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  • 「すっぴん力」を上げる!正しいクレンジング&洗顔法

    「すっぴん力」を上げる!
    正しいクレンジング&洗顔法

    毎日欠かすことのできない、クレンジングや洗顔。クタクタに疲れているときや、忙しくて手いっぱいのときは、つい手間だなぁ、めんどくさいなぁ、と思ってしまうこともありますね。

    でも、美容の基本は「落とす」こと。

    「化粧したまま寝ると肌が荒れてしまう!」

    「洗顔をきちんとしないと、くすんで老け顔になる!」

    そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。では、クレンジングや洗顔をきちんとせずに過ごしていたら、私たちの肌では具体的にどんなことが起きるのでしょう? 今回は、クレンジングや洗顔の大切さと、正しいやり方をしっかり見直してみましょう。

    洗顔不足はなぜ悪い?
    肌荒れのメカニズム。

    気になる肌荒れの原因は?

    1日を終えた肌の表面には、さまざまな汚れが付着しています。

    お化粧をしている方なら朝塗った日焼け止めやファンデーションが残っているでしょうし、何もしていなくても、自分自身の汗や皮脂、古い角質などの汚れがたまったり、空気中の埃や花粉が付着したりして、肌は必ず汚れてしまいます

    それらの汚れは時間と共に酸化したり、混ざりあって化学反応を起こしたりすることで、肌に刺激を与えるようになります。顔を洗わずに寝てしまうということは、そんな刺激物質をつけたままにするということ。当然、肌には大変な負担となります。

    また、汚れが肌表面に留まっていると、毛穴をふさいで吹き出物などの炎症を引き起こすほか、正常な肌のサイクル(ターンオーバー)を邪魔するので、きれいな肌が作られなくなります。古い角質が蓄積してゴワゴワした厚い皮膚になり、くすみやシミ、シワやたるみにもつながってしまいます。不潔な状態は、老化の原因にもなるんですね。

    肌が汚れていると、さまざまな美容トラブルの原因となります。

    そればかりか、こんな状態の肌では、どんなに良い化粧品を使っても美容成分がしっかり浸透できず、十分な効果を発揮できません。もったいないですね。

    常に肌を清潔に保っていれば、化粧水や美容液がスイスイ浸透し、角質層をしっかりと潤してくれます。ターンオーバーも正常に行われるようになり、いつもピカピカ素肌。

    これが、「すっぴん力」です。すっぴん力さえあれば、濃いファンデーションで肌を隠さなくて良いし、やみくもに化粧品を取り替えてお金をかける必要もありません。明るく透明感のある素肌で、より美しく、若々しくなれるはずですね。

    「帰宅後すぐ」が基本!
    クレンジングで1日の汚れを落とそう。

    では、すっぴん力を向上させるための「正しいクレンジングと洗顔法」とは?

    ポイントを具体的にご紹介していきましょう。

    まずは洗うタイミング。

    1日を過ごした肌には、前述した通り、汚れと刺激成分がたっぷりと付いています。手を洗うのと同じように、顔も「帰宅後すぐ」に洗って、汚れから解放してあげましょう。

    帰宅後、すぐにクレンジング・洗顔をしてお肌を解放しよう!

    よく手を洗ったあと、油溶性の汚れを落とすためにクレンジングをします。

    クレンジングはメイク汚れだけでなく、角栓の詰まりや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。

    メイクをせず1日外出もしなかった日は、肌質によっては泡洗顔だけで済ませても良いかもしれませんが、日焼け止めを塗ったならクレンジングもしてください。また、皮脂分泌が多めでニキビや角栓詰まりができやすい方も、泡洗顔の前にクレンジングで皮脂をリセットするのも良いですね。

    オイルやミルクタイプなど、いろいろなクレンジングがありますが、肌質に合わせて好みのものを選んでください

    クレンジング力が強いオイルベースのものは、濃いメイクをしっかり落としたい日や、皮脂や角栓が気になる時に向いています。ただし必要な潤いまで奪うこともあるので、乾燥しやすい方にはミルクやジェルなど、肌にやさしいタイプがおすすめです。基本はミルクやジェルで、Tゾーンはオイルなど、部位によって使い分ける方法もあります。

    自分のお肌に合ったクレンジングを選びましょう。

    シートタイプのものはとても便利ですが、肌をこすりやすく、洗い流すものと比べて汚れ落ちが十分でない場合もあるので、なるべく常用は避けた方が良いでしょう。

    また、オイルやミルクでも汚れ落ちがいまいち、という方は、使い方が誤っている可能性があります。商品によって量や使い方は細かく違う場合があるので、メーカーの説明をしっかり読んで使いましょう。
    特に、手や顔が濡れた状態でクレンジングを使っても、汚れとクレンジング剤が十分になじみません。濡れた手でもOKという商品でない限り、乾いた状態でクレンジングしましょう。逆に、クレンジング剤を洗い流す際は、まず少量の水でクレンジングと水をなじませる「乳化」の一手間を忘れずに。きちんと乳化できていないと、せっかくの汚れ落ちが半減する場合があります。

    クレンジングや洗顔の際、よく耳にするタブーは「強くこすらない!」「指でゴシゴシ触らない!」ということ。

    こすりすぎを防ぐため、マスカラやアイライナーなどを使用している方は、先にポイントメイクを専用リムーバーで落としておきましょう。この時も、ゴシゴシこすると色素沈着を招きますので、優しく行ってくださいね。

    洗顔の前に「たっぷり予洗い」しよう!

    洗顔の前にたっぷり予洗いをしよう

    泡洗顔の前に大切なのは、「予洗い」です。洗顔料を使う前に、きれいな水でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。クレンジングのあとはもちろん、朝の洗顔前にも大切なステップです。

    ここを手抜きせず丹念に行うことで、角質層が柔らかくなり、スムーズに汚れを落とせるようになります。

    予洗いは溜めた水でなく、流水で行いましょう。水の温度は冷たすぎず、熱すぎず、35°C前後の人肌くらいが、肌に刺激を与えず、汚れが落ちやすい温度です。

    特にクレンジングのあとは、指先に感じるヌルつきがなくなってからも、さらに数回すすいでおきます。クレンジングが肌に残っていると泡洗顔の邪魔になってしまうため、角質層の汚れをリセットするつもりで、しっかりとすすぐことが大切です。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    正しい洗顔のポイントは
    「泡だて」と「プラス20回のすすぎ」

    たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

    予洗いがしっかりできたら、続いて泡洗顔です。

    クレンジングをしっかりすれば泡洗顔はいらないのでは? と思ってしまいますが、クレンジングが油溶性の汚れを落とすのに対して、泡洗顔には古くなった角質や皮脂、汗やホコリなど、水溶性の汚れを落とす役割があります。

    洗顔料は、きめの細かい泡をたっぷりと作ってから肌に乗せましょう。

    この時に水分が多すぎると、すぐに流れてしまう、柔らかい泡しかできません。ボリューム不足でつぶれやすい泡だと肌をこする原因になりますし、粗い泡では毛穴の汚れもしっかり落とせません。

    ちょっとずつ水分を加減しながら、キメの細かいもっちり泡を作るようにしてください。泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使うと簡単です。

    手のひらに乗せた泡が、ひっくり返しても簡単に落ちないくらいの弾力を持っている状態が理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔全体を包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    たっぷりのきめ細かい泡で洗いましょう。

    頬やおでこといった顔の広い範囲はもちろん、Tゾーン、小鼻のキワや口元などの細かい凸凹部分までしっかりと。髪の生え際、首や耳の周辺などまで洗い残しのないようにします。

    そして、しっかりとすすぎを行いましょう。

    ここが不十分で肌トラブルが起きている方も多いので、「泡が落ちたな」と思ってからもプラス20回を目安に、たっぷりの流水ですすいでください。

    泡が落ちてからプラス20回すすぎましょう。

    角質層の中の水を全部入れ替える気持ちで、きれいな流水を使って顔中すみずみまですすぎましょう。この時、浄水器の水を使えたら理想的です。

    すすいだ後は、必ず鏡を見ながら顔を左右に振って、生え際やあごのラインまで泡や汚れの残りがないかチェックしましょう。すすぎ残しが吹き出物の原因になる場合もあります。

    清潔なタオルでやさしく水分をとりましょう

    タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにやさしく水分をおさえるだけ。せっかくきれいにした肌を汚してしまわないように、タオルは洗いたての清潔なものを使ってくださいね。

    肌が乾かないうちに、素早く化粧水&乳液での保湿ケアしましょう。

    「やりすぎ」で肌刺激に?
    美容意識が高い人ほど陥りがちなNGポイント。

    正しい洗顔方法で、ダメージを最小限に抑えましょう

    クレンジング・洗顔の正しいステップをご説明してきましたが、最後にちょっと見落としがちな、意外なNGポイントをご紹介します。

    1・時間をかけて「やりすぎ」ている

    力が強すぎる・雑すぎるクレンジングがいけないことは、皆さんよくご存知ですが、美容意識が高い人が陥りがちな失敗として特に多いのは、「丁寧すぎる」クレンジング。その念入りな行為が、かえって肌に刺激を与えていることがあるのです。

    たとえばあなたは、クレンジングや洗顔料を顔に乗せてから洗い流すまで、どのくらいの時間をかけていますか?

    しっかり丁寧に……と思うあまり、3分、5分と時間をかけている人がいらっしゃいますが、クレンジングや洗顔料はあまり長く肌に乗せていると負担になり、乾燥の原因にもなります。

    クレンジングも泡洗顔も、目安は1分程度。

    長く乗せているほど汚れが落ちるわけではないので、優しく手早く行いましょう。力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指の二本をくっつけた状態で使うと、軽い力で洗うことができます。

    ……………………………………………………………………………………

    2・化粧品の「量」が少ない

    それから見落としがちなのが、使う「化粧品の量」です。

    高くて良いものだからと、ちまちまと使っていませんか? 少量でも十分だと、自己判断で量を加減していませんか?

    クレンジングや洗顔料は、量が少ないと指が肌に直接触れやすくなり負担になりますし、第一、十分な効果が得られません。適切な量は製品により異なりますので、きちんとメーカーの推奨量を確認して使うようにしましょう。

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    3・「洗いすぎ」にも要注意

    汚れをきちんと落とすことは大切ですが、「洗いすぎ」によって乾燥やくすみを招くこともあります。きれいにしたいからと、1日に何度も必要以上に洗ったり、毛穴の黒ずみを落とそうと洗浄力の強いアイテムを使い続けたりしていないでしょうか。

    必要以上の洗顔は肌をこすって傷つけてしまいますし、皮脂を奪いすぎるのもよくありません。
    もともと、皮脂は肌が自分自身を守るためのバリア機能として分泌しているものなので、洗いすぎていると肌のバリア機能が弱まり、潤いが逃げて乾燥しやすい肌になってしまうのです。

    また、乾燥肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されるようになり、余計に角栓詰まりを起こしやすくなることがあります。

    ご存じのようにスキンケアに厳密な決まりはありません。肌質やその日の体調、季節、天候などの状況と相談しながら、必要なケアを行うのが理想です。

    基本は、朝も夜も泡洗顔を行うのがおすすめですが、肌質や調子によっては、朝はすすぎ洗いだけの方が具合が良いという場合もあるでしょう。

    クレンジングや洗顔料を選ぶときも、クチコミや評判に頼りすぎず、「今の自分の肌に合うかどうか」を基準にしたいですね。

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    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

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    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。デリケートな肌にもやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    * * *

    少し長くなりましたが、今回はクレンジングと洗顔の基本をおさらいしました。

    毎日のことなので面倒くさく感じることもあると思いますが、「汚れを落とす」ことは一番の美への近道です。

    「調子どう?」「今日は疲れたね」と自分の肌に語りかけるように、指先で肌の状態を確認しながら、肌が満足してくれるまで丁寧なケアを行ってくださいね。

  • 秋を迎える前に!原因別「夏バテ肌」6つのレスキュー法

    秋を迎える前に!
    原因別「夏バテ肌」6つのレスキュー法

    肌も夏バテする? 夏の終わりは、トラブル急増!

    ずいぶん秋めいてきた地域もあると思いますが、夏の終わり、お肌の調子はいかがでしょうか。蒸し暑かった今夏。過酷な季節をくぐった肌も、ぐったり「夏バテ」していませんか?

    たとえば、朝起きたばかりなのに肌ツヤが悪く、くすみを感じたり。原因のわからない吹き出物ができたり。毛穴が目立ってきたり、シミが濃くなってきたり……

    今回は、そういった夏の肌トラブル原因を細かく分析し、今からできるレスキュー法までご案内いたします。本格的な秋になる前に、夏ダメージをしっかりケアしていきましょう!

    原因1 紫外線

    原因1 紫外線

    この夏も紫外線の強い日が続きましたね。

    地上に降り注ぐ紫外線にはUVAUVBがありますが、そのどちらも5~8月が紫外線量のピークでした。気をつけていても、レジャー先でうっかり日焼けしてしまった方も多いのではないでしょうか。

    紫外線は黒い日焼けだけでなく、お肌にたくさんのダメージを与えます。

    生活紫外線」と呼ばれるUVAは、波長が長いため雲や窓ガラスを通過し、気づかないうちにじわじわと肌の真皮層までダメージを与えます。大切なハリや潤い成分を破壊し、肌老化の大きな原因に。

    波長が短いUVBは「レジャー紫外線」とも呼ばれ、短時間で肌表面に強いダメージを与えます。大量に浴びるとヒリヒリと赤く炎症を引き起こし、皮膚ガンなどの原因にもなります。

    UVの図解

    紫外線から細胞を守ろうとメラニン色素が生成されるので、お顔全体がくすんだ印象に。はっきりと日焼けした自覚がなくても、なんとなくお肌がごわついたり、かさついたりするのは、紫外線ダメージのせいかもしれません。

    【レスキュー法】

    ダメージをいち早くケアするため、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をサポートしましょう。

    まずは、日頃のスキンケアでしっかり潤いを与えて。潤い不足だと肌の修復がうまくいかず、本来のバリア機能も十分に働きません。日に焼けて火照った肌をクールダウンするためにも、化粧水をたっぷり使ってください。軽いやけどや炎症状態になっていることもあるので、余計な刺激を与えないようにやさしくお手入れしてくださいね。

    食生活では、たんぱく質やビタミンCを積極的に摂取しましょう。紫外線ダメージを受けた肌細胞の修復を助ける、大切な美肌成分です。ビタミンCには黒くなったメラニン色素を薄くする働きもあります。

    もちろん、これから秋になっても紫外線は降り注ぎ続けるので、毎日の日焼け止めもお忘れなく。

    原因2 乾燥

    原因2 乾燥

    インナードライ」という言葉をご存知でしょうか。「隠れ乾燥」とも言いますね。

    汗で肌表面がしっとり濡れていたり、皮脂でテカっていたりすると気がつきにくいのですが、潤って見えるのは表面だけで、肌の奥は乾いていることが多いのです。インナードライになると、かゆみが出たり、ニキビやあせもなど炎症を起こしやすくなります。

    原因はいろいろあるのですが、まずひとつは、汗をかくので体内の水分が奪われやすいこと。自覚なく脱水状態になっている人は少なくありません。
    次にエアコン。涼しい室内は空気が乾燥していて、特に風があたる席では絶えず肌表面の水分が奪われ続ける状態になります。さらに前述したような紫外線のダメージによって、お肌の潤いを抱え込む力が弱まり、乾燥しやすくなっています。

    そして、ベタベタするからと保湿をおざなりにしてしまうのも、大きな原因のひとつ。油断しているうちに、知らぬ間に肌の奥がどんどん乾いているかもしれません。

    【レスキュー法】

    やはり、もっとも大切なのは保湿ケア。化粧水をたっぷり使うのはもちろん、乳液も忘れずに。この季節は乳液のベタつきを嫌う方も多いのですが、油分でフタをすることで潤いを肌に閉じ込めることができます。毎日たっぷりの化粧水で水分補給したら、オイルや乳液を上手に使って油分の調整を。

    また、肌の奥の潤いを復活させるため、肌の材料となるコラーゲンやタンパク質をしっかりと摂ることも欠かせません。

    食欲が落ちやすい夏は、知らず知らずに栄養不足に陥っている人も少なくありません。その影響は時間差で肌に表れてくるので、摂りそびれた栄養を補給するためにも、毎食の栄養バランスには気をつけていきましょう。

    原因3 毛穴の開き

    原因3 毛穴の開き

    暑い日が続くと気になってくるのが、毛穴

    気温や湿度が上がると皮脂分泌が活発になり、毛穴が開きやすくなります。紫外線やエアコンの乾燥によっても、肌のキメが乱れて毛穴が目立つようになります。

    そこに皮脂などの汚れが詰まると、ザラつきやポツポツ黒ずんだイチゴ鼻の原因に。夏バテで肌のターンオーバーが乱れるのも、角質がつまりやすくなる原因です。悪化するとニキビなどの炎症になることもあります。

    【レスキュー法】

    やはり、毛穴の汚れをしっかり落とすことが大切です。もうしばらくは残暑が続き、汗や皮脂などで肌が汚れやすいため、毎日の洗顔をていねいに行いましょう。

    洗顔の様子

    洗顔の際は、絶対に刺激を与えないように「やさしく」行うのがポイント。どんなに角栓が気になっても、毛穴のいじりすぎはNG!ゴシゴシこすったり、無理やり毛穴をつつくような行為は肌を傷つけ、かえって毛穴を目立たせてしまいます。

    洗顔料をたっぷり泡だてて、軽い力でくるくると洗いましょう。人差し指など力を入れやすい部分を使わず、中指と薬指の腹を使うと良いですよ。洗顔前に蒸しタオルなどで顔を温めて(熱いタオルは必ず冷まして!)肌を柔らかくしておくと、汚れ落ちも良くなります。

    もちろん、こちらも保湿が重要です。冷たい化粧水で、毛穴を引き締めながら水分をしっかりと与えましょう。肌の油分が足りないと皮脂の過剰分泌の原因になるので、乳液やオイルも活用してくださいね。

    原因4 汗と雑菌

    紫外線や乾燥ほど注目されないものの、夏の肌トラブルの大きな原因になっているのが、と、それによる雑菌の繁殖です。

    汗にはわずかながら塩分やアンモニアなどが含まれているため、弱っている肌にはそれだけで刺激になることがあります。特に水分が蒸発するとその濃度が高くなるので、かゆみやヒリヒリ感が生じやすくなります。ベタベタ汗にはホコリ汚れも付着しやく、さらなる刺激となる場合も。

    そして弱酸性の肌に対して汗はアルカリ性のため、かいた汗を放っておくと肌のpHバランスが乱れて雑菌が繁殖しやすくなります。かいたばかりの汗は臭いが気にならないのに、時間が経つと汗臭くなりますね。これは雑菌が繁殖したせい。

    保湿や洗顔に気をつけているのに、最近顔のかゆみや吹き出物が気になる……という方は、汗や雑菌の影響を受けているかもしれません。

    【レスキュー法】

    汗トラブルを解決するには、清潔さを保つのが一番!

    9月になると大分涼しくなりますが、日によっては夏が戻ったように暑い日もあるでしょう。じんわりかいた汗の方がベタつきやすく、肌刺激にもなりやすいと言われています。汗をかいたら、ハンカチやタオルでこまめに拭き取りましょう。使い捨ての汗拭きシートも便利です。

    汗を拭く女性

    そして、帰宅したらすぐに洗顔。クレンジングとたっぷりの泡洗顔で汚れをしっかりリセットして、肌を清潔に保つようにしてください。

    原因5 冷え

    原因5 冷え

    意外と多くの人が悩んでいる、夏の冷え。これも、肌トラブルの要因です。

    夏の間、冷たい食べ物や飲み物ばかり口にして、内臓から冷やしていませんでしたか。つい薄着で出かけてしまい、オフィスのエアコンに震えていませんでしたか。

    体が冷えると代謝が下がり、ターンオーバーが乱れて肌ツヤにも悪影響が出ます。お肌の生まれ変わりがうまくいかないと、紫外線や乾燥ダメージもうまく修復できません。

    【レスキュー法】

    「寒い」と思う前に、日頃から体を冷やさないような生活を心がけましょう。

    部屋の冷やし過ぎに注意して、オフィスにはストールや靴下を常備しておくと便利です。これからの時期は1日のうちの温度変化も激しいので、脱ぎ着しやすい羽織ものを持ち歩き、上手に体温調節を。

    入浴はなるべくシャワーで済ませず、湯船に浸かって芯から温めるようにしましょう。マッサージで血行を促すのも効果的です。

    普段の水分補給でも、常温や温かい飲み物をチョイスしたり、生姜の入ったブレンドティーなどを常備したり、体を冷やさないように気をつけてください。

    体を冷やさないように温かいドリンクを飲むのもおすすめ。

    また、炭水化物(糖質)を控えると代謝がアップすると言われていますが、完全にカットすると逆効果に。脂質を制限しすぎるのも、冷えの原因になります。夏、無理なダイエットによって糖質や脂質を制限しすぎることで、かえって冷えを招いているかもしれません。バランスの良い食生活も忘れずに。

    原因6 栄養不足

    原因6 栄養不足

    暑くて疲れていると、食欲も減退しがち。お肉が好きな人も、この時期はちょっと敬遠してしまいませんか。

    そんなわけで、タンパク質やビタミン類が不足していないかチェックしてみてください。昨日、お肉やお魚は食べましたか? 野菜は足りていますか? そうめんや冷やし中華など、さっぱりした麺料理ばかり食べていると、栄養にも偏りが出てしまいます。

    タンパク質は、肌の材料。紫外線や乾燥によりダメージを受けた肌を修復するのに、必要不可欠な栄養です。それを肌に活かすためにまた絶対必要なのが、ビタミン類。これらが不足した状態では、当然キレイな肌は作られません。

    【レスキュー法】

    結局は、バランスの良い健康的な食事がいちばん、ということになりますね。「分かってはいるけれど、なかなか……」という方、どうぞHadamanmaの美容レシピ「食べるスキンケア」連載も参考にしてください。

    →これまでのレシピ記事は、こちらからチェック!

    毎日の食事でどうしても取りこぼしがちな栄養は、市販のサプリメントで補っても良いでしょう。その際は、できるだけ品質が良く、原材料など信頼できるものを選びたいですね。

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    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    ソイ+ホエイのWタンパク質に、25種以上の美容素材を配合した、美容専門プロテイン。選べるフレーバーで、おいしく楽しみながら栄養補給が可能に。スポーツ時はもちろん、ダイエットの置き換え食や、不足しがちな栄養を補う美容食としてもおすすめです。

    * * *

    ようやく秋が見えてきました。

    「夏バテ肌」を「秋枯れ肌」にしないために、大切なのは毎日の生活習慣。丁寧なお手入れと栄養たっぷりの食事が、明日の肌を決めるのです。

    毎日鏡を覗いて「今日のわたしは輝いているかな?」とスマイルチェックしましょう。がんばっている自分のお肌の不調にいち早く気づいて、大切にケアしてあげてくださいね。

  • 雑菌に負けない美肌へ!梅雨のビューティハック

    雑菌に負けない美肌へ!
    梅雨のビューティハック

    今年もじめじめシーズンがやってきました。

    洗濯物は乾きにくいし、外出のたびに雨具の心配をしなければならないし、この時期が苦手な方も多いことでしょう。

    気温・湿度が高くじめじめした環境は、雑菌にとってはパラダイス。お風呂や窓がカビやすかったり、朝作ったお味噌汁が夜には食べられなくなったりと、この時期はカビや腐敗の心配が尽きません。

    実は、雑菌の影響が心配なのは、お肌も同じ。

    汗や皮脂分泌が増える梅雨は、肌表面で雑菌が繁殖しやすく、いつもよりも吹き出物や肌荒れが起こりやすくなります。また、間違ったケアや何気ない生活習慣が、さらなるトラブルを招いてしまっているかも?

    梅雨も美しくあるために、今回は、普段の生活習慣から基本のスキンケアまでを見直してみましょう!

    1 そのタオル、洗いたてですか?

    一度使ったタオルはこまめに交換しましょう。

    たとえば今朝、洗顔後に使ったタオル。昨日から続けて使っているものではありませんでしたか? フェイスタオルだけではありません。今使っている枕カバーやシーツを、最後に交換したのはいつでしょうか?

    一度でも使ったタオルや寝具は、汗や皮脂が付着し、そこから雑菌が繁殖します。雑菌だらけのタオルや枕に、デリケートな顔を押し付けていては、せっかくの洗顔も台無しです。

    タオルは何日も続けて使わず、こまめな交換を。枕カバーの交換が面倒ならば、枕の上にタオルを敷いて、タオルだけ毎日取り替える方法もあります。一年でいちばん菌が活発なこの時期は、身の回りのものをより清潔に保つように心がけたいですね。

    2 汗はこまめに拭きましょう。

    汗がきになる季節。こまめに拭き取りましょう。

    これからどんどん汗の量が増える時期ですが、こまめに汗を拭くことも、美肌を保つポイントです。

    汗をかいたまま放置すると、雑菌が繁殖して肌荒れや臭いの原因になりますし、汗が蒸発する際に肌の水分を奪って乾燥を招くことがあります。また、汗ばんだ肌には大気中のホコリや汚染物質が付着しやすいため、アレルギー反応を起こす人も少なくありません。

    清潔なハンカチなどでやさしくふんわりとこまめに汗を拭きます。

    清潔なハンカチやタオルでこまめに汗を拭きましょう。ゴシゴシこすらず、ふんわり優しく押さえるように拭き取れば、肌に余計なダメージを与えません。

    暑い時期だけでも、汗拭きタオルと手拭きハンカチを分けることは衛生面で理想的です。

    3 顔を触るクセ、ありませんか?

    顔を触るクセがある人は触らないように心がけましょう。

    頬杖をついたり、髪をかきあげたり、鼻をこすったり。無意識に顔まわりを触るクセのある人は多いものです。

    顔の皮膚は、特に薄くデリケート。あちこちに触って雑菌のついた手指でひんぱんに触れていると、刺激を受けてトラブルが起こりやすくなります。何気ないクセで、顔を触っていないか気にしてみましょう。

    肌が敏感なときは、髪の毛が触れるだけでも刺激になることがあります。ピンで留めたり、すっきりまとめ髪にしたり、顔に髪がかからないヘアスタイルにするのも良いですね。

    4 何よりもまず、洗顔で清潔に!

    毎日の洗顔を見直して、すっきり清潔に!

    いろいろ工夫しても、どうしても雑菌が増えやすいのがこの季節。肌を元気に保つことで、多少のことには負けない強さを備えることが何より大切です。

    まずは、毎日の「洗顔」から見直しましょう。朝と晩はしっかり丁寧に洗顔します。

    特に、1日を過ごした肌には汗や皮脂、空気中から付着した汚れがいっぱい。暑い季節は開いた毛穴に汚れが詰まりやすく、雑菌が繁殖しやすくなっています。帰宅したらあちこち触らず、まずは洗面所へ直行してクレンジングと洗顔をする習慣を。

    しかし、ベタつきを取ろうとゴシゴシ洗ったり、洗いすぎたりすると、肌を傷つけ、必要以上に潤いを奪ってしまいます。たっぷりの泡で、優しく洗いましょう。

    毛穴の開きやニキビは一朝一夕で良くなるものではありませんが、毎日適切なケアを続けていれば、必ずきれいになっていくはずです。

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    とれたてベジローション

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    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。肌にやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    5 じめじめ時期も、たっぷり保湿を!

    じめじめしていても「保湿」は怠らずに!

    そして、すこやかな肌のためには、保湿が何より大切!

    梅雨や暑い時期にはベタベタするからと、保湿を控えてしまう人がいますが、実は紫外線やエアコンの除湿機能などの影響で、肌の内側は乾きがち。ベタついて潤っているように感じても、実際は肌内部は潤い不足の「インナードライ」になっている方が少なくありません。

    保湿が足りないと、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されて、かえってベタついてしまいます。

    キメが乱れて、毛穴悩みなどがさらに悪化しかねません。

    正常な皮脂コントロールのためにも、化粧水できちんと潤いを与えた後は、乳液やクリームでしっかり保湿を行いましょう。

    ●おすすめ商品

    ぜいたくベジミルク

    
「とれたてベジローション」


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    圧倒的な保水力を持つ椎茸エキスをはじめ、Wセラミドや、保湿効果の高い数種類の植物由来エキスを配合しました。肌に潤いと栄養をたっぷりと与えて、すこやかな肌に導きます。

    「雑菌が繁殖」と言うと、とても怖いイメージがあるかも知れませんが、肌を健康に保つこと、そして肌に触れるものをなるべく清潔に保つことで、充分に防げるものです。

    肌荒れや吹き出物の予防・対策に欠かせない事柄ですので、ぜひ毎日の習慣を見直してみてくださいね。

    うっとうしい季節を、気持ちよく、美しく、乗り切りましょう!

  • やってはいけない!NGスキンケア6選。

    やってはいけない!
    NGスキンケア6選。

    今のあなたの スキンケアは、いつから続けているものですか? そのスキンケアで、あなたの肌はベストなコンディションを保っていますか?

    人の肌は季節や環境、また年齢でも変わり続けています。また、医療研究や美容技術の進歩で、スキンケアのセオリーや常識が塗り変わることも多いもの。

    良かれと思って続けているケアが逆効果だったり、ケア内容と肌年齢が合わなくなったりしないよう、ときどき見直すことが大切です。

    今回は、こんなNG習慣がないかな?と振り返ってみましょう。

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    夜はしっかりダブル洗顔していても、朝は洗顔料を使わず、水洗いだけで済ませていませんか? 特に乾燥や敏感肌が気になる方に多いようです。洗いすぎると必要な潤いまで奪ってしまうから、水洗いの方が肌に良さそうなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、メイクや外出をしていなくても、夜の間にお肌は意外と汚れているもの。

    寝ている間にも汗や皮脂は常に分泌されますし、前晩のスキンケアで使った基礎化粧品の成分が、それらと混ざって肌の表面で酸化や化学変化を起こしていることもあります。こういった汚れは、水洗いだけでは落とすことができません。

    そんなものを肌に残したまま上からメイクを重ねたり、外出して紫外線を浴びたりしたら、肌荒れの原因になりますね。朝のスキンケアの効果を最大化するためには、まずはしっかり泡洗顔をして、夜に溜まった汚れをリセットしましょう。

    必要な潤いはキープできるように、朝の洗顔料はできるだけ刺激の少ない、お肌にやさしいものを選ぶと良いですね。

    朝の洗顔料はできるだけ刺激の少ない、お肌にやさしいものを選ぶと良いですね

    ただし、どうしても肌が弱くて洗顔料を使えない方や、水洗顔の方が肌に合う方もいらっしゃるかもしれません。もし水洗いだけで済ませるときは、「すすぎの回数」に気をつけてください。

    ちょっと濡らしただけでは、汚れはきちんと落とせません。たっぷりの流水で(39℃以下のぬるま湯がおすすめ)、最低でも20〜30回はしっかりとすすぎましょう。角質層の水分を全部入れ替えるような気持ちで洗ってくださいね。

    そして洗顔のあとは、しっかり保湿を忘れずに。

    ●おすすめ商品

    こなゆきコラーゲン フェイシャル

    コラーゲンや塩、アミノ酸など、肌に近い成分で作った洗顔パウダー。やさしい洗浄成分で、肌に必要な潤いを保ちながら、汚れはすっきり落とします。


    NG習慣2 脂性肌だから、化粧水や乳液はあまりつけない

    NG習慣2 脂性肌だから、化粧水や乳液はあまりつけない

    すぐに脂が浮いてテカテカしてしまう悩みのある方の中には、乳液を避けたがる方がいらっしゃいますが、化粧水や乳液を使わない、あるいは少ししか使わないでいると、かえって脂性肌が悪化することがあるので、おすすめできません。

    そもそも皮脂が分泌されるのは、肌内部の潤いを守るため。洗顔後に十分な保湿ケアがされていないと、潤い不足を感じた肌は、これ以上乾燥させないためにがんばって余計に脂を出してしまいます。これが、脂性肌の原因の一つです。

    外からたっぷり水分と油分を与えてあげることで、次第に皮脂の過剰分泌を抑えられます。脂性肌でも化粧水と乳液は規定量を使って、しっかり保湿ケアに取り組んでみましょう。

    NG習慣3 熱いシャワーで洗顔してしまう

    NG習慣3 熱いシャワーで洗顔してしまう

    ダメと頭で分かっていても、つい手軽でやってしまいがちなシャワー洗顔。お風呂で、シャンプーのついでに洗ってしまうのは、確かに楽ですよね。
    でも、シャワー洗顔は肌を老化させます

    まずは「温度」。体を温める気持ちの良い温度は、顔に当てるには熱すぎます。熱いお湯は、肌に必要な油分まで洗い流してしまうので、肌の乾燥を進めます。皮脂の取りすぎによる乾燥はタルミを招くので、要注意です。

    それから、シャワーの「水圧」も、肌にとってはダメージが大きいものです。お風呂で柔らかくふやけた肌にとっては、特に強い刺激になってしまいます。

    面倒でも流水をきちんと手ですくって、パシャパシャと顔にかけて洗うようにしましょう。お湯の温度も、35度前後のぬるま湯がおすすめです。

    NG習慣4 強いパッティングで、化粧水を肌に叩きこむ

    NG習慣4 強いパッティングで、化粧水を肌に叩きこむ

    洗顔後、コットンを使って化粧水をつけるのは良いのですが、しっかり奥まで浸透させようと強く叩き込んだり、ゴシゴシ擦ったりしていませんか。これはNG

    顔の表皮はとても薄く、角質層はわずかティッシュ1枚分の厚みしかありません。しかも、洗顔後の肌はとってもデリケート。そこにペチペチ・ゴシゴシと刺激を与えてしまっては、お肌に良いはずがありませんね。その刺激が、やがてシワやたるみ、乾燥、シミなど、さまざまな肌トラブルの原因となってしまいます。

    化粧水をたっぷりコットンに染みこませたら、肌から5mm以上は離さないようにしながら優しくパッティングしてください。時間のあるときは、しばらくコットンを貼り付けてパックしても良いですね。乾燥が気になるところに5分ほど貼れば、乾燥シワ対策になります。

    お肌をいたわるように、やさしくスキンケアしてください。

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    「いちご鼻」と呼ばれる毛穴の黒ずみや、ぽこっと飛び出した角栓。気になりますよね。ついしっかりクレンジングして洗い落そうとしたり、引っ張れば取れそうだからとタオルでこすったりしがち。

    でも、それでは根本的な解決にはならないどころか、かえって症状を悪化させてしまいます。

    タオルで顔を拭く時は絶対にゴシゴシせずに、やさしく押し当てるように。

    毛穴が目立ってくるのは、肌のターンオーバーの乱れや、乾燥、色素沈着など、さまざまな原因によるもの。解決するには、肌全体の代謝を上げてターンオーバーを整え、お肌をすこやかに保つことが大切です。ていねいな洗顔、スキンケアはもちろん、肌の材料になるコラーゲンと、その働きを助けるビタミンCなどの栄養をしっかり摂ること。

    そしてタオルで顔を拭く時は絶対にゴシゴシせずに、やさしく押し当てるように。タオル自体も清潔で、柔らかいものを使いましょう。

    ▼毛穴ケアの詳細は、こちらもチェック!

    毛穴の目立たない肌をつくるには? 食事とスキンケアの法則。

    NG習慣6 何年も同じスキンケアを続けている

    NG習慣6 何年も同じスキンケアを続けている

    あれこれ迷ったり悩んだりして、やっと見つけたベストスキンケア! それが永遠に自分を輝かせてくれると信じたいですよね。でも、季節ごとにも体調によっても年齢によっても、合うスキンケアは変わるものです。

    中学生の時かわいかったセーラー服やお下げ髪が似合わなくなるように、お肌のケアも変化するのが当たり前。

    季節や体調、年齢によって、肌状態はどんどん変化していきます。

    最近くすんできたかな?とか、乾燥しやすくなったかな?と思ったら、毎日のスキンケアを見直してみましょう。使うアイテムをまるごと変えなくても、使い方や使う量を変えたり、悩みに応じた美容効果をプラスすることで、改善することもあります。

    特に、年齢肌は潤いやハリが不足してくるので、若い頃よりも保湿に重点を置いて。外側からのお手入れだけでなく、内側から「食」によるケアも意識すると良いですね。

    今のスキンケアを永遠と信じずに、その時々の肌の声を聴いてあげましょう。

    ***

    毎日のスキンケアは、きれいになるためのとても楽しい時間です。でもちょっとした勘違いのせいで、せっかく手をかけた努力がムダになっては勿体ないですね。

    もしNG習慣があった方は、今日からスキンケアを見直してみて。正しくケアしてきれいになって、もっと大切にしたくなる肌になりましょう。明日のあなたが、今日よりきれいでありますように。

  • グッタリくたびれお肌に、癒しのスペシャル・コットンパック!

    グッタリくたびれお肌に、
    癒しのスペシャル・コットンパック!

    年の瀬押し迫る中、仕事にお付き合いにプライベートにお忙しいことでしょう。宴席も増え、お疲れ気味ではありませんか。

    また、寒さと乾燥にさらされる季節でもあります。内からも外からも、お肌がくたびれてしまうこの冬を、なんとか乗り切って美しさを維持したいものですね。

    今回は、いつもの化粧水で今夜からできる、癒しのコットンパックをおすすめします。週末やお出かけの前日だけでも、この冬から取り入れてみませんか? ツヤ肌なら、きっとパーティがもっと楽しくなりますね。

    コットンパックに期待できること

    化粧水は手よりもコットンでつける方が、よりまんべんなくすみずみまで化粧水を浸透させることができます。さらに時間をおく「コットンパック」は、さらなる浸透を期待できます。

    化粧水がしっかりと行き渡れば、キメが整い角質が柔らかくなって、乾燥による毛穴の開き、大人ニキビなどが改善されるでしょう。乾燥はくすみやちりめんジワの原因でもあるので、肌の加齢にブレーキをかけるために、毎日は無理でも、できるだけ頻繁に行いたいものです。

    では、基本的なコットンパックの方法をご紹介します。

    1 めくれる大判タイプのコットンを使う

    顔をしっかり覆える大判タイプがおすすめです。

    コットンパックには、フチのない、めくれるタイプの大きなコットンが使いやすいでしょう。

    薄いコットンの間に綿を挟んでフチを止めてあるタイプのコットンは、厚すぎて重みですぐに落ちてしまいますし、フチの部分が固くて肌にフィットしません。また、顔をしっかり覆えるように、大判タイプがおすすめです。

    フチのないコットンのほうがコットンパックにぴったり。

    めくれる大判コットンが見つからない時は、薬局やドラッグストアで「脱脂綿(カット脱脂綿)」として販売されているものでも良いでしょう。コットンよりも安く手に入ります。

    既にお持ちの普通サイズのコットンを使う場合は、枚数を増やしたり、繊維と平行方向に引っ張って伸ばしたりすると良いでしょう。

    2 パック前にしっかりと洗顔し、保湿する

    パックの前に汚れをしっかり洗い流し、保湿をしましょう

    コットンパックを始める前に、化粧水の浸透を高めるため、しっかりとした洗顔が必須です。クレンジングと洗顔を丁寧に行い、柔らかいタオルで優しくしっかりと水滴を拭き取りましょう。そして、いきなりパックするのでなく、化粧水を顔全体になじませ整えましょう。

    3 コットンの貼り方

    それでは、いよいよ具体的なコットンパックのやり方です。

    コットンの端まで化粧水をたっぷり染み込ませてから、一枚ずつ丁寧にめくります。脱脂綿の場合は厚さが均等になるように、薄く裂きましょう。裂いて5枚くらいまで増やせると良いですが、難しい場合はコットン枚数をプラスして、顔全体に貼れる数を用意します。これを乾燥しやすい場所に貼っていきます。

    コットンを伸ばしながら貼ります。

    まず、左右の目の下に貼ります。このとき、顔の中心からコットンを伸ばしながら、ほお全体を覆うように貼ると、ぴたっと密着します。それから、額にも一枚広く貼りましょう。残る鼻周りと顎にも貼り、顔全体がコットンで覆われるようにします。

    特に乾燥がひどい場合は、この上からラップで包むと、さらにしっかりとした浸透が期待できるでしょう。

    コットンパックの時間は、化粧水の保湿力にもよりますが、大体3分前後。いずれの場合も、5分以上放置するとコットンの乾燥がはじまり肌から水分を奪ってしまうので逆効果です。長時間貼りっぱなしにしないよう気をつけてください。

    4 乳液やクリームで、潤いを閉じ込める

    乳液やクリームでしっかりと水分に蓋をしましょう

    化粧水は、乳液や美容液などと違い、水分の蒸発を防ぐ油分が配合されていないものが多いため、たとえ丁寧なパックでしっとりしたとしても、そのままでは水分の蒸発を免れません。せっかく浸透させた水分を逃さないため、すぐに乳液や保湿クリームなどを使ってケアしましょう。

    いかがでしたか?

    乾燥の季節だからといって、特別なクリームや高価な化粧品を買い足さなくても、いつもの化粧水の使い方を少し工夫するだけで、見違えるようなツヤ肌になれるかも知れません。いつもの化粧水のポテンシャルを最大限に引き出すために、ぜひお試しいただきたいと思います。

    また、さらなるディープケアとしては、以前にご紹介した乳液パック(リンク:https://hadamanma.com/archives/1108)も有効です。併せてご参照ください。

    オススメ商品:とれたてベジローション

    Hadamanmaとれたてベジローション

    http://tamachanshop.jp/hadamanma-toner/

  • 食べるスキンケア vol.3 「甘酒とフルーツの美肌アイス」

    食べるスキンケア vol.3
    「甘酒とフルーツの美肌アイス」

    身体は、食べたもので作られる。Hadamanmaは外側からのスキンケアだけでなく、内側からの肌づくりも提案しています。

    野菜ソムリエプロ・フードコーディネーターの古金陽子さんと考える「食べるスキンケア」、第3回は、暑い季節にぴったりな美肌アイスの登場です。

    飲む点滴とも言われる甘酒は、アミノ酸やビタミンが豊富で、酵素による抗酸化作用も期待できるから、紫外線ダメージが心配なこの季節にぴったり。
    さらに抗酸化力を高めるビタミンCとEたっぷりのフルーツを混ぜて、栄養豊富でヘルシーな美肌アイスに仕上げました。

    汗をかくことで失われがちな鉄分も補えます。米麹の甘酒で作れば、お子様にも安心して食べられるスイーツになりますよ。

    【材料】

    甘酒(アミノ酸・ビタミンB群・ミネラル) 2カップ(250g)

    バナナ(ミネラル・ビタミンB群・ビタミンC・鉄分) 2本

    キウイ(ビタミンC・カリウム) 1/2個

    ブルーベリー(アントシアニン・ビタミンC・鉄分) 25g

    ※米麹の甘酒を使用

    【作り方】

    1. バナナ、キウイ、ブルーベリーは、それぞれ潰す

    2. まずバナナと甘酒と混ぜ、2等分する。それぞれに潰したキウイとブルーベリーを混ぜ、タッパーに入れて冷凍庫へ

    3. 2〜3時間毎にフォークでかき混ぜながら、凍らせる。3〜4回繰り返すとシャーベット状に出来上がる

    4. 食べる15分以上前に冷凍庫から出しておくと、食べごろにトロッとして美味しい

    〈ポイント〉

    バナナ以外のフルーツは、お好みのものを使ってください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードコーディネーター。

    「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。

    地域野菜のPRなどを手がけるとともに、 季節の野菜やレシピを紹介する二児の母。

  • 毛穴の目立たない肌をつくるには?食事とスキンケアの法則。

    毛穴の目立たない肌をつくるには?
    食事とスキンケアの法則。

    Tゾーンや小鼻周りに起こりやすい、いやな毛穴の開き。

    どうすれば改善・予防できるのでしょうか。

    すぐに思いつくのは丁寧な洗顔!保湿!

    確かにその通りなのですが、残念ながらそれだけでは、大人の肌は輝きません。

    大切なのは、肌の内側からと外側からの、理にかなったスキンケア。

    食と化粧品の両面から、トータルケアをお伝えします。

    なぜ、毛穴が目立ってくるの?

    ちゃんとお手入れしているつもりなのに、

    なぜ毛穴って目立ってくるのでしょうか。

    毛穴の汚れを徹底的に落とすため、洗顔が大切だと思う方もあるでしょう。

    確かに洗顔も重要ですが、それだけではありません。

    まずは、毛穴が目立つ原因を考えましょう。

    原因1 皮脂の過剰分泌

    大量の皮脂が分泌されると、毛穴の周りの角質層が皮脂に覆われてしまうため、古い角質層が落ちにくくなり硬くなります。

    触るとざらつきを感じるなら、それは正常に落ち切れなかった古い角質。

    毛穴から出た皮脂が角質層を覆い、古い角質が剥がれ落ちることなく溜まってしまい、盛り上がってしまうのです。

    毛穴まわりだけ剥がれない角質が積み重なり、厚く、硬くなった状態ですね。

    これがあるとターンオーバーが乱れ、肌の生まれ変わりが鈍って、毛穴が目立ってきます。

    洗顔が正しく行われず、毛穴まわりの皮脂や汚れを落としきれていない場合も、このような状態になります。

    原因2 乾燥

    全体は乾燥しているのに、毛穴にだけ皮脂が多く、同じ箇所にニキビを繰り返すという方もあるでしょう。

    肌の表面には皮溝(ひこう)と皮丘(ひきゅう)と呼ばれる部分があり、これらがいわゆる「肌のキメ」を形成しています。

    「キメが細かい」肌というのは、皮丘に水分がたっぷり含まれてふっくらとしており、皮溝の幅が狭くなった肌のことです。

    このような肌の質感はなめらかでツヤがあり、毛穴も目立ちません。

    しかし乾燥すると、皮丘はしぼみ、皮溝の幅が広がり、肌はデコボコとして毛穴が目立つようになります。

    原因3 お肌のたるみ

    加齢に伴い、肌が弾力やハリを失うと、毛穴が垂れ下がり、涙型・縦型になり目立ってきます。

    こうなると、もう肌の表面の問題ではありません。

    肌の内側のたるみ、ハリや弾力不足から毛穴が目立ってきているのです。

    化粧品での外側のケアでなく、食事を通した内側からのお肌づくりで解決しましょう。

    開いた毛穴は、元に戻らないの?

    開いてしまった毛穴は、残念ながら、

    魔法のように瞬間的に閉じることはできません。

    しかし、お肌の外側からと内側からのケアをしっかりすれば、

    徐々に目立たなくすることは可能です。

    【1】 化粧品のケア

    まずはともかく、角質層を徹底的にケアすることが重要です。

    1 洗顔でターンオーバーを活発に!

    不十分な洗顔で汚れを残すと、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を鈍らせ、毛穴まわりの角質を厚く硬くしてしまいます。

    まずは、毎日の丁寧な洗顔で、汚れをきちんと落とすことが、毛穴を目立たなくするための第一工程です。

    時間が経つと、皮脂汚れの酸化が進みます。

    帰宅したらなるべく早く、汚れを落としましょう。

    汚れを落としたいからと言って、ゴシゴシこすっては逆効果です。

    刺激を与えないよう、優しく丁寧に。

    正しい洗顔法は、以前の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/629

    2 しっかり保湿して絶対乾燥させない!

    化粧水、乳液を正しく使って、乾燥に強い肌づくりをしましょう。

    チャッチャッと表面を濡らすだけでなく、コットンを使って角質層全体をうるおすことが大切です。

    正しい保湿法は、以前の記事をご参照ください。

    https://hadamanma.com/archives/668

    【2】食事のケア

    お肌のたるみに関しては、化粧品による外側からのケアではどうにもなりません。

    毎日の食事に気をつけましょう。

    ・肌をつくるための、材料となる栄養素

    ・乾燥に負けないため、肌の水分と脂質のバランスを保つ栄養素

    これらをバランスよく栄養を摂ること。

    特に下記の栄養素が重要です。

    〈肌の原料〉

    ・コラーゲン…豚足、鶏皮、手羽先、軟骨、牛すじ、ゼラチンなど

    〈肌のコンディションを保つ〉

    ・ビタミンA…緑黄色野菜、レバー、うなぎなど

    〈脂質、水分の代謝調整役〉

    ・ビタミンB群

    ビタミンB1…豚肉、うなぎ、たらこ、ナッツ類など

    ビタミンB2…豚レバー、鶏レバー、牛レバー、牛乳など

    ビタミンB6…かつお、まぐろ、バナナなど

    ビタミンB12…牡蠣、さんま、あさり、ニシンなど

    〈酸化ダメージを回復〉

    ・ビタミンC…野菜、柑橘類など果物、焼き海苔など

    ・ビタミンE…植物油、ナッツ類など

    〈肌細胞にしっかり酸素を届ける〉

    ・ヘム鉄…豚レバー、鶏レバー、牛もも肉、しじみ、あさりなど

    「毛穴の目立たない肌づくり」とは、「元気な肌づくり」そのものなのです。

    日頃からの十分な栄養摂取と、洗顔と化粧品による丁寧なケアで、毛穴の目立たないキメの細かいツヤ肌は作られます。

    そしてなるべく甘いもの、脂っこいものを避けて、季節の、色の濃い野菜を摂ること。

    緑黄色野菜には、肌に必要なβカロテンが豊富です。

    たっぷり摂ることで、新陳代謝が上がり、肌が整ってきます。

    スキンケアは外側と内側両方のケアが基本ですが、特に毛穴の開きに関しては、角質層の奥の真皮の問題が無視できないのですね。

    夏は特に、色の濃い野菜が美味しい季節。

    楽しくもりもり食べることが、毛穴の目立たないきめ細かい肌づくりになるなんて、おいしい話だと思いませんか。

    今日も、おいしく楽しくきれいになりましょう!