まだまだ厳しい北風が吹きつけ、肌だけでなく髪も潤いを奪われやすい季節が続いています。
野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」第28回は、髪の素となるアミノ酸が豊富な豚肉ワンタンと海老に、髪の健康を保つヨウ素を多く含むワカメを加えた“美髪スープ”です。
ワンタンの具にはゼラチンも入れて、コラーゲンをプラスしました。
【材料・3〜4人前】※( )内は摂れる栄養素
〈ワンタン〉
豚ミンチ 30g(アミノ酸・ビタミンB1)
ネギ 3cm(アリシン)
生姜 適宜
粉ゼラチン 2g(コラーゲン)
ワンタンの皮 適量
〈出汁〉
水 800cc
昆布 10g
いりこ 10g
〈具材〉
海老 12尾(アミノ酸・ビタミンB1)
たけのこ水煮 50〜80g(アミノ酸・カリウム)
塩ワカメ 10g(ヨウ素・カリウム・カルシウム)
ネギ 5cm
クコの実 適量(ミネラル・ポリフェノール)
〈調味料〉
醤油 小さじ2
塩 少々
こしょう たっぷり(お好みで)
【作り方】
〈下準備〉
・ワンタンのタネ
豚ミンチ、みじん切りのネギ、すりおろし生姜、ゼラチンを混ぜたワンタンのタネを作る
・簡単なワンタンの包み方
皮の真ん中辺りにやや小さめにタネを置き、頂点をずらして二回折る。
※ワンタンは包んでから時間を置くと皮が溶けてしまいますし、茹でた後も時間が経つとスープの中で破れやすくなるため、鍋に入れる直前に包み、できたてを召し上がってください。包んで長時間置く場合は、バットに並べて冷凍保存するのがおすすめです。
・出汁
いりこと昆布で出汁を引く
・その他
ワカメの塩抜きをしておく
1 出汁に小口切りのネギ、薄切りのたけのこを加えて煮る
2 調味料(醤油・塩・こしょう)を加え、味を整える
3 海老を入れて赤くなったら刻んだワカメを加え、ワンタンを入れる
4 ワンタンが煮えたら器によそい、クコの実を1、2個ずつ散らす
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。地域野菜のPRなどを手がけるとともに、季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。