これだけは知っておきたい!
「お肌のしくみ」基本編

トラブルに負けない、健やかな肌づくりのために大切なこと。

それは「肌そのものを正しく知ること」だとタマチャンショップは考えます。

実は肌のしくみを知ることで、自分の肌状態をあらためて確認できたり、いつものスキンケアを見直したりと、肌への理解がより深まるんです。

さあ、私たちと一緒に、肌の構造を学びましょう!

肌の構造と役割

私たちの体の表面をおおっている肌(皮膚)。

肌は、常に外気と接している境界線です。つい見過ごしがちですが、実はとても大切な働きをしています。

特に重要な働きは「生まれ変わりながら、ダメージから体を守ってくれている」こと。どうやって生まれ変わり、どのように守ってくれているのでしょう?

皮膚は、「表皮」と「真皮」の2段構造になっています。


わずか0.2mm程度「表皮」は肌の最も外側にあり、全身をラップのようにおおって外気から体を守ってくれています。

「表皮」は4層構造。

一番内側から、「基底層(きていそう)」→「有棘層(ゆうきょくそう)」 →「顆粒層(かりゅうそう)」 →「角質層(かくしつそう)」となっています。

この表皮の一番外側にある「角質層」が、保湿機能とバリア機能を担ってくれています。


「角質層」の厚さはなんと0.02~0.03mm。

こんなにも薄い層の中で、セラミドやNMF(天然保湿因子)が細胞をつなぎ合わせており、これが肌にみずみずしさをキープし、外敵をブロックする役割を果たしているんですね。

まさにお肌のうるおいは、「角質層」で守られているといえます。

実際、保湿ケアに欠かせない基礎化粧品は、ほぼ「角質層」までしか浸透しません。


スキンケアは、この「表皮」を整えるためのケアであり、「真皮」のコンディションはインナーケアが重要になってきます。

そして、もうひとつ大切なのが、肌の生まれ変わり。

表皮の一番内側の「基底層」から、細胞は形を変えながら上へ上へと押し上げられ、最後は一番外側の「角質層」へ変化します。「角質層」で死んだ状態となった角化細胞は、アカとして剥がれ落ちる構造となっています。

このサイクルを、ターンオーバー(新陳代謝機能)と呼びます。


ターンオーバーの周期はだいたい28日ほど。

ただし、この周期は年齢やホルモンバランス、紫外線によって左右されるんです。

若い頃はすぐに消えていた小さな傷が治りにくくなったなぁと感じたことはありませんか?これは年齢を重ねるにつれ、ターンオーバーのサイクルが長くなっているから。

お肌がカサカサする、シミやくすみのお悩みが増えてきたと感じたら、それは新陳代謝機能が低下しているサインかもしれません。


古い角質が自然とはがれ落ち、フレッシュな角質細胞が常に肌の表面に並んでいると理想的。

スムーズなターンオーバーこそ、美しく健やかなお肌の秘訣といえるでしょう。

さらに肌には、発汗などをコントロールする「体温調節機能」や、温度や痛みをキャッチする「知覚機能」など、身体の健康と深く関わっています。

こうした素肌に生まれつき備わっているさまざまな機能をバランスよく保ちたいものです。そのためにも、毎日のスキンケアとインナーケアがとても大切になってきます。

あなたの体が「いま必要なもの」を内と外から補って、「過不足のない肌」を目指しましょう!

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