蒸し暑いキッチンでの調理がつらい季節ですが、美と健康の基本はやっぱり食事。栄養たっぷりのご飯を毎日いただきたいですね。そこで今回はミキサー調理で手軽にできる、栄養満点の冷たいスープをご紹介します。
スペイン発の「ガスパチョ」は、トマトなどの野菜をすりつぶして作る冷製スープ。
このレシピでは市販のトマトジュースやホールトマトを使うので、生トマトより効率的にリコピンを摂取でき、さらに人気のスーパーフード「キヌア」をプラスすることで、夏場に不足しがちなタンパク質も補給できます。また、美容効果の高い栄養を新鮮なまま取り入れるために、ピーマンや玉ねぎは生のまま加えます。
食欲がなくてもさらっと口にできて、夏に嬉しい栄養をしっかり補えるメニューです。
【材料・2人前】※()内は摂れる栄養素
A
|無塩トマトジュース 150ml(リコピン・βカロテン・ビタミンC)
|カットトマトまたはホールトマト 200g(リコピン・βカロテン・ビタミンC)
|ピーマン 小1個(ビタミンC・ビタミンA・βカロテン)
|玉ねぎ 50g(硫化アリル・ケルセチン)
|レモン果汁 少々(ビタミンC)
|コンソメ 6g
|塩 小さじ1/2弱
|はちみつ 小さじ1
|ガーリックパウダー 小さじ1/8
|パプリカパウダー 小さじ1/4
|こしょう 少々
|氷(または冷水) 80g
B
|キヌア 1/2カップ(タンパク質・ミネラル)
|水 1カップ
|カレー粉 小さじ1
バジル(トッピング用)
【作り方】
1 Aの材料を、滑らかになるまでミキサーにかけ、保存容器に移して冷蔵庫で冷やす
2 キヌアを炊く。Bの材料を鍋に入れ、火にかけ、沸騰したら15分ほど弱火で煮る
3 2を冷まし、冷えた1と共に皿に盛り、バジルを添える
※有塩のトマトジュースでも作れます。その場合は塩加減を調節してください
●おすすめ商品
5000年以上前のインカ帝国時代から愛されてきた穀物。非常に高い栄養価で、NASAが宇宙食として認めたことでも話題になったスーパーフードです。玄米と比較するとタンパク質・鉄分は約2倍、カルシウムは約5倍と言われています。
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。