リフトアップや血行促進に効果的なマッサージ。美しい肌づくりのために、毎日の美容習慣として取り入れたいところですが、やり方によってはメリットもデメリットも生じます。
誤ったマッサージは、肌老化を招く危険をはらんでいます。今一度、正しく効果的な手順を確認して参りましょう。
手軽な「乳液マッサージ」のポイントと注意点。
一般的に、マッサージは専用のクリームやオイルで行うのが良いとされています。それは、肌に浸透しにくい化粧品を使うことで、指の滑りを保てるからです。
しかしここでご提案するのは、いつもの「乳液」を使ったマッサージ。専用クリームやオイルに比べて肌になじんで浸透しやすい化粧品ですから、たっぷりの量を使用することと、短時間(2〜3分が目安)で行うことがポイントになります。
マッサージで期待できること
1 血行促進 肌細胞に酸素や栄養が行きわたり、同時に不要な老廃物が取り除かれます
2 新陳代謝がアップ 肌のターンオーバーがスピーディになり、くすみにくくなります
3 筋肉の疲労回復 表情ジワが軽減され、自然な表情が取り戻せます
4 潤いとハリ 使用する乳液の効果が上がり、なめらかで潤いのある肌になります
効果的なマッサージは、血行を促進するため、気になる肌ぐすみを解消し、クリアにしてくれます。たっぷりの乳液を使えば、指滑りも良くなり潤いもしっかり届けられます。
ただし、お肌はとってもデリケート。顔の表層の毛細血管は、少しの刺激で傷つきやすいもの。強くこすると炎症を起こし、赤みやシミの原因になったり、肌が敏感になったり、さらには刺激から保護するため肌が厚くなってしまうこともあります。
また、顔の筋肉=表情筋も、体の筋肉に比べて特殊で衰えやすい、繊細な作りをしています。誤った方法でマッサージを行うと、かえってシワやたるみの原因になることも。
ですからあくまでも、優しく「さする」程度を心がけ、絶対に強くこすらないことが最大のポイントです。指に力を入れないよう、また、同じところを何度もこすりすぎないよう気をつけましょう。そして、乳液はたっぷりと使うこと。
それでは、具体的な方法をご紹介します。
活き活きとした表情を維持する、フェイシャルマッサージ
・ほおを下から上へ持ち上げながら円を描くようにくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って4回)
・口角を引き上げるようにくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って2回)
・小鼻の周りを下から上へ引き上げながらくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って2回)
・目の周りを下から上へ優しくくるくるマッサージ(中指と薬指を使って軽い力で1〜2回)
・おでこを下から上へ引き上げながらくるくるマッサージ(親指以外の4本を使って2回)
1〜5を2、3セット繰り返す。※やりすぎ注意
〈ポイント1〉
指が滑るようにたっぷりの乳液を使うこと。途中で指の滑りが悪くなったら、乳液を追加します
〈ポイント2〉
指の動きは、顔の「下から上」「内から外」を意識する
〈ポイント3〉
こすりすぎ、やりすぎに注意。肌にダメージを与えないように、やさしく短時間で済ませること
全身に血を巡らせる、ボディマッサージ
いくら顔を丁寧にマッサージしていても、血流は全身のものですから、体が滞っていては効果が半減します。ボディマッサージも行いましょう。
体は顔と比べて血管・筋肉ともに大きいため、ある程度力を加えてもOKです。肌を潤わせて滑らかにするだけでなく、むくみや疲れを和らげるには、手足の先端から付け根に向かって、擦り上げたり揉んだりします。
先端から付け根に向かってマッサージするのは、末端から心臓に近い方へ血を送るためです。心臓に向かって流れる静脈の血行が滞ると、疲れが残りやすくなり、むくみの原因になるからです。
お風呂上がりの、体が温まって血行が良くなったところで、乳液やボディクリームを使って行なってください。暖かい部屋で、血流を意識して行いましょう。
いかがでしたか?
冷えによって血行が滞りやすい季節こそ、なるべく意識して血流促進したいものですね。もちろん、体をあたためる食事や適度な運動も重要です。
厚手のルームウェアやもこもこのスリッパなど、寒い時期をあたたかくしてくれるものに囲まれる秋冬ならではの贅沢を楽しみながら、健康で美しくお過ごしください。
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