビタミンCが必要。野菜や果物も積極的に摂るようにしましょう。

    ビタミンB

    皮膚のターンオーバーを支えるビタミンBは、当然ながら、頭皮の新陳代謝にも欠かせない栄養素です。豚肉やレバー、アボカドに豊富に含まれています。

    ビタミンE

    ビタミンEの抗酸化作用は血液を元気にします。魚卵やモロヘイヤ、赤ピーマン、ゴマ、ブロッコリーなどに含まれます。油で吸収率が高まる特徴があります。

    イソフラボン

    さらに、女性ホルモンに似た成分として人気のイソフラボンを多く含む大豆は、薄毛に悩む人にもうれしい栄養素。元気な髪を育てるために、大豆製品は毎日摂りたいですね。

    鉄分・亜鉛

    鉄分は、健やかで丈夫な髪を作るために欠かせない栄養分。亜鉛は、アミノ酸をケラチンへ合成するために働きます。鉄分はほうれん草やレバーに、亜鉛は牡蠣や豚肉に多く含まれています。

    髪を美しくするためには、様々な食材をバランスよく摂る必要があります

    こうして見ると、髪を美しくするためには、さまざまな食材をバランスよくいただく必要があるということが、よく分かりますね。

    ちなみに、コーヒーやお酒を摂りすぎると、カフェインやタンニンの影響で体内の栄養、特に鉄分の吸収を阻害します。飲み過ぎには注意したいですね。

    髪の土壌「頭皮」のケアも忘れずに。

    ヘアケアで見落としがちなのが「頭皮」づくり。健やかな髪を育てるための「土壌」になる頭皮も、タンパク質でできています。頭皮は、いわばお肌の延長にあります。

    髪の土壌「頭皮」のケアも忘れずに。

    頭皮は皮脂分泌量が多いため、実は体の中で一番汚れがたまりやすいところ。栄養摂取でインナーケアして整えつつ、頭皮の汚れもしっかり落とし、清潔に保つことを意識しましょう。

    土壌を豊かに耕すために、質の良いシャンプーを使用し、マッサージオイルでしっかりと毛根を刺激することで、頭皮を柔らかく保ちましょう。

    シャンプーするときは、事前にていねいにブラッシングを。こうすることで、汚れが浮いて洗いやすくなります。シャンプーは、爪でなく指の腹を使って、前から後ろへと頭皮をマッサージするように洗います。

    地肌をマッサージするようにシャンプーします。

    そしてすすぐ時は、髪の泡を取るだけでなく、髪の根元・地肌からしっかりと。シャンプーよりも時間をかけて、しっかり洗い残しのないようにすすぎましょう。

    頭皮にシャンプーが残っていると、毛穴詰まりやフケの原因に。綺麗な髪を育てるために、頭皮を美しくしてくださいね。

    髪を劇的に変える、スペシャルヘアパック。

    市販のトリートメントを使用したことのある方は多いと思いますが、なじませてすぐにすすぐ、または10分ほど放置してすすぐと説明されている商品が一般的です。

    しかし、この時期に特にオススメしたいスペシャルケアは、「Yasaiヘアパック」を使った、スペシャルヘアパック。

    髪を劇的に変える、スペシャルヘアパック「Yasaiヘアパック」

    10分でもサラサラを実感できますが、せっかくなので、ここはもっと長い時間パックしたいところ。オススメは、30分以上です。以前、商品撮影のため2時間パックしたモデルさんは、その後1週間サラサラが続き、寝ぐせもつかなかったそうです。

    忙しくて2時間はさすがに無理でも、いつもより長い時間のパックを実践すれば、有効成分がしっかりと浸透し、まるで生まれ変わったように若返った髪に、うっとりしていただけるはずです。

    トリートメントは、頭皮に付けないように気をつけましょう。毛先を中心にたっぷり塗って、指を使って髪の毛一本一本に行き渡らせてください。

    頭皮に付けず、毛先を中心に塗りましょう。

    そして重要なのは、加温です。温めることで有効成分の浸透を促進します。

    ゆっくりお風呂を楽しめるときに、トリートメントをつけた髪をシャワーキャップやホットタオルで巻いて、湯船でゆっくり30分、半身浴をしましょう。

    髪に加温してたっぷり栄養を行き渡らせます。

    長く湯船に浸かるのが苦手な方は、お風呂を出る前にトリートメントを塗布。シャワーキャップかホットタオルをターバンのように巻いて、30分間ゆっくり過ごしましょう。

    サウナなどに入るときこそ加温のチャンス! 髪にトリートメントを塗布し、ターバンして、できるだけ長くサウナに入りましょう。イオン吸着&科学的吸着&熱による吸着で、髪しっとり。

    トリートメントを髪によく浸透させたら、流水でよくすすぎましょう。アウトバス用(洗い流さないタイプ)ではないトリートメントが髪に残ったままだと、成分が変質し、頭皮や髪を傷める原因になることも。

    ヌルつきがなくなるまで、よくすすぎましょう。しっかり浸透させていれば、すすいだ後も髪のしっとり感は残ります。

    お湯の温度は38℃を目安に…

    そしてしっかり洗い流した後は、生乾きのまま放置せず、すぐ乾かしましょう。タンパク質は熱により弱く変質します。極力熱を加えないよう、事前にしっかりとタオルドライしてドライヤーの時間を短くします。

    乾かす時は、熱が一カ所に当たりすぎないように、ドライヤーと髪の距離を20cmくらい離し、ドライヤーを常に振りながら当てると、熱ダメージも加わりにくく、全体を乾かすことができます。

    乾かすのは、根元から。根元だけを乾かすつもりでドライヤーを当てていても、毛先は自然にある程度乾いてきます。

    ドライヤーを振りながら、根元に風を当てましょう。

    できれば週に一度はこのディープケアを行い、補修効果を高めていただきたいところです。

    髪にも野菜を。Hadamanmaのヘアケア。

    Hadamanmaが提案するヘアケアは、野菜や植物の力で髪の美しさを引き出すもの。ヘアケアにも、食べ物の栄養を取り入れて、自然から豊かで艶やかな美しさをいただきましょう。

    洗いながら補修する、野菜のヘアエステ

    Yasai シャンプー&ヘアパック

    http://tamachanshop.jp/201506/298

    髪の「土壌」を育てる、植物生まれのスキャルプケア。

    Kusakiスキャルプシリーズ(シャンプー&マッサージオイル)

    http://tamachanshop.jp/201506/225

    ていねいなケアで、秋冬も美しい髪で過ごしましょう。

  • 食べるスキンケア vol.11日焼けからの復活肌レシピ「もち麦入り鶏レンコン餃子」

    食べるスキンケア vol.11
    日焼けからの復活肌レシピ「もち麦入り鶏レンコン餃子」

    本格的に寒さと乾燥が厳しくなる前に、癒しておきたい夏の肌ダメージ。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第11回は、お疲れ肌回復レシピです。

    普通のもち麦よりさらに強いもちもち感が魅力の「紫もち麦」と、レンコンのシャキシャキした歯ごたえが楽しい餃子を、さっぱりとした梅風味に仕上げました。

    肌の材料、コラーゲンたっぷりの鶏肉と、そのコラーゲンの「分解」「吸収」「再合成」を助けるビタミンC豊富なレンコン、脂質の酸化を防ぐビタミンEたっぷりの梅干し、ごま油、もち麦。

    肌のダメージを癒し、再建するための栄養素を、皮の中にぎゅっと閉じ込めた、この時期にうれしい美肌餃子です。

    もちもちとシャキシャキのW食感で、しっかりと歯ごたえがあるので、よく噛めば小顔エクササイズ効果も期待できるでしょう。

    【材料・餃子20〜30個分】 ※( )内は摂れる栄養素

    A

    鶏ももミンチ 80g(コラーゲン・ミネラル・鉄分)

    レンコン 80g(ビタミンC・ポリフェノール・カリウム)

    紫もち麦 30g(ビタミンB、E・鉄分・カルシウム)

    梅干し 12〜15g(可食部)(ビタミンE)

    醤油 小さじ1弱

    ごま油 大さじ1/2(ビタミンE)

    餃子の皮 20〜30枚

    【準備】

    ・紫もち麦を茹でる

    紫もち麦に水200mlと塩少々を加え、煮立ってから蓋をして弱火で20分茹で、火を消して20分、蓋をしたまま蒸らす

    ・レンコンは5mm幅程度のスライスにして水にさらし、粗みじんに切る

    ・梅干しは種を除き、滑らかに叩いておく

    【作り方】

    1 具材、調味料をすべて混ぜ、30分ほど寝かせ馴染ませる

    2 餃子の皮で包み、ごま油で焼く

    【ポイント】

    油を広げたフライパンに餃子を並べ、火をつけたら熱湯を注ぎ、蓋をして蒸し焼きにする。レンコンは火が通りづらいため、通常の肉餃子やニラ餃子より多めのお湯

    で蒸してください。

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    紫もち麦

    http://tamachanshop.jp/201611/2322

  • 秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    ギラギラの夏だけでなく、秋も冬も大人の肌に日焼け止めは必須。美意識の高い皆さまなら、きっとご存知ですね。

    秋の陽射しは、夏より弱く感じるかも知れませんが、波長の長いUV-Aが肌の奥まで届いて、シミやしわの発生に大きく影響を与えるので油断できません。

    それでは、秋冬と夏場では、効果的な日焼け止めの塗り方が違うというのは、ご存知ですか?

    今回は、季節ごとの日焼け止めの塗り方と注意点についてお話しします。

    秋冬の穏やかな陽射しの特徴を知る。

    1 陽射しの角度による問題

    夏場と秋冬での、陽射しの大きな違いとは、その強さだけでなく、射す角度。太陽が高い位置から照りつける夏と違い、これからどんどん陽射しは低くなります。

    夏場と秋冬での、陽射しの大きな違い。

    つまり、肌に感じる陽射しは穏やかに優しくなりますが、真上からだけでなく、斜めから横からと、さまざまな角度から紫外線が肌に当たるわけです。

    日傘や帽子では簡単に防げない、いろいろな角度の日光。その紫外線は、鼻や額などの高い位置だけでなく、顎下や首、手脚などにも直撃しています。

    2 陽射しの質による問題

    さらに、肌のハリを奪いシワの原因となる UV-Aの積算量は、夏場より秋から春にかけてのほうが多いというデータもあります。UV-Aは波長が長く、皮膚の奥まで入り込んで強力な光老化(フォトエイジング)を起こさせます。

    具体的には、

    ・角質層の保湿力を減弱させて、乾燥を引き起こす

    ・表皮のターンオーバーを遅らせて、肌の滑らかさを低下させる

    ・メラニンを増加させて、シミやくすみを増やす

    ・真皮のコラーゲンをはじめ、ヒアルロン酸なども減少させて、ハリや弾力を低下させる→たるみ・シワを増加させる

    涼しいからといって油断できないのが、この時期の紫外線なのです。

    刷り込んではダメ。軽く広げましょう。

    怪我したところに軟膏を塗りこむように、日焼け止めクリームを刷り込んでいませんか? それでは日焼け止め成分が薄く広がってしまい、効果は半減します。正しい塗り方は、軽くトントンと軽く置くように塗り広げます。

    顔なら額、両頰、鼻、顎に点で置いて、均一にムラなく塗るようにしましょう。ゴシゴシと指で塗り込まないように注意してください。この時、特に注意すべきことは下記。

    ・塗り直しをしないから、朝しっかりとムラなく。


    これからの季節は、涼しくて汗をかかない分、こまめな塗り直しをしなくなる人が多いでしょう。そのため、朝のメイク前にしっかりとムラなく塗っておくことが大切です。

    ・油分はしっかり馴染ませてから、少しずつ塗る。

    肌が乾燥する季節は、朝のスキンケアで入浴やクリームなどの油分を多めに使うことが増えます。このとき油分が肌に馴染みきっていないと、その上に塗る日焼け止めがよれたりムラになったりします。

    スキンケアで塗った油分がしっかりと馴染んでから、日焼け止めを塗るよう注意しましょう。

    ・うなじや耳の後ろも忘れずに。

    光老化をしっかり防ぎたいのに、つい塗り忘れがちなのが「うなじ」と「耳の後ろ」、「あごの下」「鼻柱」です。首は見た目年齢を左右する大事なポイントなので、きちんと守ってあげましょう。

    見た目年齢を左右する大事なポイント

    日焼けは乾燥を進めるお肌の大敵。

    これからの寒い時期は、乾燥が気になる方も多いでしょう。日焼けは、その乾燥をさらに加速させるのです。この時期は、日焼け止めを全身徹底させることと、十二分な保湿が、未来の肌のために何より大切。

    今夜も、しっかりと保湿してお休みくださいね。

  • 食べるスキンケア vol.10秋の食べる日焼け止め「きちんと出汁の揚げ浸し」

    食べるスキンケア vol.10
    秋の食べる日焼け止め「きちんと出汁の揚げ浸し」

    ついつい日焼け止めの塗り直しを怠りがちな秋ですが、実は紫外線A波が一日中降り注ぎ、油断は大敵な季節です。

    野菜ソムリエプロ、フードコーディネーターの古金陽子さんと考える、食べるスキンケア第10回目は、野菜をたっぷり食べられる揚げ浸し。

    きちんと取った出汁には、アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富で美肌効果があると言われています。

    油で揚げることでビタミンAの吸収がアップ。冷やして食べても美味しいので、まとめて作って冷蔵していても。

    【材料】

    《漬け汁》

    昆布と鰹節の出汁 2カップ

    干し椎茸2枚の戻し汁 40cc

    薄口醤油 大さじ2

    みりん 大さじ2

    酒 大さじ2

    鷹の爪 1本

    生姜スライス 1枚

    《野菜》

    カボチャ(ビタミンA・C・B群、カリウム) 1/4個

    茄子(ポリフェノール・カリウム) 1本

    エリンギ(ナイアシン) 1パック

    レンコン(ビタミンC・ポリフェノール・カリウム・ムチン) 1~2節

    三つ葉(ビタミンA) 適宜

    揚げ油 適宜

    【作り方】

    ・いつもより濃いめに取った昆布と鰹節の出汁(各4分程度煮出す)と干ししいたけの戻し汁を合わせ、その他の材料を全て入れて漬け汁を作る

    ・固い材料(かぼちゃ、レンコンなど)は170℃でじっくり、柔らかい材料(茄子、エリンギ)などは180℃の油でカラリと素揚げする

    ・2を1に漬け込み、よく染みたらいただく。冷蔵庫で寝かせてもよい

    野菜はお好みで。いつもより長く煮出した出汁の味と香りをよく染み込ませていただきます。食べ終わった出汁はそうめん、にゅうめんにぴったり!

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    あの酷暑が嘘のように、ひんやりとした秋の空気が爽やかですね。

    さて、こんな時期に油断しがちなのが、日焼け対策。照りつけるギラギラの日光がなくても、紫外線という化学光線は日々降り注いでいます。特に、肌の乾燥を招く紫外線A波は、早朝から注いでおり、通勤通学のお肌を攻撃しています。

    出かける前に必ず、日焼け止めを塗りましょう。

    ケミカルとノンケミカルはどう違うの?

    市販の日焼け止めは、敏感肌用、子供用など、「ノンケミカル」が人気のようです。確かに「ケミカル」より「ノンケミカル」のほうが、肌に優しそうな印象がありますね。

    では、ケミカルとノンケミカルは何が違い、どう使い分ければ良いのでしょうか。

    日焼け止めに含まれる、紫外線カット成分は二種類。

    「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」です。

    紫外線散乱剤は、紫外線を反射して防ぎ、紫外線を肌に届けないようにするもの。紫外線吸収剤は、紫外線を一度吸収した後、熱エネルギーに変化させて放出します。

    ケミカルとノンケミカルの各紫外線に対する反応

    反射するだけの散乱剤はノンケミカルと呼ばれ、肌への負担が少ないとされます。それに対して吸収剤は、化学反応により肌に紫外線が当たるのを防ぐため、ケミカルと呼ばれます。肌の弱い方には、この化学反応によって生じる物質が刺激となるケースもあるため、「ケミカルな紫外線吸収剤は、肌に悪い」というイメージも広がっています。

    しかし、散乱剤にも吸収剤にもそれぞれにメリットとデメリットがあるため、これだけで「ノンケミカルの方が日焼け止めとして優れている」とは言い切れません。

    散乱剤は、主成分そのものが「白い」という特徴を持っているため、UVカット効果を高めようと配合量を増やすと白浮きしやすくなります。そのためつけ心地が重く、ムラになりやすい場合があります。また、スポーツなどで汗をかくと流れやすいので、肌にやさしい反面、長持ちしにくいというデメリットもあります。

    吸収剤は、無色透明な液状の素材なので、白浮きせず、サラサラと伸びが良いものが多いです。またUVカット効果が高くてもつけ心地が軽く、最近は技術的な改良が進み、肌への負担も軽いものが増えています。

    ケミカルとノンケミカルの違い

    肌が弱い人は、ノンケミカルでなきゃダメ?

    肌への刺激は少ない方が良いけれど、高いUVカット効果もほしい。使い心地も良いものでくちゃ! そんな人には、ケミカルでありながら肌への普段を極力少なくした、優しい日焼け止めがオススメです。

    それが、「ひにまけぬ」

    ひにまけぬ

    紫外線吸収剤は配合されていますが、それが直接肌に当たらないよう、シルクのベールで包んでいるのです。吸収剤が紫外線と化学反応を起こして刺激物質が発生しても、それが直接肌に当たることがないため、刺激が少ない。

    SPF50+の日焼け止めを、レジャーだけでなく一年中、毎日使ってほしいというコンセプトで作られた、高いUVカット効果を持ちながら肌への負担は少ない日焼け止めです。スルスルと伸びの良いテクスチャで白浮きもせず、塗りやすいのも特徴です。

    さらに、植物エキスを豊富に配合し、美容効果も高めました。つけ心地の良さと日焼けを防ぐ力をしっかりと実現した上で、普段使いしやすいようあえてウォータープルーフにせず、30℃以上のぬるま湯でやさしく落とすことができます。

    シチュエーションに合わせて選びましょう。

    このように、極端に肌が敏感な方でない限り、今の日焼け止めはすべてのケミカルタイプが刺激的で肌に悪いということはありません。

    長時間の屋外レジャーの時だけはウォータープルーフタイプを使うとか、肌が刺激を感じやすくなっている日はノンケミカルを選ぶなど、日焼け止めも、大切な肌と相談しながら選ぶと良いでしょう。

    ただし、どんな高スペックな日焼け止めでも、時間の経過とともに酸化して刺激物に変化してしまうという部分は同じです。家に帰ったら、できるだけ早く洗い落とすことも忘れずに。

    特に、日焼け止めの上にファンデーションを重ねていたり、皮脂がたくさん出て汚れを感じたりする時は、必ずクレンジング+洗顔を行いましょう。なるべく早いメイク落としは、美肌への近道です。

    日焼け止めの後は、クレンジング+洗顔が大切

    また、商品によりますが、日焼け止めが充分なUVカット効果を発揮するのは1シーズン程度です。古い日焼け止めクリームを塗り続けるのはやめて、3〜4カ月ごとに新しいものを使うようにしましょう。1シーズンで1本きちんと使い切るためにも、毎日塗りたいですね。

    次回は、夏とは違う、秋冬の日焼け止めの塗り方のポイントをお話しします。どうぞお楽しみに。

  • 食べるスキンケア vol.9夏ダメージ回復「トマトとオリーブのプロテイン・ケークサレ」

    食べるスキンケア vol.9
    夏ダメージ回復「トマトとオリーブのプロテイン・ケークサレ」

    夏の刺激でターンオーバーの乱れた肌を、早く戻したいこの季節。そんな美意識の高い人なら、たんぱく質たっぷりのプロテインが優秀な美容食品であることも、ご存じかもしれませんね。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第9回は、ローカロリーで食べ応えも抜群、プロテインを入れたケークサレです。

    フランス生まれのケークサレは、ケーク=焼き菓子、サレ=塩という意味で、甘いお菓子ではなく、お食事用のおかずケーキ。今回は、お肌に嬉しいビタミンCやビタミンEが豊富なトマトやオリーブと、プロテイン「タンパクオトメ ピュアプロテイン100」を組み合わせました。

    ケークサレはお好みに切ってお楽しみください

    「タンパクオトメ ピュアプロテイン100」はたんぱく質100%のプロテインなので、加熱調理もOK。栄養をプラスするだけでなく、野菜だけのレシピにしっかりとしたコクを出してくれます。

    このケークサレは、好みの野菜やキノコ類を組み合わせて、味もボリュームもアレンジOK。朝食に、ティータイムに、好きなだけ切っていただきましょう。

    【材料】(パウンド型1本)

    玉ねぎ 中玉1/4程 (ビタミン・ミネラル・硫化アリル)

    ドライトマト 6g程度 (リコピン・ビタミンC,E)

    ブラックオリーブ 10個 (ビタミンE・オレイン酸・ポリフェノール)

    グリーンオリーブ 10個 (ビタミンE・オレイン酸)

    ミニトマト(生) 3~4個 (リコピン・ビタミンC,E)

    タイム 4枝

    a 薄力粉 100g

        ベーキングパウダー 小さじ1

        粉チーズ 25g

        タンパクオトメ ピュアプロテイン100 大さじ4

    b 卵 2個

        牛乳 大さじ4

        ヨーグルト 大さじ4

        オリーブオイル 大さじ2

        サラダオイル 大さじ2

        粒マスタード 大さじ1

    【作り方】

    〈下準備〉

    ・玉ねぎとドライトマトはみじん切りにする

    ・オリーブは種を取り除き、ブラックとグリーン各3粒ずつを縦半分に切り、トッピング用にする。残りは横半分に切る

    ・ミニトマト(生)はヘタを取り、洗って水気をよく切っておく

    ・タイムは、1枝をトッピング用に残し、残り3枝は葉だけを取っておく

    1 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいにかけた後、aの材料を混ぜ合わせる

    2 bの材料をすべて混ぜ合わせたあと、1に入れて、こねすぎないように混ぜる

    3 下準備でみじん切りにした玉ねぎとドライトマト、タイムの葉、横半分に切ったオリーブを、全て2に混ぜ合わせる

    4 3を型に入れ、トッピング用の食材(タイム1枝、縦半分にしたオリーブ、ミニトマト)をバランス良く乗せて、180度に温めたオーブンで35~40分焼く

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    タンパクオトメ(ピュアプロテイン100)

    タンパクオトメ(ピュアプロテイン100)

  • 秋のスキンケアを考える。(夏のダメージ回復〜食のスキンケア編〜)

    秋のスキンケアを考える。
    (夏のダメージ回復〜食のスキンケア編〜)

    多くの自然災害に見舞われる大変な晩夏でしたが、いかがお過ごしでしょうか。

    被害を受けた方には心よりお見舞い申し上げます。

    ようやく涼しくなってきましたが、お肌は夏の間、強い紫外線ダメージを受けてまだ疲れているはずです。さて、紫外線ダメージとはどんなものでしょう。

    前回のおさらいです。

    夏のダメージ肌の具体例 〜こんな症状、ありませんか?〜

    詳細は、前回の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/916

    今日は、それらを改善するための「食べるスキンケア」をご紹介します。

    特に摂りたい栄養素は?

    この秋、特に摂りたい栄養素は?

    お肌の材料、コラーゲン

    コラーゲンは、肌だけでなく、骨や人体、腱、軟骨などを構成するタンパク質です。ヒトの体内の存在しているコラーゲンの総量は、全タンパク質の30%とも言われ、人体には欠かせない成分です。

    しかし年齢とともに体内のコラーゲンは減少し、また新しくコラーゲンを作り出す力も衰えてしまいます。壊れた組織を修復するのに、まずは材料がなければ話になりません。

    小じわ、たるみ、乾燥、肌のゴワつきなど、すべての改善に必要なコラーゲンを、食事やサプリメントでしっかりと摂るようにしましょう。

    お肌の調整役、ビタミンA

    ビタミンAは、肌コンディションの調整役を担っている栄養素です。不足すると肌が乾燥したり、ゴワついたり、シワになったりします。特に夏ダメージを引きずっている秋は、意識して摂取するようにしましょう。

    酸化ダメージを回復する、ビタミンCとE

    紫外線による肌のシミ、くすみが増えた方、心配な方にはこれらが不可欠。ビタミンCは、肌のコラーゲン合成に欠かせません。

    コラーゲンを摂っても、ビタミンCが不足していると「分解」「吸収」「再合成」が行われないため、肌の修復にならないのです。美白の友、ビタミンCを、野菜や果物、ジュースやスムージーでも、毎日積極的に摂りましょう。

    参照記事

    食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?

    https://hadamanma.com/archives/735

    代謝調整役、ビタミンB群

    ビタミンB1、B2、B6、B12は、水分と脂質の代謝調整役です。強い紫外線を浴びて肌の乾燥の進んだ方、日焼けによるくすみが気になる方には、ぜひしっかりと摂っていただきたい栄養素です。

    お肌のすみずみに酸素を届ける鉄分

    鉄分は、血中酸素をすみずみに行き渡らせ、さらに老廃物を取り込んでくれる、とても重要なミネラル栄養素。体内の鉄が不足すると、栄養の運搬や老廃物の回収が滞り、新陳代謝が低下します。

    するとその結果、シミができやすくなります。また、体内でコラーゲンを合成する際にはビタミンCだけでなく鉄分も必須。不足すると、コラーゲンが合成できず、肌にハリがなくなりシワができやすくなります。

    鉄不足は、美容に悪いだけでなく、疲れやすい、肩こりなど体調にも悪影響を及ぼします。鉄は美容にも健康にも欠かせない大切な栄養素。日頃から意識して摂るよう、心がけましょう。

    代謝調整役、ビタミンB群

    そんなにたくさんの栄養素、毎日摂るなんて無理!と思われるかも知れません。毎日は無理でも、たまに鍋物などで多くの食材をいただいて、バランスの良い食事を心がけましょう。

    例えば水炊きやちゃんちゃん焼き。冷蔵庫の残り野菜を全部入れて、たっぷりいただくと身も心もお肌もほっこり。寒い時期の贅沢ですね。

    手羽先の水炊き

    手羽先の水炊き作り方

    手羽先にはコラーゲンがたっぷり。

    野菜と一緒にいただける鍋がオススメ。

    ちゃんちゃん焼き

    ちゃんちゃん焼き作り方

    鮭にもコラーゲンが豊富です。

    皮までいただいてお肌に栄養を届けましょう。

    また、不足しがちな鉄分は、手軽にナッツでも補うことができますよ。

    →「ななつのしあわせ ミックスナッツ」

    http://tamachanshop.jp/201506/214

    夏のダメージを払拭するミラクルパウダーたち。

    「みらいのこうそ」と「こなゆきコラーゲン」

    どんな肌トラブルも、上記栄養素をすべてバランスよく摂って元気な肌を作ることが、回復への近道です。でも、毎日摂るのは大変。栄養機能食品などで、手軽に補うのも良いでしょう。

    この時期にオススメなのは、たった一杯で1日分のビタミンミネラルをほぼ充足するという、スペシャルなスムージー「母なるスムージー」。

    ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、鉄分がたっぷり。夏に不足しがちな栄養を、ギュッと閉じ込めた使いやすい粉末スムージーです。

    http://tamachanshop.jp/201506/20

    また、補酵素ビタミンCを大量に、効率よく取れる「みらいのこうそ」もオススメ。
    http://tamachanshop.jp/201506/88

    食物だと高カロリーになりがちなコラーゲンも、パウダーならカロリーを気にせずたっぷり摂れますね。

    「こなゆきコラーゲン」

    http://tamachanshop.jp/201506/18

    美粉屋やドライフルーツを混ぜたフォンダンウォーター

    また、そのままでもおいしく、ドライフルーツを加えればフォンダンウォーターのようにお楽しみいただける、ポリフェノールの粉「いのちのワイン」も、紫外線対策にはオススメ。

    こちらに「みらいのこうそ」や「こなゆきコラーゲン」を混ぜても、味の相性はぴったりです。

    いかがでしたか?夏ダメージをなるべく早く回復して、やわらかなうるおい肌で、厳しい冷えと乾燥の季節を乗り越えたいですね。

    そのためにも、バランスの良い食事と丁寧なスキンケア、そしてなるべくストレスのない生活、充分な睡眠を心がけましょう。

    では今夜も、うるおいたっぷりチャージして、おやすみなさい。

  • 食べるスキンケアvol.8紫外線ダメージからの復活「タコのカルパッチョドレッシング」

    食べるスキンケアvol.8
    紫外線ダメージからの復活「タコのカルパッチョドレッシング」

    夏の間、大量に浴びた強い紫外線は、肌の奥までダメージを残しています。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんが今回教えてくださるのは、そんなダメージからの復活レシピ。

    アンチエイジング成分のタウリンや、老化と戦うポリフェノール、肌を整える葉酸、ビタミンCやビタミンEがたっぷり摂れる、嬉しい一皿です。

    ドレッシングをゴロゴロと具沢山のご馳走にするという新発想で、シンプルサラダが豪華になりました。

    後口さっぱりのサラダなので、いろいろなおかずと一緒に食べていただけます。

    【材料】

    タコ(タウリン・亜鉛) 50~100g

    クルミ(ポリフェノール・ビタミンE,B1,B6、葉酸) 適宜

    アーモンド(ビタミンE・亜鉛・マグネシウム・カルシウム・鉄) 適宜

    玉ネギ(ビタミン・ミネラル・硫化アリル) 大玉1/8程度

    a レモン果汁(ビタミンC) 大さじ1

        お酢(お好みで) 大さじ1

        ショウガ汁 小さじ1/4

        醤油 小さじ1/4

        塩 小さじ1/4

        オリーブオイル 大さじ1と1/2

        わさび 適宜

    【トッピング】

    バゲット 適宜

    バジルソース あればバゲットに塗ってトースト

    レタス、ベビーリーフなどお好きな野菜 食べたいだけ

    【作り方】

    1  タコをぶつ切りに、玉ネギをみじん切りにする

    2  aの調味料を混ぜ合わせる(しっかり混ぜ合わせる)

    3  2に1を加える

    4  お皿にレタスなどの野菜を盛り、トーストしたバゲットを乗せ、3をまわしかけたら、荒く刻んだクルミとアーモンドをのせる

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、 季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 秋のスキンケアを考える。(夏のダメージ回復〜化粧品編〜)

    秋のスキンケアを考える。
    (夏のダメージ回復〜化粧品編〜)

    「危険な暑さ」と連日報道されるほどの酷暑に苦しんだ夏も終わり、過ごしやすい時期が来ましたね。

    この夏は、楽しくお過ごしになりましたか?

    夏の終わり、秋の初めは、スキンケアで最も大事な時期です。

    夏のダメージはとても大きいのですが、特に今夏は猛暑で、高温による影響が強かったので、なるべく早く、しっかり回復させたいですね。

    冬は、乾燥という刺激がやってきます。

    その前の秋にしっかりお肌の元気を取り戻すことが大切。

    今回は、夏に受けたダメージを回復するための、化粧品でのケア、食でのケア、2回にわたって両方から取り上げていきます。

    今回は化粧品編です。

    夏に受けたダメージを回復するための、化粧品でのケア

    夏のダメージって?

    まず、夏の名残は、肌にどんな変化を及ぼしているのでしょうか。

    夏のダメージ肌の具体例 〜こんな症状、ありませんか?〜

    夏のダメージ肌の具体例 〜こんな症状、ありませんか?〜

    なぜ、そうなるの?

    夏のダメージを受けた肌を放っておくと、いったいどんな状態になってゆくのでしょうか。

    原因別に、その影響を考えてみましょう。

    1.汗によるダメージ

    ・汗をかいてそのままにしておくと、肌のPHバランスが崩れてアルカリ性に傾き、刺激に敏感になります。

    ・毛穴の皮脂詰まりから、菌に対して弱くなった肌ではニキビや吹き出物が悪化しやすくなるのです。

    ・毛穴の開きも目立つようになります。

    2.紫外線によるダメージ

    ・メラニンの増加でシミ、くすみが増え、ニキビ跡やそばかすも濃くなります。

    ・保護作用によって角質が厚くなり、ゴワゴワとざらついて、透明感も失われます。

    ・角質の保湿因子がダメージを受けるので、肌が乾燥します。

    ・表皮細胞のはたらきが低下し、ターンオーバーのサイクルが遅れます。

    ・真皮細胞のはたらきが低下し、コラーゲンなどの組織のダメージで、肌のハリ、弾力が低下します。

    紫外線によるダメージ

    強い紫外線を浴びて肌が赤くなるサンバーンは、きちんと冷やせばそのうち白く戻りますが、サンタンは放っておくと、上記のような恐ろしい肌ダメージを引き起こすのです。

    3.温度・湿度によるダメージ

    ・クーラー病で自律神経が乱れ、肌の機能全体が低下します。
結果、ターンオーバーの遅れ、保湿力の低下、真皮コラーゲンの生産低下などが起こります。

    参照記事:エアコンに負けない肌づくり。
https://hadamanma.com/archives/801

    ・外気温で汗をかいた後、室内のクーラーで乾燥するため汗の処理が不足しがちになり、乾燥や敏感肌の原因を作ります。

    4.栄養不足と冷えによるダメージ

    ・暑さで食欲が低下して、食べ物はあっさり・さっぱりしたものに偏るため、油脂類に多く含まれるビタミンAとビタミンEが不足しがち。

    ・冷たいものの飲み過ぎやクーラーで体が冷えて血液循環が悪化。

    ・胃腸が弱り、栄養の吸収不足が起こり、肌への栄養と酸素供給が悪くなります。その結果、表皮のターンオーバーが遅れて角質の乾燥、肥厚が起こり、ハリや弾力が低下します。

    ・栄養や酸素が不足すると肌の抵抗力が低下して、刺激に敏感になります。

    5.手入れ不足によるダメージ

    ・夏は汗や皮脂の分泌が多くて肌表面がしっとりするため、潤いがあると感じて保湿を怠りがち。

    ・イベント続きで忙しく、疲れて帰宅後のケアを短時間で済ませてしまうことで、潤い不足から乾燥、かさつき、くすみが生じやすくなります。

    秋口のスキンケアのポイント

    保湿をたっぷり丁寧に。

    時間差でW使いも有効!

    いつもの化粧水パッティングを、時間差でもう一度行う“W使い”を。

    ダブルで行うことで、肌の奥までしっかりと保湿しましょう。

    時間のあるときは、ローションパックもオススメ。

    コットンやマスクを使って行いますが、この時期は特に、乾いてきたコットンにローションを継ぎ足して、5〜10分置くと良いでしょう。
化粧水を使うタイミングは、洗顔直後。
なるべく時間を置かず、すぐにつけることも忘れずに。

    優しくマッサージ。

    乳液も、時間差でW使いを!

    乳液やクリームは、普段の使用量を顔全体に伸ばした後、指先の力を抜いて顔の中心から外に向けて優しくマッサージするようになじませます。

    さらにその上から、普段の使用量の半分くらいを、乾きやすい部分を中心に重ね塗りしましょう。

    秋口のスキンケアのポイント

    いかがでしたか?

    今日は、この時期特に気をつけて行いたい外からのスキンケアについて、お話ししました。

    これらのケアは、夏のダメージに対策すると同時に、これから来る厳しい冬への備えにもなります。

    どうぞこの時期のスキンケアタイムを、大切にお過ごしください。

    次回は、食のケア「秋のスキンケアを考える(夏のダメージ回復〜食のスキンケア編〜)」をお届けいたします。

    今日のお肌の調子はいかがですか。

    今夜もきちんとしっとりを実感して、お休みください。

  • 食べるスキンケア vol.7夏の紫外線ダメージ回復「レモンライスのパクチー盛りプレート」

    食べるスキンケア vol.7
    夏の紫外線ダメージ回復「レモンライスのパクチー盛りプレート」

    夏の強い日差しに、疲れ気味のお肌を癒したい、この季節。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第七回は、お疲れ肌を癒し、ダメージを秋に残さないための回復メニュー。

    人気のパクチーが山盛りいただける、爽やかなレモン味のライスは、目にも鮮やかです。

    さらにサモサとのワンプレートで、紫外線ダメージを回復するのに必要な栄養を取り入れます。

    雑穀米とレモンのビタミンは、日焼け戻しに欠かせない栄養素。

    パクチーのビタミン群やカリウム、鉄も有効です。

    また、えびのタウリンは肝機能を向上するため肌も改善。

    葉の部分だけ使いがちなパクチーの茎も、刻んでサモサの具にするため、無駄なくすべての栄養を吸収できます。

    レモンライス

    【材料】

    米 1合

    三十雑穀 黄(タンパク質・ビタミン) 大さじ1

    ターメリック 小さじ1/4

    塩 小さじ1/4

    ショウガ汁 小さじ1/2

    コンソメ 1個

    レモン(ビタミンC) 1/2個

    パクチーの葉 1束分(ビタミンA,B2,C・カリウム・鉄)

    トッピング

    レンコン(ビタミンB12,C・カリウム・ムチン・食物繊維) 適宜

    紫キャベツの塩もみ(ビタミンK,U,C・アントシアニン・ジアスターゼ) 適宜

    レモン くし切り1/2個分

    【準備】

    ・レモン半個分を輪切りのスライスにする

    ・パクチーを葉と茎に分ける

    ・紫キャベツを千切りにして塩を振っておく

    ・レンコンをスライスにする

    【作り方】

    1 米を洗い、雑穀を入れたら1合分の水を入れ、ターメリック・塩・ショウガ汁・コンソメを入れて混ぜる。

    2 レモンは輪切りのスライスにして、ご飯の上に並べて炊く(炊飯器の通常モードで炊きます)

    ※レモンから水分が出るので、雑穀を入れた分の水は足しません。

    エビサモサ

    【材料】

    えび(タウリン・ビタミンE) 100g

    パクチーの茎(ビタミンA,B2,C・カリウム・鉄) 1束分

    クミンパウダー 小さじ1/8

    カレー粉 小さじ1/4

    塩 小さじ1/4

    餃子の皮 15枚程度

    【作り方】

    1 エビは細かく切り、パクチーの茎はみじん切りにする

    2 1とクミンパウダー・カレー粉・塩を混ぜ合わせる

    3 2を餃子の皮に包む

    4 160度の油で、きつね色になるまで2分ほどあげる(レンコンの素揚げをトッピングするなら、この時一緒に揚げる)

    【盛付け方】

    レモンライスが炊けたら、皿に盛り、パクチーを乗せる。エビサモサ・レンコンの素揚げ・紫キャベツ(水気を絞る)・レモンのくし切りを盛り合わせる

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、

    広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、

    季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品


    
三十雑穀(黄)

  • 食べるスキンケア vol.6夏の紫外線ダメージ回復「イチジクゼリー」

    食べるスキンケア vol.6
    夏の紫外線ダメージ回復「イチジクゼリー」

    この夏は、健康や安全まで脅かすほどの酷暑に見舞われましたが、地域によりようやく、秋の気配を感じ始めている方もあるでしょうか。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第六回は、輝くお肌をつくるデザート。

    溜まりに溜まった紫外線ダメージから、肌を救うお助けスイーツです。

    古代ローマでは「不老不死の果物」とまで呼ばれた、果物の女王・イチジク。

    メラニン抑制効果のあるアルブチンが豊富に含まれる、この時期に本当に嬉しい果物です。

    アントシアニンなどの抗酸化物質も含まれるので、肌を老化させる体内の活性酸素も排出してくれます。

    お通じを助けるペクチンも豊富なので、肌を内側から、あの手この手で輝かせてくれる最強フルーツと言えるでしょう。

    そんな、肌にうれしい栄養たっぷりのイチジクを、コラーゲンでコーティングしたゼリーは、この時期にぴったりの美肌デザートです。

    白ワインで煮て、大人の味に仕上げました。

    イチジクの代わりに、桃で作ってもおいしくできます。

    イチジクゼリー (4個分)

    【材料】

    A イチジク(アルプチン・アントシアニン・鉄分・ペクチン) 可食部分200g

      キビ砂糖(カリウム・カルシウム・マグネシウム) 大さじ2

      白ワイン(鉄分・マンガン) 200cc

      粉寒天(食物繊維) 小さじ1/4

    粉ゼラチン(グリシン) 2.5g

    お湯 50cc

    こなゆきコラーゲン 大さじ1

    はちみつ(カルシウム・ビタミンB1、B2・葉酸、鉄分) 小さじ1

    水 煮詰めた水分等と合わせて300cc

    ※イチジクを桃に代えてもおいしくできます。

    【作り方】

    1 Aを鍋に入れ煮立ったら弱めの中火で5分煮る。

    2 50ccのお湯にゼラチンを振り入れ水分に浸透させておく。

    3 1の果物をゼリー用の容器に入れる。

    4 煮詰めた水分にはちみつ、2を入れ、300ccになるように水を足す。

    5 4にこなゆきコラーゲンを入れる。

    6 3に5を優しく入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で半日ほど冷やし固める。

    ※イチジクや桃にはたんぱく質分解酵素が含まれ、固まりにくい場合があるため、ゼラチンだけでなく寒天を加えています。環境により固まりにくい場合は、煮詰める時間や冷やす時間を長くして調整してください。

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、

    広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、

    季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品

    こなゆきコラーゲン

    こなゆきコラーゲン

  • 食べるスキンケア vol.5夏冷え解消レシピ「夏野菜のポトフ」

    食べるスキンケア vol.5
    夏冷え解消レシピ「夏野菜のポトフ」

    まだまだ暑い日が続きますね。

    毎日がんばっているお肌はきっと、そろそろかなり疲れていることでしょう。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第五回は、夏の冷房負け、冷えすぎ対策のあったかメニュー。

    さらに、夏に受けた紫外線の酸化ダメージを、元気に回復する栄養素がたっぷりです。

    季節の野菜を使うことで、根菜を煮込む冬野菜よりも、短時間で仕上がります。

    とうもろこしやトマトなどの出汁が爽やかで、夏らしい味わい。

    このひと皿で、お肌の材料であるたんぱく質、セラミドや、お肌のダメージを総合的に回復するビタミンB、ビタミンC、ミネラルなどを、ふんだんに摂ることができます。

    しっとり肌を作るセラミドは、こんにゃく芋を乾燥させた粉を使った「製粉こんにゃく」でなく、生芋こんにゃくを使うことで、しっかり摂ることができる上に風味よく仕上がります。

    原材料名に「こんにゃく粉」でなく「こんにゃく芋」と書かれたものを選んでください。

    夏ポトフ

    【材料】

    豚スペアリブ(ビタミンB群) 300g

    水 500cc

    白ワイン 50cc

    とうもろこし(ビタミンC・葉酸) 1本

    ミディトマト(リコピン・ビタミンC、E) 4個

    オクラ(葉酸・カルシウム・カリウム) 1袋

    生芋こんにゃく(セラミド・ミネラル) 100g

    ニンニク(タンパク質・ミネラル・アミノ酸) 1片

    ローリエ 2枚

    昆布 5×4cm

    塩 小さじ1/2

    醤油 小さじ1/2

    カレー粉 小さじ1

    こしょう 少々

    【作り方】

    1 豚スペアリブを茹でこぼす(水から煮て、沸騰したら茹で汁を捨てる)。

    2 豚肉、水、白ワイン、ニンニク、ローリエ、昆布を入れ、煮立ったら弱火で20分程煮こむ。

    3 2にとうもろこし、こんにゃくを入れ10分程煮こむ。

    4 3に塩、醤油、カレー粉,、トマトを入れ5分程煮こむ。

    5 オクラを入れ火が通ったら塩(分量外)こしょうで味を整える。

    古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、

    広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、

    季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 食べるスキンケア vol.4日焼け戻しレシピ「美白キャロットラペ」

    食べるスキンケア vol.4
    日焼け戻しレシピ「美白キャロットラペ」

    一年でいちばん、日焼けをする季節。日焼け止めクリームを塗るのはもちろんですが、日々の食事から美白を手に入れましょう。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」。今回は、日焼けダメージを内側から回復する「美白キャロットラペ」です。

    人参に豊富に含まれるβ-カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAになり、粘膜を強くして健康な肌を作ってくれます。β-カロテン自体も、強い抗酸化作用でメラニン生成を抑えるので、日焼け対策に嬉しいですね。βカロテンは油分と一緒に摂取することで、吸収率アップ。

    また、レモンのビタミンC、くるみのポリフェノールやビタミンE・B群、ミネラルで、内側から日焼けのダメージを癒します。

    とても簡単ですが、大人っぽくおしゃれに仕上がるので、お酒のおつまみにもおすすめですよ。

    【材料】

    人参 150g(ビタミンA)

    塩 大さじ1/3

    バルサミコ酢 大さじ1(ポリフェノール)

    レモン汁 小さじ1(ビタミンC)

    メイプルシロップ 大さじ1

    マーマレード 大さじ1(なければメイプルシロップで代用)

    胡桃 適宜

    オリーブオイル 適宜

    胡椒・クミンパウダー 適宜

    【作り方】

    1 人参を細切りにし、塩もみする

    2 1にその他の調味料と混ぜる

    3 食べる時に胡桃をのせ、オリーブオイルをかける

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、

    広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、

    季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 食と化粧品で日焼けを戻そう。

    食と化粧品で
    日焼けを戻そう。

    毎日毎日、本当に暑い日が続きます。

    毎日きちんと日焼け止めを塗っていても、毎日しっかり洗顔をしていても、残ってしまういやな日焼け。

    肌は日々生まれ変わるから、いつかは白くなる。

    そう思っていませんか?

    日焼けをそのままにしておくと、シミやくすみ、肌のごわつき、肌老化などにつながります。

    くすみのない白い肌に戻すためには、食と化粧品両方でのケアが大切です。

    身体も肌も、食べたものでできているのですから、どちらが欠けても理想には近づけません。

    暑いけれど、秋は目の前。

    残すのは素敵な夏の思い出だけにして、肌の記憶はきれいに消してしまいたいですね。

    まずは「ていねいな」洗顔。

    なぜ、丁寧な洗顔が必要なのでしょうか。

    それは、汚れが溜まると肌の生まれ変わりを邪魔するため、ターンオーバーが乱れがちになるからです。

    ターンオーバーが乱れると、日焼けでどんよりくすんだ肌は、一向に透明感を取り戻せません。

    夏場は特に、皮脂や汗が多く分泌され、肌表面で酸化しやすくなっています。

    それらが洗い残されると、ターンオーバーが乱れるのはもちろんのこと、肌にもダメージを与えてしまいます。

    まずは徹底的な洗顔が基本です。

    特に重要なポイントは、次の五つ。

    1 予洗いはタイミングよく、しっかりと!


    通常皆さんも、クレンジングと洗顔料を使って正しく二度洗いをしていると思います。

    大切なのは、「予洗い」のタイミングです。

    まずはメイクや油性の汚れを落とすために、クレンジングを行います。

    使うクレンジング剤によりますが、基本的にこの時には、手や顔を濡らしません。

    乾いた手でクレンジングオイルやジェルを優しくなじませます。

    あまり長くマッサージをせず、しっかりと馴染んだらすぐに洗い流しましょう。

    予洗いのタイミングは、ここです。

    べたつきが取れたらすぐに洗顔料を手に取るのではなく、クレンジングを洗い流す時に、水やぬるま湯を何度も顔にかけます。

    こうすることで、角質層にしっかりと水分を含ませ柔らかくふやかすのです。

    次に水性の洗顔料をよく泡だてて使うことで、角質層の奥まで洗うことができます。

    2 泡だてはしっかり、指の力は10g。


    紫外線のダメージを受けた肌は、敏感になっています。

    洗顔料をしっかりたっぷり泡だてて、分厚い泡を転がすように使って、手指が直接肌に触れないように洗います。

    この時、肌に加わる力は10gを越えないこと。

    力を入れてこすると、肌の持つバリア機能を乱すこともあります。

    一度、キッチンスケールの上を洗顔しているつもりでマッサージしてみてください。

    ちょっと力を入れると、すぐに10gを超えてしまうこと、お分かりいただけると思います。

    3 シャワー洗顔するなら鉄則はこれ!


    暑い日は湯船に浸からず、シャワーだけという方も多いでしょう。

    そんなとき、やってしまいがちなシャワー洗顔。

    洗顔料を一気に流せて、確かに楽なものです。

    しかし、高い温度のお湯を直接顔に当てたり、強い水圧で肌を刺激したり、良いことはありません。

    どうしてもシャワーで洗いたい方は、体を洗う時とは温度も水圧も変えて、体温より低い温度の水を、弱い水圧で当てるように気をつけましょう。

    4 アイメイク落としはゆっくりと。


    アイライナーやマスカラやアイシャドウ。

    おしゃれなメイクは、特にアイメイクに凝っています。

    汗で落ちないようウォータープルーフタイプのマスカラを使っている人も多いでしょう。

    落ちにくいからってゴシゴシ洗っては、小じわの元です。

    洗顔前に専用リムーバーであらかた落としておくとか、他の部位より時間をかけて優しく洗うなど、年齢の出やすい目元だけに、普段から手をかけてあげましょう。

    5 タオルも肌には刺激物!

    角質層の奥まで水分を入れ替えて、しっかりと洗い上げたぴかぴか肌。

    一日でいちばん美しい肌ですが、同時にこの時いちばん敏感になっています。

    ゴワゴワのタオルで拭いたり、こすったりすると簡単に傷がつきます。

    刺激を感じた肌は、自らを守ろうと硬くなり、色素沈着を起こします。

    これではせっかくのお手入れが台無し。

    ふっくら柔らかい、乾いたタオルで、ポンポンと肌を軽く押さえるように拭きましょう。

    何よりも、保湿が命。


    日焼け戻しには、保湿が不可欠です。

    なぜでしょう?

    理由は洗顔と同じで、乾燥した肌のターンオーバーは低下し、メラニン色素を溜めてしまうから。

    また、肌が乾燥していると、紫外線ダメージをさらに受けやすくなってしまうのです。

    ですからこの時期、丁寧な保湿が特に必要です。

    正しい保湿の方法は、下記の記事をご参照ください。

    化粧水ばしゃばしゃ使いで肌、変わる。

    https://hadamanma.com/archives/668

    お風呂で洗顔をした場合、まだまだ肌がほてっていることがありますね。

    日焼けは軽いやけどですから、ほてったままでは乾燥が進み、なかなか治りません。

    しっかりと冷水で冷やしたり、ほてりがきになる日は氷で冷やすなどして、しっかりと熱を取ってください。

    体温も上がりがちなこの季節は、せっかく与えた化粧水も乾きがちです。

    意識して、たっぷりとあげてください。

    化粧水も、クールダウンの役割を果たします。

    たっぷりと与えてしっかりと冷やしてあげましょう。

    コットンにひたひたに染み込ませて肌に5分ほど貼る、化粧水パックも有効です。

    しっかりと冷やしてしっとりと吸い付くようなうるおいを感じたら、乳液を。

    暑いから、べたつくのがイヤだと言って、乳液の量を減らしすぎると、せっかくの化粧水が乾燥してしまいます。

    きちんとたっぷりと与えて、乾いた肌を包んであげてください。

    ●化粧水パックのススメ!

    コットンにひたひたに染み込ませて肌に5分ほど貼る、化粧水パックも有効です。

    しっかりと冷やしてしっとりと吸い付くようなうるおいを感じたら、乳液を。

    ●乳液の量にご注意!

    暑いから、べたつくのがイヤだと言って、乳液の量を減らしていませんか? それではせっかくの化粧水が乾燥してしまいます。

    夏こそ、きちんとたっぷりと乳液を与えて、乾いた肌を包んであげてください。

    洗顔後だけでなく、夜寝る前に、乳液が乾いていたらさらにつけるのも有効です。

    汗でべたついているのを、うるおっていると勘違いしては危険。

    保湿は、充分すぎるくらいがちょうど良いのです。

    食べ物でも、日焼け戻しを!

    化粧品でのお手入れをご説明してきましたが、これまでも、それだけでは不十分と繰り返してきました。

    お肌の生まれ変わりを活発にするには、まず、お肌の細胞そのものを元気にすることが大切。

    これらは「食べ物」でしか元気にできないのです。

    以前にもご紹介しましたが、人間の身体は、約60兆〜80兆個の細胞でできていて、細胞内部の大半は「水分」で、細胞の外側、細胞膜は「油分」(脂質)です。

    参照記事

    https://hadamanma.com/archives/754

    つまり、細胞の大半は水分と脂質でできていて、それが新陳代謝によって常に新鮮な状態に保たれています。

    ところが、日焼けにより肌内部で活性酸素が発生すると、それは肌を酸化させ、ダメージどころか新陳代謝まで鈍らせます。

    細胞の酸化と戦うには、「水分」「脂質」両方への対策が必要だということです。

    毎日の食事に、積極的に取り入れましょう。

    特に摂りたい栄養素2つ

    水分の酸化を防ぐビタミンC

    細胞内の水分の酸化を防ぎ、メラニン生成を抑制するビタミンCは、主に野菜や果物に多く含まれています。


    ビタミンCは水溶性で、熱に弱いので、茹でたり水に浸けすぎることで減少してしまいます。生で食べるのがオススメですが、茹でることで量を食べられるメリットもあります。切る前に茹でる(断面から流出しやすいため)、加熱時間を短縮するなど、ビタミンCの流出を防ぐよう考慮しましょう。

    油分の酸化を防ぐビタミンE

    細胞内の脂質の酸化を防ぐビタミンEは、主にナッツ類や植物油、大豆、雑穀、緑黄色野菜にも多く含まれています。


    具体的な食材は下記記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/754

    さらに、お肌の「生まれ変わり」を活発にするには?

    もちろん、これらの栄養素だけを摂っていれば良いということではなく、大切なのはバランス。

    ビタミンA、B群、鉄分、コラーゲンもこの時期には特に摂りたい栄養素です。

    まんべんなく、さまざまな食材を摂るよう心がけたいですね。

    いかがでしたか?

    大人の肌は、子供のように放っておいても元気を取り戻してくれません。

    紫外線の刺激も、日焼け以外のいろんな形で残しがちなので、しっかりとケアしてあげましょう。

    大丈夫。

    肌は、きちんとしたらきちんと答えてくれます。

    答えを感じたら、手をかけることが楽しくなるはずです。

    明日の輝く自分のために、今日もしっかり手をかけましょう。

    次回は、「日焼けを戻そう、美白レシピ」。

    食べて美しくなる、野菜料理家・古金さんからのすてきな提案です。

    どうぞお楽しみに。

  • 食べるスキンケア vol.3 「甘酒とフルーツの美肌アイス」

    食べるスキンケア vol.3
    「甘酒とフルーツの美肌アイス」

    身体は、食べたもので作られる。Hadamanmaは外側からのスキンケアだけでなく、内側からの肌づくりも提案しています。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」、第3回は、暑い季節にぴったりな美肌アイスの登場です。

    飲む点滴とも言われる甘酒は、アミノ酸やビタミンが豊富で、酵素による抗酸化作用も期待できるから、紫外線ダメージが心配なこの季節にぴったり。
    さらに抗酸化力を高めるビタミンCとEたっぷりのフルーツを混ぜて、栄養豊富でヘルシーな美肌アイスに仕上げました。

    汗をかくことで失われがちな鉄分も補えます。米麹の甘酒で作れば、お子様にも安心して食べられるスイーツになりますよ。

    【材料】

    甘酒(アミノ酸・ビタミンB群・ミネラル) 2カップ(250g)

    バナナ(ミネラル・ビタミンB群・ビタミンC・鉄分) 2本

    キウイ(ビタミンC・カリウム) 1/2個

    ブルーベリー(アントシアニン・ビタミンC・鉄分) 25g

    ※米麹の甘酒を使用

    【作り方】

    1. バナナ、キウイ、ブルーベリーは、それぞれ潰す

    2. まずバナナと甘酒と混ぜ、2等分する。それぞれに潰したキウイとブルーベリーを混ぜ、タッパーに入れて冷凍庫へ

    3. 2〜3時間毎にフォークでかき混ぜながら、凍らせる。3〜4回繰り返すとシャーベット状に出来上がる

    4. 食べる15分以上前に冷凍庫から出しておくと、食べごろにトロッとして美味しい

    〈ポイント〉

    バナナ以外のフルーツは、お好みのものを使ってください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、 季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 毛穴の目立たない肌をつくるには?食事とスキンケアの法則。

    毛穴の目立たない肌をつくるには?
    食事とスキンケアの法則。

    Tゾーンや小鼻周りに起こりやすい、いやな毛穴の開き。

    どうすれば改善・予防できるのでしょうか。

    すぐに思いつくのは丁寧な洗顔!保湿!

    確かにその通りなのですが、残念ながらそれだけでは、大人の肌は輝きません。

    大切なのは、肌の内側からと外側からの、理にかなったスキンケア。

    食と化粧品の両面から、トータルケアをお伝えします。

    なぜ、毛穴が目立ってくるの?

    ちゃんとお手入れしているつもりなのに、

    なぜ毛穴って目立ってくるのでしょうか。

    毛穴の汚れを徹底的に落とすため、洗顔が大切だと思う方もあるでしょう。

    確かに洗顔も重要ですが、それだけではありません。

    まずは、毛穴が目立つ原因を考えましょう。

    原因1 皮脂の過剰分泌

    大量の皮脂が分泌されると、毛穴の周りの角質層が皮脂に覆われてしまうため、古い角質層が落ちにくくなり硬くなります。

    触るとざらつきを感じるなら、それは正常に落ち切れなかった古い角質。

    毛穴から出た皮脂が角質層を覆い、古い角質が剥がれ落ちることなく溜まってしまい、盛り上がってしまうのです。

    毛穴まわりだけ剥がれない角質が積み重なり、厚く、硬くなった状態ですね。

    これがあるとターンオーバーが乱れ、肌の生まれ変わりが鈍って、毛穴が目立ってきます。

    洗顔が正しく行われず、毛穴まわりの皮脂や汚れを落としきれていない場合も、このような状態になります。

    原因2 乾燥

    全体は乾燥しているのに、毛穴にだけ皮脂が多く、同じ箇所にニキビを繰り返すという方もあるでしょう。

    肌の表面には皮溝(ひこう)と皮丘(ひきゅう)と呼ばれる部分があり、これらがいわゆる「肌のキメ」を形成しています。

    「キメが細かい」肌というのは、皮丘に水分がたっぷり含まれてふっくらとしており、皮溝の幅が狭くなった肌のことです。

    このような肌の質感はなめらかでツヤがあり、毛穴も目立ちません。

    しかし乾燥すると、皮丘はしぼみ、皮溝の幅が広がり、肌はデコボコとして毛穴が目立つようになります。

    原因3 お肌のたるみ

    加齢に伴い、肌が弾力やハリを失うと、毛穴が垂れ下がり、涙型・縦型になり目立ってきます。

    こうなると、もう肌の表面の問題ではありません。

    肌の内側のたるみ、ハリや弾力不足から毛穴が目立ってきているのです。

    化粧品での外側のケアでなく、食事を通した内側からのお肌づくりで解決しましょう。

    開いた毛穴は、元に戻らないの?

    開いてしまった毛穴は、残念ながら、

    魔法のように瞬間的に閉じることはできません。

    しかし、お肌の外側からと内側からのケアをしっかりすれば、

    徐々に目立たなくすることは可能です。

    【1】 化粧品のケア

    まずはともかく、角質層を徹底的にケアすることが重要です。

    1 洗顔でターンオーバーを活発に!

    不十分な洗顔で汚れを残すと、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を鈍らせ、毛穴まわりの角質を厚く硬くしてしまいます。

    まずは、毎日の丁寧な洗顔で、汚れをきちんと落とすことが、毛穴を目立たなくするための第一工程です。

    時間が経つと、皮脂汚れの酸化が進みます。

    帰宅したらなるべく早く、汚れを落としましょう。

    汚れを落としたいからと言って、ゴシゴシこすっては逆効果です。

    刺激を与えないよう、優しく丁寧に。

    正しい洗顔法は、以前の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/629

    2 しっかり保湿して絶対乾燥させない!

    化粧水、乳液を正しく使って、乾燥に強い肌づくりをしましょう。

    チャッチャッと表面を濡らすだけでなく、コットンを使って角質層全体をうるおすことが大切です。

    正しい保湿法は、以前の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/668

    【2】食事のケア

    お肌のたるみに関しては、化粧品による外側からのケアではどうにもなりません。

    毎日の食事に気をつけましょう。

    ・肌をつくるための、材料となる栄養素

    ・乾燥に負けないため、肌の水分と脂質のバランスを保つ栄養素

    これらをバランスよく栄養を摂ること。

    特に下記の栄養素が重要です。

    〈肌の原料〉

    ・コラーゲン…豚足、鶏皮、手羽先、軟骨、牛すじ、ゼラチンなど

    〈肌のコンディションを保つ〉

    ・ビタミンA…緑黄色野菜、レバー、うなぎなど

    〈脂質、水分の代謝調整役〉

    ・ビタミンB群

    ビタミンB1…豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類など

    ビタミンB2…豚レバー、鶏レバー、牛レバー、牛乳など

    ビタミンB6…かつお、まぐろ、バナナなど

    ビタミンB12…牡蠣、さんま、あさり、ニシンなど

    〈酸化ダメージを回復〉

    ・ビタミンC…野菜、柑橘類など果物、焼き海苔など

    ・ビタミンE…植物油、ナッツ類など

    〈肌細胞にしっかり酸素を届ける〉

    ・ヘム鉄…豚レバー、鶏レバー、牛もも肉、しじみ、あさりなど

    「毛穴の目立たない肌づくり」とは、「元気な肌づくり」そのものなのです。

    日頃からの十分な栄養摂取と、洗顔と化粧品による丁寧なケアで、毛穴の目立たないキメの細かいツヤ肌は作られます。

    そしてなるべく甘いもの、脂っこいものを避けて、季節の、色の濃い野菜を摂ること。

    緑黄色野菜には、肌に必要なβカロテンが豊富です。

    たっぷり摂ることで、新陳代謝が上がり、肌が整ってきます。

    スキンケアは外側と内側両方のケアが基本ですが、特に毛穴の開きに関しては、角質層の奥の真皮の問題が無視できないのですね。

    夏は特に、色の濃い野菜が美味しい季節。

    楽しくもりもり食べることが、毛穴の目立たないきめ細かい肌づくりになるなんて、おいしい話だと思いませんか。

    今日も、おいしく楽しくきれいになりましょう!

  • 食べるスキンケア vol.2夏ダメージ対策レシピ「コラーゲンたっぷり鶏肉ケバブ」

    食べるスキンケア vol.2
    夏ダメージ対策レシピ「コラーゲンたっぷり鶏肉ケバブ」

    Hadamanmaはスキンケアについて、化粧品で外側から、そして食事で内側からケアすることが必須と考えています。今日もおいしく楽しみながら肌を磨きましょう。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える、「食べるスキンケア」第2回。

    紫外線ダメージや、クーラーによる乾燥や冷えに負けない肌を作るために、肌づくりに大切なたんぱく質やコラーゲンをしっかり摂取できる肉料理をご紹介します。しっかり栄養補給して、肌を根本的に元気にしていきましょう。

    ケバブは、味付けした薄切り肉を重ねてつくる、トルコ料理。屋台などでよく見かける料理ですが、今回は自宅でも手軽に作れるレシピです。

    もともとのケバブはラム肉を使用しますが、今回はお肉の中でも特にコラーゲンが多い鶏肉。コラーゲンは、一緒にビタミンCを摂取することで、吸収率がぐんとアップします。

    スパイスを使い分ければ、大人向けのピリ辛ケバブと、お子さまも食べやすい味のケバブを一度に作ることも可能です。ヨーグルトときゅうりの爽やかなソースで、飽きないおいしさに、箸が進むでしょう。

    【材料】

    《ケバブ》

    鶏ももミンチ 300g(コラーゲン・たんぱく質)

    玉ねぎ 1/2個(硫化アリル)

    レモン汁 小さじ1(ビタミンC)

    塩 小さじ1/2弱

    オリーブオイル 大さじ1

    クミンパウダー 小さじ1/2

    ターメリック 小さじ1/2

    ガラムマサラ 小さじ1

    チリパウダー 小さじ2

    ※ガラムマサラ、チリパウダは辛いので、お好みで量を調整してください

    《ソース》

    ヨーグルト 50g

    にんにく 少々

    《仕上げ・トッピング》

    塩 小さじ1/4

    レモン汁 小さじ1

    パセリ 適宜

    【作り方】

    1 玉ねぎをみじん切りにし、ミンチに混ぜる

    2 1にレモン汁、オリーブオイル、クミンパウダー、ターメリックを混ぜる

    3 ピリ辛と普通味の2種類を作るなら、ここで半分に分け、片方に残りのスパイスを加え、混ぜる

    4 やや細長く成形し、フライパンで転がしながら焼く。皿に盛り付け、塩やパセリ、レモン汁を振る

    〈ポイント〉

    大人用ケバブと子供用ケバブを一緒に焼くと、子供用ケバブが大人用のスパイスを吸って色や味が変わってしまうので、先に子供用から焼くのがおすすめです。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、 季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。


  • エアコンに負けない肌づくり。(乾燥・冷え対策)

    エアコンに負けない肌づくり。(乾燥・冷え対策)

    夏です! 海に山にイベントもたくさんで、楽しい季節。

    でも汗や皮脂がどっと出る暑さ、紫外線、ホコリ、クーラーと、

    お肌にとっては難敵だらけの季節でもあります。

    汗や皮脂で汚れがちな上に、紫外線の刺激で酸化が進み、

    さらにクーラーの風による乾燥も避けづらいですね。

    肌は、毎日声にならない悲鳴を上げているかも!?

    今回は、夏の難敵の中でも特に深刻な、

    エアコンによる「乾燥と冷え」について取り上げます。

    夏の寒さに備えましょう。
    オフィスの冷えは美肌の敵!


    この時期、キンキンに冷房を効かせているオフィスはありませんか。

    筋肉量が少ない女性は、自分で熱を作り出しにくいため

    体感温度が男性より2度、人によっては3〜5度も低いと言われています。

    男性の多い職場では、どうしても冷房の設定温度が低くなりがち。

    タイトスカートで寒い思いをしながら、

    冷房の温度設定を上げてくださいと言えない方もあるでしょう。

    クーラー病と言って、自律神経が乱れ頭痛や腰痛、便秘や下痢になる

    危険性もあります。

    そして何よりも、大切な「肌」に大きなダメージを与えるのです。

    クーラーがお肌に与える悪影響

    クーラーの危険①

    肌からツヤや輝きを奪います。

    クーラーによる冷えは、自律神経を乱し、全身の働きを低下させます。

    すると肌細胞の働きも低下します。女性ホルモンや成長ホルモンを

    低調にし、肌の滑らかさ、キメにも悪影響を及ぼします。

    クーラーの危険②

    肌がくすむ。硬くなる。

    体温の低下は血液循環を悪くし、肌のターンオーバーも遅れがちに。

    角質層の循環が悪くなった肌はくすみ、弾力は低下します。

    クーラーの危険③

    多くの肌トラブルの元凶・乾燥。

    何よりもクーラーの風は肌表面の水分を奪い、クーラーで乾燥した

    部屋の空気は肌全体の水分を蒸発させます。乾燥は肌荒れ、シワ、たるみ、

    シミ、皮脂の過剰分泌によるニキビなど、多くの肌トラブルを招きます。

    1 化粧品ケアのポイント

    乾燥に負けない元気な肌を作るには、徹底的な保湿が必要です。

    肌表面に注力して、毎日、常に最高の状態をつくり上げます。

    それが乾燥や冷えだけでなく、紫外線などの刺激にも強い肌なのです。

    特に洗顔、保湿は丁寧に。基本的なケアですが、

    ここを地道に行うことが、何よりも健やかな肌をつくる王道。

    洗顔の仕方、化粧水、乳液の使い方を再度復習して、徹底してみましょう。

    (参照記事)

    角質層の丸洗い

    https://hadamanma.com/archives/629

    化粧水のバシャバシャ使い

    https://hadamanma.com/archives/668

    さらに有効なのは、

    (1)マスクによる徹底保湿

    肌に化粧水をあげた後、さらにマスクに化粧水をたっぷり含ませて

    パックがわりにしたり、コットンに化粧水を含ませて

    乾燥しがちな目元や口元に貼ったりしても良いですね。

    専用のパックをわざわざ買わなくてもできる、肌と心の癒しタイムです。

    (2)追い乳液

    夏場はベタつきを嫌って、乳液の量を減らしがちな方も

    いらっしゃるかも知れません。しかし刺激の多い夏こそ、

    乳液で丁寧に保湿することで、お肌をダメージから守れるのです。

    Uゾーンは、特に念入りに。気になる方は、一度なじませた後。

    さらに重ね塗りをしてください。

    2 食事ケアのポイント

    乾燥や冷えに強い肌を作るには、すべての栄養バランスが特に重要です。

    断片的に栄養を摂るのではなく、さまざまな栄養素を作用させることで

    夏の過酷な環境に耐えられる、底力のある強く、元気な肌がつくられます。

    バランスの良い食事の中でも、特に意識して摂っていただきたい栄養素は

    〈肌の原料〉

    ・コラーゲン…豚足、鶏皮、手羽先、軟骨、牛すじ、ゼラチンなど

    〈肌のコンディションを保つ〉

    ・ビタミンA…緑黄色野菜、レバー、うなぎなど

    〈脂質、水分の代謝調整役〉

    ・ビタミンB群

    ビタミンB1…豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類など

    ビタミンB2…豚レバー、鶏レバー、牛レバー、牛乳など

    ビタミンB6…かつお、まぐろ、バナナなど

    ビタミンB12…牡蠣、さんま、あさり、ニシンなど

    〈酸化ダメージを回復〉

    ・ビタミンC…野菜、柑橘類など果物、焼き海苔など

    ・ビタミンE…植物油、ナッツ類など

    〈肌細胞にしっかり酸素を届ける〉

    ・ヘム鉄…豚レバー、鶏レバー、牛もも肉、しじみ、あさりなど

    「乾燥や冷えに強い肌づくり」とは、「元気な肌づくり」そのものなのです。

    日頃からの十分な栄養摂取と、洗顔と化粧品による丁寧なケアで、

    夏の刺激に強い、元気な肌は作られます。

    積み重ねることで、肌の状態が変わり、この秋からの肌に大きく差が出ますよ。

    食べ物で内側から温めよう。

    また、夏でもなるべく温かい飲み物を飲みましょう。

    苦手な方は、せめて常温の飲み物に慣れると良いですね。

    コーヒーや砂糖など、体を冷やすものはなるべく避けて

    普段の食事も、体を温めるものを意識して摂ると良いでしょう。

    1.暑い地域のものより寒い地域のもの

    2.地上のものより地下のもの

    3.加工物より素材そのもの

    食生活による美容・インナービューティは、スキンケアの要。

    体を温めると血流も良くなります。

    皮膚細胞は血液から栄養や酸素を受け取って働き、

    不要になった二酸化炭素や老廃物を血液に戻すので

    血行が良くなると、当然肌の輝きも変わってきます。

    くれぐれも、体を冷やさないでください。

    会社にロッカーがあるなら、ぜひカーディガンや肩掛けを常備、

    足元も、靴下を履く、温かい素材の室内履きを用意するなど

    対策しましょう。こっそり腹巻を巻いても良いですね。

    どうか今日からは、乾燥と冷えに注意してお過ごしください。

    いかがでしたか?

    お肌の敵は、日焼けだけではないのですね。

    夏は乾燥しやすい上に、紫外線ダメージがあるから肌を老化させやすい。

    でもこの季節さえ乗り切れば、秋まで美肌を維持できます。

    次回は先週に引き続き、おいしく食べてきれいになれる

    「食べるスキンケアシリーズ」の第二弾。

    「乾燥対策レシピ」をお届けします。

    日々のケアは、未来の美しい自分に贈る、素敵なプレゼント。

    面倒くさがるのはもったいないから、毎日を大切に楽しみましょう。

    今夜もしっかり保湿して、早めにお休みくださいね。

  • 新連載・食べるスキンケア vol.1紫外線ケアレシピ「雑穀ベジちらし寿司」

    新連載・食べるスキンケア vol.1
    紫外線ケアレシピ「雑穀ベジちらし寿司」

    Hadamanmaの考え。

    スキンケアは、化粧品による外側からのケアだけでなく、

    食事による内側からのケアが不可欠です。

    食べるスキンケア、食の美容を、毎日おいしく、楽しく。

    そんな思いで、野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの

    古金陽子さんと「食べるスキンケア」の連載をはじめます。

    第一回目は、内側からの紫外線ケアメニュー。

    暑い夏にも食べやすく、目にも楽しい野菜のちらし寿司です。

    内側からの紫外線ケアには、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールの

    摂取が重要です。活性酸素をいかに除去するかがポイント。

    https://hadamanma.com/archives/754

    野菜のビタミン類と雑穀のポリフェノールがたっぷり。

    すっきりした酸味の酢飯とピクルスは、暑い日にぴったりです。

    風味豊かな雑穀と、サイコロに刻んだピクルスで

    しっかり噛める、食べ応えのあるメニューになりました。

    また、お酢には身体の酸化を防いで体臭を予防してくれる

    働きがあると言われています。

    材料

    《すし酢》

    酢 大さじ4

    砂糖 大さじ2

    塩 小さじ1/4

    米 2合

    三十雑穀 黒 大さじ2

    《ピクルス》

    玄米酢 2カップ

    白ワイン 1カップ

    水 0.5カップ

    砂糖 大さじ8

    塩 小さじ1

    唐辛子 2本

    ローリエ 2杯

    粒こしょう 小さじ2

    マスタードシード 小さじ1(あれば)

    赤・黄パプリカ(ビタミンC) 各1個

    ズッキーニ(カリウム・ビタミンC) 1/2本

    オクラ(ガラクタン・βカロテン) 4~5本

    ラディッシュ(ジアスターゼ・ビタミンC) 3~4個

    アボカド(オレイン酸・カリウム・ビタミンE) 1個

    作り方

    1. 前日にピクルスを作り、ダイスに刻む。

    2. アボカドもダイスに刻む(全体の酸味を和らげ食べやすくなります)。

    3. 雑穀米で作った酢めしに1と2を彩りよく散らす。

    ポイント

    ・酢を加えるため、雑穀米は固めに炊いてください。

    ・ピクルスは作り置きしていただけますが、オクラは漬けすぎると酸味が強くなりすぎるので、翌日には食べきってください。他の野菜も、1週間以内を目処に食べましょう。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、

    広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、

    季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

    今回のレシピに使用した商品


    
三十雑穀(黒)

  • 食べる日やけ止め、始めませんか?

    食べる日やけ止め、始めませんか?

    紫外線の気になる季節ですね。

    日々の日焼け対策、きっと気をつけていらっしゃることでしょう。

    正しい紫外線ケアについては、以前にもお話ししました。

    こちらをご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/508

    さて、そうは言ってもこの季節、外側からのケアだけでは、

    どうしても紫外線を100%避けることはできません。

    浴びてしまった紫外線は、活性酸素を生み出し、細胞を酸化させ、

    恐ろしいことに肌の老化を進めます。

    そこで、日々の肌細胞のケアにぜひおすすめしたいのは、

    「飲む日焼け止め」。

    通常、紫外線を浴びると活性酸素が大量に発生し、これが

    肌にダメージを与えて、細胞が酸化します。

    酸化により真皮のコラーゲンなどが硬くなり、肌の弾力が衰えます。

    これが「肌がさびる」と言われる状態ですね。

    しかし、酸化する前に活性酸素を除去してくれる栄養素があるのです。

    それらをバランスよく食べると、肌細胞はいつもフレッシュに保たれ、

    日焼けした肌が、たっぷりと癒されます。

    秋のお肌に、大きな差がつく。

    夏の日焼け対策には、日焼け止めや化粧品だけでなく、

    日々の食事も重要で、夏の間どんな栄養を摂るかが、

    秋の肌に大きな差を生むのです。

    若々しい肌を保つため、内側から紫外線を撃退しましょう。

    酸化を防いでくれる食べ物とは。

    では、食べる日焼け止めとはどんな栄養素なのでしょう。

    それは、カラダを構成する要素を見れば分かります。

    人間の身体は、約60兆〜80兆個の細胞でできています。

    細胞内部の大半は「水分」で、細胞の外側、細胞膜は「油分(脂質)です。

    つまり、細胞の大半は水分と脂質でできていて、それが

    新陳代謝によって常に新鮮な状態に保たれているのです。

    ということは、細胞の酸化と戦うには、

    「水分」「脂質」両方への対策が必要だということです。

    そこで、こんな栄養素が必要になります。

    ビタミンC→水分の酸化を防ぐ

    ビタミンE→脂質の酸化を防ぐ

    これら二つは、いわば若返りのビタミンです。

    きれいになりたいわたしたちにとって、とてもありがたい存在。

    ぜひ、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。

    ビタミンC

    主に野菜や果物に多く含まれています。

    〈野菜・果物〉

    アセロラ

    グァバ

    ケール

    生唐辛子

    赤ピーマン

    カリフラワー

    キウイフルーツ

    甘柿

    ルッコラ

    ブロッコリー

    いちご

    〈その他〉

    焼き海苔

    煎茶

    ショルダーハム

    ビタミンCは水溶性で、熱に弱いので、茹でたり水に浸けすぎることで減少してしまいます。生で食べるのがオススメですが、茹でることで量を食べられるメリットもあります。切る前に茹でる(断面から流出しやすいため)、加熱時間を短縮するなど、ビタミンCの流出を防ぐよう考慮しましょう。

    ビタミンE

    主にナッツ類や植物油、大豆、雑穀、緑黄色野菜にも多く含まれています。

    〈ナッツ・植物油〉

    大豆油

    コーン油

    菜種油

    ごま油

    アーモンド

    ヘーゼルナッツ

    〈野菜ほか〉

    かぼちゃ

    ほうれん草

    アボカド

    キウイフルーツ

    煎茶

    小麦胚芽

    いわし

    うなぎ

    酸化と戦うポリフェノール。

    ポリフェノールにも、強い抗酸化作用があることは、よく知られています。

    ひと口にポリフェノールと言っても、その種類はアントシアニン、カテキン、

    カカオポリフェノール、クルクミン、ルチン、ショウガオールなどさまざま。

    大半の植物に存在し、自然界に5000種以上存在すると言われています。

    アントシアニンはナスやブドウ、ブルーベリーに豊富ですし

    カテキンは緑茶や紅茶、カカオポリフェノールはココア、チョコレート。

    多くの食材に含まれているので、食事や飲み物で取り入れやすいですね。

    ポリフェノールが豊富な食べ物

    雑穀米

    バルサミコ酢

    くるみ

    ぶどう

    いちじく

    ブルーベリー

    しょうが

    蕎麦

    ココア

    お肌のハリを保つコラーゲン。

    そして、前回お話ししたコラーゲンも、日焼け対策に欠かせません。

    こちらをご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/735

    紫外線はコラーゲンの繊維をボロボロに切ってしまいますから、

    日焼け止めで対策することはもちろんですが、

    毎日の食事やサプリメントで、しっかりと補ってあげましょう。

    腸内の環境が栄養の吸収率を変える!

    栄養素の多くは、腸から体に吸収されます。

    腸の内部のじゅう毛と呼ばれるひだが、栄養分を吸収し

    毛細血管を通じて全身へ届けます。

    腸の中に滞留便が詰まっている状態では、

    せっかく食べた栄養が吸収されづらく、肌に届きにくくなります。

    そればかりか、胃腸内以上発酵を起こして有害成分まで発生。

    有害物質は栄養とともに血液中に吸収されて、

    肝臓に負担をかけ、細胞にきれいな血液を運ぶ妨げになります。

    肝臓が弱ると、肌はもちろん全身に悪影響が出ますし、

    肝斑と呼ばれるシミも出やすくなります。

    お通じに良い食物繊維を毎日しっかり摂って、

    適度な運動を心がけ、腸がいつでも

    元気に働いてくれる状態を維持したいものですね。

    カラダの元気が、お肌の元気。

    紫外線に負けない健やかな肌づくりを考えれば考えるほど、

    すべて「カラダに良いこと」につながっていきます。

    当たり前かも知れませんが、肌はカラダの一部で

    食べたものでしか作られない。

    そして肌は、健康のバロメータでもあります。

    カラダは病んでいるのに、肌だけはピカピカなんてことはなくて、

    やはり内側の健康づくりと、ツヤ・ハリのある肌づくりは

    切り離せないものなのです。

    今朝は、化粧ノリが悪いなと思ったら、

    ここ数日の食生活を振り返ってみましょう。

    バランスの良い食事ができていないなと思ったら、

    最近足りていない栄養素をメニューに取り入れてみましょう。

    そんな日々の中、紫外線の強いこの季節には特に

    ビタミンCとE、そしてポリフェノール。

    他の季節より少し気をつけて、普段から摂るように

    心がけてみてはいかがでしょうか。

    秋の肌が変わるだけでなく、きっと5年後、10年後の

    若々しさが、格段に変わってくるはずです。

    そう考えてみると、今日の食事やスキンケアって、

    大切な未来の自分への、プレゼントなのですね。

    いかがでしたか? 紫外線対策は面倒なイメージですが

    何を食べようかな、とわくわく迷うこともスキンケア、

    という風に考えると、少し楽しくなりませんか。

    今後Hadamanmaでは、見た目もおしゃれで

    とってもおいしい、「食べる紫外線対策レシピ」も

    ご紹介予定です。どうぞお楽しみに。

  • 食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?

    食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?

    肌にいいと言えば、コラーゲン!

    真っ先に頭に浮かぶ方も多いでしょう。

    豚足や牛テールを食べながら、「明日の朝はツヤツヤね!」

    なんて期待したことがある方もいらっしゃるでしょう。

    でも本当に、コラーゲンを食べたり飲んだりすれば、

    それがそのまま肌ツヤにつながるのでしょうか。

    そもそもコラーゲンって何?

    私たちの体は、多い順に水分(65%)、タンパク質(16%)、

    脂質(約14%)、無機質=ミネラル(約5%)で構成されています。

    コラーゲンは、つまりタンパク質の集合体。

    タンパク質の約3分の1、体の5%を占めているのが、コラーゲンなのです。

    コラーゲンは肌だけでなく、骨や歯、腱や筋肉、内臓などを構成して

    体をスムーズに動かしたり、若々しさや健康を保ったりしています。

    人の肌は外側の角質層と呼ばれる表皮、その下の真皮、

    さらに皮下組織の3層から成っています。

    真皮の70%はコラーゲン。ベッドのスプリングのように

    弾力のある繊維状のタンパク質です。

    エラスチンやヒアルロン酸などと複雑に絡み合いながら

    肌の弾力を保ち、水分を抱え込んでみずみずしさを保っています。

    もちろん、髪にもコラーゲン、関節にもコラーゲン、

    血管にも骨や歯にもコラーゲンがあり、不足すると健康が失われます。

    加齢や外敵により、コラーゲンは弾力を失う。

    悲しいかなコラーゲンは、年齢を重ねて新陳代謝が低下すると

    新しく作られる量が減ってしまいます。

    また、波長の長い紫外線UVAは、真皮の奥まで侵入しては

    コラーゲンの繊維をズタズタに破壊してしまいます。

    食生活や、生活習慣の乱れによっても、コラーゲンは劣化します。

    忙しい私たちにとって、コラーゲン減少は避けられない、

    しかし深刻な問題なのです。

    足りないなら、食べればいいじゃない。
    コラーゲンが豊富な食材。

    たとえば豚足、豚耳。

    たとえば鶏軟骨や鶏皮。

    牛すじ肉やテールなど。

    どれもコラーゲンたっぷりです。食べると肌も潤う気がしませんか。

    もちろん、食事で摂取するのも効果的です。

    ただいかんせん、毎日摂るのは難しい食材のうえ、

    コラーゲンを多く含む食べ物には高カロリーなものが多いため、

    少しためらってしまいますね(コラーゲン自体は、実は低カロリーです)。

    そこで、サプリメントの登場です。

    が、その前にもう一つだけ、お話ししたいことがあります。

    他人のコラーゲンが、私のコラーゲンになる??

    ところで、考えてみれば不思議ではありませんか?

    豚や鶏、魚などからもらったコラーゲンが、なぜ私たちの体を作るのか。

    「昨夜豚足を食べたから、今朝はお肌ツヤツヤ!」って本当でしょうか。

    豚のコラーゲンがそのままの形で吸収されて、私の肌のコラーゲンになったのでしょうか。

    いいえ。

    動物のコラーゲンは、そのままの私たちのコラーゲンにはなりません。

    そこには「分解」「吸収」「再合成」の行程が待っています。

    私たちの体は、コラーゲンを食べると、そのタンパク質を消化して「アミノ酸」に分解します。

    アミノ酸は腸から吸収されて血液に運ばれ、真皮へ届きます。

    そして、再び体内でコラーゲンとして合成されるのです。

    コラーゲンをアミノ酸に消化・分解するには、「体内酵素」が必要です。

    そして、アミノ酸を吸収し、再びコラーゲンを合成する時にも、

    たくさんの「体内酵素」が必要なのです。

    これらの「体内酵素」が元気に働かないと、コラーゲンは十分に消化・吸収・再合成されないのです。

    「体内酵素」を元気にするには?
    大量のビタミンCが必要です。

    ならば、ぜひとも「体内酵素」を元気にしたいですよね。

    実は、「体内酵素」が元気にコラーゲンを再合成するためには、

    必要な「栄養」があります。

    それは…

    「補酵素=ビタミン・ミネラル」。

    特に「ビタミンC」を大量に必要とします。

    補酵素の一つであるビタミンCが足りないと、

    せっかくコラーゲンを食べても、肌に届いたアミノ酸から、コラーゲンは再合成されません。

    もうお分かりですね。

    サプリメントを摂るにしても、「コラーゲン」だけ摂っていては

    十分な手応えは期待できないというわけです。

    今回は、コラーゲンが担う、肌や体にとって重要な役割と、

    それを補うためのポイントをお話ししました。

    いかがでしたか?

    食べたコラーゲンは、そのままお肌に届くわけではありません。

    肌を若々しく保つためには「体内酵素」を元気にすること。

    そのためには、「補酵素」特にビタミンCをしっかりと摂取すること。

    夏に特に多い、肌のお悩み「毛穴の開き」や「しわ」「たるみ」なども、

    肌の奥「真皮」のコラーゲン不足が原因で起こることも多いのです。

    元気な「真皮」をつくるためには、毎日の食事やサプリメントで

    「コラーゲン+ビタミン、ミネラル」をバランス良く、全般的に摂取するしかありません。化粧品は、角質層の奥の「真皮」までは、届かないのですから。

    コラーゲンの大敵・紫外線を日焼け止めや服装でしっかりと防いで、

    浴びてしまった紫外線ダメージから肌を守るためしっかり保湿して、

    コラーゲンと補酵素(特にビタミンC)を補って、夏を乗り切りましょう!

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜3 刺激から、徹底的に逃れよう。〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜3 刺激から、徹底的に逃れよう。〜

    肌の見た目を今すぐ変えるためのスキンケア、第二回目は「潤す」でした。
    たっぷりの化粧品を使って、贅沢に肌を保湿することが大切。
    角質層のいちばん奥までしっかりと潤すことで、
    見た目の透明感、ツヤ、柔らかさといった、肌の質感が変わるのです。
    さらに、潤いをしっかりと閉じ込めていれば、乾燥しにくく、
    刺激にも強くなれます。乾燥した肌には、刺激が入りやすいのです。

     

    さて今回は、肌の見た目を今すぐ変える3ステップの最終章、「守る」。
    紫外線をはじめとする外部からの刺激から、肌を守る方法です。

     

    生きていればどうしても避けられない、肌への刺激。
    しかし刺激を受けないよう、また刺激を受けた肌へのケアを徹底することで
    肌老化のマイナス要因を限りなくゼロに近づけましょう。
    するとダメージを受けた肌の状態も回復し、見た目は大きく変わってくるのです。

     

    最大の敵、それは紫外線。

    太陽の光の中には赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線があり、
    中でも紫外線はその波長の長さによってA波(UVA)とB波(UVB)、C波(UVC)に分けられます。
    紫外線は、化学光線とも呼ばれ、物の性質を変化させる力の強い光です。
    中でも波長の長いA波が肌や物に与える影響は強く、
    C波はオゾン層に阻まれ、地上に届くことはありません。
    地上に届く紫外線のうち、肌の奥まで届くのがA波、
    肌を赤くするのがB波です。

     

    B波は、長時間の日光浴で真っ赤に焼けたり水ぶくれができたり、
    いわゆる「サンバーン」の原因となりますが、日傘や帽子を使うなど
    直射日光を肌に当てないようにするだけで、ある程度防ぐことができます。
    一方、肌に深刻な影響を与えるA波は、早朝から降り注いでいます。
    肌に急激な変化は与えないものの、シミやしわの発生に大きく関わります。
    A波はB波の20倍以上も地上に届いており、ガラスなどの物質を通り抜けやすいので
    日当たりの良い屋内でも、肌はその影響を受け続けているのです。

    UVケアのポイントは、下記の3つです。

     

    1 日焼け止めは早朝から必須。

     

    2 ハンカチはガーゼなど柔らかいものを使う。

     

    3【重要】一刻も早く落とし、十分に保湿する。

     
     

    下記に詳しく解説します。

     

    1 日焼け止めは早朝から必須。

    前述のように、紫外線A波は太陽が出ている間じゅう降り注いでいます。
    炎天下だけでなく、外出前からきちんと日焼け止めを塗りましょう。

     

    2 ハンカチはガーゼなど柔らかいものを使う。

    タオル地や綿素材などのハンカチは、汗などを拭いたときに
    日焼け止めまで一緒に拭き取ってしまうので、ガーゼなどの柔らかいハンカチを持ち歩きましょう。
    塗り直しのタイミングは、日中を過ごす場所や天候にもよりますが
    一日中屋外で過ごす時や、汗を何度も拭くような日は、
    二時間おきくらいに塗り直すのが理想です。

     

    3【重要】一刻も早く落とし、十分に保湿する。

    日焼け止めは、肌に負担がないとは言いきれません。
    しかし、肌荒れを気にして日焼け止めを避けていては、
    紫外線という強い化学光線による、より深刻な影響を受けてしまいます。
    一日が終わって家に帰ったとき、まず何をしますか?
    5年後、10年後も若々しい肌を保つために、まずメイクを落としましょう。
    なぜそれが大切なのでしょう?

     
     

    肌の表面では「メイク成分」と「皮脂」と「汗」、そして空気中の「汚れ」が
    混ざり合い、紫外線を浴び、時間が経過するとともに酸化が進みます。
    こうして、一日が終わるころには、刺激の強い化学物質に変化しているのです。

    夕方6時に帰宅してすぐにメイクを落とすのと、
    夜10時にお風呂でやっと洗顔するのとでは、4時間の開きがあります。
    この4時間のタイムラグを1年積み重ねると、なんと1460時間。
    10年で14600時間。
    こんなに長い時間、化学物質を肌に乗せて放置しては
    肌の劣化スピードが加速するのは当然のことですね。

     

    重要な日焼け対策、保湿。

     

    日焼けの後は、まず冷やしましょう。洗顔後の仕上げすすぎを、
    冷たい水でいつもより丁寧に行うと良いでしょう。
    日焼けは軽いやけどのようなもの。しっかりと冷やすことで腫れや炎症を防ぎます。
    海水浴や屋外作業などで特に焼け方の激しいときは、氷水で冷やした
    布タオルを当てるなど、火照りが完全に引くまで冷やしてあげましょう。

     

    そして、丁寧な保湿。乾燥の気になる冬場と同じくらい、しっかりと。
    紫外線ダメージで敏感になっていますから、強くパッティングしたり
    こすったりせず、コットンを使って優しくたっぷりと化粧水を浸透させます。
    日焼け直後の肌は、水分の蒸発が早くなっていますから、化粧水が逃げないよう
    乳液もたっぷりと塗って、保護してあげてください。

    正しいケアは、ターンオーバーと言われる肌の生まれ変わりを促進するので、日焼けダメージから素早く回復できます。そのための保湿を、毎日しっかりと。

     

    紫外線ダメージは、シミやニキビ跡を直撃。

     

    ニキビ跡が黒く、または赤黒く残ってしまっている、ソバカスがある、
    またシミが気になるという方は、特に紫外線に要注意です。
    そういう部分に紫外線が当たると、シミやニキビ跡は濃くなります。
    ヒリヒリ、ムズムズするような刺激は感じなくても、
    シミ、ソバカスやニキビ跡は、紫外線の影響で微弱炎症を起こすのです。
    こうした場所は、特に敏感なため、表皮の細胞を作る基底層にあるメラノサイトが
    紫外線が真皮に入り込むのを防ごうとして、より多くのメラニンを生成。
    肌が本来持つ防衛機能ですが、それがシミやそばかすを増やし、濃くしてしまうのです。
    こする、触るなどの刺激にも敏感になっていますので、ほかの部分より
    優しく接するようにしましょう。洗顔の際も、こすらず泡を転がすように。

    シミやソバカスのケアは、他の部分より優しく、刺激を与えないように行いましょう。

     

    日傘や帽子、袖のある服で紫外線B波を防ぎ、日焼け止めや保湿で紫外線A波の影響から肌を守りましょう。

     

    3回に分けて、見た目を今すぐ変えるスキンケアをお話ししました。
    お肌の見た目をもっとも左右するのは角質層。
    いちばん効果の出やすいこの部分、徹底的に磨くこと。
    そうしてまずは、ご自身の肌の底力を感じてください。
    昨日より明るい素肌に気づけたら、
    もっともっときれいになりたい!と思えるはずです。
    いっしょに、スキンケアを楽しみましょう。

     

    今夜も、しっかり洗顔、保湿をしておやすみください。

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    肌の見た目を今すぐ変えるためのスキンケア、第一回目は「落とす」でした。
    メイクや汚れを一刻も早く落とすこと。
    油溶性洗顔(クレンジングミルクやクレンジングクリーム)と
    水溶性洗顔(フェイスウォッシュパウダーや洗顔フォーム)のW洗顔。
    たっぷりのすすぎで、角質層の水を全部入れ替えることの大切さをお話ししました。
    次は、「潤す」。保湿のお話です。

    保湿で、これだけはやっていただきたい、重要なポイントとは?

    「化粧水をたっぷり使う」ということです。
    これだけでも、肌の見た目は大きく変わってくると言っても過言ではありません。
    とにかくたっぷりと! 2週間ほどで、十分に肌の変化を実感するはずです。

    実は多くの方が使う化粧水の量は、理想量より圧倒的に少ないのです。
    メーカーが推奨する化粧水の量を確認したことはありますか?
    えっ!こんなに多いの?と思う方も多くいらっしゃるでしょう。
    これは、メーカーが化粧品の消費を早めて売り上げにつなげるために言っているのではありません。
    化粧水をたっぷり使って、丁寧に、徹底的に、角質層を保湿成分で満たす。
    まずは、これだけでも徹底してみてください。
    これがお肌を変えるポイントなのです。
    高級美容液を使うよりも、こちらの方がよほど効果的かも知れません。
    今回は、その方法を詳しくお話しします。

    多くのメーカーの推奨する化粧水の量は5ml。
    小さじ1杯程度です。

    化粧水をたっぷり使うと、いいこといっぱい。

    保湿のポイントは、下記の3つです。

    1 洗顔後できるだけ早く、コットンでたっぷりと化粧水をつける。

    2 乾燥しがちな部位には、重ねて保湿。

    3 化粧水の浸透を待って、乳液。気になる部位には重ねづけ。


    え、たったこれだけ?と不安になるかも知れません。
    化粧水と乳液の他に、美容液やクリームなど、何種類も使っている方もあるでしょう。
    年齢とともに、シンプルケアでは足りなくなって……という声も聞こえます。
    でも、まずは基本の化粧水と乳液。
    大切なのは、その使い方なのです。
    時間がないからパパッとつけて、はいおしまい、とやっていませんか?
    化粧水は手のひらに出して、サッと馴染ませるだけでクリームを塗っていませんか?

    量をたくさん使う保湿には、こんなにいいことがあるんです。

    ●つねに角質層に水分たっぷり。

    ●まず見た目の、肌の質感が違ってくる。潤いや透明感、肌のツヤ、柔らかさが出てくる。

    ●乾燥しにくい。

    ●潤いが角質層にたっぷりあると、刺激に強くなる。紫外線や大気汚染などの刺激にも強くなる。(乾燥していると紫外線も奥まで入って来やすい)

    ●刺激に強いので、ダメージを受けにくく、肌はさらに健康に。

    手指よりコットン保湿を推奨する理由。


    洗顔の後は、まず化粧水で肌をクールダウンしましょう。
    お風呂上がりなど、火照った赤い肌をそのままにしては乾燥のもと。
    そして化粧水は、手ではなくぜひコットンを使って肌にあげてください。
    コットンを使う理由はいくつかあります。
    まず、手の温度で化粧水を蒸発させないためであり、
    顔の細かい凹凸やシワの間までしっかりと潤いを届けるためでもあります。
    また、手の角質は顔の角質より厚く、化粧水をより吸収するので、
    顔につけられる量が減ってしまうのです。すると、何度も何度も繰り返さなくては、
    コットンと同じ量の化粧水を使えないということになり、不経済です。
    また、パッティングするとき指の力が直接肌に当たると、肌を傷めてしまいます。


    具体的な方法は、まずコットンにバシャバシャとたっぷり化粧水を出し、
    軽く押さえるようにして顔全体になじませます。
    次にコットンを指に挟み、そっと肌に当て、肌から5mmほど浮かせてまた肌に当てる。
    この動きを小刻みに、優しく繰り返します。強く叩かないよう気をつけて。
    肌に手が吸いつくような感触になるまで、これを繰り返してください。
    こうして、角質層の奥、すみずみまで保湿します。


    朝は、しっかりと水分が入りきって、肌に水滴が出るくらいまでが目安。
    夜は、お風呂上がりなら、火照った肌がおさまり、ひんやりとするまでが目安。

    冷房の風に直接当たったなど、特に乾燥が気になる日はローションマスクも効果的。
    化粧水をひたひたに染み込ませたコットンを、気になる部分に5分ほど貼るだけ。
    高価なパックや専用のマスクを買う必要はありません。


    化粧水の量が少ないと、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまいます。コットンがひたひたになるくらいが目安。気になる部分には数回に分けて重ねましょう。

    乳液は、化粧水が浸透してから。

    ざっと全体を保湿しただけで、すぐに乳液を重ねるのも、良くありません。
    顔や首の部分によって、乾燥を感じやすい場所には化粧水を数回重ねます。
    肌表面から水分のテカリがなくなり、指に吸いつくような感覚になるのを待って
    次のステップに進みます。化粧水がまだテカテカ表面に残っているのに
    すぐ乳液を重ねてしまっては、成分が充分に浸透しないからです。

    乳液を適量手のひらにとって、顔だけでなくデコルテまで塗り広げます。
    首から胸元にかけてのデコルテには、年齢が出やすいので
    乳液の滑りを活用して、マッサージするのは良いケアです。
    手で、軽くおさえてなじませてください。
    乾燥が気になる部分には重ねづけします。


    浴室を出てすぐ保湿できるよう、洗面台に化粧水を置き、
    馴染んだころに乳液を塗るため、リビングに乳液を置くのも有効なアイデア。
    乾燥の気になる方は、洗面台とリビングや自室のドレッサー両方に
    化粧水を置いておいても良いでしょう。
    たっぷりの化粧水を、ご馳走のように肌に与えていれば、
    高価な美容液など必要ないと思えるかも知れません。

    使い続けて、肌に合わなくなってきたら?

    ずっと使っていて、物足りなさを感じるようなら、まずは量を多くしてみましょう。
    肌にしみるなど何らかの違和感が出てきた場合は、使用を控えてください。
    赤くなったり、ピリピリ染みる部分などには使用しないようにしてください。
    またそれほど酷い症状でなければ、清潔な飲料用水(浄水)で
    濡らしたコットンに化粧水を含ませたり、乳液を薄めて使用する方法もおすすめです。


    『Hadamanma Cosmetics』の化粧水と乳液は、食べ物由来成分をたっぷり配合して作られています。ていねいにケアをすればするほど、肌がしっかりと潤ったことを感じていただけるはずです。

    いかがでしたでしょうか?
    「化粧水をたっぷり使う」
    「保湿を徹底することが、肌の未来を守る」
    これは、肌の見た目を変えるために、いちばん効果的であり、すぐ実践できることです。
    続けることで、ツヤ、透明感が変わってくるのを感じていただけるはずです。
    ぜひ、取り組んでみてください。

    では、次回は「守る」。
    肌の敵と、敵から身を守る方法について、お話ししますね。

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい!〜1 角質層の丸洗い〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜1 角質層の丸洗い〜

    肌を美しくするためには、食事や生活習慣全体から整えることが必要です。
    ……と、分かってはいても、やっぱり今すぐきれいになりたい!
    早く変化を実感したい!というのが本音ですよね。
    だからまずは、見た目を今すぐ変えるためのスキンケアについてお話しします。
    肌は、表面の角質層と、その奥の真皮で構成されています。
    見た目を最も左右するのは、もちろん表面の角質層。
    ここを徹底的に美しくするだけでも、肌の見た目は大きく変化してくるのです。

     

    角質層を、正しく洗いましょう。

    肌の印象をもっとも左右するのは、メイクでなく「素肌」ですね。
    どんなに凝ったメイクも、荒れた肌の上では魅力半減。明るくつややかな素肌があれば、ノーメイクでも美しく、シーンに合わせたメイクも素敵に映えます。
    角質層が乾燥していると、メイクもカサカサに見えますし、角質層が汚れていると、日焼けしていなくても肌のトーンが暗くくすんで見えます。

    さて、角質層はわずかティッシュ1枚分の厚みしかありません。
    しかし、「層」という字が示す通り、それはビニールのようにつるんとした1枚の存在でなく、角質細胞がおよそ14層積み重なっています。当然そこには水分が染み込みます。長時間プールで泳いでいると指先がふやけますね。あれは角質層が水分を含んで膨張した状態です。一日働いた後の角質層には、皮脂やメイク、ホコリなどの汚れも一緒に染み込んでいます。

     

    角質層は美容成分を吸い込むように、皮脂やメイク、大気中の汚れなどを含んだ汗も吸い込んでしまいます。これをきちんと落とさなければ、肌トラブルの原因に!

    たったティッシュ一枚分の薄さでも、これだけの汚れがしみ込んでしまいます。ですから、まずはこの層を徹底的に丸洗いして、左の状態に戻しましょう。それだけでもお肌の見た目は、大きく変わってきます。

     

    お手入れの基本は、以下の3ステップ。

    落とす

    潤す

    守る

     

    今回は、中でも基本中の基本、「落とす」について詳しくしたいと思います。

     

    ズバリ、三つの洗うコツ!

     

    休日を、一日すっぴんで過ごしたとしても、空気中の汚染物質や自分の汗、皮脂などで一日の終わりの肌は汚れています。肌の疲れを翌日に残さないため、特にメイクをしている日の洗顔は、帰宅したら一刻も早く行いたいものです。時間が経つと化粧品や汗などが酸化し、肌への刺激となるからです。洗い方一つ変えるだけでもお肌は変わってきます。

     

    1 クレンジング&予洗い

    2 プラス20回のすすぎ

    3 洗顔は、一刻も早く!

     

    1 予洗い

    角質層にはメイクや汗、皮脂で汚れた水も染み込んでいます。試しに、コットンにクレンジングを含ませて拭いてみると、メイクにはない色の汚れも付いて来るのが分かるでしょう。これらが肌からツヤを奪い、どんより暗く見せているのです。クレンジングの後に、しっかりと予洗いして、角質層を柔らかくふやかせば、奥まで染みこんだ汚れも落としやすくなります。

     
     

    2 プラス20回のすすぎ

    クレンジングと洗顔料のW洗顔が基本ですが、いずれもすすぎが重要です。泡がすべて落ちたと感じてから、プラス20〜30回流水ですすいでください。角質層に染み込んだ、汚れた水を丸洗いするのです。たっぷりのきれいな水に入れ替えるイメージで洗いましょう。汚れ残りは、肌の生まれ変わりを邪魔します。徹底的にきれいな水に入れ替えたことで、化粧水の効果も大きく変わってくるでしょう。浄水器を使用するのも有効です。これだけでもお肌がきれいになっているのを実感できるはずです。

     

     

    3 洗顔は、一刻も早く!

    そして、これらの洗顔は、帰宅後すぐに行うことが大切。メイクの油分や皮脂が酸化すると、活性酸素を含む有害物質に変化します。その時間が長いほどダメージに。365日の積み重ねで肌へのダメージは深刻化します。これらの影響から、一刻も早く肌を解放してあげましょう。それだけでも、毎日の積み重ねで、お肌は変わってきますよ。

     
     

    おまけ情報:古いタオルは、肌を傷める原因に。

    洗顔後のタオルは、なるべく洗いたてを使いたいものです。古いタオルは繊維が固くなっているため、肌を傷つける原因になります。なるべくおろしたての柔らかいタオルを洗顔用にしましょう。
    こすると肌を傷め、赤みの原因になります。四つ折りにしたタオルを筒状に丸めて、ふわりと押しつけるように水分を吸わせると、刺激が少なく肌を傷めません。小鼻の周り、髪の生え際などにも水滴を残さないよう、丁寧に拭いてください。しっかりと水分を取り除くことで、この後の化粧水の浸透を良くします。

    さあ、今夜の洗顔の参考にしていただけますか? 少し面倒ですが、ここにしっかりと手をかけてあげることが、肌をイキイキと元気にします。洗顔に手を抜くと、この後の保湿のパワーがダウンするのでもったいない! きちんと実践すれば、2週間ほどあれば、変化を実感できると思います。ぜひ、試してみてください。

    では、次回は「潤す」。
    大切な保湿について、お話ししますね。

  • “食”の化粧品「Hadamanma Cosmetics」ついに完成です!

    “食”の化粧品「Hadamanma Cosmetics」
    ついに完成です!

    2018年3月3日。

    タマチャンショップから、新しいスキンケアブランド「Hadamanma Cosmetics」が新登場しました。

     

    「体は食べたものからしか、つくられない」

     

    この考えのもと、多くの自然・健康食品をお届けしてきたタマチャンショップが、スキンケアをいちから見直して作った化粧品です。

     

    なぜ、食品屋が化粧品を?

    なぜ、食品屋であるタマチャンショップが化粧品を開発したのか? 疑問に思われる方も多いかもしれません。

     

    実は、タマチャンショップは長年、お客様にもっと「食」を含めたスキンケアをお伝えしていきたいと考えていました。ただの化粧品ではなく、「食」も含めたスキンケアという考え方に基づいた化粧品を開発することは、私たちの念願だったのです。

    「食」の力で、素肌を美しく。

    開発には実に2年以上の月日を費やし、配合成分・使用感・デザインに至るまで、徹底的にこだわりました。基礎化粧品は毎日使うものだからこそ、少しの妥協もしたくなかったのです。

     

    創業以来、「食」を通じて多くのお客様の美容・健康と関わってきた私たちは、その力のすごさをよく知っています。
    だから、「Hadamanma Cosmetics」シリーズには、タマチャンショップおなじみの「食」や「自然」の栄養を豊富に配合しました。

     

    そして完成したのは、4種類の基礎化粧品。外側ケアの基本となるラインです。ひとつずつ、ご紹介していきましょう!

    とことん優しさにこだわった、こなゆき洗顔シリーズ。

    まずは、こなゆきコラーゲンを配合した洗顔シリーズ。洗顔こそ、最大の美容術と考えるタマチャンショップが、細部にまでとことんこだわったクレンジングミルクと洗顔パウダーです。

    (1)こなゆきコラーゲン クレンジング

    肌に負担をかけずに汚れをやさしく落とすことにこだわった、クレンジングミルクです。

    質の高い植物由来の洗浄成分を採用し、肌に必要な保湿成分や潤いを奪わずに、まるで雪解けのようにするするとメイク汚れを落とします。1年以上をかけて調整したなめらかなテクスチャだから、肌を強くこする必要がありません。

     

    > 「こなゆきコラーゲン クレンジング」さらに詳しくはこちらから

    (2)こなゆきコラーゲン フェイシャル

    「こなゆきコラーゲン FACIAL」が「Hadamanma Cosmetics」シリーズのひとつとして、使いやすくなった新ボトルにリニューアルしました。

    洗浄成分は、肌と同じ「アミノ酸」が主体。弱酸性・無添加を徹底し、皮脂を奪いすぎたり、肌へ負担を与えたりすることなく、汚れだけを浮かせて洗い流します。しっかりとした洗浄力と、肌にとって大切な潤いを残すことの両方を実現した粉洗顔です。

     

    > 「こなゆきコラーゲン フェイシャル」さらに詳しくはこちらから

    「食」の栄養を、たっぷりと! ベジ保湿シリーズ。

    肌本来の力を邪魔せず、シンプルに「食」の栄養でひたひたに満たしていく保湿シリーズ。化粧水と乳液のどちらにも、なんとタマチャン自社栽培の「宮崎椎茸」から抽出したエキスを配合しています。

    (3)とれたてベジローション

    角質の機能を正常にするために欠かせないのが、セラミド。醤油粕由来の「天然ヒト型セラミド(近年の研究で発見されたヒト型セラミド)」と、ユズとパイナップル由来の「植物系セラミド」をW配合しました。さらに、酒粕や酵母などの発酵成分など、「食」の新鮮な力をたっぷりと肌へ届けることで、角質をていねいに満たします。

     

    > 「とれたてベジローション」さらに詳しくはこちらから

    (4)ぜいたくベジミルク

    タマチャンオリジナルの「シイタケエキス」や、醤油粕由来の「天然ヒト型セラミド(近年の研究で発見されたヒト型セラミド)」に加え、3種のナッツオイル、雑穀エキス、アスタキサンチンなど、18種類もの食べ物由来成分を配合。「肌ごはん」とも言えるほどの、ぜいたくな集中美容乳液です。毎日たっぷりの栄養によって肌をやさしく保護し、美しい肌へと導いていきます。

     

    > 「ぜいたくベジミルク」さらに詳しくはこちらから

    食品屋にしかつくれない化粧品で、素肌づくりをはじめよう。

    毎日使うものだから、食品と同じように徹底した管理のもと、九州の工場で製造し、原料もできる限り国産のものから抽出しました。

    まさに、食品屋にしかつくれない化粧品だと、自負しています。

    あなたも、栄養たっぷりの「食」に加えて、毎日の食事を活かす食品屋がつくった化粧品での外側ケアで、しっかりと美容に取り組んでみませんか?

     

    タマチャンショップ渾身の自信作、「Hadamanma Cosmetics」。「食」と一緒に、今回ご紹介した商品をたっぷり3日間お試しできるトライアルセットもご用意しています。ぜひ一度、お試しくださいね。

    >「Hadamanma Cosmetics」ブランドサイトはこちら!

    >「Hadamanma」3日間トライアルセット

     

  • 腸の健康を左右する!「食物繊維」

    腸の健康を左右する!「食物繊維」

    6大栄養素”のひとつで、毎日のお通じに欠かせない栄養素として認知度の高い「食物繊維」。「食物繊維」は、『腸のお掃除屋さん』の名前がぴったりの栄養素です。

     

    では、どうしてお通じにいいのか、他にどんな働きをするのか、不足するとどうなってしまうのか……。ぜひこの機会に一緒に学びましょう!

     

    「食物繊維」には、
    『水溶性』と『不溶性』がある。

     

    「食物繊維」は大きく二つに分けられます。

     

    ひとつは水に溶ける『水溶性食物繊維』。そしてもう一つは、水に溶けない『不溶性食物繊維』です。

     

    「食物繊維」はほとんどの植物性の食品に含まれていますが、同じ「食物繊維」でも『水溶性』と『不溶性』では、多く含まれている食品、特徴や働きなどが違ってくるんです。

    まずは『水溶性食物繊維』です。

     

    海藻類や納豆、野菜、こんにゃくなどに多く含まれ、ヌルヌルネバネバ系で粘性と保水力が高いことが特徴です。

     

    腸内に溜まった有害物質を、ネバネバで包んで外に排出してくれる働きがあります。また、腸内の善玉菌のエサになるので、悪玉菌が増えるのを抑え、腸内の環境を整えてくれるんです。

     

    さらに血糖値が急上昇するのを抑えてくれたり、コレステロールを排出してくれたり……。ダイエット中の方の強い味方でもあります!

    そして『不溶性食物繊維』

     

    こちらは水に溶けにくいので、大腸に届くまでに水分を吸収して、膨張していく特徴があります。この動きによって腸が刺激され、排便を促します。

     

    『不溶性食物繊維』は、大豆やごぼう、穀類や芋類に多く含まれています。繊維質の強い食べ物が多いので、とにかくよく噛む必要があり、また、水分を含んで膨らむので、胃腸の中に留まる時間が長くなるんですね。そのおかげで満腹感が持続し、食べ過ぎを防いでくれます。

     

    どちらも腸内環境のために、重要な働きをしてくれることが分かりますね。

     

    「食物繊維」が不足するとどうなるの?

     

    腸内環境のためにも積極的に補いたい「食物繊維」、不足するとどういった影響が出るのでしょうか?

     

    まずお通じがスムーズにいかなくなり、腸内に有害物質が溜まってしまいます。便がきちんと排出されないと体中に毒素がめぐり、体の中から老化が加速してしまうんです。

     

    ついお通じにばかり悩みが集中してしまいがちですが、腸内環境が悪くなると、せっかく摂取した栄養もうまく吸収できず、結果的に肌荒れやゴワつき、くすみなどに悩まされることになり、美容視点でもいいことなし。

     

    また、太りやすくなる、生活習慣病にかかりやすくなるなど、健康面でも大きな影響が生じてしまいます。

     

    健康面でもエイジングケアの面でも、「食物繊維」は欠かせない栄養素なんですね。

    こんなに重要な栄養素なのに、最近は和食離れが進んでいるせいか、「食物繊維」が多く含まれた食品の摂取量は減少傾向。日常の食事だけでは、必要な量をうまく補えなくなっているそうです。

     

    「食物繊維」は意識して摂取しないと、あっという間に不足がちになる栄養素なのです。

     

    だから毎日の食事を工夫して、「食物繊維」を多く含む食品をいろいろと組み合わせたり、食べやすく調理したりするのが上手に摂るコツです。また、「食物繊維」のサプリメントなどもうまく活用したいですね。

     

    ぜひ健康と美容のためにも「食物繊維」を意識して、腸内環境を整えていきましょう!

  • 健康維持に欠かせない!「ミネラル」

    健康維持に欠かせない!「ミネラル」

    “6大栄養素”のひとつである「ミネラル」は、私たちの体を健康に保つ上でなくてはならない栄養素です。

     

    でも、ストレスや偏った食生活が原因で、現代の日本人の多くがミネラル不足だと言われています。必要な量はわずかでも、健康への影響は大きい「ミネラル」。どんな働きをしているのか探っていきましょう!

     

    ミネラルは私たちの体の一部。
    3大栄養素の働きをサポート!

     

    「ミネラル」は直訳すると「鉱物」という意味です。

    「鉱物」と聞くと、アクセサリーなどに使われる金・銀・ダイヤなどを思い浮かべますが、その「鉱物」とはちょっと違います。

     

    栄養学で、食品成分中の“無機質”のことを指し、生命の維持に必要なものを「ミネラル」と呼んでいます。

    私たちの体に存在する元素は約60種類もあると言われていますが、そのうち、最も多いのが酸素で65%、次が尿素、水素、窒素と続き、この4つで96%を占めています。

     

    そして、なんと残りの4%が「ミネラル」!

    つまり、「ミネラル」は体を構成する重要な成分なんですね。他にも「ミネラル」は、骨や歯の形成、筋肉や神経伝達の調節、また、「ビタミン」と同じく“3大栄養素”の代謝にも深く関わっています。

     

    16種類の必須ミネラル。

     

    「ミネラル」のうち、栄養素として欠かせないものが16種類あり、「必須ミネラル」と呼ばれています。

     

    その中で1日の必要摂取量が100mg以上のものを「主要ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」といい、「必須ミネラル」は、その総称なんですね。

    「主要ミネラル」は、カルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウムの7つ。「微量ミネラル」は、鉄・亜鉛・銅・マンガン・クロム・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルトの9つ。

     

    聞き慣れない種類もありますが、どれも大切な「ミネラル」です。

    不足すると健康と美容にどんな影響があるのでしょうか? 代表例を見ていきましょう。

     

    元気な体、つややかな肌、
    はつらつとした毎日に欠かせないミネラルとは?

     

    「必須ミネラル」の16種類の中で、特に女性の美と健康に深く関わる「ミネラル」が4つあります。

     

    まずは、女性が失いがちな「鉄分」

    「鉄分」は、全身に酸素を送る赤血球の主成分・ヘモグロビンをつくります。酸素は体の中でエネルギーをつくるために必ず必要なので、「鉄分」が不足すると酸素が体内にうまく送られなくなり、その結果、疲れやすくなってフラフラしたり、貧血を起こしたり……。

     

    また、肌から血色がなくなったり、体温調節がうまくいかなくなったりします。女性は慢性的に「鉄分」が不足しがちなので、積極的に補いましょう。

    次に、むくみのお悩みに「カリウム」

    外食が多くなると、どうしても塩分や水分を多く摂りすぎてしまいがち。塩分過多は、むくみの原因のひとつです。そんな時に体内の水分バランスを整えてくれるのが「カリウム」です。体内をスッキリさせたい、むくみを解消させたい方には特に重要な栄養素なんです。

    そして、味覚にも関わる「亜鉛」

    なんとなく男性向けサプリで目にする印象がある「亜鉛」ですが、実は美肌とも深く関わっています。「亜鉛」は細胞の新陳代謝に関わる栄養素で、ターンオーバーを促進し、ツヤのある肌や髪に欠かせません。美のミネラルなんですね。

    最後に、体内でもっとも多いミネラル「カルシウム」

    歯や骨などの形成に使われますが、それだけではなく、血管を強くしたり、イライラや情緒不安定を解消したり、ホルモンを分泌させたりと、体のいろいろな場所で活躍しています。

     

    「カルシウム」は日常でよく耳にするので、わりと身近に感じる栄養素ですよね。補給のために、牛乳や小魚を積極的に摂っているという方も多いでしょう。

     

    ですが、現代の日本人は『慢性的なカルシウム不足』であることをご存知ですか?

     

    厚生労働省の調査によると、ほとんどの年代で、国が定めた摂取推奨量を20年以上も満たせていないという結果が出ています。こんなに知名度のある栄養素なのに……驚きですね!

    さらに、「カルシウム」はとても吸収率が低い栄養素で、吸収率が良いとされている牛乳でさえ、半分近くの「カルシウム」が実際には吸収されていないと言われています。

     

    こんなに大切なミネラルなのに、食べ物からの摂取がなかなか難しい「カルシウム」は、サプリメントでしっかり補給することがオススメです。

     

    ミネラル補給のカギは
    食事内容と吸収率。

     

    「ミネラル」は体内で作り出すことができないため、外からの補給が基本です。

     

    ですが、おいしいものがあふれ、加工食品も多い現代。

    最近は食べ物自体に含まれる「ミネラル」も減ってきており、食生活に気をつけていても「ミネラル」は不足しがちです。「ミネラル」の過不足が続くと欠乏症や過剰症となり、さまざまな健康トラブルのもとに……。

     

    この機会に、いつもの食生活やサプリメントを改めて見直して、体がよろこぶバランスの良いミネラル摂取を心がけましょう!

  • SPF・PAって?「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    SPF・PAって?
    「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    前回、紫外線には種類(UVA・UVB・UVC)があること、その種類によって肌トラブルも対策法もさまざまであることをお話しました。

    紫外線を防ぐお手入れは、もはや必須……!

    それでは『正しいUVケア』とは、どんなものでしょうか? 改めて聞かれると、案外難しいものです。

    「とりあえず出かける時に日焼け止めを塗っておけば大丈夫でしょ?」そう思ったそこのあなた! 実はUVケアにもコツがあるんです。

    UVケアの基本は、
    肌を太陽光にさらさないこと。

    「すぐそこまでの外出だから」「洗濯物を干すだけだから」「今日は曇っているから」「ひなたには出ないから」

    こうしたちょっとした油断が、太陽光を直接浴びてしまう一因です。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積されてしまいます。紫外線から肌を守るために重要なのは、肌を直接太陽光にさらさないことなんです。


    UVケア効果のある洋服を選んだり、出かける時は帽子や日傘で紫外線をカットしたり、ちょっとした対策でも、積み重なると大きな差が出てきます。

    そんなUVケアの中でもっとも身近なケアといえば、日焼け止め。美肌の大敵・紫外線を防ぐためにも、日焼け止めを上手に使いたいものですね。

    日焼け止めって、
    どう選んだらいいの?

    日焼け止めといっても、店頭にはたくさんの種類があって迷ってしまいませんか?

    紫外線の量は季節や生活シーンによって変わってくるので、いつも一定というわけではありません。だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがコツです。

    もっとも大きな判断基準となるのが「SPF」「PA」の表示。この2つがきちんと表示されている日焼け止めを選びましょう。


    まずは「SPF」。

    これは肌が赤くなるサンバーンを引き起こす「UVB」による日焼けを、どれだけ遅らせることができるのかを表しています。数値が大きいほどUVBに対する防御効果が高く、日焼け止めを塗っていない時と比べて、UVBによる炎症を遅らせることができるのです。

    例えば、日焼け止めを塗らない状態で紫外線を浴びたら、約20分で肌が赤くなる人の場合。SPF20の日焼け止めを塗った場合、【SPF20×20分=400分】で、約400分=6時間半ほどは、UVBによる日焼けが抑制されるということなんですね。

    SPFの数値が高くなるほどカット効果は強くなり、現在の最高値はSPF50+です。

    SPF値は高ければ高いほど良い! と思いがちですが、お出かけシーンに合わせてSPF数値を使い分けるのもオススメです。

    洗濯物を干す、近所へ短時間お買い物へ行く。このくらいならSPF15~20でもOK。一日中外出して数時間は日焼け止めの塗り直しができなかったり、海や山など紫外線をしっかり浴びそうな場所に行く時は、SPF30以上は欲しいところです。

    次は、+マークで表される「PA」。

    「PA」はUVAをガードし、肌が黒くなるサンタンをどれほど遅らせられるかを数値化しています。

    PA+、PA++…と、プラスの表示が増えるごとに紫外線カット力が高くなり、現在の最高値は「PA++++」です。

    日焼け止めを選ぶ時はついついSPFの数値ばかり気にしてしまいますが、肌を黒くしたくない人は、ぜひPAにも注目してください。

    「SPF」と「PA」の表示をきちんと確認し、日焼け止めの使用シーンはもちろん、肌への刺激や優しさでも選びたいですね。

    日焼け止めによるUV効果を
    最大限に発揮させるコツは?

    そしてもう一つ大切なのが、“日焼け止めの塗り方”。

    「ちゃんと出かける前に日焼け止めを塗ったのに、日焼けしちゃった!」

    そんな経験はありませんか?

    どんなに良い日焼け止めを使っても、塗り方や使う量に問題があったら、せっかくの効果がうまく発揮されません。ぜひ、日焼け止め効果を最大限に引き出す「正しい使い方」を習得してください。

    まずは、塗る量

    ちょっとの量をちゃちゃっと塗って終わり! となっていませんか? ぜひ、メーカーが推奨する量をしっかり使いましょう。たっぷりムラなく伸ばして塗るのが基本です。

    そして、塗る場所も大切。

    ついつい、自分が塗りやすいところや、目に映る範囲だけに塗って満足してしまいがちですが、「見えづらいところ」こそが塗りそこねポイント。お顔なら、フェイスラインやあごの下、耳まわりや首の後ろなど、見えにくい部分もしっかり塗りましょう。

    一度塗ったらOKではありません。塗り直しと、そのタイミングも重要です。

    日焼け止めはどんなにしっかり塗っていても、汗をかいたり、こすったりすることで徐々に剥がれ落ちてしまいます。メイク直しの時など、できれば2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。これはウォータープルーフタイプでも同じ。こまめな塗り直しが、美肌を守る上で大切です。

    最後に、お肌のための日焼け止めワンポイントアドバイス!

    紫外線は肌を乾燥させるので、日焼け止めを塗る前には乳液やクリームなどでしっかりと保湿ケアをしておきましょう。また、肌を守ってくれる日焼け止めですが、紫外線を受けると刺激物質に変質します。酸化した皮脂や汗と混ざると、お肌に良いことはありません。帰宅後はできるだけ早く落としましょう。

    タマチャンショップがオススメする、
    体の中からのUVケア。

    日焼け止めによる「外からのUVケア」はもちろんですが、Hadamanma(タマチャンショップ)では、「内からのUVケア」もオススメしています。

    紫外線を浴びると体内で活性酸素が増え、どうしてもシミ・そばかすなどの一因になってしまいます。

    ビタミンCやポリフェノールなど、抗酸化作用の高い栄養たっぷりの食べ物を積極的に摂って、体の内側から、日差しに負けないお肌を育てましょう。

    内と外、WのUVケアこそ、美しく健やかな肌を育む近道!

    日焼け止めを正しく使いこなしながら、栄養いっぱいの食を楽しむ。Hadamanma流のUVケアをはじめてみてくださいね。

  • 潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    乾燥は、美肌の大敵です。

    しっとりと潤いに満ちた肌は憧れですよね。

    今回は、潤い肌を保つために欠かせない「NMF」についてお話しします。

    水分となじんで逃がさない天然保湿因子!

    少々専門的なお話になりますが、ぜひお付き合いください。

    NMFとは、英語表記で
    「Natural Moisturizing Factor〔ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター〕」となり、その頭文字をとって「NMF〔エヌエムエフ〕」と呼ばれています。
    日本語では「天然保湿因子」となります。

    NMFは、もともと私たち人間が持っている保湿成分で、アミノ酸、尿素、乳酸、塩基類などの低分子成分で構成されています。角質層を覆って水分の蒸発を防ぎ、保水する働きを持っており、肌のバリア機能と保湿を担う大切な成分なのです。

    水となじみがよく、水分を一定に保つ”油膜”のようなものと聞くと、イメージが湧きやすいでしょうか。

    水分を吸着する性質が強いNMFは、水分を角質層に供給し、角質層の柔らかさと弾力を保ってくれる役割を果たしてくれます。


    本来、私たちの肌では、一定量のNMFが毎日作られています。

    ですが、ターンオーバーの乱れや、加齢、日焼け、睡眠不足、ストレスなどでNMFがうまく作れない状態になると、どんどん減少してしまいます。

    そうなると肌は水分を保つことが難しくなり、保湿してもすぐ乾燥したり、硬くゴワついた肌になりがち……。


    スキンケアにおいてターンオーバーの正常なサイクルが大切だとよく言われるのは、サイクルが乱れて古い角質が肌表面にたまってしまい、NMFの生成にも影響が出てしまうからなんですね。

    潤いを保てない肌はさまざまなトラブルを引き起こします。

    そういった面からも、NMFはまさに「潤い素肌の鍵」となる因子なのです。

    NMFがきちんとある肌を保ちたい!

    「どんなに保湿しても、すぐ乾燥するし、ゴワゴワする……」

    そんな肌のお悩みがある方は、もしかしたらNMF不足かもしれません。

    日々の生活の中で、NMFの流出を避ける工夫をしてみませんか?

    例えば、アミノ酸や尿素などの天然保湿因子が配合された化粧品を使ってみるのも◎。


    また、ゴシゴシこするような激しい洗顔をしない。肌への摩擦を避ける。十分な睡眠、規則正しいライフスタイルなど、生活リズムを整えることも大切です。

    そして、オススメなのが食生活の見直し。

    NMFの材料となる成分は、タンパク質を構成している「アミノ酸」です。コラーゲンやエラスチンなどもアミノ酸が主。さらに、アミノ酸にはターンオーバーを促進する働きもあります。

    そのため、食生活の中でアミノ酸をしっかり摂り入れられると理想的です。アミノ酸は、良質のタンパク質から摂ることができます。
    ぜひタンパク質を意識した食事を取り入れたいですね。


    忙しい方は、簡単に良質のタンパク質を摂取できるプロテインを毎日の生活に取り入れてみるのもオススメです。

    ぜひ、スキンケアと生活スタイル、そして毎日の食事を見直してNMFを維持し、年齢に負けない潤い素肌を目指しましょう!

  • 医薬部外品と化粧品のボーダーラインって?

    医薬部外品と化粧品のボーダーラインって?

    「化粧品」のイロハを知ろう

    前回のコラムで、化粧品にも種類があるとお話しました。

    美容目的の「化粧品」。予防効果が訴求できる「医薬部外品」。治療を目的とした「医薬品」。


    この3つですね。

    スキンケア用品やメイク用品を選ぶ時、この3つを判断材料にしている方もいらっしゃるかもしれません。

    「医薬品」は治療目的なので、処方箋が必要なものもあり、基本的には病院や薬局からしか購入できないと考えてよいと思います。

    ですが、「医薬部外品」となるとどうでしょう。コスメショップや通販で手軽に購入できますよね。

    「違いはよく分からないけど、医薬部外品ならなんとなく効果がありそう……。」そんなイメージ先行で選んでいるというお声も耳にします。

    医薬部外品の方が、いい化粧品とは限らない!?

    「医薬部外品」という存在、実は日本独自のものであり、ポジションとしては「化粧品」と「医薬品」の中間にあたります。

    「医薬部外品」は、厚生労働省が“安全性と効果の両方を認めた成分”を、“決められた範囲で配合していること”が条件です。

    だから「化粧品」と同じく、体への作用は穏やかであることが基本で、「化粧品」と「医薬部外品」の境目はかなり曖昧なのが実状です。

    そうなると、「医薬部外品というだけで、化粧品より優れていると言い切ってしまっていいのかな?」という疑問が出てきます。

    そうなんです。

    実はそうじゃないケースもあるんです。

    医薬部外品は有効成分の配合量に上限がある

    スキンケア用品としての「医薬部外品」の目的はシミ・ソバカスを防ぐ、ニキビを防ぐ、肌荒れの改善、肌の殺菌などがあげられ、これらは正式にアピールすることが認められています。

    商品の裏側にある成分表示をチェックしてみましょう。

    「医薬部外品」は有効成分が一番最初に表記されています。この厚生労働省から許可された有効成分こそ「医薬部外品」である証であり、一定量配合されていることが分かります。


    逆に「化粧品」では、この有効成分という表現ができません。

    たとえ「医薬部外品」と同じ有効成分を配合していたとしても、です。成分表示も、配合量が多い順に記載されているだけです。

    ここまで聞くと「それなら医薬部外品の方が効果があるのでは?」と思いますよね。

    そう一概に言いきれない理由があります。それは『有効成分の配合量はメーカーが独自に判断している』という事実です。


    長年研究を重ねている化粧品メーカーには、独自のノウハウがあります。そのノウハウから、成分配合量はメーカーが自分たちの判断で自由に決めることができます。

    ちなみに「医薬部外品」の場合は有効成分の配合量に決まりがあります。上限があるんですね。逆に「化粧品」の場合、配合の割合について上限がない、全くの自由です。

    例えば、美白対策の代表成分であるビタミンC誘導体の配合量ですが、「医薬部外品」は5%以上の配合ができません。ですが「化粧品」だと、配合量が自由なんですね。

    もし、あなたが化粧品の開発担当者だとして、「この化粧水にはどうしてもビタミンC誘導体を6%配合したい。配合量を優先するか、医薬部外品であることを優先すべきか……」

    こんな時、どうしますか?

    「よし、ビタミンC誘導体を6%配合して、化粧品として販売しよう!」

    こういった場合もあるでしょう。


    「化粧品」と「医薬部外品」で有効成分の配合量が逆転しているケースがあるんですね。

    「医薬部外品」はあくまでも、『厚生労働省が認めている有効成分が一定量含まれている』というだけで、製品価値の高さを示しているわけではないことが分かります。

    「化粧品」と「医薬部外品」、どう選べばいいの?

    こうなると「じゃあどうやって選べばいいの?」と悩んでしまいますね。

    肌質は人それぞれ、配合されている有効成分のどれかが肌に合わない、という場合もあります。

    大切なのは、「いま、あなたのお肌が何を求めているのか」をしっかり見極めること。そして、自分の肌に合ったスキンケア製品・配合成分を取り入れることではないでしょうか。

    そのためにも、大切なのは『あなたのお肌の声』です。

    肌状態を丁寧に観察して、今のあなたの肌に必要なものをじっくり探してあげてくださいね。

  • 「化粧品」のイロハを知ろう。

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    化粧品と聞くと、いろいろなアイテムが思い浮かびますね。

    口紅やアイシャドウなどのメイク用品から、スキンケア用品までさまざま!

    私たちがなにげなく使っている化粧品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:薬機法)」という法律で定義づけられています。

    なかなか覚えにくい法律名ですが、「旧・薬事法」という名前で聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか?

    私たちが普段「化粧品」と呼んでいるものは、この法律によって3つに分けられています。

    美容目的の「化粧品」。予防効果が訴求できる「医薬部外品」。治療を目的とした「医薬品」の3つです。

    今日は「化粧品」から紐といていきましょう。

    そもそも化粧品ってどういうもの?

    化粧品は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つ目的で使用される」ものとされています。

    メイク用品やスキンケア用品だけではなく、シャンプーも香水も、ハミガキ粉だって化粧品。

    キレイになりたい、美しくなりたい、清潔でいたい。そんな目的をサポートしてくれるものが化粧品というわけですね。

    そして、もう一つの定義が「人体に対する作用が緩和なもの」であること。

    化粧品とは、そもそも効果や作用がゆるやかでなければならないのですね。医薬品のように「○○○が治ります」「 ○○○に効果があります」は、ご法度。

    例えば、スキンケア製品の力だけで、驚くような変化は望めません。化粧品は健やかな状態を保つ、また、より美しく見せるためのものなので、効果が目に見えてありすぎるのも実は考えもの。

    あくまでも「サポートしてくれるアイテム」として、上手に活用したいものですね。

    基礎化粧品を上手に選ぶコツは?

    自分に合った基礎化粧品を選びたいけれど、どれを選んでいいのやら…。やっぱり値段が高いものがいいのでしょうか?

    タマチャンショップは、値段よりも「自分のお肌がいま何を必要としているか」を見極めることが大切だと考えています。

    「こんなお肌になりたい」のために、あなたのお肌に足りないものがちゃんと組み込まれている化粧品を選びたいものですね。

    もしかしたら、今のお肌が必要としているものが「化粧品」ではなく、「医薬部外品」や「医薬品」だったというケースもあるでしょう。

    次回は、「医薬品と化粧品のボーダーライン」についてのお話です。

  • 三大栄養素の潤滑油!「ビタミン」

    三大栄養素の潤滑油!「ビタミン」

     

    「ビタミン」と聞くと、どんなイメージがわきますか?

    若々しさやみずみずしさ、美肌やエイジングケアのためといった、美容や活力のイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

    「ビタミン」という言葉はラテン語の「ビタ(VITA)=生命」からきており、生きていく上で不可欠だという意味を込めて名付けられたのだそうです。

    少量でも不足すると体の機能に影響が出てしまう、いわば潤滑油のような役割を持つ「ビタミン」。

    さまざまなビタミンの働きを知って、お悩み解消に役立てましょう!

    ビタミンはなくてはならない
    助っ人栄養素。

    若々しく健やかに過ごすために欠かせない「ビタミン」。

    タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラルと並ぶ“5大栄養素”のひとつです。

    それでは、「ビタミン」は具体的にどんな働きをしているのでしょう?

    まず、他の栄養素と大きく違うところは、体をつくる成分にはほとんどならず、他の栄養素がスムーズに働くように“サポートする副栄養素”であること。


    体内のさまざまな化学反応を助けたり、エネルギーを生みだすための代謝をサポートしたりと、「ビタミン」がなければ、体の機能を正常に維持することができません。

    「ビタミン」は、三大栄養素に比べると少ない摂取量で足りる『微量栄養素』の仲間ですが、その量が足りなくなると欠乏症となってしまうので、あなどれませんね!

    「ビタミン」が不足すると、3大栄養素が体の中でエネルギーに変わることができず、イライラしたり、疲れやすくなったり、ストレスを感じたり……。

    まさに「健康な体にとって、なくてはならない“助っ人”的存在」なんです。

    ビタミンは大所帯。
    たくさんの種類に、それぞれの働きが。

    「ビタミン」と一口に言っても、その種類は13種もあり、大きく2つのグループに分けられます。


    ひとつは『脂溶性ビタミン』。

    ビタミンA、D、E、Kの4種類です。

    熱に強く、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。過剰摂取は肝臓などに蓄積されてしまう側面があるので摂りすぎには注意したいですが、現代の私たちはどちらかというと不足ぎみ。

    健康な体には欠かせないビタミンなので、適度な摂取が望ましいビタミンです。

    そしてもう一つは『水溶性ビタミン』

    こちらは9種類あり、水に溶けやすくて、熱に弱いタイプ。ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)とビタミンCからなります。

    『脂溶性ビタミン』と違って、たくさん摂取しても体内に貯めておくことができないので、使われなかった分は体の外に排泄されてしまいます。

    だから、毎日こまめに摂取することが大切です。

    これらはどれも重要な働きを担っていますが、ぜひ『美容と健康のために知っておきたいビタミンの種類』をご紹介しますね。

    美肌のため、エイジングケアのため、
    注目したいビタミンって?

    どの「ビタミン」も健康維持には欠かせませんが、特に美容に気を使う方にオススメのものをピックアップ!

    まずは「ビタミンA」。

    目や肌、髪、爪の健康に欠かせないビタミンといわれます。

    シワやたるみをサポートする化粧品によく配合されているレチノールは、この「ビタミンA」のことなんです。

    うなぎや、レバー、緑黄色野菜に多く含まれていますよ。

    そして「ビタミンB群」。

    細胞にエネルギーを供給する大切な役割があります。

    肌荒れやニキビケアに欠かせない種類で、特に「ビタミンB2」が不足するとターンオーバーが乱れて、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

    発芽米や納豆、レバーなどに多く含まれています。

    さらに、美容に欠かせない「ビタミンC」。

    免疫力を高め、活性酸素を抑える働きがあります。

    また体内のコラーゲン生成を助けてくれるから、美肌づくりに欠かせません。

    美白化粧品などでよく目にするアスコルビン酸としてもお馴染みですね!

    レモン、パプリカ、ブロッコリーなどに多く含まれますが、熱に弱くて水に溶け出しやすいので、生食やさっと茹でる調理法がオススメです。

    最後は、「ビタミンE」。

    “若返りビタミン”や“アンチエイジングビタミン”と呼ばれている種類で、抗酸化作用成分として、医薬品、化粧品などに使用されているトコフェロールのことです。

    老化の原因となる『活性酸素』から細胞を守って、血行をスムーズにする働きをしてくれます。サビにくい体を作るためにも、ぜひ積極的に摂りたいですね。

    かぼちゃ、アーモンド、モロヘイヤなどに多く含まれています。

    いかがでしたか?

    生命維持のために欠かせないのに、体の中でほとんどつくることができない「ビタミン」。

    毎日の食事でバランスよく補いましょう!

  • 三大栄養素③「タンパク質」

    三大栄養素③「タンパク質」

    「タンパク質」は、英語で「プロテイン」。スポーツをしている人たちにとっては、なじみのある栄養素ではないでしょうか?

    体の土台を作る、大切な三大栄養素のひとつです。

    どんな特徴があるのかさっそく見ていきましょう!

    体のさまざまな部分をつくる、
    なくてはならない栄養素。

    私たちの体を構成する成分はほとんどが水分ですが、「タンパク質」はその次に多く、約20%を占めています。

    筋肉や骨、血液、内臓、肌や髪など体のあらゆる部分をつくる材料というだけでなく、ホルモンをつくったり、代謝に欠かせない酵素をつくったりと、とても重要な働きを担っています。

    そんな「タンパク質」は、約20種類のアミノ酸という栄養素が複雑に組み合わさってできています。アミノ酸は「タンパク質」を構成するパズルピースのようなものなんですね。

    その20種類のうち、体内で作り出せない9種のアミノ酸のことを「必須アミノ酸」、体内で合成できる残りの11種を「非必須アミノ酸」と呼びます。

    どちらのアミノ酸も健康維持に必要ですが、特に「必須アミノ酸」は食事からしか摂ることができません。


    「必須アミノ酸」が不足すると、どうなるのでしょうか。

    まず、筋肉が減って太りやすくなったり、免疫力低下によって体調を崩しやすくなったりします。

    また、新しい髪の毛や肌をつくりにくくなるので、抜け毛や肌荒れの一因に。さらに、アミノ酸は肌の水分保持に欠かせないNMF(天然保湿因子)やコラーゲン、エラスチンの原材料なので、たるみやシワの原因になってしまいます。

    「タンパク質」不足は、健康はもちろん、美容の面でも老化を加速させてしまうのです。

    摂れば摂るだけいいの?
    「どれだけ」「何から」摂るかも大切。

    「タンパク質」が健康と美容のために欠かせない栄養素であることは分かりました。

    だからといって、「タンパク質」を含む食品をとにかくどんどん食べればいい!
    というわけでもないのが難しいところ。

    「脂質」「炭水化物」と違って、「タンパク質」には体の中に貯蔵庫がありません。体内で余ったら、尿として体の外へ捨てるしかないんです。

    摂りすぎてしまうと、腎臓や肝臓に負担がかかってしまい、かえって内臓疲労や食欲不振を引き起こしてしまうことも……。

    また、「タンパク質」が豊富な食品は比較的カロリーが高め。ダイエットや筋トレ中で意識的に「タンパク質」を摂っている方はその摂取量にも注意が必要となります。

    「それじゃ、何をどれだけ食べればいいんだろう」と悩ましくなりますね。


    そんなときに役立つのが『アミノ酸スコア』。『アミノ酸スコア』は、ズバリ「タンパク質の採点表」!

    『アミノ酸スコア』が100に近いほど、「必須アミノ酸」をバランス良く含んでいる食品=良質なタンパク質というわけです。

    「タンパク質」には、肉や魚、卵から摂れる「動物性タンパク質」と、大豆や野菜、穀物から摂れる「植物性タンパク質」があることは良く知られていますが、『アミノ酸スコア』の視点からチェックすると、「動物性タンパク質」の方がアミノ酸スコアが高かったりします。

    脂質が少ない「植物性」の方が体に良さそうな印象がありますが、一概にそうとも言い切れないのですね。


    ちなみに『アミノ酸スコア』が100に近い食品の代表格として、鶏肉、豚肉、鮭、卵、牛乳、大豆、ヨーグルトなどがあります。おおざっぱですが、「動物性タンパク質はアミノ酸スコアが高め」と覚えておくと便利。

    毎日の食事内容をきちんと把握して、今のあなたに必要な「タンパク質」を上手に補いましょう。

    「食品だけでのコントロールは難しいな…」という方は、ダイエット、筋トレ、体力づくり、美容など用途に合わせて活用できる“プロテイン”などのサプリを取り入れるのもオススメです。

    ぜひ、“低カロリー高タンパク質”の毎日を心がけたいですね!

  • 三大栄養素②「脂質」

    三大栄養素②「脂質」

    「脂質」と聞くと、どうしても「=油」のイメージから太る原因でしょ?体に悪いのでは?と思うかもしれません。

    私たちは毎日の食事によって、さまざまな種類の「油=脂質」を摂取しています。その中には体によいものと摂りすぎないほうがよいものがあることを知っていますか?

    「脂質」はやみくもに避けるのではなく、上手に賢く摂取したい栄養素。美容と健康のためにも質のよい「脂質」を摂りたいものです。そのためにも、どんな働きをしていて、どんな摂り方がいいのか一緒に学んでいきましょう!

    3大栄養素のなかで
    一番大きなエネルギー源。

    「脂質」を含む食品ってとても多いんです。

    サラダ油やオリーブオイル、ごま油のように常温で液体のもの。バターやラード、マーガリンのように固体のもの。さらに、魚や肉などの動物性食品や、卵、種実類、チーズや生クリームなどの乳製品にも含まれています。

    「脂質」は日常の食品の中でも、かなり無意識に摂っている栄養素かもしれません。そして、「脂質」は3大栄養素のなかで最も高いエネルギーを生み出します。


    どれだけエネルギーが高いかというと、「炭水化物(糖質)」のエネルギーが1gあたり約4kcalのところ、「脂質」はなんと約9kcalもあるんです!いかに効率のよいエネルギー源か分かりますね。

    だから、消費されなかった分はしっかり脂肪として蓄えられてしまいます。脂肪がどんどんたまっていくと、当然ながら肥満を引き起こしてしまい、生活習慣病などにかかりやすくなってしまうので要注意です。

    ここまで聞くと、ダイエット中の方にとっては敬遠したくなる栄養素ですよね。

    ですが、「太っちゃう!」という特徴は、「脂質」の一面に過ぎず、美容や健康にとって重要な役割を担っています。

    女性の美と健康に
    深く関わっている栄養素。

    体内の「脂質」は主に中性脂肪、コレステロール、リン脂質の3つに分けられます。

    中性脂肪には体温を保つ役割があります。また、リン脂質とコレステロールには脂溶性ビタミンの吸収を助ける作用があり、アンチエイジングに欠かせないものです。

    特に、つい悪者にされがちなコレステロールは、なめらかな肌とツヤツヤの髪を育む「女性ホルモン」の材料となります。また「脂質」の中にある必須脂肪酸は、美肌に欠かせない「セラミド」の原材料です。


    このように、美容のために大切な働きをしている「脂質」。

    極端にオフする食生活を続けていると、肌のハリや髪のツヤがなくなり、ホルモンバランスも乱れがちに……。

    「脂質」を上手に摂取することが、女性の美と健康にとっての鍵となります。

    体のために摂りたい油と、
    できるだけ減らしたい油とは?

    肌の潤いやホルモンバランスのために適度に摂りたい「脂質」にも、健康のために“摂りたい油”と、体に悪影響とされる“減らしたい油”があります。

    ぜひ摂取したいのが「オメガ3系」と呼ばれる油。

    エゴマ油や亜麻仁油といった植物性油に豊富に含まれている「α-リノレン酸(オメガ3)」や、魚油中に多く含まれる「ドコサヘキサエン酸(DHA)」と「イコサペンタエン酸(EPA)」は、中性脂肪に働きかけ、流れをサラサラにする作用があります。

    また、オリーブオイルなどの「オレイン酸(オメガ9)」には、悪玉コレステロール値を健やかにする働きも。


    逆に、摂りすぎ要注意なのが「オメガ6系」と「トランス脂肪酸」。

    外食や加工食品などで多く使われているコーン油や紅花油などの「リノール酸(オメガ6)」は、酸化すると炎症促進物質になりやすく、肌荒れやアレルギーを悪化させてしまうことも……。

    また、スナック菓子や洋菓子、加工食品などに多く含まれる「トランス脂肪酸」は、悪玉コレステロールを増やしてしまい、生活習慣病などのリスクが高まるほか、肌の弾力ダウンなどの“老化”を招く要因になってしまいます。

    「脂質」はとにかく多種多様。

    体によいものを選んで、適度に摂ることが上手に付き合うコツですね!

  • 三大栄養素①「炭水化物」

    三大栄養素①「炭水化物」

    最近、「炭水化物抜きダイエット」や「糖質オフ」といった言葉をよく耳にします。

    つい「炭水化物って美容・健康に良くないの!?」と考えてしまいがちですが、実はとても大切な栄養素なんです。

    どんな特徴があって、足りないとどうなるのか、一緒に見ていきましょう。

    私たちの体にとって、
    最も重要なエネルギー源。

    炭水化物の代表格というと、白ごはんやパン、麺類、ジャガイモやさつまいもなどのイモ類、ケーキやスナックなどが思い浮かびますね。

    ダイエットの敵として敬遠されることも少なくない「炭水化物」ですが、人が活動する上で欠かせないエネルギー源のひとつ。

    消化がよくて、手軽にすばやくエネルギー補給できる点が特徴です。

    この「炭水化物」は、体の中で消化されてエネルギーとなる「糖質」と、体内で消化されずに排出されてしまう「食物繊維」から成り立っています。

    いわゆる「糖質」は、“炭水化物から食物繊維を除いたもの”なんですね。


    例えば、パンやごはんをしっかり噛んでいると甘く感じたり、疲れた時に甘いものを食べると元気になったりします。これは、炭水化物に「糖質」が含まれているから。

    人間にとって大切な脳の働きも「糖質」が変化した「ブドウ糖」をエネルギーにしているので、記憶力がぼんやりしたり、集中力が続かずグッタリしてきたら糖質不足の可能性が考えられます。

    また最近では、「炭水化物」の摂取を減らしすぎると腸内細菌が好む「糖質」と「食物繊維」が不足してしまうので、体内の「乳酸菌」が減ってしまうことが分かってきました。

    「乳酸菌」が減ると肌にも影響が出ますし、なにより痩せにくくなることも……。

    「炭水化物」を極端に制限したり、まったく食べない食生活を送ったりすると、このように体や肌にとって大きなデメリットになるんです。

    足りないのも問題だけど、
    摂りすぎにもご用心!

    「炭水化物」が生命維持に欠かせないことはよく分かりましたが、厄介なことに、摂りすぎによって悪影響があるのも事実。

    「炭水化物」の糖質は、エネルギーとして使われずに余ってしまうと、中性脂肪として肝臓などに蓄えられ、肥満を招いてしまいます。

    また、摂取によって血糖値が一気に上昇すると、いわゆる“糖化”の要因に。糖化はシワやくすみなどの肌老化を進めると言われています。


    摂りすぎにも注意が必要と分かっていても、「炭水化物」が多い食事はおいしいものが多いんですよね……。だからこそ、お肌や体のためにも上手な摂取を心がけたいものです。

    コツは一度にたくさん食べずに、できるだけ朝・昼・晩と回数を分けて摂ること。

    そして「少し足りないかな?」くらいの量が理想的。ごはんならお茶碗1杯で留め、精白されていない雑穀米や発芽米などがオススメです。

    健やかな体に欠かせない、効率の良いエネルギー源「炭水化物」。自分の体や活動量に合わせた、バランスのよい摂取を心がけたいですね!

  • 一生役立つ! 栄養のキホン。

    一生役立つ!
    栄養のキホン。

    毎日お腹いっぱいになるまで食べているのに、体が思うように動かなかったり、頭がボーッとしたり……。

    栄養素の過不足は、思っている以上に影響が大きいもの。

    私たちが健やかに日々を過ごすためには、毎日の食事を楽しみつつ、必要な栄養素をバランス良く補う必要があります。

    たかが食事、されど食事。

    人生80年とした時、1日3回×365日×80年。単純計算でも、人は8万8000回も食事をすると考えると凄いですよね。

    ただ、そのすべての食事で「腹八分目」を意識し、完璧な栄養バランスを実現するのは難しいものです。いろいろな食材や調理法を組み合わせて、なるべく適切な組み合わせを選ぶ知識が大切になってきます。

    そのためにも「栄養のキホン」について一緒に学びましょう!

    人が生きるうえで欠かせない6大栄養素。

    そもそも「栄養素」とは、食べ物に含まれている物質のうち、体にとって必要な成分のこと。

    栄養素はおよそ50種類ほどあると言われていますが、体の中での働きが似たものを分類するとだいたい5つの栄養素に分けられます。


    まず、私たちが活動するうえで欠かせない栄養素が「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」。この3つは、“3大栄養素”と呼ばれています。体や肌のもととなる大事なエネルギー源です。

    さらに“3大栄養素”の代謝を助けてくれるのが、「ビタミン」「ミネラル(無機質)」の“副栄養素”。“副栄養素”がなければ、いくら“3大栄養素”をたくさん摂っても健康な体は作られません。

    これら全ての名称を“5大栄養素”と呼びます。

    さらに昨今、6つ目の重要な栄養素として「食物繊維」を加えた“6大栄養素”が一般的になっています。

    この6つは、人が生きていくため特に必要不可欠なものとして、押さえておきたい栄養素です。

    健やかな美しさは、
    毎日のバランス食の積み重ねが作ります。

    「6つの栄養素をバランス良く摂る」

    なんとなく大変そうだな……と感じますよね。

    現代の日本では、インスタント食品に頼りすぎて食事をおろそかにしたり、1食のカロリーが少ない低エネルギー食を続けたりと、極端な食生活を送る方も増えています。

    また、栄養素は何か1つが不足すれば欠乏症となり、逆に摂りすぎても過剰摂取となってしまいます。

    残念ながら、体に必要な栄養素すべてを含む「魔法の食べ物」はなく、健やかな美しさは毎日の食事の積み重ねによって作られます。


    いきなりパーフェクトなバランス食は難しいかもしれませんが、「お昼は炭水化物が多めだったから、夜はたんぱく質と食物繊維を補わなくちゃ!」こんな“栄養素の足し算・引き算”なら始めやすいのではないでしょうか?

    また、“栄養素の足し算・引き算”の穴を埋めるために活用したいのが、現代ならではの知恵である「サプリメント」。上手に取り入れてあげれば、栄養管理の強力なサポーターとなること間違いなしです。

    さあ! 次回から、これら“6大栄養素”の働きや役割をくわしくお話ししていきます。

    お楽しみに!

  • UVA・UVB? 日焼けの違いは? 意外と知らない紫外線のおはなし

    UVA・UVB? 日焼けの違いは?
    意外と知らない紫外線のおはなし

    お肌の大敵と言われる紫外線

    美しい肌を維持するためには、日頃からの紫外線対策が欠かせませんね。

    そもそも紫外線とは、「太陽光線」のひとつ。ウルトラバイオレットライト(ultraviolet light)といい、「UV」と略されます。

    太陽光は私たちにとってなくてはならないものですが、紫外線を浴びすぎると沢山のデメリットが。黒く(または赤く)日焼けするだけでなく、実は肌老化の大きな原因でもあり、また時には健康被害を引き起こすこともあります。

    ただし、紫外線の影響は、ある程度ならば「防ぐことのできる肌ダメージ」です。紫外線から大切な肌を守るために、ぜひ知っておきたいことがいくつかあります。

    紫外線には、3種類がある!
    気をつけるべき波長は?

    ひと口に紫外線と言っても、種類があることをご存じですか?

    波長の長い順からUV-A波UV-B波UV-C波と3種類に分けられ、そのうちUVCはオゾン層に阻まれて地上には届かないので、私たちが気をつけるべきはUVAとUVBです。

    では具体的に、どのような影響があるのでしょうか。どちらも地上に届く紫外線ですが、UVAとUVBでは、お肌への影響の仕方に違いがあります。比較しながらみていきましょう。

    UVAとUVBの違いとは?

    UVAとUVBは、波長の違いによって肌への「影響スピード」と肌の奥への「到達レベル」に違いがあります。こちらの図をご覧ください。

    UVAは、じっくりと奥まで届く紫外線。

    地上に降り注ぐ紫外線の9割を占めるのがUVAで、UVBと比べると一撃の攻撃力は低いのですが、肌の奥深く「真皮」まで到達して、じわじわと肌に影響を及ぼすと言われています。

    肌の奥にUVAが入ってくると、その防御反応でメラニン色素が生み出され、「日傘」のように肌を守ろうとします。メラニン色素がたくさん生成されることで肌が黒くなり、時にはシミとなることがあります。

    また、真皮のコラーゲンやエラスチンといったハリや潤い成分を傷つけるので、シワやたるみの原因となってしまいます。

    一方、UVBは力強いスピードタイプ

    UVBが肌表面を攻撃することで、肌が「やけど」状態になり、サンバーンと呼ばれる赤い炎症が起こります。影響スピードが早く、炎症は太陽光を浴びてから半日ほどでピークを迎えると言われています。

    そして赤く炎症したあとは、UVA同様に黒い日焼けが起こります。夏の海水浴やプールのあと、真っ赤にヒリヒリ炎症して苦しんだあと、全身真っ黒になった……という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

    UVBは肌表面の細胞やDNAを傷つけるため、日焼けだけでなく皮膚ガンの原因になることも。ちょっと赤くなるだけと、油断してはいけません。

    UVAとUVBが増える時期と、対策方法は?

    UVAとUVB、どちらの紫外線も美肌には大敵ということがわかりましたね。知れば知るほど「とにかく紫外線を避けなくちゃ!」と焦ってしまいますが、UVBとUVAは、強さや降り注ぐ量にも違いがあります。

    紫外線のほとんどを占めるUVAのピークは、4月から8月まで

    ただ秋冬もピーク時の1/2以程度にはなりますが、ある程度の量がしっかり降り注いでいるので、1年を通してじわじわと私たちのお肌の奥を傷つけています。しかも雲やガラスにも遮断されないので、「曇り空だから大丈夫、室内だから平気」といった油断は禁物。

    少しスペックの弱い日焼け止めでも良いので、冬でも日焼け止めを塗るなどして紫外線対策を。また、肌の奥のダメージは、食事でビタミンなどの栄養をしっかり補給して、体の内側からケアすることが大切です。

    そして夏に多いのが、UVB

    波長が短い分、地上に到達する量は全紫外線の約10%と比較的少なめですが、とにかく肌表面を傷つける力が強いので、わずかな量でも影響があるのです。UVB量は5月頃から徐々に増え始め、夏がピークになります。

    日焼け止めはSPFやPA値が高いものをこまめに&しっかり塗って、さらに外出時はなるべく日傘を使うなど、できるだけ直射日光に当たらないようにして、UVBから肌を守りましょう。

    肌が黒くなる人、赤くなる人の違いは?

    日焼けといえば、日差しを浴びた後、肌がヒリヒリ赤く炎症する場合と、あとから黒く焼ける場合があります。

    肌色がこんがりと黒くなるのは、「サンタン」と呼ばれる日焼けのタイプで、UVA、そしてUVBによって引き起こされます。

    対して、肌がヒリヒリと真っ赤に炎症でするのは「サンバーン」と呼ばれ、主にUVBが引き起こす日焼けです。

    同じように日を浴びても、「赤くならずに黒くなる人」「黒くならないけれど真っ赤に炎症する人」「赤くなった上で黒くなる人」と、人によって日焼けの仕方が違う場合がありますね。

    これは体質の違いによるところが大きく、特に「黒くならないけれど真っ赤に炎症する人」は、紫外線に対する抵抗力が低いので、要注意。透き通るような白い肌が羨ましがられることも多いかもしれませんが、黒くならない=メラニン色素があまり生成されない、つまり、肌細胞がメラニン色素に守られず、直接ダメージを受けている、ということ。

    UVBによる炎症はもちろん、肌の奥を傷つけるUVAにも要注意です。

    紫外線のタイプを知ることが
    紫外線対策の第一歩

    やや難しいお話でしたが、紫外線についてちょっと詳しくなっていただけたでしょうか。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積され、私たちのお肌に影響を与えてしまいます。今回ご紹介した以外でも、季節や生活シーンに合わせたこまやかな対策が必要です。

    Hadamanmaでは、これからも紫外線対策について記事を発信していきます。

    次回は季節に合わせた日焼け止めの選び方や塗り方のコツを、しっかりご紹介していきます! どうぞお楽しみに。

    ▼日焼け止めのSPFやPAとは?

    SPF・PAって? 「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    ▼やっぱり自然派がいいの? 日焼け止めの選び方

    ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    ▼季節に合わせた紫外線対策を!

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    本当は怖い「冬の日焼け」!? 夏とは違うUV対策とは。

    ●おすすめ商品


    ひにまけぬ

    ひにまけぬ

    
自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。


  • これだけは知っておきたい!「お肌のしくみ」基本編

    これだけは知っておきたい!
    「お肌のしくみ」基本編

    トラブルに負けない、健やかな肌づくりのために大切なこと。

    それは「肌そのものを正しく知ること」だとタマチャンショップは考えます。

    実は肌のしくみを知ることで、自分の肌状態をあらためて確認できたり、いつものスキンケアを見直したりと、肌への理解がより深まるんです。

    さあ、私たちと一緒に、肌の構造を学びましょう!

    肌の構造と役割

    私たちの体の表面をおおっている肌(皮膚)。

    肌は、常に外気と接している境界線です。つい見過ごしがちですが、実はとても大切な働きをしています。

    特に重要な働きは「生まれ変わりながら、ダメージから体を守ってくれている」こと。どうやって生まれ変わり、どのように守ってくれているのでしょう?

    皮膚は、「表皮」と「真皮」の2段構造になっています。


    わずか0.2mm程度「表皮」は肌の最も外側にあり、全身をラップのようにおおって外気から体を守ってくれています。

    「表皮」は4層構造。

    一番内側から、「基底層(きていそう)」→「有棘層(ゆうきょくそう)」 →「顆粒層(かりゅうそう)」 →「角質層(かくしつそう)」となっています。

    この表皮の一番外側にある「角質層」が、保湿機能とバリア機能を担ってくれています。


    「角質層」の厚さはなんと0.02~0.03mm。

    こんなにも薄い層の中で、セラミドやNMF(天然保湿因子)が細胞をつなぎ合わせており、これが肌にみずみずしさをキープし、外敵をブロックする役割を果たしているんですね。

    まさにお肌のうるおいは、「角質層」で守られているといえます。

    実際、保湿ケアに欠かせない基礎化粧品は、ほぼ「角質層」までしか浸透しません。


    スキンケアは、この「表皮」を整えるためのケアであり、「真皮」のコンディションはインナーケアが重要になってきます。

    そして、もうひとつ大切なのが、肌の生まれ変わり。

    表皮の一番内側の「基底層」から、細胞は形を変えながら上へ上へと押し上げられ、最後は一番外側の「角質層」へ変化します。「角質層」で死んだ状態となった角化細胞は、アカとして剥がれ落ちる構造となっています。

    このサイクルを、ターンオーバー(新陳代謝機能)と呼びます。


    ターンオーバーの周期はだいたい28日ほど。

    ただし、この周期は年齢やホルモンバランス、紫外線によって左右されるんです。

    若い頃はすぐに消えていた小さな傷が治りにくくなったなぁと感じたことはありませんか?これは年齢を重ねるにつれ、ターンオーバーのサイクルが長くなっているから。

    お肌がカサカサする、シミやくすみのお悩みが増えてきたと感じたら、それは新陳代謝機能が低下しているサインかもしれません。


    古い角質が自然とはがれ落ち、フレッシュな角質細胞が常に肌の表面に並んでいると理想的。

    スムーズなターンオーバーこそ、美しく健やかなお肌の秘訣といえるでしょう。

    さらに肌には、発汗などをコントロールする「体温調節機能」や、温度や痛みをキャッチする「知覚機能」など、身体の健康と深く関わっています。

    こうした素肌に生まれつき備わっているさまざまな機能をバランスよく保ちたいものです。そのためにも、毎日のスキンケアとインナーケアがとても大切になってきます。

    あなたの体が「いま必要なもの」を内と外から補って、「過不足のない肌」を目指しましょう!

  • からだは、食べたものからしか作られないから。

    からだは、
    食べたものからしか作られないから。

    はじめまして、Hadamanmaです。

    はじめまして、Hadamanmaです。

    私たちタマチャンショップは、考えました。
    美しい人って、どんな人だろう。

    余計なものを重ねた、一時の美しさではなく、内から輝く、あなたそのものの美しさを持った人。

    タマチャンショップはニッポンのおかあちゃんとして、すべての女性たちに、 素肌への自信を持ってほしい。毎日をもっともっと笑顔で過ごしてほしいと願っています。

    私たちは、食品屋だから知っています。

    美しさは、コスメだけでは作れないということを。コスメはあくまでもサポート役。肌も髪も、体の一部です。

    何より大切なのは、やっぱり、食べるものの栄養なのです。例えば、美しい素肌づくりのためのスキンケア。

    タマチャンショップの定義は、「スキンケア=食べる+お手入れ+コスメ」です。食とコスメの間に境目はなく、丸ごとスキンケアだと考えます。

    食とコスメの間に境目はなく、丸ごとスキンケア

    もっともっとお伝えしたい。食のチカラ。

    タマチャンショップは、膨大な数の食品、そして栄養に関する情報を取り扱っています。それらは、食のチカラをふんだんに取り入れた美容アイテムや、品質にこだわり抜いたコスメの開発へとつながっています。

    そのなかで培ってきた知恵をぜひ皆さまにお伝えしたいと思いながら、今までなかなかお伝えしきれていませんでした。

    「食」と「コスメ」に、垣根はない。

    その強い想いを新たにし、Hadamanmaという新しい美容情報サイトをスタートさせました。

    Hadamanmaという新しい美容情報サイトをスタートさせました。

    美容のこと、食のこと、コスメのこと、肌のこと、栄養のこと。自信に満ちた美しさを作るためのお役立ち情報をどんどん更新していきます。

    食生活との継ぎ目のない、新しいスキンケアの世界と楽しみをご提案してまいります。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    タマチャンショップ スタッフ一同

  • 食品屋さんが考える、 もっとも理にかなったスキンケア

    食品屋さんが考える、
    もっとも理にかなったスキンケア

    私たちタマチャンショップは、日々たくさんの食品、栄養に関する情報を取り扱っています。

    そのノウハウが蓄積されるにつれて実感するのは「カラダは、食べたものからしか作られない」という事実です。

    健康はもちろん、肌や髪、爪など、美容面でも同じです。

    つい外から与えることばかりを意識しがちなスキンケアですが、食のプロ・タマチャンショップは「美しい肌、健康な肌には、インナービューティーがなにより大切」だと考えています。

    そう、「キレイになりたい」なら「きちんと食べる」が基本です。

    現代の女性たち、実は栄養失調の危機⁈

    忙しい毎日。

    仕事が忙しいから、朝はギリギリまで寝ていたい。朝食はパッとドリンクで済ませて、お昼はついついコンビニパスタ。疲れを感じる午後半ばは甘いもので小腹を埋めて、夜こそ栄養補給!友達や同僚とカンパイして美味しいもの三昧!

    忙しい毎日。こんな食事をしていませんか?

    こうした食生活でも特に不調を感じないのは若さゆえかもしれません。

    そのうち、お肌はカサカサ、髪もパサパサ。お通じは悪いし、なんとなく顔色も悪い……。

    「あれ、ちょっとお疲れぎみ?最近なんか老けてない?」気の置けない友人にこんなことを言われる始末。

    「保湿ケアは毎日してるし、特別な美容ケアだって定期的にしてるのに……」こんなお悩みに心当たりがある方、もしかしたら『今どき栄養失調』になっているかもしれません。

    保湿ケアは毎日してるし、特別な美容ケアだって定期的にしてるのに肌が…

    おいしいものや好きなものを、どこでもいつでも食べられる今、「昔と違って、栄養は豊富に摂れているはず」と考えがちです。

    ですが、空腹を満たしているからといって、栄養素がバランス良く摂れているとは限りません。

    手軽だからお昼はパスタやサンドウィッチが多い。ヘルシー志向だから野菜中心の食事がメイン。つい、好物のお菓子でお腹を満たしている。

    これでは偏った栄養しか摂れていませんよね。

    これこそ現代の女性に多い『今どき栄養失調』。「ただお腹を満たすこと」と「栄養を摂ること」は違うんです。

    化粧品によるスキンケアをしのぐ結果にも。
    鍵はインナービューティー!

    肌を作るモトは、やはり食べ物。健康な肌に必要な栄養素を、バランスの良い食事から摂れていることが理想です。

    体の内側からキレイを磨くインナービューティーこそ、美への近道。

    これがタマチャンショップが考える「理にかなったスキンケア」です。

    外からのスキンケアだけでは手応えが感じられないという方は、何かが不足していたり、栄養バランスが偏っているかもしれません。

    ぜひ食生活を見直して、健康な肌=美しい肌を手に入れましょう!

  • 美しいお肌の条件 「う・な・は・だ・け」とは?

    美しいお肌の条件
    「う・な・は・だ・け」とは?

    「美しい肌」と聞いて、あなたが思い浮かべるのはどんな肌でしょう?

    色白な肌、若い頃の肌、女優さんのような肌など、いろいろな「美肌」が浮かんできますね。

    実は美容業界でよく知られている「美肌の条件」があります。

    それは、「う・な・は・だ・け」

    この言葉、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。美容のプロ達が「これこそ美肌を決定づける条件」と考える5つの条件です。

    この呪文のような言葉は、一体なんでしょう?

    ぜひ、この機会に「う・な・は・だ・け」をチェックしてみましょう!

    肌の状態を知るバロメーター。

    「う・な・は・だ・け」は、5つの美肌条件の頭文字をとったものです。


    「う」=「潤い」

    角質層の水分量と油分のバランスがとれており、みずみずしく潤っている肌

    潤いのもとは水分であり、キープするのが油分です。これらのバランスがうまく取れていると潤いが保たれます。

    ですが、肌の水分量は生まれたときがピークで、加齢とともに減っていく一方です。だから年齢を重ねるごとに潤い補給&持続のケアが大切になってきます。

    「な」=「なめらか」

    肌のキメが細かく均一に整っており、すべすべしている肌

    肌の表面は丘と山が連なるように溝が走っており、その溝が均一に走っている状態が理想です。その溝がいわゆるキメ。キメが乱れていると肌表面がガタガタで化粧ノリも悪くなりがち……。この溝が細かく均一に整った肌は、保水力が高く、肌色も明るく見えます。

    対策としては、やはり潤いを与えるケアが必要です。

    「は」=「ハリ」

    ターンオーバーがスムーズに行われており、引きしまっている肌

    新しい細胞に入れかわるターンオーバーが正常に行われている肌は、表面が健やかな細胞で覆われている状態です。

    新陳代謝がスムーズだと、古い角質が表面にたまりにくく、水分保持力もアップ。保湿はもちろん、質の良い睡眠、紫外線対策、良質なタンパク質摂取などでターンオーバーを正常化すると、シワやたるみに負けないハリへとつながります。

    「だ」=「弾力」

    重力に負けず、元に戻ろうとする力を持っている肌

    弾力とは、指で触れたときに跳ね返そうとする力。これが弱まると、たるみの原因に……。

    弾力のある肌と深く関わるのが真皮です。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった弾力成分を生み出す真皮を健やかにするには、やはり内側からの食事ケアが大切になってきます。

    「け」=「血行」

    くすみや色むらのない、血液のめぐりがよい肌

    肌の成長に欠かせない栄養は、日々の食事から摂取します。そして、その食べ物の栄養を肌へと運んでくれるのが血液です。

    肌に栄養がきちんとめぐるよう、血流を良くすることがとても重要です。この流れがスムーズであればあるほど、血色が良くなり、くすみ知らずのツヤ肌に。

    この5つが、美容の専門家が考える「美肌の条件=う・な・は・だ・け」です。

    いかがでしたか?

    こうして5つの条件を改めて見てみると、「美しい肌」とは、「健康な肌」なのだと実感しますね。


    肌が根本から健やかな状態というのは、それだけ肌トラブルが起きにくいというもの。

    「う・な・は・だ・け」の揃った肌を目指すには、外からの保湿ケア、内からの栄養ケア、そして健康的なライフスタイルなんですね。

    どれも美肌にとって欠かせないものなのです。

    ぜひ、これからのケアで「う・な・は・だ・け」を意識してみませんか?