月: 2019年9月

  • 秋の髪は疲れている!?ダメージを回復する、髪と頭皮のヒーリング法

    秋の髪は疲れている!?
    ダメージを回復する、髪と頭皮のヒーリング法

    秋のはじまり、髪のコンディションはいかがですか?

    そういえば最近髪がパサパサしてるかも……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。秋は、髪トラブルの声が多く聞かれるシーズンです。

    髪には、肌以上に年齢が出るとも言われます。念入りにスキンケアをして、ばっちりメイクしておしゃれしていても、髪がボサボサでは台無しですね。美しい髪は、あなたの魅力を引き出してくれます。ダメージヘアはいち早くケアして、秋冬も美しく過ごしましょう。

    秋になると髪がボサボサ……
    その原因は「夏の蓄積ダメージ」!

    夏の蓄積ダメージで、髪の毛がいつのまにかパサパサになっている人も多いのでは?

    なぜ、秋はこんなに髪のダメージが気になるのでしょう。

    実はその大きな原因は、夏の間に蓄積したダメージ。太陽を浴びて日焼けしてしまったのは、肌だけではありません。

    見た目に分かりにくくても、実は髪も肌以上に日焼けしています。体の中でもっとも太陽に近いのに日焼け止めをつけにくいので、ダイレクトに紫外線の攻撃を受け続けてしまうのです。

    髪の表面を覆っている「キューティクル」はタンパク質を主成分にしているので、紫外線を浴びると変性して硬くなり、艶が失われ、手触りも悪くなります。さらに夏の間、海水浴やプールを楽しんだ方は、海水や塩素によってさらに髪が傷んでいるでしょう。

    秋になって外気が乾燥してくると、そんな夏の蓄積ダメージが一気に目立ちはじめます。ご自身の髪を触ってみてください。ベストコンディションの時と比べて、パサパサ、キシキシ、ゴワゴワしていませんか?

    傷んでしまった髪は、そのままにしておくとますます悪化します。これからさらに本格的な乾燥シーズンになる前に、早めのケアに取り組みたいですね。

    ヘアダメージ原因は「頭皮」にも?

    「頭皮」のダメージケアこそ、健康な髪の第一歩。

    髪が荒れる要因は、「毛」の部分だけでなく、その土台の「頭皮」にもあります。

    気づきにくいですが、夏ダメージは頭皮にも蓄積しています。よく見ると、分け目の部分が赤く日焼けしていませんか? また、顔や手足ほど頻繁に洗ったり拭いたりできない分、汗や皮脂がこもって弱りがちに。

    頭皮は、健やかな髪を育てる大切な土壌です。頭皮の健康状態は、これから生える髪に大きな影響を与えます。弱った頭皮から健康的な髪が生えてくることは期待できませんね。

    特に30代以降のヘアトラブルは、髪が「生える前」、つまり頭皮に原因の大半があるとさえ言われています。美しい髪でいたいなら、まず頭皮をケアすることが必須条件なのです。

    髪と頭皮の夏ダメージ、
    アフターケアはどうする?

    夏から蓄積してきたさまざまなダメージが、秋の髪トラブルの原因ということがわかりました。では、実際はどのようにケアしていけば良いのでしょうか。

    まずは髪の毛。日焼けした髪はキューティクルが傷んで、髪内部の潤いや栄養が逃げてしまっています。この時期は特に、いつもよりも保湿・補修効果の高いシャンプーやトリートメントを選び、しっかり髪に水分と栄養をチャージしましょう。

    まずは保湿・修復力の高いシャンプーやトリートメントでしっかりとケアしましょう。

    そして頭皮を健康に保つためにも、ぜひ「正しいシャンプー法」も見直しを

    せっかく質の良いシャンプーやトリートメントを使っても、間違った方法でケアしていてはもったいないですね。

    シャンプー前のブラッシングやぬるま湯での予洗いなど、一手間を加えるだけで、頭皮の汚れ落ちが良くなり、髪へのダメージも最小限に。ドライヤーのかけ方でも、髪の仕上がりは格段に違ってきます。

    ヘアケア用品を変えたけどいまいち効果が出ない……というときは、是非いつものシャンプーから見直してみてくださいね。

    清潔ですこやかな頭皮のために、まず見直したいのが「シャンプー」

    ▼正しいシャンプー&ヘアケア方法は、こちらをチェック!

    頭皮の雑菌を撃退! 美しい髪をつくるシャンプー&マッサージ

    夏の髪ダメージから復活し、ツヤ髪を取り戻す方法

    ●Recommend

    Yasaiシャンプー・Yasaiヘアパック

    YASAI シャンプー&ヘアパック

    野菜たんぱくなど、食べ物由来の濃厚な栄養がたっぷり。ダメージを補修し、髪に潤いを与えます。「子供の髪みたい」「髪が元気になった」との声も寄せられる、人気のヘアケアシリーズです。

    秋冬にはフケやかゆみといった頭皮の悩みも増えてきますが、正しいケアをして常に清潔に保っていれば、改善もしやすいはずです。加齢などにより、どうしても栄養が足りないと感じた時は、頭皮専用の化粧品を活用して、潤いや栄養ををしっかり補給してあげましょう。

    (※どうしてもフケやかゆみの改善が見られない場合は、早めに皮膚科へ相談を!)

    ●Recommend

    Kusakiスキャルプシャンプー

    Kusakiスキャルプシャンプー

    美髪を育む健康な頭皮へ導く、食品屋さんのスキャルプケア。15種類のECOCERT認証オーガニック植物オイル・エキスを使用した頭皮のためのシャンプーです。

    髪のパサつきがどうしても気になる時は、洗い流さないタイプのトリートメントを活用してください。特にヘアオイルは、パサパサ髪をまとめるだけでなく、乾燥ダメージから髪を守ってくれます。お風呂上がり、お出かけ前、外出先でも、パサつきが気になるところにしっかりなじませておきましょう。

    ●Recommend

    髪サラダ うるツヤタイプ・さらツヤタイプ

    髪サラダ

    シベリアモミやアルガンオイルをはじめとする天然植物オイルでつくった、食品屋さんのヘアオイル。たったひと塗りで、パサパサ・ギシギシ髪をさらりと美しいツヤ髪へ導きます。

    豊かな艶をたたえた美しい髪は、美人度を格段に上げてくれるものです。厳しい夏を過ごして体や肌以上に疲れている髪と頭皮をねぎらい、そのがんばりにご褒美をあげて、元気を取り戻してもらいたいですね。

    肌をケアするように、髪と頭皮もしっかりとケアして、いつまでも美しく育ってもらいましょう。

  • 食べるスキンケアvol.45美肌づくりメニュー「しらすとクリームチーズご飯」

    食べるスキンケアvol.45
    美肌づくりメニュー「しらすとクリームチーズご飯」

    季節の変わり目は、肌も体も疲れ気味。

    深刻な美容トラブルが起きる前に、毎日の食事から肌修復に役立つ栄養をしっかり摂っていきたいですね。

    でも、あまり手のかかる料理を毎日続けるのは大変だから、今回はとても簡単でおいしい丼メニューです。

    肌にも嬉しいカルシウムやビタミンDが豊富なしらすと、ビタミンAやタンパク質が豊富なクリームチーズ。そこに、きゅうりで食感のアクセントを加え、ジェノベーゼソースで洋風に味付けました。あっという間に作れる手軽さと、やみつきになるほどおいしい意外な組み合わせ。ぜひお試しください。

    材料 (1人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    ご飯 1膳(200g程度)

    しらす干し(ちりめんじゃこでも可) 2~3g(カルシウム・ビタミンD)

    クリームチーズ 40g(ビタミンA・タンパク質・カルシウム)

    きゅうり 1.5cm程度(カリウム)

    ジェノベーゼソース(市販品)適宜

    作り方

    1 クリームチーズは1cm角、きゅうりは5mm角のダイスに切る

    2 器に熱々のご飯を盛り、きゅうりを散らし、クリームチーズ、しらす干しの順に盛り付ける

    3 仕上げにジェノベーゼソースをかける

    ※クリームチーズとしらす干しに塩気があるので、ジェノベーゼソースは味を見ながら少しずつかけてください

    手軽ながらも、栄養たっぷりの「しらすとクリームチーズご飯」。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 季節の変わり目は要注意!乾燥だけじゃない、秋肌トラブルの原因とは

    季節の変わり目は要注意!
    乾燥だけじゃない、秋肌トラブルの原因とは

    肌のカサつきに秋の訪れを感じて「ああ、もう夏のスキンケアでは足りないのね」と、しっとりタイプの化粧水や保湿クリームを取り出す。

    そんな哀しい乾燥肌に、お悩みではありませんか。

    秋に肌コンディションが悪くなるのは、やっぱり空気が乾燥しているから? もちろんそれも大きな要因ですが、実は原因は他にもあるんです。

    季節の変わり目には、さまざまなトラブル要因が次々に私たちの肌を襲います。どんなものがあるかチェックして、ぜひ対策していきましょう。

    トラブル要因1
    夏肌から冬肌への切り替わり

    季節の変わり目は、肌が不安定な状態が続きます。

    実は、もっとも大きな要因は環境でなく、私たち自身にありました。

    夏のあいだは紫外線や暑さ、汗や雑菌への抵抗力優位だった肌ですが、冬には乾燥や寒さから身を守り、体温や潤いを保つ肌になります。その切り替わり期間である秋の肌は、戦闘力も落ちつつ守備力も完全ではない、不安定で弱い状態になっていると考えられます。

    そして、季節が秋へ移ろうとき、真っ先に気になり始めるのが「寒暖差」。時節の挨拶でも「朝晩寒くなりましたね」などと言われるように、日中は汗ばむほど暑くても、明け方は毛布が必要なほど冷えるのが、この時期の気候の特徴です。

    冬肌へ切り替わる途中の不安定な状態に加え、激しい寒暖差が続くと肌が対応しきれなくなって、普段より敏感になってしまうのです。体なら上着を一枚持ち歩いたり、オフィスに膝掛けを置いたりすることで対応できますが、顔はそうはいきません。

    激しい寒暖差に日々さらされるままにしていると、肌のターンオーバーは乱れがちになり、肌細胞が順調に生まれ変わってくれません。放っておくと、シミやくすみ、赤み、シワなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。

    敏感肌の人はもちろん、そうでない人もこの時期は肌トラブルを起こしやすいので、特に注意が必要です。

    トラブル要因2
    肌の奥に残る夏ダメージ

    肌の奥には、夏に受けたダメージがひそんでいます

    さらに、この時期は夏の間に蓄積された肌ダメージがあることも、忘れてはいけません。

    強い日差しによる紫外線ダメージ、食欲減退によるたんぱく質不足など、深刻なダメージが肌の内部で滞っていることは、前回の記事でもお伝えした通りです。

    ▼こちらもご参照ください。

    「秋を迎える前に!
    原因別『夏バテ肌』6つのレスキュー法」

    https://hadamanma.com/archives/2036

    肌の奥のシミのもとやインナードライなどは、汗ばむ夏の間は気づきづらいものですが、秋になるとだんだん実感を伴ってきます。特に空気が乾燥する秋は、そんなトラブルを実感しやすい季節と言えるでしょう。

    暑い時期には入浴の際に湯船に浸からず、シャワーだけで済ませていた方も多いと思いますが、シャワーだけでは体がしっかり温まらず、代謝が悪くなります。夏の間に溜まった老廃物が、吹き出物の原因になる可能性もあります。

    また、汗や皮脂を拭くため1日に何度もハンカチや汗拭きシート、あぶらとり紙を肌に当てたり、念入りな洗顔を繰り返したり、良かれと思ってしていたことが摩擦を与え、肌を傷つけてしまったかもしれません。

    こうして見ると、夏は肌トラブルの種でいっぱいの季節なんですね。

    トラブル要因3
    知らず知らずに陥っている、水分不足

    水分をたっぷり摂って、内側から潤いを与えましょう。

    秋の肌について、夏との意外な違いがもうひとつ。

    それは「水分不足」です。

    暑くて汗をかく夏は、喉が渇いて皆さんよく飲み物を口にしますね。汗をいっぱいかいたあとは熱中症や脱水症状を起こさないようにと、多くの方が意識的に十分な量の水分を摂っていたことでしょう。

    しかし涼しい秋になると、さほど汗もかかないので水分補給を意識しなくなり、知らず知らずのうちに水分摂取が少なくなります。

    でも実は、秋になっても私たちはかなり汗をかいています。夏と違って空気が乾燥していて、かいた汗がすぐに蒸発するため実感しづらいのですが、日中の暑い時は無自覚にたくさん汗をかいて、体内の水分が奪われています。

    そうしたことが続くと、いつの間にか体内の水分が不足気味になります。

    当然、肌にも潤いが足りていません。肌のバリア機能は、水分が十分に行き渡っていてこそ本領を発揮できます。水分不足のカサついた状態では、外からの刺激にも弱くなってしまうのです。

    繊細な季節の曲がり角。
    効果的な秋のスキンケア方法は?

    秋もしっかり保湿ケアを!

    以上のように、秋は気がつきにくいところに肌トラブルの要因が潜んでいます。

    意識してケアをしていく必要がありますね。

    夏と冬の境目は、肌がデリケートになりやすい時期なので、普段のクレンジングから保湿の仕上げまで、スキンケアをいつも以上にていねいに行いましょう。

    決してこすらず、やさしく。コットンや清潔な柔らかいタオルを使うようにして、メイクに使うブラシやスポンジも、ときどき専用の洗剤で丁寧に洗って、清潔に保ちましょう。

    特に保湿は重要です。カサカサに乾いた肌は、乾燥や冷気といった刺激に弱く、ダイレクトにダメージを受けてしまいますが、たっぷりと潤った肌は刺激に対して柔軟です。

    そして何より、美しい肌づくりのため食事による栄養補給も忘れずに。

    Hadamanmaがいつも申し上げている通り、毎日のスキンケアの効果を最大化するためには、体の内側からも元気になることが大切です。旬の野菜や、タンパク質豊富な食材を積極的に取り入れましょう。

    ▼こちらもご参照ください。

    「それでも焼けてしまったら…
    5つの日焼け肌レスキュー法」

    https://hadamanma.com/archives/1755

    「秋の乾燥に負けない。
    乳液パックのディープケア」

    https://hadamanma.com/archives/1108

    「冬の美肌を目指して!
    秋から始める『ビタミンA』摂取のススメ」

    https://hadamanma.com/archives/1091

    最後に、繊細なお肌にもやさしく使えるお役立ちアイテムをご紹介します。

    栄養たっぷりのスキンケアコスメ

    「こなゆきコラーゲン クレンジング」・「こなゆきコラーゲン フェイシャル」

    こなゆきコラーゲン クレンジング

    こなゆきコラーゲンフェイシャル
」

    人肌に近い成分で、大切な潤いを守りながら汚れを落としてくれる、ミルクタイプのクレンジングと弱酸性の洗顔パウダー。毛穴の奥まですっきりと洗い肌を清潔に保つことは、日焼け戻しにも大切です。

    Hadamanmaとれたてベジローション・ぜいたくベジミルク

    とれたてベジローション

    ぜいたくベジミルク」


    Wセラミドや椎茸エキスなど、質の高い保湿成分を贅沢に配合した、保湿化粧水&保湿美容乳液。潤いと栄養をたっぷり届ける“お肌のごちそう”です。

    自然食品屋さんの美容・健康ドリンク

    「美粉屋シリーズ」

    美粉屋」シリーズ

    自然食品屋さんがつくった、栄養たっぷりの美容・健康ドリンクパウダー。さまざまな種類があるので、自分のほしい栄養を楽しみながらチョイスできます。

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    「タンパクオトメ」は、不足しがちなタンパク質と美容成分を配合した、美容のためのプロテイン。運動習慣だけでなく、普段の美容食をしても活躍します。

    肌が不安定で敏感になりやすい秋ですが、きちんとケアすれば日焼けも戻せて美肌になれるチャンスの時期でもあります。おしゃれや旬のグルメを楽しみながら、ハッピーな冬支度を始めましょう。

  • 夏の日焼け戻しのポイントは、「代謝美白」と「還元美白」にあり!

    夏の日焼け戻しのポイントは、
    「代謝美白」と「還元美白」にあり!

    あんなに暑かった夏も、ようやく遠ざかったようですね。

    すっかり涼しくなっても、安心はできません。この夏ついつい日焼けしてしまって、なかなか肌色が元にもどらない、くすみがとれない、とお悩みではありませんか?

    夏が終わると、肌色が沈んだり、シミが増えたような気がしたり、といった声も聞こえてきます。

    本来の美しい肌色にいち早く戻そうとスキンケアに励む方も多いと思いますが、実は美白にも二つの方法があることをご存じですか?

    それは、「代謝美白」と「還元美白」。

    ポイントを抑えてケアに取り組むことで、日焼け戻しがよりスムーズに。

    気をつけていたつもりがうっかり焼けてしまった! という人も、これをチェックすれば大丈夫です。早速見て行きましょう。

    肌の生まれ変わりで美白を目指す!
    「代謝美白」について


    日焼け肌を元に戻すため、やはりいちばん重要なのは「肌の生まり変わり」。

    そもそも、日焼けをすると黒くなるのは「メラニン」の働きによるもの。

    紫外線を浴びると、お肌の奥にあるメラノサイト(色素形成細胞)から黒く色づいたメラニン色素が大量に作り出されることで肌が黒くなります。

    “日焼けの素”であるメラニンは一見悪者のように思われがちですが、実は「天然のサンスクリーン」とも呼ばれ、大切な肌細胞を紫外線ダメージから守っています。お肌にとっては「帽子」のような、大切な存在なんですね。

    通常、肌内部で生成されたメラニンは、お肌のターンオーバー(新陳代謝)と共に自然とはがれ落ちます。肌の生まれ変わりが正常に行われていれば、メラニン色素も徐々に肌の表面まで押し上げられて、古い角質と一緒に排出されていくのです。

    これが、「代謝美白」です。

    健康な肌であれば、この働きのおかげで一ヶ月もすれば自然と肌色は元に戻るのですが、ターンオーバーが正常に行われていないと、メラニンがスムーズに排出されずに肌にとどまってしまうので、いつまでも色黒くくすんだ印象が残ってしまいます。

    ターンオーバーの乱れは日焼け残りだけでなく、他の肌トラブル原因にもなります。美しいお肌になるために、ターンオーバーのサイクルを整えて、メラニンをいち早く排出しましょう。

    毎日の丁寧なスキンケア、健康的な食事と睡眠が、美肌づくりのカギとなります。

    うまく代謝できないメラニンは、
    「還元美白」でケア!


    肌色を取り戻すもう一つの方法は、メラニンを還元する「還元美白」です。

    還元……というと何やら難しいですが、ようするに黒くなったメラニンの色を淡く無色化して、目立たなくする方法です。

    前述のとおり、メラニンはターンオーバーによって自然と排出されますが、そのサイクルが乱れるとうまく肌色が元に戻りません。また、肌が弱っている時や、紫外線を大量に浴びた場合には、黒色メラニンが過剰生成され、表皮にどんどん蓄積されてしまうことがあります。

    これが、シミやソバカスになるのです。

    ただでさえ紫外線の強い刺激で肌が弱っているうえに、このようにメラニンが表皮に滞留してしまうと、なかなか代謝されず本来の肌色を取り戻すのが難しくなります。

    そこで、メラニンの色をなるべく薄く、できることなら無色化して目立たなくすることが有効になるのです。

    そのために活躍するのが、美白成分「ビタミンC」。

    肌のメラニンは紫外線によって酸化して黒くなる性質がありますが、ビタミンCには強力な抗酸化作用があるので、黒くなったメラニンを元の透明な状態に戻すことができます。シミ対策や美白にビタミンCが効果的と言われるのは、このためなんですね。

    日焼けやシミが気になる時は、特に積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンCが豊富な柑橘類を食べたり、ビタミンC配合のサプリメントや化粧品を活用してみましょう。

    「白くなった!」と思っても、油断禁物。
    秋冬もUVケアが必須!?

    「代謝美白」と「還元美白」。ちょっと難しい話でしたが、日焼けのメカニズムが少しおわかりいただけたでしょうか?

    これらを意識してスキンケアに取り組んで、無事にきれいな肌色を取り戻せたとしても、ここで油断は禁物です。

    表皮内に残ったメラニン色素は、還元美白によって一度目立たなくなっても、再び紫外線をたくさん浴びるとまたすぐに黒く戻ってしまいます。日差しが弱まっても紫外線は常に降り注いでいるので、日頃からしっかり日焼け止めを塗って、肌を紫外線から守っていきましょう。

    きちんと日焼け止めを塗っているつもりでも、涼しくなるとついつい日焼け止めの量を減らしてしまう方は少なくありません。日焼け止めの効果を十分得るようにメーカーの推奨量を守りながら、秋冬もしっかり紫外線対策しましょう。

    ▼こちらもご参照ください

    秋の日焼け止め、夏と同じ塗り方じゃダメ?

    そして、今はまだ目に見えて現れていない紫外線ダメージも、実は肌の奥に潜んでいて、これから時間差でシミやくすみとして現れるかもしれません。正常にターンオーバーができていれば徐々に消えていくので、根気よくケアしていきましょう。

    日焼けやくすみが残ったり、シミができてしまうのは、ターンオーバーが乱れて肌が弱くなってるから。一つひとつの対策も大切ですが、何より重要なのは根本的に「肌を強くする」美肌づくりです。

    栄養バランスのとれた食事に、毎日の丁寧なスキンケア。そして適度な運動や睡眠でストレスケアもして、心身を健康に保つように心がけましょう。

    * * *

    最終的には規則正しい生活がいちばん! と、スキンケア法としてはごく基本的なご案内となりましたが、忙しくストレスの多い生活を送っていると、ついどこかがおろそかになってしまいますよね。

    夏の疲れを秋に持ち越さないためにも、この時期は特に気をつけて、二種類の美白を意識していただければと思います。

  • 食べるスキンケアvol.44ビタミン&コラーゲンスイーツ「みらいのレモンプリン」

    食べるスキンケアvol.44
    ビタミン&コラーゲンスイーツ「みらいのレモンプリン」

    やっと厳しい夏が過ぎかけていますが、気になるのはお肌に残る夏のダメージ。今日は、夏の疲れを癒すレモンプリンのレシピをご紹介します。強い紫外線を浴びてダメージを受けた肌に、肌作りに欠かせないビタミンとコラーゲンを届けましょう。

    今回は、栄養を効率的に摂れるように、食品屋・タマチャンショップで人気の美容ドリンクパウダーを活用します。

    ベースのレモンプリンには、国産原料100%の「こなゆきコラーゲン」を使用。ほとんど無味無臭の低分子コラーゲンペプチドなので、料理の味を邪魔しません。

    ビタミンたっぷりの酵素ドリンク「みらいのこうそ」を使ったゼリーを重ねることで、さらに栄養を強化しながら、味も見た目もすっきり爽やかに仕上げました。

    【材料 4個分】 ※( )内は摂れる栄養素

    〈レモンプリン〉

    レモン汁 大さじ3(ビタミンC)

    牛乳 150ml(カルシウム)

    卵 2個(タンパク質)

    こなゆきコラーゲン 大さじ1(コラーゲンペプチド)

    砂糖 大さじ3

    バター 15g

    ゼラチン 小さじ2

    水(ゼラチン用) 50ml

    〈酵素のゼリー〉

    水 100ml

    みらいのこうそ 小さじ1/2(ビタミンC、B、L-システイン)

    砂糖 小さじ1

    ゼラチン 小さじ1/4

    水(ゼラチン用) 大さじ1

    【作り方】

    レモンプリン→酵素のゼリーの順番で作っていきます。

    〈レモンプリン〉

    1 ゼラチンを、分量の水につけてふやかしておく

    2 ボウルに卵を割り、白身を切るようにしっかり泡だて、牛乳と混ぜ合わせて濾す

    3 2を絶えず混ぜながら、1滴ずつ垂らすようにゆっくりとレモン汁を加える

    4 3にバターと砂糖を加え、ボウルごと湯煎にかけ、卵が固まらないよう絶えず混ぜながら、5分程度とかしながら温める

    5 湯煎から上げて、1でふやかしておいたゼラチンと「こなゆきコラーゲン」を入れ、溶かす

    6 冷めたら器に移し、冷蔵庫で3時間ほどしっかり冷やし固める

    ※牛乳は低温殺菌やノンホモ(ホモジナイズ不使用)を使用されると、プリンが固まりにくくなることがあります

    〈酵素のゼリー〉

    1 鍋に分量の水を入れ、沸騰したら「みらいのこうそ」を入れ、ひと煮立ちしたら火を止める

    2 残りの材料をすべて入れ、よく混ぜて溶かす

    3 粗熱が取れたら、冷やし固めていたレモンプリンの上に静かに注ぎ、さらに一晩冷やし固める

    ※「みらいのこうそ」を加えることで、通常よりゼラチンが固まりにくくなっています。様子を見ながら冷やす時間を調整してください。

    ※加熱によって多少ビタミン類に影響が出ることがあるので、より栄養をたっぷり補いたい場合は「みらいのこうそ」をごく少量の水で溶き、ソースのように仕上げにかけても良いです。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。