月: 2018年4月

  • 腸の健康を左右する!「食物繊維」

    腸の健康を左右する!「食物繊維」

    6大栄養素”のひとつで、毎日のお通じに欠かせない栄養素として認知度の高い「食物繊維」。「食物繊維」は、『腸のお掃除屋さん』の名前がぴったりの栄養素です。

     

    では、どうしてお通じにいいのか、他にどんな働きをするのか、不足するとどうなってしまうのか……。ぜひこの機会に一緒に学びましょう!

     

    「食物繊維」には、
    『水溶性』と『不溶性』がある。

     

    「食物繊維」は大きく二つに分けられます。

     

    ひとつは水に溶ける『水溶性食物繊維』。そしてもう一つは、水に溶けない『不溶性食物繊維』です。

     

    「食物繊維」はほとんどの植物性の食品に含まれていますが、同じ「食物繊維」でも『水溶性』と『不溶性』では、多く含まれている食品、特徴や働きなどが違ってくるんです。

    まずは『水溶性食物繊維』です。

     

    海藻類や納豆、野菜、こんにゃくなどに多く含まれ、ヌルヌルネバネバ系で粘性と保水力が高いことが特徴です。

     

    腸内に溜まった有害物質を、ネバネバで包んで外に排出してくれる働きがあります。また、腸内の善玉菌のエサになるので、悪玉菌が増えるのを抑え、腸内の環境を整えてくれるんです。

     

    さらに血糖値が急上昇するのを抑えてくれたり、コレステロールを排出してくれたり……。ダイエット中の方の強い味方でもあります!

    そして『不溶性食物繊維』

     

    こちらは水に溶けにくいので、大腸に届くまでに水分を吸収して、膨張していく特徴があります。この動きによって腸が刺激され、排便を促します。

     

    『不溶性食物繊維』は、大豆やごぼう、穀類や芋類に多く含まれています。繊維質の強い食べ物が多いので、とにかくよく噛む必要があり、また、水分を含んで膨らむので、胃腸の中に留まる時間が長くなるんですね。そのおかげで満腹感が持続し、食べ過ぎを防いでくれます。

     

    どちらも腸内環境のために、重要な働きをしてくれることが分かりますね。

     

    「食物繊維」が不足するとどうなるの?

     

    腸内環境のためにも積極的に補いたい「食物繊維」、不足するとどういった影響が出るのでしょうか?

     

    まずお通じがスムーズにいかなくなり、腸内に有害物質が溜まってしまいます。便がきちんと排出されないと体中に毒素がめぐり、体の中から老化が加速してしまうんです。

     

    ついお通じにばかり悩みが集中してしまいがちですが、腸内環境が悪くなると、せっかく摂取した栄養もうまく吸収できず、結果的に肌荒れやゴワつき、くすみなどに悩まされることになり、美容視点でもいいことなし。

     

    また、太りやすくなる、生活習慣病にかかりやすくなるなど、健康面でも大きな影響が生じてしまいます。

     

    健康面でもエイジングケアの面でも、「食物繊維」は欠かせない栄養素なんですね。

    こんなに重要な栄養素なのに、最近は和食離れが進んでいるせいか、「食物繊維」が多く含まれた食品の摂取量は減少傾向。日常の食事だけでは、必要な量をうまく補えなくなっているそうです。

     

    「食物繊維」は意識して摂取しないと、あっという間に不足がちになる栄養素なのです。

     

    だから毎日の食事を工夫して、「食物繊維」を多く含む食品をいろいろと組み合わせたり、食べやすく調理したりするのが上手に摂るコツです。また、「食物繊維」のサプリメントなどもうまく活用したいですね。

     

    ぜひ健康と美容のためにも「食物繊維」を意識して、腸内環境を整えていきましょう!

  • 健康維持に欠かせない!「ミネラル」

    健康維持に欠かせない!「ミネラル」

    “6大栄養素”のひとつである「ミネラル」は、私たちの体を健康に保つ上でなくてはならない栄養素です。

     

    でも、ストレスや偏った食生活が原因で、現代の日本人の多くがミネラル不足だと言われています。必要な量はわずかでも、健康への影響は大きい「ミネラル」。どんな働きをしているのか探っていきましょう!

     

    ミネラルは私たちの体の一部。
    3大栄養素の働きをサポート!

     

    「ミネラル」は直訳すると「鉱物」という意味です。

    「鉱物」と聞くと、アクセサリーなどに使われる金・銀・ダイヤなどを思い浮かべますが、その「鉱物」とはちょっと違います。

     

    栄養学で、食品成分中の“無機質”のことを指し、生命の維持に必要なものを「ミネラル」と呼んでいます。

    私たちの体に存在する元素は約60種類もあると言われていますが、そのうち、最も多いのが酸素で65%、次が尿素、水素、窒素と続き、この4つで96%を占めています。

     

    そして、なんと残りの4%が「ミネラル」!

    つまり、「ミネラル」は体を構成する重要な成分なんですね。他にも「ミネラル」は、骨や歯の形成、筋肉や神経伝達の調節、また、「ビタミン」と同じく“3大栄養素”の代謝にも深く関わっています。

     

    16種類の必須ミネラル。

     

    「ミネラル」のうち、栄養素として欠かせないものが16種類あり、「必須ミネラル」と呼ばれています。

     

    その中で1日の必要摂取量が100mg以上のものを「主要ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」といい、「必須ミネラル」は、その総称なんですね。

    「主要ミネラル」は、カルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウムの7つ。「微量ミネラル」は、鉄・亜鉛・銅・マンガン・クロム・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルトの9つ。

     

    聞き慣れない種類もありますが、どれも大切な「ミネラル」です。

    不足すると健康と美容にどんな影響があるのでしょうか? 代表例を見ていきましょう。

     

    元気な体、つややかな肌、
    はつらつとした毎日に欠かせないミネラルとは?

     

    「必須ミネラル」の16種類の中で、特に女性の美と健康に深く関わる「ミネラル」が4つあります。

     

    まずは、女性が失いがちな「鉄分」

    「鉄分」は、全身に酸素を送る赤血球の主成分・ヘモグロビンをつくります。酸素は体の中でエネルギーをつくるために必ず必要なので、「鉄分」が不足すると酸素が体内にうまく送られなくなり、その結果、疲れやすくなってフラフラしたり、貧血を起こしたり……。

     

    また、肌から血色がなくなったり、体温調節がうまくいかなくなったりします。女性は慢性的に「鉄分」が不足しがちなので、積極的に補いましょう。

    次に、むくみのお悩みに「カリウム」

    外食が多くなると、どうしても塩分や水分を多く摂りすぎてしまいがち。塩分過多は、むくみの原因のひとつです。そんな時に体内の水分バランスを整えてくれるのが「カリウム」です。体内をスッキリさせたい、むくみを解消させたい方には特に重要な栄養素なんです。

    そして、味覚にも関わる「亜鉛」

    なんとなく男性向けサプリで目にする印象がある「亜鉛」ですが、実は美肌とも深く関わっています。「亜鉛」は細胞の新陳代謝に関わる栄養素で、ターンオーバーを促進し、ツヤのある肌や髪に欠かせません。美のミネラルなんですね。

    最後に、体内でもっとも多いミネラル「カルシウム」

    歯や骨などの形成に使われますが、それだけではなく、血管を強くしたり、イライラや情緒不安定を解消したり、ホルモンを分泌させたりと、体のいろいろな場所で活躍しています。

     

    「カルシウム」は日常でよく耳にするので、わりと身近に感じる栄養素ですよね。補給のために、牛乳や小魚を積極的に摂っているという方も多いでしょう。

     

    ですが、現代の日本人は『慢性的なカルシウム不足』であることをご存知ですか?

     

    厚生労働省の調査によると、ほとんどの年代で、国が定めた摂取推奨量を20年以上も満たせていないという結果が出ています。こんなに知名度のある栄養素なのに……驚きですね!

    さらに、「カルシウム」はとても吸収率が低い栄養素で、吸収率が良いとされている牛乳でさえ、半分近くの「カルシウム」が実際には吸収されていないと言われています。

     

    こんなに大切なミネラルなのに、食べ物からの摂取がなかなか難しい「カルシウム」は、サプリメントでしっかり補給することがオススメです。

     

    ミネラル補給のカギは
    食事内容と吸収率。

     

    「ミネラル」は体内で作り出すことができないため、外からの補給が基本です。

     

    ですが、おいしいものがあふれ、加工食品も多い現代。

    最近は食べ物自体に含まれる「ミネラル」も減ってきており、食生活に気をつけていても「ミネラル」は不足しがちです。「ミネラル」の過不足が続くと欠乏症や過剰症となり、さまざまな健康トラブルのもとに……。

     

    この機会に、いつもの食生活やサプリメントを改めて見直して、体がよろこぶバランスの良いミネラル摂取を心がけましょう!

  • SPF・PAって?「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    SPF・PAって?
    「正しいUVケア」で、紫外線を防ごう!

    前回、紫外線には種類(UVA・UVB・UVC)があること、その種類によって肌トラブルも対策法もさまざまであることをお話しました。

    紫外線を防ぐお手入れは、もはや必須……!

    それでは『正しいUVケア』とは、どんなものでしょうか? 改めて聞かれると、案外難しいものです。

    「とりあえず出かける時に日焼け止めを塗っておけば大丈夫でしょ?」そう思ったそこのあなた! 実はUVケアにもコツがあるんです。

    UVケアの基本は、
    肌を太陽光にさらさないこと。

    「すぐそこまでの外出だから」「洗濯物を干すだけだから」「今日は曇っているから」「ひなたには出ないから」

    こうしたちょっとした油断が、太陽光を直接浴びてしまう一因です。

    紫外線はほんの短い時間でも体内に蓄積されてしまいます。紫外線から肌を守るために重要なのは、肌を直接太陽光にさらさないことなんです。


    UVケア効果のある洋服を選んだり、出かける時は帽子や日傘で紫外線をカットしたり、ちょっとした対策でも、積み重なると大きな差が出てきます。

    そんなUVケアの中でもっとも身近なケアといえば、日焼け止め。美肌の大敵・紫外線を防ぐためにも、日焼け止めを上手に使いたいものですね。

    日焼け止めって、
    どう選んだらいいの?

    日焼け止めといっても、店頭にはたくさんの種類があって迷ってしまいませんか?

    紫外線の量は季節や生活シーンによって変わってくるので、いつも一定というわけではありません。だからこそ、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがコツです。

    もっとも大きな判断基準となるのが「SPF」「PA」の表示。この2つがきちんと表示されている日焼け止めを選びましょう。


    まずは「SPF」。

    これは肌が赤くなるサンバーンを引き起こす「UVB」による日焼けを、どれだけ遅らせることができるのかを表しています。数値が大きいほどUVBに対する防御効果が高く、日焼け止めを塗っていない時と比べて、UVBによる炎症を遅らせることができるのです。

    例えば、日焼け止めを塗らない状態で紫外線を浴びたら、約20分で肌が赤くなる人の場合。SPF20の日焼け止めを塗った場合、【SPF20×20分=400分】で、約400分=6時間半ほどは、UVBによる日焼けが抑制されるということなんですね。

    SPFの数値が高くなるほどカット効果は強くなり、現在の最高値はSPF50+です。

    SPF値は高ければ高いほど良い! と思いがちですが、お出かけシーンに合わせてSPF数値を使い分けるのもオススメです。

    洗濯物を干す、近所へ短時間お買い物へ行く。このくらいならSPF15~20でもOK。一日中外出して数時間は日焼け止めの塗り直しができなかったり、海や山など紫外線をしっかり浴びそうな場所に行く時は、SPF30以上は欲しいところです。

    次は、+マークで表される「PA」。

    「PA」はUVAをガードし、肌が黒くなるサンタンをどれほど遅らせられるかを数値化しています。

    PA+、PA++…と、プラスの表示が増えるごとに紫外線カット力が高くなり、現在の最高値は「PA++++」です。

    日焼け止めを選ぶ時はついついSPFの数値ばかり気にしてしまいますが、肌を黒くしたくない人は、ぜひPAにも注目してください。

    「SPF」と「PA」の表示をきちんと確認し、日焼け止めの使用シーンはもちろん、肌への刺激や優しさでも選びたいですね。

    日焼け止めによるUV効果を
    最大限に発揮させるコツは?

    そしてもう一つ大切なのが、“日焼け止めの塗り方”。

    「ちゃんと出かける前に日焼け止めを塗ったのに、日焼けしちゃった!」

    そんな経験はありませんか?

    どんなに良い日焼け止めを使っても、塗り方や使う量に問題があったら、せっかくの効果がうまく発揮されません。ぜひ、日焼け止め効果を最大限に引き出す「正しい使い方」を習得してください。

    まずは、塗る量

    ちょっとの量をちゃちゃっと塗って終わり! となっていませんか? ぜひ、メーカーが推奨する量をしっかり使いましょう。たっぷりムラなく伸ばして塗るのが基本です。

    そして、塗る場所も大切。

    ついつい、自分が塗りやすいところや、目に映る範囲だけに塗って満足してしまいがちですが、「見えづらいところ」こそが塗りそこねポイント。お顔なら、フェイスラインやあごの下、耳まわりや首の後ろなど、見えにくい部分もしっかり塗りましょう。

    一度塗ったらOKではありません。塗り直しと、そのタイミングも重要です。

    日焼け止めはどんなにしっかり塗っていても、汗をかいたり、こすったりすることで徐々に剥がれ落ちてしまいます。メイク直しの時など、できれば2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。これはウォータープルーフタイプでも同じ。こまめな塗り直しが、美肌を守る上で大切です。

    最後に、お肌のための日焼け止めワンポイントアドバイス!

    紫外線は肌を乾燥させるので、日焼け止めを塗る前には乳液やクリームなどでしっかりと保湿ケアをしておきましょう。また、肌を守ってくれる日焼け止めですが、紫外線を受けると刺激物質に変質します。酸化した皮脂や汗と混ざると、お肌に良いことはありません。帰宅後はできるだけ早く落としましょう。

    タマチャンショップがオススメする、
    体の中からのUVケア。

    日焼け止めによる「外からのUVケア」はもちろんですが、Hadamanma(タマチャンショップ)では、「内からのUVケア」もオススメしています。

    紫外線を浴びると体内で活性酸素が増え、どうしてもシミ・そばかすなどの一因になってしまいます。

    ビタミンCやポリフェノールなど、抗酸化作用の高い栄養たっぷりの食べ物を積極的に摂って、体の内側から、日差しに負けないお肌を育てましょう。

    内と外、WのUVケアこそ、美しく健やかな肌を育む近道!

    日焼け止めを正しく使いこなしながら、栄養いっぱいの食を楽しむ。Hadamanma流のUVケアをはじめてみてくださいね。

  • 潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    潤い素肌の秘密「NMF」とは?

    乾燥は、美肌の大敵です。

    しっとりと潤いに満ちた肌は憧れですよね。

    今回は、潤い肌を保つために欠かせない「NMF」についてお話しします。

    水分となじんで逃がさない天然保湿因子!

    少々専門的なお話になりますが、ぜひお付き合いください。

    NMFとは、英語表記で
    「Natural Moisturizing Factor〔ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター〕」となり、その頭文字をとって「NMF〔エヌエムエフ〕」と呼ばれています。
    日本語では「天然保湿因子」となります。

    NMFは、もともと私たち人間が持っている保湿成分で、アミノ酸、尿素、乳酸、塩基類などの低分子成分で構成されています。角質層を覆って水分の蒸発を防ぎ、保水する働きを持っており、肌のバリア機能と保湿を担う大切な成分なのです。

    水となじみがよく、水分を一定に保つ”油膜”のようなものと聞くと、イメージが湧きやすいでしょうか。

    水分を吸着する性質が強いNMFは、水分を角質層に供給し、角質層の柔らかさと弾力を保ってくれる役割を果たしてくれます。


    本来、私たちの肌では、一定量のNMFが毎日作られています。

    ですが、ターンオーバーの乱れや、加齢、日焼け、睡眠不足、ストレスなどでNMFがうまく作れない状態になると、どんどん減少してしまいます。

    そうなると肌は水分を保つことが難しくなり、保湿してもすぐ乾燥したり、硬くゴワついた肌になりがち……。


    スキンケアにおいてターンオーバーの正常なサイクルが大切だとよく言われるのは、サイクルが乱れて古い角質が肌表面にたまってしまい、NMFの生成にも影響が出てしまうからなんですね。

    潤いを保てない肌はさまざまなトラブルを引き起こします。

    そういった面からも、NMFはまさに「潤い素肌の鍵」となる因子なのです。

    NMFがきちんとある肌を保ちたい!

    「どんなに保湿しても、すぐ乾燥するし、ゴワゴワする……」

    そんな肌のお悩みがある方は、もしかしたらNMF不足かもしれません。

    日々の生活の中で、NMFの流出を避ける工夫をしてみませんか?

    例えば、アミノ酸や尿素などの天然保湿因子が配合された化粧品を使ってみるのも◎。


    また、ゴシゴシこするような激しい洗顔をしない。肌への摩擦を避ける。十分な睡眠、規則正しいライフスタイルなど、生活リズムを整えることも大切です。

    そして、オススメなのが食生活の見直し。

    NMFの材料となる成分は、タンパク質を構成している「アミノ酸」です。コラーゲンやエラスチンなどもアミノ酸が主。さらに、アミノ酸にはターンオーバーを促進する働きもあります。

    そのため、食生活の中でアミノ酸をしっかり摂り入れられると理想的です。アミノ酸は、良質のタンパク質から摂ることができます。
    ぜひタンパク質を意識した食事を取り入れたいですね。


    忙しい方は、簡単に良質のタンパク質を摂取できるプロテインを毎日の生活に取り入れてみるのもオススメです。

    ぜひ、スキンケアと生活スタイル、そして毎日の食事を見直してNMFを維持し、年齢に負けない潤い素肌を目指しましょう!