グッと寒くなってきて、冷えや乾燥による肌荒れが気になりますね。今回は秋にぴったりの、肌の老化を防ぐ栄養たっぷりレシピをお届けします。
秋になると食べたくなるきのこですが、そのまま食べるより干したほうがビタミンDがぐんとアップして旨味も倍増です。やり方は簡単。買ってきた時の袋から出して、ほぐして半日から1日の間、日光に当てるだけ。
そして、寒い時期に特においしい鮭。アスタキサンチンなどの栄養が豊富で、高い抗酸化力で老化につながる活性酸素を減らしてくれます。そんな美容や健康にうれしい効果が注目され、鮭は近年「スーパーフード」や「食べる美容液」なんて呼ばれることも。見逃せない美容食材です。
これらを組み合わせたボリュームたっぷりのブルスケッタは、ランチにもおつまみにもぴったりなので、ご家族みんなに喜んでいただけるでしょう。
材料 (2人前)
※( )内は摂れる栄養素
▼干しきのこ用
しめじ 1パック(ビタミンC・ビタミンD・ビタミンB群)
エリンギ 1パック(ナイアシン・ビタミンD・β- グルカン)
舞茸 1パック(タンパク質・ビタミンD)
▼きのこのオイル煮用
オリーブオイル 50cc
水 50cc
ニンニク 1片
鷹の爪 1本
ドライトマト(あれば) 10g
醤油 小さじ2
▼ブルスケッタ用
鮭(うす塩/切り身) 2切(タンパク質・アスタキサンチン)
バゲット(ソフトタイプ) 2枚
パセリ 適宜
黒胡椒 適宜
下準備
〈下準備1〉干しきのこ
きのこ類はすべて根を切り落とし、ほぐしてザルなどに広げ、日光に当てておく。
半日~1日ほど経って、ある程度水分が飛んだらOK。
〈下準備2〉きのこのオイル煮
ニンニクは潰し、鍋に醤油以外の材料を入れて弱火にかけ、香りが立ったら干しきのこ、醤油を入れて混ぜる。
蓋をして5~6分煮て、全体がクタッとしたら火を止める。
※一晩寝かせると味が馴染むので、できれば前日に準備する
きのこのオイル煮は、瓶に詰めて冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。千切りキャベツやパスタ、ご飯にのせてもおいしく召し上がれます。そのままより、一度火を通すと香りが立ちます。
「干しきのこと鮭のブルスケッタ」作り方
1 鮭は骨を取り、フライパンで両面焼く。この時、きのこのオイル煮を一緒に焼き、鮭にきのこの香りを移す
2 バゲットは2~3cm厚に切り、こんがりトーストしておく
3 1をバゲットに乗せ、パセリ、黒胡椒を振る
たっぷり具を乗せるため、バゲットはソフトタイプを使い、固くなる前にいただきましょう。鮭ときのこのオイル煮を一緒に焼くことで、鮭にきのこ香りが移って味のなじみがよくなります。
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。