「胃のほうき」とも言われるこんにゃくですが、お腹のお掃除やダイエットだけでなく、肌にも良いことをご存知ですか?
こんにゃく芋に含まれる「グルコシルセラミド」という成分は、肌の潤いを守る美肌成分。ただし、精製されたこんにゃく粉にはほとんど含まれていないので、潤い補給をしたい方は、こんにゃく芋をそのまま使用した「生芋」タイプを選びましょう。
今回は、そんな生芋こんにゃくを使用したレシピ。
料亭などではお馴染みの「田楽」が、家庭でも簡単に作れます。肌のターンオーバーに働きかけるくるみと、発酵食材である味噌を合わせて、最強の美肌メニューが完成しました。
材料 (3~4人前)
※( )内は摂れる栄養素
生芋こんにゃく 1枚(セラミド・食物繊維・カルシウム)
なす・里芋など(お好きな野菜)
すりごま(飾り用) 少々
〈田楽味噌〉
味噌 20g(タンパク質・アミノ酸・ミネラル・ビタミン)
マーマレード 20g(ビタミンC、E)
くるみ 10g(オメガ3脂肪酸・ポリフェノール・ビタミン)
すりごま 小さじ1(セサミン・カルシウム・リノール酸・オレイン酸)
作り方
1 こんにゃくは洗って一枚丸ごと下ゆでし、斜め格子状に隠し包丁を入れ、一口大に切り分ける
2 なすは揚げる、里芋は蒸すなど、野菜を下ごしらえして、一口大に準備する
3 ボウルに田楽味噌の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる(くるみは手で割りながら入れる)
4 1と2それぞれに3を乗せて、すりごまを飾る
※味噌はご家庭にあるもので結構ですが、赤味噌など味の個性が強いものほど田楽向きです
※田楽味噌は、ほかにも椎茸、大根、たけのこ、生麩、豆腐、厚揚げなど、さまざまな食材に合います
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。