カテゴリー: スキンケアの基礎知識

肌に関する基礎的な知識

  • 化粧水の「本当の使い方」でさらなる「すっぴん力」アップへ!

    化粧水の「本当の使い方」で
    さらなる「すっぴん力」アップへ!

    空気の乾燥がますます加速する秋。肌のかさつきが気になってくる頃ですね。

    さて、乾燥対策といえば何よりも「保湿」が大切ですが、本当に正しく効果的なケアができているか、ここで一度確認してみませんか。

    今回はスキンケアの要である「化粧水」について、詳しくお話しします。

    いまさらと思われるかもしれませんが、毎日のスキンケアルーティンの中で当たり前の化粧水は、意外とおざなりになりがちな行程です。いつもなんとなく「パパッとつけて終わり!」になっていませんか?

    化粧水を正しく使えていないと、潤いが十分に肌に行き渡らず、しかもすぐに蒸発して、余計に肌が乾燥する原因になることも……。本格的な乾燥シーズンを前に、角質層にしっかり潤いを届けるため、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう!

    スキンケアで欠かせない化粧水の意味って?

    毎日のスキンケアで欠かせない化粧水。でも、その詳しい働きや保湿のメカニズムをちゃんと把握できている人は、意外と少ないかもしれません。

    化粧水の役割は、肌に水分と保湿成分を与えること。保湿することで角質を柔らかくして、肌の調子を整える効果があります。

    よく「肌に化粧水が浸透する」と言いますが、実際に化粧水が届くのは「角質層」まで

    そもそも肌は、大きく「表皮」と「真皮」に分けられますが、表皮はさらに細かく4層に分かれており、一番外側にあるのが「角質層」です。その厚みはわずか0.02〜0.03mm程度! ティッシュ1枚よりずっと薄いんですね。

    この角質層が、肌の保湿機能バリア機能を担っています。肌内部からの水分蒸散を防ぎながら、外部の刺激や異物から体を守ってくれています。

    ▼肌の仕組みについて、さらに詳しくはこちら

    これだけは知っておきたい!『お肌のしくみ』基本編

    そんな角質層をすこやかに保つため、活躍するのが化粧水

    赤ちゃんのように、新陳代謝が盛んで潤った肌であれば何もつけなくても良いかもしれませんが、大人になると日々のメイクによる刺激や、生活習慣の乱れ、紫外線によるダメージ、加齢による保湿成分の減少など、さまざまな要因が重なって、自力だけでは肌の潤いを保てなくなります。

    角質層が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れて肌荒れしたり、ハリがなくなったり……老化をはじめ、さまざまな美容トラブルが起こってしまいます

    だから、乾燥して硬くなってしまった肌に化粧水で潤いを補って、角質を柔らかく整える必要があるのです。カサカサに枯れた大地に、ジョウロで水をあげるイメージですね。

    水分を与えるだけで良いなら、水で十分じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。化粧水がただの水と違うのは、保湿成分美容成分を含んでいるところ。

    角質層に入った水分は、時間の経過とともに蒸散します。乾いて、潤いが逃げてしまうんですね。水分を逃がさず、さらに肌内部からの水分蒸散を防ぐために、化粧水に配合されている保湿・美容成分が働くのです

    特に、肌内部にも存在するセラミドNMFの成分(アミノ酸や尿素など)は、化粧水の保湿成分としても人気です。肌との親和性が高く、角質層の保湿効果を補って、柔らかく潤う肌づくりをサポートしてくれます。

    単純に水分で湿らせるだけではなく、しっかり「保湿」できるように、保水力の高い成分が入った化粧水を選ぶと良いでしょう。

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    Hadamanmaとれたてベジローション

    とれたてベジローション

    食由来の保湿・美容成分をたっぷり配合した、保湿化粧水。人肌になじみやすい天然ヒト型セラミド(醤油粕由来)と、植物性セラミドをダブルで配合しました。さらに、保水力の高い椎茸エキスや、アミノ酸、米麹や酵母による発酵のチカラをフル活用。潤いあふれる健やかな肌に導きます。

    化粧水の役割が分かりましたが、重要なのはその使い方です。肌の表面にパパッと濡らすようなつけ方では、十分に角質層全体を潤すことはできません。

    長時間、水や湯に手を浸けていると、指先がシワシワになりますよね。時間をかけて水分が角質層に侵入した結果です。化粧水も同じく、じっくり丁寧につけることで潤いが角質層に浸透します

    そこでHadamanmaがおすすめするのは、コットンを使って化粧水をつける方法

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    手でつけるのも良いのですが、気づかないうちに手のシワや指の隙間に化粧水が流れて、適量を顔に届けられていないことがあります。コットンなら、化粧水をしっかりとどめておけます

    また、手のひらでは頰や額などの広い面は塗りやすいですが、小鼻や口周りの凹凸部分には塗りムラがでやすく、水分が行き届きにくいもの。毛穴が気になったり、乾燥して粉を吹いたりしやすいのは、そういった部分ではありませんか?

    そんなところも、コットンだと均一に塗ることができます

    そして化粧水には、日焼けやお風呂上がりでほてった肌をクールダウンさせる役割もあります。手のひらで温まってしまったら、その効果も半減ですね。コットンなら、余計な熱も伝わりません

    手だとつい短時間で済ませがちですが、コットンを使うと比較的丁寧にスキンケアを行うようになるので、角質層にじっくり潤いを浸透させることができます。

    ただし、コットンを使うときは「絶対にこすらないこと」「強く叩かないこと」が鉄則。間違った使い方をすると、摩擦によって肌を傷つけてしまいます。

    では改めて、コットンを使った化粧水の「正しい使い方」を確認していきましょう!

    化粧水をつけるのは、洗顔後やお風呂上がりすぐ! 肌が乾かないうちに行うことが大切です。脱衣所や洗面台に化粧水を置いておくと楽ですね。

    そして大切なのは、化粧水の量。少ないと角質層全体を潤すことができませんし、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまうので、コットンがひたひたになるくらいたっぷり使いましょう。

    まずは化粧水のメーカーの規定量を確認してください。3〜4プッシュとか、500円玉大を数回とか、商品によって書き方は違いますが、多くの化粧水が約5ml(小さじ一杯)程度を推奨しています。

    実際に測ってみると、「こんなに多いの?」と思われるかもしれません。この量を手のひらで一気に顔に乗せようとすると、半分以上こぼれ落ちてしまうので、もし手でつける場合は少しずつ分けながら使うことが大前提。その点でも、コットンを使う方が効率が良いですね。

    「高価な化粧水だからもったいない」と、ちびちび使っていたら結局十分な効果を得られず、せっかくの化粧品がかえってもったいないことになってしまいます。かけた値段分、あるいはそれ以上の満足感を得るためには、適量を守り、手間をかけることが大切なのです。

    コットンは柔らかく、厚みのあるものを選びます。中指と薬指の2本にのせて、人差し指と小指で両端をはさんで使いましょう。小鼻などの細かい部分をケアするときは、コットンを畳んだり、中指一本にかけて使ってください。

    音が出るほど強く叩くようにパッティングするのは、肌の刺激になるので絶対にNG!

    コットンは小刻みに動かし、肌から5mm以上浮かさないイメージで、肌にやさしく当てていきましょう。じっくり繰り返すことで、角質層のすみずみまで潤いが行きわたります。

    規定量でも潤いが足りないと感じときや、乾燥が気になる部分には、化粧水を追加して重ねづけするのも良いですよ。

    どこまですれば十分な保湿と言えるか、一つの目安としては顔全体がひんやりとクールダウンされていること。そして、肌がもっちりと手のひらに吸い付くようになったらOKです。

    最後に手のひらで顔をやさしく包み込んで、しっかりと潤いを押し込んでください。柔らかく潤った肌を、いつくしむように。

    家事や子育て、仕事に忙殺されて、どうしてもゆっくりスキンケアしていられない!という場合は、シートマスクコットンパックを活用してはいかがでしょうか。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、顔に貼ったまま他のことができるので便利です。

    化粧水でしっかり潤いを届けたあと、大切なのは「油分」の補給です。化粧水をどんなにたっぷり使っても、潤いが蒸散してしまっては意味がありません。乳液やオイル、クリームで水分を閉じ込めましょう

    ときどき、脂性肌だからといって化粧水だけで済ませてしまう人がいます。本当にそれで肌の調子が良くなっていれば問題ありませんが、もしも皮脂のベタつきが解消されない場合は、「インナードライ」になっている可能性も。

    油分でフタをしないことで、水分が蒸散して肌内部が乾き、それを補うために皮脂が過剰分泌しているのです。いつものケアで肌状態がよくならないときは、化粧水乳液という、スキンケアの基本ステップを振り返ってみると良いですね。

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    天然ヒト型セラミドをはじめ、3種のナッツオイルや、宮崎県産の原木椎茸エキスなど、優れた保湿成分をたっぷり配合。食の栄養をつめこんだ「集中美容乳液」です。

    乳液を使ったコットンパックや、たっぷりの潤いを味方に軽くマッサージするのもも効果的です。乾燥シーズン、時間に余裕があるときはぜひ試してみてくださいね。

    * * *

    今回はスキンケアの基礎である化粧水について、大ボリュームでお届けしました。

    前回の「クレンジングと洗顔」の話に引き続き、化粧水による保湿も「すっぴん力」を鍛える大切なステップです。忙しい毎日の中で、つい惰性になりがちな部分ではありますが、ここを意識して丁寧に行うことで、明日の肌が変わります。

    乾燥も寒さも、肌に潤いがあれば怖くありません。ダメージを老化につなげないために、今からすっぴん力を蓄えて、厳しい冬に備えましょう!

  • 「すっぴん力」を上げる!正しいクレンジング&洗顔法

    「すっぴん力」を上げる!
    正しいクレンジング&洗顔法

    毎日欠かすことのできない、クレンジングや洗顔。クタクタに疲れているときや、忙しくて手いっぱいのときは、つい手間だなぁ、めんどくさいなぁ、と思ってしまうこともありますね。

    でも、美容の基本は「落とす」こと。

    「化粧したまま寝ると肌が荒れてしまう!」

    「洗顔をきちんとしないと、くすんで老け顔になる!」

    そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。では、クレンジングや洗顔をきちんとせずに過ごしていたら、私たちの肌では具体的にどんなことが起きるのでしょう? 今回は、クレンジングや洗顔の大切さと、正しいやり方をしっかり見直してみましょう。

    洗顔不足はなぜ悪い?
    肌荒れのメカニズム。

    気になる肌荒れの原因は?

    1日を終えた肌の表面には、さまざまな汚れが付着しています。

    お化粧をしている方なら朝塗った日焼け止めやファンデーションが残っているでしょうし、何もしていなくても、自分自身の汗や皮脂、古い角質などの汚れがたまったり、空気中の埃や花粉が付着したりして、肌は必ず汚れてしまいます

    それらの汚れは時間と共に酸化したり、混ざりあって化学反応を起こしたりすることで、肌に刺激を与えるようになります。顔を洗わずに寝てしまうということは、そんな刺激物質をつけたままにするということ。当然、肌には大変な負担となります。

    また、汚れが肌表面に留まっていると、毛穴をふさいで吹き出物などの炎症を引き起こすほか、正常な肌のサイクル(ターンオーバー)を邪魔するので、きれいな肌が作られなくなります。古い角質が蓄積してゴワゴワした厚い皮膚になり、くすみやシミ、シワやたるみにもつながってしまいます。不潔な状態は、老化の原因にもなるんですね。

    肌が汚れていると、さまざまな美容トラブルの原因となります。

    そればかりか、こんな状態の肌では、どんなに良い化粧品を使っても美容成分がしっかり浸透できず、十分な効果を発揮できません。もったいないですね。

    常に肌を清潔に保っていれば、化粧水や美容液がスイスイ浸透し、角質層をしっかりと潤してくれます。ターンオーバーも正常に行われるようになり、いつもピカピカ素肌。

    これが、「すっぴん力」です。すっぴん力さえあれば、濃いファンデーションで肌を隠さなくて良いし、やみくもに化粧品を取り替えてお金をかける必要もありません。明るく透明感のある素肌で、より美しく、若々しくなれるはずですね。

    「帰宅後すぐ」が基本!
    クレンジングで1日の汚れを落とそう。

    では、すっぴん力を向上させるための「正しいクレンジングと洗顔法」とは?

    ポイントを具体的にご紹介していきましょう。

    まずは洗うタイミング。

    1日を過ごした肌には、前述した通り、汚れと刺激成分がたっぷりと付いています。手を洗うのと同じように、顔も「帰宅後すぐ」に洗って、汚れから解放してあげましょう。

    帰宅後、すぐにクレンジング・洗顔をしてお肌を解放しよう!

    よく手を洗ったあと、油溶性の汚れを落とすためにクレンジングをします。

    クレンジングはメイク汚れだけでなく、角栓の詰まりや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。

    メイクをせず1日外出もしなかった日は、肌質によっては泡洗顔だけで済ませても良いかもしれませんが、日焼け止めを塗ったならクレンジングもしてください。また、皮脂分泌が多めでニキビや角栓詰まりができやすい方も、泡洗顔の前にクレンジングで皮脂をリセットするのも良いですね。

    オイルやミルクタイプなど、いろいろなクレンジングがありますが、肌質に合わせて好みのものを選んでください

    クレンジング力が強いオイルベースのものは、濃いメイクをしっかり落としたい日や、皮脂や角栓が気になる時に向いています。ただし必要な潤いまで奪うこともあるので、乾燥しやすい方にはミルクやジェルなど、肌にやさしいタイプがおすすめです。基本はミルクやジェルで、Tゾーンはオイルなど、部位によって使い分ける方法もあります。

    自分のお肌に合ったクレンジングを選びましょう。

    シートタイプのものはとても便利ですが、肌をこすりやすく、洗い流すものと比べて汚れ落ちが十分でない場合もあるので、なるべく常用は避けた方が良いでしょう。

    また、オイルやミルクでも汚れ落ちがいまいち、という方は、使い方が誤っている可能性があります。商品によって量や使い方は細かく違う場合があるので、メーカーの説明をしっかり読んで使いましょう。
    特に、手や顔が濡れた状態でクレンジングを使っても、汚れとクレンジング剤が十分になじみません。濡れた手でもOKという商品でない限り、乾いた状態でクレンジングしましょう。逆に、クレンジング剤を洗い流す際は、まず少量の水でクレンジングと水をなじませる「乳化」の一手間を忘れずに。きちんと乳化できていないと、せっかくの汚れ落ちが半減する場合があります。

    クレンジングや洗顔の際、よく耳にするタブーは「強くこすらない!」「指でゴシゴシ触らない!」ということ。

    こすりすぎを防ぐため、マスカラやアイライナーなどを使用している方は、先にポイントメイクを専用リムーバーで落としておきましょう。この時も、ゴシゴシこすると色素沈着を招きますので、優しく行ってくださいね。

    洗顔の前に「たっぷり予洗い」しよう!

    洗顔の前にたっぷり予洗いをしよう

    泡洗顔の前に大切なのは、「予洗い」です。洗顔料を使う前に、きれいな水でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。クレンジングのあとはもちろん、朝の洗顔前にも大切なステップです。

    ここを手抜きせず丹念に行うことで、角質層が柔らかくなり、スムーズに汚れを落とせるようになります。

    予洗いは溜めた水でなく、流水で行いましょう。水の温度は冷たすぎず、熱すぎず、35°C前後の人肌くらいが、肌に刺激を与えず、汚れが落ちやすい温度です。

    特にクレンジングのあとは、指先に感じるヌルつきがなくなってからも、さらに数回すすいでおきます。クレンジングが肌に残っていると泡洗顔の邪魔になってしまうため、角質層の汚れをリセットするつもりで、しっかりとすすぐことが大切です。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    正しい洗顔のポイントは
    「泡だて」と「プラス20回のすすぎ」

    たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

    予洗いがしっかりできたら、続いて泡洗顔です。

    クレンジングをしっかりすれば泡洗顔はいらないのでは? と思ってしまいますが、クレンジングが油溶性の汚れを落とすのに対して、泡洗顔には古くなった角質や皮脂、汗やホコリなど、水溶性の汚れを落とす役割があります。

    洗顔料は、きめの細かい泡をたっぷりと作ってから肌に乗せましょう。

    この時に水分が多すぎると、すぐに流れてしまう、柔らかい泡しかできません。ボリューム不足でつぶれやすい泡だと肌をこする原因になりますし、粗い泡では毛穴の汚れもしっかり落とせません。

    ちょっとずつ水分を加減しながら、キメの細かいもっちり泡を作るようにしてください。泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使うと簡単です。

    手のひらに乗せた泡が、ひっくり返しても簡単に落ちないくらいの弾力を持っている状態が理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔全体を包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    たっぷりのきめ細かい泡で洗いましょう。

    頬やおでこといった顔の広い範囲はもちろん、Tゾーン、小鼻のキワや口元などの細かい凸凹部分までしっかりと。髪の生え際、首や耳の周辺などまで洗い残しのないようにします。

    そして、しっかりとすすぎを行いましょう。

    ここが不十分で肌トラブルが起きている方も多いので、「泡が落ちたな」と思ってからもプラス20回を目安に、たっぷりの流水ですすいでください。

    泡が落ちてからプラス20回すすぎましょう。

    角質層の中の水を全部入れ替える気持ちで、きれいな流水を使って顔中すみずみまですすぎましょう。この時、浄水器の水を使えたら理想的です。

    すすいだ後は、必ず鏡を見ながら顔を左右に振って、生え際やあごのラインまで泡や汚れの残りがないかチェックしましょう。すすぎ残しが吹き出物の原因になる場合もあります。

    清潔なタオルでやさしく水分をとりましょう

    タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにやさしく水分をおさえるだけ。せっかくきれいにした肌を汚してしまわないように、タオルは洗いたての清潔なものを使ってくださいね。

    肌が乾かないうちに、素早く化粧水&乳液での保湿ケアしましょう。

    「やりすぎ」で肌刺激に?
    美容意識が高い人ほど陥りがちなNGポイント。

    正しい洗顔方法で、ダメージを最小限に抑えましょう

    クレンジング・洗顔の正しいステップをご説明してきましたが、最後にちょっと見落としがちな、意外なNGポイントをご紹介します。

    1・時間をかけて「やりすぎ」ている

    力が強すぎる・雑すぎるクレンジングがいけないことは、皆さんよくご存知ですが、美容意識が高い人が陥りがちな失敗として特に多いのは、「丁寧すぎる」クレンジング。その念入りな行為が、かえって肌に刺激を与えていることがあるのです。

    たとえばあなたは、クレンジングや洗顔料を顔に乗せてから洗い流すまで、どのくらいの時間をかけていますか?

    しっかり丁寧に……と思うあまり、3分、5分と時間をかけている人がいらっしゃいますが、クレンジングや洗顔料はあまり長く肌に乗せていると負担になり、乾燥の原因にもなります。

    クレンジングも泡洗顔も、目安は1分程度。

    長く乗せているほど汚れが落ちるわけではないので、優しく手早く行いましょう。力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指の二本をくっつけた状態で使うと、軽い力で洗うことができます。

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    2・化粧品の「量」が少ない

    それから見落としがちなのが、使う「化粧品の量」です。

    高くて良いものだからと、ちまちまと使っていませんか? 少量でも十分だと、自己判断で量を加減していませんか?

    クレンジングや洗顔料は、量が少ないと指が肌に直接触れやすくなり負担になりますし、第一、十分な効果が得られません。適切な量は製品により異なりますので、きちんとメーカーの推奨量を確認して使うようにしましょう。

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    3・「洗いすぎ」にも要注意

    汚れをきちんと落とすことは大切ですが、「洗いすぎ」によって乾燥やくすみを招くこともあります。きれいにしたいからと、1日に何度も必要以上に洗ったり、毛穴の黒ずみを落とそうと洗浄力の強いアイテムを使い続けたりしていないでしょうか。

    必要以上の洗顔は肌をこすって傷つけてしまいますし、皮脂を奪いすぎるのもよくありません。
    もともと、皮脂は肌が自分自身を守るためのバリア機能として分泌しているものなので、洗いすぎていると肌のバリア機能が弱まり、潤いが逃げて乾燥しやすい肌になってしまうのです。

    また、乾燥肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されるようになり、余計に角栓詰まりを起こしやすくなることがあります。

    ご存じのようにスキンケアに厳密な決まりはありません。肌質やその日の体調、季節、天候などの状況と相談しながら、必要なケアを行うのが理想です。

    基本は、朝も夜も泡洗顔を行うのがおすすめですが、肌質や調子によっては、朝はすすぎ洗いだけの方が具合が良いという場合もあるでしょう。

    クレンジングや洗顔料を選ぶときも、クチコミや評判に頼りすぎず、「今の自分の肌に合うかどうか」を基準にしたいですね。

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    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    こなゆきコラーゲン フェイシャル

    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。デリケートな肌にもやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    * * *

    少し長くなりましたが、今回はクレンジングと洗顔の基本をおさらいしました。

    毎日のことなので面倒くさく感じることもあると思いますが、「汚れを落とす」ことは一番の美への近道です。

    「調子どう?」「今日は疲れたね」と自分の肌に語りかけるように、指先で肌の状態を確認しながら、肌が満足してくれるまで丁寧なケアを行ってくださいね。

  • 夏の日焼け戻しのポイントは、「代謝美白」と「還元美白」にあり!

    夏の日焼け戻しのポイントは、
    「代謝美白」と「還元美白」にあり!

    あんなに暑かった夏も、ようやく遠ざかったようですね。

    すっかり涼しくなっても、安心はできません。この夏ついつい日焼けしてしまって、なかなか肌色が元にもどらない、くすみがとれない、とお悩みではありませんか?

    夏が終わると、肌色が沈んだり、シミが増えたような気がしたり、といった声も聞こえてきます。

    本来の美しい肌色にいち早く戻そうとスキンケアに励む方も多いと思いますが、実は美白にも二つの方法があることをご存じですか?

    それは、「代謝美白」と「還元美白」。

    ポイントを抑えてケアに取り組むことで、日焼け戻しがよりスムーズに。

    気をつけていたつもりがうっかり焼けてしまった! という人も、これをチェックすれば大丈夫です。早速見て行きましょう。

    肌の生まれ変わりで美白を目指す!
    「代謝美白」について


    日焼け肌を元に戻すため、やはりいちばん重要なのは「肌の生まり変わり」。

    そもそも、日焼けをすると黒くなるのは「メラニン」の働きによるもの。

    紫外線を浴びると、お肌の奥にあるメラノサイト(色素形成細胞)から黒く色づいたメラニン色素が大量に作り出されることで肌が黒くなります。

    “日焼けの素”であるメラニンは一見悪者のように思われがちですが、実は「天然のサンスクリーン」とも呼ばれ、大切な肌細胞を紫外線ダメージから守っています。お肌にとっては「帽子」のような、大切な存在なんですね。

    通常、肌内部で生成されたメラニンは、お肌のターンオーバー(新陳代謝)と共に自然とはがれ落ちます。肌の生まれ変わりが正常に行われていれば、メラニン色素も徐々に肌の表面まで押し上げられて、古い角質と一緒に排出されていくのです。

    これが、「代謝美白」です。

    健康な肌であれば、この働きのおかげで一ヶ月もすれば自然と肌色は元に戻るのですが、ターンオーバーが正常に行われていないと、メラニンがスムーズに排出されずに肌にとどまってしまうので、いつまでも色黒くくすんだ印象が残ってしまいます。

    ターンオーバーの乱れは日焼け残りだけでなく、他の肌トラブル原因にもなります。美しいお肌になるために、ターンオーバーのサイクルを整えて、メラニンをいち早く排出しましょう。

    毎日の丁寧なスキンケア、健康的な食事と睡眠が、美肌づくりのカギとなります。

    うまく代謝できないメラニンは、
    「還元美白」でケア!


    肌色を取り戻すもう一つの方法は、メラニンを還元する「還元美白」です。

    還元……というと何やら難しいですが、ようするに黒くなったメラニンの色を淡く無色化して、目立たなくする方法です。

    前述のとおり、メラニンはターンオーバーによって自然と排出されますが、そのサイクルが乱れるとうまく肌色が元に戻りません。また、肌が弱っている時や、紫外線を大量に浴びた場合には、黒色メラニンが過剰生成され、表皮にどんどん蓄積されてしまうことがあります。

    これが、シミやソバカスになるのです。

    ただでさえ紫外線の強い刺激で肌が弱っているうえに、このようにメラニンが表皮に滞留してしまうと、なかなか代謝されず本来の肌色を取り戻すのが難しくなります。

    そこで、メラニンの色をなるべく薄く、できることなら無色化して目立たなくすることが有効になるのです。

    そのために活躍するのが、美白成分「ビタミンC」。

    肌のメラニンは紫外線によって酸化して黒くなる性質がありますが、ビタミンCには強力な抗酸化作用があるので、黒くなったメラニンを元の透明な状態に戻すことができます。シミ対策や美白にビタミンCが効果的と言われるのは、このためなんですね。

    日焼けやシミが気になる時は、特に積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンCが豊富な柑橘類を食べたり、ビタミンC配合のサプリメントや化粧品を活用してみましょう。

    「白くなった!」と思っても、油断禁物。
    秋冬もUVケアが必須!?

    「代謝美白」と「還元美白」。ちょっと難しい話でしたが、日焼けのメカニズムが少しおわかりいただけたでしょうか?

    これらを意識してスキンケアに取り組んで、無事にきれいな肌色を取り戻せたとしても、ここで油断は禁物です。

    表皮内に残ったメラニン色素は、還元美白によって一度目立たなくなっても、再び紫外線をたくさん浴びるとまたすぐに黒く戻ってしまいます。日差しが弱まっても紫外線は常に降り注いでいるので、日頃からしっかり日焼け止めを塗って、肌を紫外線から守っていきましょう。

    きちんと日焼け止めを塗っているつもりでも、涼しくなるとついつい日焼け止めの量を減らしてしまう方は少なくありません。日焼け止めの効果を十分得るようにメーカーの推奨量を守りながら、秋冬もしっかり紫外線対策しましょう。

    ▼こちらもご参照ください

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    そして、今はまだ目に見えて現れていない紫外線ダメージも、実は肌の奥に潜んでいて、これから時間差でシミやくすみとして現れるかもしれません。正常にターンオーバーができていれば徐々に消えていくので、根気よくケアしていきましょう。

    日焼けやくすみが残ったり、シミができてしまうのは、ターンオーバーが乱れて肌が弱くなってるから。一つひとつの対策も大切ですが、何より重要なのは根本的に「肌を強くする」美肌づくりです。

    栄養バランスのとれた食事に、毎日の丁寧なスキンケア。そして適度な運動や睡眠でストレスケアもして、心身を健康に保つように心がけましょう。

    * * *

    最終的には規則正しい生活がいちばん! と、スキンケア法としてはごく基本的なご案内となりましたが、忙しくストレスの多い生活を送っていると、ついどこかがおろそかになってしまいますよね。

    夏の疲れを秋に持ち越さないためにも、この時期は特に気をつけて、二種類の美白を意識していただければと思います。

  • 日焼けだけじゃない!10年後の肌を左右する「光老化」とは?

    日焼けだけじゃない!
    10年後の肌を左右する「光老化」とは?

    日焼けの季節、毎日きちんとUVケアできていますか? 日焼け止めを塗る習慣のない方や、「別に日焼けしても良いかな」と考えて、特に対策されない方も少なくありません。

    でも、紫外線を避けなければならない理由は、単に「日焼けで黒くならない」ためだけではありません。

    実は、紫外線は「あなたを老けさせる」大きな原因なのです。

    いま紫外線をどれだけ対策するかが、10年、20年後の肌年齢を大きく左右します。

    今回は、少し怖い「光老化」のお話です。

    人は「光」で老化する!?

    「紫外線を浴びすぎると、肌に良くない」

    それはなんとなく分かっていても、その具体的なメカニズムをご存知ですか?

    代表的な影響はもちろん肌が黒くなる「日焼け」ですが、紫外線は、肌内部の大切な組織までを壊してしまうのが怖いところ。

    地上に届く紫外線はA波(UVA)とB波(UVB)がありますが、中でもUVAは肌の奥・真皮にまで達して肌細胞を傷つけます。

    真皮では、コラーゲンやエラスチンという成分が網のように張っていて、肌のハリや弾力を保っていますが、UVAによってこれらが破壊されると、潤いやハリがなくなり、たるみ・シワの原因になります。

    これが、「光老化」のメカニズムです。

    UVAの怖いところは、はっきりとした日焼けの自覚がなくても、じわじわと肌細胞を傷つけて老化を進行させるところ。

    一年を通じて降り注いでいる上に、雲や普通のカーテン・ガラスでは遮断されないので、「冬だから」「曇っているから」「室内だから」と油断しているうちに、徐々に影響は蓄積し、いつの間にか深いダメージが肌に現れてくるのです。

    全然嬉しくない、まさに「負の貯金」!

    シミ、シワ、たるみ、毛穴の開き、乾燥、くすみ……

    紫外線ダメージの貯金がもたらすのは、悲しい老化現象ばかり。

    今すぐに影響が出ないものだからといって、油断は禁物です。

    「光老化」を防ぐには?
    毎日のUVケアで、未来の美肌づくり!

    肌老化の外的要因のうち、なんと80%は紫外線による影響だと言われています。

    しかし逆に言えば、UVケアをしっかり行っていれば、肌老化をかなり軽減できるということですね。

    日焼け止めは夏だけでなく、一年中。

    特に紫外線の増える春夏は日傘を併用するなどして、きちんとガードしたいですね。

    室内にも影響するUVAへの対策として、紫外線カット機能のあるカーテンを吊るしたり、でかけない日もスキンケアの最後に日焼け止めだけは塗っておいたり、常日頃からのケアがものを言います。

    毎日コツコツと紫外線対策を行うことが、未来の美肌を作るカギなのです。

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    20種類以上の野菜・植物由来成分を配合した、SPF50+・PA++++の日焼け止め。ウォータープルーフなのに、するっと伸びがよく美容液レベルの優しい使い心地だから、顔・からだに毎日どんどん使えます。

    小麦肌美人も、UV対策は欠かさない!?

    日焼けくらい、別に気にしない! と思っていた人も、将来「早く老ける」と聞いたら、ちょっと紫外線が気になってきたのでは?

    とはいえ、小麦色のツヤ肌に憧れる方もいるでしょう。しかし美しい小麦肌をつくるには、やみくもに日差しを浴びれば良いわけではありません。

    日焼けをしたい人たちがよく塗っている「サンオイル」は、日焼けを促進しているように思われがちですが、実は“日焼け止め”の一種。

    ボトルをよく見ると、通常の日焼け止めよりかなり低い数値ですが、SPF値が記載されていることが確認できるでしょう。紫外線による炎症(やけど)を防ぎ、肌ダメージを軽減しながらキレイに焼くためのアイテムなのです。

    紫外線は、浴びすぎると美容に悪影響が出るだけでなく、皮膚ガンなど重大な病気を引き起こすこともあります。日焼けしたい人も、サンオイルなどを上手に活用しながら、きちんとUVケアを行うようにしてくださいね。

    毎日のこまめなケアが、将来の美しいあなたを作ってくれるでしょう。

    ***

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    本当は怖い「冬の日焼け」!? 夏とは違うUV対策とは。

  • 本当は怖い「冬の日焼け」!?夏とは違うUV対策とは。

    本当は怖い「冬の日焼け」!?
    夏とは違うUV対策とは。

    冬になると、夏より手薄になりがちな日焼け対策。

    特に何もしていない方、季節を問わず同じ対策しかしていない方も、いらっしゃるかもしれません。しかし、夏と冬では陽射しの質も注ぎ方も違います。正しくケアで<きていないと、気がつかないうちにじわじわとダメージが蓄積しているかも!?

    今回は、美しい肌づくりに欠かせない“真冬の紫外線対策”についてお話しします。

    冬の日焼け止め、なぜ必要?
    この時期の紫外線が怖い理由。

    冬にも日焼け止めが必要な理由は、いくつかあります。ここではその代表的な理由と、正しい対策をご紹介します。

    1. 弱い陽射しでも、紫外線はたっぷり!

    陽射し自体は弱くても、冬も紫外線への油断は大敵です。

    特に肌のハリを奪いシワの原因になる「UV-A」は、冬の曇りの日でもしっかり降り注いでいます。また、夏は暑いため陽射しを避けようとしますが、冬はあたたかな陽射しが心地よく、ついつい夏以上に日光を浴びていることも。

    また、冬は夏より低い位置からの日照が多いため、ななめや横からの、日傘や帽子では防ぎにくい紫外線が肌に当たるようになります。

    夏場と秋冬の日差しの大きな違い。夏場は地面に対し70〜87度程の位置だが、秋冬は23〜40度と低い位置に太陽がある

    特に顔の側面はメイクでもカバーしきれないので、日焼け止めを塗っていないととても無防備。気づかないうちにじわじわと焼けてしまいます。あごの下や首、手脚などにも、日焼け止めを塗りましょう。

    顎の下や首、手足もしっかりと日焼け止めを塗りましょう

    2. かさかさ乾燥で、ダメージ倍増!

    かさかさ乾燥で、さらに紫外線ダメージが倍増!

    この時期、特に気になる「乾燥」。

    かさかさに乾燥した肌は、バリア機能が低下する上に代謝機能も乱れがち。そんな時に紫外線を浴びると、肌機能が回復しにくく、シミやシワ、くすみに繋がりやすくなります。

    もともと私たちの肌は、夏場は紫外線に強い抵抗力を持っていますが、冬はその力が弱まります。そこに乾燥ダメージが加わると一層無防備な状態となるので、冬場の比較的おだやかな陽射しでも、夏以上のダメージを受ける可能性があるのです。

    紫外線が「しわ・しみ・たるみ・くすみ」などの悩みの原因に。

    3. 雪焼けにも、油断は禁物!

    雪焼けに要注意!

    北国の方やスキー、スノーボードをする方にはお馴染みの「雪焼け」。積もった白い雪が白い雪はよくできたレフ板のような働きをして、紫外線を反射することで起こる日焼けです。

    この反射率は90%とも言われているため、直射日光+反射光を浴びると、普通の2倍近くもの紫外線ダメージを受けることになります。美しい銀世界では、実は上から下から横からと、紫外線が全身をくまなく襲っているのですね。

    この冬、大寒波に襲われ例年より雪深い地域も多いようです。日焼け止めを塗っていない乾燥肌で、雪景色の中に出かけることのないよう、ご注意ください。

    冬の日焼け止め、使い方&選び方は?

    そんなわけで、冬でも毎日しっかりと日焼け止めを使う大切さがお分かりいただけたと思いますが、気をつけたいのが、夏場とは違うその使い方

    「冬の陽射し」の項でもお話したように、冬の紫外線は低い位置からまんべんなく降り注ぎますので、顔の正面だけでなく、耳の後ろやうなじ、あごの下、鼻柱といった細かいところまで、ていねいに日焼け止めを塗るようにしましょう。「ファンデーションを塗らない部分にも塗る」ことを意識してみてください。

    日焼け止めを塗り残しやすい、「耳の後ろ・うなじ・あごの下、鼻柱」は忘れずにしっかりと

    ▼こちらも併せてチェック!

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    また、冬だからといって少なく使うと日焼け止めの効果が出ないので、規定量をしっかり使ってください。特に日焼けしやすいTゾーンや頰には、重ねづけもおすすめです。

    最後に、日焼け止めの選び方。夏は、汗などで流れにくいウォータープルーフタイプや、強烈な紫外線から守る力の強い日焼け止めが理想ですが、冬に使う日焼け止めの最大のポイントは、「保湿力」ですね。

    乾燥した肌はトラブルの元ですから、保湿力のある優しい日焼け止めが必要です。たっぷりと潤いを与えながら、紫外線をケアしてくれるものを選びましょう。

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自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。


    ***

    冬の日焼け止めの大切さ、お分かりいただけましたでしょうか。

    美しさを保つためには、日々の積み重ねが何よりも大切。真皮の奥深くまで届いて長期戦でダメージを与えてくるUV-Aの多い季節だからこそ、丁寧なケアで5年後、10年後の肌を守りたいですね。

  • 新年は、もっと美しく。タイプ別美容ガイド2019

    新年は、もっと美しく。
    タイプ別美容ガイド2019

    肌のお悩みは、人それぞれ。すべてを一刀両断に解決する特効薬はありません。

    また、同じ人でも年齢によって悩みも内容も変化することがあります。「今まで使っていた化粧品が、どうも合わなくなってきた」、「今までのお手入れでは足りない気がする」……そんな小さな変化に、気づいていますか?

    新年を迎えたこのタイミングで、一度肌悩みを見直し、これからのお手入れを考えてみてはいかがでしょうか。

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    ▼悩み別に、解決方法をチェック!

    1)赤み・毛穴の目立ち

    2)シミ・くすみ

    3)乾燥

    4)脂性・ニキビ

    5)シワ・たるみ

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    1 赤み・毛穴の目立ち

    顔の赤み毛穴の目立ちは、メイクではなかなか隠しにくい悩みの一つですね。

    体質的な敏感肌や病気の可能性もありますが、メイクや過剰なスキンケアによる刺激が原因になっていることも。一度、日頃のスキンケアを見直してみませんか。赤みも毛穴悩みも、改善への近道は「やさしい洗顔」と「しっかり保湿」です。

    まず、赤みは肌が炎症を起こして大変デリケートになっているので、刺激は避けたいところ。赤みを隠そうと念入りにメイクするあまり、余計な刺激が加わってより症状が目立ってしまう、ということもあります。

    毛穴悩みも、気になるからといってゴシゴシ洗いすぎると、刺激でかえって毛穴が開いたり、色素沈着を起こしたりするため要注意です。

    赤みや毛穴が目立つ部分は、刺激を与えないように気をつけましょう。

    化粧品はできるだけ刺激の少ないものを選び、肌をこするようなメイクは控えて。洗顔やクレンジングは肌をいたわるように、優しく行います。毛穴汚れを落とすだけでなく、肌を清潔に保つことで肌のバリア力を回復させましょう。

    洗顔後は、柔らかなタオルを使って、こすらず抑えるように水気を拭き取ること。そして十分に保湿をすることで、ターンオーバーが整い、毛穴も徐々に目立たなくなってくるはずです。

    
▼こちらの記事も合わせてチェック!

    「毛穴の目立たない肌をつくるには? 食事とスキンケアの法則」

    ▼赤み・毛穴悩みさんにおすすめのアイテム

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」

    トロリとした柔らかなミルクタイプのクレンジングで、メイクを優しく包んでオフ。


    「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    お肌に近い成分で作った粉洗顔で、潤いを保ちながら、汚れをすっきり洗い流しましょう。

    2 シミ・くすみ

    シミくすみの大きな原因のひとつが、紫外線。紫外線を浴びると、肌内部では細胞を守るためにメラニンが大量に作られ、肌全体が日焼けをしてくすんでしまいます。

    それでもターンオーバーが正しく行われていれば、メラニンは自然と垢となって剥がれ、肌も元の色に戻ります。しかし、加齢やホルモンバランスの影響でターンオーバーが乱れたり、肌トラブルでメラニンが一部で過剰生成されたりすると、シミとなって残ってしまうことがあるのです。

    紫外線・乾燥対策はしっかりと行いましょう。

    また、乾燥でキメが荒くなることでも肌はくすんで見えますし、メイク汚れや誤ったスキンケアによって色素沈着を起こしている場合も。寒い季節は血行不良にも要注意です。

    
シミ・くすみの対策として、冬も油断しないで紫外線対策をすること。そして正常なターンオーバーを促すために、肌を清潔に保ち(お手入れの際は優しく!)、コラーゲンビタミンCを積極的に摂取し、内側からのケアにも取り組みましょう。

    適度な運動や入浴で体をあたためる習慣をつけると、血行がよくなるだけでなく、ホルモンバランスや代謝が整い、ターンオーバーの促進にもなりますよ。

    ▼シミ・くすみ悩みさんにおすすめのアイテム

    ひにまけぬ

    「ひにまけぬ」

    高いSPF効果でありながら、お肌にやさしい日焼け止め。年中バッグに入れておきたいアイテムです。

    3 乾燥

    ちゃんと保湿しているのに、夕方には乾燥して小鼻周りが粉を吹いたり、ほうれい線がくっきり目立ったり……冬場は特にひどくなる方もいらっしゃるでしょう。乾燥には、外側と内側から、Wの対策が必要です。

まずは外側、化粧水と乳液による保湿ですが、たんに保湿力の高いアイテムに変えるだけでなく、その使い方も見直してみましょう。

    実は、トラブル肌の方の多くが、化粧水や乳液を正しく使えていないことが多いのです。基本をおさらいすると、「保湿しているつもりが、全然足りていなかった!」という発見があるかもしれません。

    ▼関連記事で、スキンケアの基本をチェック!

    「化粧水のバシャバシャ使い」

    「乳液パックのディープケア」

    そして、うるおいを逃さないためのお肌づくりを内側から。

    食事でも乾燥対策を。「コラーゲン・タンパク質」「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」

    タンパク質コラーゲンを摂取するために、乳製品や大豆製品、お肉、卵、魚などを毎日の食事に取り入れましょう。粘膜を保護するビタミンA、コラーゲンの生成を助けるビタミンC、血行や新陳代謝を良くするビタミンEも、潤い肌を支える栄養素です。

    ▼乾燥悩みさんにおすすめのアイテム

    とれたてベジローション

    
「とれたてベジローション」

    新鮮な食の栄養を、たっぷり配合。椎茸エキスの保水力とWセラミド配合で、お肌に潤いを与えます。


    4 脂性・ニキビ

    顔がテカテカとべたついてしまうオイリー肌(脂性肌)。メイクもくずれやすいし、ニキビもできやすくて悩ましいですね。遺伝的な体質による部分も大きいですが、お手入れで改善する場合もあります。

    オイリー肌だからといって、洗浄力の強いクレンジングで念入りに洗い、さっぱりタイプの化粧水を使い、べたつくのが嫌だから乳液は使わない。そんなお手入れは、実は逆効果かもしれません。

    雑菌の繁殖を防ぐために洗顔は大切ですが、過度な洗顔で大切な角質を剥がしたり、潤いまで流してしまうと、肌のバリア機能が低下し、さらなる肌トラブルの原因に。油分を補っていないため、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

    オイリー肌でも、優しい洗顔十分な保湿を心がけましょう。最初は乳液などのベタつきに抵抗があるかもしれませんが、だんだんと皮脂バランスが整ってくるはずです。

    しっかりと保湿を心がけましょう

    また、食生活にも気を配って。チョコレートなど砂糖の多い食べ物や、バターや生クリームといった動物性脂肪の多いもの、小麦粉・白米などの精製した穀物、過度なアルコール摂取などは、オイリー肌を悪化させる天敵です。

    5 シワ・たるみ

    目元などのちりめんジワほうれい線など、若い頃には考えられなかった肌老化。たるみも含め、シワは皮膚だけでなく筋肉や皮下組織を含む、顔全体の構造が変化して起こります。

    残念ながら、加齢によるシワ・たるみは、基本的には避けることができません。生きて来た証ではありますが、なるべく穏やかにゆっくり刻みたいものです。

    乾燥はシワ・たるみを加速させるので、まず日々のスキンケアにしっかりと取り組んでみましょう。週末など時間のある日は、なるべくパックなどで入念な保湿ケアを。マッサージは適度にやると効果的ですが、誤ったやり方ではシワやたるみを促進させてしまいます。正しい方法をしっかりチェックしましょう。

    ▼関連記事で、マッサージの方法をチェック!

    「血行促進で肌トーンアップ!乳液マッサージという新習慣。」

    気になるシワ・たるみはスキンケアを見直してみましょう

    また、たるみは真皮を支える役割を果たす線維成分であるコラーゲンエラスチンが緩むことによって起こります。紫外線はそれらを壊すもとなので、まず徹底した紫外線対策を。そしてコラーゲンやビタミンCの積極的な摂取を心がけましょう。


    そして何よりも、眉間にできる不機嫌な表情ジワを作らないよう、しかめっ面せず、なるべく日々を機嫌よく穏やかに過ごしたいものですね。



    ▼シワ・たるみ悩みさんにおすすめのアイテム

    ぜいたくベジミルク

    「ぜいたくベジミルク」

    食の栄養を詰め込んだ、美容乳液。椎茸エキス、ヒト型セラミド、ナッツオイル配合で、お肌を整えながら潤いを守ります。

    * * *

    どんな肌悩みにも、きっと改善策はあり、またぴったりのアイテムもあります。

    悩みを諦めず、年齢のせいにせず、2019年はもっと美しいあなたになりましょう。

  • 肌荒れをシャットアウトする、5つの生活習慣とは?

    肌荒れをシャットアウトする、5つの生活習慣とは?

    肌荒れの季節ですね。乾燥は、毎日容赦なく大人の肌からうるおいとツヤを奪い、冷えは血流を滞らせ、栄養や酸素が肌へ行きわたるのを阻みます。

    こんな季節ですから、毎日のスキンケアにはきっと気遣っていらっしゃることでしょう。

    そこで今日は、いつもと少し趣向を変えて、「化粧品や食によるケア」以外にもお肌のためにできることがないか考えます。

    意外なところに、すこやか肌のヒントがあるかも知れませんよ。

    1.体を温め、肌表面は冷やすこと。

    寒い時期は肌のターンオーバーが低迷がちになり、肌がゴワゴワしやすくなります。洗顔パウダーを使って角質を優しく除去したり、パックしたりも大事ですが、体全体を温めて肌を代謝をアップするのも大切。

    半身浴でじんわり汗をかいて、古い角質を柔らかくしてあげましょう。自然と剥がれ落ちやすくなり、その分再生も早まります。シャワーで済ませず湯船に浸かって、芯から温まって。

    湯船に浸かって、体全体を温めましょう。

    しっかりと温まった後、肌を照ったままにしておくと、水分が蒸発しやすくなり、せっかくのうるおいを逃してしまいます。冷蔵保管していた化粧水をつける、コットンパックをするなど、肌表面をクールダウンしましょう。

    体を温め、肌表面をクールにする。「湯船に浸かる」→「コットンパック」

    2.寝る前に、副交感神経を優位にすること。

    ストレッチで体をほぐしたり、アロマでリラックスしましょう。

    体に疲れを溜めていると、自律神経が乱れがち。自律神経の乱れは、肌代謝の乱れも引き起こします。なるべく早めに就寝しましょう。

    休息の神経「副交感神経」を優位にすることで、寝つきが良くなります。副交感神経には血管を拡張させたり、ホルモン分泌を増加させる働きがあるため、ダメージを受けた肌の再生が促されます。

    昼間は集中してしっかりと仕事や勉強、運動をする。そして、食後や入浴後は徐々にテレビや音楽の音量を絞る、部屋の明かりを暗くするなど、心身の緊張をほぐしてゆくなど、メリハリが大切。

    ベッドに入ってまでスマホを触り続けるなど、交感神経優位な興奮状態を続けるのも、肌のことを考えると良くありません。軽いストレッチやアロマでリラックスしましょう。

    3.カーテンを洗濯すること。

    定期的にカーテンをキレイにしましょう。

    最後にカーテンを洗濯したのは、いつですか?

    肌着は毎日取り替えても、こうした大きなものはなかなか洗濯が億劫になるものですね。しかし肌は、カーテンを通った風に触れています。

    カーテンにはハウスダスト、いわゆる家の埃が付いています。その内訳は、花粉やダニの死骸、カビ、黄砂、人やペットのフケなどです。どこの家にもある普通の汚れです。

    こうしたハウスダストが風に乗って肌に付き、皮脂と混ざると毛穴汚れになります。これらは、ニキビや吹き出物の原因になります。

    ハウスダストに含まれるアレルゲンが免疫力を低下させると、できた吹き出物がなかなか治らないということも起こってきます。

    悪化するとかぶれやかゆみの原因ともなり、ひどい場合は皮膚炎を起こすこともあります。こまめに掃除しておきたいですね。

    カーテンの洗濯が面倒なときは、掃除機で吸っても良いですね。お部屋に掃除機をかけるついでに、カーテンも一緒に吸ってあげると手軽です。専用ノズルなどなくても、掃除機を弱にして片手でカーテンを押さえながら、下から上にかければスムーズです。

    たまにカーテンを洗濯した際は、干さずにそのままカーテンレールに戻して良いので、洗濯の間に、窓掃除をしておきましょう。汚れた窓に濡れたカーテンを戻しては、意味がないですよね。

    4.枕や布団カバーを洗濯すること。

    直接肌が触れる枕や布団カバーを定期的に洗濯しましょう。

    さて、では最後に枕カバーやシーツを取り替えたのはいつですか? 顔は、毎日枕や布団カバーに直接触れています。

    バスタオルも、寝間着もそうです。こうした、素肌に触れるものを常に清潔に保つことで、肌荒れが改善することもあるのです。

    枕カバーは、髪に付着した埃や皮脂を、どんどん吸着しています。これを放っておくと酸化し不潔になり、汚れや雑菌が頭皮や肌に付いて、薄毛や肌荒れの原因になります。特に、夜でなく朝起きてから入浴する習慣の人は、毎日でも取り替えたいもの。

    面倒なら、枕の上にタオルを置いて、そのタオルを毎日取り替えれば常に清潔ですね。

    5.なるべくティッシュで鼻をかまないこと。

    ティッシュの摩擦で肌を痛めることも。なるべく素手で鼻をかみましょう。

    風邪や鼻炎で鼻がつらい時、ティッシュで鼻をかみ続けて、小鼻周りが真っ赤になることはありませんか?

    デリケートな大人の肌に、ティッシュの刺激は大敵です。外出先では仕方ありませんが、できるだけ保湿ティッシュをデスクに置くなどして対策しましょう。

    そして家で鼻をかむ時は、なるべく「手」を使ってください。家なら人には迷惑をかけませんし、こまめに手を洗えば良いですね。その際も、鼻にワセリンやリップクリームなどを塗って、保護してあげると良いでしょう。

    鼻をかんだあとはしっかりと水分を拭き取らなければ、肌荒れの原因になります。化粧水で濡らしたコットンなどで、優しく拭き取ってください。

    いかがでしたか? 今回は、スキンケアを生活習慣の観点から考えてみました。私たちと外界の間にある肌は、生活のあらゆることと密接な関係があるのですね。

    今日から、一つでも実践していただけるとうれしいです。明日は、今日より良い肌になっていることを願っています。

  • 食と化粧品で日焼けを戻そう。

    食と化粧品で
    日焼けを戻そう。

    毎日毎日、本当に暑い日が続きます。

    毎日きちんと日焼け止めを塗っていても、毎日しっかり洗顔をしていても、残ってしまういやな日焼け。

    肌は日々生まれ変わるから、いつかは白くなる。

    そう思っていませんか?

    日焼けをそのままにしておくと、シミやくすみ、肌のごわつき、肌老化などにつながります。

    くすみのない白い肌に戻すためには、食と化粧品両方でのケアが大切です。

    身体も肌も、食べたものでできているのですから、どちらが欠けても理想には近づけません。

    暑いけれど、秋は目の前。

    残すのは素敵な夏の思い出だけにして、肌の記憶はきれいに消してしまいたいですね。

    まずは「ていねいな」洗顔。

    なぜ、丁寧な洗顔が必要なのでしょうか。

    それは、汚れが溜まると肌の生まれ変わりを邪魔するため、ターンオーバーが乱れがちになるからです。

    ターンオーバーが乱れると、日焼けでどんよりくすんだ肌は、一向に透明感を取り戻せません。

    夏場は特に、皮脂や汗が多く分泌され、肌表面で酸化しやすくなっています。

    それらが洗い残されると、ターンオーバーが乱れるのはもちろんのこと、肌にもダメージを与えてしまいます。

    まずは徹底的な洗顔が基本です。

    特に重要なポイントは、次の五つ。

    1 予洗いはタイミングよく、しっかりと!


    通常皆さんも、クレンジングと洗顔料を使って正しく二度洗いをしていると思います。

    大切なのは、「予洗い」のタイミングです。

    まずはメイクや油性の汚れを落とすために、クレンジングを行います。

    使うクレンジング剤によりますが、基本的にこの時には、手や顔を濡らしません。

    乾いた手でクレンジングオイルやジェルを優しくなじませます。

    あまり長くマッサージをせず、しっかりと馴染んだらすぐに洗い流しましょう。

    予洗いのタイミングは、ここです。

    べたつきが取れたらすぐに洗顔料を手に取るのではなく、クレンジングを洗い流す時に、水やぬるま湯を何度も顔にかけます。

    こうすることで、角質層にしっかりと水分を含ませ柔らかくふやかすのです。

    次に水性の洗顔料をよく泡だてて使うことで、角質層の奥まで洗うことができます。

    2 泡だてはしっかり、指の力は10g。


    紫外線のダメージを受けた肌は、敏感になっています。

    洗顔料をしっかりたっぷり泡だてて、分厚い泡を転がすように使って、手指が直接肌に触れないように洗います。

    この時、肌に加わる力は10gを越えないこと。

    力を入れてこすると、肌の持つバリア機能を乱すこともあります。

    一度、キッチンスケールの上を洗顔しているつもりでマッサージしてみてください。

    ちょっと力を入れると、すぐに10gを超えてしまうこと、お分かりいただけると思います。

    3 シャワー洗顔するなら鉄則はこれ!


    暑い日は湯船に浸からず、シャワーだけという方も多いでしょう。

    そんなとき、やってしまいがちなシャワー洗顔。

    洗顔料を一気に流せて、確かに楽なものです。

    しかし、高い温度のお湯を直接顔に当てたり、強い水圧で肌を刺激したり、良いことはありません。

    どうしてもシャワーで洗いたい方は、体を洗う時とは温度も水圧も変えて、体温より低い温度の水を、弱い水圧で当てるように気をつけましょう。

    4 アイメイク落としはゆっくりと。


    アイライナーやマスカラやアイシャドウ。

    おしゃれなメイクは、特にアイメイクに凝っています。

    汗で落ちないようウォータープルーフタイプのマスカラを使っている人も多いでしょう。

    落ちにくいからってゴシゴシ洗っては、小じわの元です。

    洗顔前に専用リムーバーであらかた落としておくとか、他の部位より時間をかけて優しく洗うなど、年齢の出やすい目元だけに、普段から手をかけてあげましょう。

    5 タオルも肌には刺激物!

    角質層の奥まで水分を入れ替えて、しっかりと洗い上げたぴかぴか肌。

    一日でいちばん美しい肌ですが、同時にこの時いちばん敏感になっています。

    ゴワゴワのタオルで拭いたり、こすったりすると簡単に傷がつきます。

    刺激を感じた肌は、自らを守ろうと硬くなり、色素沈着を起こします。

    これではせっかくのお手入れが台無し。

    ふっくら柔らかい、乾いたタオルで、ポンポンと肌を軽く押さえるように拭きましょう。

    何よりも、保湿が命。


    日焼け戻しには、保湿が不可欠です。

    なぜでしょう?

    理由は洗顔と同じで、乾燥した肌のターンオーバーは低下し、メラニン色素を溜めてしまうから。

    また、肌が乾燥していると、紫外線ダメージをさらに受けやすくなってしまうのです。

    ですからこの時期、丁寧な保湿が特に必要です。

    正しい保湿の方法は、下記の記事をご参照ください。

    化粧水ばしゃばしゃ使いで肌、変わる。

    https://hadamanma.com/archives/668

    お風呂で洗顔をした場合、まだまだ肌がほてっていることがありますね。

    日焼けは軽いやけどですから、ほてったままでは乾燥が進み、なかなか治りません。

    しっかりと冷水で冷やしたり、ほてりがきになる日は氷で冷やすなどして、しっかりと熱を取ってください。

    体温も上がりがちなこの季節は、せっかく与えた化粧水も乾きがちです。

    意識して、たっぷりとあげてください。

    化粧水も、クールダウンの役割を果たします。

    たっぷりと与えてしっかりと冷やしてあげましょう。

    コットンにひたひたに染み込ませて肌に5分ほど貼る、化粧水パックも有効です。

    しっかりと冷やしてしっとりと吸い付くようなうるおいを感じたら、乳液を。

    暑いから、べたつくのがイヤだと言って、乳液の量を減らしすぎると、せっかくの化粧水が乾燥してしまいます。

    きちんとたっぷりと与えて、乾いた肌を包んであげてください。

    ●化粧水パックのススメ!

    コットンにひたひたに染み込ませて肌に5分ほど貼る、化粧水パックも有効です。

    しっかりと冷やしてしっとりと吸い付くようなうるおいを感じたら、乳液を。

    ●乳液の量にご注意!

    暑いから、べたつくのがイヤだと言って、乳液の量を減らしていませんか? それではせっかくの化粧水が乾燥してしまいます。

    夏こそ、きちんとたっぷりと乳液を与えて、乾いた肌を包んであげてください。

    洗顔後だけでなく、夜寝る前に、乳液が乾いていたらさらにつけるのも有効です。

    汗でべたついているのを、うるおっていると勘違いしては危険。

    保湿は、充分すぎるくらいがちょうど良いのです。

    食べ物でも、日焼け戻しを!

    化粧品でのお手入れをご説明してきましたが、これまでも、それだけでは不十分と繰り返してきました。

    お肌の生まれ変わりを活発にするには、まず、お肌の細胞そのものを元気にすることが大切。

    これらは「食べ物」でしか元気にできないのです。

    以前にもご紹介しましたが、人間の身体は、約60兆〜80兆個の細胞でできていて、細胞内部の大半は「水分」で、細胞の外側、細胞膜は「油分」(脂質)です。

    参照記事

    https://hadamanma.com/archives/754

    つまり、細胞の大半は水分と脂質でできていて、それが新陳代謝によって常に新鮮な状態に保たれています。

    ところが、日焼けにより肌内部で活性酸素が発生すると、それは肌を酸化させ、ダメージどころか新陳代謝まで鈍らせます。

    細胞の酸化と戦うには、「水分」「脂質」両方への対策が必要だということです。

    毎日の食事に、積極的に取り入れましょう。

    特に摂りたい栄養素2つ

    水分の酸化を防ぐビタミンC

    細胞内の水分の酸化を防ぎ、メラニン生成を抑制するビタミンCは、主に野菜や果物に多く含まれています。


    ビタミンCは水溶性で、熱に弱いので、茹でたり水に浸けすぎることで減少してしまいます。生で食べるのがオススメですが、茹でることで量を食べられるメリットもあります。切る前に茹でる(断面から流出しやすいため)、加熱時間を短縮するなど、ビタミンCの流出を防ぐよう考慮しましょう。

    油分の酸化を防ぐビタミンE

    細胞内の脂質の酸化を防ぐビタミンEは、主にナッツ類や植物油、大豆、雑穀、緑黄色野菜にも多く含まれています。


    具体的な食材は下記記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/754

    さらに、お肌の「生まれ変わり」を活発にするには?

    もちろん、これらの栄養素だけを摂っていれば良いということではなく、大切なのはバランス。

    ビタミンA、B群、鉄分、コラーゲンもこの時期には特に摂りたい栄養素です。

    まんべんなく、さまざまな食材を摂るよう心がけたいですね。

    いかがでしたか?

    大人の肌は、子供のように放っておいても元気を取り戻してくれません。

    紫外線の刺激も、日焼け以外のいろんな形で残しがちなので、しっかりとケアしてあげましょう。

    大丈夫。

    肌は、きちんとしたらきちんと答えてくれます。

    答えを感じたら、手をかけることが楽しくなるはずです。

    明日の輝く自分のために、今日もしっかり手をかけましょう。

    次回は、「日焼けを戻そう、美白レシピ」。

    食べて美しくなる、野菜料理家・古金さんからのすてきな提案です。

    どうぞお楽しみに。

  • 毛穴の目立たない肌をつくるには?食事とスキンケアの法則。

    毛穴の目立たない肌をつくるには?
    食事とスキンケアの法則。

    Tゾーンや小鼻周りに起こりやすい、いやな毛穴の開き。

    どうすれば改善・予防できるのでしょうか。

    すぐに思いつくのは丁寧な洗顔!保湿!

    確かにその通りなのですが、残念ながらそれだけでは、大人の肌は輝きません。

    大切なのは、肌の内側からと外側からの、理にかなったスキンケア。

    食と化粧品の両面から、トータルケアをお伝えします。

    なぜ、毛穴が目立ってくるの?

    ちゃんとお手入れしているつもりなのに、

    なぜ毛穴って目立ってくるのでしょうか。

    毛穴の汚れを徹底的に落とすため、洗顔が大切だと思う方もあるでしょう。

    確かに洗顔も重要ですが、それだけではありません。

    まずは、毛穴が目立つ原因を考えましょう。

    原因1 皮脂の過剰分泌

    大量の皮脂が分泌されると、毛穴の周りの角質層が皮脂に覆われてしまうため、古い角質層が落ちにくくなり硬くなります。

    触るとざらつきを感じるなら、それは正常に落ち切れなかった古い角質。

    毛穴から出た皮脂が角質層を覆い、古い角質が剥がれ落ちることなく溜まってしまい、盛り上がってしまうのです。

    毛穴まわりだけ剥がれない角質が積み重なり、厚く、硬くなった状態ですね。

    これがあるとターンオーバーが乱れ、肌の生まれ変わりが鈍って、毛穴が目立ってきます。

    洗顔が正しく行われず、毛穴まわりの皮脂や汚れを落としきれていない場合も、このような状態になります。

    原因2 乾燥

    全体は乾燥しているのに、毛穴にだけ皮脂が多く、同じ箇所にニキビを繰り返すという方もあるでしょう。

    肌の表面には皮溝(ひこう)と皮丘(ひきゅう)と呼ばれる部分があり、これらがいわゆる「肌のキメ」を形成しています。

    「キメが細かい」肌というのは、皮丘に水分がたっぷり含まれてふっくらとしており、皮溝の幅が狭くなった肌のことです。

    このような肌の質感はなめらかでツヤがあり、毛穴も目立ちません。

    しかし乾燥すると、皮丘はしぼみ、皮溝の幅が広がり、肌はデコボコとして毛穴が目立つようになります。

    原因3 お肌のたるみ

    加齢に伴い、肌が弾力やハリを失うと、毛穴が垂れ下がり、涙型・縦型になり目立ってきます。

    こうなると、もう肌の表面の問題ではありません。

    肌の内側のたるみ、ハリや弾力不足から毛穴が目立ってきているのです。

    化粧品での外側のケアでなく、食事を通した内側からのお肌づくりで解決しましょう。

    開いた毛穴は、元に戻らないの?

    開いてしまった毛穴は、残念ながら、

    魔法のように瞬間的に閉じることはできません。

    しかし、お肌の外側からと内側からのケアをしっかりすれば、

    徐々に目立たなくすることは可能です。

    【1】 化粧品のケア

    まずはともかく、角質層を徹底的にケアすることが重要です。

    1 洗顔でターンオーバーを活発に!

    不十分な洗顔で汚れを残すと、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を鈍らせ、毛穴まわりの角質を厚く硬くしてしまいます。

    まずは、毎日の丁寧な洗顔で、汚れをきちんと落とすことが、毛穴を目立たなくするための第一工程です。

    時間が経つと、皮脂汚れの酸化が進みます。

    帰宅したらなるべく早く、汚れを落としましょう。

    汚れを落としたいからと言って、ゴシゴシこすっては逆効果です。

    刺激を与えないよう、優しく丁寧に。

    正しい洗顔法は、以前の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/629

    2 しっかり保湿して絶対乾燥させない!

    化粧水、乳液を正しく使って、乾燥に強い肌づくりをしましょう。

    チャッチャッと表面を濡らすだけでなく、コットンを使って角質層全体をうるおすことが大切です。

    正しい保湿法は、以前の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/668

    【2】食事のケア

    お肌のたるみに関しては、化粧品による外側からのケアではどうにもなりません。

    毎日の食事に気をつけましょう。

    ・肌をつくるための、材料となる栄養素

    ・乾燥に負けないため、肌の水分と脂質のバランスを保つ栄養素

    これらをバランスよく栄養を摂ること。

    特に下記の栄養素が重要です。

    〈肌の原料〉

    ・コラーゲン…豚足、鶏皮、手羽先、軟骨、牛すじ、ゼラチンなど

    〈肌のコンディションを保つ〉

    ・ビタミンA…緑黄色野菜、レバー、うなぎなど

    〈脂質、水分の代謝調整役〉

    ・ビタミンB群

    ビタミンB1…豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類など

    ビタミンB2…豚レバー、鶏レバー、牛レバー、牛乳など

    ビタミンB6…かつお、まぐろ、バナナなど

    ビタミンB12…牡蠣、さんま、あさり、ニシンなど

    〈酸化ダメージを回復〉

    ・ビタミンC…野菜、柑橘類など果物、焼き海苔など

    ・ビタミンE…植物油、ナッツ類など

    〈肌細胞にしっかり酸素を届ける〉

    ・ヘム鉄…豚レバー、鶏レバー、牛もも肉、しじみ、あさりなど

    「毛穴の目立たない肌づくり」とは、「元気な肌づくり」そのものなのです。

    日頃からの十分な栄養摂取と、洗顔と化粧品による丁寧なケアで、毛穴の目立たないキメの細かいツヤ肌は作られます。

    そしてなるべく甘いもの、脂っこいものを避けて、季節の、色の濃い野菜を摂ること。

    緑黄色野菜には、肌に必要なβカロテンが豊富です。

    たっぷり摂ることで、新陳代謝が上がり、肌が整ってきます。

    スキンケアは外側と内側両方のケアが基本ですが、特に毛穴の開きに関しては、角質層の奥の真皮の問題が無視できないのですね。

    夏は特に、色の濃い野菜が美味しい季節。

    楽しくもりもり食べることが、毛穴の目立たないきめ細かい肌づくりになるなんて、おいしい話だと思いませんか。

    今日も、おいしく楽しくきれいになりましょう!

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜3 刺激から、徹底的に逃れよう。〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜3 刺激から、徹底的に逃れよう。〜

    肌の見た目を今すぐ変えるためのスキンケア、第二回目は「潤す」でした。
    たっぷりの化粧品を使って、贅沢に肌を保湿することが大切。
    角質層のいちばん奥までしっかりと潤すことで、
    見た目の透明感、ツヤ、柔らかさといった、肌の質感が変わるのです。
    さらに、潤いをしっかりと閉じ込めていれば、乾燥しにくく、
    刺激にも強くなれます。乾燥した肌には、刺激が入りやすいのです。

     

    さて今回は、肌の見た目を今すぐ変える3ステップの最終章、「守る」。
    紫外線をはじめとする外部からの刺激から、肌を守る方法です。

     

    生きていればどうしても避けられない、肌への刺激。
    しかし刺激を受けないよう、また刺激を受けた肌へのケアを徹底することで
    肌老化のマイナス要因を限りなくゼロに近づけましょう。
    するとダメージを受けた肌の状態も回復し、見た目は大きく変わってくるのです。

     

    最大の敵、それは紫外線。

    太陽の光の中には赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線があり、
    中でも紫外線はその波長の長さによってA波(UVA)とB波(UVB)、C波(UVC)に分けられます。
    紫外線は、化学光線とも呼ばれ、物の性質を変化させる力の強い光です。
    中でも波長の長いA波が肌や物に与える影響は強く、
    C波はオゾン層に阻まれ、地上に届くことはありません。
    地上に届く紫外線のうち、肌の奥まで届くのがA波、
    肌を赤くするのがB波です。

     

    B波は、長時間の日光浴で真っ赤に焼けたり水ぶくれができたり、
    いわゆる「サンバーン」の原因となりますが、日傘や帽子を使うなど
    直射日光を肌に当てないようにするだけで、ある程度防ぐことができます。
    一方、肌に深刻な影響を与えるA波は、早朝から降り注いでいます。
    肌に急激な変化は与えないものの、シミやしわの発生に大きく関わります。
    A波はB波の20倍以上も地上に届いており、ガラスなどの物質を通り抜けやすいので
    日当たりの良い屋内でも、肌はその影響を受け続けているのです。

    UVケアのポイントは、下記の3つです。

     

    1 日焼け止めは早朝から必須。

     

    2 ハンカチはガーゼなど柔らかいものを使う。

     

    3【重要】一刻も早く落とし、十分に保湿する。

     
     

    下記に詳しく解説します。

     

    1 日焼け止めは早朝から必須。

    前述のように、紫外線A波は太陽が出ている間じゅう降り注いでいます。
    炎天下だけでなく、外出前からきちんと日焼け止めを塗りましょう。

     

    2 ハンカチはガーゼなど柔らかいものを使う。

    タオル地や綿素材などのハンカチは、汗などを拭いたときに
    日焼け止めまで一緒に拭き取ってしまうので、ガーゼなどの柔らかいハンカチを持ち歩きましょう。
    塗り直しのタイミングは、日中を過ごす場所や天候にもよりますが
    一日中屋外で過ごす時や、汗を何度も拭くような日は、
    二時間おきくらいに塗り直すのが理想です。

     

    3【重要】一刻も早く落とし、十分に保湿する。

    日焼け止めは、肌に負担がないとは言いきれません。
    しかし、肌荒れを気にして日焼け止めを避けていては、
    紫外線という強い化学光線による、より深刻な影響を受けてしまいます。
    一日が終わって家に帰ったとき、まず何をしますか?
    5年後、10年後も若々しい肌を保つために、まずメイクを落としましょう。
    なぜそれが大切なのでしょう?

     
     

    肌の表面では「メイク成分」と「皮脂」と「汗」、そして空気中の「汚れ」が
    混ざり合い、紫外線を浴び、時間が経過するとともに酸化が進みます。
    こうして、一日が終わるころには、刺激の強い化学物質に変化しているのです。

    夕方6時に帰宅してすぐにメイクを落とすのと、
    夜10時にお風呂でやっと洗顔するのとでは、4時間の開きがあります。
    この4時間のタイムラグを1年積み重ねると、なんと1460時間。
    10年で14600時間。
    こんなに長い時間、化学物質を肌に乗せて放置しては
    肌の劣化スピードが加速するのは当然のことですね。

     

    重要な日焼け対策、保湿。

     

    日焼けの後は、まず冷やしましょう。洗顔後の仕上げすすぎを、
    冷たい水でいつもより丁寧に行うと良いでしょう。
    日焼けは軽いやけどのようなもの。しっかりと冷やすことで腫れや炎症を防ぎます。
    海水浴や屋外作業などで特に焼け方の激しいときは、氷水で冷やした
    布タオルを当てるなど、火照りが完全に引くまで冷やしてあげましょう。

     

    そして、丁寧な保湿。乾燥の気になる冬場と同じくらい、しっかりと。
    紫外線ダメージで敏感になっていますから、強くパッティングしたり
    こすったりせず、コットンを使って優しくたっぷりと化粧水を浸透させます。
    日焼け直後の肌は、水分の蒸発が早くなっていますから、化粧水が逃げないよう
    乳液もたっぷりと塗って、保護してあげてください。

    正しいケアは、ターンオーバーと言われる肌の生まれ変わりを促進するので、日焼けダメージから素早く回復できます。そのための保湿を、毎日しっかりと。

     

    紫外線ダメージは、シミやニキビ跡を直撃。

     

    ニキビ跡が黒く、または赤黒く残ってしまっている、ソバカスがある、
    またシミが気になるという方は、特に紫外線に要注意です。
    そういう部分に紫外線が当たると、シミやニキビ跡は濃くなります。
    ヒリヒリ、ムズムズするような刺激は感じなくても、
    シミ、ソバカスやニキビ跡は、紫外線の影響で微弱炎症を起こすのです。
    こうした場所は、特に敏感なため、表皮の細胞を作る基底層にあるメラノサイトが
    紫外線が真皮に入り込むのを防ごうとして、より多くのメラニンを生成。
    肌が本来持つ防衛機能ですが、それがシミやそばかすを増やし、濃くしてしまうのです。
    こする、触るなどの刺激にも敏感になっていますので、ほかの部分より
    優しく接するようにしましょう。洗顔の際も、こすらず泡を転がすように。

    シミやソバカスのケアは、他の部分より優しく、刺激を与えないように行いましょう。

     

    日傘や帽子、袖のある服で紫外線B波を防ぎ、日焼け止めや保湿で紫外線A波の影響から肌を守りましょう。

     

    3回に分けて、見た目を今すぐ変えるスキンケアをお話ししました。
    お肌の見た目をもっとも左右するのは角質層。
    いちばん効果の出やすいこの部分、徹底的に磨くこと。
    そうしてまずは、ご自身の肌の底力を感じてください。
    昨日より明るい素肌に気づけたら、
    もっともっときれいになりたい!と思えるはずです。
    いっしょに、スキンケアを楽しみましょう。

     

    今夜も、しっかり洗顔、保湿をしておやすみください。

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい! 〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜2 化粧水バシャバシャ使い〜

    肌の見た目を今すぐ変えるためのスキンケア、第一回目は「落とす」でした。
    メイクや汚れを一刻も早く落とすこと。
    油溶性洗顔(クレンジングミルクやクレンジングクリーム)と
    水溶性洗顔(フェイスウォッシュパウダーや洗顔フォーム)のW洗顔。
    たっぷりのすすぎで、角質層の水を全部入れ替えることの大切さをお話ししました。
    次は、「潤す」。保湿のお話です。

    保湿で、これだけはやっていただきたい、重要なポイントとは?

    「化粧水をたっぷり使う」ということです。
    これだけでも、肌の見た目は大きく変わってくると言っても過言ではありません。
    とにかくたっぷりと! 2週間ほどで、十分に肌の変化を実感するはずです。

    実は多くの方が使う化粧水の量は、理想量より圧倒的に少ないのです。
    メーカーが推奨する化粧水の量を確認したことはありますか?
    えっ!こんなに多いの?と思う方も多くいらっしゃるでしょう。
    これは、メーカーが化粧品の消費を早めて売り上げにつなげるために言っているのではありません。
    化粧水をたっぷり使って、丁寧に、徹底的に、角質層を保湿成分で満たす。
    まずは、これだけでも徹底してみてください。
    これがお肌を変えるポイントなのです。
    高級美容液を使うよりも、こちらの方がよほど効果的かも知れません。
    今回は、その方法を詳しくお話しします。

    多くのメーカーの推奨する化粧水の量は5ml。
    小さじ1杯程度です。

    化粧水をたっぷり使うと、いいこといっぱい。

    保湿のポイントは、下記の3つです。

    1 洗顔後できるだけ早く、コットンでたっぷりと化粧水をつける。

    2 乾燥しがちな部位には、重ねて保湿。

    3 化粧水の浸透を待って、乳液。気になる部位には重ねづけ。


    え、たったこれだけ?と不安になるかも知れません。
    化粧水と乳液の他に、美容液やクリームなど、何種類も使っている方もあるでしょう。
    年齢とともに、シンプルケアでは足りなくなって……という声も聞こえます。
    でも、まずは基本の化粧水と乳液。
    大切なのは、その使い方なのです。
    時間がないからパパッとつけて、はいおしまい、とやっていませんか?
    化粧水は手のひらに出して、サッと馴染ませるだけでクリームを塗っていませんか?

    量をたくさん使う保湿には、こんなにいいことがあるんです。

    ●つねに角質層に水分たっぷり。

    ●まず見た目の、肌の質感が違ってくる。潤いや透明感、肌のツヤ、柔らかさが出てくる。

    ●乾燥しにくい。

    ●潤いが角質層にたっぷりあると、刺激に強くなる。紫外線や大気汚染などの刺激にも強くなる。(乾燥していると紫外線も奥まで入って来やすい)

    ●刺激に強いので、ダメージを受けにくく、肌はさらに健康に。

    手指よりコットン保湿を推奨する理由。


    洗顔の後は、まず化粧水で肌をクールダウンしましょう。
    お風呂上がりなど、火照った赤い肌をそのままにしては乾燥のもと。
    そして化粧水は、手ではなくぜひコットンを使って肌にあげてください。
    コットンを使う理由はいくつかあります。
    まず、手の温度で化粧水を蒸発させないためであり、
    顔の細かい凹凸やシワの間までしっかりと潤いを届けるためでもあります。
    また、手の角質は顔の角質より厚く、化粧水をより吸収するので、
    顔につけられる量が減ってしまうのです。すると、何度も何度も繰り返さなくては、
    コットンと同じ量の化粧水を使えないということになり、不経済です。
    また、パッティングするとき指の力が直接肌に当たると、肌を傷めてしまいます。


    具体的な方法は、まずコットンにバシャバシャとたっぷり化粧水を出し、
    軽く押さえるようにして顔全体になじませます。
    次にコットンを指に挟み、そっと肌に当て、肌から5mmほど浮かせてまた肌に当てる。
    この動きを小刻みに、優しく繰り返します。強く叩かないよう気をつけて。
    肌に手が吸いつくような感触になるまで、これを繰り返してください。
    こうして、角質層の奥、すみずみまで保湿します。


    朝は、しっかりと水分が入りきって、肌に水滴が出るくらいまでが目安。
    夜は、お風呂上がりなら、火照った肌がおさまり、ひんやりとするまでが目安。

    冷房の風に直接当たったなど、特に乾燥が気になる日はローションマスクも効果的。
    化粧水をひたひたに染み込ませたコットンを、気になる部分に5分ほど貼るだけ。
    高価なパックや専用のマスクを買う必要はありません。


    化粧水の量が少ないと、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまいます。コットンがひたひたになるくらいが目安。気になる部分には数回に分けて重ねましょう。

    乳液は、化粧水が浸透してから。

    ざっと全体を保湿しただけで、すぐに乳液を重ねるのも、良くありません。
    顔や首の部分によって、乾燥を感じやすい場所には化粧水を数回重ねます。
    肌表面から水分のテカリがなくなり、指に吸いつくような感覚になるのを待って
    次のステップに進みます。化粧水がまだテカテカ表面に残っているのに
    すぐ乳液を重ねてしまっては、成分が充分に浸透しないからです。

    乳液を適量手のひらにとって、顔だけでなくデコルテまで塗り広げます。
    首から胸元にかけてのデコルテには、年齢が出やすいので
    乳液の滑りを活用して、マッサージするのは良いケアです。
    手で、軽くおさえてなじませてください。
    乾燥が気になる部分には重ねづけします。


    浴室を出てすぐ保湿できるよう、洗面台に化粧水を置き、
    馴染んだころに乳液を塗るため、リビングに乳液を置くのも有効なアイデア。
    乾燥の気になる方は、洗面台とリビングや自室のドレッサー両方に
    化粧水を置いておいても良いでしょう。
    たっぷりの化粧水を、ご馳走のように肌に与えていれば、
    高価な美容液など必要ないと思えるかも知れません。

    使い続けて、肌に合わなくなってきたら?

    ずっと使っていて、物足りなさを感じるようなら、まずは量を多くしてみましょう。
    肌にしみるなど何らかの違和感が出てきた場合は、使用を控えてください。
    赤くなったり、ピリピリ染みる部分などには使用しないようにしてください。
    またそれほど酷い症状でなければ、清潔な飲料用水(浄水)で
    濡らしたコットンに化粧水を含ませたり、乳液を薄めて使用する方法もおすすめです。


    『Hadamanma Cosmetics』の化粧水と乳液は、食べ物由来成分をたっぷり配合して作られています。ていねいにケアをすればするほど、肌がしっかりと潤ったことを感じていただけるはずです。

    いかがでしたでしょうか?
    「化粧水をたっぷり使う」
    「保湿を徹底することが、肌の未来を守る」
    これは、肌の見た目を変えるために、いちばん効果的であり、すぐ実践できることです。
    続けることで、ツヤ、透明感が変わってくるのを感じていただけるはずです。
    ぜひ、取り組んでみてください。

    では、次回は「守る」。
    肌の敵と、敵から身を守る方法について、お話ししますね。

  • 肌の見た目、今すぐ変えたい!〜1 角質層の丸洗い〜

    肌の見た目、今すぐ変えたい!
    〜1 角質層の丸洗い〜

    肌を美しくするためには、食事や生活習慣全体から整えることが必要です。
    ……と、分かってはいても、やっぱり今すぐきれいになりたい!
    早く変化を実感したい!というのが本音ですよね。
    だからまずは、見た目を今すぐ変えるためのスキンケアについてお話しします。
    肌は、表面の角質層と、その奥の真皮で構成されています。
    見た目を最も左右するのは、もちろん表面の角質層。
    ここを徹底的に美しくするだけでも、肌の見た目は大きく変化してくるのです。

     

    角質層を、正しく洗いましょう。

    肌の印象をもっとも左右するのは、メイクでなく「素肌」ですね。
    どんなに凝ったメイクも、荒れた肌の上では魅力半減。明るくつややかな素肌があれば、ノーメイクでも美しく、シーンに合わせたメイクも素敵に映えます。
    角質層が乾燥していると、メイクもカサカサに見えますし、角質層が汚れていると、日焼けしていなくても肌のトーンが暗くくすんで見えます。

    さて、角質層はわずかティッシュ1枚分の厚みしかありません。
    しかし、「層」という字が示す通り、それはビニールのようにつるんとした1枚の存在でなく、角質細胞がおよそ14層積み重なっています。当然そこには水分が染み込みます。長時間プールで泳いでいると指先がふやけますね。あれは角質層が水分を含んで膨張した状態です。一日働いた後の角質層には、皮脂やメイク、ホコリなどの汚れも一緒に染み込んでいます。

     

    角質層は美容成分を吸い込むように、皮脂やメイク、大気中の汚れなどを含んだ汗も吸い込んでしまいます。これをきちんと落とさなければ、肌トラブルの原因に!

    たったティッシュ一枚分の薄さでも、これだけの汚れがしみ込んでしまいます。ですから、まずはこの層を徹底的に丸洗いして、左の状態に戻しましょう。それだけでもお肌の見た目は、大きく変わってきます。

     

    お手入れの基本は、以下の3ステップ。

    落とす

    潤す

    守る

     

    今回は、中でも基本中の基本、「落とす」について詳しくしたいと思います。

     

    ズバリ、三つの洗うコツ!

     

    休日を、一日すっぴんで過ごしたとしても、空気中の汚染物質や自分の汗、皮脂などで一日の終わりの肌は汚れています。肌の疲れを翌日に残さないため、特にメイクをしている日の洗顔は、帰宅したら一刻も早く行いたいものです。時間が経つと化粧品や汗などが酸化し、肌への刺激となるからです。洗い方一つ変えるだけでもお肌は変わってきます。

     

    1 クレンジング&予洗い

    2 プラス20回のすすぎ

    3 洗顔は、一刻も早く!

     

    1 予洗い

    角質層にはメイクや汗、皮脂で汚れた水も染み込んでいます。試しに、コットンにクレンジングを含ませて拭いてみると、メイクにはない色の汚れも付いて来るのが分かるでしょう。これらが肌からツヤを奪い、どんより暗く見せているのです。クレンジングの後に、しっかりと予洗いして、角質層を柔らかくふやかせば、奥まで染みこんだ汚れも落としやすくなります。

     
     

    2 プラス20回のすすぎ

    クレンジングと洗顔料のW洗顔が基本ですが、いずれもすすぎが重要です。泡がすべて落ちたと感じてから、プラス20〜30回流水ですすいでください。角質層に染み込んだ、汚れた水を丸洗いするのです。たっぷりのきれいな水に入れ替えるイメージで洗いましょう。汚れ残りは、肌の生まれ変わりを邪魔します。徹底的にきれいな水に入れ替えたことで、化粧水の効果も大きく変わってくるでしょう。浄水器を使用するのも有効です。これだけでもお肌がきれいになっているのを実感できるはずです。

     

     

    3 洗顔は、一刻も早く!

    そして、これらの洗顔は、帰宅後すぐに行うことが大切。メイクの油分や皮脂が酸化すると、活性酸素を含む有害物質に変化します。その時間が長いほどダメージに。365日の積み重ねで肌へのダメージは深刻化します。これらの影響から、一刻も早く肌を解放してあげましょう。それだけでも、毎日の積み重ねで、お肌は変わってきますよ。

     
     

    おまけ情報:古いタオルは、肌を傷める原因に。

    洗顔後のタオルは、なるべく洗いたてを使いたいものです。古いタオルは繊維が固くなっているため、肌を傷つける原因になります。なるべくおろしたての柔らかいタオルを洗顔用にしましょう。
    こすると肌を傷め、赤みの原因になります。四つ折りにしたタオルを筒状に丸めて、ふわりと押しつけるように水分を吸わせると、刺激が少なく肌を傷めません。小鼻の周り、髪の生え際などにも水滴を残さないよう、丁寧に拭いてください。しっかりと水分を取り除くことで、この後の化粧水の浸透を良くします。

    さあ、今夜の洗顔の参考にしていただけますか? 少し面倒ですが、ここにしっかりと手をかけてあげることが、肌をイキイキと元気にします。洗顔に手を抜くと、この後の保湿のパワーがダウンするのでもったいない! きちんと実践すれば、2週間ほどあれば、変化を実感できると思います。ぜひ、試してみてください。

    では、次回は「潤す」。
    大切な保湿について、お話ししますね。

  • SPF・PAって?「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    SPF・PAって?
    「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    前回、紫外線には種類(UVA・UVB・UVC)があること、その種類によって肌トラブルも対策法もさまざまであることをお話しました。

    紫外線を防ぐお手入れは、もはや必須……!

    それでは『正しいUVケア』とは、どんなものでしょうか? 改めて聞かれると、案外難しいものです。

    「とりあえず出かける時に日焼け止めを塗っておけば大丈夫でしょ?」そう思ったそこのあなた! 実はUVケアにもコツがあるんです。

    UVケアの基本は、
    肌を太陽光にさらさないこと。

    「すぐそこまでの外出だから」「洗濯物を干すだけだから」「今日は曇っているから」「ひなたには出ないから」

    こうしたちょっとした油断が、太陽光を直接浴びてしまう一因です。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積されてしまいます。紫外線から肌を守るために重要なのは、肌を直接太陽光にさらさないことなんです。


    UVケア効果のある洋服を選んだり、出かける時は帽子や日傘で紫外線をカットしたり、ちょっとした対策でも、積み重なると大きな差が出てきます。

    そんなUVケアの中でもっとも身近なケアといえば、日焼け止め。美肌の大敵・紫外線を防ぐためにも、日焼け止めを上手に使いたいものですね。

    日焼け止めって、
    どう選んだらいいの?

    日焼け止めといっても、店頭にはたくさんの種類があって迷ってしまいませんか?

    紫外線の量は季節や生活シーンによって変わってくるので、いつも一定というわけではありません。だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがコツです。

    もっとも大きな判断基準となるのが「SPF」「PA」の表示。この2つがきちんと表示されている日焼け止めを選びましょう。


    まずは「SPF」。

    これは肌が赤くなるサンバーンを引き起こす「UVB」による日焼けを、どれだけ遅らせることができるのかを表しています。数値が大きいほどUVBに対する防御効果が高く、日焼け止めを塗っていない時と比べて、UVBによる炎症を遅らせることができるのです。

    例えば、日焼け止めを塗らない状態で紫外線を浴びたら、約20分で肌が赤くなる人の場合。SPF20の日焼け止めを塗った場合、【SPF20×20分=400分】で、約400分=6時間半ほどは、UVBによる日焼けが抑制されるということなんですね。

    SPFの数値が高くなるほどカット効果は強くなり、現在の最高値はSPF50+です。

    SPF値は高ければ高いほど良い! と思いがちですが、お出かけシーンに合わせてSPF数値を使い分けるのもオススメです。

    洗濯物を干す、近所へ短時間お買い物へ行く。このくらいならSPF15~20でもOK。一日中外出して数時間は日焼け止めの塗り直しができなかったり、海や山など紫外線をしっかり浴びそうな場所に行く時は、SPF30以上は欲しいところです。

    次は、+マークで表される「PA」。

    「PA」はUVAをガードし、肌が黒くなるサンタンをどれほど遅らせられるかを数値化しています。

    PA+、PA++…と、プラスの表示が増えるごとに紫外線カット力が高くなり、現在の最高値は「PA++++」です。

    日焼け止めを選ぶ時はついついSPFの数値ばかり気にしてしまいますが、肌を黒くしたくない人は、ぜひPAにも注目してください。

    「SPF」と「PA」の表示をきちんと確認し、日焼け止めの使用シーンはもちろん、肌への刺激や優しさでも選びたいですね。

    日焼け止めによるUV効果を
    最大限に発揮させるコツは?

    そしてもう一つ大切なのが、“日焼け止めの塗り方”。

    「ちゃんと出かける前に日焼け止めを塗ったのに、日焼けしちゃった!」

    そんな経験はありませんか?

    どんなに良い日焼け止めを使っても、塗り方や使う量に問題があったら、せっかくの効果がうまく発揮されません。ぜひ、日焼け止め効果を最大限に引き出す「正しい使い方」を習得してください。

    まずは、塗る量

    ちょっとの量をちゃちゃっと塗って終わり! となっていませんか? ぜひ、メーカーが推奨する量をしっかり使いましょう。たっぷりムラなく伸ばして塗るのが基本です。

    そして、塗る場所も大切。

    ついつい、自分が塗りやすいところや、目に映る範囲だけに塗って満足してしまいがちですが、「見えづらいところ」こそが塗りそこねポイント。お顔なら、フェイスラインやあごの下、耳まわりや首の後ろなど、見えにくい部分もしっかり塗りましょう。

    一度塗ったらOKではありません。塗り直しと、そのタイミングも重要です。

    日焼け止めはどんなにしっかり塗っていても、汗をかいたり、こすったりすることで徐々に剥がれ落ちてしまいます。メイク直しの時など、できれば2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。これはウォータープルーフタイプでも同じ。こまめな塗り直しが、美肌を守る上で大切です。

    最後に、お肌のための日焼け止めワンポイントアドバイス!

    紫外線は肌を乾燥させるので、日焼け止めを塗る前には乳液やクリームなどでしっかりと保湿ケアをしておきましょう。また、肌を守ってくれる日焼け止めですが、紫外線を受けると刺激物質に変質します。酸化した皮脂や汗と混ざると、お肌に良いことはありません。帰宅後はできるだけ早く落としましょう。

    タマチャンショップがオススメする、
    体の中からのUVケア。

    日焼け止めによる「外からのUVケア」はもちろんですが、Hadamanma(タマチャンショップ)では、「内からのUVケア」もオススメしています。

    紫外線を浴びると体内で活性酸素が増え、どうしてもシミ・そばかすなどの一因になってしまいます。

    ビタミンCやポリフェノールなど、抗酸化作用の高い栄養たっぷりの食べ物を積極的に摂って、体の内側から、日差しに負けないお肌を育てましょう。

    内と外、WのUVケアこそ、美しく健やかな肌を育む近道!

    日焼け止めを正しく使いこなしながら、栄養いっぱいの食を楽しむ。Hadamanma流のUVケアをはじめてみてくださいね。

  • 潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    乾燥は、美肌の大敵です。

    しっとりと潤いに満ちた肌は憧れですよね。

    今回は、潤い肌を保つために欠かせない「NMF」についてお話しします。

    水分となじんで逃がさない天然保湿因子!

    少々専門的なお話になりますが、ぜひお付き合いください。

    NMFとは、英語表記で
    「Natural Moisturizing Factor〔ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター〕」となり、その頭文字をとって「NMF〔エヌエムエフ〕」と呼ばれています。
    日本語では「天然保湿因子」となります。

    NMFは、もともと私たち人間が持っている保湿成分で、アミノ酸、尿素、乳酸、塩基類などの低分子成分で構成されています。角質層を覆って水分の蒸発を防ぎ、保水する働きを持っており、肌のバリア機能と保湿を担う大切な成分なのです。

    水となじみがよく、水分を一定に保つ”油膜”のようなものと聞くと、イメージが湧きやすいでしょうか。

    水分を吸着する性質が強いNMFは、水分を角質層に供給し、角質層の柔らかさと弾力を保ってくれる役割を果たしてくれます。


    本来、私たちの肌では、一定量のNMFが毎日作られています。

    ですが、ターンオーバーの乱れや、加齢、日焼け、睡眠不足、ストレスなどでNMFがうまく作れない状態になると、どんどん減少してしまいます。

    そうなると肌は水分を保つことが難しくなり、保湿してもすぐ乾燥したり、硬くゴワついた肌になりがち……。


    スキンケアにおいてターンオーバーの正常なサイクルが大切だとよく言われるのは、サイクルが乱れて古い角質が肌表面にたまってしまい、NMFの生成にも影響が出てしまうからなんですね。

    潤いを保てない肌はさまざまなトラブルを引き起こします。

    そういった面からも、NMFはまさに「潤い素肌の鍵」となる因子なのです。

    NMFがきちんとある肌を保ちたい!

    「どんなに保湿しても、すぐ乾燥するし、ゴワゴワする……」

    そんな肌のお悩みがある方は、もしかしたらNMF不足かもしれません。

    日々の生活の中で、NMFの流出を避ける工夫をしてみませんか?

    例えば、アミノ酸や尿素などの天然保湿因子が配合された化粧品を使ってみるのも◎。


    また、ゴシゴシこするような激しい洗顔をしない。肌への摩擦を避ける。十分な睡眠、規則正しいライフスタイルなど、生活リズムを整えることも大切です。

    そして、オススメなのが食生活の見直し。

    NMFの材料となる成分は、タンパク質を構成している「アミノ酸」です。コラーゲンやエラスチンなどもアミノ酸が主。さらに、アミノ酸にはターンオーバーを促進する働きもあります。

    そのため、食生活の中でアミノ酸をしっかり摂り入れられると理想的です。アミノ酸は、良質のタンパク質から摂ることができます。
    ぜひタンパク質を意識した食事を取り入れたいですね。


    忙しい方は、簡単に良質のタンパク質を摂取できるプロテインを毎日の生活に取り入れてみるのもオススメです。

    ぜひ、スキンケアと生活スタイル、そして毎日の食事を見直してNMFを維持し、年齢に負けない潤い素肌を目指しましょう!

  • UVA・UVB? 日焼けの違いは? 意外と知らない紫外線のおはなし

    UVA・UVB? 日焼けの違いは?
    意外と知らない紫外線のおはなし

    お肌の大敵と言われる紫外線

    美しい肌を維持するためには、日頃からの紫外線対策が欠かせませんね。

    そもそも紫外線とは、「太陽光線」のひとつ。ウルトラバイオレットライト(ultraviolet light)といい、「UV」と略されます。

    太陽光は私たちにとってなくてはならないものですが、紫外線を浴びすぎると沢山のデメリットが。黒く(または赤く)日焼けするだけでなく、実は肌老化の大きな原因でもあり、また時には健康被害を引き起こすこともあります。

    ただし、紫外線の影響は、ある程度ならば「防ぐことのできる肌ダメージ」です。紫外線から大切な肌を守るために、ぜひ知っておきたいことがいくつかあります。

    紫外線には、3種類がある!
    気をつけるべき波長は?

    ひと口に紫外線と言っても、種類があることをご存じですか?

    波長の長い順からUV-A波UV-B波UV-C波と3種類に分けられ、そのうちUVCはオゾン層に阻まれて地上には届かないので、私たちが気をつけるべきはUVAとUVBです。

    では具体的に、どのような影響があるのでしょうか。どちらも地上に届く紫外線ですが、UVAとUVBでは、お肌への影響の仕方に違いがあります。比較しながらみていきましょう。

    UVAとUVBの違いとは?

    UVAとUVBは、波長の違いによって肌への「影響スピード」と肌の奥への「到達レベル」に違いがあります。こちらの図をご覧ください。

    UVAは、じっくりと奥まで届く紫外線。

    地上に降り注ぐ紫外線の9割を占めるのがUVAで、UVBと比べると一撃の攻撃力は低いのですが、肌の奥深く「真皮」まで到達して、じわじわと肌に影響を及ぼすと言われています。

    肌の奥にUVAが入ってくると、その防御反応でメラニン色素が生み出され、「日傘」のように肌を守ろうとします。メラニン色素がたくさん生成されることで肌が黒くなり、時にはシミとなることがあります。

    また、真皮のコラーゲンやエラスチンといったハリや潤い成分を傷つけるので、シワやたるみの原因となってしまいます。

    一方、UVBは力強いスピードタイプ

    UVBが肌表面を攻撃することで、肌が「やけど」状態になり、サンバーンと呼ばれる赤い炎症が起こります。影響スピードが早く、炎症は太陽光を浴びてから半日ほどでピークを迎えると言われています。

    そして赤く炎症したあとは、UVA同様に黒い日焼けが起こります。夏の海水浴やプールのあと、真っ赤にヒリヒリ炎症して苦しんだあと、全身真っ黒になった……という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

    UVBは肌表面の細胞やDNAを傷つけるため、日焼けだけでなく皮膚ガンの原因になることも。ちょっと赤くなるだけと、油断してはいけません。

    UVAとUVBが増える時期と、対策方法は?

    UVAとUVB、どちらの紫外線も美肌には大敵ということがわかりましたね。知れば知るほど「とにかく紫外線を避けなくちゃ!」と焦ってしまいますが、UVBとUVAは、強さや降り注ぐ量にも違いがあります。

    紫外線のほとんどを占めるUVAのピークは、4月から8月まで

    ただ秋冬もピーク時の1/2以程度にはなりますが、ある程度の量がしっかり降り注いでいるので、1年を通してじわじわと私たちのお肌の奥を傷つけています。しかも雲やガラスにも遮断されないので、「曇り空だから大丈夫、室内だから平気」といった油断は禁物。

    少しスペックの弱い日焼け止めでも良いので、冬でも日焼け止めを塗るなどして紫外線対策を。また、肌の奥のダメージは、食事でビタミンなどの栄養をしっかり補給して、体の内側からケアすることが大切です。

    そして夏に多いのが、UVB

    波長が短い分、地上に到達する量は全紫外線の約10%と比較的少なめですが、とにかく肌表面を傷つける力が強いので、わずかな量でも影響があるのです。UVB量は5月頃から徐々に増え始め、夏がピークになります。

    日焼け止めはSPFやPA値が高いものをこまめに&しっかり塗って、さらに外出時はなるべく日傘を使うなど、できるだけ直射日光に当たらないようにして、UVBから肌を守りましょう。

    肌が黒くなる人、赤くなる人の違いは?

    日焼けといえば、日差しを浴びた後、肌がヒリヒリ赤く炎症する場合と、あとから黒く焼ける場合があります。

    肌色がこんがりと黒くなるのは、「サンタン」と呼ばれる日焼けのタイプで、UVA、そしてUVBによって引き起こされます。

    対して、肌がヒリヒリと真っ赤に炎症でするのは「サンバーン」と呼ばれ、主にUVBが引き起こす日焼けです。

    同じように日を浴びても、「赤くならずに黒くなる人」「黒くならないけれど真っ赤に炎症する人」「赤くなった上で黒くなる人」と、人によって日焼けの仕方が違う場合がありますね。

    これは体質の違いによるところが大きく、特に「黒くならないけれど真っ赤に炎症する人」は、紫外線に対する抵抗力が低いので、要注意。透き通るような白い肌が羨ましがられることも多いかもしれませんが、黒くならない=メラニン色素があまり生成されない、つまり、肌細胞がメラニン色素に守られず、直接ダメージを受けている、ということ。

    UVBによる炎症はもちろん、肌の奥を傷つけるUVAにも要注意です。

    紫外線のタイプを知ることが
    紫外線対策の第一歩

    やや難しいお話でしたが、紫外線についてちょっと詳しくなっていただけたでしょうか。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積され、私たちのお肌に影響を与えてしまいます。今回ご紹介した以外でも、季節や生活シーンに合わせたこまやかな対策が必要です。

    Hadamanmaでは、これからも紫外線対策について記事を発信していきます。

    次回は季節に合わせた日焼け止めの選び方や塗り方のコツを、しっかりご紹介していきます! どうぞお楽しみに。

    ▼日焼け止めのSPFやPAとは?

    SPF・PAって? 「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    ▼やっぱり自然派がいいの? 日焼け止めの選び方

    ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    ▼季節に合わせた紫外線対策を!

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    本当は怖い「冬の日焼け」!? 夏とは違うUV対策とは。

    ●おすすめ商品


    ひにまけぬ

    ひにまけぬ

    
自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。


  • これだけは知っておきたい!「お肌のしくみ」基本編

    これだけは知っておきたい!
    「お肌のしくみ」基本編

    トラブルに負けない、健やかな肌づくりのために大切なこと。

    それは「肌そのものを正しく知ること」だとタマチャンショップは考えます。

    実は肌のしくみを知ることで、自分の肌状態をあらためて確認できたり、いつものスキンケアを見直したりと、肌への理解がより深まるんです。

    さあ、私たちと一緒に、肌の構造を学びましょう!

    肌の構造と役割

    私たちの体の表面をおおっている肌(皮膚)。

    肌は、常に外気と接している境界線です。つい見過ごしがちですが、実はとても大切な働きをしています。

    特に重要な働きは「生まれ変わりながら、ダメージから体を守ってくれている」こと。どうやって生まれ変わり、どのように守ってくれているのでしょう?

    皮膚は、「表皮」と「真皮」の2段構造になっています。


    わずか0.2mm程度「表皮」は肌の最も外側にあり、全身をラップのようにおおって外気から体を守ってくれています。

    「表皮」は4層構造。

    一番内側から、「基底層(きていそう)」→「有棘層(ゆうきょくそう)」 →「顆粒層(かりゅうそう)」 →「角質層(かくしつそう)」となっています。

    この表皮の一番外側にある「角質層」が、保湿機能とバリア機能を担ってくれています。


    「角質層」の厚さはなんと0.02~0.03mm。

    こんなにも薄い層の中で、セラミドやNMF(天然保湿因子)が細胞をつなぎ合わせており、これが肌にみずみずしさをキープし、外敵をブロックする役割を果たしているんですね。

    まさにお肌のうるおいは、「角質層」で守られているといえます。

    実際、保湿ケアに欠かせない基礎化粧品は、ほぼ「角質層」までしか浸透しません。


    スキンケアは、この「表皮」を整えるためのケアであり、「真皮」のコンディションはインナーケアが重要になってきます。

    そして、もうひとつ大切なのが、肌の生まれ変わり。

    表皮の一番内側の「基底層」から、細胞は形を変えながら上へ上へと押し上げられ、最後は一番外側の「角質層」へ変化します。「角質層」で死んだ状態となった角化細胞は、アカとして剥がれ落ちる構造となっています。

    このサイクルを、ターンオーバー(新陳代謝機能)と呼びます。


    ターンオーバーの周期はだいたい28日ほど。

    ただし、この周期は年齢やホルモンバランス、紫外線によって左右されるんです。

    若い頃はすぐに消えていた小さな傷が治りにくくなったなぁと感じたことはありませんか?これは年齢を重ねるにつれ、ターンオーバーのサイクルが長くなっているから。

    お肌がカサカサする、シミやくすみのお悩みが増えてきたと感じたら、それは新陳代謝機能が低下しているサインかもしれません。


    古い角質が自然とはがれ落ち、フレッシュな角質細胞が常に肌の表面に並んでいると理想的。

    スムーズなターンオーバーこそ、美しく健やかなお肌の秘訣といえるでしょう。

    さらに肌には、発汗などをコントロールする「体温調節機能」や、温度や痛みをキャッチする「知覚機能」など、身体の健康と深く関わっています。

    こうした素肌に生まれつき備わっているさまざまな機能をバランスよく保ちたいものです。そのためにも、毎日のスキンケアとインナーケアがとても大切になってきます。

    あなたの体が「いま必要なもの」を内と外から補って、「過不足のない肌」を目指しましょう!

  • 食品屋さんが考える、 もっとも理にかなったスキンケア

    食品屋さんが考える、
    もっとも理にかなったスキンケア

    私たちタマチャンショップは、日々たくさんの食品、栄養に関する情報を取り扱っています。

    そのノウハウが蓄積されるにつれて実感するのは「カラダは、食べたものからしか作られない」という事実です。

    健康はもちろん、肌や髪、爪など、美容面でも同じです。

    つい外から与えることばかりを意識しがちなスキンケアですが、食のプロ・タマチャンショップは「美しい肌、健康な肌には、インナービューティーがなにより大切」だと考えています。

    そう、「キレイになりたい」なら「きちんと食べる」が基本です。

    現代の女性たち、実は栄養失調の危機⁈

    忙しい毎日。

    仕事が忙しいから、朝はギリギリまで寝ていたい。朝食はパッとドリンクで済ませて、お昼はついついコンビニパスタ。疲れを感じる午後半ばは甘いもので小腹を埋めて、夜こそ栄養補給!友達や同僚とカンパイして美味しいもの三昧!

    忙しい毎日。こんな食事をしていませんか?

    こうした食生活でも特に不調を感じないのは若さゆえかもしれません。

    そのうち、お肌はカサカサ、髪もパサパサ。お通じは悪いし、なんとなく顔色も悪い……。

    「あれ、ちょっとお疲れぎみ?最近なんか老けてない?」気の置けない友人にこんなことを言われる始末。

    「保湿ケアは毎日してるし、特別な美容ケアだって定期的にしてるのに……」こんなお悩みに心当たりがある方、もしかしたら『今どき栄養失調』になっているかもしれません。

    保湿ケアは毎日してるし、特別な美容ケアだって定期的にしてるのに肌が…

    おいしいものや好きなものを、どこでもいつでも食べられる今、「昔と違って、栄養は豊富に摂れているはず」と考えがちです。

    ですが、空腹を満たしているからといって、栄養素がバランス良く摂れているとは限りません。

    手軽だからお昼はパスタやサンドウィッチが多い。ヘルシー志向だから野菜中心の食事がメイン。つい、好物のお菓子でお腹を満たしている。

    これでは偏った栄養しか摂れていませんよね。

    これこそ現代の女性に多い『今どき栄養失調』。「ただお腹を満たすこと」と「栄養を摂ること」は違うんです。

    化粧品によるスキンケアをしのぐ結果にも。
    鍵はインナービューティー!

    肌を作るモトは、やはり食べ物。健康な肌に必要な栄養素を、バランスの良い食事から摂れていることが理想です。

    体の内側からキレイを磨くインナービューティーこそ、美への近道。

    これがタマチャンショップが考える「理にかなったスキンケア」です。

    外からのスキンケアだけでは手応えが感じられないという方は、何かが不足していたり、栄養バランスが偏っているかもしれません。

    ぜひ食生活を見直して、健康な肌=美しい肌を手に入れましょう!

  • 美しいお肌の条件 「う・な・は・だ・け」とは?

    美しいお肌の条件
    「う・な・は・だ・け」とは?

    「美しい肌」と聞いて、あなたが思い浮かべるのはどんな肌でしょう?

    色白な肌、若い頃の肌、女優さんのような肌など、いろいろな「美肌」が浮かんできますね。

    実は美容業界でよく知られている「美肌の条件」があります。

    それは、「う・な・は・だ・け」

    この言葉、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。美容のプロ達が「これこそ美肌を決定づける条件」と考える5つの条件です。

    この呪文のような言葉は、一体なんでしょう?

    ぜひ、この機会に「う・な・は・だ・け」をチェックしてみましょう!

    肌の状態を知るバロメーター。

    「う・な・は・だ・け」は、5つの美肌条件の頭文字をとったものです。


    「う」=「潤い」

    角質層の水分量と油分のバランスがとれており、みずみずしく潤っている肌

    潤いのもとは水分であり、キープするのが油分です。これらのバランスがうまく取れていると潤いが保たれます。

    ですが、肌の水分量は生まれたときがピークで、加齢とともに減っていく一方です。だから年齢を重ねるごとに潤い補給&持続のケアが大切になってきます。

    「な」=「なめらか」

    肌のキメが細かく均一に整っており、すべすべしている肌

    肌の表面は丘と山が連なるように溝が走っており、その溝が均一に走っている状態が理想です。その溝がいわゆるキメ。キメが乱れていると肌表面がガタガタで化粧ノリも悪くなりがち……。この溝が細かく均一に整った肌は、保水力が高く、肌色も明るく見えます。

    対策としては、やはり潤いを与えるケアが必要です。

    「は」=「ハリ」

    ターンオーバーがスムーズに行われており、引きしまっている肌

    新しい細胞に入れかわるターンオーバーが正常に行われている肌は、表面が健やかな細胞で覆われている状態です。

    新陳代謝がスムーズだと、古い角質が表面にたまりにくく、水分保持力もアップ。保湿はもちろん、質の良い睡眠、紫外線対策、良質なタンパク質摂取などでターンオーバーを正常化すると、シワやたるみに負けないハリへとつながります。

    「だ」=「弾力」

    重力に負けず、元に戻ろうとする力を持っている肌

    弾力とは、指で触れたときに跳ね返そうとする力。これが弱まると、たるみの原因に……。

    弾力のある肌と深く関わるのが真皮です。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった弾力成分を生み出す真皮を健やかにするには、やはり内側からの食事ケアが大切になってきます。

    「け」=「血行」

    くすみや色むらのない、血液のめぐりがよい肌

    肌の成長に欠かせない栄養は、日々の食事から摂取します。そして、その食べ物の栄養を肌へと運んでくれるのが血液です。

    肌に栄養がきちんとめぐるよう、血流を良くすることがとても重要です。この流れがスムーズであればあるほど、血色が良くなり、くすみ知らずのツヤ肌に。

    この5つが、美容の専門家が考える「美肌の条件=う・な・は・だ・け」です。

    いかがでしたか?

    こうして5つの条件を改めて見てみると、「美しい肌」とは、「健康な肌」なのだと実感しますね。


    肌が根本から健やかな状態というのは、それだけ肌トラブルが起きにくいというもの。

    「う・な・は・だ・け」の揃った肌を目指すには、外からの保湿ケア、内からの栄養ケア、そして健康的なライフスタイルなんですね。

    どれも美肌にとって欠かせないものなのです。

    ぜひ、これからのケアで「う・な・は・だ・け」を意識してみませんか?