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  • 働く「手」は、老けやすい?ハンドクリームの正しい塗り方で、うるすべ手肌へ!

    働く「手」は、老けやすい?
    ハンドクリームの正しい塗り方で、うるすべ手肌へ!

    11月。空気が乾燥し、手肌のカサつきが気になるシーズンになりました。

    そんなときに役立つアイテムが、先日Hadamanmaから新たに発売されましたが、もうチェックされましたか? 「とろける木の実ハンドクリーム」と「もぎたて果実手ハンドクリーム」です。

    手荒れの悩みが多くなる秋冬こそ、ぜひ、ハンドケアも見直しを。そこで今回はこの新しい2つのハンドクリームを活用しながら、毎日やっていただきたい「ハンドケアの基本」をご紹介します。

    実は、手は顔以上に年齢が出やすい「老け」ポイント。

    衣服に守られることのない手は、常に外気に晒されて紫外線を浴び続けています。さらに、汚れはもちろん水や洗剤、紙、スマホと、さまざまな材質のものに触れ続けることで、少しずつダメージを蓄積しているのです。

    もしかすると体の中で、もっとも酷使されていると言っても過言ではないパーツかもしれません。そんな働き者の手には、本当は顔と同じか、それ以上のケアが必要なのです。

    特に空気が乾燥する秋冬は、ひび・あかぎれなどの手肌の悩みが増えます。そんなトラブルが出た時はもちろん、そうなる前から毎日スキンケアして、指先まで潤った美しい手肌を保ちたいですね。

    乾燥から守る、だけじゃない!
    ハンドクリームで「手の美容」に取り組もう。

    手肌も、顔と同じように化粧水や乳液でケアしても良いのですが、忙しい日中や外出先で、手を洗ったり、洗い物をしたりするたびに化粧水や乳液を取り出して……というのは、現実的に難しいですね。また、いろんな刺激から手肌を守るため、高いガード力もほしいところです。

    そこで役立つのが、保水と保護の機能を備えた「ハンドクリーム」です。

    ハンドクリームは手肌に潤いを与え、乾燥や刺激から守るためのアイテムですが、最近では美容機能の高い製品も増えてきました。

    Hadamanmaの「木の実」「果実手」ハンドクリームも、保湿・保護・そして美容の三つを叶えるために、安心な食べ物や植物由来の美容成分たっぷりで作られています。かさつきを癒し、手肌を守りながら美容まで叶えてくれる。年齢の出やすい手にとって、これほど心強いものはありませんね。

    では、ハンドクリームをしっかり活用するために、まずは基本の使い方を確認してみましょう!

    意外と知らない?
    ハンドクリームの基本の使い方

    1.いつでもどこでも、こまめにケア!

    塗り方のポイントは、まずこまめに塗ること。

    外出の前後、仕事の合間、家事や入浴後、おやすみ前などを習慣づけて、ほかにもかさつきが気になったらその都度塗るようにしましょう。乾燥対策だけでなく、ダメージへの保護になります。

    塗りたい時に手元にないと、つい「ま、後でいいか」となりがち。家中のあちこちに置く、化粧ポーチに入れておく、オフィスのデスクにも常備するなど、欲しい時に必ず持っておくようにすると良いですね。

    ベッドサイドや職場のデスク、持ち歩くポーチの中にハンドクリームを常備することをお勧めします。

    2.手指を清潔にして、温めよう

    ハンドクリームを塗る前には、手を清潔にします。顔に化粧水を塗る前に、洗顔するのと同じですね。

    仕事の合間など、いちいち手を洗いに立つのが億劫な場面でも、ウェットティッシュで拭いて手指を清潔にしてからハンドクリームを塗ると、浸透力が違いますし、容器に残っているクリームも清潔に保つことができます。

    手を洗ったら、水分をしっかり拭き取りましょう。

    オフィスなどには除菌用アルコールが常備されていることも多いものですが、刺激の強いアルコール消毒は肌の乾燥に拍車をかけてしまいます。できるならノンアルコールタイプで手肌にやさしいものを使うか、普通の手洗いをしっかり行ってください。手を洗って水気を拭き取るときは、肌を傷つけないようゴシゴシ強くこすらず、柔らかいハンカチやタオルでポンポンとやさしく水気を押さえましょう。

    また、ハンドクリームを塗る前には、できるだけ手を温めておきます。油分の多いハンドクリームは冷えた手では伸びが悪くなりますし、冷えきってカサカサになった手は角質が固くなっているので、せっかくのハンドクリームがうまく浸透しません。

    手洗いを冷水でなく、ぬるま湯で行うと一石二鳥です。熱いお湯で洗うと、必要な皮脂まで奪われて乾燥するので、「熱くも冷たくもない」温度に抑えておきましょう。時間があれば、手全体を1分ほど蒸しタオルで包んで温めておくと血行が良くなり、角質層がほどよく柔らかくなってハンドクリームが浸透しやすくなります。

    3.ハンドクリームは、手の甲から広げる!

    準備ができたら、いよいよハンドクリームを塗っていきます。

    「木の実」「果実手」ハンドクリームの場合、1回分の目安は大体1円玉大。乾燥が気になるときはもちろん多めに使ってもOKです。

    寒い時期はハンドクリームが固くなっていることがあるので、一度手のひらで包んで温め、柔らかくしてから使ってください。

    クリームは手の甲から伸ばしていきましょう。

    全体にクリームが行き届くように、まんべんなく塗り広げます。

    ささっと広げて終わるのでなく、よくなじむようにかるく揉み込みながら塗っていくと効果的です。ただしゴシゴシこすらず、クリームですべらせながら、やさしく行ってください。

    4.指の先、爪までしっかりと。

    広いところのあとは、指へ。美容効果の高いハンドクリームはネイルケアにも最適。爪までしっかり塗りこみましょう。

    ささくれやあかぎれの予防にもなるので、爪の横や生え際、関節のシワの間など、細かいところにもしっかりと行き渡るようにしてください。

    よりしっかりネイルケアしたい場合は、先にキューティクルオイルを塗っておいてからハンドクリームでフタをするように使うと効果的です。

    これで、基本のケアは完了です。

    潤いが物足りないところや、手荒れが特に気になる部分、乾燥がひどく皮膚が硬くなっているようなところには、たっぷりと二度塗り、三度塗りをしましょう。

    いつものハンドクリームも、こうしてしっかり使うと、きっと潤い方が全然違うはず。ハンドクリームを塗りながら軽くマッサージをすると、血行促進になって冷えも解消できますし、リラックス&リフレッシュ効果もあるので、ちょっと休憩したいときや、おやすみ前のケアとして是非取り入れてくださいね。

    「木の実」と「果実手」、使い分けは?

    ハンドクリームの基本の塗り方を踏まえて、Hadamanmaの「木の実」&「果実手」ハンドクリームの使い分け方と特徴をご紹介します。

    まず「とろける木の実ハンドクリーム」は、保湿と美容効果が高いので、特に手肌のエイジングケアがしたい方にイチオシです。また、しっとりと保護力の高いハンドクリームをお探しの方にもおすすめです。

    こっくりとしたクリームですが、驚くほど伸びが良いので少量でもしっかり手肌を守ることができるでしょう。塗っているときは油分がしっかりした印象ですが、塗ってしばらくすると、つけているのを忘れるくらいにサラサラの仕上がりになります。

    もぎたて果実手ハンドクリーム」は、さっぱりとした潤い感が特徴のクリーム。あまり重い感触のハンドクリームが好きではない方や、よりみずみずしい潤いがほしい時におすすめ。使用感はさっぱりしていますが、保湿・保護力は「木の実」と同等レベルです。

    塗り広げていくと手肌の熱に反応して潤いが出てくるので、この水っぽさがあるうちに手肌全体にクリームをなじませましょう。指先まで塗り込んで少し経つと、次第に水気が落ち着き、しっとりとクリームの保護力が発揮されます。

    どちらも保湿・保護力は高いので、お好きな使用感で選んでいただくと良いでしょう。日中や春夏はさっぱりした「果実手」、夜や秋冬は「木の実」でしっかり美容ケア。そんな使い分けも良いですね。

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    とろける木の実/もぎたて果実手ハンドクリーム

    7種のナッツとはちみつの力でしっとりと潤う「木の実」と、化粧水+クリームの効果でさっぱり潤う「果実手」。ともにお顔用の高級クリーム品質。長くしっかりうるおうのに、塗ってすぐにスマホを触れるほどサラリとした仕上がりで、働く手を荒れとダメージから守ります。

    毎日の食器洗いも、スキンケアに。

    季節を問わず、食器洗いなどの水仕事が原因で手荒れに悩んでいる方も多いでしょう。作業の前後にハンドクリームでこまめにケアするのも大切ですが、キッチン洗剤自体を肌に優しいものに見直してみるもの良いかもしれません。

    「食器用洗剤で手が荒れるのは仕方のないこと」と諦めず、「手肌用の“スキンケアソープ”で食器を洗う」と、大胆に発想を転換してはいかがでしょうか。

    手肌に優しいのに、食器の汚れをしっかり洗い上げる食器用洗剤「サラエステ」

    食品屋であるタマチャンショップが作った「サラエステ」は顔も全身も洗えるほど、化粧品レベルに手肌にやさしい、化粧品レベルの洗剤です。手肌の潤いを奪わず、むしろケアしながら、“食器も”洗うことができるというユニークなアイテム。

    洗浄成分はすべて植物由来で、赤ちゃん用製品に使われるほど優しいものを採用。手肌を刺激から守る7種類のハーブエキスを配合するなど、手肌へのやさしさをとことん考えて作られています。

    もともとはシャンプーの開発技術者が、手荒れに困っている美容師さんのために開発したもの。汚れは洗浄成分で包み込んで落とし、手肌には保湿成分を残してなじませる画期的なハイブリッド手法。

    毎日の水仕事は避けられないもの。手荒れに悩んでいる方は、ぜひこういったアイテムも検討してみてはいかがでしょうか。

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    サラエステ

    キッチンをエステに!? 自然食品屋さんがつくった、お皿を洗える、新発想のスキンケアソープ。手肌と自然にやさしい洗浄成分で、使うたびに肌を美しく整えます。

    * * *

    手荒れが特に気になる季節です。乾燥状態に長く晒すことは、顔と同じで深刻なシワやくすみの原因となります。こまめにハンドクリームで潤いを与え、大切にケアしてあげましょう。

    
もし、オフィスで紙を触る機会が多ければ指サックをしたり、外出時は清潔な手袋をつけたりと、日頃から手肌をいたわってあげたいですね。


    この冬、Hadamanmaから発売された二つの自信作が、デリケートな皆さまの手肌を守るため、お役に立てることを願っています。

  • 化粧水の「本当の使い方」でさらなる「すっぴん力」アップへ!

    化粧水の「本当の使い方」で
    さらなる「すっぴん力」アップへ!

    空気の乾燥がますます加速する秋。肌のかさつきが気になってくる頃ですね。

    さて、乾燥対策といえば何よりも「保湿」が大切ですが、本当に正しく効果的なケアができているか、ここで一度確認してみませんか。

    今回はスキンケアの要である「化粧水」について、詳しくお話しします。

    いまさらと思われるかもしれませんが、毎日のスキンケアルーティンの中で当たり前の化粧水は、意外とおざなりになりがちな行程です。いつもなんとなく「パパッとつけて終わり!」になっていませんか?

    化粧水を正しく使えていないと、潤いが十分に肌に行き渡らず、しかもすぐに蒸発して、余計に肌が乾燥する原因になることも……。本格的な乾燥シーズンを前に、角質層にしっかり潤いを届けるため、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう!

    スキンケアで欠かせない化粧水の意味って?

    毎日のスキンケアで欠かせない化粧水。でも、その詳しい働きや保湿のメカニズムをちゃんと把握できている人は、意外と少ないかもしれません。

    化粧水の役割は、肌に水分と保湿成分を与えること。保湿することで角質を柔らかくして、肌の調子を整える効果があります。

    よく「肌に化粧水が浸透する」と言いますが、実際に化粧水が届くのは「角質層」まで

    そもそも肌は、大きく「表皮」と「真皮」に分けられますが、表皮はさらに細かく4層に分かれており、一番外側にあるのが「角質層」です。その厚みはわずか0.02〜0.03mm程度! ティッシュ1枚よりずっと薄いんですね。

    この角質層が、肌の保湿機能バリア機能を担っています。肌内部からの水分蒸散を防ぎながら、外部の刺激や異物から体を守ってくれています。

    ▼肌の仕組みについて、さらに詳しくはこちら

    これだけは知っておきたい!『お肌のしくみ』基本編

    そんな角質層をすこやかに保つため、活躍するのが化粧水

    赤ちゃんのように、新陳代謝が盛んで潤った肌であれば何もつけなくても良いかもしれませんが、大人になると日々のメイクによる刺激や、生活習慣の乱れ、紫外線によるダメージ、加齢による保湿成分の減少など、さまざまな要因が重なって、自力だけでは肌の潤いを保てなくなります。

    角質層が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れて肌荒れしたり、ハリがなくなったり……老化をはじめ、さまざまな美容トラブルが起こってしまいます

    だから、乾燥して硬くなってしまった肌に化粧水で潤いを補って、角質を柔らかく整える必要があるのです。カサカサに枯れた大地に、ジョウロで水をあげるイメージですね。

    水分を与えるだけで良いなら、水で十分じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。化粧水がただの水と違うのは、保湿成分美容成分を含んでいるところ。

    角質層に入った水分は、時間の経過とともに蒸散します。乾いて、潤いが逃げてしまうんですね。水分を逃がさず、さらに肌内部からの水分蒸散を防ぐために、化粧水に配合されている保湿・美容成分が働くのです

    特に、肌内部にも存在するセラミドNMFの成分(アミノ酸や尿素など)は、化粧水の保湿成分としても人気です。肌との親和性が高く、角質層の保湿効果を補って、柔らかく潤う肌づくりをサポートしてくれます。

    単純に水分で湿らせるだけではなく、しっかり「保湿」できるように、保水力の高い成分が入った化粧水を選ぶと良いでしょう。

    ●Recommend

    Hadamanmaとれたてベジローション

    とれたてベジローション

    食由来の保湿・美容成分をたっぷり配合した、保湿化粧水。人肌になじみやすい天然ヒト型セラミド(醤油粕由来)と、植物性セラミドをダブルで配合しました。さらに、保水力の高い椎茸エキスや、アミノ酸、米麹や酵母による発酵のチカラをフル活用。潤いあふれる健やかな肌に導きます。

    化粧水の役割が分かりましたが、重要なのはその使い方です。肌の表面にパパッと濡らすようなつけ方では、十分に角質層全体を潤すことはできません。

    長時間、水や湯に手を浸けていると、指先がシワシワになりますよね。時間をかけて水分が角質層に侵入した結果です。化粧水も同じく、じっくり丁寧につけることで潤いが角質層に浸透します

    そこでHadamanmaがおすすめするのは、コットンを使って化粧水をつける方法

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    手でつけるのも良いのですが、気づかないうちに手のシワや指の隙間に化粧水が流れて、適量を顔に届けられていないことがあります。コットンなら、化粧水をしっかりとどめておけます

    また、手のひらでは頰や額などの広い面は塗りやすいですが、小鼻や口周りの凹凸部分には塗りムラがでやすく、水分が行き届きにくいもの。毛穴が気になったり、乾燥して粉を吹いたりしやすいのは、そういった部分ではありませんか?

    そんなところも、コットンだと均一に塗ることができます

    そして化粧水には、日焼けやお風呂上がりでほてった肌をクールダウンさせる役割もあります。手のひらで温まってしまったら、その効果も半減ですね。コットンなら、余計な熱も伝わりません

    手だとつい短時間で済ませがちですが、コットンを使うと比較的丁寧にスキンケアを行うようになるので、角質層にじっくり潤いを浸透させることができます。

    ただし、コットンを使うときは「絶対にこすらないこと」「強く叩かないこと」が鉄則。間違った使い方をすると、摩擦によって肌を傷つけてしまいます。

    では改めて、コットンを使った化粧水の「正しい使い方」を確認していきましょう!

    化粧水をつけるのは、洗顔後やお風呂上がりすぐ! 肌が乾かないうちに行うことが大切です。脱衣所や洗面台に化粧水を置いておくと楽ですね。

    そして大切なのは、化粧水の量。少ないと角質層全体を潤すことができませんし、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまうので、コットンがひたひたになるくらいたっぷり使いましょう。

    まずは化粧水のメーカーの規定量を確認してください。3〜4プッシュとか、500円玉大を数回とか、商品によって書き方は違いますが、多くの化粧水が約5ml(小さじ一杯)程度を推奨しています。

    実際に測ってみると、「こんなに多いの?」と思われるかもしれません。この量を手のひらで一気に顔に乗せようとすると、半分以上こぼれ落ちてしまうので、もし手でつける場合は少しずつ分けながら使うことが大前提。その点でも、コットンを使う方が効率が良いですね。

    「高価な化粧水だからもったいない」と、ちびちび使っていたら結局十分な効果を得られず、せっかくの化粧品がかえってもったいないことになってしまいます。かけた値段分、あるいはそれ以上の満足感を得るためには、適量を守り、手間をかけることが大切なのです。

    コットンは柔らかく、厚みのあるものを選びます。中指と薬指の2本にのせて、人差し指と小指で両端をはさんで使いましょう。小鼻などの細かい部分をケアするときは、コットンを畳んだり、中指一本にかけて使ってください。

    音が出るほど強く叩くようにパッティングするのは、肌の刺激になるので絶対にNG!

    コットンは小刻みに動かし、肌から5mm以上浮かさないイメージで、肌にやさしく当てていきましょう。じっくり繰り返すことで、角質層のすみずみまで潤いが行きわたります。

    規定量でも潤いが足りないと感じときや、乾燥が気になる部分には、化粧水を追加して重ねづけするのも良いですよ。

    どこまですれば十分な保湿と言えるか、一つの目安としては顔全体がひんやりとクールダウンされていること。そして、肌がもっちりと手のひらに吸い付くようになったらOKです。

    最後に手のひらで顔をやさしく包み込んで、しっかりと潤いを押し込んでください。柔らかく潤った肌を、いつくしむように。

    家事や子育て、仕事に忙殺されて、どうしてもゆっくりスキンケアしていられない!という場合は、シートマスクコットンパックを活用してはいかがでしょうか。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、顔に貼ったまま他のことができるので便利です。

    化粧水でしっかり潤いを届けたあと、大切なのは「油分」の補給です。化粧水をどんなにたっぷり使っても、潤いが蒸散してしまっては意味がありません。乳液やオイル、クリームで水分を閉じ込めましょう

    ときどき、脂性肌だからといって化粧水だけで済ませてしまう人がいます。本当にそれで肌の調子が良くなっていれば問題ありませんが、もしも皮脂のベタつきが解消されない場合は、「インナードライ」になっている可能性も。

    油分でフタをしないことで、水分が蒸散して肌内部が乾き、それを補うために皮脂が過剰分泌しているのです。いつものケアで肌状態がよくならないときは、化粧水乳液という、スキンケアの基本ステップを振り返ってみると良いですね。

    ●Recommend

    Hadamanma ぜいたくベジミルク

    ぜいたくベジミルク

    天然ヒト型セラミドをはじめ、3種のナッツオイルや、宮崎県産の原木椎茸エキスなど、優れた保湿成分をたっぷり配合。食の栄養をつめこんだ「集中美容乳液」です。

    乳液を使ったコットンパックや、たっぷりの潤いを味方に軽くマッサージするのもも効果的です。乾燥シーズン、時間に余裕があるときはぜひ試してみてくださいね。

    * * *

    今回はスキンケアの基礎である化粧水について、大ボリュームでお届けしました。

    前回の「クレンジングと洗顔」の話に引き続き、化粧水による保湿も「すっぴん力」を鍛える大切なステップです。忙しい毎日の中で、つい惰性になりがちな部分ではありますが、ここを意識して丁寧に行うことで、明日の肌が変わります。

    乾燥も寒さも、肌に潤いがあれば怖くありません。ダメージを老化につなげないために、今からすっぴん力を蓄えて、厳しい冬に備えましょう!

  • 「すっぴん力」を上げる!正しいクレンジング&洗顔法

    「すっぴん力」を上げる!
    正しいクレンジング&洗顔法

    毎日欠かすことのできない、クレンジングや洗顔。クタクタに疲れているときや、忙しくて手いっぱいのときは、つい手間だなぁ、めんどくさいなぁ、と思ってしまうこともありますね。

    でも、美容の基本は「落とす」こと。

    「化粧したまま寝ると肌が荒れてしまう!」

    「洗顔をきちんとしないと、くすんで老け顔になる!」

    そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。では、クレンジングや洗顔をきちんとせずに過ごしていたら、私たちの肌では具体的にどんなことが起きるのでしょう? 今回は、クレンジングや洗顔の大切さと、正しいやり方をしっかり見直してみましょう。

    洗顔不足はなぜ悪い?
    肌荒れのメカニズム。

    気になる肌荒れの原因は?

    1日を終えた肌の表面には、さまざまな汚れが付着しています。

    お化粧をしている方なら朝塗った日焼け止めやファンデーションが残っているでしょうし、何もしていなくても、自分自身の汗や皮脂、古い角質などの汚れがたまったり、空気中の埃や花粉が付着したりして、肌は必ず汚れてしまいます

    それらの汚れは時間と共に酸化したり、混ざりあって化学反応を起こしたりすることで、肌に刺激を与えるようになります。顔を洗わずに寝てしまうということは、そんな刺激物質をつけたままにするということ。当然、肌には大変な負担となります。

    また、汚れが肌表面に留まっていると、毛穴をふさいで吹き出物などの炎症を引き起こすほか、正常な肌のサイクル(ターンオーバー)を邪魔するので、きれいな肌が作られなくなります。古い角質が蓄積してゴワゴワした厚い皮膚になり、くすみやシミ、シワやたるみにもつながってしまいます。不潔な状態は、老化の原因にもなるんですね。

    肌が汚れていると、さまざまな美容トラブルの原因となります。

    そればかりか、こんな状態の肌では、どんなに良い化粧品を使っても美容成分がしっかり浸透できず、十分な効果を発揮できません。もったいないですね。

    常に肌を清潔に保っていれば、化粧水や美容液がスイスイ浸透し、角質層をしっかりと潤してくれます。ターンオーバーも正常に行われるようになり、いつもピカピカ素肌。

    これが、「すっぴん力」です。すっぴん力さえあれば、濃いファンデーションで肌を隠さなくて良いし、やみくもに化粧品を取り替えてお金をかける必要もありません。明るく透明感のある素肌で、より美しく、若々しくなれるはずですね。

    「帰宅後すぐ」が基本!
    クレンジングで1日の汚れを落とそう。

    では、すっぴん力を向上させるための「正しいクレンジングと洗顔法」とは?

    ポイントを具体的にご紹介していきましょう。

    まずは洗うタイミング。

    1日を過ごした肌には、前述した通り、汚れと刺激成分がたっぷりと付いています。手を洗うのと同じように、顔も「帰宅後すぐ」に洗って、汚れから解放してあげましょう。

    帰宅後、すぐにクレンジング・洗顔をしてお肌を解放しよう!

    よく手を洗ったあと、油溶性の汚れを落とすためにクレンジングをします。

    クレンジングはメイク汚れだけでなく、角栓の詰まりや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。

    メイクをせず1日外出もしなかった日は、肌質によっては泡洗顔だけで済ませても良いかもしれませんが、日焼け止めを塗ったならクレンジングもしてください。また、皮脂分泌が多めでニキビや角栓詰まりができやすい方も、泡洗顔の前にクレンジングで皮脂をリセットするのも良いですね。

    オイルやミルクタイプなど、いろいろなクレンジングがありますが、肌質に合わせて好みのものを選んでください

    クレンジング力が強いオイルベースのものは、濃いメイクをしっかり落としたい日や、皮脂や角栓が気になる時に向いています。ただし必要な潤いまで奪うこともあるので、乾燥しやすい方にはミルクやジェルなど、肌にやさしいタイプがおすすめです。基本はミルクやジェルで、Tゾーンはオイルなど、部位によって使い分ける方法もあります。

    自分のお肌に合ったクレンジングを選びましょう。

    シートタイプのものはとても便利ですが、肌をこすりやすく、洗い流すものと比べて汚れ落ちが十分でない場合もあるので、なるべく常用は避けた方が良いでしょう。

    また、オイルやミルクでも汚れ落ちがいまいち、という方は、使い方が誤っている可能性があります。商品によって量や使い方は細かく違う場合があるので、メーカーの説明をしっかり読んで使いましょう。
    特に、手や顔が濡れた状態でクレンジングを使っても、汚れとクレンジング剤が十分になじみません。濡れた手でもOKという商品でない限り、乾いた状態でクレンジングしましょう。逆に、クレンジング剤を洗い流す際は、まず少量の水でクレンジングと水をなじませる「乳化」の一手間を忘れずに。きちんと乳化できていないと、せっかくの汚れ落ちが半減する場合があります。

    クレンジングや洗顔の際、よく耳にするタブーは「強くこすらない!」「指でゴシゴシ触らない!」ということ。

    こすりすぎを防ぐため、マスカラやアイライナーなどを使用している方は、先にポイントメイクを専用リムーバーで落としておきましょう。この時も、ゴシゴシこすると色素沈着を招きますので、優しく行ってくださいね。

    洗顔の前に「たっぷり予洗い」しよう!

    洗顔の前にたっぷり予洗いをしよう

    泡洗顔の前に大切なのは、「予洗い」です。洗顔料を使う前に、きれいな水でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。クレンジングのあとはもちろん、朝の洗顔前にも大切なステップです。

    ここを手抜きせず丹念に行うことで、角質層が柔らかくなり、スムーズに汚れを落とせるようになります。

    予洗いは溜めた水でなく、流水で行いましょう。水の温度は冷たすぎず、熱すぎず、35°C前後の人肌くらいが、肌に刺激を与えず、汚れが落ちやすい温度です。

    特にクレンジングのあとは、指先に感じるヌルつきがなくなってからも、さらに数回すすいでおきます。クレンジングが肌に残っていると泡洗顔の邪魔になってしまうため、角質層の汚れをリセットするつもりで、しっかりとすすぐことが大切です。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    正しい洗顔のポイントは
    「泡だて」と「プラス20回のすすぎ」

    たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

    予洗いがしっかりできたら、続いて泡洗顔です。

    クレンジングをしっかりすれば泡洗顔はいらないのでは? と思ってしまいますが、クレンジングが油溶性の汚れを落とすのに対して、泡洗顔には古くなった角質や皮脂、汗やホコリなど、水溶性の汚れを落とす役割があります。

    洗顔料は、きめの細かい泡をたっぷりと作ってから肌に乗せましょう。

    この時に水分が多すぎると、すぐに流れてしまう、柔らかい泡しかできません。ボリューム不足でつぶれやすい泡だと肌をこする原因になりますし、粗い泡では毛穴の汚れもしっかり落とせません。

    ちょっとずつ水分を加減しながら、キメの細かいもっちり泡を作るようにしてください。泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使うと簡単です。

    手のひらに乗せた泡が、ひっくり返しても簡単に落ちないくらいの弾力を持っている状態が理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔全体を包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    たっぷりのきめ細かい泡で洗いましょう。

    頬やおでこといった顔の広い範囲はもちろん、Tゾーン、小鼻のキワや口元などの細かい凸凹部分までしっかりと。髪の生え際、首や耳の周辺などまで洗い残しのないようにします。

    そして、しっかりとすすぎを行いましょう。

    ここが不十分で肌トラブルが起きている方も多いので、「泡が落ちたな」と思ってからもプラス20回を目安に、たっぷりの流水ですすいでください。

    泡が落ちてからプラス20回すすぎましょう。

    角質層の中の水を全部入れ替える気持ちで、きれいな流水を使って顔中すみずみまですすぎましょう。この時、浄水器の水を使えたら理想的です。

    すすいだ後は、必ず鏡を見ながら顔を左右に振って、生え際やあごのラインまで泡や汚れの残りがないかチェックしましょう。すすぎ残しが吹き出物の原因になる場合もあります。

    清潔なタオルでやさしく水分をとりましょう

    タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにやさしく水分をおさえるだけ。せっかくきれいにした肌を汚してしまわないように、タオルは洗いたての清潔なものを使ってくださいね。

    肌が乾かないうちに、素早く化粧水&乳液での保湿ケアしましょう。

    「やりすぎ」で肌刺激に?
    美容意識が高い人ほど陥りがちなNGポイント。

    正しい洗顔方法で、ダメージを最小限に抑えましょう

    クレンジング・洗顔の正しいステップをご説明してきましたが、最後にちょっと見落としがちな、意外なNGポイントをご紹介します。

    1・時間をかけて「やりすぎ」ている

    力が強すぎる・雑すぎるクレンジングがいけないことは、皆さんよくご存知ですが、美容意識が高い人が陥りがちな失敗として特に多いのは、「丁寧すぎる」クレンジング。その念入りな行為が、かえって肌に刺激を与えていることがあるのです。

    たとえばあなたは、クレンジングや洗顔料を顔に乗せてから洗い流すまで、どのくらいの時間をかけていますか?

    しっかり丁寧に……と思うあまり、3分、5分と時間をかけている人がいらっしゃいますが、クレンジングや洗顔料はあまり長く肌に乗せていると負担になり、乾燥の原因にもなります。

    クレンジングも泡洗顔も、目安は1分程度。

    長く乗せているほど汚れが落ちるわけではないので、優しく手早く行いましょう。力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指の二本をくっつけた状態で使うと、軽い力で洗うことができます。

    ……………………………………………………………………………………

    2・化粧品の「量」が少ない

    それから見落としがちなのが、使う「化粧品の量」です。

    高くて良いものだからと、ちまちまと使っていませんか? 少量でも十分だと、自己判断で量を加減していませんか?

    クレンジングや洗顔料は、量が少ないと指が肌に直接触れやすくなり負担になりますし、第一、十分な効果が得られません。適切な量は製品により異なりますので、きちんとメーカーの推奨量を確認して使うようにしましょう。

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    3・「洗いすぎ」にも要注意

    汚れをきちんと落とすことは大切ですが、「洗いすぎ」によって乾燥やくすみを招くこともあります。きれいにしたいからと、1日に何度も必要以上に洗ったり、毛穴の黒ずみを落とそうと洗浄力の強いアイテムを使い続けたりしていないでしょうか。

    必要以上の洗顔は肌をこすって傷つけてしまいますし、皮脂を奪いすぎるのもよくありません。
    もともと、皮脂は肌が自分自身を守るためのバリア機能として分泌しているものなので、洗いすぎていると肌のバリア機能が弱まり、潤いが逃げて乾燥しやすい肌になってしまうのです。

    また、乾燥肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されるようになり、余計に角栓詰まりを起こしやすくなることがあります。

    ご存じのようにスキンケアに厳密な決まりはありません。肌質やその日の体調、季節、天候などの状況と相談しながら、必要なケアを行うのが理想です。

    基本は、朝も夜も泡洗顔を行うのがおすすめですが、肌質や調子によっては、朝はすすぎ洗いだけの方が具合が良いという場合もあるでしょう。

    クレンジングや洗顔料を選ぶときも、クチコミや評判に頼りすぎず、「今の自分の肌に合うかどうか」を基準にしたいですね。

    ●Recommend

    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

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    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。デリケートな肌にもやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    * * *

    少し長くなりましたが、今回はクレンジングと洗顔の基本をおさらいしました。

    毎日のことなので面倒くさく感じることもあると思いますが、「汚れを落とす」ことは一番の美への近道です。

    「調子どう?」「今日は疲れたね」と自分の肌に語りかけるように、指先で肌の状態を確認しながら、肌が満足してくれるまで丁寧なケアを行ってくださいね。

  • 正しい「洗顔術」で春ニキビにさよなら!

    正しい「洗顔術」で
    春ニキビにさよなら!

    長い冬が終わり、新しい季節のはじまりです。

    しかし春の肌はとてもデリケートで、何かとトラブルが起きやすいもの。せっかくの新生活、ぽつぽつニキビがあっては悲しいですね。

    美しい肌作りの基本は、「正しい洗顔」です。ここが間違っていると、後のケアも効果半減でとてももったいないですし、汚れ残りは正常な肌づくりを邪魔して、さらなる肌トラブルを引き起こします。

    春を美しい肌で気持ちよく過ごすために、普段の洗顔が正しいものか、ここで一度見直してみましょう!

    家に帰ったら、すぐに「洗顔」を!

    家に帰ったらまっさきに洗顔をしましょう

    おでかけから帰宅後、真っ先に「洗顔」できているでしょうか?

    1日過ごした肌の表面には、想像以上に汚れと刺激物質がいっぱい。メイクした日はもちろん、すっぴんで過ごしていても大気汚染の影響を受けますし、皮脂の酸化などで、肌は刺激を感じています。一刻も早く汚れを落として、疲れた肌を労わってあげたいですね。

    ではここで、基本の洗顔法を見直してみましょう。

    あなたの普段の洗顔は、正しくできているでしょうか?

    1 クレンジング&予洗い

    クレンジング:油性汚れを落とします。こすらずやさしくなじませましょう

    まずはクレンジング。油性の汚れにアプローチするので、メイクだけでなく、皮脂汚れや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。メイクをしなかった日は、やさしいタイプのクレンジングを使うと良いですね。

    肌をこすらないように、クレンジングは規定量をしっかり使いましょう。落ちにくいポイントメイクは専用リムーバーを使用して丁寧に落としてください。ゴシゴシこすると色素沈着の原因になるので要注意!

    また、油分を含んだクレンジングは、流す前の「乳化」を忘れずに。油と水は本来混ざり合わないため、いきなり水で流しても油性汚れは十分に落とせません。少量の水をクレンジングとよくなじませ、白っぽくとろりとした感触になってから洗い流しましょう。

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    肌にやさしい、ミルクタイプのクレンジング。植物由来の洗浄成分が、油性汚れにしっかりなじんでするりと落とします。

    クレンジングが肌に残らないように、ヌルつきを取るだけでなく、角質層の汚れを一度リセットするつもりで流水でしっかりすすいでください。

    予洗い:ヌルつきがなくなっても流水でしっかりと洗います

    この「予洗い」は、次の泡洗顔のために大切なステップ。朝にクレンジングをしない時も、予洗いをしっかり行うことで、角質層が柔らかくなって洗顔で汚れを落としやすくなります。

    2 泡だて洗顔

    泡洗顔:きめ細やかなたっぷりの泡で優しく洗います

    次に行うのは、泡洗顔。汗や古い角質など、水性汚れを落とす作業です。

    ここで大切なのは、洗顔料をしっかりと泡立てること。粗い泡や、ボリュームの不足した泡では、手指で直接肌をこする原因になる上、毛穴奥の汚れをキャッチすることができません。

    泡だてネットなどを使って、少なめの水でしっかりと泡立てると、キメの細かい泡を作ることができます。洗顔中に流れにくい、しっかりとした泡を立てるのが理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔じゅうを包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

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    春先のデリケートな肌に、やさしい洗顔を。お肌にいいものは残しながら、汚れはしっかり落とす「理想の洗顔」を目指した洗顔パウダーです。

    3 すすぎはプラス20回

    泡が落ちたらプラス20回すすいで角質層の中の水を入れ替えます

    クレンジングを落とす時と同様、大切なのはすすぎ。

    汚れ残りは、肌の生まれ変わりを邪魔します。泡が完全に落ちたと感じてからも、プラス20回、流水でしっかりとすすぎましょう。角質層の中の水分を全部入れ替える気持ちで、しっかりと落とすことが大切です。

    しっかりとすすぎましょう

    髪の生え際・あごの下・耳の後ろなど、すすぎ残しのないように、鏡でしっかりチェックしましょう。しっかりきれいにすすぐことで、化粧水の効果も大きく変わってくるでしょう。

    4 清潔なタオルで優しく拭く

    タオルを丸めてふんわり優しく押し当てるようにします

    せっかくきれいに洗った顔を、使い回しのタオルで拭いては台無し。洗顔後は、洗いたての清潔なタオルを使ってください。

    しっかりと洗い上げた肌はふやけてとても柔らかく、普段以上に繊細になっています。タオルはできるだけ柔らかいものを選び、水滴をオフするときは決してゴシゴシこすらないように気をつけたいですね。分厚く畳むか、丸めた状態にしたタオルを、ふんわりと優しく押し当てるように使いましょう。

    もちろん、洗顔後の保湿はしっかりと行ってください。

    美意識の高い読者の皆さんなら、きっと毎日洗顔も丁寧に行っていることと思いますが、これを機に、さらに洗顔の時間を大切にしていただければうれしいです。

    洗顔は、どんな高級化粧品よりも、高額エステよりも重要な、最高のスキンケアです。明日の肌を左右する大切な時間ですから、毎日楽しみながら丁寧に行ってくださいね。

  • ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    あの酷暑が嘘のように、ひんやりとした秋の空気が爽やかですね。

    さて、こんな時期に油断しがちなのが、日焼け対策。照りつけるギラギラの日光がなくても、紫外線という化学光線は日々降り注いでいます。特に、肌の乾燥を招く紫外線A波は、早朝から注いでおり、通勤通学のお肌を攻撃しています。

    出かける前に必ず、日焼け止めを塗りましょう。

    ケミカルとノンケミカルはどう違うの?

    市販の日焼け止めは、敏感肌用、子供用など、「ノンケミカル」が人気のようです。確かに「ケミカル」より「ノンケミカル」のほうが、肌に優しそうな印象がありますね。

    では、ケミカルとノンケミカルは何が違い、どう使い分ければ良いのでしょうか。

    日焼け止めに含まれる、紫外線カット成分は二種類。

    「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」です。

    紫外線散乱剤は、紫外線を反射して防ぎ、紫外線を肌に届けないようにするもの。紫外線吸収剤は、紫外線を一度吸収した後、熱エネルギーに変化させて放出します。

    ケミカルとノンケミカルの各紫外線に対する反応

    反射するだけの散乱剤はノンケミカルと呼ばれ、肌への負担が少ないとされます。それに対して吸収剤は、化学反応により肌に紫外線が当たるのを防ぐため、ケミカルと呼ばれます。肌の弱い方には、この化学反応によって生じる物質が刺激となるケースもあるため、「ケミカルな紫外線吸収剤は、肌に悪い」というイメージも広がっています。

    しかし、散乱剤にも吸収剤にもそれぞれにメリットとデメリットがあるため、これだけで「ノンケミカルの方が日焼け止めとして優れている」とは言い切れません。

    散乱剤は、主成分そのものが「白い」という特徴を持っているため、UVカット効果を高めようと配合量を増やすと白浮きしやすくなります。そのためつけ心地が重く、ムラになりやすい場合があります。また、スポーツなどで汗をかくと流れやすいので、肌にやさしい反面、長持ちしにくいというデメリットもあります。

    吸収剤は、無色透明な液状の素材なので、白浮きせず、サラサラと伸びが良いものが多いです。またUVカット効果が高くてもつけ心地が軽く、最近は技術的な改良が進み、肌への負担も軽いものが増えています。

    ケミカルとノンケミカルの違い

    肌が弱い人は、ノンケミカルでなきゃダメ?

    肌への刺激は少ない方が良いけれど、高いUVカット効果もほしい。使い心地も良いものでくちゃ! そんな人には、ケミカルでありながら肌への普段を極力少なくした、優しい日焼け止めがオススメです。

    それが、「ひにまけぬ」

    ひにまけぬ

    紫外線吸収剤は配合されていますが、それが直接肌に当たらないよう、シルクのベールで包んでいるのです。吸収剤が紫外線と化学反応を起こして刺激物質が発生しても、それが直接肌に当たることがないため、刺激が少ない。

    SPF50+の日焼け止めを、レジャーだけでなく一年中、毎日使ってほしいというコンセプトで作られた、高いUVカット効果を持ちながら肌への負担は少ない日焼け止めです。スルスルと伸びの良いテクスチャで白浮きもせず、塗りやすいのも特徴です。

    さらに、植物エキスを豊富に配合し、美容効果も高めました。つけ心地の良さと日焼けを防ぐ力をしっかりと実現した上で、普段使いしやすいようあえてウォータープルーフにせず、30℃以上のぬるま湯でやさしく落とすことができます。

    シチュエーションに合わせて選びましょう。

    このように、極端に肌が敏感な方でない限り、今の日焼け止めはすべてのケミカルタイプが刺激的で肌に悪いということはありません。

    長時間の屋外レジャーの時だけはウォータープルーフタイプを使うとか、肌が刺激を感じやすくなっている日はノンケミカルを選ぶなど、日焼け止めも、大切な肌と相談しながら選ぶと良いでしょう。

    ただし、どんな高スペックな日焼け止めでも、時間の経過とともに酸化して刺激物に変化してしまうという部分は同じです。家に帰ったら、できるだけ早く洗い落とすことも忘れずに。

    特に、日焼け止めの上にファンデーションを重ねていたり、皮脂がたくさん出て汚れを感じたりする時は、必ずクレンジング+洗顔を行いましょう。なるべく早いメイク落としは、美肌への近道です。

    日焼け止めの後は、クレンジング+洗顔が大切

    また、商品によりますが、日焼け止めが充分なUVカット効果を発揮するのは1シーズン程度です。古い日焼け止めクリームを塗り続けるのはやめて、3〜4カ月ごとに新しいものを使うようにしましょう。1シーズンで1本きちんと使い切るためにも、毎日塗りたいですね。

    次回は、夏とは違う、秋冬の日焼け止めの塗り方のポイントをお話しします。どうぞお楽しみに。

  • SPF・PAって?「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    SPF・PAって?
    「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    前回、紫外線には種類(UVA・UVB・UVC)があること、その種類によって肌トラブルも対策法もさまざまであることをお話しました。

    紫外線を防ぐお手入れは、もはや必須……!

    それでは『正しいUVケア』とは、どんなものでしょうか? 改めて聞かれると、案外難しいものです。

    「とりあえず出かける時に日焼け止めを塗っておけば大丈夫でしょ?」そう思ったそこのあなた! 実はUVケアにもコツがあるんです。

    UVケアの基本は、
    肌を太陽光にさらさないこと。

    「すぐそこまでの外出だから」「洗濯物を干すだけだから」「今日は曇っているから」「ひなたには出ないから」

    こうしたちょっとした油断が、太陽光を直接浴びてしまう一因です。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積されてしまいます。紫外線から肌を守るために重要なのは、肌を直接太陽光にさらさないことなんです。


    UVケア効果のある洋服を選んだり、出かける時は帽子や日傘で紫外線をカットしたり、ちょっとした対策でも、積み重なると大きな差が出てきます。

    そんなUVケアの中でもっとも身近なケアといえば、日焼け止め。美肌の大敵・紫外線を防ぐためにも、日焼け止めを上手に使いたいものですね。

    日焼け止めって、
    どう選んだらいいの?

    日焼け止めといっても、店頭にはたくさんの種類があって迷ってしまいませんか?

    紫外線の量は季節や生活シーンによって変わってくるので、いつも一定というわけではありません。だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがコツです。

    もっとも大きな判断基準となるのが「SPF」「PA」の表示。この2つがきちんと表示されている日焼け止めを選びましょう。


    まずは「SPF」。

    これは肌が赤くなるサンバーンを引き起こす「UVB」による日焼けを、どれだけ遅らせることができるのかを表しています。数値が大きいほどUVBに対する防御効果が高く、日焼け止めを塗っていない時と比べて、UVBによる炎症を遅らせることができるのです。

    例えば、日焼け止めを塗らない状態で紫外線を浴びたら、約20分で肌が赤くなる人の場合。SPF20の日焼け止めを塗った場合、【SPF20×20分=400分】で、約400分=6時間半ほどは、UVBによる日焼けが抑制されるということなんですね。

    SPFの数値が高くなるほどカット効果は強くなり、現在の最高値はSPF50+です。

    SPF値は高ければ高いほど良い! と思いがちですが、お出かけシーンに合わせてSPF数値を使い分けるのもオススメです。

    洗濯物を干す、近所へ短時間お買い物へ行く。このくらいならSPF15~20でもOK。一日中外出して数時間は日焼け止めの塗り直しができなかったり、海や山など紫外線をしっかり浴びそうな場所に行く時は、SPF30以上は欲しいところです。

    次は、+マークで表される「PA」。

    「PA」はUVAをガードし、肌が黒くなるサンタンをどれほど遅らせられるかを数値化しています。

    PA+、PA++…と、プラスの表示が増えるごとに紫外線カット力が高くなり、現在の最高値は「PA++++」です。

    日焼け止めを選ぶ時はついついSPFの数値ばかり気にしてしまいますが、肌を黒くしたくない人は、ぜひPAにも注目してください。

    「SPF」と「PA」の表示をきちんと確認し、日焼け止めの使用シーンはもちろん、肌への刺激や優しさでも選びたいですね。

    日焼け止めによるUV効果を
    最大限に発揮させるコツは?

    そしてもう一つ大切なのが、“日焼け止めの塗り方”。

    「ちゃんと出かける前に日焼け止めを塗ったのに、日焼けしちゃった!」

    そんな経験はありませんか?

    どんなに良い日焼け止めを使っても、塗り方や使う量に問題があったら、せっかくの効果がうまく発揮されません。ぜひ、日焼け止め効果を最大限に引き出す「正しい使い方」を習得してください。

    まずは、塗る量

    ちょっとの量をちゃちゃっと塗って終わり! となっていませんか? ぜひ、メーカーが推奨する量をしっかり使いましょう。たっぷりムラなく伸ばして塗るのが基本です。

    そして、塗る場所も大切。

    ついつい、自分が塗りやすいところや、目に映る範囲だけに塗って満足してしまいがちですが、「見えづらいところ」こそが塗りそこねポイント。お顔なら、フェイスラインやあごの下、耳まわりや首の後ろなど、見えにくい部分もしっかり塗りましょう。

    一度塗ったらOKではありません。塗り直しと、そのタイミングも重要です。

    日焼け止めはどんなにしっかり塗っていても、汗をかいたり、こすったりすることで徐々に剥がれ落ちてしまいます。メイク直しの時など、できれば2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。これはウォータープルーフタイプでも同じ。こまめな塗り直しが、美肌を守る上で大切です。

    最後に、お肌のための日焼け止めワンポイントアドバイス!

    紫外線は肌を乾燥させるので、日焼け止めを塗る前には乳液やクリームなどでしっかりと保湿ケアをしておきましょう。また、肌を守ってくれる日焼け止めですが、紫外線を受けると刺激物質に変質します。酸化した皮脂や汗と混ざると、お肌に良いことはありません。帰宅後はできるだけ早く落としましょう。

    タマチャンショップがオススメする、
    体の中からのUVケア。

    日焼け止めによる「外からのUVケア」はもちろんですが、Hadamanma(タマチャンショップ)では、「内からのUVケア」もオススメしています。

    紫外線を浴びると体内で活性酸素が増え、どうしてもシミ・そばかすなどの一因になってしまいます。

    ビタミンCやポリフェノールなど、抗酸化作用の高い栄養たっぷりの食べ物を積極的に摂って、体の内側から、日差しに負けないお肌を育てましょう。

    内と外、WのUVケアこそ、美しく健やかな肌を育む近道!

    日焼け止めを正しく使いこなしながら、栄養いっぱいの食を楽しむ。Hadamanma流のUVケアをはじめてみてくださいね。

  • 潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    乾燥は、美肌の大敵です。

    しっとりと潤いに満ちた肌は憧れですよね。

    今回は、潤い肌を保つために欠かせない「NMF」についてお話しします。

    水分となじんで逃がさない天然保湿因子!

    少々専門的なお話になりますが、ぜひお付き合いください。

    NMFとは、英語表記で
    「Natural Moisturizing Factor〔ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター〕」となり、その頭文字をとって「NMF〔エヌエムエフ〕」と呼ばれています。
    日本語では「天然保湿因子」となります。

    NMFは、もともと私たち人間が持っている保湿成分で、アミノ酸、尿素、乳酸、塩基類などの低分子成分で構成されています。角質層を覆って水分の蒸発を防ぎ、保水する働きを持っており、肌のバリア機能と保湿を担う大切な成分なのです。

    水となじみがよく、水分を一定に保つ”油膜”のようなものと聞くと、イメージが湧きやすいでしょうか。

    水分を吸着する性質が強いNMFは、水分を角質層に供給し、角質層の柔らかさと弾力を保ってくれる役割を果たしてくれます。


    本来、私たちの肌では、一定量のNMFが毎日作られています。

    ですが、ターンオーバーの乱れや、加齢、日焼け、睡眠不足、ストレスなどでNMFがうまく作れない状態になると、どんどん減少してしまいます。

    そうなると肌は水分を保つことが難しくなり、保湿してもすぐ乾燥したり、硬くゴワついた肌になりがち……。


    スキンケアにおいてターンオーバーの正常なサイクルが大切だとよく言われるのは、サイクルが乱れて古い角質が肌表面にたまってしまい、NMFの生成にも影響が出てしまうからなんですね。

    潤いを保てない肌はさまざまなトラブルを引き起こします。

    そういった面からも、NMFはまさに「潤い素肌の鍵」となる因子なのです。

    NMFがきちんとある肌を保ちたい!

    「どんなに保湿しても、すぐ乾燥するし、ゴワゴワする……」

    そんな肌のお悩みがある方は、もしかしたらNMF不足かもしれません。

    日々の生活の中で、NMFの流出を避ける工夫をしてみませんか?

    例えば、アミノ酸や尿素などの天然保湿因子が配合された化粧品を使ってみるのも◎。


    また、ゴシゴシこするような激しい洗顔をしない。肌への摩擦を避ける。十分な睡眠、規則正しいライフスタイルなど、生活リズムを整えることも大切です。

    そして、オススメなのが食生活の見直し。

    NMFの材料となる成分は、タンパク質を構成している「アミノ酸」です。コラーゲンやエラスチンなどもアミノ酸が主。さらに、アミノ酸にはターンオーバーを促進する働きもあります。

    そのため、食生活の中でアミノ酸をしっかり摂り入れられると理想的です。アミノ酸は、良質のタンパク質から摂ることができます。
    ぜひタンパク質を意識した食事を取り入れたいですね。


    忙しい方は、簡単に良質のタンパク質を摂取できるプロテインを毎日の生活に取り入れてみるのもオススメです。

    ぜひ、スキンケアと生活スタイル、そして毎日の食事を見直してNMFを維持し、年齢に負けない潤い素肌を目指しましょう!

  • 医薬部外品と化粧品のボーダーラインって?

    医薬部外品と化粧品のボーダーラインって?

    「化粧品」のイロハを知ろう

    前回のコラムで、化粧品にも種類があるとお話しました。

    美容目的の「化粧品」。予防効果が訴求できる「医薬部外品」。治療を目的とした「医薬品」。


    この3つですね。

    スキンケア用品やメイク用品を選ぶ時、この3つを判断材料にしている方もいらっしゃるかもしれません。

    「医薬品」は治療目的なので、処方箋が必要なものもあり、基本的には病院や薬局からしか購入できないと考えてよいと思います。

    ですが、「医薬部外品」となるとどうでしょう。コスメショップや通販で手軽に購入できますよね。

    「違いはよく分からないけど、医薬部外品ならなんとなく効果がありそう……。」そんなイメージ先行で選んでいるというお声も耳にします。

    医薬部外品の方が、いい化粧品とは限らない!?

    「医薬部外品」という存在、実は日本独自のものであり、ポジションとしては「化粧品」と「医薬品」の中間にあたります。

    「医薬部外品」は、厚生労働省が“安全性と効果の両方を認めた成分”を、“決められた範囲で配合していること”が条件です。

    だから「化粧品」と同じく、体への作用は穏やかであることが基本で、「化粧品」と「医薬部外品」の境目はかなり曖昧なのが実状です。

    そうなると、「医薬部外品というだけで、化粧品より優れていると言い切ってしまっていいのかな?」という疑問が出てきます。

    そうなんです。

    実はそうじゃないケースもあるんです。

    医薬部外品は有効成分の配合量に上限がある

    スキンケア用品としての「医薬部外品」の目的はシミ・ソバカスを防ぐ、ニキビを防ぐ、肌荒れの改善、肌の殺菌などがあげられ、これらは正式にアピールすることが認められています。

    商品の裏側にある成分表示をチェックしてみましょう。

    「医薬部外品」は有効成分が一番最初に表記されています。この厚生労働省から許可された有効成分こそ「医薬部外品」である証であり、一定量配合されていることが分かります。


    逆に「化粧品」では、この有効成分という表現ができません。

    たとえ「医薬部外品」と同じ有効成分を配合していたとしても、です。成分表示も、配合量が多い順に記載されているだけです。

    ここまで聞くと「それなら医薬部外品の方が効果があるのでは?」と思いますよね。

    そう一概に言いきれない理由があります。それは『有効成分の配合量はメーカーが独自に判断している』という事実です。


    長年研究を重ねている化粧品メーカーには、独自のノウハウがあります。そのノウハウから、成分配合量はメーカーが自分たちの判断で自由に決めることができます。

    ちなみに「医薬部外品」の場合は有効成分の配合量に決まりがあります。上限があるんですね。逆に「化粧品」の場合、配合の割合について上限がない、全くの自由です。

    例えば、美白対策の代表成分であるビタミンC誘導体の配合量ですが、「医薬部外品」は5%以上の配合ができません。ですが「化粧品」だと、配合量が自由なんですね。

    もし、あなたが化粧品の開発担当者だとして、「この化粧水にはどうしてもビタミンC誘導体を6%配合したい。配合量を優先するか、医薬部外品であることを優先すべきか……」

    こんな時、どうしますか?

    「よし、ビタミンC誘導体を6%配合して、化粧品として販売しよう!」

    こういった場合もあるでしょう。


    「化粧品」と「医薬部外品」で有効成分の配合量が逆転しているケースがあるんですね。

    「医薬部外品」はあくまでも、『厚生労働省が認めている有効成分が一定量含まれている』というだけで、製品価値の高さを示しているわけではないことが分かります。

    「化粧品」と「医薬部外品」、どう選べばいいの?

    こうなると「じゃあどうやって選べばいいの?」と悩んでしまいますね。

    肌質は人それぞれ、配合されている有効成分のどれかが肌に合わない、という場合もあります。

    大切なのは、「いま、あなたのお肌が何を求めているのか」をしっかり見極めること。そして、自分の肌に合ったスキンケア製品・配合成分を取り入れることではないでしょうか。

    そのためにも、大切なのは『あなたのお肌の声』です。

    肌状態を丁寧に観察して、今のあなたの肌に必要なものをじっくり探してあげてくださいね。

  • 「化粧品」のイロハを知ろう。

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    化粧品と聞くと、いろいろなアイテムが思い浮かびますね。

    口紅やアイシャドウなどのメイク用品から、スキンケア用品までさまざま!

    私たちがなにげなく使っている化粧品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:薬機法)」という法律で定義づけられています。

    なかなか覚えにくい法律名ですが、「旧・薬事法」という名前で聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか?

    私たちが普段「化粧品」と呼んでいるものは、この法律によって3つに分けられています。

    美容目的の「化粧品」。予防効果が訴求できる「医薬部外品」。治療を目的とした「医薬品」の3つです。

    今日は「化粧品」から紐といていきましょう。

    そもそも化粧品ってどういうもの?

    化粧品は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つ目的で使用される」ものとされています。

    メイク用品やスキンケア用品だけではなく、シャンプーも香水も、ハミガキ粉だって化粧品。

    キレイになりたい、美しくなりたい、清潔でいたい。そんな目的をサポートしてくれるものが化粧品というわけですね。

    そして、もう一つの定義が「人体に対する作用が緩和なもの」であること。

    化粧品とは、そもそも効果や作用がゆるやかでなければならないのですね。医薬品のように「○○○が治ります」「 ○○○に効果があります」は、ご法度。

    例えば、スキンケア製品の力だけで、驚くような変化は望めません。化粧品は健やかな状態を保つ、また、より美しく見せるためのものなので、効果が目に見えてありすぎるのも実は考えもの。

    あくまでも「サポートしてくれるアイテム」として、上手に活用したいものですね。

    基礎化粧品を上手に選ぶコツは?

    自分に合った基礎化粧品を選びたいけれど、どれを選んでいいのやら…。やっぱり値段が高いものがいいのでしょうか?

    タマチャンショップは、値段よりも「自分のお肌がいま何を必要としているか」を見極めることが大切だと考えています。

    「こんなお肌になりたい」のために、あなたのお肌に足りないものがちゃんと組み込まれている化粧品を選びたいものですね。

    もしかしたら、今のお肌が必要としているものが「化粧品」ではなく、「医薬部外品」や「医薬品」だったというケースもあるでしょう。

    次回は、「医薬品と化粧品のボーダーライン」についてのお話です。

  • 三大栄養素の潤滑油!「ビタミン」

    三大栄養素の潤滑油!「ビタミン」

     

    「ビタミン」と聞くと、どんなイメージがわきますか?

    若々しさやみずみずしさ、美肌やエイジングケアのためといった、美容や活力のイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

    「ビタミン」という言葉はラテン語の「ビタ(VITA)=生命」からきており、生きていく上で不可欠だという意味を込めて名付けられたのだそうです。

    少量でも不足すると体の機能に影響が出てしまう、いわば潤滑油のような役割を持つ「ビタミン」。

    さまざまなビタミンの働きを知って、お悩み解消に役立てましょう!

    ビタミンはなくてはならない
    助っ人栄養素。

    若々しく健やかに過ごすために欠かせない「ビタミン」。

    タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラルと並ぶ“5大栄養素”のひとつです。

    それでは、「ビタミン」は具体的にどんな働きをしているのでしょう?

    まず、他の栄養素と大きく違うところは、体をつくる成分にはほとんどならず、他の栄養素がスムーズに働くように“サポートする副栄養素”であること。


    体内のさまざまな化学反応を助けたり、エネルギーを生みだすための代謝をサポートしたりと、「ビタミン」がなければ、体の機能を正常に維持することができません。

    「ビタミン」は、三大栄養素に比べると少ない摂取量で足りる『微量栄養素』の仲間ですが、その量が足りなくなると欠乏症となってしまうので、あなどれませんね!

    「ビタミン」が不足すると、3大栄養素が体の中でエネルギーに変わることができず、イライラしたり、疲れやすくなったり、ストレスを感じたり……。

    まさに「健康な体にとって、なくてはならない“助っ人”的存在」なんです。

    ビタミンは大所帯。
    たくさんの種類に、それぞれの働きが。

    「ビタミン」と一口に言っても、その種類は13種もあり、大きく2つのグループに分けられます。


    ひとつは『脂溶性ビタミン』。

    ビタミンA、D、E、Kの4種類です。

    熱に強く、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。過剰摂取は肝臓などに蓄積されてしまう側面があるので摂りすぎには注意したいですが、現代の私たちはどちらかというと不足ぎみ。

    健康な体には欠かせないビタミンなので、適度な摂取が望ましいビタミンです。

    そしてもう一つは『水溶性ビタミン』

    こちらは9種類あり、水に溶けやすくて、熱に弱いタイプ。ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)とビタミンCからなります。

    『脂溶性ビタミン』と違って、たくさん摂取しても体内に貯めておくことができないので、使われなかった分は体の外に排泄されてしまいます。

    だから、毎日こまめに摂取することが大切です。

    これらはどれも重要な働きを担っていますが、ぜひ『美容と健康のために知っておきたいビタミンの種類』をご紹介しますね。

    美肌のため、エイジングケアのため、
    注目したいビタミンって?

    どの「ビタミン」も健康維持には欠かせませんが、特に美容に気を使う方にオススメのものをピックアップ!

    まずは「ビタミンA」。

    目や肌、髪、爪の健康に欠かせないビタミンといわれます。

    シワやたるみをサポートする化粧品によく配合されているレチノールは、この「ビタミンA」のことなんです。

    うなぎや、レバー、緑黄色野菜に多く含まれていますよ。

    そして「ビタミンB群」。

    細胞にエネルギーを供給する大切な役割があります。

    肌荒れやニキビケアに欠かせない種類で、特に「ビタミンB2」が不足するとターンオーバーが乱れて、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

    発芽米や納豆、レバーなどに多く含まれています。

    さらに、美容に欠かせない「ビタミンC」。

    免疫力を高め、活性酸素を抑える働きがあります。

    また体内のコラーゲン生成を助けてくれるから、美肌づくりに欠かせません。

    美白化粧品などでよく目にするアスコルビン酸としてもお馴染みですね!

    レモン、パプリカ、ブロッコリーなどに多く含まれますが、熱に弱くて水に溶け出しやすいので、生食やさっと茹でる調理法がオススメです。

    最後は、「ビタミンE」。

    “若返りビタミン”や“アンチエイジングビタミン”と呼ばれている種類で、抗酸化作用成分として、医薬品、化粧品などに使用されているトコフェロールのことです。

    老化の原因となる『活性酸素』から細胞を守って、血行をスムーズにする働きをしてくれます。サビにくい体を作るためにも、ぜひ積極的に摂りたいですね。

    かぼちゃ、アーモンド、モロヘイヤなどに多く含まれています。

    いかがでしたか?

    生命維持のために欠かせないのに、体の中でほとんどつくることができない「ビタミン」。

    毎日の食事でバランスよく補いましょう!

  • 三大栄養素③「タンパク質」

    三大栄養素③「タンパク質」

    「タンパク質」は、英語で「プロテイン」。スポーツをしている人たちにとっては、なじみのある栄養素ではないでしょうか?

    体の土台を作る、大切な三大栄養素のひとつです。

    どんな特徴があるのかさっそく見ていきましょう!

    体のさまざまな部分をつくる、
    なくてはならない栄養素。

    私たちの体を構成する成分はほとんどが水分ですが、「タンパク質」はその次に多く、約20%を占めています。

    筋肉や骨、血液、内臓、肌や髪など体のあらゆる部分をつくる材料というだけでなく、ホルモンをつくったり、代謝に欠かせない酵素をつくったりと、とても重要な働きを担っています。

    そんな「タンパク質」は、約20種類のアミノ酸という栄養素が複雑に組み合わさってできています。アミノ酸は「タンパク質」を構成するパズルピースのようなものなんですね。

    その20種類のうち、体内で作り出せない9種のアミノ酸のことを「必須アミノ酸」、体内で合成できる残りの11種を「非必須アミノ酸」と呼びます。

    どちらのアミノ酸も健康維持に必要ですが、特に「必須アミノ酸」は食事からしか摂ることができません。


    「必須アミノ酸」が不足すると、どうなるのでしょうか。

    まず、筋肉が減って太りやすくなったり、免疫力低下によって体調を崩しやすくなったりします。

    また、新しい髪の毛や肌をつくりにくくなるので、抜け毛や肌荒れの一因に。さらに、アミノ酸は肌の水分保持に欠かせないNMF(天然保湿因子)やコラーゲン、エラスチンの原材料なので、たるみやシワの原因になってしまいます。

    「タンパク質」不足は、健康はもちろん、美容の面でも老化を加速させてしまうのです。

    摂れば摂るだけいいの?
    「どれだけ」「何から」摂るかも大切。

    「タンパク質」が健康と美容のために欠かせない栄養素であることは分かりました。

    だからといって、「タンパク質」を含む食品をとにかくどんどん食べればいい!
    というわけでもないのが難しいところ。

    「脂質」「炭水化物」と違って、「タンパク質」には体の中に貯蔵庫がありません。体内で余ったら、尿として体の外へ捨てるしかないんです。

    摂りすぎてしまうと、腎臓や肝臓に負担がかかってしまい、かえって内臓疲労や食欲不振を引き起こしてしまうことも……。

    また、「タンパク質」が豊富な食品は比較的カロリーが高め。ダイエットや筋トレ中で意識的に「タンパク質」を摂っている方はその摂取量にも注意が必要となります。

    「それじゃ、何をどれだけ食べればいいんだろう」と悩ましくなりますね。


    そんなときに役立つのが『アミノ酸スコア』。『アミノ酸スコア』は、ズバリ「タンパク質の採点表」!

    『アミノ酸スコア』が100に近いほど、「必須アミノ酸」をバランス良く含んでいる食品=良質なタンパク質というわけです。

    「タンパク質」には、肉や魚、卵から摂れる「動物性タンパク質」と、大豆や野菜、穀物から摂れる「植物性タンパク質」があることは良く知られていますが、『アミノ酸スコア』の視点からチェックすると、「動物性タンパク質」の方がアミノ酸スコアが高かったりします。

    脂質が少ない「植物性」の方が体に良さそうな印象がありますが、一概にそうとも言い切れないのですね。


    ちなみに『アミノ酸スコア』が100に近い食品の代表格として、鶏肉、豚肉、鮭、卵、牛乳、大豆、ヨーグルトなどがあります。おおざっぱですが、「動物性タンパク質はアミノ酸スコアが高め」と覚えておくと便利。

    毎日の食事内容をきちんと把握して、今のあなたに必要な「タンパク質」を上手に補いましょう。

    「食品だけでのコントロールは難しいな…」という方は、ダイエット、筋トレ、体力づくり、美容など用途に合わせて活用できる“プロテイン”などのサプリを取り入れるのもオススメです。

    ぜひ、“低カロリー高タンパク質”の毎日を心がけたいですね!

  • 三大栄養素②「脂質」

    三大栄養素②「脂質」

    「脂質」と聞くと、どうしても「=油」のイメージから太る原因でしょ?体に悪いのでは?と思うかもしれません。

    私たちは毎日の食事によって、さまざまな種類の「油=脂質」を摂取しています。その中には体によいものと摂りすぎないほうがよいものがあることを知っていますか?

    「脂質」はやみくもに避けるのではなく、上手に賢く摂取したい栄養素。美容と健康のためにも質のよい「脂質」を摂りたいものです。そのためにも、どんな働きをしていて、どんな摂り方がいいのか一緒に学んでいきましょう!

    3大栄養素のなかで
    一番大きなエネルギー源。

    「脂質」を含む食品ってとても多いんです。

    サラダ油やオリーブオイル、ごま油のように常温で液体のもの。バターやラード、マーガリンのように固体のもの。さらに、魚や肉などの動物性食品や、卵、種実類、チーズや生クリームなどの乳製品にも含まれています。

    「脂質」は日常の食品の中でも、かなり無意識に摂っている栄養素かもしれません。そして、「脂質」は3大栄養素のなかで最も高いエネルギーを生み出します。


    どれだけエネルギーが高いかというと、「炭水化物(糖質)」のエネルギーが1gあたり約4kcalのところ、「脂質」はなんと約9kcalもあるんです!いかに効率のよいエネルギー源か分かりますね。

    だから、消費されなかった分はしっかり脂肪として蓄えられてしまいます。脂肪がどんどんたまっていくと、当然ながら肥満を引き起こしてしまい、生活習慣病などにかかりやすくなってしまうので要注意です。

    ここまで聞くと、ダイエット中の方にとっては敬遠したくなる栄養素ですよね。

    ですが、「太っちゃう!」という特徴は、「脂質」の一面に過ぎず、美容や健康にとって重要な役割を担っています。

    女性の美と健康に
    深く関わっている栄養素。

    体内の「脂質」は主に中性脂肪、コレステロール、リン脂質の3つに分けられます。

    中性脂肪には体温を保つ役割があります。また、リン脂質とコレステロールには脂溶性ビタミンの吸収を助ける作用があり、アンチエイジングに欠かせないものです。

    特に、つい悪者にされがちなコレステロールは、なめらかな肌とツヤツヤの髪を育む「女性ホルモン」の材料となります。また「脂質」の中にある必須脂肪酸は、美肌に欠かせない「セラミド」の原材料です。


    このように、美容のために大切な働きをしている「脂質」。

    極端にオフする食生活を続けていると、肌のハリや髪のツヤがなくなり、ホルモンバランスも乱れがちに……。

    「脂質」を上手に摂取することが、女性の美と健康にとっての鍵となります。

    体のために摂りたい油と、
    できるだけ減らしたい油とは?

    肌の潤いやホルモンバランスのために適度に摂りたい「脂質」にも、健康のために“摂りたい油”と、体に悪影響とされる“減らしたい油”があります。

    ぜひ摂取したいのが「オメガ3系」と呼ばれる油。

    エゴマ油や亜麻仁油といった植物性油に豊富に含まれている「α-リノレン酸(オメガ3)」や、魚油中に多く含まれる「ドコサヘキサエン酸(DHA)」と「イコサペンタエン酸(EPA)」は、中性脂肪に働きかけ、流れをサラサラにする作用があります。

    また、オリーブオイルなどの「オレイン酸(オメガ9)」には、悪玉コレステロール値を健やかにする働きも。


    逆に、摂りすぎ要注意なのが「オメガ6系」と「トランス脂肪酸」。

    外食や加工食品などで多く使われているコーン油や紅花油などの「リノール酸(オメガ6)」は、酸化すると炎症促進物質になりやすく、肌荒れやアレルギーを悪化させてしまうことも……。

    また、スナック菓子や洋菓子、加工食品などに多く含まれる「トランス脂肪酸」は、悪玉コレステロールを増やしてしまい、生活習慣病などのリスクが高まるほか、肌の弾力ダウンなどの“老化”を招く要因になってしまいます。

    「脂質」はとにかく多種多様。

    体によいものを選んで、適度に摂ることが上手に付き合うコツですね!

  • 三大栄養素①「炭水化物」

    三大栄養素①「炭水化物」

    最近、「炭水化物抜きダイエット」や「糖質オフ」といった言葉をよく耳にします。

    つい「炭水化物って美容・健康に良くないの!?」と考えてしまいがちですが、実はとても大切な栄養素なんです。

    どんな特徴があって、足りないとどうなるのか、一緒に見ていきましょう。

    私たちの体にとって、
    最も重要なエネルギー源。

    炭水化物の代表格というと、白ごはんやパン、麺類、ジャガイモやさつまいもなどのイモ類、ケーキやスナックなどが思い浮かびますね。

    ダイエットの敵として敬遠されることも少なくない「炭水化物」ですが、人が活動する上で欠かせないエネルギー源のひとつ。

    消化がよくて、手軽にすばやくエネルギー補給できる点が特徴です。

    この「炭水化物」は、体の中で消化されてエネルギーとなる「糖質」と、体内で消化されずに排出されてしまう「食物繊維」から成り立っています。

    いわゆる「糖質」は、“炭水化物から食物繊維を除いたもの”なんですね。


    例えば、パンやごはんをしっかり噛んでいると甘く感じたり、疲れた時に甘いものを食べると元気になったりします。これは、炭水化物に「糖質」が含まれているから。

    人間にとって大切な脳の働きも「糖質」が変化した「ブドウ糖」をエネルギーにしているので、記憶力がぼんやりしたり、集中力が続かずグッタリしてきたら糖質不足の可能性が考えられます。

    また最近では、「炭水化物」の摂取を減らしすぎると腸内細菌が好む「糖質」と「食物繊維」が不足してしまうので、体内の「乳酸菌」が減ってしまうことが分かってきました。

    「乳酸菌」が減ると肌にも影響が出ますし、なにより痩せにくくなることも……。

    「炭水化物」を極端に制限したり、まったく食べない食生活を送ったりすると、このように体や肌にとって大きなデメリットになるんです。

    足りないのも問題だけど、
    摂りすぎにもご用心!

    「炭水化物」が生命維持に欠かせないことはよく分かりましたが、厄介なことに、摂りすぎによって悪影響があるのも事実。

    「炭水化物」の糖質は、エネルギーとして使われずに余ってしまうと、中性脂肪として肝臓などに蓄えられ、肥満を招いてしまいます。

    また、摂取によって血糖値が一気に上昇すると、いわゆる“糖化”の要因に。糖化はシワやくすみなどの肌老化を進めると言われています。


    摂りすぎにも注意が必要と分かっていても、「炭水化物」が多い食事はおいしいものが多いんですよね……。だからこそ、お肌や体のためにも上手な摂取を心がけたいものです。

    コツは一度にたくさん食べずに、できるだけ朝・昼・晩と回数を分けて摂ること。

    そして「少し足りないかな?」くらいの量が理想的。ごはんならお茶碗1杯で留め、精白されていない雑穀米や発芽米などがオススメです。

    健やかな体に欠かせない、効率の良いエネルギー源「炭水化物」。自分の体や活動量に合わせた、バランスのよい摂取を心がけたいですね!

  • 一生役立つ! 栄養のキホン。

    一生役立つ!
    栄養のキホン。

    毎日お腹いっぱいになるまで食べているのに、体が思うように動かなかったり、頭がボーッとしたり……。

    栄養素の過不足は、思っている以上に影響が大きいもの。

    私たちが健やかに日々を過ごすためには、毎日の食事を楽しみつつ、必要な栄養素をバランス良く補う必要があります。

    たかが食事、されど食事。

    人生80年とした時、1日3回×365日×80年。単純計算でも、人は8万8000回も食事をすると考えると凄いですよね。

    ただ、そのすべての食事で「腹八分目」を意識し、完璧な栄養バランスを実現するのは難しいものです。いろいろな食材や調理法を組み合わせて、なるべく適切な組み合わせを選ぶ知識が大切になってきます。

    そのためにも「栄養のキホン」について一緒に学びましょう!

    人が生きるうえで欠かせない6大栄養素。

    そもそも「栄養素」とは、食べ物に含まれている物質のうち、体にとって必要な成分のこと。

    栄養素はおよそ50種類ほどあると言われていますが、体の中での働きが似たものを分類するとだいたい5つの栄養素に分けられます。


    まず、私たちが活動するうえで欠かせない栄養素が「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」。この3つは、“3大栄養素”と呼ばれています。体や肌のもととなる大事なエネルギー源です。

    さらに“3大栄養素”の代謝を助けてくれるのが、「ビタミン」「ミネラル(無機質)」の“副栄養素”。“副栄養素”がなければ、いくら“3大栄養素”をたくさん摂っても健康な体は作られません。

    これら全ての名称を“5大栄養素”と呼びます。

    さらに昨今、6つ目の重要な栄養素として「食物繊維」を加えた“6大栄養素”が一般的になっています。

    この6つは、人が生きていくため特に必要不可欠なものとして、押さえておきたい栄養素です。

    健やかな美しさは、
    毎日のバランス食の積み重ねが作ります。

    「6つの栄養素をバランス良く摂る」

    なんとなく大変そうだな……と感じますよね。

    現代の日本では、インスタント食品に頼りすぎて食事をおろそかにしたり、1食のカロリーが少ない低エネルギー食を続けたりと、極端な食生活を送る方も増えています。

    また、栄養素は何か1つが不足すれば欠乏症となり、逆に摂りすぎても過剰摂取となってしまいます。

    残念ながら、体に必要な栄養素すべてを含む「魔法の食べ物」はなく、健やかな美しさは毎日の食事の積み重ねによって作られます。


    いきなりパーフェクトなバランス食は難しいかもしれませんが、「お昼は炭水化物が多めだったから、夜はたんぱく質と食物繊維を補わなくちゃ!」こんな“栄養素の足し算・引き算”なら始めやすいのではないでしょうか?

    また、“栄養素の足し算・引き算”の穴を埋めるために活用したいのが、現代ならではの知恵である「サプリメント」。上手に取り入れてあげれば、栄養管理の強力なサポーターとなること間違いなしです。

    さあ! 次回から、これら“6大栄養素”の働きや役割をくわしくお話ししていきます。

    お楽しみに!

  • UVA・UVB? 日焼けの違いは? 意外と知らない紫外線のおはなし

    UVA・UVB? 日焼けの違いは?
    意外と知らない紫外線のおはなし

    お肌の大敵と言われる紫外線

    美しい肌を維持するためには、日頃からの紫外線対策が欠かせませんね。

    そもそも紫外線とは、「太陽光線」のひとつ。ウルトラバイオレットライト(ultraviolet light)といい、「UV」と略されます。

    太陽光は私たちにとってなくてはならないものですが、紫外線を浴びすぎると沢山のデメリットが。黒く(または赤く)日焼けするだけでなく、実は肌老化の大きな原因でもあり、また時には健康被害を引き起こすこともあります。

    ただし、紫外線の影響は、ある程度ならば「防ぐことのできる肌ダメージ」です。紫外線から大切な肌を守るために、ぜひ知っておきたいことがいくつかあります。

    紫外線には、3種類がある!
    気をつけるべき波長は?

    ひと口に紫外線と言っても、種類があることをご存じですか?

    波長の長い順からUV-A波UV-B波UV-C波と3種類に分けられ、そのうちUVCはオゾン層に阻まれて地上には届かないので、私たちが気をつけるべきはUVAとUVBです。

    では具体的に、どのような影響があるのでしょうか。どちらも地上に届く紫外線ですが、UVAとUVBでは、お肌への影響の仕方に違いがあります。比較しながらみていきましょう。

    UVAとUVBの違いとは?

    UVAとUVBは、波長の違いによって肌への「影響スピード」と肌の奥への「到達レベル」に違いがあります。こちらの図をご覧ください。

    UVAは、じっくりと奥まで届く紫外線。

    地上に降り注ぐ紫外線の9割を占めるのがUVAで、UVBと比べると一撃の攻撃力は低いのですが、肌の奥深く「真皮」まで到達して、じわじわと肌に影響を及ぼすと言われています。

    肌の奥にUVAが入ってくると、その防御反応でメラニン色素が生み出され、「日傘」のように肌を守ろうとします。メラニン色素がたくさん生成されることで肌が黒くなり、時にはシミとなることがあります。

    また、真皮のコラーゲンやエラスチンといったハリや潤い成分を傷つけるので、シワやたるみの原因となってしまいます。

    一方、UVBは力強いスピードタイプ

    UVBが肌表面を攻撃することで、肌が「やけど」状態になり、サンバーンと呼ばれる赤い炎症が起こります。影響スピードが早く、炎症は太陽光を浴びてから半日ほどでピークを迎えると言われています。

    そして赤く炎症したあとは、UVA同様に黒い日焼けが起こります。夏の海水浴やプールのあと、真っ赤にヒリヒリ炎症して苦しんだあと、全身真っ黒になった……という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

    UVBは肌表面の細胞やDNAを傷つけるため、日焼けだけでなく皮膚ガンの原因になることも。ちょっと赤くなるだけと、油断してはいけません。

    UVAとUVBが増える時期と、対策方法は?

    UVAとUVB、どちらの紫外線も美肌には大敵ということがわかりましたね。知れば知るほど「とにかく紫外線を避けなくちゃ!」と焦ってしまいますが、UVBとUVAは、強さや降り注ぐ量にも違いがあります。

    紫外線のほとんどを占めるUVAのピークは、4月から8月まで

    ただ秋冬もピーク時の1/2以程度にはなりますが、ある程度の量がしっかり降り注いでいるので、1年を通してじわじわと私たちのお肌の奥を傷つけています。しかも雲やガラスにも遮断されないので、「曇り空だから大丈夫、室内だから平気」といった油断は禁物。

    少しスペックの弱い日焼け止めでも良いので、冬でも日焼け止めを塗るなどして紫外線対策を。また、肌の奥のダメージは、食事でビタミンなどの栄養をしっかり補給して、体の内側からケアすることが大切です。

    そして夏に多いのが、UVB

    波長が短い分、地上に到達する量は全紫外線の約10%と比較的少なめですが、とにかく肌表面を傷つける力が強いので、わずかな量でも影響があるのです。UVB量は5月頃から徐々に増え始め、夏がピークになります。

    日焼け止めはSPFやPA値が高いものをこまめに&しっかり塗って、さらに外出時はなるべく日傘を使うなど、できるだけ直射日光に当たらないようにして、UVBから肌を守りましょう。

    肌が黒くなる人、赤くなる人の違いは?

    日焼けといえば、日差しを浴びた後、肌がヒリヒリ赤く炎症する場合と、あとから黒く焼ける場合があります。

    肌色がこんがりと黒くなるのは、「サンタン」と呼ばれる日焼けのタイプで、UVA、そしてUVBによって引き起こされます。

    対して、肌がヒリヒリと真っ赤に炎症でするのは「サンバーン」と呼ばれ、主にUVBが引き起こす日焼けです。

    同じように日を浴びても、「赤くならずに黒くなる人」「黒くならないけれど真っ赤に炎症する人」「赤くなった上で黒くなる人」と、人によって日焼けの仕方が違う場合がありますね。

    これは体質の違いによるところが大きく、特に「黒くならないけれど真っ赤に炎症する人」は、紫外線に対する抵抗力が低いので、要注意。透き通るような白い肌が羨ましがられることも多いかもしれませんが、黒くならない=メラニン色素があまり生成されない、つまり、肌細胞がメラニン色素に守られず、直接ダメージを受けている、ということ。

    UVBによる炎症はもちろん、肌の奥を傷つけるUVAにも要注意です。

    紫外線のタイプを知ることが
    紫外線対策の第一歩

    やや難しいお話でしたが、紫外線についてちょっと詳しくなっていただけたでしょうか。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積され、私たちのお肌に影響を与えてしまいます。今回ご紹介した以外でも、季節や生活シーンに合わせたこまやかな対策が必要です。

    Hadamanmaでは、これからも紫外線対策について記事を発信していきます。

    次回は季節に合わせた日焼け止めの選び方や塗り方のコツを、しっかりご紹介していきます! どうぞお楽しみに。

    ▼日焼け止めのSPFやPAとは?

    SPF・PAって? 「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    ▼やっぱり自然派がいいの? 日焼け止めの選び方

    ケミカル or ノンケミカル? 私に合った日焼け止め、どう選ぶ?

    ▼季節に合わせた紫外線対策を!

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    本当は怖い「冬の日焼け」!? 夏とは違うUV対策とは。

    ●おすすめ商品


    ひにまけぬ

    ひにまけぬ

    
自然食品屋さんが植物のバリア力をヒントにつくった、お肌に優しい日焼け止め。SPF50+という高スペックながら、潤いたっぷりで美容液代わりにも使えるので、季節を問わずに用意しておきたい。


  • これだけは知っておきたい!「お肌のしくみ」基本編

    これだけは知っておきたい!
    「お肌のしくみ」基本編

    トラブルに負けない、健やかな肌づくりのために大切なこと。

    それは「肌そのものを正しく知ること」だとタマチャンショップは考えます。

    実は肌のしくみを知ることで、自分の肌状態をあらためて確認できたり、いつものスキンケアを見直したりと、肌への理解がより深まるんです。

    さあ、私たちと一緒に、肌の構造を学びましょう!

    肌の構造と役割

    私たちの体の表面をおおっている肌(皮膚)。

    肌は、常に外気と接している境界線です。つい見過ごしがちですが、実はとても大切な働きをしています。

    特に重要な働きは「生まれ変わりながら、ダメージから体を守ってくれている」こと。どうやって生まれ変わり、どのように守ってくれているのでしょう?

    皮膚は、「表皮」と「真皮」の2段構造になっています。


    わずか0.2mm程度「表皮」は肌の最も外側にあり、全身をラップのようにおおって外気から体を守ってくれています。

    「表皮」は4層構造。

    一番内側から、「基底層(きていそう)」→「有棘層(ゆうきょくそう)」 →「顆粒層(かりゅうそう)」 →「角質層(かくしつそう)」となっています。

    この表皮の一番外側にある「角質層」が、保湿機能とバリア機能を担ってくれています。


    「角質層」の厚さはなんと0.02~0.03mm。

    こんなにも薄い層の中で、セラミドやNMF(天然保湿因子)が細胞をつなぎ合わせており、これが肌にみずみずしさをキープし、外敵をブロックする役割を果たしているんですね。

    まさにお肌のうるおいは、「角質層」で守られているといえます。

    実際、保湿ケアに欠かせない基礎化粧品は、ほぼ「角質層」までしか浸透しません。


    スキンケアは、この「表皮」を整えるためのケアであり、「真皮」のコンディションはインナーケアが重要になってきます。

    そして、もうひとつ大切なのが、肌の生まれ変わり。

    表皮の一番内側の「基底層」から、細胞は形を変えながら上へ上へと押し上げられ、最後は一番外側の「角質層」へ変化します。「角質層」で死んだ状態となった角化細胞は、アカとして剥がれ落ちる構造となっています。

    このサイクルを、ターンオーバー(新陳代謝機能)と呼びます。


    ターンオーバーの周期はだいたい28日ほど。

    ただし、この周期は年齢やホルモンバランス、紫外線によって左右されるんです。

    若い頃はすぐに消えていた小さな傷が治りにくくなったなぁと感じたことはありませんか?これは年齢を重ねるにつれ、ターンオーバーのサイクルが長くなっているから。

    お肌がカサカサする、シミやくすみのお悩みが増えてきたと感じたら、それは新陳代謝機能が低下しているサインかもしれません。


    古い角質が自然とはがれ落ち、フレッシュな角質細胞が常に肌の表面に並んでいると理想的。

    スムーズなターンオーバーこそ、美しく健やかなお肌の秘訣といえるでしょう。

    さらに肌には、発汗などをコントロールする「体温調節機能」や、温度や痛みをキャッチする「知覚機能」など、身体の健康と深く関わっています。

    こうした素肌に生まれつき備わっているさまざまな機能をバランスよく保ちたいものです。そのためにも、毎日のスキンケアとインナーケアがとても大切になってきます。

    あなたの体が「いま必要なもの」を内と外から補って、「過不足のない肌」を目指しましょう!

  • 食品屋さんが考える、 もっとも理にかなったスキンケア

    食品屋さんが考える、
    もっとも理にかなったスキンケア

    私たちタマチャンショップは、日々たくさんの食品、栄養に関する情報を取り扱っています。

    そのノウハウが蓄積されるにつれて実感するのは「カラダは、食べたものからしか作られない」という事実です。

    健康はもちろん、肌や髪、爪など、美容面でも同じです。

    つい外から与えることばかりを意識しがちなスキンケアですが、食のプロ・タマチャンショップは「美しい肌、健康な肌には、インナービューティーがなにより大切」だと考えています。

    そう、「キレイになりたい」なら「きちんと食べる」が基本です。

    現代の女性たち、実は栄養失調の危機⁈

    忙しい毎日。

    仕事が忙しいから、朝はギリギリまで寝ていたい。朝食はパッとドリンクで済ませて、お昼はついついコンビニパスタ。疲れを感じる午後半ばは甘いもので小腹を埋めて、夜こそ栄養補給!友達や同僚とカンパイして美味しいもの三昧!

    忙しい毎日。こんな食事をしていませんか?

    こうした食生活でも特に不調を感じないのは若さゆえかもしれません。

    そのうち、お肌はカサカサ、髪もパサパサ。お通じは悪いし、なんとなく顔色も悪い……。

    「あれ、ちょっとお疲れぎみ?最近なんか老けてない?」気の置けない友人にこんなことを言われる始末。

    「保湿ケアは毎日してるし、特別な美容ケアだって定期的にしてるのに……」こんなお悩みに心当たりがある方、もしかしたら『今どき栄養失調』になっているかもしれません。

    保湿ケアは毎日してるし、特別な美容ケアだって定期的にしてるのに肌が…

    おいしいものや好きなものを、どこでもいつでも食べられる今、「昔と違って、栄養は豊富に摂れているはず」と考えがちです。

    ですが、空腹を満たしているからといって、栄養素がバランス良く摂れているとは限りません。

    手軽だからお昼はパスタやサンドウィッチが多い。ヘルシー志向だから野菜中心の食事がメイン。つい、好物のお菓子でお腹を満たしている。

    これでは偏った栄養しか摂れていませんよね。

    これこそ現代の女性に多い『今どき栄養失調』。「ただお腹を満たすこと」と「栄養を摂ること」は違うんです。

    化粧品によるスキンケアをしのぐ結果にも。
    鍵はインナービューティー!

    肌を作るモトは、やはり食べ物。健康な肌に必要な栄養素を、バランスの良い食事から摂れていることが理想です。

    体の内側からキレイを磨くインナービューティーこそ、美への近道。

    これがタマチャンショップが考える「理にかなったスキンケア」です。

    外からのスキンケアだけでは手応えが感じられないという方は、何かが不足していたり、栄養バランスが偏っているかもしれません。

    ぜひ食生活を見直して、健康な肌=美しい肌を手に入れましょう!

  • 美しいお肌の条件 「う・な・は・だ・け」とは?

    美しいお肌の条件
    「う・な・は・だ・け」とは?

    「美しい肌」と聞いて、あなたが思い浮かべるのはどんな肌でしょう?

    色白な肌、若い頃の肌、女優さんのような肌など、いろいろな「美肌」が浮かんできますね。

    実は美容業界でよく知られている「美肌の条件」があります。

    それは、「う・な・は・だ・け」

    この言葉、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。美容のプロ達が「これこそ美肌を決定づける条件」と考える5つの条件です。

    この呪文のような言葉は、一体なんでしょう?

    ぜひ、この機会に「う・な・は・だ・け」をチェックしてみましょう!

    肌の状態を知るバロメーター。

    「う・な・は・だ・け」は、5つの美肌条件の頭文字をとったものです。


    「う」=「潤い」

    角質層の水分量と油分のバランスがとれており、みずみずしく潤っている肌

    潤いのもとは水分であり、キープするのが油分です。これらのバランスがうまく取れていると潤いが保たれます。

    ですが、肌の水分量は生まれたときがピークで、加齢とともに減っていく一方です。だから年齢を重ねるごとに潤い補給&持続のケアが大切になってきます。

    「な」=「なめらか」

    肌のキメが細かく均一に整っており、すべすべしている肌

    肌の表面は丘と山が連なるように溝が走っており、その溝が均一に走っている状態が理想です。その溝がいわゆるキメ。キメが乱れていると肌表面がガタガタで化粧ノリも悪くなりがち……。この溝が細かく均一に整った肌は、保水力が高く、肌色も明るく見えます。

    対策としては、やはり潤いを与えるケアが必要です。

    「は」=「ハリ」

    ターンオーバーがスムーズに行われており、引きしまっている肌

    新しい細胞に入れかわるターンオーバーが正常に行われている肌は、表面が健やかな細胞で覆われている状態です。

    新陳代謝がスムーズだと、古い角質が表面にたまりにくく、水分保持力もアップ。保湿はもちろん、質の良い睡眠、紫外線対策、良質なタンパク質摂取などでターンオーバーを正常化すると、シワやたるみに負けないハリへとつながります。

    「だ」=「弾力」

    重力に負けず、元に戻ろうとする力を持っている肌

    弾力とは、指で触れたときに跳ね返そうとする力。これが弱まると、たるみの原因に……。

    弾力のある肌と深く関わるのが真皮です。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった弾力成分を生み出す真皮を健やかにするには、やはり内側からの食事ケアが大切になってきます。

    「け」=「血行」

    くすみや色むらのない、血液のめぐりがよい肌

    肌の成長に欠かせない栄養は、日々の食事から摂取します。そして、その食べ物の栄養を肌へと運んでくれるのが血液です。

    肌に栄養がきちんとめぐるよう、血流を良くすることがとても重要です。この流れがスムーズであればあるほど、血色が良くなり、くすみ知らずのツヤ肌に。

    この5つが、美容の専門家が考える「美肌の条件=う・な・は・だ・け」です。

    いかがでしたか?

    こうして5つの条件を改めて見てみると、「美しい肌」とは、「健康な肌」なのだと実感しますね。


    肌が根本から健やかな状態というのは、それだけ肌トラブルが起きにくいというもの。

    「う・な・は・だ・け」の揃った肌を目指すには、外からの保湿ケア、内からの栄養ケア、そして健康的なライフスタイルなんですね。

    どれも美肌にとって欠かせないものなのです。

    ぜひ、これからのケアで「う・な・は・だ・け」を意識してみませんか?