2019.08.22

日焼け・乾燥肌の回復に!
コラーゲンの正しい摂り方とは?

curator
Hadamanma編集部

コラーゲン研究の最新情報!
本当に効果的な方法が明らかに。

お盆も過ぎ、秋は目の前だというのに、まだまだ暑い日が続きますね。

高温多湿、強烈な紫外線、エアコンの乾燥など、肌にとってはかなり過酷な季節を過ごす中で、体だけでなく肌もバテてきているかもしれません。秋を迎える前に、夏の疲れをリセットしたいものですね。



そこで、今回注目するのは「コラーゲン」。

化粧品でも健康食品でもよく耳にするコラーゲンですが、なぜ肌に良いとされるのか、実はよくご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。「肌にいい!」と言われる一方で「塗っても食べても意味がない」と噂されるなど、意外と分からないことも多いですよね。


近年、コラーゲン研究の進展はめざましく、新たな事実が次々と分かってきています。それを知ると、今までの常識と違う印象をお持ちになるかもしれません。


この機会に、最新の情報ともに効果的なコラーゲンの摂り方を学びましょう。きっと、夏のお疲れ肌のダメージ回復に役立つはずです。




ハリ・ツヤ肌に欠かせない!
「コラーゲン」の正体は?

そもそも「コラーゲン」は、タンパク質の一種。

体を作っているとても重要な成分で、特に肌に関して言えば、ハリやみずみずしさを支える大切な要素です。


具体的に言うと、人の肌は一番外側の「表皮」、その下の「真皮」、さらに「皮下組織」の三層から成っているのですが、真皮の実に70%を占めるのが、コラーゲン。繊維状のコラーゲンがエラスチンやヒアルロン酸などと複雑に絡み合うことで、肌の弾力や潤いを保っているのです。その様子は、よくベッドのスプリングに例えられます。

肌の図解

いわば「お肌の土台」。コラーゲンなしにハリ・ツヤ肌はあり得ず、もちろん、お疲れ肌の回復にも欠かせないわけです。不足したら大変ですね。


また、コラーゲンは優れた保湿成分で、化粧品にもよく使用されています。

しかし、化粧品は一般的に肌を美しく整えるものなので、コラーゲン配合の化粧品を肌の外側にいくらつけたからといって、肌細胞の中のコラーゲンが増えるわけではありません。


そこで、「コラーゲンを食べる」ことが大切になるわけです。




「食べても意味がない」はウソ?
コラーゲンの本当の話。

コラーゲンはタンパク質の一種。

体内のコラーゲンを増やすため、コラーゲン豊富な食事やサプリメントを摂って内側からアプローチする。昔からメジャーな美容法ですね。


でも気になるのが、ときどき聞かれるこの言葉。

「コラーゲンを食べても、肌のコラーゲンにはならない。だからコラーゲンを食べても無意味!


これはウソ? それともホント?


確かに、経口摂取したコラーゲンは、体内で消化されるときにアミノ酸に分解されてしまうので、「食べたコラーゲンが“そのまま”肌のコラーゲンになって定着する」ことはありません。


しかし私たちの体は、食べたコラーゲンを材料にして「自らコラーゲンを作り出す」力を持っています。

近年の研究でも「コラーゲンを摂取すると体内のコラーゲン産生が促進される」ことが分かっており、コラーゲンを食べるのは決して無意味ではありません。


「私たちの体は、食べたものから作られている」

Hadamanmaを運営する食品屋・タマチャンショップが以前からお伝えし続けてきたメッセージですが、美肌づくりにおいても同じことが言えるのです。





毎日の食事で、
たっぷりコラーゲン補給!

普段の食事でコラーゲン摂取といえば、やはりお肉をいただくのがもっとも手軽で身近な方法です。

特にコラーゲンが多いとされるのは、豚足や豚耳、牛すじ肉やテールなど。うなぎやスッポンもコラーゲン食材です。毎日は難しいですが、機会があればいただきたいものですね。



Hadamanmaの「食べるスキンケア」連載でも、これまでコラーゲン豊富なレシピをたくさんご提案しています。

美味しくて、きれいになれるメニューばかり。ぜひチェックしてくださいね。


コラーゲンが多いとされるのは、豚足や豚耳、牛すじ肉やテールなど。うなぎやスッポンもコラーゲン食材です。

▼エスニックな肉料理で、夏ダメージ対策!

コラーゲンたっぷり鶏肉ケバブ


▼日焼けからの復活肌レシピ

もち麦入り鶏レンコン餃子


▼コラーゲン入りメニューで、ダメージ肌にも潤いを

ワンタンわかめスープ




もっと効果的にコラーゲンを!
「ペプチドで摂る」という新発想。

毎日健康的な食事を摂るのも大切ですが、より効率的にコラーゲン補給を目指したいなら「コラーゲンペプチド」を活用するのも良いでしょう。


そもそも、動物性の食材に含まれているコラーゲンは、分子レベルで見ると沢山のアミノ酸が連なって三重のらせん構造を形づくっています。このままでは消化・吸収されにくいため、効率的に取り入れるには、かたまりをほぐす必要があります。


まずコラーゲンを加熱し、分解するとゼラチンになります。コラーゲン=プルプルとしたイメージも、このゼラチンによるものでしょう。そこからさらに酵素で分解したものが、コラーゲンペプチドです。

コラーゲン:多くのアミノ酸が繋がっている状態。ゼラチン:コラーゲンを加熱し、抽出・分解されたもの。コラーゲンペプチド:ゼラチンからさらに細かく酵素分解したもの。アミノ酸:一つあたりのサイズはコラーゲンの1/3000

少し前までは、経口摂取したコラーゲンは一度 “すべて”アミノ酸に分解され、必要に応じて体内でコラーゲンに再合成されると言われていました。これはタンパク質を摂取しても同じなので、「わざわざコラーゲンの形で食べなくても、肉や大豆を食べていれば十分」と考える人も多かったのです。


しかし最近では、コラーゲンはすべてがアミノ酸に分解されるのではなく、一部はペプチドの状態になって、体内のコラーゲンやヒアルロン酸の生成に役立っていることがわかっています。


そして最初からペプチドを摂取した場合は、コラーゲン(タンパク質)のように「アミノ酸へ分解→体内でコラーゲンに再合成」という工程が要らないため、より効率的に吸収、活用され、満足な美容効果を得られるという研究結果も出ています。



もちろん、アミノ酸も骨や内臓など体づくりのあらゆる材料になるので、肉や大豆などの高タンパク食品を食べるのは大切なこと。バランスの良い食生活が何よりの美肌作りの秘訣です。しかし、より集中的に夏のお疲れ肌をケアしたいとき、美肌づくりの効果を実感したいときは、コラーゲンペプチド摂取が効率的というわけです。


コラーゲンペプチドは普通の食材では難しいので、サプリメントを活用しましょう。世の中にはいろんなコラーゲンサプリメントがありますが、種類や質によっては実感がまったく違ってくるので、素材や製法をしっかりと確認して、品質の良いものを選んでくださいね。


そして、さらに効率的に美肌をつくるため、プラスしたいのが「ビタミンC」です。




ビタミンCとコラーゲンは、
美容の黄金コンビ!

食べたコラーゲンを材料に、体内でコラーゲン産生するのに欠かせないのが「ビタミンC」。

アミノ酸やコラーゲンペプチドを肌内部のコラーゲンとして組み立てる際に働く体内酵素を、ビタミンCがサポートしてくれます。せっかく摂ったコラーゲンを無駄なく美肌に活かすため、ぜひ一緒にビタミンCを補給するようにしましょう。

ビタミンCは体内でのコラーゲン生成を強力にサポート

体内のコラーゲンは加齢とともに減少しますし、ビタミンCはそもそも体内では作られない栄養です。どちらも毎日の食事でしっかりと摂取することが大切になってきます。


特に、体が疲れたりストレスを感じたりしているときは、ビタミンCが多く消費されると言います。過酷な気候が続く今の時期、お疲れ肌を回復するためにも、コラーゲンと共にビタミンCをたっぷり摂るようにしましょう。


ビタミンCは夏野菜や果物に豊富なので、旬の味覚を楽しみながら取り入れていってくださいね。量を摂るのが難しい方は、スムージーにしたり、ビタミンCサプリメントを活用してはいかがでしょうか。


* * * 


今回は、コラーゲンを内側から補給するお話をメインにお伝えしましたが、外側からのケアも大切です。


特に紫外線は、せっかく作ったお肌の奥のコラーゲンも次々破壊してしまいます。秋口になり日差しが優しくなっても、しっかり日焼け止めを塗ってUV対策を続けましょう。

お肌の潤いを守るためにも、毎日の丁寧なスキンケアも欠かさないようにしたいですね。


●Recommend

ひにまけぬ」「やさいのおまもりUVクリーム

野菜や植物由来エキスをたっぷり配合した、食品屋さんの日焼け止め。お肌に潤いを与えながら、紫外線ダメージからしっかり守ります。



もうすぐ厳しい夏が終わります。

季節の変わり目で気候も乱れやすくなりますので、お肌だけでなく体調にも気をつけてくださいね。


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Edited byHadamanma編集部