食べるスキンケアvol.51
美容食材!椎茸レシピ「贅沢しいたけピザ」

鍋物や煮物など、秋冬のグルメにぴったりの「椎茸」。実はおいしいだけでなく、美容食材としても優秀なきのこです。

食物繊維・β-グルカンは、腸内環境を整え、お通じ改善&免疫力アップに効果的。美肌や骨づくりに欠かせないビタミンB1、B2、Dも豊富です。きのこ特有のエリタデニンという成分には、総コレステロール値を下げる働きも期待されています。

和のイメージが強い椎茸ですが、今回は洋風アレンジに挑戦してみましょう。干し椎茸を贅沢にたっぷり使った、上品なピザのご紹介です。味噌やゴマを使ったピザソースによって、ほんのり和風テイストも味わえます。

トッピングのモッツァレラチーズも、低カロリー&高タンパクで、アミノ酸やカルシウムが豊富。さらに栄養豊富な緑黄色野菜・ルッコラをたっぷり乗せて、よりヘルシーに仕上げました。

材料 (2人前)

※( )内は摂れる栄養素

干し椎茸 4~5枚/20g前後 
(β-グルカン・ビタミンD・B群・エリタデニン他)

水 200ml

ピザ生地 1枚 ※1

バター 5g

ルッコラ 適量(βカロテン・ビタミン・ミネラル)

モッツァレラチーズ 適量(タンパク質・ビタミンB12)

A・ソース材料

|お好きな味噌 大さじ1/2(必須アミノ酸・ミネラル)

|干し椎茸の戻し汁 小さじ1

|マヨネーズ 小さじ1

|すりゴマ 小さじ1(セサミン)

※1 ピザ生地は市販のものでも可。手作りする場合は記事後半を参照

作り方

〈下準備〉

・干し椎茸を戻す

干し椎茸は軽くゴミをとる程度にサッと水洗いし、水200mlに浸けて一晩冷蔵庫に置き、しっかり戻す。(ジップ式保存袋を使うと、少ない水で戻せるので戻し汁の濃度が上がります。なるべく空気を抜いて封をしてください)

・ ピザ生地を準備する

市販のものを使っても良いですが、手作りする場合は記事後半のレシピを参考にしてください

1 オーブンを250℃に予熱する(※2)

2 椎茸を厚めの細切りにし、バターで炒める

3 Aのソース材料を全て混ぜ合わせ、ピザ生地に塗る

4 2とモッツァレラチーズを乗せる

5 余熱しておいたオーブンで5分程度焼く ※2

6 チーズがとろりと溶けたら、仕上げにルッコラをトッピングする

※2 オーブン温度・焼き時間は、手作りピザ生地を基準に記載しています。市販のピザ生地を使う場合は、商品に合わせて調整してください

余裕のある方は、ぜひピザ生地から手作りしてみてください。ここにも椎茸の戻し汁を使うため、さらに奥深い風味を楽しめます。

〈ピザ生地の材料〉

強力粉 80g

薄力粉 40g

ドライイースト 小さじ1/2

干し椎茸の戻し汁 80ml(目安)

オリーブオイル 大さじ1

塩 ひとつまみ

打ち粉 適量

〈作り方〉

1 ボウルに強力粉・薄力粉・ドライイーストを入れ、軽く混ぜ、人肌に温めた椎茸の戻し汁を加え、ざっくりと混ぜ合わせる。(粉の種類や、気温・湿度・乾燥具合によって、戻し汁の量は調整してください)

2 水分が粉になじんだら、オリーブオイルと塩ひとつまみを加え、手でまとめるように混ぜる。粉っぽさがなくなり、表面が滑らかになるまでしっかりと捏ねて生地をまとめる


3 生地をボウルから捏ね台(まな板でOK)に移し、転がしたり打ちつけたりしながら、生地にハリと弾力が出るまで捏ねる


丸くまとめた生地を指先で軽く押したとき、じんわりと戻ってくるくらいが目安です

4 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけ、さらにふんわりとラップをする。オーブンに発酵機能があれば40℃で30分、なければ部屋の暖かいところで1時間~1時間半ほど置き、発酵させる

★うまく発酵すると、生地が1.5倍程度にふくらみ、ふんわりとした様子になります

5 オーブンを260℃に予熱する

6 発酵した生地に打ち粉をし、手やめん棒で直径25センチ程度の円に伸ばしたら、表面にフォークなどでランダムに穴を空ける

★穴を空けるのは、生地がふくらみすぎるのを防ぐためです。それでもふくらんでしまった場合は、焼き上がりにラップをかけると落ち着きます

7 余熱していたオーブンで10分程度焼く

▼オーブン温度・時間の目安

・ピザ生地を発酵させるとき

 40℃/30分

・手作りのピザ生地を空焼きする

 260℃/10分

・具材を乗せて焼くとき

 250℃/3~5分

※上記の温度と時間は、あくまで目安です。オーブンの種類、部屋や生地の温度・湿度などによって、発酵加減や火の通り方は異なってきます。生地の状態を見ながら調整してください

レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

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