カテゴリー: さまざまなお悩み

トラブルが怒る原因と仕組みを解説

  • まるで荒野? 冬のカサカサ肌をレスキュー!目指せ、もっちりやわらかマシュマロ肌

    まるで荒野? 冬のカサカサ肌をレスキュー!
    目指せ、もっちりやわらかマシュマロ肌

    外に出れば北風がビュービュー、室内ではエアコンの風が吹きつけて、私たちの肌から大切な潤いを奪い取っていく、厳しい季節です。

    冬の肌悩みは、やっぱり「乾燥」!

    せっかく念入りに保湿したのに、夕方気づけば目元に、口元に、まるで荒野のようなひび割れが……! 恐ろしい話です。

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    粉拭きや化粧崩れも気になりますが、それより深刻なのは、肌が固くなり老化が進むこと。潤いがなくなると肌はバリア力を失い、とても敏感になってさまざまな肌トラブルを起こしやすくなります。

    固くゴワついた「ひび割れ肌」を、ぷるぷる弾む「やわらかマシュマロ肌」にするために、今日からしっかりと対策しましょう。

    塗る前に、落とす!
    保湿の要は「洗顔」にあり。

    年代を問わず、多くの人が悩む「乾燥」トラブル。

    特に空気中の湿度が下がるこの季節は、普段乾燥肌ではない人でも、カサつきが気になってくるのではないでしょうか。何度も化粧水を重ね付けして、乳液、オイル、美容クリームと、フルコースで念入りにケアしている方も多いことでしょう。

    もちろんそういった「補う」ケアも重要ですが、もうひとつ気をつけていただきたいのは、その前の「洗顔」!

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    洗面所の冷たい水がイヤで、朝晩の洗顔が億劫になっていませんか? 冬場はあまり汗をかかないし、乾燥肌の刺激になってはいけないからと、洗顔をかるく済ませている方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、それでは逆効果。汚れがうまく落とせていないと肌が荒れて乾燥が進んでしまいますし、良い化粧品を使っていても、せっかくの保湿・美容成分の浸透が妨げられてしまうのです。

    潤い肌づくりの第一歩は、洗顔から。カチコチに固くなった荒野にいきなり肥料を撒くのではなく、まずはたっぷり水をあげて「ほぐす」イメージで、しっかり洗いましょう。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    汚れをしっかり落とすために、洗顔料を使う前に、角質層が水を吸って柔らかくなるまで「すすぎ洗い」をしてみてください。冷たい水は刺激となることもあるので、人肌程度のぬるま湯を使います。

    汚れが落ちやすい状態になってから泡洗顔を行うと、洗い上がりが全然違うはずですよ。

    ▼正しい洗顔方法は? こちらもチェック!

    すっぴん力を上げる! 正しいクレンジング&洗顔法

    毎日のスキンケア・ルーティンの中で、汚れ落としはおざなりにしやすい行程です。固くゴワついた冬肌を柔らかくするためにも、もう一度正しい手順をおさらいして、毎日ていねいな洗顔を心がけたいですね。

    保湿している“つもり”にご注意!
    「量」と「つけ方」を見直そう。

    汚れをしっかり落としたら、次は保湿です。

    乾燥対策のため、高保湿なしっとりタイプの化粧品を使っている方も多いでしょう。でも、それだけで油断は禁物。的確な使い方ができていないと、せっかくの保湿効果も半減してしまいます。今一度、正しい化粧水の使い方を見直してみましょう。

    特にしっとりタイプの化粧品を使っていると、リッチなテクスチャに安心して、使用量が少なすぎる方もたまにいらっしゃいます。きちんとメーカーの規定量を使っているかどうか、もう一度確認してみてくださいね。

    特にひどく乾燥する季節は、規定量をまんべんなくつけたあと、少し時間をおいてから気になるところに重ねづけしていくのも効果的です。

    コットンパックなど、応用のテクニックを試してみるのも良いでしょう。週に一度のスペシャルケアを、冬の間は三日に一度にするなど、厳しい季節を乗り切る工夫をしてみてください。

    化粧水だけでなく、乳液やオイルで油分補給も忘れずに。油分でフタをして水分の蒸散を防ぎ、肌をもっちりと柔らかく保ってくれます。マシュマロ肌づくりには欠かせないステップですね。

    乾燥しやすいポイントは、
    刺激要因を取り除こう

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    顔の中でも乾燥しやすいのが、目元・口元。

    もともと皮膚が薄いところなのに、よく動かし、さらにポイントメイクも行うため、乾燥や肌荒れが起きやすい部分です。

    メイク残りやこすり洗いによる刺激はトラブル悪化の原因です。落ちにくいポイントメイクは専用のリムーバーできちんと落とすこと。できるだけこすらないように、洗い方も見直してみてください。

    あまり荒れているときはメイクを少しお休みして、清潔に保つことを第一に心がけましょう。

    また、鼻をかむことが多い冬は、小鼻周りの皮剥けに悩む方も多くいらっしゃるでしょう。何度もティッシュが触れることで潤いが奪われ、摩擦によって皮膚が傷ついてしまうのです。顔の凸凹部分は手が届きにくいところなので、洗顔料の洗い残しやスキンケア不足が原因となって肌荒れしている場合もあります。

    細かいところまで忘れずに、丁寧に洗顔、すすぎ、スキンケアしてあげましょう。皮剥けがひどいところ、乾燥で固くなったところにはクリームやバームを塗って、しっかり保護してあげてくださいね。

    食品屋さんのオススメ!
    内側からも潤う、「食べるスキンケア」

    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    スキンケアは、外側からのお手入れだけではありません。体は食べたもので作られるので、美しい肌のために健康的な食生活は欠かせません。まじめにスキンケアしているのになかなか肌の調子が戻らないと思ったら、一度食事の栄養バランスも見直してみましょう。

    食べ物がおいしい季節ですが、年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎの影響が残る時期でもあります。宴会料理は糖質やアルコールが多い一方で、野菜は少ない傾向にあります。ビタミン・ミネラル不足が続くと、肌荒れは治りにくく、健康な肌も作られにくくなりますね。

    さらに気をつけたいのが、タンパク質不足。冬太りしないように肉料理を控えたヘルシーメニューを心がけている方もいらっしゃるかもしれませんが、お肉の摂取が少なくなると、肌づくりの大切な材料であるタンパク質やコラーゲンが不足しがち。原料不足の肌は新陳代謝が低下し、ハリや弾力もなくなってしまいます。潤いを失った肌は、ゴワゴワの「ひび割れ肌」へまっしぐら!

    あまりお肉を遠ざけず、野菜と一緒にバランスよく食べれば、代謝や体温も上がりやすくなり、肌づくりもスムーズに行われるようになります。

    どうしてもお肉を控えたいときは、豆腐や納豆などの大豆製品を食べたり、プロテインを活用したりして、タンパク質補給を他で意識しましょう。

    ●Recommend

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    女性に不足しがちなたんぱく質と栄養素をたっぷり補える、“美容専門”プロテイン。運動やダイエット時の栄養補給はもちろん、食べ過ぎた翌日や栄養不足時のリセットにもおすすめ。

    九州まーめん

    糖質の摂りすぎが気になる方に! 九州産大豆のみを使用した、大豆100%麺なら、糖質をしっかりオフしながら、良質な大豆タンパク質も摂取できる。

    タンパク質と同時に、適度に摂取したいのが「脂質」。

    適度な油分が補給できていないと、お肌がカサつきやすくなります。高カロリーな動物性の油ではなく、お魚やナッツなど、不飽和脂肪酸の多い食材がおすすめ。体の中でもサラサラのヘルシーなオイルを補給しましょう。

    ななつのしあわせミックスナッツ

    「美容の油」が豊富なナッツは、潤い肌づくりにも嬉しい食材! 少量ながら良質なタンパク質を含んでいるので、ヘルシーおやつとして常備しておきたい。

    フラックスシード

    アマニオイルの原料でもある、スーパーフード。必須脂肪酸であるα-リノレン酸や、ポリフェノールの一種であるリグナン、そして豊富な食物繊維が、美と健康をサポート!

    * * *

    ひび割れた荒野のように乾燥した肌を、マシュマロみたいにふわふわのもっちり肌へ。肌にとっていちばん厳しい季節だからこそ、普段よりさらに愛情をかけて、お手入れしてあげたいですね。

    食事を楽しんで、じっくりお風呂に入ったあとは丁寧に保湿して。外から内から、トータルなスキンケアをしていきましょう。

    肌の状態は毎日違いますし、生活習慣や環境、年齢とともに肌質が変わることもあります。今日の肌に、潤いは足りているか? いま使っている化粧品は、本当に自分に合っているか? 時折見直したいものですね。

    忙しい大人にはそんな当たり前のことが難しいときもありますが、一生そばにいる、大切な自分のお肌です。誰よりも手をかけてかわいがって、抱きしめたくなるふわふわの肌にしてあげましょう!

  • いくつになっても輝く、本当の美しさとは?自分を愛し続ける「エイジングケア」を目指して。

    いくつになっても輝く、本当の美しさとは?
    自分を愛し続ける「エイジングケア」を目指して。

    明けましておめでとうございます。

    本年も、Hadamanmaならびにタマチャンショップをよろしくお願い申し上げます。

    さて、新年最初のコラムです。

    今回は、私たちの考える「美しさ」について、少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

    2020年。
    女性の二人に一人が50歳以上に。

    まだ20~30代なのに年齢を隠したがったり、「xx歳に見えない」が褒め言葉になったり。日本では女性の美しさを判断するとき、とりわけ「若さ」に価値が置かれているように思います。

    おしゃれをしているミドルやシニアに、「年甲斐もなく……」と批判する人も少なくありません。「女性は若い方が価値がある」という封建的な価値観が、いまだに根強く残っているのでしょう。

    でも、本当にそうでしょうか。

    人は、どんな人でも生まれてきた時点で唯一無二であり、ほかにない価値を持つ存在。その価値には老いも若きも、性別さえも、関係ない。それどころか、人は日々成長し、人としての価値はますます高まってゆくと、Hadamanmaは考えます。

    超高齢化社会と言われますが、ご存じでしょうか、今年はついに女性の過半数が50歳以上になるということを。さらに2年後には、全人口の過半数が50歳以上になるそうです。

    そんな時代にあって、誰にとっても自然で避けようのない「老い」を、マイナスと捉えるのはとても悲しいことではないかと思うのです。

    若さより、若々しさ。
    自分を愛し続ける技術を。

    とはいえ、やはりいつまでも若々しくありたいという気持ちは、誰にでもあるものです。実年齢より若く見える人たちを、羨ましく思うときもあるでしょう。

    薄化粧でも、華やかに見える肌ツヤ。朝から元気よく、いつもハツラツとしていて、週末にはとびっきりのオシャレをして出かけていく。

    そんな「若々しさ」を担うのは、もちろん肌や体のすこやかさでもありますが、何よりもいきいきとした明るい表情ではないでしょうか。若々しく、その人らしい魅力がある人って、いつも瞳に輝きが宿っていて、楽しげな表情を持っていませんか?

    そういう人はきっと、自分を大切にできる人だと思うのです。

    若い外見だけに捉われず、「自分らしさ」を大事にしている人。自分を大切に、時間を大切に過ごし、きちんと自分を愛することができているのです。

    「愛するに足る人物になる」とか、「自己肯定感を高める」とか、そんなふうに捉えると難しい話になってしまいますが、もっと単純で良いのかもしれません。

    例えば、自分をしっかり見つめて、必要に応じて学んだり反省したり、問題があるときは、逃げずに原因を探して冷静に対応したり。がんばった自分をちゃんと褒めて、疲れたときはゆっくり休んで、ストレスを解消して。

    そんなふうに自分と真剣に向き合っていくことで、少しずつ自分を好きになっていくはず。自分のことを理解し、自分らしく過ごせるようになれば、私たちは何歳であっても、いきいきと若々しくあり続けられると思うのです。

    肌と向き合えば、自分が分かる。
    自分を慈しむ、スキンケア。

    自分を愛する技術。その一つの簡単な方法が、毎日の「スキンケア」です。

    鏡の中の自分がどんよりしていたら、気持ちも落ち込んでしまいますよね。まずは毎日丁寧にスキンケアをして、自分にきちんと向き合ってみませんか。

    肌は、そのときの健康や精神状態が顕著にあらわれるところ。毎日きちんと鏡を見ていれば、その日のコンディションがよくわかるはずです。不調に気づいたら、その原因を探り、丁寧に対応してあげましょう。

    昨日の食事は? ストレスは? 最近よく眠れているかな?

    肌から自分の生活を振り返って、足りないものがあれば補ってあげる。だんだん、いまの自分にとって何が必要かわかるようになる。

    それが「自分を大切に扱う」ということです。

    ちゃんと向き合ってあげれば、肌は応えてくれます。いきいきと艶やかに輝き出せば、心も明るくなるでしょう。

    そこで自然にこぼれる自信や表情の明るさ、笑顔こそが、本当の美しさです。周囲の人を惹きつける、あなた本来の魅力。人生の中で磨かれたそれは、誰にも奪えない宝物です。

    いくつになっても、美しく。
    体の両面から、自分を磨こう。

    老いも若きも、すべての人が自分を大切に、元気できれいでいられる時代を作りたい。それが私たちの想いです。

    美容の世界には「アンチエイジング」や「エイジングケア」という言葉がありますが、できれば「アンチ」と言ってエイジング(加齢)を否定するのでなく、年齢を重ねた自分も大切にして、磨き続けていきたいですね。それが本当の「エイジングケア」なのかもしれません。

    食品屋であるタマチャンショップが手がけるスキンケアブランド、Hadamanma。「しあわせ食」をキーワードに、今年も、体の内側と外側の両面から、皆さまの美と健康のお手伝いをさせていただきます。

    何歳になっても、「食」はすべての基本です。体に良いもの、季節に合ったもの、体調の不備を補うものを選んでおいしく食べることが、身も心も豊かにします。

    そして、食事と同じように、毎日のスキンケアも丁寧に。不調を見つけたら放置せず、しっかりケアしてあげることで、肌は美しく輝き出します。

    自分を愛し、磨き続ける。

    そんな皆様のお力になれるように、今年も、栄養いっぱいのスキンケアコスメをはじめ、おすすめの美容食や、食品屋ならではの美容・健康情報をどんどん発信してまいります。

    あなたとあなたの大切な人の、美しく健やかな暮らしのお供として、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 予定もカロリーも過多な年末。楽しみながら美肌と美ボディをゲットしよう!

    予定もカロリーも過多な年末。
    楽しみながら美肌と美ボディをゲットしよう!

    今年も一年でいちばん忙しくも楽しい時期がやってまいりました。すでに早めの忘年会のあった方もいらっしゃるでしょう。

    ごちそうを食べたりお酒を飲んだりする機会が増え、食事の時間帯も遅く、長くなりがち。栄養バランスを特に崩しやすい時期でもありますね。

    さらに仕事や勉学も忙しく、運動する時間を取りにくい、代謝が落ちて冷えやすい、睡眠が不足しがち、ストレスや疲れが溜まってくる……と、体にとってはなかなか厳しい時期です。肌の調子がすぐれないことも多いでしょう。

    そんな季節だからこそ、体のメンテナンスが大切です。ちょっとした食事の取り方から、忙しい毎日の中でも美しくなれるポイントがあります。早速ご紹介しましょう。

    “美しく飲む”会食テクニックと
    おやつ選びのポイント。

    忘年会やパーティなどの席では、「栄養バランスを考えて、私はヘルシーな定食を……」なんてオーダーはできません。あらかじめメニューを決められていることも多く、十分にバランスのとれた食事をすることは困難です。

    せめて、野菜から食べ始める「ベジファースト」を実践してはいかがでしょう。糖質が多い食品の前に、ヘルシーな野菜をおなかに入れることで、血糖値の急上昇を抑える方法です。

    サラダがなくても、肉料理に添えられているレタスやパセリをさりげなくいただいたり、お刺身と一緒にツマもいただくようにしたり、貴重な野菜を逃さないよう意識してみましょう。

    理想は、お肉や揚げ物を食べるとき、同じ量の野菜を食べることですが、パーティ料理でそれは難しいかもしれません。そんなときはサプリメントを活用して、ビタミンや食物繊維不足を補うことも有効です。

    あまり「こうすべき!」「あれは禁止!」と固く考えると、ストレスが溜まってしまいます。夜のパーティに備えて、朝昼にヘルシーメニューをチョイスしたり、食べ過ぎた翌日は食事量を調整したり、トータルでバランスを取ると良いでしょう。

    3日を1クールとして、「昨日の不足分を取り戻そう」「明日に備えて控えよう」など、ゆるめに考えると気持ちが楽になりますね。

    たとえば、タマチャンショップには栄養いっぱいの美容ドリンクや、ドライフルーツやナッツなどの健康的なおやつがいっぱい。

    無理に節制しようと厳しく考えず、おいしく栄養補給ができるヘルシーなアイテムを活用しながら、栄養コントロールを楽しんでください。

    ▼毎日の食事に、気軽にプラス!


    ナチュラルな30種類の素材でつくった食物繊維パウダー「八百屋ファイバー」で、野菜不足の不安を解消! 毎日のドリンクや料理にパパッと混ぜるだけで、食物繊維を手軽に補給できます。


    栄養不足を補いたい方は、豊富な野菜・果物発酵エキスや、補酵素ビタミンCがたっぷりの酵素ドリンク「みらいのこうそ」や、生野菜を超えるビタミン・ミネラルの含有量を誇る「母なるスムージー」がおすすめ。

    ▼おやつ選びもヘルシーに!


    仕事や家事でクタクタのとき、適量のおやつは良い気分転換になりますね。しかし、おやつ選びを間違うと、肌荒れや肥満で、別のストレスを抱えることに。砂糖や化学調味料たっぷりのスナック菓子ではなく、なるべく健康的なものを選んでみましょう。

    いりことアーモンドのぽりぽり食感が美味しい「OH! オサカーナ」や、塩や油も不使用、無添加ナッツ7種を使った「ななつのしあわせミックスナッツ」 がおすすめです。

    体を芯からあたためて、
    太りにくい体質をつくろう。

    これまでもたびたびお伝えしてきたように、「冷え」は美容の大敵です。

    体が冷えて代謝が落ちると、太りやすくなるだけでなく、体の隅々まで酸素や栄養が行き渡りにくくなり、肌や髪にダメージを与えます。血流が悪くなるため、くすみがちにもなります。肌の色が沈んでいると、せっかくのパーティでもおしゃれがイマイチ決まりづらいですよね。

    普段の生活習慣で、内側から「冷えない体」を作るよう心がけましょう。ゆっくりお風呂に入ったり、手足やお腹まわりを温めたり。口にするものも、体を冷やさない食材を選んでください。

    たとえば、大好きなコーヒーを冬の間だけ我慢して、紅茶を飲むようにする。コーヒーは血管を縮め、体を冷やす飲み物だからです。水分やカリウムの多いきゅうりやトマトも体を冷やすので、寒い時期は生食は避け、加熱調理して温かくいただきましょう。

    辛い食べ物は体が温まるイメージがありますが、唐辛子のカプサイシンには発汗作用があるため、一時ぽかぽか暖まったように感じても、かえって体が冷えることがあります。他の「あたため食材」をうまく取り入れながら、もし汗をかいたらしっかり拭くなどして、体を冷やさないように注意しましょう。

    ごぼう、人参、レンコンなどの「根菜」や、「冬が旬のもの」「寒い地域でとれるもの」も、体を温める食材です。白菜、ねぎ、カリフラワー、りんご、さくらんぼなどです。まぐろ、鮭、鯖、カツオなど北の海の魚も該当します。

    あたため食材の代表格である「生姜」は、飲み物や料理に活用しやすいアイテム。紅茶に入れて生姜紅茶にするもよし、お鍋に入れるもよし。和食なら紅生姜が合いますね。

    生姜は安い時にたくさん買って、すりおろしやみじん切りなど使いやすい状態で小分けにして冷凍保存しておくと、使いたい時にパッと使えて便利です。チューブやパウダー状のものを活用するのも一手ですね。特にパウダー生姜は常温保存ができて、持ち歩きにも適しています。

    ▼体を温める生姜アイテム!


    みらいのしょうが

    九州産生姜を100%使用した、無添加の生姜パウダー。通常の約4倍の辛味・香りを誇る「黄金生姜」と、それをさらに熟成・発酵させ、巡り成分ショウガオールが約23倍にも増した「熟成黒生姜」をW配合。普段の料理やドリンクに少量入れるだけで、ぽかぽかのジンジャーメニューに早変わり!

    また体を芯から温めて癒すには、ぐっすり眠るのがいちばんです。

    冷えていると眠りにくく、さらに睡眠不足が加速します。睡眠不足と冷えの悪循環を断ち切らなければ、お肌までグッタリ疲れてしまうのですね。「良い眠り」のために、どうぞHadamanmaの過去の記事もご参照ください。

    * * *

    食べ物が美味しく、ご馳走をいただく機会が多くて栄養過多になりがちな冬は、少し気をつけるだけで栄養不足を解消しやすい季節でもあります。

    日頃から栄養バランスに気を配り、駅やオフィスではなるべく階段を使うなど運動不足にも気をつけて、スキマ時間には好きな本を読んだり音楽を聴いたりしてストレスを溜めずに暮らすことで、楽しく美肌と美ボディを叶えられると良いですね。

    さあ、できることから少しずつ、一緒に今日から始めましょう。

  • 肌タイプ別、乾燥対策!潤いスキンケアと食事のアドバイス

    肌タイプ別、乾燥対策!
    潤いスキンケアと食事のアドバイス

    赤ちゃんを見ると、その吸いつくようにきめの細かい肌の美しさに、思わずうっとりしてしまいますね。私たちも、生まれた頃はそうだったはず。なのに、いつの間にこんなにいろいろな肌悩みを抱えるようになってしまったのでしょう。

    生まれたての赤ちゃんの肌は、水分たっぷりで油分とのバランスも取れている理想的な状態。トラブル肌の多くは、この水分と油分のバランスが崩れていると言われます。解決のためには、まず自分のトラブルタイプを知りましょう。

    今回は、トラブルタイプ別のスキンケアをはじめ、食品屋さんならではの「食」改善のアドバイスもご紹介してまいります。

    1. 慢性的な「乾燥肌」タイプ

    常に油分が少なくて、水分も少ない。典型的な「乾燥肌」タイプ。

    顔全体が乾燥し、手触りがカサカサ・ゴワゴワしたり、白っぽく粉吹きしてポロポロと薄皮が剥がれたりしやすい人です。特に洗顔や入浴の後は、つっぱり感などの不快感を覚えることもあるでしょう。

冬に限らず、夏場でも乾燥悩みが続く人も少なくありません。ひどくなると、かゆみやほてり、ひび割れやあかぎれなど、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。

    乾燥ダメージが深まると老化を加速させてしまうので、一刻も早くケアしてあげたいですね。こういったタイプは、水分と油分の両方が不足している状態なので、念入りな水分補給と、それを逃さないように油分での保護が必要です。

    まずは、水分を補うための丁寧な保湿ケア。自分が思っているよりもたっぷりの化粧水を使いましょう。メーカーの規定量を守って、特にカサつくところには追加して二度三度と重ねづけを。角質層が柔らかくもっちりと吸い付く感触になるまで、潤いを補ってあげます。

    しっかり潤ったら、水分が逃げないように油分でフタをします。乳液やクリーム、オイルなどを活用しましょう。

    高保湿タイプの化粧品を使っているのに、乾燥が改善されない……というときは、もしかすると化粧水のつけ方や、油分のフタが十分にできていない可能性があります。毎日のことでつい惰性になってしまいがちなスキンケア。たまに見直すと、改善点が見つかるかもしれません。

    スキンケアを見直したら、次は食事

    このタイプの方は、肌の保水力を高めて、低下気味のターンオーバーを活発にするために、有効な栄養を普段からたっぷり補給していきましょう。


    とにかく、美肌づくりに欠かせないのは「タンパク質」。肌細胞の材料になる大切な栄養です。肉、魚などの動物性タンパク質と、大豆などの植物性タンパク質があるので、バランスよく摂っていきましょう。

    よく聞く「アミノ酸」や「コラーゲン」も、タンパク質の一種です。肌の保水力をアップしたいなら積極的に摂取したいですね。コラーゲンの体内合成には「ビタミンC」も重要なので、ぜひ一緒に摂取してください。

    ビタミン類は美肌づくりに欠かせません。ビタミンCはもちろん、皮膚や粘膜をすこやかに保つ「ビタミンA」、血行促進と新陳代謝をUPさせる「ビタミンE」、そして肌代謝をサポートする「ビタミンB群」に注目です。

    Aは緑黄色野菜や、レバー、魚介類から。Eはナッツ類やアボカドに豊富です。ナッツやアボカドは良質な油分も摂取できるので、乾燥肌の方には特におすすめの食材。B群はレバーなどの肉や魚介類で摂取できます。

    各栄養素は普通の食事から摂るのが理想的ですが、鉄分やビタミンB群など食材からは摂取しにくいものもあるため、効率的に摂取したい場合はサプリメントを活用しましょう。中でもコラーゲンは「コラーゲンペプチド」を選ぶと、吸収効率が良いと言われています。

    食材をいろいろご紹介しましたが、特に魚はタンパク質、ビタミン、ミネラル、そして細胞膜を作るのに役立つ不飽和脂肪酸も摂れる、栄養の宝庫です。ヘルシーですし、美しくなりたいなら毎日でも食べたい食材ですね。

    ●Hadamanmaの栄養マメ知識!

    ダイエットの観点から避けられがちな「」ですが、実は保水成分として体に水分を抱え込む性質を持っています。だから、糖質をカットすると抱えていた水分を排出するので、急速に体重が減るのです。むくみは減りスッキリしますが、体内の水分量が極度に減って、肌の潤いやハリが失われる原因になることも。

    ダイエットやボディメイク目的の糖質制限はあくまで適度に行いましょう。もし実践するときは、十分な水分補給を心がけて。バランスの良い食事を、腹八分目で続けていきたいですね。

    2. 部分的に乾燥しやすい「混合肌」タイプ

    全体が乾いているわけではなく、目元・口まわりだけ乾燥しやすい人。「混合肌」とも言われるタイプです。

    目元、口まわりはそもそも顔の中でも皮膚が薄く、「弱い」部分です。体の不調が表れやすく、乾燥しやすいポイントなので、加齢とともにシワもできやすいのです。

    弱いところなのにポイントメイクを施す場所でもあるため、摩擦刺激を与えやすく、肌荒れの原因となります。アイシャドウやライナーなど、強く擦るような塗り方をしていませんか。また、髪の毛が触れることも多く、知らず知らずのうちにダメージが蓄積している可能性があります。

    顔の凹凸部分のため、スキンケアにムラが出やすいところでもあります。細かいところに洗い残しがあったり、化粧水がきちんと行き届いていなかったり……そんな小さなことの積み重ねが、ポイント乾燥や肌荒れを招いていることも。

    また、口まわりは乾燥しているのにニキビができる場合があります。乾燥によって角質層のターンオーバーが乱れ、毛穴がつまりやすくなることが主な原因とされます。あるいは胃腸の調子が悪かったり、ストレスなどでホルモンバランスが乱れたりすることでも、皮脂が過剰分泌される場合もありますが、肌が乾燥していると、より症状を悪化させてしまうのです。

    このタイプの方の改善方法は、下記のようなことが考えられます。

    まず目元・口まわりは顔の中でもっともデリケートな部位ということを念頭に、毎日のスキンケアを丁寧に行いましょう。化粧水や乳液も塗りムラがないように、細かいところまでしっかりケアしてあげます。摩擦にならないように、特にやさしく行いましょう。

    特に目の周りにかゆみや乾燥が出やすい人の中には、ポイントメイクの洗い残しが原因となっている人もいらっしゃいます。しっかりマスカラやメイクをした日は、専用のリムーバーを活用するなどして、クレンジングを念入りに。逆に、薄化粧の日はあまり強いリムーバーを使わず、優しく落としてあげてください。できるだけ刺激を与えないことが大切です。

    スキンケアやメイクには、いつも清潔な道具を使いましょう。メイクブラシやスポンジ、チップをこまめに洗い、古くなったら交換するなどして、清潔に保つようにしてください。

    そして、普段の生活の中でもなるべく顔を触らない。汚れた手で、うっかりほおづえをついたり、まぶたをこすったりしていないか、自分のクセをチェックしてみましょう。目元やフェイスラインに髪の毛が触れないようにまとめておくのも効果的です。

    目元、口まわりの肌荒れはホルモンバランスの乱れが主な原因ということもあるので、睡眠などの生活習慣を見直すことで、改善が期待できます。

    3・脂性肌? 実は「隠れ乾燥」タイプ

    テカりやすい脂性肌の方は、乾燥とは無縁だと思いがちですが、肌がベタついているからと言って、潤っているとは限りません。ベタつきと潤いはまったく別もの。もしかするとベタつく皮膚の内部で、「隠れ乾燥」が進んでいるかもしれません。

    皮脂は多いけれど、肌内部の水分が少ないという方はよくいらっしゃるものです。テカテカと脂っぽいのに、ハリがなくシワシワしている、肌色がくすみがち、といった方はこのタイプを疑ってみましょう。肌の水分量が少ないのに、油分は多いタイプです。

    実は乾燥しているのに、それに見合ったケアがきちんと行われていないため、肌が乾燥から身を守ろうと皮脂を過剰分泌しているのです。男性によく見られますが、スキンケアの習慣のない方にも多い状態です。

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    こういった方は乾燥肌の自覚がなく、ベタベタする基礎化粧が苦手なため、使う化粧水の量が少なすぎたり、乳液のステップを省いたりして保湿を軽くしてしまいがち。そうして肌はますます皮脂を分泌するという、悪循環に陥りやすいのです。

    こまめにあぶらとり紙でケアするだけではなく、基本的なスキンケアを見直してみましょう

    化粧水は、一度メーカーの規定量を見直し、いつもより多めに使ってみてください。潤いをたっぷり行き渡らせたら、乳液でしっかり水分を閉じ込めてあげましょう。ベタつきを怖がって薄く伸ばすようなつけ方をすると意味がないので、たっぷりつけることが基本です。

    スキンケアの他にできる対応策としては、基本的には1の乾燥肌タイプと同じく、水分保持力が高く、栄養たっぷりの食事を心がけましょう。タンパク質、コラーゲンなど肌の原料になるものを意識的に摂ることで、ハリやくすみが改善されてきます。また、ビタミンB群をしっかりと摂取することで、皮脂分泌の抑制になり、タンパク質代謝にも効果的です。

    * * *

    美肌の敵である乾燥にも、タイプがあることがわかりましたね。しかし、季節や年齢によって、肌タイプが変化することもあります。

    私は脂性肌だから、私は乾燥肌だからと決めつけて、変化に気づかず何年も同じスキンケアをしていると、いつの間にか暗くくすんだ肌になってしまう、深いシワが刻まれるなど、深刻な肌トラブルを抱えてしまうかもしれません。

    毎日のスキンケアを、しっかりと鏡を覗き込んで行い、肌を細かくチェックして変化に気づくようにしましょう。肌は、丁寧に手をかければかけるだけきれいになるものです。変化を楽しみ、毎日すこやかに美しくお過ごしください。

  • 「良い眠り」が美肌をつくる!今夜からできる、睡眠美容法

    「良い眠り」が美肌をつくる!
    今夜からできる、睡眠美容法

    温かな布団が気持ちの良い季節ですね。毎晩、よく眠れていますか?

    昔から、睡眠不足はお肌の大敵と言われています。肌のターンオーバーを正常化し、日中に受けたダメージを回復するために、睡眠は欠かすことができません。

    ちなみに、かつては22時から深夜2時が「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、この時間帯に眠らないと美肌が作られない、なんて言われていましたが、近年は時間帯よりも「睡眠の質」が重要視されています。

    では「質の良い眠り」とは、具体的にどんなものなのでしょうか。美しい肌づくりのために、今回は「睡眠」について考えます。

    美肌の要、成長ホルモン。
    眠りが「最高の美容液」と言われる理由。

    就寝中、私たちの体内では「成長ホルモン」が分泌されます。

    成長期の終わった大人には関係ないように思われがちですが、成長ホルモンには細胞の新陳代謝を促す働きがあるので、実は美肌づくりにも欠かせない存在です。

    この分泌が十分でないと、肌のターンオーバーが乱れ、日中受けた肌ダメージも十分に回復できません。睡眠不足が続くと肌が荒れたり、早く老けて見えるのはこのせいですね。「眠ること」こそ、何よりの美容法なのです。

    人は一般的に、寝返りを打ったり夢を見たりしやすい浅い眠り「レム睡眠」と、体も眼球もほとんど動かない深い眠り「ノンレム睡眠」を、一晩に4〜5回ほど繰り返しながら寝ています。特に最初の1〜2回、就寝から3時間以内はノンレム睡眠の時間が長く、もっとも深い眠りになると言われています。

    そして成長ホルモンも、寝始めの約3時間のうちに1日の分泌量の約70%が分泌されると言われています。つまり、美肌のためには布団に入ってから深く眠るまでの「寝入りばな」がとても重要なんですね。

    「質の良い眠り」とは、このレム・ノンレム睡眠をバランスよく取れているかどうか。そして、いかにスムーズに眠りにつき、寝入りばなの3時間にしっかりとノンレム睡眠に達するかどうかが、美肌の鍵となります。

    例えばスマホやテレビを観ながら、電気を点けっぱなしでついうたた寝をしてしまい、ふと目覚めてベッドに入り直す……なんてことをしていると、眠りのリズムが乱れ、せっかくのホルモン分泌も中断されてしまいます。とてももったいないですね。

    「質の良い眠り」のために、就寝前の過ごし方を見直してみましょう。

    寝る前の過ごし方が、睡眠の質を左右する!
    良い眠りのためのリラックス方法。

    十分な血液量を保つためには、心身を健康に整えることがいちばん。

    寝付いてすぐにスムーズに深い眠りを得るためには、就寝前に心と体をゆったりとリラックスさせて、体を「睡眠モード」に切り替える準備が必要です。

    まず見直したいのは、照明。

    もしも真っ白な蛍光灯で部屋全体を明るく照らしている場合は、間接照明を活用し、柔らかい光の中で過ごすようにしてみませんか。

    世界的にもまれなほど明るい、日本の住宅照明。さまざまな文化的な背景もあり、日本では青白い光で部屋全体を明るく照らすのが好まれていますが、あまり強い光は体を緊張させてしまいます。就寝前の数時間は、できるだけ暖色系のやさしい光でリラックスする時間を作ってみましょう。

    寝る直前までスマートフォンやタブレットのブルーライトを見続けることも、当然良くありません。頭が覚醒しすぎてベッドに入ってもなかなか寝付けず、寝ても脳が興奮して眠りが深まらない原因に。就寝前は早めにスマホから離れて、頭を休めてあげましょう。

    「体を温める」ことも大切です。

    冷えていると寝つきが悪く、眠りも浅くなるので睡眠の質が低下します。内臓の働きも鈍くなるので、体がうまく回復できません。当然、肌にも良いわけがありませんね。普段から体を冷やさない食生活や服装に気をつけましょう。

    お風呂で温まるのも冷え対策に効果バツグン。なるべく毎日、湯船に浸かって温まりたいですね。蒸気に包まれることで、肌もしっとりと元気になります。

    湯船に浸かって、体全体を温めましょう。

    お湯の温度は、熱すぎない38~40℃くらいがおすすめ。体がほぐれて副交感神経が優位になることで、体がリラックスモードに切り替わって眠りやすくなります。

    体の中から、眠りをサポート。
    口に入れるものにも気を配ろう。

    お風呂上がりには、ぜひ水分補給を。ただし前述のように冷えは眠りの大敵ですから、常温か、温かい飲み物を選んでください。

    ここで気をつけたいのが、アルコール。

    寝る前のアルコールが習慣化している人も多いと思いますが、お酒の力で眠くなっても、実際は脳や体がしっかり休めておらず、眠りが浅くなってしまうことも。睡眠の質を上げたければ、就寝前の飲酒はほどほどに。できるだけ飲酒以外の方法で、心と体をリラックスさせましょう。

    おやすみ前の飲み物の定番といえば、ホットミルクですね。

    体を温めてくれますし、カルシウムやアミノ酸など、睡眠にも効果的な栄養も摂取できます。実はカルシウムやアミノ酸には即効性はないので、寝る直前に飲むから良いというわけではないのですが、普段から摂取しておくのは有効ですし、ホットミルクの甘く優しい味にリラックスできるという人も多いでしょう。

    それでも大量に取ると結局体を冷やし、夜中に何度もトイレに起きて安眠を妨害してしまうので、飲み過ぎにはご注意ください。

    食事も、睡眠に大きな影響を与えます。

    胃腸が活発に消化活動をしている最中に寝てしまうと、体が睡眠に集中できず、スムーズに深い眠りに入りにくくなります。夕食はできるだけ消化の良いものを心がけ、寝る3時間以上前に済ませましょう。食後3時間程度で、胃腸の働きが落ち着きます。深夜の食事は肥満にもなりやすいので、美しくなるためにも避けたいですね。

    長く寝れば良いとも限らない?
    起きるタイミングは、人それぞれ。

    直接肌が触れる枕や布団カバーを定期的に洗濯しましょう。

    当然ながら、深いノンレム睡眠から急に起きるより、浅いレム睡眠から起きる方がスッキリ目覚めることができます。睡眠時間は十分なのにいつも起きるのがつらい……という人は、目覚ましをかけるタイミングがちょうど深いノンレム睡眠に重なっているのかもしれません。

    レム睡眠・ノンレム睡眠の長さは、個人差があると言われます。寝る時間や起きる時間を調整しながら、自分なりのベストな睡眠時間を探してみましょう。タイミングよく目覚ましが鳴るように設定できれば、今より短い睡眠時間でも楽に目覚められるようになるかもしれません。

    太陽の光が、
    眠りの質を高めてくれる!

    そして、目覚めたらなるべく陽射しを浴びましょう。

    太陽の光を浴びると、「セロトニン」という神経伝達物質が活発につくられるようになります。このセロトニンは別名ハッピーホルモンとも呼ばれ、私たちの感情や気分をコントロールする大切な存在です。

    セロトニンは睡眠ホルモンである「メラトニン」の原料にもなるので、良い眠りを得るためにもしっかり作っていきたいですね。つまるところ「良質な睡眠」は、起きた瞬間から作られ始めているのです。

    また、メラトニンは眠りを促進するだけでなく、強い抗酸化作用によってアンチエイジングや免疫力アップにも一役買ってくれます。美しく健やかな肌のためにも、朝日をたっぷり浴びて気持ちよく一日をスタートさせたいですね。

    * * *

    今回の話をまとめると、睡眠の質を上げるためにできる具体策は、以下の9点。

    1. 夜は間接照明など優しい光で過ごす

    2. 寝る寸前までスマートフォンを触らない

    3. じっくりと湯船に浸かって体を温める

    4. 日頃から体を冷やさないようにする

    5. 寝酒は控える

    6. カルシウムやアミノ酸を摂る

    7. 食事は就寝3時間前には済ませる

    8. 自分の目覚めやすいタイミングを見つける

    9. 起きたら陽射しを浴びる

    一度にすべては難しくても、少しずつならすぐに実践できそうですよね。

    寝つきが悪くて悩んでいる方も、寝なければ!と力んで余計に目が冴えてしまってはストレスが増えるだけです。焦らずに、眠くなったら寝れば良いわ、という気持ちで過ごしてください。

    夜の時間も、スマホで暗いネットニュースを追いかけて脳にストレスをかけるくらいなら、自分がご機嫌になれる画集や、美しい景色や花、かわいい動物の写真を眺めたり、今日よかったことを書き出してみたりして、心穏やかに過ごしてみましょう。

    明日は、きっと今日よりきれいな自分になれるはずです。

  • 季節の変わり目は要注意!乾燥だけじゃない、秋肌トラブルの原因とは

    季節の変わり目は要注意!
    乾燥だけじゃない、秋肌トラブルの原因とは

    肌のカサつきに秋の訪れを感じて「ああ、もう夏のスキンケアでは足りないのね」と、しっとりタイプの化粧水や保湿クリームを取り出す。

    そんな哀しい乾燥肌に、お悩みではありませんか。

    秋に肌コンディションが悪くなるのは、やっぱり空気が乾燥しているから? もちろんそれも大きな要因ですが、実は原因は他にもあるんです。

    季節の変わり目には、さまざまなトラブル要因が次々に私たちの肌を襲います。どんなものがあるかチェックして、ぜひ対策していきましょう。

    トラブル要因1
    夏肌から冬肌への切り替わり

    季節の変わり目は、肌が不安定な状態が続きます。

    実は、もっとも大きな要因は環境でなく、私たち自身にありました。

    夏のあいだは紫外線や暑さ、汗や雑菌への抵抗力優位だった肌ですが、冬には乾燥や寒さから身を守り、体温や潤いを保つ肌になります。その切り替わり期間である秋の肌は、戦闘力も落ちつつ守備力も完全ではない、不安定で弱い状態になっていると考えられます。

    そして、季節が秋へ移ろうとき、真っ先に気になり始めるのが「寒暖差」。時節の挨拶でも「朝晩寒くなりましたね」などと言われるように、日中は汗ばむほど暑くても、明け方は毛布が必要なほど冷えるのが、この時期の気候の特徴です。

    冬肌へ切り替わる途中の不安定な状態に加え、激しい寒暖差が続くと肌が対応しきれなくなって、普段より敏感になってしまうのです。体なら上着を一枚持ち歩いたり、オフィスに膝掛けを置いたりすることで対応できますが、顔はそうはいきません。

    激しい寒暖差に日々さらされるままにしていると、肌のターンオーバーは乱れがちになり、肌細胞が順調に生まれ変わってくれません。放っておくと、シミやくすみ、赤み、シワなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。

    敏感肌の人はもちろん、そうでない人もこの時期は肌トラブルを起こしやすいので、特に注意が必要です。

    トラブル要因2
    肌の奥に残る夏ダメージ

    肌の奥には、夏に受けたダメージがひそんでいます

    さらに、この時期は夏の間に蓄積された肌ダメージがあることも、忘れてはいけません。

    強い日差しによる紫外線ダメージ、食欲減退によるたんぱく質不足など、深刻なダメージが肌の内部で滞っていることは、前回の記事でもお伝えした通りです。

    ▼こちらもご参照ください。

    「秋を迎える前に!
    原因別『夏バテ肌』6つのレスキュー法」

    https://hadamanma.com/archives/2036

    肌の奥のシミのもとやインナードライなどは、汗ばむ夏の間は気づきづらいものですが、秋になるとだんだん実感を伴ってきます。特に空気が乾燥する秋は、そんなトラブルを実感しやすい季節と言えるでしょう。

    暑い時期には入浴の際に湯船に浸からず、シャワーだけで済ませていた方も多いと思いますが、シャワーだけでは体がしっかり温まらず、代謝が悪くなります。夏の間に溜まった老廃物が、吹き出物の原因になる可能性もあります。

    また、汗や皮脂を拭くため1日に何度もハンカチや汗拭きシート、あぶらとり紙を肌に当てたり、念入りな洗顔を繰り返したり、良かれと思ってしていたことが摩擦を与え、肌を傷つけてしまったかもしれません。

    こうして見ると、夏は肌トラブルの種でいっぱいの季節なんですね。

    トラブル要因3
    知らず知らずに陥っている、水分不足

    水分をたっぷり摂って、内側から潤いを与えましょう。

    秋の肌について、夏との意外な違いがもうひとつ。

    それは「水分不足」です。

    暑くて汗をかく夏は、喉が渇いて皆さんよく飲み物を口にしますね。汗をいっぱいかいたあとは熱中症や脱水症状を起こさないようにと、多くの方が意識的に十分な量の水分を摂っていたことでしょう。

    しかし涼しい秋になると、さほど汗もかかないので水分補給を意識しなくなり、知らず知らずのうちに水分摂取が少なくなります。

    でも実は、秋になっても私たちはかなり汗をかいています。夏と違って空気が乾燥していて、かいた汗がすぐに蒸発するため実感しづらいのですが、日中の暑い時は無自覚にたくさん汗をかいて、体内の水分が奪われています。

    そうしたことが続くと、いつの間にか体内の水分が不足気味になります。

    当然、肌にも潤いが足りていません。肌のバリア機能は、水分が十分に行き渡っていてこそ本領を発揮できます。水分不足のカサついた状態では、外からの刺激にも弱くなってしまうのです。

    繊細な季節の曲がり角。
    効果的な秋のスキンケア方法は?

    秋もしっかり保湿ケアを!

    以上のように、秋は気がつきにくいところに肌トラブルの要因が潜んでいます。

    意識してケアをしていく必要がありますね。

    夏と冬の境目は、肌がデリケートになりやすい時期なので、普段のクレンジングから保湿の仕上げまで、スキンケアをいつも以上にていねいに行いましょう。

    決してこすらず、やさしく。コットンや清潔な柔らかいタオルを使うようにして、メイクに使うブラシやスポンジも、ときどき専用の洗剤で丁寧に洗って、清潔に保ちましょう。

    特に保湿は重要です。カサカサに乾いた肌は、乾燥や冷気といった刺激に弱く、ダイレクトにダメージを受けてしまいますが、たっぷりと潤った肌は刺激に対して柔軟です。

    そして何より、美しい肌づくりのため食事による栄養補給も忘れずに。

    Hadamanmaがいつも申し上げている通り、毎日のスキンケアの効果を最大化するためには、体の内側からも元気になることが大切です。旬の野菜や、タンパク質豊富な食材を積極的に取り入れましょう。

    ▼こちらもご参照ください。

    「それでも焼けてしまったら…
    5つの日焼け肌レスキュー法」

    https://hadamanma.com/archives/1755

    「秋の乾燥に負けない。
    乳液パックのディープケア」

    https://hadamanma.com/archives/1108

    「冬の美肌を目指して!
    秋から始める『ビタミンA』摂取のススメ」

    https://hadamanma.com/archives/1091

    最後に、繊細なお肌にもやさしく使えるお役立ちアイテムをご紹介します。

    栄養たっぷりのスキンケアコスメ

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」・「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    こなゆきコラーゲンフェイシャル
」

    人肌に近い成分で、大切な潤いを守りながら汚れを落としてくれる、ミルクタイプのクレンジングと弱酸性の洗顔パウダー。毛穴の奥まですっきりと洗い肌を清潔に保つことは、日焼け戻しにも大切です。

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    とれたてベジローション

    ぜいたくベジミルク」


    Wセラミドや椎茸エキスなど、質の高い保湿成分を贅沢に配合した、保湿化粧水&保湿美容乳液。潤いと栄養をたっぷり届ける“お肌のごちそう”です。

    自然食品屋さんの美容・健康ドリンク

    「美粉屋シリーズ」

    美粉屋」シリーズ

    自然食品屋さんがつくった、栄養たっぷりの美容・健康ドリンクパウダー。さまざまな種類があるので、自分のほしい栄養を楽しみながらチョイスできます。

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    「タンパクオトメ」は、不足しがちなタンパク質と美容成分を配合した、美容のためのプロテイン。運動習慣だけでなく、普段の美容食をしても活躍します。

    肌が不安定で敏感になりやすい秋ですが、きちんとケアすれば日焼けも戻せて美肌になれるチャンスの時期でもあります。おしゃれや旬のグルメを楽しみながら、ハッピーな冬支度を始めましょう。

  • 秋を迎える前に!原因別「夏バテ肌」6つのレスキュー法

    秋を迎える前に!
    原因別「夏バテ肌」6つのレスキュー法

    肌も夏バテする? 夏の終わりは、トラブル急増!

    ずいぶん秋めいてきた地域もあると思いますが、夏の終わり、お肌の調子はいかがでしょうか。蒸し暑かった今夏。過酷な季節をくぐった肌も、ぐったり「夏バテ」していませんか?

    たとえば、朝起きたばかりなのに肌ツヤが悪く、くすみを感じたり。原因のわからない吹き出物ができたり。毛穴が目立ってきたり、シミが濃くなってきたり……

    今回は、そういった夏の肌トラブル原因を細かく分析し、今からできるレスキュー法までご案内いたします。本格的な秋になる前に、夏ダメージをしっかりケアしていきましょう!

    原因1 紫外線

    原因1 紫外線

    この夏も紫外線の強い日が続きましたね。

    地上に降り注ぐ紫外線にはUVAUVBがありますが、そのどちらも5~8月が紫外線量のピークでした。気をつけていても、レジャー先でうっかり日焼けしてしまった方も多いのではないでしょうか。

    紫外線は黒い日焼けだけでなく、お肌にたくさんのダメージを与えます。

    生活紫外線」と呼ばれるUVAは、波長が長いため雲や窓ガラスを通過し、気づかないうちにじわじわと肌の真皮層までダメージを与えます。大切なハリや潤い成分を破壊し、肌老化の大きな原因に。

    波長が短いUVBは「レジャー紫外線」とも呼ばれ、短時間で肌表面に強いダメージを与えます。大量に浴びるとヒリヒリと赤く炎症を引き起こし、皮膚ガンなどの原因にもなります。

    UVの図解

    紫外線から細胞を守ろうとメラニン色素が生成されるので、お顔全体がくすんだ印象に。はっきりと日焼けした自覚がなくても、なんとなくお肌がごわついたり、かさついたりするのは、紫外線ダメージのせいかもしれません。

    【レスキュー法】

    ダメージをいち早くケアするため、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をサポートしましょう。

    まずは、日頃のスキンケアでしっかり潤いを与えて。潤い不足だと肌の修復がうまくいかず、本来のバリア機能も十分に働きません。日に焼けて火照った肌をクールダウンするためにも、化粧水をたっぷり使ってください。軽いやけどや炎症状態になっていることもあるので、余計な刺激を与えないようにやさしくお手入れしてくださいね。

    食生活では、たんぱく質やビタミンCを積極的に摂取しましょう。紫外線ダメージを受けた肌細胞の修復を助ける、大切な美肌成分です。ビタミンCには黒くなったメラニン色素を薄くする働きもあります。

    もちろん、これから秋になっても紫外線は降り注ぎ続けるので、毎日の日焼け止めもお忘れなく。

    原因2 乾燥

    原因2 乾燥

    インナードライ」という言葉をご存知でしょうか。「隠れ乾燥」とも言いますね。

    汗で肌表面がしっとり濡れていたり、皮脂でテカっていたりすると気がつきにくいのですが、潤って見えるのは表面だけで、肌の奥は乾いていることが多いのです。インナードライになると、かゆみが出たり、ニキビやあせもなど炎症を起こしやすくなります。

    原因はいろいろあるのですが、まずひとつは、汗をかくので体内の水分が奪われやすいこと。自覚なく脱水状態になっている人は少なくありません。
    次にエアコン。涼しい室内は空気が乾燥していて、特に風があたる席では絶えず肌表面の水分が奪われ続ける状態になります。さらに前述したような紫外線のダメージによって、お肌の潤いを抱え込む力が弱まり、乾燥しやすくなっています。

    そして、ベタベタするからと保湿をおざなりにしてしまうのも、大きな原因のひとつ。油断しているうちに、知らぬ間に肌の奥がどんどん乾いているかもしれません。

    【レスキュー法】

    やはり、もっとも大切なのは保湿ケア。化粧水をたっぷり使うのはもちろん、乳液も忘れずに。この季節は乳液のベタつきを嫌う方も多いのですが、油分でフタをすることで潤いを肌に閉じ込めることができます。毎日たっぷりの化粧水で水分補給したら、オイルや乳液を上手に使って油分の調整を。

    また、肌の奥の潤いを復活させるため、肌の材料となるコラーゲンやタンパク質をしっかりと摂ることも欠かせません。

    食欲が落ちやすい夏は、知らず知らずに栄養不足に陥っている人も少なくありません。その影響は時間差で肌に表れてくるので、摂りそびれた栄養を補給するためにも、毎食の栄養バランスには気をつけていきましょう。

    原因3 毛穴の開き

    原因3 毛穴の開き

    暑い日が続くと気になってくるのが、毛穴

    気温や湿度が上がると皮脂分泌が活発になり、毛穴が開きやすくなります。紫外線やエアコンの乾燥によっても、肌のキメが乱れて毛穴が目立つようになります。

    そこに皮脂などの汚れが詰まると、ザラつきやポツポツ黒ずんだイチゴ鼻の原因に。夏バテで肌のターンオーバーが乱れるのも、角質がつまりやすくなる原因です。悪化するとニキビなどの炎症になることもあります。

    【レスキュー法】

    やはり、毛穴の汚れをしっかり落とすことが大切です。もうしばらくは残暑が続き、汗や皮脂などで肌が汚れやすいため、毎日の洗顔をていねいに行いましょう。

    洗顔の様子

    洗顔の際は、絶対に刺激を与えないように「やさしく」行うのがポイント。どんなに角栓が気になっても、毛穴のいじりすぎはNG!ゴシゴシこすったり、無理やり毛穴をつつくような行為は肌を傷つけ、かえって毛穴を目立たせてしまいます。

    洗顔料をたっぷり泡だてて、軽い力でくるくると洗いましょう。人差し指など力を入れやすい部分を使わず、中指と薬指の腹を使うと良いですよ。洗顔前に蒸しタオルなどで顔を温めて(熱いタオルは必ず冷まして!)肌を柔らかくしておくと、汚れ落ちも良くなります。

    もちろん、こちらも保湿が重要です。冷たい化粧水で、毛穴を引き締めながら水分をしっかりと与えましょう。肌の油分が足りないと皮脂の過剰分泌の原因になるので、乳液やオイルも活用してくださいね。

    原因4 汗と雑菌

    紫外線や乾燥ほど注目されないものの、夏の肌トラブルの大きな原因になっているのが、と、それによる雑菌の繁殖です。

    汗にはわずかながら塩分やアンモニアなどが含まれているため、弱っている肌にはそれだけで刺激になることがあります。特に水分が蒸発するとその濃度が高くなるので、かゆみやヒリヒリ感が生じやすくなります。ベタベタ汗にはホコリ汚れも付着しやく、さらなる刺激となる場合も。

    そして弱酸性の肌に対して汗はアルカリ性のため、かいた汗を放っておくと肌のpHバランスが乱れて雑菌が繁殖しやすくなります。かいたばかりの汗は臭いが気にならないのに、時間が経つと汗臭くなりますね。これは雑菌が繁殖したせい。

    保湿や洗顔に気をつけているのに、最近顔のかゆみや吹き出物が気になる……という方は、汗や雑菌の影響を受けているかもしれません。

    【レスキュー法】

    汗トラブルを解決するには、清潔さを保つのが一番!

    9月になると大分涼しくなりますが、日によっては夏が戻ったように暑い日もあるでしょう。じんわりかいた汗の方がベタつきやすく、肌刺激にもなりやすいと言われています。汗をかいたら、ハンカチやタオルでこまめに拭き取りましょう。使い捨ての汗拭きシートも便利です。

    汗を拭く女性

    そして、帰宅したらすぐに洗顔。クレンジングとたっぷりの泡洗顔で汚れをしっかりリセットして、肌を清潔に保つようにしてください。

    原因5 冷え

    原因5 冷え

    意外と多くの人が悩んでいる、夏の冷え。これも、肌トラブルの要因です。

    夏の間、冷たい食べ物や飲み物ばかり口にして、内臓から冷やしていませんでしたか。つい薄着で出かけてしまい、オフィスのエアコンに震えていませんでしたか。

    体が冷えると代謝が下がり、ターンオーバーが乱れて肌ツヤにも悪影響が出ます。お肌の生まれ変わりがうまくいかないと、紫外線や乾燥ダメージもうまく修復できません。

    【レスキュー法】

    「寒い」と思う前に、日頃から体を冷やさないような生活を心がけましょう。

    部屋の冷やし過ぎに注意して、オフィスにはストールや靴下を常備しておくと便利です。これからの時期は1日のうちの温度変化も激しいので、脱ぎ着しやすい羽織ものを持ち歩き、上手に体温調節を。

    入浴はなるべくシャワーで済ませず、湯船に浸かって芯から温めるようにしましょう。マッサージで血行を促すのも効果的です。

    普段の水分補給でも、常温や温かい飲み物をチョイスしたり、生姜の入ったブレンドティーなどを常備したり、体を冷やさないように気をつけてください。

    体を冷やさないように温かいドリンクを飲むのもおすすめ。

    また、炭水化物(糖質)を控えると代謝がアップすると言われていますが、完全にカットすると逆効果に。脂質を制限しすぎるのも、冷えの原因になります。夏、無理なダイエットによって糖質や脂質を制限しすぎることで、かえって冷えを招いているかもしれません。バランスの良い食生活も忘れずに。

    原因6 栄養不足

    原因6 栄養不足

    暑くて疲れていると、食欲も減退しがち。お肉が好きな人も、この時期はちょっと敬遠してしまいませんか。

    そんなわけで、タンパク質やビタミン類が不足していないかチェックしてみてください。昨日、お肉やお魚は食べましたか? 野菜は足りていますか? そうめんや冷やし中華など、さっぱりした麺料理ばかり食べていると、栄養にも偏りが出てしまいます。

    タンパク質は、肌の材料。紫外線や乾燥によりダメージを受けた肌を修復するのに、必要不可欠な栄養です。それを肌に活かすためにまた絶対必要なのが、ビタミン類。これらが不足した状態では、当然キレイな肌は作られません。

    【レスキュー法】

    結局は、バランスの良い健康的な食事がいちばん、ということになりますね。「分かってはいるけれど、なかなか……」という方、どうぞHadamanmaの美容レシピ「食べるスキンケア」連載も参考にしてください。

    →これまでのレシピ記事は、こちらからチェック!

    毎日の食事でどうしても取りこぼしがちな栄養は、市販のサプリメントで補っても良いでしょう。その際は、できるだけ品質が良く、原材料など信頼できるものを選びたいですね。

    ●Recommend

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    ソイ+ホエイのWタンパク質に、25種以上の美容素材を配合した、美容専門プロテイン。選べるフレーバーで、おいしく楽しみながら栄養補給が可能に。スポーツ時はもちろん、ダイエットの置き換え食や、不足しがちな栄養を補う美容食としてもおすすめです。

    * * *

    ようやく秋が見えてきました。

    「夏バテ肌」を「秋枯れ肌」にしないために、大切なのは毎日の生活習慣。丁寧なお手入れと栄養たっぷりの食事が、明日の肌を決めるのです。

    毎日鏡を覗いて「今日のわたしは輝いているかな?」とスマイルチェックしましょう。がんばっている自分のお肌の不調にいち早く気づいて、大切にケアしてあげてくださいね。

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

    すっかり春ですね。新しいことが始まる季節です。

    今月から新生活をスタートさせた人もいらっしゃるでしょう。進学、就職だけでなく、春はなにかと身の回りに変化が多い時期です。

    ワクワクする季節ではありますが、新しい環境に馴染めなくて、ストレスを抱えてしまう人も多いものです。最近なんだか肌の調子が悪い……そんな時は化粧品によるケアだけでなく、心と体のメンテナンスも必要かもしれません。

    シリーズ「春は肌トラブルの宝庫!」最終回は、春独特のストレスの解消についてお話しします。

    気づかないうちに溜めている? ストレスや疲れ。

    気づかないうちに溜まっているストレスに要注意。

    進学や転職、引っ越しなど、大きく環境が変化すれば、それなりの覚悟で対応できるかもしれません。が、実際にはさほど大きな変化でなくても、それまでにはなかったストレスが知らず知らずにかかっていることはあるものです。

    たとえば仕事では、自身に異動がなくても、上司や取引先担当者が変わった・後輩や部下ができた・業務内容が変わったなど、些細な変化による緊張や疲れが続いていたり。家族の進学や昇進によって生活に影響を受けている方もあるでしょう。

    同じ職場・同じ家だから、自分の環境は何も変わっていない。そう思っている人でも、無自覚な疲れがじわじわと溜まってきている頃かもしれません

    ストレスや疲れで自律神経やホルモンバランスに乱れが生じている可能性は、誰にもあります。

    私たちの肌は、体調や精神状態に直結しています。なぜか最近化粧ノリが悪い……それはもしかしたら、心身からのSOSサインかもしれません。

    健康的な食生活と、心のケアをしましょう。

    心を安らげる時間を作りましょう

    まずは、この時期は疲れを自覚しているか否かに関わらずストレスを受けやすいので、あまり無理をしすぎないようにしましょう。春は、お肌と同じように心と体も大変デリケートになっています。

    どんな人でも疲れやすい時期なんだ」と認識して、ほかの季節よりも、自分を優しく、いたわってあげようと意識してください。

    そのために必要なのは、毎日の健康的な食生活と、心のリフレッシュ習慣です。

    食べることを、楽しもう。


    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    食事は健康の基本です。栄養のあるものを食べると、体から元気になります。体が元気だと、力が溢れて自然と気持ちも前向きに。気分が落ち込む、イライラする、そんな時は「栄養不足」に陥っていることも少なくありません。

    普段あまり健康的な食事を意識できていない人は、栄養バランスの良い「体がよろこぶ食事」を摂るように心がけましょう。

    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    また、おいしいものを食べながら、不幸な気持ちになる人はいません。どうしても落ち込んでしまうような時は、普段はダイエットを頑張っている人も、たまには好きなスイーツをガマンせずに食べて、心をリフレッシュしてみましょう。

    睡眠は、しっかりと。

    睡眠時間は十分に確保し、体を休めましょう。

    どんなに忙しいときでも、心と体の回復には睡眠がいちばん大切です。夜更かしはできるだけ控えて、睡眠時間を十分に確保してください。

    じっくり湯船に浸かったり、軽い運動をしたり、夜はスマホいじりを控えるなど、質の良い睡眠を取る準備にも気を配りましょう。カルシウムビタミンDの摂取もおすすめです。

    ●おすすめ商品

    
「みらいのミルク

    牛乳の約5倍のカルシウムを含有した、スーパーフードで作った穀物ミルクパウダー。おやすみにも大切なグリシンやトリプトファン、GABAなどもたっぷり配合しています。

    楽しく過ごして、ストレス発散。

    楽しい時間を過ごして、ストレスを発散。

    心配事や考え事が多くて眠れない、どうしても気持ちが落ち込んでしまう……そんな人は、悩みについて考えるだけで余計にストレスが溜まってしまいます。いつもより意識して「楽しいこと」「好きなこと」に没頭する時間を作ってみてはいかがでしょうか。

    親しい仲間とカラオケや遊びに出かけたり、好きな音楽を聴いたり、読書や映画の世界に入ってみたり。スポーツ、グルメ、やりたいことをしましょう。思考の整理をするため、思いや考えを書き出してみるのも有効です。

    読書や映画を見たり、やりたいことをしましょう。

    ストレスを解消するには、いつもより「自分を甘やかす」ことかもしれません。

    すぐにスッキリ解決!ではないかもしれませんが、「春だし、いいよね?」と、いつもより少し自分に優しい選択をしていれば、徐々に疲れが癒えるのではないでしょうか。

    ちょっとお肌が疲れてきたら、ぜひ自分の内面にも向き合ってみてくださいね。

    春の肌トラブルについて考える4回シリーズ、いかがでしたか?

    春の肌荒れは、ほかの季節よりずっと複雑な原因が絡み合って起こることが、お分かりいただけたと思います。

    お肌は体の一部。自分の状態としっかり向き合って丁寧にケアしてあげれば、明日の肌は、きっと今日よりご機嫌な輝きを見せてくれるはずです。

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    日に日に「飛来物」が増える春。

    一歩外に出ると、花粉や黄砂に苦しみ、窓を開けているだけでも何だか分からないホコリに目や鼻をいじめられて、マスクを手放せない方もいらっしゃることでしょう。

    実はこれらの飛来物は、肌にとっても天敵。涙目やクシャミだけでなく、肌荒れの原因にもなっていること、ご存じですか。

    春の美容トラブルシリーズ第二回は、種類も数も増える「春の飛来物」についてお話しします。うららかで過ごしやすい一方、肌にとっては過酷な季節をどう乗り切るか、考えてみます。

    「春の飛来物」は、肌荒れの一因。

    花粉、黄砂、PM2.5などの大気汚染

    意外と自覚していない方も多いのですが、花粉症で肌荒れを起こすケースは少なくありません。花粉などのアレルゲンは、鼻や目の粘膜だけでなく肌の弱い部分にも刺激を与えて、トラブルの原因になります。

    また、春先に増える黄砂PM2.5などの化学汚染物質と結びつくことで、そのアレルギー性が増すとも言われ、さらに紫外線を浴びるとより強い刺激物質に化学変化し、肌に深刻なダメージを与えてしまいます。

    そんなものがフェイスパウダーのように肌にぴったりはりつき、毛穴に入り込むなんて……想像するだけで、顔がむず痒くなってきますよね。

    うららかで美しい春ですが、私たちの肌は、日々そんな刺激に満ちた空間を生きているのです。

    付着物を、優しくしっかり洗い流す。

    帰宅後すぐに肌に付着した刺激物を洗い流しましょう

    そんな環境から肌を守るには、帰宅したら一刻も早く、刺激物をしっかりと落とすこと。もちろん、ダブル洗顔必須です。

    クレンジング:ミルクタイプなど肌に優しいものを。

    まずは、クレンジング。その役割は、油性汚れを落とすこと。外で付着した刺激物、化学物質を取り除くことができます。刺激によって肌がデリケートになっているので、クレンジング剤はミルクタイプなど肌に優しいものを選び、肌をこすらないようにたっぷり使いましょう。

    洗顔:たっぷりの泡で洗いましょう。

    クレンジング剤を洗い流したあとは、泡洗顔。しっかり泡立てた洗顔料で、余分な皮脂や古い角質、残ったクレンジング汚れを取り除いていきます。さまざまな刺激によってターンオーバーや皮脂コントロールも乱れがちな時期なので、このステップでお肌を整えてあげましょう。

    ●おすすめ商品

    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」

    「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。アミノ酸・コラーゲン・岩塩など、肌に近い成分構成で作っているから、デリケートなお肌にもやさしく使えます。

    そして洗った後はすぐに、弱った肌を守るために、保湿をたっぷりと行なってください。

    ●おすすめ商品

    「とれたてベジローション」

    「ぜいたくベジミルク」

    食べもの由来の栄養を詰め込んだ、保湿化粧水&美容乳液。優れた保水力を持つ椎茸エキスや、醤油粕由来のセラミド、数種の植物エキスで、潤いとハリのあるお肌へ導きます。

    飛来物を、なるべく遠ざけるために。

    もちろん、あらかじめ飛来物から肌を守ることも大切です。

    外出するときは、必ず日焼け止めや保護クリームで、肌にバリアを塗ってください。飛来物が直接肌につかないようにすることで、ダメージを最小限に抑えることができます。

    日焼け止めを塗るときは、全体につけた後、シミなどトラブルのできやすい部位に重ね付けしましょう。

    トラブルのできやすいところは重ねづけ。

    髪や服の付着物にもご用心!

    飛来物は顔だけでなく、髪の毛や服にも付着します。目には見えなくとも体にたっぷりついたアレルゲンを、そのまま室内に持ち込まないようにしましょう。

    顔だけでなく服や髪などにも飛来物が付着しています。

    帰宅時は、玄関の外で衣服をはたいてアレルゲンを落とし、上着やストールは部屋に入る前に脱ぐようにします。間違っても、コートを着たまま部屋に入り、まずベッドに腰掛ける、なんてことのないようにしてくださいね。その後いくら丁寧にお風呂で体をきれいにしても、寝具に刺激物質が付いていては台無しです。

    外気に触れたバッグなども、なるべく入浴後の時間を過ごす部屋、特にベッド周りには置かないようにしましょう。部屋に持ち込むときは、布やティッシュでホコリを拭き取ると良いですね。

    当然ながら、髪の毛も汚れます。

    髪をかきあげた手で肌を触ることが、肌荒れの原因になるかもしれません。帰宅したら一度髪を梳いてアレルゲンを落とし、なるべく早いタイミングで入浴し、全身をきれいに洗うと安心ですね。

    次回は、「増加する紫外線」への対策をお伝えします。夏に向けて紫外線がどんどん増加するこの季節に、どんな予防や対策ができるでしょうか。来週の更新をお楽しみに!

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 春は肌トラブルの宝庫!Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    春は肌トラブルの宝庫!
    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    春になると、美容関係の雑誌や広告に「ゆらぎ肌」という言葉がよく登場します。この言葉に象徴されるように、春は特に美容トラブルが起きやすい季節。

    では、具体的にはどんなことが原因になっているのでしょうか?

    これから全4回のシリーズで、そのトラブルの主な原因と、トラブル別の対策を連載しますので、この季節の影響を受けやすいデリケートなお肌の方は、ぜひご覧ください。

    春の美容トラブルの主な原因

    1 朝晩と毎日の「寒暖差」

    2 種類も数も増える「飛来物」

    3 「紫外線」の増加

    4 さまざまな「環境の変化」

    では早速、今回は「寒暖差」についてお話しします。

    暑い・寒いだけじゃない! 肌にも過酷な、春の「寒暖差」。

    昼間は暑かったのに、夜は急に冷え込んで風邪をひきそう。

    昨日は暖かかったのに今朝、雨が上がったら底冷えしてた!

    そんな気温の差が1日の間にも起こり、日々連続して起こる季節ですね。調節できる服装を心がけていらっしゃる方も多いことでしょう。

    春は毎日の気候の変化が激しく、寒暖差が体にこたえる季節です。朝晩と日中の気温差も大きいので、いつでも温度調節できる服装を心がけている方も多いことでしょう。冷たい風の吹く屋外と、暖房の効いた室内を出入りすることも少なくありません。

    しかもまだまだ乾燥する時期でもあるので、寒暖差と乾燥のWパンチで、お肌にとっては大変ツライ状況です。しかもこの時期は、ちょうど「お肌の切り替え」シーズン。肌がもっともデリケートになる季節なのです。

    「冬肌」から「夏肌」へ、お肌の切り替えシーズン。

    実は、人の肌は寒い季節と暑い季節で、違う機能を持っています。Hadamanmaはそれを、「冬肌」「夏肌」と呼び分けています。

    冷たい空気や乾燥の中で、体温や潤いを保とうと働く「冬肌」に対して、「夏肌」は汗や雑菌、強い紫外線への抵抗力が強くなります。いずれも防御型の機能ではありますが、守り方が違います。

    冬肌→寒さ・乾燥に対応/夏肌→汗・雑菌・紫外線に対応

    春先の肌は、ちょうどこの「冬肌」と「夏肌」の切替えを行っているのです。

    そんな時期に、時間帯によって暑かったり寒かったり、じめじめしたり乾燥したり、といった厳しい変化に晒されると、異なる防御力を一気に求められるため、肌はどちらに合わせて良いのか分からず対応しきれなくなって、誤作動を起こしがちになります。

    こうして引き起こされるのが、春のゆらぎ肌。

    肌が敏感になってしまい、刺激に抵抗できず炎症を起こしたり、かゆみやひりつきなど、普段と違うトラブルを起こしやすくなるのです。

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    寒暖差対策には、水分と栄養をしっかり補給!

    もし、いつもと違う肌トラブルが起きたときは、デリケートな肌に余計な刺激を与えないようにスキンケアを見直しましょう。メイクアップもできるだけシンプルに。お肌を強くこすったり、熱いお湯を当てたりといった、肌の刺激となる行為はなるべく避けてください。

    次々に襲ってくる刺激に抵抗するためには、根本的に肌を強くする必要があります。

    潤い不足になって乾燥すると、ますますお肌の防御力は弱まってしまうため、いつもよりしっかり保湿してください。食事による栄養補給も、健康的なお肌づくりには欠かせません。

    水分と栄養で肌をしっかり満たして、優しくいたわってあげましょう。

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    春先の乾燥したデリケート肌に、たっぷりの潤いと栄養を届けるスキンケアをご紹介します。

    Hadamanma Cosmeticsの「とれたてベジローション」と「ぜいたくベジミルク」は、自然食品屋さんが作った、保湿化粧水&美容乳液です。どちらも食べ物や自然由来の栄養成分たっぷりで、すこやかなお肌づくりをサポートします。

    保湿力の高いセラミドは、植物由来とヒト由来の2種類を配合。保水力と美容効果の高い椎茸のエキスや、酵母や酒粕などの発酵パワーも取り入れました。皮脂に近いホホバ種子エキスが、肌を健やかに保ちます。

    栄養いっぱいのスキンケアで、春の寒暖差に負けない美肌づくりに取り組んでみませんか?

    次回は、増え続ける「春の飛来物」からの影響と対策をお伝えします。

    空気中を飛び交っている、目に見えない花粉や化学物質から大切な肌を守るために、今すべきことは何でしょう。来週の更新をお楽しみに。

    ▼全4回連載「春は肌トラブルの宝庫!」シリーズ

    Vol.1 寒暖差で、肌が敏感に!?

    Vol.2 花粉・黄砂・PM2.5から肌を守る

    Vol.3 春の紫外線、どう防ぐ?

    Vol.4 春独特のストレスを解消しよう

  • 新年は、もっと美しく。タイプ別美容ガイド2019

    新年は、もっと美しく。
    タイプ別美容ガイド2019

    肌のお悩みは、人それぞれ。すべてを一刀両断に解決する特効薬はありません。

    また、同じ人でも年齢によって悩みも内容も変化することがあります。「今まで使っていた化粧品が、どうも合わなくなってきた」、「今までのお手入れでは足りない気がする」……そんな小さな変化に、気づいていますか?

    新年を迎えたこのタイミングで、一度肌悩みを見直し、これからのお手入れを考えてみてはいかがでしょうか。

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    ▼悩み別に、解決方法をチェック!

    1)赤み・毛穴の目立ち

    2)シミ・くすみ

    3)乾燥

    4)脂性・ニキビ

    5)シワ・たるみ

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    1 赤み・毛穴の目立ち

    顔の赤み毛穴の目立ちは、メイクではなかなか隠しにくい悩みの一つですね。

    体質的な敏感肌や病気の可能性もありますが、メイクや過剰なスキンケアによる刺激が原因になっていることも。一度、日頃のスキンケアを見直してみませんか。赤みも毛穴悩みも、改善への近道は「やさしい洗顔」と「しっかり保湿」です。

    まず、赤みは肌が炎症を起こして大変デリケートになっているので、刺激は避けたいところ。赤みを隠そうと念入りにメイクするあまり、余計な刺激が加わってより症状が目立ってしまう、ということもあります。

    毛穴悩みも、気になるからといってゴシゴシ洗いすぎると、刺激でかえって毛穴が開いたり、色素沈着を起こしたりするため要注意です。

    赤みや毛穴が目立つ部分は、刺激を与えないように気をつけましょう。

    化粧品はできるだけ刺激の少ないものを選び、肌をこするようなメイクは控えて。洗顔やクレンジングは肌をいたわるように、優しく行います。毛穴汚れを落とすだけでなく、肌を清潔に保つことで肌のバリア力を回復させましょう。

    洗顔後は、柔らかなタオルを使って、こすらず抑えるように水気を拭き取ること。そして十分に保湿をすることで、ターンオーバーが整い、毛穴も徐々に目立たなくなってくるはずです。

    
▼こちらの記事も合わせてチェック!

    「毛穴の目立たない肌をつくるには? 食事とスキンケアの法則」

    ▼赤み・毛穴悩みさんにおすすめのアイテム

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」

    トロリとした柔らかなミルクタイプのクレンジングで、メイクを優しく包んでオフ。


    「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    お肌に近い成分で作った粉洗顔で、潤いを保ちながら、汚れをすっきり洗い流しましょう。

    2 シミ・くすみ

    シミくすみの大きな原因のひとつが、紫外線。紫外線を浴びると、肌内部では細胞を守るためにメラニンが大量に作られ、肌全体が日焼けをしてくすんでしまいます。

    それでもターンオーバーが正しく行われていれば、メラニンは自然と垢となって剥がれ、肌も元の色に戻ります。しかし、加齢やホルモンバランスの影響でターンオーバーが乱れたり、肌トラブルでメラニンが一部で過剰生成されたりすると、シミとなって残ってしまうことがあるのです。

    紫外線・乾燥対策はしっかりと行いましょう。

    また、乾燥でキメが荒くなることでも肌はくすんで見えますし、メイク汚れや誤ったスキンケアによって色素沈着を起こしている場合も。寒い季節は血行不良にも要注意です。

    
シミ・くすみの対策として、冬も油断しないで紫外線対策をすること。そして正常なターンオーバーを促すために、肌を清潔に保ち(お手入れの際は優しく!)、コラーゲンビタミンCを積極的に摂取し、内側からのケアにも取り組みましょう。

    適度な運動や入浴で体をあたためる習慣をつけると、血行がよくなるだけでなく、ホルモンバランスや代謝が整い、ターンオーバーの促進にもなりますよ。

    ▼シミ・くすみ悩みさんにおすすめのアイテム

    ひにまけぬ

    「ひにまけぬ」

    高いSPF効果でありながら、お肌にやさしい日焼け止め。年中バッグに入れておきたいアイテムです。

    3 乾燥

    ちゃんと保湿しているのに、夕方には乾燥して小鼻周りが粉を吹いたり、ほうれい線がくっきり目立ったり……冬場は特にひどくなる方もいらっしゃるでしょう。乾燥には、外側と内側から、Wの対策が必要です。

まずは外側、化粧水と乳液による保湿ですが、たんに保湿力の高いアイテムに変えるだけでなく、その使い方も見直してみましょう。

    実は、トラブル肌の方の多くが、化粧水や乳液を正しく使えていないことが多いのです。基本をおさらいすると、「保湿しているつもりが、全然足りていなかった!」という発見があるかもしれません。

    ▼関連記事で、スキンケアの基本をチェック!

    「化粧水のバシャバシャ使い」

    「乳液パックのディープケア」

    そして、うるおいを逃さないためのお肌づくりを内側から。

    食事でも乾燥対策を。「コラーゲン・タンパク質」「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」

    タンパク質コラーゲンを摂取するために、乳製品や大豆製品、お肉、卵、魚などを毎日の食事に取り入れましょう。粘膜を保護するビタミンA、コラーゲンの生成を助けるビタミンC、血行や新陳代謝を良くするビタミンEも、潤い肌を支える栄養素です。

    ▼乾燥悩みさんにおすすめのアイテム

    とれたてベジローション

    
「とれたてベジローション」

    新鮮な食の栄養を、たっぷり配合。椎茸エキスの保水力とWセラミド配合で、お肌に潤いを与えます。


    4 脂性・ニキビ

    顔がテカテカとべたついてしまうオイリー肌(脂性肌)。メイクもくずれやすいし、ニキビもできやすくて悩ましいですね。遺伝的な体質による部分も大きいですが、お手入れで改善する場合もあります。

    オイリー肌だからといって、洗浄力の強いクレンジングで念入りに洗い、さっぱりタイプの化粧水を使い、べたつくのが嫌だから乳液は使わない。そんなお手入れは、実は逆効果かもしれません。

    雑菌の繁殖を防ぐために洗顔は大切ですが、過度な洗顔で大切な角質を剥がしたり、潤いまで流してしまうと、肌のバリア機能が低下し、さらなる肌トラブルの原因に。油分を補っていないため、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

    オイリー肌でも、優しい洗顔十分な保湿を心がけましょう。最初は乳液などのベタつきに抵抗があるかもしれませんが、だんだんと皮脂バランスが整ってくるはずです。

    しっかりと保湿を心がけましょう

    また、食生活にも気を配って。チョコレートなど砂糖の多い食べ物や、バターや生クリームといった動物性脂肪の多いもの、小麦粉・白米などの精製した穀物、過度なアルコール摂取などは、オイリー肌を悪化させる天敵です。

    5 シワ・たるみ

    目元などのちりめんジワほうれい線など、若い頃には考えられなかった肌老化。たるみも含め、シワは皮膚だけでなく筋肉や皮下組織を含む、顔全体の構造が変化して起こります。

    残念ながら、加齢によるシワ・たるみは、基本的には避けることができません。生きて来た証ではありますが、なるべく穏やかにゆっくり刻みたいものです。

    乾燥はシワ・たるみを加速させるので、まず日々のスキンケアにしっかりと取り組んでみましょう。週末など時間のある日は、なるべくパックなどで入念な保湿ケアを。マッサージは適度にやると効果的ですが、誤ったやり方ではシワやたるみを促進させてしまいます。正しい方法をしっかりチェックしましょう。

    ▼関連記事で、マッサージの方法をチェック!

    「血行促進で肌トーンアップ!乳液マッサージという新習慣。」

    気になるシワ・たるみはスキンケアを見直してみましょう

    また、たるみは真皮を支える役割を果たす線維成分であるコラーゲンエラスチンが緩むことによって起こります。紫外線はそれらを壊すもとなので、まず徹底した紫外線対策を。そしてコラーゲンやビタミンCの積極的な摂取を心がけましょう。


    そして何よりも、眉間にできる不機嫌な表情ジワを作らないよう、しかめっ面せず、なるべく日々を機嫌よく穏やかに過ごしたいものですね。



    ▼シワ・たるみ悩みさんにおすすめのアイテム

    ぜいたくベジミルク

    「ぜいたくベジミルク」

    食の栄養を詰め込んだ、美容乳液。椎茸エキス、ヒト型セラミド、ナッツオイル配合で、お肌を整えながら潤いを守ります。

    * * *

    どんな肌悩みにも、きっと改善策はあり、またぴったりのアイテムもあります。

    悩みを諦めず、年齢のせいにせず、2019年はもっと美しいあなたになりましょう。

  • 【2018総集編】明日の美しさを作る、Hadamanma記事15選

    【2018総集編】明日の美しさを作る、Hadamanma記事15選

    いよいよ2018年もあとわずか。

    いつも当サイトをご覧いただいている読者の皆さまには、心より感謝申し上げます。肌のこと、内側から美しくなる方法など、お役に立てましたでしょうか。

    2019年もますます楽しくお役に立てる記事を企画していますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

    その前に、今回は2018年の記事の中から特に大切なものを、ピックアップしてお届けします。見逃していた内容がありましたら、ぜひこの機会にチェックしてくださいね。


    まずは、お肌と化粧品の「基礎」を振り返ろう

    まずはお肌と化粧品について、基礎を振り返ろう

    美しくなる第一歩として、まずは自分のお肌について、そして毎日使う化粧品について、基本を学びましょう。わかっていたつもりでも、意外と知らない発見があるかも!?


    ▼ まずは、「お肌のしくみ」から。

    これだけは知っておきたい!「お肌のしくみ」基本編

    ▼美肌づくりの合言葉を覚えよう!

    美しいお肌の条件 「う・な・は・だ・け」とは?

    ▼「化粧品」って、そもそもどんなもの?

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    肌の見た目を変えたいなら…スキンケアの基本ステップを見直そう

    肌の見た目を変えたいなら……スキンケアの基本ステップを見直そう

    「肌の見た目、今すぐ変えたい!」をテーマに、スキンケアで大切な「落とす」「潤す」「守る」という3ステップを特集したシリーズ記事。使う化粧品に関わらず役立つ基礎知識です。


    ▼素肌を輝かせる洗顔とは?

    肌の見た目、今すぐ変えたい!〜1 角質層の丸洗い〜

    ▼知っていますか? 化粧水の適量。

    肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    ▼肌の敵を知り、徹底的に肌を守りましょう。

    肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜3 刺激から、徹底的に逃れよう。〜

    外側ケアだけでなく、「内側」からの栄養ケアも大切です

    外側ケアだけでなく、内側からの栄養ケアも大切です

    Hadamanmaのスキンケアは、外側だけでなく内側から肌を仕立てるのが基本です。ダメージを修復し肌を作る材料をきちんと摂取し、しっかりと磨きをかけましょう。


    ▼肌と体の元気を作る、6大栄養素。

    一生役立つ! 栄養のキホン。

    ▼紫外線ダメージに立ち向かう栄養とは?

    秋のスキンケアを考える。(夏のダメージ回復〜食のスキンケア編〜)

    ▼カサつき、くすみ、むくみに喝!

    年末のお疲れ肌をレスキュー!美肌を作る栄養補給とは?

    ▼知っていますか? 正しいコラーゲンの摂取方法。

    食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?

    大好評! 連載「食べるスキンケア」

    大好評! 連載「食べるスキンケア」

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考えるコーナー。肌を仕立てる栄養素を、季節の素材を使っておいしく楽しく食べるレシピをご紹介する、人気の連載です。

    
▼β-カロテン豊富なニンジンを、大人の味で。

    食べるスキンケア vol.4日焼け戻しレシピ「美白キャロットラペ」

    ▼夏の日焼けは、秋冬にケア! 作り置きできる野菜メニュー。

    食べるスキンケア vol.10秋の食べる日焼け止め「きちんと出汁の揚げ浸し」

    ▼クリームチーズは美肌食材。見た目も美しいデザート!

    食べるスキンケア vol.13肌サビ対策レシピ「ポリフェノールレアチーズケーキ」

    普段から、美容生活をはじめよう

    普段から、美容生活をはじめよう

    美容のために必要なのは、食事とスキンケアだけではありません。日常生活の些細な習慣が、実は肌に大きな影響を与えていることもあります。一度、見直してみませんか?

    ▼洗濯の習慣が肌荒れを改善する?! 美容生活を見直そう。

    肌荒れをシャットアウトする、5つの生活習慣とは?

    ▼肌に栄養を運ぶ血行を、今すぐ改善する三つのポイント

    冬も元気なツヤ肌でいたい! 血行促進ライフアドバイス

    読むだけでキレイになれそうな美容情報を、週に二回配信しているHadamanma公式サイト。

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  • 年末のお疲れ肌をレスキュー!美肌を作る栄養補給とは?

    年末のお疲れ肌をレスキュー!
    美肌を作る栄養補給とは?

    肌にとって、厳しい寒さが続きますね。寒さで血管が縮むと、酸素や栄養が肌のすみずみまで行き渡りにくい上に、冬は冷たい北風で水分も奪われがち。毎日がんばる肌はきっと、お疲れ気味です。

    そんな時こそ、正しいスキンケアに加えてたっぷりの栄養補給で、いつも以上に肌をいたわり、元気づけてあげたいものですね。

    お疲れ肌に足りない栄養とは?

    パーティや外食が続く季節。カロリーはオーバーしがちな反面、必要な栄養は不足しがちという、アンバランスさが肌荒れを招く季節でもあります。

    肌疲れのタイプによって、足りていない栄養素を知るところから始めましょう。

    1 カサカサ乾燥肌

    2 目元に慢性クマ

    3 顔色どんよりくすみ肌

    4 パサパサ髪の毛

    5 パンパンむくみボディ

    肌や髪の悩み別に、足りない栄養素を上手に取り入れて、普段から美と健康のバランスを保ちたいものですね。

    1 カサカサ乾燥肌タイプ
    コラーゲンとビタミンを補って、うるおいアップ!

    人間の体を構成するタンパク質のうち、約30%を占めるコラーゲン。特に、肌のハリや弾力を支える真皮層の約70%が、コラーゲンと言われています。保水力の高いコラーゲンが不足すると、肌はカサカサに乾燥します。乾燥が気になる方は、まずコラーゲンを補いましょう。

    コラーゲンを多く含む食材を上手く取り入れてみましょう。

    コラーゲンを多く含む食品は、お肉などの動物性食品。豚足、鶏皮、手羽先、牛すじなどに豊富です。海洋性食品としてはスッポン、フカヒレ、エイヒレ、魚の皮、うなぎ、クラゲなど。その他ゼラチンやプリン、杏仁豆腐などにも豊富に含まれています。

    お気づきかと思いますが、コラーゲンが豊富な食材には高カロリーなものが多いので、美容を気にかける方は少し抵抗を感じるかも知れません。食事から摂取が難しい場合は、サプリメントを活用されると良いでしょう。

    サプリメントであれば、コラーゲンそのものは低カロリーですし、食事よりも効率的に摂取できます。特におすすめなのは、分子量の小さなコラーゲンペプチド。普通のコラーゲンよりも体内での吸収率が良いと言われています。

    また、コラーゲンはビタミンCの助けがないと正しく分解・吸収・再合成されません。(詳しくは、過去記事「食べたコラーゲン、本当にお肌に届いてる?」をお読みください。)

    お肉だけでなく野菜もしっかり摂る、サプリメントもビタミンや酵素を併せて摂るといった工夫をしたいですね。

    2 目元に慢性クマ
    ビタミンA・C・Eを中心に、タイプ別のケアを!

    気になる「クマ」のケア方法

    目の下の慢性的なクマ、悩ましいですね。夜更かしが続いて寝不足になったり、目を酷使する仕事をしている方には、特に多い悩みではないでしょうか。

    目周りの皮膚は薄くてデリケートなので、お肌や健康状態が顕著に現れる場所。一口にクマと言っても、影が落ちている「黒クマ」・血行不良による「青クマ」・色素沈着による「茶クマ」などのタイプがあるので、それぞれ違ったアプローチが必要です。

    アイクリームでケアするのも良いですが、それ以前にまず食生活でできることがあります。どのクマにも共通して効果的な栄養は、抗酸化トリオの「ビタミンA・C・E」。肌はもちろん健康に欠かせないビタミンで、美容トラブルを改善する強い味方です。このトリオを基本に、クマのタイプ別に効果的な栄養をプラスしていきましょう。

    目の下のクマは3タイプ。

    「黒クマ」は、影の原因となるたるみ・むくみの改善を。

    たるみには、エイジングケアのためにポリフェノール、肌の原料であるたんぱく質(アミノ酸、コラーゲン)を摂取しましょう。むくみにはカリウムが効果的。パセリ・納豆・里芋・ほうれん草などに豊富です。過剰な飲酒や塩分摂取にも気をつけましょう。

    「青クマ」は、とにかく血行を促進すること。

    血液づくりには、たんぱく質・鉄分・ビタミンB群を中心に。小松菜や動物性レバーを食べるのがおすすめです。血液をサラサラにする成分が豊富な玉ねぎや、DHAが豊富なサバやサンマも良いですね。カシスなどに豊富なポリフェノールも、血行やクマ改善に効果的と言われています。冷えを避け、体をしっかり温めましょう。

    「茶クマ」は、色素沈着の改善を。

    寝ても温めても取れないクマは、このタイプ。乾燥や紫外線による影響や、洗顔やメイク時にこすったり、合わない化粧品の刺激を受けたりすることで色素沈着を起こしています。刺激を極力抑えることはもちろん、ターンオーバーを促進し、美白効果のある栄養を摂ることが大切。ビタミンA・C・E、リコピンなどの抗酸化作用のある栄養を基本に、緑黄色野菜が多めの健康的な食事を心がけて。

    3 顔色どんよりくすみ肌
    ビタミンB2、Eと鉄分補給が必須です。

    くすみが気になる季節。栄養でケアしよう。

    イベントが続くシーズン、どんよりした顔色は、なんとかしたいですね。

    くすみの原因は、古い角質の蓄積や色素沈着。パーティなどで普段より濃いメイクをした時は、いつものクレンジングでは落としきれない汚れにご注意を。また、肌の保湿が足りずに乾燥した場合も、ツヤがなくなって肌色がどんよりした印象になります。

    毎日の十分な洗顔と保湿はもちろん、大切なのは“食べるスキンケア”です。色素沈着には茶クマと同じく、ターンオーバーを促進するビタミンA・C・E、ポリフェノールを。ビタミンB2や、コラーゲンも良いですよ。また、血行不足もくすみを招くので、生理中に顔色が悪くなりやすい方は、積極的に鉄分を摂取してください。

    ビタミンB2・ビタミンE・鉄分をしっかりと補給しましょう

    特に鉄分は、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収が良くなります。野菜や果物もしっかり摂るように心がけたいですね。体の内側から栄養をしっかり補うことで、くすみを脱ぎ捨てクリア肌になりましょう。

    4 パサパサ髪の毛
    ケラチンやコラーゲンで、元気な髪を育てよう!

    美しい髪を育てる栄養は?

    パーマやカラー、スタイリング剤で酷使された髪は、表面のキューティクルが傷みがち。すると髪の内側からタンパク質や脂質も流れ出し、水分を保てなくなってパサパサになってしまいます。

    また、寒さや栄養不足で血流が悪くなることでも、栄養が行き渡らなくなって髪が痩せる場合もあります。いずれにしても、残念ながら傷んでしまった髪に、自己補修能力はありません。日々伸びてくる髪を、元気にしていきましょう。

    そのために必要な栄養は、皮膚や髪の毛の材料である前述のコラーゲンのほか、ケラチンがあります。かつお、まぐろ、豚ももにく、豆腐や納豆に豊富です。また、髪の健康にはビタミンB群の一種であるビオチンも有効。やはり魚肉卵、豆類に豊富です。

    ミネラルの一種である亜鉛や銅も補いたいところ。亜鉛は牡蠣、ほたて、海藻類、玄米など。銅は牛レバーやしゃこ、ほたるいか、いくら、カシューナッツ、ココアでも補うことができます。

    5 パンパンむくみボディ
    カリウムとビタミンB1で撃退!

    栄養でむくみケアを始めませんか?

    太ったわけでもないのに、顔がパンパンに腫れたり脚が膨らんだりして見えるのは、とても嫌なものですね。そんなむくみは、余分な水分が全身や体の一部に溜まってしまうことで起こります。

    心臓を出てから全身に栄養を届けた血液は、通常であればふくらはぎの筋肉がポンプのような役割を果たして心臓に戻っていきますが、それがうまく働かないと、血液の巡りが悪くなり、あちこちに水分や老廃物を残している状態となります。

    特に筋肉量の少ない女性は、男性よりむくみやすく、さらに生理中は妊娠に備えて体が水分を溜め込もうとするため、普段よりむくみやすくなります。生理中にお酒を飲むと、その症状に拍車がかかるため、注意が必要です。

    特に足のむくみは女性にとって大きなお悩みの一つですよね。

    むくみを防ぐためにはお酒を飲みすぎないこと、水分を抱え込みやすい塩分を摂りすぎないこと、血行促進のため体を温め、適度に運動することが大切ですが、むくんでしまったらカリウムが強い味方。

    体内の水分を調整する作用のあるカリウムは、溜まってしまった水分もどんどん排出してくれます。生野菜や果物、海藻を積極的に摂りましょう。

    またビタミンB1は、炭水化物からエネルギーを作るのに必要な栄養素。不足するとむくみの原因になります。豚肉、レバーや大豆、米ぬかに含まれます。抗酸化作用のあるポリフェノールも、むくみに良いとされています。ブルーベリーやコーヒーに豊富です。

    いかがでしたか?

    突き詰めればいつも、バランスの良い食事なしに健やかな美しさはない、という結論になります。とは言え、宴会やパーティの多い季節に、毎日節制を続けるのは難しいものです。

    そんな時、昨日や一昨日食べたものを思い出して、不足しているものを補ったり、今の自分の状態を見て、必要な栄養で食事を選んだり、そんな丁寧な暮らし方が、きっと明日の美しさにつながると考えています。

    さあ、ランチは何にする? そう、自分の体や肌に問いかけてみてはいかがでしょうか。

  • 秋のスキンケアを考える。(夏のダメージ回復〜化粧品編〜)

    秋のスキンケアを考える。
    (夏のダメージ回復〜化粧品編〜)

    「危険な暑さ」と連日報道されるほどの酷暑に苦しんだ夏も終わり、過ごしやすい時期が来ましたね。

    この夏は、楽しくお過ごしになりましたか?

    夏の終わり、秋の初めは、スキンケアで最も大事な時期です。

    夏のダメージはとても大きいのですが、特に今夏は猛暑で、高温による影響が強かったので、なるべく早く、しっかり回復させたいですね。

    冬は、乾燥という刺激がやってきます。

    その前の秋にしっかりお肌の元気を取り戻すことが大切。

    今回は、夏に受けたダメージを回復するための、化粧品でのケア、食でのケア、2回にわたって両方から取り上げていきます。

    今回は化粧品編です。

    夏に受けたダメージを回復するための、化粧品でのケア

    夏のダメージって?

    まず、夏の名残は、肌にどんな変化を及ぼしているのでしょうか。

    夏のダメージ肌の具体例 〜こんな症状、ありませんか?〜

    夏のダメージ肌の具体例 〜こんな症状、ありませんか?〜

    なぜ、そうなるの?

    夏のダメージを受けた肌を放っておくと、いったいどんな状態になってゆくのでしょうか。

    原因別に、その影響を考えてみましょう。

    1.汗によるダメージ

    ・汗をかいてそのままにしておくと、肌のPHバランスが崩れてアルカリ性に傾き、刺激に敏感になります。

    ・毛穴の皮脂詰まりから、菌に対して弱くなった肌ではニキビや吹き出物が悪化しやすくなるのです。

    ・毛穴の開きも目立つようになります。

    2.紫外線によるダメージ

    ・メラニンの増加でシミ、くすみが増え、ニキビ跡やそばかすも濃くなります。

    ・保護作用によって角質が厚くなり、ゴワゴワとざらついて、透明感も失われます。

    ・角質の保湿因子がダメージを受けるので、肌が乾燥します。

    ・表皮細胞のはたらきが低下し、ターンオーバーのサイクルが遅れます。

    ・真皮細胞のはたらきが低下し、コラーゲンなどの組織のダメージで、肌のハリ、弾力が低下します。

    紫外線によるダメージ

    強い紫外線を浴びて肌が赤くなるサンバーンは、きちんと冷やせばそのうち白く戻りますが、サンタンは放っておくと、上記のような恐ろしい肌ダメージを引き起こすのです。

    3.温度・湿度によるダメージ

    ・クーラー病で自律神経が乱れ、肌の機能全体が低下します。
結果、ターンオーバーの遅れ、保湿力の低下、真皮コラーゲンの生産低下などが起こります。

    参照記事:エアコンに負けない肌づくり。
https://hadamanma.com/archives/801

    ・外気温で汗をかいた後、室内のクーラーで乾燥するため汗の処理が不足しがちになり、乾燥や敏感肌の原因を作ります。

    4.栄養不足と冷えによるダメージ

    ・暑さで食欲が低下して、食べ物はあっさり・さっぱりしたものに偏るため、油脂類に多く含まれるビタミンAとビタミンEが不足しがち。

    ・冷たいものの飲み過ぎやクーラーで体が冷えて血液循環が悪化。

    ・胃腸が弱り、栄養の吸収不足が起こり、肌への栄養と酸素供給が悪くなります。その結果、表皮のターンオーバーが遅れて角質の乾燥、肥厚が起こり、ハリや弾力が低下します。

    ・栄養や酸素が不足すると肌の抵抗力が低下して、刺激に敏感になります。

    5.手入れ不足によるダメージ

    ・夏は汗や皮脂の分泌が多くて肌表面がしっとりするため、潤いがあると感じて保湿を怠りがち。

    ・イベント続きで忙しく、疲れて帰宅後のケアを短時間で済ませてしまうことで、潤い不足から乾燥、かさつき、くすみが生じやすくなります。

    秋口のスキンケアのポイント

    保湿をたっぷり丁寧に。

    時間差でW使いも有効!

    いつもの化粧水パッティングを、時間差でもう一度行う“W使い”を。

    ダブルで行うことで、肌の奥までしっかりと保湿しましょう。

    時間のあるときは、ローションパックもオススメ。

    コットンやマスクを使って行いますが、この時期は特に、乾いてきたコットンにローションを継ぎ足して、5〜10分置くと良いでしょう。
化粧水を使うタイミングは、洗顔直後。
なるべく時間を置かず、すぐにつけることも忘れずに。

    優しくマッサージ。

    乳液も、時間差でW使いを!

    乳液やクリームは、普段の使用量を顔全体に伸ばした後、指先の力を抜いて顔の中心から外に向けて優しくマッサージするようになじませます。

    さらにその上から、普段の使用量の半分くらいを、乾きやすい部分を中心に重ね塗りしましょう。

    秋口のスキンケアのポイント

    いかがでしたか?

    今日は、この時期特に気をつけて行いたい外からのスキンケアについて、お話ししました。

    これらのケアは、夏のダメージに対策すると同時に、これから来る厳しい冬への備えにもなります。

    どうぞこの時期のスキンケアタイムを、大切にお過ごしください。

    次回は、食のケア「秋のスキンケアを考える(夏のダメージ回復〜食のスキンケア編〜)」をお届けいたします。

    今日のお肌の調子はいかがですか。

    今夜もきちんとしっとりを実感して、お休みください。