強い日差しによるダメージが気になる季節ですね。美容を考えるなら、栄養豊富な旬の食材をいただきましょう。「食べるスキンケア」第37回は、旬のチェリーをたっぷり使ったデザートのご紹介です。
チェリーは、ポリフェノール・ビタミン・カリウムが豊富な美容食材。暑い時期に嬉しいアイスクリームにして、楽しみながらきれいになりましょう。市販品にはないジューシーさが贅沢な気分にさせてくれる一品です。
アルコール感がお好みの方は、キルシュを入れてからあまり煮詰めないようにすると大人っぽい味わいになります。お酒に弱い方は、しっかりとアルコール分を飛ばしてください。
【材料・3〜4人前】 ※( )内は摂れる栄養素
チェリー 2000g(ポリフェノール・ビタミン・カリウム)
砂糖 40g(チェリー重量の20%)
キルシュ 30cc(チェリー重量の15%)
バルサミコ酢 小さじ1/2 (ナトリウム・カリウム・鉄分)
アイスクリーム 200g(チェリーと同重量)(タンパク質・カルシウム)
【作り方】
〈下準備〉
・チェリーは2つに割ってタネを取り、砂糖をまぶす
・砂糖が溶け水分が十分に出るまで3時間〜ひと晩置く
1 出た水分ごとチェリーを全部鍋に入れて火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして煮る。
(※焦げやすいので混ぜながら、途中でアクをすくい煮詰めていく)
2 火にかけてから10分程度でキルシュを入れ、ひと煮立ちしたら火を止め、バルサミコ酢を入れる
3 2が常温まで冷めたら、アイスクリームに混ぜ、再冷凍する
※アイスクリームはバニラのほか、チョコレート味でもおいしくできます
※1の時点で、火加減などによりチェリーが水分たっぷりになる場合がありますが、すべて混ぜ込んでいただいて結構です
※アルコールが入るとアイスはかたまりにくく溶けやすいため、3のあとはひと晩ほどじっくり冷やし込むと良いでしょう
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。