2018.06.29

食べる日やけ止め、始めませんか?

curator
Hadamanma編集部

紫外線の気になる季節ですね。

日々の日焼け対策、きっと気をつけていらっしゃることでしょう。

正しい紫外線ケアについては、以前にもお話ししました。

こちらをご参照ください。

https://hadamanma.com/archives/508


さて、そうは言ってもこの季節、外側からのケアだけでは、

どうしても紫外線を100%避けることはできません。

浴びてしまった紫外線は、活性酸素を生み出し、細胞を酸化させ、

恐ろしいことに肌の老化を進めます。

そこで、日々の肌細胞のケアにぜひおすすめしたいのは、

「飲む日焼け止め」。

通常、紫外線を浴びると活性酸素が大量に発生し、これが

肌にダメージを与えて、細胞が酸化します。

酸化により真皮のコラーゲンなどが硬くなり、肌の弾力が衰えます。

これが「肌がさびる」と言われる状態ですね。

しかし、酸化する前に活性酸素を除去してくれる栄養素があるのです。

それらをバランスよく食べると、肌細胞はいつもフレッシュに保たれ、

日焼けした肌が、たっぷりと癒されます。



秋のお肌に、大きな差がつく。

夏の日焼け対策には、日焼け止めや化粧品だけでなく、

日々の食事も重要で、夏の間どんな栄養を摂るかが、

秋の肌に大きな差を生むのです。

若々しい肌を保つため、内側から紫外線を撃退しましょう。



酸化を防いでくれる食べ物とは。

では、食べる日焼け止めとはどんな栄養素なのでしょう。

それは、カラダを構成する要素を見れば分かります。

人間の身体は、約60兆〜80兆個の細胞でできています。

細胞内部の大半は「水分」で、細胞の外側、細胞膜は「油分(脂質)です。

つまり、細胞の大半は水分と脂質でできていて、それが

新陳代謝によって常に新鮮な状態に保たれているのです。

ということは、細胞の酸化と戦うには、

「水分」「脂質」両方への対策が必要だということです。

そこで、こんな栄養素が必要になります。


ビタミンC→水分の酸化を防ぐ

ビタミンE→脂質の酸化を防ぐ


これら二つは、いわば若返りのビタミンです。

きれいになりたいわたしたちにとって、とてもありがたい存在。

ぜひ、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。



ビタミンC

主に野菜や果物に多く含まれています。


〈野菜・果物〉

アセロラ

グァバ

ケール

生唐辛子

赤ピーマン

カリフラワー

キウイフルーツ

甘柿

ルッコラ

ブロッコリー

いちご


〈その他〉

焼き海苔

煎茶

ショルダーハム


ビタミンCは水溶性で、熱に弱いので、茹でたり水に浸けすぎることで減少してしまいます。生で食べるのがオススメですが、茹でることで量を食べられるメリットもあります。切る前に茹でる(断面から流出しやすいため)、加熱時間を短縮するなど、ビタミンCの流出を防ぐよう考慮しましょう。



ビタミンE

主にナッツ類や植物油、大豆、雑穀、緑黄色野菜にも多く含まれています。


〈ナッツ・植物油〉

大豆油

コーン油

菜種油

ごま油

アーモンド

ヘーゼルナッツ


〈野菜ほか〉

かぼちゃ

ほうれん草

アボカド

キウイフルーツ

煎茶

小麦胚芽

いわし

うなぎ



酸化と戦うポリフェノール。

ポリフェノールにも、強い抗酸化作用があることは、よく知られています。

ひと口にポリフェノールと言っても、その種類はアントシアニン、カテキン、

カカオポリフェノール、クルクミン、ルチン、ショウガオールなどさまざま。

大半の植物に存在し、自然界に5000種以上存在すると言われています。

アントシアニンはナスやブドウ、ブルーベリーに豊富ですし

カテキンは緑茶や紅茶、カカオポリフェノールはココア、チョコレート。

多くの食材に含まれているので、食事や飲み物で取り入れやすいですね。


ポリフェノールが豊富な食べ物

雑穀米

バルサミコ酢

くるみ

ぶどう

いちじく

ブルーベリー

しょうが

蕎麦

ココア



お肌のハリを保つコラーゲン。

そして、前回お話ししたコラーゲンも、日焼け対策に欠かせません。

こちらをご参照ください。

https://hadamanma.com/archives/735


紫外線はコラーゲンの繊維をボロボロに切ってしまいますから、

日焼け止めで対策することはもちろんですが、

毎日の食事やサプリメントで、しっかりと補ってあげましょう。



腸内の環境が栄養の吸収率を変える!

栄養素の多くは、腸から体に吸収されます。

腸の内部のじゅう毛と呼ばれるひだが、栄養分を吸収し

毛細血管を通じて全身へ届けます。

腸の中に滞留便が詰まっている状態では、

せっかく食べた栄養が吸収されづらく、肌に届きにくくなります。

そればかりか、胃腸内以上発酵を起こして有害成分まで発生。

有害物質は栄養とともに血液中に吸収されて、

肝臓に負担をかけ、細胞にきれいな血液を運ぶ妨げになります。

肝臓が弱ると、肌はもちろん全身に悪影響が出ますし、

肝斑と呼ばれるシミも出やすくなります。

お通じに良い食物繊維を毎日しっかり摂って、

適度な運動を心がけ、腸がいつでも

元気に働いてくれる状態を維持したいものですね。



カラダの元気が、お肌の元気。

紫外線に負けない健やかな肌づくりを考えれば考えるほど、

すべて「カラダに良いこと」につながっていきます。

当たり前かも知れませんが、肌はカラダの一部で

食べたものでしか作られない。

そして肌は、健康のバロメータでもあります。

カラダは病んでいるのに、肌だけはピカピカなんてことはなくて、

やはり内側の健康づくりと、ツヤ・ハリのある肌づくりは

切り離せないものなのです。

今朝は、化粧ノリが悪いなと思ったら、

ここ数日の食生活を振り返ってみましょう。

バランスの良い食事ができていないなと思ったら、

最近足りていない栄養素をメニューに取り入れてみましょう。


そんな日々の中、紫外線の強いこの季節には特に

ビタミンCとE、そしてポリフェノール。

他の季節より少し気をつけて、普段から摂るように

心がけてみてはいかがでしょうか。

秋の肌が変わるだけでなく、きっと5年後、10年後の

若々しさが、格段に変わってくるはずです。

そう考えてみると、今日の食事やスキンケアって、

大切な未来の自分への、プレゼントなのですね。

いかがでしたか? 紫外線対策は面倒なイメージですが

何を食べようかな、とわくわく迷うこともスキンケア、

という風に考えると、少し楽しくなりませんか。

今後Hadamanmaでは、見た目もおしゃれで

とってもおいしい、「食べる紫外線対策レシピ」も

ご紹介予定です。どうぞお楽しみに。

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