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  • 化粧水の「本当の使い方」でさらなる「すっぴん力」アップへ!

    化粧水の「本当の使い方」で
    さらなる「すっぴん力」アップへ!

    空気の乾燥がますます加速する秋。肌のかさつきが気になってくる頃ですね。

    さて、乾燥対策といえば何よりも「保湿」が大切ですが、本当に正しく効果的なケアができているか、ここで一度確認してみませんか。

    今回はスキンケアの要である「化粧水」について、詳しくお話しします。

    いまさらと思われるかもしれませんが、毎日のスキンケアルーティンの中で当たり前の化粧水は、意外とおざなりになりがちな行程です。いつもなんとなく「パパッとつけて終わり!」になっていませんか?

    化粧水を正しく使えていないと、潤いが十分に肌に行き渡らず、しかもすぐに蒸発して、余計に肌が乾燥する原因になることも……。本格的な乾燥シーズンを前に、角質層にしっかり潤いを届けるため、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう!

    スキンケアで欠かせない化粧水の意味って?

    毎日のスキンケアで欠かせない化粧水。でも、その詳しい働きや保湿のメカニズムをちゃんと把握できている人は、意外と少ないかもしれません。

    化粧水の役割は、肌に水分と保湿成分を与えること。保湿することで角質を柔らかくして、肌の調子を整える効果があります。

    よく「肌に化粧水が浸透する」と言いますが、実際に化粧水が届くのは「角質層」まで

    そもそも肌は、大きく「表皮」と「真皮」に分けられますが、表皮はさらに細かく4層に分かれており、一番外側にあるのが「角質層」です。その厚みはわずか0.02〜0.03mm程度! ティッシュ1枚よりずっと薄いんですね。

    この角質層が、肌の保湿機能バリア機能を担っています。肌内部からの水分蒸散を防ぎながら、外部の刺激や異物から体を守ってくれています。

    ▼肌の仕組みについて、さらに詳しくはこちら

    これだけは知っておきたい!『お肌のしくみ』基本編

    そんな角質層をすこやかに保つため、活躍するのが化粧水

    赤ちゃんのように、新陳代謝が盛んで潤った肌であれば何もつけなくても良いかもしれませんが、大人になると日々のメイクによる刺激や、生活習慣の乱れ、紫外線によるダメージ、加齢による保湿成分の減少など、さまざまな要因が重なって、自力だけでは肌の潤いを保てなくなります。

    角質層が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れて肌荒れしたり、ハリがなくなったり……老化をはじめ、さまざまな美容トラブルが起こってしまいます

    だから、乾燥して硬くなってしまった肌に化粧水で潤いを補って、角質を柔らかく整える必要があるのです。カサカサに枯れた大地に、ジョウロで水をあげるイメージですね。

    水分を与えるだけで良いなら、水で十分じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。化粧水がただの水と違うのは、保湿成分美容成分を含んでいるところ。

    角質層に入った水分は、時間の経過とともに蒸散します。乾いて、潤いが逃げてしまうんですね。水分を逃がさず、さらに肌内部からの水分蒸散を防ぐために、化粧水に配合されている保湿・美容成分が働くのです

    特に、肌内部にも存在するセラミドNMFの成分(アミノ酸や尿素など)は、化粧水の保湿成分としても人気です。肌との親和性が高く、角質層の保湿効果を補って、柔らかく潤う肌づくりをサポートしてくれます。

    単純に水分で湿らせるだけではなく、しっかり「保湿」できるように、保水力の高い成分が入った化粧水を選ぶと良いでしょう。

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    Hadamanmaとれたてベジローション

    とれたてベジローション

    食由来の保湿・美容成分をたっぷり配合した、保湿化粧水。人肌になじみやすい天然ヒト型セラミド(醤油粕由来)と、植物性セラミドをダブルで配合しました。さらに、保水力の高い椎茸エキスや、アミノ酸、米麹や酵母による発酵のチカラをフル活用。潤いあふれる健やかな肌に導きます。

    化粧水の役割が分かりましたが、重要なのはその使い方です。肌の表面にパパッと濡らすようなつけ方では、十分に角質層全体を潤すことはできません。

    長時間、水や湯に手を浸けていると、指先がシワシワになりますよね。時間をかけて水分が角質層に侵入した結果です。化粧水も同じく、じっくり丁寧につけることで潤いが角質層に浸透します

    そこでHadamanmaがおすすめするのは、コットンを使って化粧水をつける方法

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    手でつけるのも良いのですが、気づかないうちに手のシワや指の隙間に化粧水が流れて、適量を顔に届けられていないことがあります。コットンなら、化粧水をしっかりとどめておけます

    また、手のひらでは頰や額などの広い面は塗りやすいですが、小鼻や口周りの凹凸部分には塗りムラがでやすく、水分が行き届きにくいもの。毛穴が気になったり、乾燥して粉を吹いたりしやすいのは、そういった部分ではありませんか?

    そんなところも、コットンだと均一に塗ることができます

    そして化粧水には、日焼けやお風呂上がりでほてった肌をクールダウンさせる役割もあります。手のひらで温まってしまったら、その効果も半減ですね。コットンなら、余計な熱も伝わりません

    手だとつい短時間で済ませがちですが、コットンを使うと比較的丁寧にスキンケアを行うようになるので、角質層にじっくり潤いを浸透させることができます。

    ただし、コットンを使うときは「絶対にこすらないこと」「強く叩かないこと」が鉄則。間違った使い方をすると、摩擦によって肌を傷つけてしまいます。

    では改めて、コットンを使った化粧水の「正しい使い方」を確認していきましょう!

    化粧水をつけるのは、洗顔後やお風呂上がりすぐ! 肌が乾かないうちに行うことが大切です。脱衣所や洗面台に化粧水を置いておくと楽ですね。

    そして大切なのは、化粧水の量。少ないと角質層全体を潤すことができませんし、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまうので、コットンがひたひたになるくらいたっぷり使いましょう。

    まずは化粧水のメーカーの規定量を確認してください。3〜4プッシュとか、500円玉大を数回とか、商品によって書き方は違いますが、多くの化粧水が約5ml(小さじ一杯)程度を推奨しています。

    実際に測ってみると、「こんなに多いの?」と思われるかもしれません。この量を手のひらで一気に顔に乗せようとすると、半分以上こぼれ落ちてしまうので、もし手でつける場合は少しずつ分けながら使うことが大前提。その点でも、コットンを使う方が効率が良いですね。

    「高価な化粧水だからもったいない」と、ちびちび使っていたら結局十分な効果を得られず、せっかくの化粧品がかえってもったいないことになってしまいます。かけた値段分、あるいはそれ以上の満足感を得るためには、適量を守り、手間をかけることが大切なのです。

    コットンは柔らかく、厚みのあるものを選びます。中指と薬指の2本にのせて、人差し指と小指で両端をはさんで使いましょう。小鼻などの細かい部分をケアするときは、コットンを畳んだり、中指一本にかけて使ってください。

    音が出るほど強く叩くようにパッティングするのは、肌の刺激になるので絶対にNG!

    コットンは小刻みに動かし、肌から5mm以上浮かさないイメージで、肌にやさしく当てていきましょう。じっくり繰り返すことで、角質層のすみずみまで潤いが行きわたります。

    規定量でも潤いが足りないと感じときや、乾燥が気になる部分には、化粧水を追加して重ねづけするのも良いですよ。

    どこまですれば十分な保湿と言えるか、一つの目安としては顔全体がひんやりとクールダウンされていること。そして、肌がもっちりと手のひらに吸い付くようになったらOKです。

    最後に手のひらで顔をやさしく包み込んで、しっかりと潤いを押し込んでください。柔らかく潤った肌を、いつくしむように。

    家事や子育て、仕事に忙殺されて、どうしてもゆっくりスキンケアしていられない!という場合は、シートマスクコットンパックを活用してはいかがでしょうか。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、顔に貼ったまま他のことができるので便利です。

    化粧水でしっかり潤いを届けたあと、大切なのは「油分」の補給です。化粧水をどんなにたっぷり使っても、潤いが蒸散してしまっては意味がありません。乳液やオイル、クリームで水分を閉じ込めましょう

    ときどき、脂性肌だからといって化粧水だけで済ませてしまう人がいます。本当にそれで肌の調子が良くなっていれば問題ありませんが、もしも皮脂のベタつきが解消されない場合は、「インナードライ」になっている可能性も。

    油分でフタをしないことで、水分が蒸散して肌内部が乾き、それを補うために皮脂が過剰分泌しているのです。いつものケアで肌状態がよくならないときは、化粧水乳液という、スキンケアの基本ステップを振り返ってみると良いですね。

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    Hadamanma ぜいたくベジミルク

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    天然ヒト型セラミドをはじめ、3種のナッツオイルや、宮崎県産の原木椎茸エキスなど、優れた保湿成分をたっぷり配合。食の栄養をつめこんだ「集中美容乳液」です。

    乳液を使ったコットンパックや、たっぷりの潤いを味方に軽くマッサージするのもも効果的です。乾燥シーズン、時間に余裕があるときはぜひ試してみてくださいね。

    * * *

    今回はスキンケアの基礎である化粧水について、大ボリュームでお届けしました。

    前回の「クレンジングと洗顔」の話に引き続き、化粧水による保湿も「すっぴん力」を鍛える大切なステップです。忙しい毎日の中で、つい惰性になりがちな部分ではありますが、ここを意識して丁寧に行うことで、明日の肌が変わります。

    乾燥も寒さも、肌に潤いがあれば怖くありません。ダメージを老化につなげないために、今からすっぴん力を蓄えて、厳しい冬に備えましょう!

  • 「すっぴん力」を上げる!正しいクレンジング&洗顔法

    「すっぴん力」を上げる!
    正しいクレンジング&洗顔法

    毎日欠かすことのできない、クレンジングや洗顔。クタクタに疲れているときや、忙しくて手いっぱいのときは、つい手間だなぁ、めんどくさいなぁ、と思ってしまうこともありますね。

    でも、美容の基本は「落とす」こと。

    「化粧したまま寝ると肌が荒れてしまう!」

    「洗顔をきちんとしないと、くすんで老け顔になる!」

    そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。では、クレンジングや洗顔をきちんとせずに過ごしていたら、私たちの肌では具体的にどんなことが起きるのでしょう? 今回は、クレンジングや洗顔の大切さと、正しいやり方をしっかり見直してみましょう。

    洗顔不足はなぜ悪い?
    肌荒れのメカニズム。

    気になる肌荒れの原因は?

    1日を終えた肌の表面には、さまざまな汚れが付着しています。

    お化粧をしている方なら朝塗った日焼け止めやファンデーションが残っているでしょうし、何もしていなくても、自分自身の汗や皮脂、古い角質などの汚れがたまったり、空気中の埃や花粉が付着したりして、肌は必ず汚れてしまいます

    それらの汚れは時間と共に酸化したり、混ざりあって化学反応を起こしたりすることで、肌に刺激を与えるようになります。顔を洗わずに寝てしまうということは、そんな刺激物質をつけたままにするということ。当然、肌には大変な負担となります。

    また、汚れが肌表面に留まっていると、毛穴をふさいで吹き出物などの炎症を引き起こすほか、正常な肌のサイクル(ターンオーバー)を邪魔するので、きれいな肌が作られなくなります。古い角質が蓄積してゴワゴワした厚い皮膚になり、くすみやシミ、シワやたるみにもつながってしまいます。不潔な状態は、老化の原因にもなるんですね。

    肌が汚れていると、さまざまな美容トラブルの原因となります。

    そればかりか、こんな状態の肌では、どんなに良い化粧品を使っても美容成分がしっかり浸透できず、十分な効果を発揮できません。もったいないですね。

    常に肌を清潔に保っていれば、化粧水や美容液がスイスイ浸透し、角質層をしっかりと潤してくれます。ターンオーバーも正常に行われるようになり、いつもピカピカ素肌。

    これが、「すっぴん力」です。すっぴん力さえあれば、濃いファンデーションで肌を隠さなくて良いし、やみくもに化粧品を取り替えてお金をかける必要もありません。明るく透明感のある素肌で、より美しく、若々しくなれるはずですね。

    「帰宅後すぐ」が基本!
    クレンジングで1日の汚れを落とそう。

    では、すっぴん力を向上させるための「正しいクレンジングと洗顔法」とは?

    ポイントを具体的にご紹介していきましょう。

    まずは洗うタイミング。

    1日を過ごした肌には、前述した通り、汚れと刺激成分がたっぷりと付いています。手を洗うのと同じように、顔も「帰宅後すぐ」に洗って、汚れから解放してあげましょう。

    帰宅後、すぐにクレンジング・洗顔をしてお肌を解放しよう!

    よく手を洗ったあと、油溶性の汚れを落とすためにクレンジングをします。

    クレンジングはメイク汚れだけでなく、角栓の詰まりや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。

    メイクをせず1日外出もしなかった日は、肌質によっては泡洗顔だけで済ませても良いかもしれませんが、日焼け止めを塗ったならクレンジングもしてください。また、皮脂分泌が多めでニキビや角栓詰まりができやすい方も、泡洗顔の前にクレンジングで皮脂をリセットするのも良いですね。

    オイルやミルクタイプなど、いろいろなクレンジングがありますが、肌質に合わせて好みのものを選んでください

    クレンジング力が強いオイルベースのものは、濃いメイクをしっかり落としたい日や、皮脂や角栓が気になる時に向いています。ただし必要な潤いまで奪うこともあるので、乾燥しやすい方にはミルクやジェルなど、肌にやさしいタイプがおすすめです。基本はミルクやジェルで、Tゾーンはオイルなど、部位によって使い分ける方法もあります。

    自分のお肌に合ったクレンジングを選びましょう。

    シートタイプのものはとても便利ですが、肌をこすりやすく、洗い流すものと比べて汚れ落ちが十分でない場合もあるので、なるべく常用は避けた方が良いでしょう。

    また、オイルやミルクでも汚れ落ちがいまいち、という方は、使い方が誤っている可能性があります。商品によって量や使い方は細かく違う場合があるので、メーカーの説明をしっかり読んで使いましょう。
    特に、手や顔が濡れた状態でクレンジングを使っても、汚れとクレンジング剤が十分になじみません。濡れた手でもOKという商品でない限り、乾いた状態でクレンジングしましょう。逆に、クレンジング剤を洗い流す際は、まず少量の水でクレンジングと水をなじませる「乳化」の一手間を忘れずに。きちんと乳化できていないと、せっかくの汚れ落ちが半減する場合があります。

    クレンジングや洗顔の際、よく耳にするタブーは「強くこすらない!」「指でゴシゴシ触らない!」ということ。

    こすりすぎを防ぐため、マスカラやアイライナーなどを使用している方は、先にポイントメイクを専用リムーバーで落としておきましょう。この時も、ゴシゴシこすると色素沈着を招きますので、優しく行ってくださいね。

    洗顔の前に「たっぷり予洗い」しよう!

    洗顔の前にたっぷり予洗いをしよう

    泡洗顔の前に大切なのは、「予洗い」です。洗顔料を使う前に、きれいな水でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。クレンジングのあとはもちろん、朝の洗顔前にも大切なステップです。

    ここを手抜きせず丹念に行うことで、角質層が柔らかくなり、スムーズに汚れを落とせるようになります。

    予洗いは溜めた水でなく、流水で行いましょう。水の温度は冷たすぎず、熱すぎず、35°C前後の人肌くらいが、肌に刺激を与えず、汚れが落ちやすい温度です。

    特にクレンジングのあとは、指先に感じるヌルつきがなくなってからも、さらに数回すすいでおきます。クレンジングが肌に残っていると泡洗顔の邪魔になってしまうため、角質層の汚れをリセットするつもりで、しっかりとすすぐことが大切です。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    正しい洗顔のポイントは
    「泡だて」と「プラス20回のすすぎ」

    たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

    予洗いがしっかりできたら、続いて泡洗顔です。

    クレンジングをしっかりすれば泡洗顔はいらないのでは? と思ってしまいますが、クレンジングが油溶性の汚れを落とすのに対して、泡洗顔には古くなった角質や皮脂、汗やホコリなど、水溶性の汚れを落とす役割があります。

    洗顔料は、きめの細かい泡をたっぷりと作ってから肌に乗せましょう。

    この時に水分が多すぎると、すぐに流れてしまう、柔らかい泡しかできません。ボリューム不足でつぶれやすい泡だと肌をこする原因になりますし、粗い泡では毛穴の汚れもしっかり落とせません。

    ちょっとずつ水分を加減しながら、キメの細かいもっちり泡を作るようにしてください。泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使うと簡単です。

    手のひらに乗せた泡が、ひっくり返しても簡単に落ちないくらいの弾力を持っている状態が理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔全体を包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    たっぷりのきめ細かい泡で洗いましょう。

    頬やおでこといった顔の広い範囲はもちろん、Tゾーン、小鼻のキワや口元などの細かい凸凹部分までしっかりと。髪の生え際、首や耳の周辺などまで洗い残しのないようにします。

    そして、しっかりとすすぎを行いましょう。

    ここが不十分で肌トラブルが起きている方も多いので、「泡が落ちたな」と思ってからもプラス20回を目安に、たっぷりの流水ですすいでください。

    泡が落ちてからプラス20回すすぎましょう。

    角質層の中の水を全部入れ替える気持ちで、きれいな流水を使って顔中すみずみまですすぎましょう。この時、浄水器の水を使えたら理想的です。

    すすいだ後は、必ず鏡を見ながら顔を左右に振って、生え際やあごのラインまで泡や汚れの残りがないかチェックしましょう。すすぎ残しが吹き出物の原因になる場合もあります。

    清潔なタオルでやさしく水分をとりましょう

    タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにやさしく水分をおさえるだけ。せっかくきれいにした肌を汚してしまわないように、タオルは洗いたての清潔なものを使ってくださいね。

    肌が乾かないうちに、素早く化粧水&乳液での保湿ケアしましょう。

    「やりすぎ」で肌刺激に?
    美容意識が高い人ほど陥りがちなNGポイント。

    正しい洗顔方法で、ダメージを最小限に抑えましょう

    クレンジング・洗顔の正しいステップをご説明してきましたが、最後にちょっと見落としがちな、意外なNGポイントをご紹介します。

    1・時間をかけて「やりすぎ」ている

    力が強すぎる・雑すぎるクレンジングがいけないことは、皆さんよくご存知ですが、美容意識が高い人が陥りがちな失敗として特に多いのは、「丁寧すぎる」クレンジング。その念入りな行為が、かえって肌に刺激を与えていることがあるのです。

    たとえばあなたは、クレンジングや洗顔料を顔に乗せてから洗い流すまで、どのくらいの時間をかけていますか?

    しっかり丁寧に……と思うあまり、3分、5分と時間をかけている人がいらっしゃいますが、クレンジングや洗顔料はあまり長く肌に乗せていると負担になり、乾燥の原因にもなります。

    クレンジングも泡洗顔も、目安は1分程度。

    長く乗せているほど汚れが落ちるわけではないので、優しく手早く行いましょう。力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指の二本をくっつけた状態で使うと、軽い力で洗うことができます。

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    2・化粧品の「量」が少ない

    それから見落としがちなのが、使う「化粧品の量」です。

    高くて良いものだからと、ちまちまと使っていませんか? 少量でも十分だと、自己判断で量を加減していませんか?

    クレンジングや洗顔料は、量が少ないと指が肌に直接触れやすくなり負担になりますし、第一、十分な効果が得られません。適切な量は製品により異なりますので、きちんとメーカーの推奨量を確認して使うようにしましょう。

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    3・「洗いすぎ」にも要注意

    汚れをきちんと落とすことは大切ですが、「洗いすぎ」によって乾燥やくすみを招くこともあります。きれいにしたいからと、1日に何度も必要以上に洗ったり、毛穴の黒ずみを落とそうと洗浄力の強いアイテムを使い続けたりしていないでしょうか。

    必要以上の洗顔は肌をこすって傷つけてしまいますし、皮脂を奪いすぎるのもよくありません。
    もともと、皮脂は肌が自分自身を守るためのバリア機能として分泌しているものなので、洗いすぎていると肌のバリア機能が弱まり、潤いが逃げて乾燥しやすい肌になってしまうのです。

    また、乾燥肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されるようになり、余計に角栓詰まりを起こしやすくなることがあります。

    ご存じのようにスキンケアに厳密な決まりはありません。肌質やその日の体調、季節、天候などの状況と相談しながら、必要なケアを行うのが理想です。

    基本は、朝も夜も泡洗顔を行うのがおすすめですが、肌質や調子によっては、朝はすすぎ洗いだけの方が具合が良いという場合もあるでしょう。

    クレンジングや洗顔料を選ぶときも、クチコミや評判に頼りすぎず、「今の自分の肌に合うかどうか」を基準にしたいですね。

    ●Recommend

    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    こなゆきコラーゲン フェイシャル

    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。デリケートな肌にもやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    * * *

    少し長くなりましたが、今回はクレンジングと洗顔の基本をおさらいしました。

    毎日のことなので面倒くさく感じることもあると思いますが、「汚れを落とす」ことは一番の美への近道です。

    「調子どう?」「今日は疲れたね」と自分の肌に語りかけるように、指先で肌の状態を確認しながら、肌が満足してくれるまで丁寧なケアを行ってくださいね。

  • 化粧崩れは「化粧前」に防ぐ!1日を美しくする、夏の朝スキンケア

    化粧崩れは「化粧前」に防ぐ!
    1日を美しくする、夏の朝スキンケア

    暑い日が続き、メイク崩れが悩ましいですね。

    朝、化粧をしている最中から汗でベタベタして、ファンデーションが塗りづらい!ということもあるでしょう。せっかくきれいに仕上げていても、ちょっと時間が経つと皮脂ですぐドロドロになってしまう……

    汗や皮脂に強い夏用のコスメを使うのも手ですが、いつものメイクを崩れにくくするポイントは、実は化粧そのものでなく、その前に行う「スキンケア」にあるのです。

    ドロドロと過剰な皮脂。
    原因は、実は「乾燥」!

    夏は「インナードライ」に要注意!

    ウェットにベタついているように見えても、実は乾いているのが、夏の肌。インナードライという言葉をご存じの方も多いでしょう。

    夏は紫外線ダメージやエアコンなどの影響で、隠れ乾燥が進みやすい季節ですが、秋冬に比べると保湿ケアは油断しがち。

    乾いた肌は自らを守ろうと過剰に皮脂を分泌してしまうので、余計にベタベタ・ドロドロになるという悪循環に陥っています。

    メイク前の丁寧な保湿ケアこそ、1日中サラサラ肌で過ごせる秘訣。

    夏も、とにかく保湿をしっかりと! 化粧水で潤いを届けるだけでなく、油分で「潤いを閉じ込める」のも大切なので、乳液もきちんと使いましょう。

    ベタつきを嫌がって乳液を少なめにする方も多いと思いますが、まずは一度メーカーの規定量(推奨量)をしっかりと使って、肌によく馴染ませたあと、ベタつくところだけをやさしくティッシュオフすると良いでしょう。

    おでこや鼻はテカテカになるのに、目元や口周りは乾燥してしまう、という部分乾燥・混合肌の方は、部位によって保湿や油分補給の量を調整して。

    ベタつきやすいTゾーンは、化粧水の重ね付けやローションパックなどで、特に念入りな水分補給を行い、油分は軽めに。カサつきやすいUゾーンは、たっぷり保湿したあと、乳液やクリームなどの油分補給をしっかりと行いましょう。

    化粧水や乳液は
    「冷やして」使おう

    ベジローション&ベジミルク

    お風呂上がりや暑い日は、汗に邪魔されてスキンケアがなかなか浸透せず、化粧にも手間取りますね。何をするでもなく汗が噴き出し、なかなか引いてくれず、顔がベタベタ……急いでいる時などたまりません。

    そんな時は、化粧水や乳液などのスキンケア用品を冷やしておいて、ケアと同時に「クールダウン」を図るのも一案です。ボトルごと、冷蔵庫に保管してみませんか。

    コスメの品質も保たれて、一石二鳥です。

    ただ、いくら冷やしておいても、温かい手に出した時点で化粧品は一瞬で温まってしまいますので、手に直接取らずにコットンを使うのがおすすめです。

    NG習慣4 強いパッティングで、化粧水を肌に叩きこむ

    冷やした化粧水で丁寧にパッティングしたり、冷やしたシートマスクでじっくりと肌を落ち着かせながら、潤いをしっかり仕込むことで、その後の化粧ノリが良く、日中の皮脂分泌も落ち着きます。

    ●Recommend

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    とれたてベジローション」「ぜいたくベジミルク」


    Wセラミドや椎茸エキスなど、質の高い保湿成分を贅沢に配合した、保湿化粧水&保湿美容乳液。潤いと栄養をたっぷり届ける“お肌のごちそう”です。

    明日からさっそく丁寧なスキンケアに取り組めるように、いつもより5分だけ早起きしてはいかがでしょうか。潤いたっぷりのお肌を作って、化粧崩れ知らずの美しい夏を過ごしたいですね。

  • グッタリくたびれお肌に、癒しのスペシャル・コットンパック!

    グッタリくたびれお肌に、
    癒しのスペシャル・コットンパック!

    年の瀬押し迫る中、仕事にお付き合いにプライベートにお忙しいことでしょう。宴席も増え、お疲れ気味ではありませんか。

    また、寒さと乾燥にさらされる季節でもあります。内からも外からも、お肌がくたびれてしまうこの冬を、なんとか乗り切って美しさを維持したいものですね。

    今回は、いつもの化粧水で今夜からできる、癒しのコットンパックをおすすめします。週末やお出かけの前日だけでも、この冬から取り入れてみませんか? ツヤ肌なら、きっとパーティがもっと楽しくなりますね。

    コットンパックに期待できること

    化粧水は手よりもコットンでつける方が、よりまんべんなくすみずみまで化粧水を浸透させることができます。さらに時間をおく「コットンパック」は、さらなる浸透を期待できます。

    化粧水がしっかりと行き渡れば、キメが整い角質が柔らかくなって、乾燥による毛穴の開き、大人ニキビなどが改善されるでしょう。乾燥はくすみやちりめんジワの原因でもあるので、肌の加齢にブレーキをかけるために、毎日は無理でも、できるだけ頻繁に行いたいものです。

    では、基本的なコットンパックの方法をご紹介します。

    1 めくれる大判タイプのコットンを使う

    顔をしっかり覆える大判タイプがおすすめです。

    コットンパックには、フチのない、めくれるタイプの大きなコットンが使いやすいでしょう。

    薄いコットンの間に綿を挟んでフチを止めてあるタイプのコットンは、厚すぎて重みですぐに落ちてしまいますし、フチの部分が固くて肌にフィットしません。また、顔をしっかり覆えるように、大判タイプがおすすめです。

    フチのないコットンのほうがコットンパックにぴったり。

    めくれる大判コットンが見つからない時は、薬局やドラッグストアで「脱脂綿(カット脱脂綿)」として販売されているものでも良いでしょう。コットンよりも安く手に入ります。

    既にお持ちの普通サイズのコットンを使う場合は、枚数を増やしたり、繊維と平行方向に引っ張って伸ばしたりすると良いでしょう。

    2 パック前にしっかりと洗顔し、保湿する

    パックの前に汚れをしっかり洗い流し、保湿をしましょう

    コットンパックを始める前に、化粧水の浸透を高めるため、しっかりとした洗顔が必須です。クレンジングと洗顔を丁寧に行い、柔らかいタオルで優しくしっかりと水滴を拭き取りましょう。そして、いきなりパックするのでなく、化粧水を顔全体になじませ整えましょう。

    3 コットンの貼り方

    それでは、いよいよ具体的なコットンパックのやり方です。

    コットンの端まで化粧水をたっぷり染み込ませてから、一枚ずつ丁寧にめくります。脱脂綿の場合は厚さが均等になるように、薄く裂きましょう。裂いて5枚くらいまで増やせると良いですが、難しい場合はコットン枚数をプラスして、顔全体に貼れる数を用意します。これを乾燥しやすい場所に貼っていきます。

    コットンを伸ばしながら貼ります。

    まず、左右の目の下に貼ります。このとき、顔の中心からコットンを伸ばしながら、ほお全体を覆うように貼ると、ぴたっと密着します。それから、額にも一枚広く貼りましょう。残る鼻周りと顎にも貼り、顔全体がコットンで覆われるようにします。

    特に乾燥がひどい場合は、この上からラップで包むと、さらにしっかりとした浸透が期待できるでしょう。

    コットンパックの時間は、化粧水の保湿力にもよりますが、大体3分前後。いずれの場合も、5分以上放置するとコットンの乾燥がはじまり肌から水分を奪ってしまうので逆効果です。長時間貼りっぱなしにしないよう気をつけてください。

    4 乳液やクリームで、潤いを閉じ込める

    乳液やクリームでしっかりと水分に蓋をしましょう

    化粧水は、乳液や美容液などと違い、水分の蒸発を防ぐ油分が配合されていないものが多いため、たとえ丁寧なパックでしっとりしたとしても、そのままでは水分の蒸発を免れません。せっかく浸透させた水分を逃さないため、すぐに乳液や保湿クリームなどを使ってケアしましょう。

    いかがでしたか?

    乾燥の季節だからといって、特別なクリームや高価な化粧品を買い足さなくても、いつもの化粧水の使い方を少し工夫するだけで、見違えるようなツヤ肌になれるかも知れません。いつもの化粧水のポテンシャルを最大限に引き出すために、ぜひお試しいただきたいと思います。

    また、さらなるディープケアとしては、以前にご紹介した乳液パック(リンク:https://hadamanma.com/archives/1108)も有効です。併せてご参照ください。

    オススメ商品:とれたてベジローション

    Hadamanmaとれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

  • 秋の乾燥に負けない。乳液パックのディープケア

    秋の乾燥に負けない。乳液パックのディープケア

    日に日に寒くなり、乾燥が気になるこの季節。

    秋冬の季節は、春夏とは使う化粧品自体を変えて保湿に励んでいる方もいらっしゃることでしょう。

    しかし普段から良い製品を使っているのであれば、スキンケアに重要なことは何を使うかより、どう使うか。

    今までのケアでは乾燥が気になるからと、よりリッチなテクスチャの化粧品に手を広げるよりも、今手元に持っている化粧品を効果的に使いましょう。

    手作りパックは化粧水だけじゃない。

    市販のフェイスマスクやコットンを使ったローションパックは、今や常識。日常的に行なっている方も多いでしょう。

    しかし、「乳液パック」はいかがですか。

    肌に浸透する化粧水と違って、肌表面にとどまる乳液にはべたつきを感じると、つい避けてしまう方もあるかも知れません。

    しかし、水分と油分をバランスよく配合した乳液は、肌にうるおいをキープするための、大切なアイテム。

    一度やってみたらその仕上がりはうれしくなるくらい。肌がぷるんと喜ぶのが分かるでしょう。

    こんな方にオススメです。

    1 乾燥が気になる方

    2 毛穴やたるみが気になる方

    3 化粧ノリが落ちた気がする方

    今日から始める乳液パック

    乳液パックは簡単。ですが、まずはしっかりとした洗顔と、化粧水でのたっぷり保水が前提です。

    拭き取り洗顔で済ませてすぐパック、などということがないようにしましょう。時間のある日は、ローションパックの後に行うディープケアもオススメです。

    洗顔後化粧水で肌を整え、顔全体に乳液をたっぷり塗ります。さらにたっぷりの乳液を肌に乗せ、化粧水か浄水を染み込ませたコットンかティッシュで顔を覆い10〜15分ほど置きましょう

    1 洗顔後、化粧水で肌を整える

    2 顔全体に乳液をたっぷり塗る。

    3 さらにたっぷりの乳液を、肌の上に乗せる

    4 化粧水か浄水を染み込ませたフェイスマスクかコットンで顔を覆い、10〜15分ほど置く

    5 マスク(コットン)を剥がす。ベタつきが気になるようならティッシュで優しくオフする

    特別な日の前の「Specialケア」二枚のラップで鼻から上と下を覆います。

    フェイスマスクやコットンの代わりに、ラップで覆うディープケア。鼻の部分に穴をあけるか、2枚のラップの鼻の上と下に貼りつけます。保温されるため乳液が角質層により浸透しやすくなります。

    ※ただし、顔が火照りやすい方は、コットンやフェイスマスクのパックのほうがオススメです。

    朝のケアにもプチ乳液パックをプラス!

    丁寧に化粧水を染み込ませたあと、乾燥が気になるところに乳液パックをしましょう

    忙しい朝にも、カサつきが気になるときは乳液パックを軽くプラスしましょう。

    いつもの洗顔、化粧水の後、コットンに化粧水か浄水を染み込ませ、乳液を乗せてカサつく部分に貼りつけます。

    コットンが乾いてきたと感じたらすぐ剥がし、顔全体に乳液をなじませてからいつもの下地を塗り、メイクを行います。

    コットンを貼っている間にお弁当を作ったり、出かける準備を整えるなどして、忙しい時間を有効活用してください。

    もちろん、帰宅後の素早い洗顔は絶対条件。陽射しや皮脂の影響で、メイクは肌表面で化学変化を起こしています。なるべく早く落としてあげましょう。

    Hadamanmaの化粧水・乳液の保湿セット。

    Hadamanmaのオススメは、たっぷりの「とれたてベジローション」の後「ぜいたくベジミルク」で乳液パック。肌が生まれ変わるのを感じてください。

    とれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

    ぜいたくベジミルク

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-emulsion/

  • 秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    ギラギラの夏だけでなく、秋も冬も大人の肌に日焼け止めは必須。美意識の高い皆さまなら、きっとご存知ですね。

    秋の陽射しは、夏より弱く感じるかも知れませんが、波長の長いUV-Aが肌の奥まで届いて、シミやしわの発生に大きく影響を与えるので油断できません。

    それでは、秋冬と夏場では、効果的な日焼け止めの塗り方が違うというのは、ご存知ですか?

    今回は、季節ごとの日焼け止めの塗り方と注意点についてお話しします。

    秋冬の穏やかな陽射しの特徴を知る。

    1 陽射しの角度による問題

    夏場と秋冬での、陽射しの大きな違いとは、その強さだけでなく、射す角度。太陽が高い位置から照りつける夏と違い、これからどんどん陽射しは低くなります。

    夏場と秋冬での、陽射しの大きな違い。

    つまり、肌に感じる陽射しは穏やかに優しくなりますが、真上からだけでなく、斜めから横からと、さまざまな角度から紫外線が肌に当たるわけです。

    日傘や帽子では簡単に防げない、いろいろな角度の日光。その紫外線は、鼻や額などの高い位置だけでなく、顎下や首、手脚などにも直撃しています。

    2 陽射しの質による問題

    さらに、肌のハリを奪いシワの原因となる UV-Aの積算量は、夏場より秋から春にかけてのほうが多いというデータもあります。UV-Aは波長が長く、皮膚の奥まで入り込んで強力な光老化(フォトエイジング)を起こさせます。

    具体的には、

    ・角質層の保湿力を減弱させて、乾燥を引き起こす

    ・表皮のターンオーバーを遅らせて、肌の滑らかさを低下させる

    ・メラニンを増加させて、シミやくすみを増やす

    ・真皮のコラーゲンをはじめ、ヒアルロン酸なども減少させて、ハリや弾力を低下させる→たるみ・シワを増加させる

    涼しいからといって油断できないのが、この時期の紫外線なのです。

    刷り込んではダメ。軽く広げましょう。

    怪我したところに軟膏を塗りこむように、日焼け止めクリームを刷り込んでいませんか? それでは日焼け止め成分が薄く広がってしまい、効果は半減します。正しい塗り方は、軽くトントンと軽く置くように塗り広げます。

    顔なら額、両頰、鼻、顎に点で置いて、均一にムラなく塗るようにしましょう。ゴシゴシと指で塗り込まないように注意してください。この時、特に注意すべきことは下記。

    ・塗り直しをしないから、朝しっかりとムラなく。


    これからの季節は、涼しくて汗をかかない分、こまめな塗り直しをしなくなる人が多いでしょう。そのため、朝のメイク前にしっかりとムラなく塗っておくことが大切です。

    ・油分はしっかり馴染ませてから、少しずつ塗る。

    肌が乾燥する季節は、朝のスキンケアで入浴やクリームなどの油分を多めに使うことが増えます。このとき油分が肌に馴染みきっていないと、その上に塗る日焼け止めがよれたりムラになったりします。

    スキンケアで塗った油分がしっかりと馴染んでから、日焼け止めを塗るよう注意しましょう。

    ・うなじや耳の後ろも忘れずに。

    光老化をしっかり防ぎたいのに、つい塗り忘れがちなのが「うなじ」と「耳の後ろ」、「あごの下」「鼻柱」です。首は見た目年齢を左右する大事なポイントなので、きちんと守ってあげましょう。

    見た目年齢を左右する大事なポイント

    日焼けは乾燥を進めるお肌の大敵。

    これからの寒い時期は、乾燥が気になる方も多いでしょう。日焼けは、その乾燥をさらに加速させるのです。この時期は、日焼け止めを全身徹底させることと、十二分な保湿が、未来の肌のために何より大切。

    今夜も、しっかりと保湿してお休みくださいね。

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    肌の見た目を今すぐ変えるためのスキンケア、第一回目は「落とす」でした。
    メイクや汚れを一刻も早く落とすこと。
    油溶性洗顔(クレンジングミルクやクレンジングクリーム)と
    水溶性洗顔(フェイスウォッシュパウダーや洗顔フォーム)のW洗顔。
    たっぷりのすすぎで、角質層の水を全部入れ替えることの大切さをお話ししました。
    次は、「潤す」。保湿のお話です。

    保湿で、これだけはやっていただきたい、重要なポイントとは?

    「化粧水をたっぷり使う」ということです。
    これだけでも、肌の見た目は大きく変わってくると言っても過言ではありません。
    とにかくたっぷりと! 2週間ほどで、十分に肌の変化を実感するはずです。

    実は多くの方が使う化粧水の量は、理想量より圧倒的に少ないのです。
    メーカーが推奨する化粧水の量を確認したことはありますか?
    えっ!こんなに多いの?と思う方も多くいらっしゃるでしょう。
    これは、メーカーが化粧品の消費を早めて売り上げにつなげるために言っているのではありません。
    化粧水をたっぷり使って、丁寧に、徹底的に、角質層を保湿成分で満たす。
    まずは、これだけでも徹底してみてください。
    これがお肌を変えるポイントなのです。
    高級美容液を使うよりも、こちらの方がよほど効果的かも知れません。
    今回は、その方法を詳しくお話しします。

    多くのメーカーの推奨する化粧水の量は5ml。
    小さじ1杯程度です。

    化粧水をたっぷり使うと、いいこといっぱい。

    保湿のポイントは、下記の3つです。

    1 洗顔後できるだけ早く、コットンでたっぷりと化粧水をつける。

    2 乾燥しがちな部位には、重ねて保湿。

    3 化粧水の浸透を待って、乳液。気になる部位には重ねづけ。


    え、たったこれだけ?と不安になるかも知れません。
    化粧水と乳液の他に、美容液やクリームなど、何種類も使っている方もあるでしょう。
    年齢とともに、シンプルケアでは足りなくなって……という声も聞こえます。
    でも、まずは基本の化粧水と乳液。
    大切なのは、その使い方なのです。
    時間がないからパパッとつけて、はいおしまい、とやっていませんか?
    化粧水は手のひらに出して、サッと馴染ませるだけでクリームを塗っていませんか?

    量をたくさん使う保湿には、こんなにいいことがあるんです。

    ●つねに角質層に水分たっぷり。

    ●まず見た目の、肌の質感が違ってくる。潤いや透明感、肌のツヤ、柔らかさが出てくる。

    ●乾燥しにくい。

    ●潤いが角質層にたっぷりあると、刺激に強くなる。紫外線や大気汚染などの刺激にも強くなる。(乾燥していると紫外線も奥まで入って来やすい)

    ●刺激に強いので、ダメージを受けにくく、肌はさらに健康に。

    手指よりコットン保湿を推奨する理由。


    洗顔の後は、まず化粧水で肌をクールダウンしましょう。
    お風呂上がりなど、火照った赤い肌をそのままにしては乾燥のもと。
    そして化粧水は、手ではなくぜひコットンを使って肌にあげてください。
    コットンを使う理由はいくつかあります。
    まず、手の温度で化粧水を蒸発させないためであり、
    顔の細かい凹凸やシワの間までしっかりと潤いを届けるためでもあります。
    また、手の角質は顔の角質より厚く、化粧水をより吸収するので、
    顔につけられる量が減ってしまうのです。すると、何度も何度も繰り返さなくては、
    コットンと同じ量の化粧水を使えないということになり、不経済です。
    また、パッティングするとき指の力が直接肌に当たると、肌を傷めてしまいます。


    具体的な方法は、まずコットンにバシャバシャとたっぷり化粧水を出し、
    軽く押さえるようにして顔全体になじませます。
    次にコットンを指に挟み、そっと肌に当て、肌から5mmほど浮かせてまた肌に当てる。
    この動きを小刻みに、優しく繰り返します。強く叩かないよう気をつけて。
    肌に手が吸いつくような感触になるまで、これを繰り返してください。
    こうして、角質層の奥、すみずみまで保湿します。


    朝は、しっかりと水分が入りきって、肌に水滴が出るくらいまでが目安。
    夜は、お風呂上がりなら、火照った肌がおさまり、ひんやりとするまでが目安。

    冷房の風に直接当たったなど、特に乾燥が気になる日はローションマスクも効果的。
    化粧水をひたひたに染み込ませたコットンを、気になる部分に5分ほど貼るだけ。
    高価なパックや専用のマスクを買う必要はありません。


    化粧水の量が少ないと、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまいます。コットンがひたひたになるくらいが目安。気になる部分には数回に分けて重ねましょう。

    乳液は、化粧水が浸透してから。

    ざっと全体を保湿しただけで、すぐに乳液を重ねるのも、良くありません。
    顔や首の部分によって、乾燥を感じやすい場所には化粧水を数回重ねます。
    肌表面から水分のテカリがなくなり、指に吸いつくような感覚になるのを待って
    次のステップに進みます。化粧水がまだテカテカ表面に残っているのに
    すぐ乳液を重ねてしまっては、成分が充分に浸透しないからです。

    乳液を適量手のひらにとって、顔だけでなくデコルテまで塗り広げます。
    首から胸元にかけてのデコルテには、年齢が出やすいので
    乳液の滑りを活用して、マッサージするのは良いケアです。
    手で、軽くおさえてなじませてください。
    乾燥が気になる部分には重ねづけします。


    浴室を出てすぐ保湿できるよう、洗面台に化粧水を置き、
    馴染んだころに乳液を塗るため、リビングに乳液を置くのも有効なアイデア。
    乾燥の気になる方は、洗面台とリビングや自室のドレッサー両方に
    化粧水を置いておいても良いでしょう。
    たっぷりの化粧水を、ご馳走のように肌に与えていれば、
    高価な美容液など必要ないと思えるかも知れません。

    使い続けて、肌に合わなくなってきたら?

    ずっと使っていて、物足りなさを感じるようなら、まずは量を多くしてみましょう。
    肌にしみるなど何らかの違和感が出てきた場合は、使用を控えてください。
    赤くなったり、ピリピリ染みる部分などには使用しないようにしてください。
    またそれほど酷い症状でなければ、清潔な飲料用水(浄水)で
    濡らしたコットンに化粧水を含ませたり、乳液を薄めて使用する方法もおすすめです。


    『Hadamanma Cosmetics』の化粧水と乳液は、食べ物由来成分をたっぷり配合して作られています。ていねいにケアをすればするほど、肌がしっかりと潤ったことを感じていただけるはずです。

    いかがでしたでしょうか?
    「化粧水をたっぷり使う」
    「保湿を徹底することが、肌の未来を守る」
    これは、肌の見た目を変えるために、いちばん効果的であり、すぐ実践できることです。
    続けることで、ツヤ、透明感が変わってくるのを感じていただけるはずです。
    ぜひ、取り組んでみてください。

    では、次回は「守る」。
    肌の敵と、敵から身を守る方法について、お話ししますね。