2019.09.05

夏の日焼け戻しのポイントは、
「代謝美白」と「還元美白」にあり!

curator
Hadamanma編集部

あんなに暑かった夏も、ようやく遠ざかったようですね。

すっかり涼しくなっても、安心はできません。この夏ついつい日焼けしてしまって、なかなか肌色が元にもどらない、くすみがとれない、とお悩みではありませんか?

夏が終わると、肌色が沈んだり、シミが増えたような気がしたり、といった声も聞こえてきます。


本来の美しい肌色にいち早く戻そうとスキンケアに励む方も多いと思いますが、実は美白にも二つの方法があることをご存じですか?


それは、「代謝美白」と「還元美白」。


ポイントを抑えてケアに取り組むことで、日焼け戻しがよりスムーズに。

気をつけていたつもりがうっかり焼けてしまった! という人も、これをチェックすれば大丈夫です。早速見て行きましょう。




肌の生まれ変わりで美白を目指す!
「代謝美白」について


日焼け肌を元に戻すため、やはりいちばん重要なのは「肌の生まり変わり」。


そもそも、日焼けをすると黒くなるのは「メラニン」の働きによるもの。

紫外線を浴びると、お肌の奥にあるメラノサイト(色素形成細胞)から黒く色づいたメラニン色素が大量に作り出されることで肌が黒くなります。

“日焼けの素”であるメラニンは一見悪者のように思われがちですが、実は「天然のサンスクリーン」とも呼ばれ、大切な肌細胞を紫外線ダメージから守っています。お肌にとっては「帽子」のような、大切な存在なんですね。



通常、肌内部で生成されたメラニンは、お肌のターンオーバー(新陳代謝)と共に自然とはがれ落ちます。肌の生まれ変わりが正常に行われていれば、メラニン色素も徐々に肌の表面まで押し上げられて、古い角質と一緒に排出されていくのです。


これが、「代謝美白」です。



健康な肌であれば、この働きのおかげで一ヶ月もすれば自然と肌色は元に戻るのですが、ターンオーバーが正常に行われていないと、メラニンがスムーズに排出されずに肌にとどまってしまうので、いつまでも色黒くくすんだ印象が残ってしまいます。


ターンオーバーの乱れは日焼け残りだけでなく、他の肌トラブル原因にもなります。美しいお肌になるために、ターンオーバーのサイクルを整えて、メラニンをいち早く排出しましょう。


毎日の丁寧なスキンケア、健康的な食事と睡眠が、美肌づくりのカギとなります。




うまく代謝できないメラニンは、
「還元美白」でケア!


肌色を取り戻すもう一つの方法は、メラニンを還元する「還元美白」です。

還元……というと何やら難しいですが、ようするに黒くなったメラニンの色を淡く無色化して、目立たなくする方法です。


前述のとおり、メラニンはターンオーバーによって自然と排出されますが、そのサイクルが乱れるとうまく肌色が元に戻りません。また、肌が弱っている時や、紫外線を大量に浴びた場合には、黒色メラニンが過剰生成され、表皮にどんどん蓄積されてしまうことがあります。

これが、シミやソバカスになるのです。



ただでさえ紫外線の強い刺激で肌が弱っているうえに、このようにメラニンが表皮に滞留してしまうと、なかなか代謝されず本来の肌色を取り戻すのが難しくなります。

そこで、メラニンの色をなるべく薄く、できることなら無色化して目立たなくすることが有効になるのです。


そのために活躍するのが、美白成分「ビタミンC」。

肌のメラニンは紫外線によって酸化して黒くなる性質がありますが、ビタミンCには強力な抗酸化作用があるので、黒くなったメラニンを元の透明な状態に戻すことができます。シミ対策や美白にビタミンCが効果的と言われるのは、このためなんですね。


日焼けやシミが気になる時は、特に積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンCが豊富な柑橘類を食べたり、ビタミンC配合のサプリメントや化粧品を活用してみましょう。




「白くなった!」と思っても、油断禁物。
秋冬もUVケアが必須!?



「代謝美白」と「還元美白」。ちょっと難しい話でしたが、日焼けのメカニズムが少しおわかりいただけたでしょうか?


これらを意識してスキンケアに取り組んで、無事にきれいな肌色を取り戻せたとしても、ここで油断は禁物です。


表皮内に残ったメラニン色素は、還元美白によって一度目立たなくなっても、再び紫外線をたくさん浴びるとまたすぐに黒く戻ってしまいます。日差しが弱まっても紫外線は常に降り注いでいるので、日頃からしっかり日焼け止めを塗って、肌を紫外線から守っていきましょう。


きちんと日焼け止めを塗っているつもりでも、涼しくなるとついつい日焼け止めの量を減らしてしまう方は少なくありません。日焼け止めの効果を十分得るようにメーカーの推奨量を守りながら、秋冬もしっかり紫外線対策しましょう。


▼こちらもご参照ください

秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?



そして、今はまだ目に見えて現れていない紫外線ダメージも、実は肌の奥に潜んでいて、これから時間差でシミやくすみとして現れるかもしれません。正常にターンオーバーができていれば徐々に消えていくので、根気よくケアしていきましょう。


日焼けやくすみが残ったり、シミができてしまうのは、ターンオーバーが乱れて肌が弱くなってるから。一つひとつの対策も大切ですが、何より重要なのは根本的に「肌を強くする」美肌づくりです。


栄養バランスのとれた食事に、毎日の丁寧なスキンケア。そして適度な運動や睡眠でストレスケアもして、心身を健康に保つように心がけましょう。



* * *


最終的には規則正しい生活がいちばん! と、スキンケア法としてはごく基本的なご案内となりましたが、忙しくストレスの多い生活を送っていると、ついどこかがおろそかになってしまいますよね。


夏の疲れを秋に持ち越さないためにも、この時期は特に気をつけて、二種類の美白を意識していただければと思います。

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