肌の見た目を今すぐ変えるためのスキンケア、第二回目は「潤す」でした。
たっぷりの化粧品を使って、贅沢に肌を保湿することが大切。
角質層のいちばん奥までしっかりと潤すことで、
見た目の透明感、ツヤ、柔らかさといった、肌の質感が変わるのです。
さらに、潤いをしっかりと閉じ込めていれば、乾燥しにくく、
刺激にも強くなれます。乾燥した肌には、刺激が入りやすいのです。
さて今回は、肌の見た目を今すぐ変える3ステップの最終章、「守る」。
紫外線をはじめとする外部からの刺激から、肌を守る方法です。
生きていればどうしても避けられない、肌への刺激。
しかし刺激を受けないよう、また刺激を受けた肌へのケアを徹底することで
肌老化のマイナス要因を限りなくゼロに近づけましょう。
するとダメージを受けた肌の状態も回復し、見た目は大きく変わってくるのです。
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最大の敵、それは紫外線。
太陽の光の中には赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線があり、
中でも紫外線はその波長の長さによってA波(UVA)とB波(UVB)、C波(UVC)に分けられます。
紫外線は、化学光線とも呼ばれ、物の性質を変化させる力の強い光です。
中でも波長の長いA波が肌や物に与える影響は強く、
C波はオゾン層に阻まれ、地上に届くことはありません。
地上に届く紫外線のうち、肌の奥まで届くのがA波、
肌を赤くするのがB波です。
B波は、長時間の日光浴で真っ赤に焼けたり水ぶくれができたり、
いわゆる「サンバーン」の原因となりますが、日傘や帽子を使うなど
直射日光を肌に当てないようにするだけで、ある程度防ぐことができます。
一方、肌に深刻な影響を与えるA波は、早朝から降り注いでいます。
肌に急激な変化は与えないものの、シミやしわの発生に大きく関わります。
A波はB波の20倍以上も地上に届いており、ガラスなどの物質を通り抜けやすいので
日当たりの良い屋内でも、肌はその影響を受け続けているのです。
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UVケアのポイントは、下記の3つです。
1 日焼け止めは早朝から必須。
2 ハンカチはガーゼなど柔らかいものを使う。
3【重要】一刻も早く落とし、十分に保湿する。
下記に詳しく解説します。
1 日焼け止めは早朝から必須。
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前述のように、紫外線A波は太陽が出ている間じゅう降り注いでいます。
炎天下だけでなく、外出前からきちんと日焼け止めを塗りましょう。
2 ハンカチはガーゼなど柔らかいものを使う。
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タオル地や綿素材などのハンカチは、汗などを拭いたときに
日焼け止めまで一緒に拭き取ってしまうので、ガーゼなどの柔らかいハンカチを持ち歩きましょう。
塗り直しのタイミングは、日中を過ごす場所や天候にもよりますが
一日中屋外で過ごす時や、汗を何度も拭くような日は、
二時間おきくらいに塗り直すのが理想です。
3【重要】一刻も早く落とし、十分に保湿する。
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日焼け止めは、肌に負担がないとは言いきれません。
しかし、肌荒れを気にして日焼け止めを避けていては、
紫外線という強い化学光線による、より深刻な影響を受けてしまいます。
一日が終わって家に帰ったとき、まず何をしますか?
5年後、10年後も若々しい肌を保つために、まずメイクを落としましょう。
なぜそれが大切なのでしょう?
肌の表面では「メイク成分」と「皮脂」と「汗」、そして空気中の「汚れ」が
混ざり合い、紫外線を浴び、時間が経過するとともに酸化が進みます。
こうして、一日が終わるころには、刺激の強い化学物質に変化しているのです。
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夕方6時に帰宅してすぐにメイクを落とすのと、
夜10時にお風呂でやっと洗顔するのとでは、4時間の開きがあります。
この4時間のタイムラグを1年積み重ねると、なんと1460時間。
10年で14600時間。
こんなに長い時間、化学物質を肌に乗せて放置しては
肌の劣化スピードが加速するのは当然のことですね。
重要な日焼け対策、保湿。
日焼けの後は、まず冷やしましょう。洗顔後の仕上げすすぎを、
冷たい水でいつもより丁寧に行うと良いでしょう。
日焼けは軽いやけどのようなもの。しっかりと冷やすことで腫れや炎症を防ぎます。
海水浴や屋外作業などで特に焼け方の激しいときは、氷水で冷やした
布タオルを当てるなど、火照りが完全に引くまで冷やしてあげましょう。
そして、丁寧な保湿。乾燥の気になる冬場と同じくらい、しっかりと。
紫外線ダメージで敏感になっていますから、強くパッティングしたり
こすったりせず、コットンを使って優しくたっぷりと化粧水を浸透させます。
日焼け直後の肌は、水分の蒸発が早くなっていますから、化粧水が逃げないよう
乳液もたっぷりと塗って、保護してあげてください。
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正しいケアは、ターンオーバーと言われる肌の生まれ変わりを促進するので、日焼けダメージから素早く回復できます。そのための保湿を、毎日しっかりと。
紫外線ダメージは、シミやニキビ跡を直撃。
ニキビ跡が黒く、または赤黒く残ってしまっている、ソバカスがある、
またシミが気になるという方は、特に紫外線に要注意です。
そういう部分に紫外線が当たると、シミやニキビ跡は濃くなります。
ヒリヒリ、ムズムズするような刺激は感じなくても、
シミ、ソバカスやニキビ跡は、紫外線の影響で微弱炎症を起こすのです。
こうした場所は、特に敏感なため、表皮の細胞を作る基底層にあるメラノサイトが
紫外線が真皮に入り込むのを防ごうとして、より多くのメラニンを生成。
肌が本来持つ防衛機能ですが、それがシミやそばかすを増やし、濃くしてしまうのです。
こする、触るなどの刺激にも敏感になっていますので、ほかの部分より
優しく接するようにしましょう。洗顔の際も、こすらず泡を転がすように。
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シミやソバカスのケアは、他の部分より優しく、刺激を与えないように行いましょう。
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日傘や帽子、袖のある服で紫外線B波を防ぎ、日焼け止めや保湿で紫外線A波の影響から肌を守りましょう。
3回に分けて、見た目を今すぐ変えるスキンケアをお話ししました。
お肌の見た目をもっとも左右するのは角質層。
いちばん効果の出やすいこの部分、徹底的に磨くこと。
そうしてまずは、ご自身の肌の底力を感じてください。
昨日より明るい素肌に気づけたら、
もっともっときれいになりたい!と思えるはずです。
いっしょに、スキンケアを楽しみましょう。
今夜も、しっかり洗顔、保湿をしておやすみください。
![Hadamanma編集部](https://hadamanma.com/wp-content/uploads/avatar/avatar_2.jpg)