この夏は、健康や安全まで脅かすほどの酷暑に見舞われましたが、地域によりようやく、秋の気配を感じ始めている方もあるでしょうか。
野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第六回は、輝くお肌をつくるデザート。
溜まりに溜まった紫外線ダメージから、肌を救うお助けスイーツです。
古代ローマでは「不老不死の果物」とまで呼ばれた、果物の女王・イチジク。
メラニン抑制効果のあるアルブチンが豊富に含まれる、この時期に本当に嬉しい果物です。
アントシアニンなどの抗酸化物質も含まれるので、肌を老化させる体内の活性酸素も排出してくれます。
お通じを助けるペクチンも豊富なので、肌を内側から、あの手この手で輝かせてくれる最強フルーツと言えるでしょう。
そんな、肌にうれしい栄養たっぷりのイチジクを、コラーゲンでコーティングしたゼリーは、この時期にぴったりの美肌デザートです。
白ワインで煮て、大人の味に仕上げました。
イチジクの代わりに、桃で作ってもおいしくできます。
イチジクゼリー (4個分)
【材料】
A イチジク(アルプチン・アントシアニン・鉄分・ペクチン) 可食部分200g
キビ砂糖(カリウム・カルシウム・マグネシウム) 大さじ2
白ワイン(鉄分・マンガン) 200cc
粉寒天(食物繊維) 小さじ1/4
粉ゼラチン(グリシン) 2.5g
お湯 50cc
こなゆきコラーゲン 大さじ1
はちみつ(カルシウム・ビタミンB1、B2・葉酸、鉄分) 小さじ1
水 煮詰めた水分等と合わせて300cc
※イチジクを桃に代えてもおいしくできます。
【作り方】
1 Aを鍋に入れ煮立ったら弱めの中火で5分煮る。
2 50ccのお湯にゼラチンを振り入れ水分に浸透させておく。
3 1の果物をゼリー用の容器に入れる。
4 煮詰めた水分にはちみつ、2を入れ、300ccになるように水を足す。
5 4にこなゆきコラーゲンを入れる。
6 3に5を優しく入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で半日ほど冷やし固める。
※イチジクや桃にはたんぱく質分解酵素が含まれ、固まりにくい場合があるため、ゼラチンだけでなく寒天を加えています。環境により固まりにくい場合は、煮詰める時間や冷やす時間を長くして調整してください。
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、
広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。
「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。
地域野菜のPRなどを手がけるとともに、
季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。
今回のレシピに使用した商品
コメントを残す