月: 2018年3月

  • 医薬部外品と化粧品のボーダーラインって?

    医薬部外品と化粧品のボーダーラインって?

    「化粧品」のイロハを知ろう

    前回のコラムで、化粧品にも種類があるとお話しました。

    美容目的の「化粧品」。予防効果が訴求できる「医薬部外品」。治療を目的とした「医薬品」。


    この3つですね。

    スキンケア用品やメイク用品を選ぶ時、この3つを判断材料にしている方もいらっしゃるかもしれません。

    「医薬品」は治療目的なので、処方箋が必要なものもあり、基本的には病院や薬局からしか購入できないと考えてよいと思います。

    ですが、「医薬部外品」となるとどうでしょう。コスメショップや通販で手軽に購入できますよね。

    「違いはよく分からないけど、医薬部外品ならなんとなく効果がありそう……。」そんなイメージ先行で選んでいるというお声も耳にします。

    医薬部外品の方が、いい化粧品とは限らない!?

    「医薬部外品」という存在、実は日本独自のものであり、ポジションとしては「化粧品」と「医薬品」の中間にあたります。

    「医薬部外品」は、厚生労働省が“安全性と効果の両方を認めた成分”を、“決められた範囲で配合していること”が条件です。

    だから「化粧品」と同じく、体への作用は穏やかであることが基本で、「化粧品」と「医薬部外品」の境目はかなり曖昧なのが実状です。

    そうなると、「医薬部外品というだけで、化粧品より優れていると言い切ってしまっていいのかな?」という疑問が出てきます。

    そうなんです。

    実はそうじゃないケースもあるんです。

    医薬部外品は有効成分の配合量に上限がある

    スキンケア用品としての「医薬部外品」の目的はシミ・ソバカスを防ぐ、ニキビを防ぐ、肌荒れの改善、肌の殺菌などがあげられ、これらは正式にアピールすることが認められています。

    商品の裏側にある成分表示をチェックしてみましょう。

    「医薬部外品」は有効成分が一番最初に表記されています。この厚生労働省から許可された有効成分こそ「医薬部外品」である証であり、一定量配合されていることが分かります。


    逆に「化粧品」では、この有効成分という表現ができません。

    たとえ「医薬部外品」と同じ有効成分を配合していたとしても、です。成分表示も、配合量が多い順に記載されているだけです。

    ここまで聞くと「それなら医薬部外品の方が効果があるのでは?」と思いますよね。

    そう一概に言いきれない理由があります。それは『有効成分の配合量はメーカーが独自に判断している』という事実です。


    長年研究を重ねている化粧品メーカーには、独自のノウハウがあります。そのノウハウから、成分配合量はメーカーが自分たちの判断で自由に決めることができます。

    ちなみに「医薬部外品」の場合は有効成分の配合量に決まりがあります。上限があるんですね。逆に「化粧品」の場合、配合の割合について上限がない、全くの自由です。

    例えば、美白対策の代表成分であるビタミンC誘導体の配合量ですが、「医薬部外品」は5%以上の配合ができません。ですが「化粧品」だと、配合量が自由なんですね。

    もし、あなたが化粧品の開発担当者だとして、「この化粧水にはどうしてもビタミンC誘導体を6%配合したい。配合量を優先するか、医薬部外品であることを優先すべきか……」

    こんな時、どうしますか?

    「よし、ビタミンC誘導体を6%配合して、化粧品として販売しよう!」

    こういった場合もあるでしょう。


    「化粧品」と「医薬部外品」で有効成分の配合量が逆転しているケースがあるんですね。

    「医薬部外品」はあくまでも、『厚生労働省が認めている有効成分が一定量含まれている』というだけで、製品価値の高さを示しているわけではないことが分かります。

    「化粧品」と「医薬部外品」、どう選べばいいの?

    こうなると「じゃあどうやって選べばいいの?」と悩んでしまいますね。

    肌質は人それぞれ、配合されている有効成分のどれかが肌に合わない、という場合もあります。

    大切なのは、「いま、あなたのお肌が何を求めているのか」をしっかり見極めること。そして、自分の肌に合ったスキンケア製品・配合成分を取り入れることではないでしょうか。

    そのためにも、大切なのは『あなたのお肌の声』です。

    肌状態を丁寧に観察して、今のあなたの肌に必要なものをじっくり探してあげてくださいね。

  • 「化粧品」のイロハを知ろう。

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    「化粧品」のイロハを知ろう。

    化粧品と聞くと、いろいろなアイテムが思い浮かびますね。

    口紅やアイシャドウなどのメイク用品から、スキンケア用品までさまざま!

    私たちがなにげなく使っている化粧品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:薬機法)」という法律で定義づけられています。

    なかなか覚えにくい法律名ですが、「旧・薬事法」という名前で聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか?

    私たちが普段「化粧品」と呼んでいるものは、この法律によって3つに分けられています。

    美容目的の「化粧品」。予防効果が訴求できる「医薬部外品」。治療を目的とした「医薬品」の3つです。

    今日は「化粧品」から紐といていきましょう。

    そもそも化粧品ってどういうもの?

    化粧品は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つ目的で使用される」ものとされています。

    メイク用品やスキンケア用品だけではなく、シャンプーも香水も、ハミガキ粉だって化粧品。

    キレイになりたい、美しくなりたい、清潔でいたい。そんな目的をサポートしてくれるものが化粧品というわけですね。

    そして、もう一つの定義が「人体に対する作用が緩和なもの」であること。

    化粧品とは、そもそも効果や作用がゆるやかでなければならないのですね。医薬品のように「○○○が治ります」「 ○○○に効果があります」は、ご法度。

    例えば、スキンケア製品の力だけで、驚くような変化は望めません。化粧品は健やかな状態を保つ、また、より美しく見せるためのものなので、効果が目に見えてありすぎるのも実は考えもの。

    あくまでも「サポートしてくれるアイテム」として、上手に活用したいものですね。

    基礎化粧品を上手に選ぶコツは?

    自分に合った基礎化粧品を選びたいけれど、どれを選んでいいのやら…。やっぱり値段が高いものがいいのでしょうか?

    タマチャンショップは、値段よりも「自分のお肌がいま何を必要としているか」を見極めることが大切だと考えています。

    「こんなお肌になりたい」のために、あなたのお肌に足りないものがちゃんと組み込まれている化粧品を選びたいものですね。

    もしかしたら、今のお肌が必要としているものが「化粧品」ではなく、「医薬部外品」や「医薬品」だったというケースもあるでしょう。

    次回は、「医薬品と化粧品のボーダーライン」についてのお話です。

  • 三大栄養素の潤滑油!「ビタミン」

    三大栄養素の潤滑油!「ビタミン」

     

    「ビタミン」と聞くと、どんなイメージがわきますか?

    若々しさやみずみずしさ、美肌やエイジングケアのためといった、美容や活力のイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

    「ビタミン」という言葉はラテン語の「ビタ(VITA)=生命」からきており、生きていく上で不可欠だという意味を込めて名付けられたのだそうです。

    少量でも不足すると体の機能に影響が出てしまう、いわば潤滑油のような役割を持つ「ビタミン」。

    さまざまなビタミンの働きを知って、お悩み解消に役立てましょう!

    ビタミンはなくてはならない
    助っ人栄養素。

    若々しく健やかに過ごすために欠かせない「ビタミン」。

    タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラルと並ぶ“5大栄養素”のひとつです。

    それでは、「ビタミン」は具体的にどんな働きをしているのでしょう?

    まず、他の栄養素と大きく違うところは、体をつくる成分にはほとんどならず、他の栄養素がスムーズに働くように“サポートする副栄養素”であること。


    体内のさまざまな化学反応を助けたり、エネルギーを生みだすための代謝をサポートしたりと、「ビタミン」がなければ、体の機能を正常に維持することができません。

    「ビタミン」は、三大栄養素に比べると少ない摂取量で足りる『微量栄養素』の仲間ですが、その量が足りなくなると欠乏症となってしまうので、あなどれませんね!

    「ビタミン」が不足すると、3大栄養素が体の中でエネルギーに変わることができず、イライラしたり、疲れやすくなったり、ストレスを感じたり……。

    まさに「健康な体にとって、なくてはならない“助っ人”的存在」なんです。

    ビタミンは大所帯。
    たくさんの種類に、それぞれの働きが。

    「ビタミン」と一口に言っても、その種類は13種もあり、大きく2つのグループに分けられます。


    ひとつは『脂溶性ビタミン』。

    ビタミンA、D、E、Kの4種類です。

    熱に強く、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。過剰摂取は肝臓などに蓄積されてしまう側面があるので摂りすぎには注意したいですが、現代の私たちはどちらかというと不足ぎみ。

    健康な体には欠かせないビタミンなので、適度な摂取が望ましいビタミンです。

    そしてもう一つは『水溶性ビタミン』

    こちらは9種類あり、水に溶けやすくて、熱に弱いタイプ。ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)とビタミンCからなります。

    『脂溶性ビタミン』と違って、たくさん摂取しても体内に貯めておくことができないので、使われなかった分は体の外に排泄されてしまいます。

    だから、毎日こまめに摂取することが大切です。

    これらはどれも重要な働きを担っていますが、ぜひ『美容と健康のために知っておきたいビタミンの種類』をご紹介しますね。

    美肌のため、エイジングケアのため、
    注目したいビタミンって?

    どの「ビタミン」も健康維持には欠かせませんが、特に美容に気を使う方にオススメのものをピックアップ!

    まずは「ビタミンA」。

    目や肌、髪、爪の健康に欠かせないビタミンといわれます。

    シワやたるみをサポートする化粧品によく配合されているレチノールは、この「ビタミンA」のことなんです。

    うなぎや、レバー、緑黄色野菜に多く含まれていますよ。

    そして「ビタミンB群」。

    細胞にエネルギーを供給する大切な役割があります。

    肌荒れやニキビケアに欠かせない種類で、特に「ビタミンB2」が不足するとターンオーバーが乱れて、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

    発芽米や納豆、レバーなどに多く含まれています。

    さらに、美容に欠かせない「ビタミンC」。

    免疫力を高め、活性酸素を抑える働きがあります。

    また体内のコラーゲン生成を助けてくれるから、美肌づくりに欠かせません。

    美白化粧品などでよく目にするアスコルビン酸としてもお馴染みですね!

    レモン、パプリカ、ブロッコリーなどに多く含まれますが、熱に弱くて水に溶け出しやすいので、生食やさっと茹でる調理法がオススメです。

    最後は、「ビタミンE」。

    “若返りビタミン”や“アンチエイジングビタミン”と呼ばれている種類で、抗酸化作用成分として、医薬品、化粧品などに使用されているトコフェロールのことです。

    老化の原因となる『活性酸素』から細胞を守って、血行をスムーズにする働きをしてくれます。サビにくい体を作るためにも、ぜひ積極的に摂りたいですね。

    かぼちゃ、アーモンド、モロヘイヤなどに多く含まれています。

    いかがでしたか?

    生命維持のために欠かせないのに、体の中でほとんどつくることができない「ビタミン」。

    毎日の食事でバランスよく補いましょう!

  • 三大栄養素③「タンパク質」

    三大栄養素③「タンパク質」

    「タンパク質」は、英語で「プロテイン」。スポーツをしている人たちにとっては、なじみのある栄養素ではないでしょうか?

    体の土台を作る、大切な三大栄養素のひとつです。

    どんな特徴があるのかさっそく見ていきましょう!

    体のさまざまな部分をつくる、
    なくてはならない栄養素。

    私たちの体を構成する成分はほとんどが水分ですが、「タンパク質」はその次に多く、約20%を占めています。

    筋肉や骨、血液、内臓、肌や髪など体のあらゆる部分をつくる材料というだけでなく、ホルモンをつくったり、代謝に欠かせない酵素をつくったりと、とても重要な働きを担っています。

    そんな「タンパク質」は、約20種類のアミノ酸という栄養素が複雑に組み合わさってできています。アミノ酸は「タンパク質」を構成するパズルピースのようなものなんですね。

    その20種類のうち、体内で作り出せない9種のアミノ酸のことを「必須アミノ酸」、体内で合成できる残りの11種を「非必須アミノ酸」と呼びます。

    どちらのアミノ酸も健康維持に必要ですが、特に「必須アミノ酸」は食事からしか摂ることができません。


    「必須アミノ酸」が不足すると、どうなるのでしょうか。

    まず、筋肉が減って太りやすくなったり、免疫力低下によって体調を崩しやすくなったりします。

    また、新しい髪の毛や肌をつくりにくくなるので、抜け毛や肌荒れの一因に。さらに、アミノ酸は肌の水分保持に欠かせないNMF(天然保湿因子)やコラーゲン、エラスチンの原材料なので、たるみやシワの原因になってしまいます。

    「タンパク質」不足は、健康はもちろん、美容の面でも老化を加速させてしまうのです。

    摂れば摂るだけいいの?
    「どれだけ」「何から」摂るかも大切。

    「タンパク質」が健康と美容のために欠かせない栄養素であることは分かりました。

    だからといって、「タンパク質」を含む食品をとにかくどんどん食べればいい!
    というわけでもないのが難しいところ。

    「脂質」「炭水化物」と違って、「タンパク質」には体の中に貯蔵庫がありません。体内で余ったら、尿として体の外へ捨てるしかないんです。

    摂りすぎてしまうと、腎臓や肝臓に負担がかかってしまい、かえって内臓疲労や食欲不振を引き起こしてしまうことも……。

    また、「タンパク質」が豊富な食品は比較的カロリーが高め。ダイエットや筋トレ中で意識的に「タンパク質」を摂っている方はその摂取量にも注意が必要となります。

    「それじゃ、何をどれだけ食べればいいんだろう」と悩ましくなりますね。


    そんなときに役立つのが『アミノ酸スコア』。『アミノ酸スコア』は、ズバリ「タンパク質の採点表」!

    『アミノ酸スコア』が100に近いほど、「必須アミノ酸」をバランス良く含んでいる食品=良質なタンパク質というわけです。

    「タンパク質」には、肉や魚、卵から摂れる「動物性タンパク質」と、大豆や野菜、穀物から摂れる「植物性タンパク質」があることは良く知られていますが、『アミノ酸スコア』の視点からチェックすると、「動物性タンパク質」の方がアミノ酸スコアが高かったりします。

    脂質が少ない「植物性」の方が体に良さそうな印象がありますが、一概にそうとも言い切れないのですね。


    ちなみに『アミノ酸スコア』が100に近い食品の代表格として、鶏肉、豚肉、鮭、卵、牛乳、大豆、ヨーグルトなどがあります。おおざっぱですが、「動物性タンパク質はアミノ酸スコアが高め」と覚えておくと便利。

    毎日の食事内容をきちんと把握して、今のあなたに必要な「タンパク質」を上手に補いましょう。

    「食品だけでのコントロールは難しいな…」という方は、ダイエット、筋トレ、体力づくり、美容など用途に合わせて活用できる“プロテイン”などのサプリを取り入れるのもオススメです。

    ぜひ、“低カロリー高タンパク質”の毎日を心がけたいですね!

  • 三大栄養素②「脂質」

    三大栄養素②「脂質」

    「脂質」と聞くと、どうしても「=油」のイメージから太る原因でしょ?体に悪いのでは?と思うかもしれません。

    私たちは毎日の食事によって、さまざまな種類の「油=脂質」を摂取しています。その中には体によいものと摂りすぎないほうがよいものがあることを知っていますか?

    「脂質」はやみくもに避けるのではなく、上手に賢く摂取したい栄養素。美容と健康のためにも質のよい「脂質」を摂りたいものです。そのためにも、どんな働きをしていて、どんな摂り方がいいのか一緒に学んでいきましょう!

    3大栄養素のなかで
    一番大きなエネルギー源。

    「脂質」を含む食品ってとても多いんです。

    サラダ油やオリーブオイル、ごま油のように常温で液体のもの。バターやラード、マーガリンのように固体のもの。さらに、魚や肉などの動物性食品や、卵、種実類、チーズや生クリームなどの乳製品にも含まれています。

    「脂質」は日常の食品の中でも、かなり無意識に摂っている栄養素かもしれません。そして、「脂質」は3大栄養素のなかで最も高いエネルギーを生み出します。


    どれだけエネルギーが高いかというと、「炭水化物(糖質)」のエネルギーが1gあたり約4kcalのところ、「脂質」はなんと約9kcalもあるんです!いかに効率のよいエネルギー源か分かりますね。

    だから、消費されなかった分はしっかり脂肪として蓄えられてしまいます。脂肪がどんどんたまっていくと、当然ながら肥満を引き起こしてしまい、生活習慣病などにかかりやすくなってしまうので要注意です。

    ここまで聞くと、ダイエット中の方にとっては敬遠したくなる栄養素ですよね。

    ですが、「太っちゃう!」という特徴は、「脂質」の一面に過ぎず、美容や健康にとって重要な役割を担っています。

    女性の美と健康に
    深く関わっている栄養素。

    体内の「脂質」は主に中性脂肪、コレステロール、リン脂質の3つに分けられます。

    中性脂肪には体温を保つ役割があります。また、リン脂質とコレステロールには脂溶性ビタミンの吸収を助ける作用があり、アンチエイジングに欠かせないものです。

    特に、つい悪者にされがちなコレステロールは、なめらかな肌とツヤツヤの髪を育む「女性ホルモン」の材料となります。また「脂質」の中にある必須脂肪酸は、美肌に欠かせない「セラミド」の原材料です。


    このように、美容のために大切な働きをしている「脂質」。

    極端にオフする食生活を続けていると、肌のハリや髪のツヤがなくなり、ホルモンバランスも乱れがちに……。

    「脂質」を上手に摂取することが、女性の美と健康にとっての鍵となります。

    体のために摂りたい油と、
    できるだけ減らしたい油とは?

    肌の潤いやホルモンバランスのために適度に摂りたい「脂質」にも、健康のために“摂りたい油”と、体に悪影響とされる“減らしたい油”があります。

    ぜひ摂取したいのが「オメガ3系」と呼ばれる油。

    エゴマ油や亜麻仁油といった植物性油に豊富に含まれている「α-リノレン酸(オメガ3)」や、魚油中に多く含まれる「ドコサヘキサエン酸(DHA)」と「イコサペンタエン酸(EPA)」は、中性脂肪に働きかけ、流れをサラサラにする作用があります。

    また、オリーブオイルなどの「オレイン酸(オメガ9)」には、悪玉コレステロール値を健やかにする働きも。


    逆に、摂りすぎ要注意なのが「オメガ6系」と「トランス脂肪酸」。

    外食や加工食品などで多く使われているコーン油や紅花油などの「リノール酸(オメガ6)」は、酸化すると炎症促進物質になりやすく、肌荒れやアレルギーを悪化させてしまうことも……。

    また、スナック菓子や洋菓子、加工食品などに多く含まれる「トランス脂肪酸」は、悪玉コレステロールを増やしてしまい、生活習慣病などのリスクが高まるほか、肌の弾力ダウンなどの“老化”を招く要因になってしまいます。

    「脂質」はとにかく多種多様。

    体によいものを選んで、適度に摂ることが上手に付き合うコツですね!