2019.10.24

化粧水の「本当の使い方」で
さらなる「すっぴん力」アップへ!

curator
Hadamanma編集部

空気の乾燥がますます加速する秋。肌のかさつきが気になってくる頃ですね。


さて、乾燥対策といえば何よりも「保湿」が大切ですが、本当に正しく効果的なケアができているか、ここで一度確認してみませんか。

今回はスキンケアの要である「化粧水」について、詳しくお話しします。


いまさらと思われるかもしれませんが、毎日のスキンケアルーティンの中で当たり前の化粧水は、意外とおざなりになりがちな行程です。いつもなんとなく「パパッとつけて終わり!」になっていませんか?


化粧水を正しく使えていないと、潤いが十分に肌に行き渡らず、しかもすぐに蒸発して、余計に肌が乾燥する原因になることも……。本格的な乾燥シーズンを前に、角質層にしっかり潤いを届けるため、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう!





スキンケアで欠かせない化粧水の意味って?

毎日のスキンケアで欠かせない化粧水。でも、その詳しい働きや保湿のメカニズムをちゃんと把握できている人は、意外と少ないかもしれません。


化粧水の役割は、肌に水分と保湿成分を与えること。保湿することで角質を柔らかくして、肌の調子を整える効果があります。


よく「肌に化粧水が浸透する」と言いますが、実際に化粧水が届くのは「角質層」まで

そもそも肌は、大きく「表皮」と「真皮」に分けられますが、表皮はさらに細かく4層に分かれており、一番外側にあるのが「角質層」です。その厚みはわずか0.02〜0.03mm程度! ティッシュ1枚よりずっと薄いんですね。



この角質層が、肌の保湿機能バリア機能を担っています。肌内部からの水分蒸散を防ぎながら、外部の刺激や異物から体を守ってくれています。


▼肌の仕組みについて、さらに詳しくはこちら

これだけは知っておきたい!『お肌のしくみ』基本編


そんな角質層をすこやかに保つため、活躍するのが化粧水

赤ちゃんのように、新陳代謝が盛んで潤った肌であれば何もつけなくても良いかもしれませんが、大人になると日々のメイクによる刺激や、生活習慣の乱れ、紫外線によるダメージ、加齢による保湿成分の減少など、さまざまな要因が重なって、自力だけでは肌の潤いを保てなくなります。


角質層が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れて肌荒れしたり、ハリがなくなったり……老化をはじめ、さまざまな美容トラブルが起こってしまいます


だから、乾燥して硬くなってしまった肌に化粧水で潤いを補って、角質を柔らかく整える必要があるのです。カサカサに枯れた大地に、ジョウロで水をあげるイメージですね。






水分を与えるだけで良いなら、水で十分じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。化粧水がただの水と違うのは、保湿成分美容成分を含んでいるところ。


角質層に入った水分は、時間の経過とともに蒸散します。乾いて、潤いが逃げてしまうんですね。水分を逃がさず、さらに肌内部からの水分蒸散を防ぐために、化粧水に配合されている保湿・美容成分が働くのです


特に、肌内部にも存在するセラミドNMFの成分(アミノ酸や尿素など)は、化粧水の保湿成分としても人気です。肌との親和性が高く、角質層の保湿効果を補って、柔らかく潤う肌づくりをサポートしてくれます。


単純に水分で湿らせるだけではなく、しっかり「保湿」できるように、保水力の高い成分が入った化粧水を選ぶと良いでしょう。


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化粧水の役割が分かりましたが、重要なのはその使い方です。肌の表面にパパッと濡らすようなつけ方では、十分に角質層全体を潤すことはできません。


長時間、水や湯に手を浸けていると、指先がシワシワになりますよね。時間をかけて水分が角質層に侵入した結果です。化粧水も同じく、じっくり丁寧につけることで潤いが角質層に浸透します


そこでHadamanmaがおすすめするのは、コットンを使って化粧水をつける方法

1.化粧品を「正しく使う」こと

手でつけるのも良いのですが、気づかないうちに手のシワや指の隙間に化粧水が流れて、適量を顔に届けられていないことがあります。コットンなら、化粧水をしっかりとどめておけます


また、手のひらでは頰や額などの広い面は塗りやすいですが、小鼻や口周りの凹凸部分には塗りムラがでやすく、水分が行き届きにくいもの。毛穴が気になったり、乾燥して粉を吹いたりしやすいのは、そういった部分ではありませんか?

そんなところも、コットンだと均一に塗ることができます


そして化粧水には、日焼けやお風呂上がりでほてった肌をクールダウンさせる役割もあります。手のひらで温まってしまったら、その効果も半減ですね。コットンなら、余計な熱も伝わりません



手だとつい短時間で済ませがちですが、コットンを使うと比較的丁寧にスキンケアを行うようになるので、角質層にじっくり潤いを浸透させることができます。


ただし、コットンを使うときは「絶対にこすらないこと」「強く叩かないこと」が鉄則。間違った使い方をすると、摩擦によって肌を傷つけてしまいます。


では改めて、コットンを使った化粧水の「正しい使い方」を確認していきましょう!




化粧水をつけるのは、洗顔後やお風呂上がりすぐ! 肌が乾かないうちに行うことが大切です。脱衣所や洗面台に化粧水を置いておくと楽ですね。


そして大切なのは、化粧水の量。少ないと角質層全体を潤すことができませんし、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまうので、コットンがひたひたになるくらいたっぷり使いましょう。


まずは化粧水のメーカーの規定量を確認してください。3〜4プッシュとか、500円玉大を数回とか、商品によって書き方は違いますが、多くの化粧水が約5ml(小さじ一杯)程度を推奨しています。



実際に測ってみると、「こんなに多いの?」と思われるかもしれません。この量を手のひらで一気に顔に乗せようとすると、半分以上こぼれ落ちてしまうので、もし手でつける場合は少しずつ分けながら使うことが大前提。その点でも、コットンを使う方が効率が良いですね。


「高価な化粧水だからもったいない」と、ちびちび使っていたら結局十分な効果を得られず、せっかくの化粧品がかえってもったいないことになってしまいます。かけた値段分、あるいはそれ以上の満足感を得るためには、適量を守り、手間をかけることが大切なのです。




コットンは柔らかく、厚みのあるものを選びます。中指と薬指の2本にのせて、人差し指と小指で両端をはさんで使いましょう。小鼻などの細かい部分をケアするときは、コットンを畳んだり、中指一本にかけて使ってください。



音が出るほど強く叩くようにパッティングするのは、肌の刺激になるので絶対にNG!


コットンは小刻みに動かし、肌から5mm以上浮かさないイメージで、肌にやさしく当てていきましょう。じっくり繰り返すことで、角質層のすみずみまで潤いが行きわたります。

規定量でも潤いが足りないと感じときや、乾燥が気になる部分には、化粧水を追加して重ねづけするのも良いですよ。



どこまですれば十分な保湿と言えるか、一つの目安としては顔全体がひんやりとクールダウンされていること。そして、肌がもっちりと手のひらに吸い付くようになったらOKです。


最後に手のひらで顔をやさしく包み込んで、しっかりと潤いを押し込んでください。柔らかく潤った肌を、いつくしむように。


家事や子育て、仕事に忙殺されて、どうしてもゆっくりスキンケアしていられない!という場合は、シートマスクコットンパックを活用してはいかがでしょうか。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、顔に貼ったまま他のことができるので便利です。







化粧水でしっかり潤いを届けたあと、大切なのは「油分」の補給です。化粧水をどんなにたっぷり使っても、潤いが蒸散してしまっては意味がありません。乳液やオイル、クリームで水分を閉じ込めましょう


ときどき、脂性肌だからといって化粧水だけで済ませてしまう人がいます。本当にそれで肌の調子が良くなっていれば問題ありませんが、もしも皮脂のベタつきが解消されない場合は、「インナードライ」になっている可能性も。


油分でフタをしないことで、水分が蒸散して肌内部が乾き、それを補うために皮脂が過剰分泌しているのです。いつものケアで肌状態がよくならないときは、化粧水乳液という、スキンケアの基本ステップを振り返ってみると良いですね。


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乳液を使ったコットンパックや、たっぷりの潤いを味方に軽くマッサージするのもも効果的です。乾燥シーズン、時間に余裕があるときはぜひ試してみてくださいね。




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今回はスキンケアの基礎である化粧水について、大ボリュームでお届けしました。


前回の「クレンジングと洗顔」の話に引き続き、化粧水による保湿も「すっぴん力」を鍛える大切なステップです。忙しい毎日の中で、つい惰性になりがちな部分ではありますが、ここを意識して丁寧に行うことで、明日の肌が変わります。


乾燥も寒さも、肌に潤いがあれば怖くありません。ダメージを老化につなげないために、今からすっぴん力を蓄えて、厳しい冬に備えましょう!

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