2020.02.04

乾燥、シミ、老化の原因は「冬の紫外線」!
5年後の美肌のために、真冬のUVケアはじめよう

curator
Hadamanma編集部

毎日の日焼け対策は、万全ですか?

「日焼け」と言えば夏のイメージで、寒い季節の対策はついつい手薄になりがち。しかし、冬も紫外線は常に降り注ぎ、私達の肌へダメージを与え続けています。


穏やかな冬の日差しはとても気持ちが良いものですが、何の防御もせず浴びることは、肌にとっては“負の貯金”を続けることに他なりません。5年後、10年後の美しい肌を守るために、いま一度、冬の紫外線対策を見直してみましょう。




夏とは違う、冬の紫外線。
じわじわダメージの「UVA」に要注意!

冬は夏と比べると日差しも柔らかいし、黒い日焼けも起きにくいので、紫外線対策なんて必要ないように思ってしまいますね。しかし、そこが冬日焼けの落とし穴! 目に見える被害が少ないからと油断しているうちに、肌の奥にはダメージが積み重なっていきます。


その原因となるのが、紫外線の中でも波長の長い「UV-A波(UVA)」。

地上に届く紫外線の実に95%を占め、肌老化の大きな原因であると言われています。夏場に集中的に増える「UV-B波(UVB)」が肌表面を短時間で強く攻撃するのに対して、UVAは一年中降り注ぎ、肌の奥をじっくりと傷つけていくのが特徴です。



表皮を通過して奥の真皮層まで届いたUVAは、コラーゲンやエラスチンといった、肌の潤いやハリのもとを破壊してしまいます。これがシワやたるみを引き起こし、老化の原因に。さらに肌の奥に紫外線が入り込むと、防御のために肌細胞からメラニン色素が生み出されるので、シミ、くすみにもつながってしまいます。


夏の紫外線は肌の反応が急激でわかりやすいため、多くの人が自然に対策を取るようになりますが、UVAメインとなる冬の紫外線は、日を浴びてすぐに大きな変化が見えないので油断しがち。気づかないうちに、私たちの肌を徐々に老化させていくのです。



また、冬だからと油断して無防備に紫外線に肌を晒していると、還元美白で無色化したメラニンが再び黒く色づいてしまうこともあります。せっかく薄くなったシミが復活してしまっては、がっかりですよね。


シミやシワ、たるみといった老化予防のために、冬もしっかり紫外線対策に取り組んでいきましょう。




雨の日や室内でも、油断大敵。
夏とは違う、冬日焼けの要注意ポイントは?

体を冷やさないように温かいドリンクを飲むのもおすすめ。

冬になると全体的な紫外線量は少なくなりますが、UVAは一年中、天候に関係なく降り注いでいます。冬でもピーク時の1/2程度の量が降っていて、雲やガラス窓を通過してくるため、天気の悪い日でも、室内にいても、油断は禁物です。


晴れていない日でもきちんと日焼け止めをつけたり、室内ではできるだけUVカット素材のカーテンを使ったりと、冬場も気を抜かずに対策していきましょう。


また、冬は夏と比べると太陽の位置が低くなるので、あご下や鼻柱など、普段見落としがちなところにも直接日が当たるようになります。うなじや耳の後ろ、タートルネックから出ている首まで、きちんとケアできているでしょうか?

顎の下や首、手足もしっかりと日焼け止めを塗りましょう

厚着で守られ、日差しを浴びる面積は夏ほど多くありませんが、こういった細かいところのうっかり日焼けが将来の老化につながってしまいます。細かいところまで丁寧に日焼け止めを塗って、ケアしてあげましょう。



手や、ズボンとパンプスの間からのぞく足の甲なども、意外と見落としがちなポイントです。特に手は、最も酷使されて肌老化が進みやすいパーツ。普段から日焼け止めやハンドクリームで、しっかり守ってあげたいですね。



また、乾燥した肌は紫外線ダメージをより深く受けてしまいます。念入りな保湿も、この時期には欠かせません。日焼け止めも保湿力の高いものがオススメです。たっぷりと潤いを与えながら、紫外線をケアしてくれるものを選びましょう。


●Reccomend


ひにまけぬ

ひにまけぬ

自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。




メラニンを無色化&ターンオーバー!
“食べるスキンケア”で、美白を取り戻そう。

雪焼けに要注意!

せっかくなら、食事で内側からの紫外線対策も行っていきましょう。肌を作るのは、毎日の食事。栄養たっぷりのおいしいごはんを食べることが、キレイな肌を育てる近道です。


紫外線や乾燥に負けない肌がきちんと作られるように、肌の材料となるたんぱく質やコラーゲンをしっかり摂取していきましょう。肉や魚、大豆製品、ときにはプロテインなどの補助食品も活用すると良いですね。

肌がきちんと作られ、新陳代謝(ターンオーバー)が整えば、メラニンは自然と剥がれ落ちていきます。


また、蓄積してなかなか代謝できないメラニンも、酸化を防ぐことで無色化することができます。そのために活躍するのが、抗酸化力の高いビタミンC。ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜や、キウイや柑橘系のフルーツを積極的に取り入れていきましょう。


こうしてみると、肉、魚、野菜と、バランスの良い食事が浮かびますね。美肌づくりには、やはり健康的な食事が一番大切なことがわかります。




小さな積み重ねで、10年後の肌を守ろう!

マッサージをすることで血行が促されます。

肌老化の外的要因のうち、約80%が紫外線による影響だと言われます。怖い数字ですが、逆に言えば、紫外線にさえ気をつけていれば、肌老化の大半は解決できるかもしれません。小さな積み重ねが5年後、10年後の肌年齢を大きく左右します。


紫外線は美容の面だけでなく、皮膚ガンなど無視できない病気につながりかねない問題なので、日焼けをさして気になさらない方にも、ぜひ気をつけていただきたいと思います。


いつまでも美しく元気であるために、今日からぜひ、冬の紫外線対策に取り組んでみてくださいね。


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