月: 2019年10月

  • 「良い眠り」が美肌をつくる!今夜からできる、睡眠美容法

    「良い眠り」が美肌をつくる!
    今夜からできる、睡眠美容法

    温かな布団が気持ちの良い季節ですね。毎晩、よく眠れていますか?

    昔から、睡眠不足はお肌の大敵と言われています。肌のターンオーバーを正常化し、日中に受けたダメージを回復するために、睡眠は欠かすことができません。

    ちなみに、かつては22時から深夜2時が「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、この時間帯に眠らないと美肌が作られない、なんて言われていましたが、近年は時間帯よりも「睡眠の質」が重要視されています。

    では「質の良い眠り」とは、具体的にどんなものなのでしょうか。美しい肌づくりのために、今回は「睡眠」について考えます。

    美肌の要、成長ホルモン。
    眠りが「最高の美容液」と言われる理由。

    就寝中、私たちの体内では「成長ホルモン」が分泌されます。

    成長期の終わった大人には関係ないように思われがちですが、成長ホルモンには細胞の新陳代謝を促す働きがあるので、実は美肌づくりにも欠かせない存在です。

    この分泌が十分でないと、肌のターンオーバーが乱れ、日中受けた肌ダメージも十分に回復できません。睡眠不足が続くと肌が荒れたり、早く老けて見えるのはこのせいですね。「眠ること」こそ、何よりの美容法なのです。

    人は一般的に、寝返りを打ったり夢を見たりしやすい浅い眠り「レム睡眠」と、体も眼球もほとんど動かない深い眠り「ノンレム睡眠」を、一晩に4〜5回ほど繰り返しながら寝ています。特に最初の1〜2回、就寝から3時間以内はノンレム睡眠の時間が長く、もっとも深い眠りになると言われています。

    そして成長ホルモンも、寝始めの約3時間のうちに1日の分泌量の約70%が分泌されると言われています。つまり、美肌のためには布団に入ってから深く眠るまでの「寝入りばな」がとても重要なんですね。

    「質の良い眠り」とは、このレム・ノンレム睡眠をバランスよく取れているかどうか。そして、いかにスムーズに眠りにつき、寝入りばなの3時間にしっかりとノンレム睡眠に達するかどうかが、美肌の鍵となります。

    例えばスマホやテレビを観ながら、電気を点けっぱなしでついうたた寝をしてしまい、ふと目覚めてベッドに入り直す……なんてことをしていると、眠りのリズムが乱れ、せっかくのホルモン分泌も中断されてしまいます。とてももったいないですね。

    「質の良い眠り」のために、就寝前の過ごし方を見直してみましょう。

    寝る前の過ごし方が、睡眠の質を左右する!
    良い眠りのためのリラックス方法。

    十分な血液量を保つためには、心身を健康に整えることがいちばん。

    寝付いてすぐにスムーズに深い眠りを得るためには、就寝前に心と体をゆったりとリラックスさせて、体を「睡眠モード」に切り替える準備が必要です。

    まず見直したいのは、照明。

    もしも真っ白な蛍光灯で部屋全体を明るく照らしている場合は、間接照明を活用し、柔らかい光の中で過ごすようにしてみませんか。

    世界的にもまれなほど明るい、日本の住宅照明。さまざまな文化的な背景もあり、日本では青白い光で部屋全体を明るく照らすのが好まれていますが、あまり強い光は体を緊張させてしまいます。就寝前の数時間は、できるだけ暖色系のやさしい光でリラックスする時間を作ってみましょう。

    寝る直前までスマートフォンやタブレットのブルーライトを見続けることも、当然良くありません。頭が覚醒しすぎてベッドに入ってもなかなか寝付けず、寝ても脳が興奮して眠りが深まらない原因に。就寝前は早めにスマホから離れて、頭を休めてあげましょう。

    「体を温める」ことも大切です。

    冷えていると寝つきが悪く、眠りも浅くなるので睡眠の質が低下します。内臓の働きも鈍くなるので、体がうまく回復できません。当然、肌にも良いわけがありませんね。普段から体を冷やさない食生活や服装に気をつけましょう。

    お風呂で温まるのも冷え対策に効果バツグン。なるべく毎日、湯船に浸かって温まりたいですね。蒸気に包まれることで、肌もしっとりと元気になります。

    湯船に浸かって、体全体を温めましょう。

    お湯の温度は、熱すぎない38~40℃くらいがおすすめ。体がほぐれて副交感神経が優位になることで、体がリラックスモードに切り替わって眠りやすくなります。

    体の中から、眠りをサポート。
    口に入れるものにも気を配ろう。

    お風呂上がりには、ぜひ水分補給を。ただし前述のように冷えは眠りの大敵ですから、常温か、温かい飲み物を選んでください。

    ここで気をつけたいのが、アルコール。

    寝る前のアルコールが習慣化している人も多いと思いますが、お酒の力で眠くなっても、実際は脳や体がしっかり休めておらず、眠りが浅くなってしまうことも。睡眠の質を上げたければ、就寝前の飲酒はほどほどに。できるだけ飲酒以外の方法で、心と体をリラックスさせましょう。

    おやすみ前の飲み物の定番といえば、ホットミルクですね。

    体を温めてくれますし、カルシウムやアミノ酸など、睡眠にも効果的な栄養も摂取できます。実はカルシウムやアミノ酸には即効性はないので、寝る直前に飲むから良いというわけではないのですが、普段から摂取しておくのは有効ですし、ホットミルクの甘く優しい味にリラックスできるという人も多いでしょう。

    それでも大量に取ると結局体を冷やし、夜中に何度もトイレに起きて安眠を妨害してしまうので、飲み過ぎにはご注意ください。

    食事も、睡眠に大きな影響を与えます。

    胃腸が活発に消化活動をしている最中に寝てしまうと、体が睡眠に集中できず、スムーズに深い眠りに入りにくくなります。夕食はできるだけ消化の良いものを心がけ、寝る3時間以上前に済ませましょう。食後3時間程度で、胃腸の働きが落ち着きます。深夜の食事は肥満にもなりやすいので、美しくなるためにも避けたいですね。

    長く寝れば良いとも限らない?
    起きるタイミングは、人それぞれ。

    直接肌が触れる枕や布団カバーを定期的に洗濯しましょう。

    当然ながら、深いノンレム睡眠から急に起きるより、浅いレム睡眠から起きる方がスッキリ目覚めることができます。睡眠時間は十分なのにいつも起きるのがつらい……という人は、目覚ましをかけるタイミングがちょうど深いノンレム睡眠に重なっているのかもしれません。

    レム睡眠・ノンレム睡眠の長さは、個人差があると言われます。寝る時間や起きる時間を調整しながら、自分なりのベストな睡眠時間を探してみましょう。タイミングよく目覚ましが鳴るように設定できれば、今より短い睡眠時間でも楽に目覚められるようになるかもしれません。

    太陽の光が、
    眠りの質を高めてくれる!

    そして、目覚めたらなるべく陽射しを浴びましょう。

    太陽の光を浴びると、「セロトニン」という神経伝達物質が活発につくられるようになります。このセロトニンは別名ハッピーホルモンとも呼ばれ、私たちの感情や気分をコントロールする大切な存在です。

    セロトニンは睡眠ホルモンである「メラトニン」の原料にもなるので、良い眠りを得るためにもしっかり作っていきたいですね。つまるところ「良質な睡眠」は、起きた瞬間から作られ始めているのです。

    また、メラトニンは眠りを促進するだけでなく、強い抗酸化作用によってアンチエイジングや免疫力アップにも一役買ってくれます。美しく健やかな肌のためにも、朝日をたっぷり浴びて気持ちよく一日をスタートさせたいですね。

    * * *

    今回の話をまとめると、睡眠の質を上げるためにできる具体策は、以下の9点。

    1. 夜は間接照明など優しい光で過ごす

    2. 寝る寸前までスマートフォンを触らない

    3. じっくりと湯船に浸かって体を温める

    4. 日頃から体を冷やさないようにする

    5. 寝酒は控える

    6. カルシウムやアミノ酸を摂る

    7. 食事は就寝3時間前には済ませる

    8. 自分の目覚めやすいタイミングを見つける

    9. 起きたら陽射しを浴びる

    一度にすべては難しくても、少しずつならすぐに実践できそうですよね。

    寝つきが悪くて悩んでいる方も、寝なければ!と力んで余計に目が冴えてしまってはストレスが増えるだけです。焦らずに、眠くなったら寝れば良いわ、という気持ちで過ごしてください。

    夜の時間も、スマホで暗いネットニュースを追いかけて脳にストレスをかけるくらいなら、自分がご機嫌になれる画集や、美しい景色や花、かわいい動物の写真を眺めたり、今日よかったことを書き出してみたりして、心穏やかに過ごしてみましょう。

    明日は、きっと今日よりきれいな自分になれるはずです。

  • 食べるスキンケアvol.48飲む美容液「キウイとアボカドのスムージー」

    食べるスキンケアvol.48
    飲む美容液「キウイとアボカドのスムージー」

    国産のキウイがおいしい季節です。

    カリウムを豊富に含むキウイは、代謝の落ちやすい寒い時期のむくみ対策に最適。ビタミンCの美肌効果にも期待できる、理想的な美容食材です。中でもオススメはゴールドキウイ。特にビタミンC含有量が多く、ジューシーな甘さが魅力です。

    そんなキウイと、「食べる美容液」とも呼ばれるアボカドをたっぷり使ったスムージーは、朝食にもぴったりの爽やかな飲み心地。

    その他の野菜や果物も、美肌に良い栄養が豊富な素材ばかりです。さらに、アミノ酸や葉酸などの美容に嬉しい栄養を摂れる甘酒で、コク深く複雑な甘みを加えました。

    材料 (1人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    〈下の層〉

    アボカド 45g(ビタミンC・B2・E)

    バナナ 50g(カリウム・ビタミンC・B群)

    カシューナッツ 10g(ビタミンB1・オレイン酸・ミネラル)

    牛乳 50ml(タンパク質)

    甘酒 10g(アミノ酸・葉酸・ビタミンB群)

    レモン汁 小さじ1(ビタミンC)

    冷たい水 50ml

    〈上の層〉

    ゴールドキウイ 30g(カリウム・ビタミン・食物繊維)

    セロリ 10g(カリウム・ビタミンU・食物繊維)

    パイナップル 10g(ビタミンC・ビタミンB1・食物繊維)

    甘酒 10g

    冷たい水 50ml

    〈飾り用〉

    レモンスライス 適宜

    ミント 適宜

    作り方

    1 下の層の材料をすべてミキサーに入れ、なめらかになるまで撹拌してグラスに注ぐ

    2 上の層の材料をすべてミキサーに入れ、同じく撹拌して1の上に静かに注ぐ

    3 レモンスライス、ミントを飾る

    ※上下の層は、好みで混ぜながらお飲みください

    ※甘酒(10g)はハチミツ(小さじ1)に変更してもOKです

    ※バナナやパイナップルなどは冷凍したものを使うと、手軽に冷たいスムージーができます

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 化粧水の「本当の使い方」でさらなる「すっぴん力」アップへ!

    化粧水の「本当の使い方」で
    さらなる「すっぴん力」アップへ!

    空気の乾燥がますます加速する秋。肌のかさつきが気になってくる頃ですね。

    さて、乾燥対策といえば何よりも「保湿」が大切ですが、本当に正しく効果的なケアができているか、ここで一度確認してみませんか。

    今回はスキンケアの要である「化粧水」について、詳しくお話しします。

    いまさらと思われるかもしれませんが、毎日のスキンケアルーティンの中で当たり前の化粧水は、意外とおざなりになりがちな行程です。いつもなんとなく「パパッとつけて終わり!」になっていませんか?

    化粧水を正しく使えていないと、潤いが十分に肌に行き渡らず、しかもすぐに蒸発して、余計に肌が乾燥する原因になることも……。本格的な乾燥シーズンを前に、角質層にしっかり潤いを届けるため、正しい化粧水の使い方をマスターしましょう!

    スキンケアで欠かせない化粧水の意味って?

    毎日のスキンケアで欠かせない化粧水。でも、その詳しい働きや保湿のメカニズムをちゃんと把握できている人は、意外と少ないかもしれません。

    化粧水の役割は、肌に水分と保湿成分を与えること。保湿することで角質を柔らかくして、肌の調子を整える効果があります。

    よく「肌に化粧水が浸透する」と言いますが、実際に化粧水が届くのは「角質層」まで

    そもそも肌は、大きく「表皮」と「真皮」に分けられますが、表皮はさらに細かく4層に分かれており、一番外側にあるのが「角質層」です。その厚みはわずか0.02〜0.03mm程度! ティッシュ1枚よりずっと薄いんですね。

    この角質層が、肌の保湿機能バリア機能を担っています。肌内部からの水分蒸散を防ぎながら、外部の刺激や異物から体を守ってくれています。

    ▼肌の仕組みについて、さらに詳しくはこちら

    これだけは知っておきたい!『お肌のしくみ』基本編

    そんな角質層をすこやかに保つため、活躍するのが化粧水

    赤ちゃんのように、新陳代謝が盛んで潤った肌であれば何もつけなくても良いかもしれませんが、大人になると日々のメイクによる刺激や、生活習慣の乱れ、紫外線によるダメージ、加齢による保湿成分の減少など、さまざまな要因が重なって、自力だけでは肌の潤いを保てなくなります。

    角質層が乾燥すると、肌のバリア機能が衰えて、紫外線など外部からの刺激を受けやすくなったり、ターンオーバーが乱れて肌荒れしたり、ハリがなくなったり……老化をはじめ、さまざまな美容トラブルが起こってしまいます

    だから、乾燥して硬くなってしまった肌に化粧水で潤いを補って、角質を柔らかく整える必要があるのです。カサカサに枯れた大地に、ジョウロで水をあげるイメージですね。

    水分を与えるだけで良いなら、水で十分じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。化粧水がただの水と違うのは、保湿成分美容成分を含んでいるところ。

    角質層に入った水分は、時間の経過とともに蒸散します。乾いて、潤いが逃げてしまうんですね。水分を逃がさず、さらに肌内部からの水分蒸散を防ぐために、化粧水に配合されている保湿・美容成分が働くのです

    特に、肌内部にも存在するセラミドNMFの成分(アミノ酸や尿素など)は、化粧水の保湿成分としても人気です。肌との親和性が高く、角質層の保湿効果を補って、柔らかく潤う肌づくりをサポートしてくれます。

    単純に水分で湿らせるだけではなく、しっかり「保湿」できるように、保水力の高い成分が入った化粧水を選ぶと良いでしょう。

    ●Recommend

    Hadamanmaとれたてベジローション

    とれたてベジローション

    食由来の保湿・美容成分をたっぷり配合した、保湿化粧水。人肌になじみやすい天然ヒト型セラミド(醤油粕由来)と、植物性セラミドをダブルで配合しました。さらに、保水力の高い椎茸エキスや、アミノ酸、米麹や酵母による発酵のチカラをフル活用。潤いあふれる健やかな肌に導きます。

    化粧水の役割が分かりましたが、重要なのはその使い方です。肌の表面にパパッと濡らすようなつけ方では、十分に角質層全体を潤すことはできません。

    長時間、水や湯に手を浸けていると、指先がシワシワになりますよね。時間をかけて水分が角質層に侵入した結果です。化粧水も同じく、じっくり丁寧につけることで潤いが角質層に浸透します

    そこでHadamanmaがおすすめするのは、コットンを使って化粧水をつける方法

    1.化粧品を「正しく使う」こと

    手でつけるのも良いのですが、気づかないうちに手のシワや指の隙間に化粧水が流れて、適量を顔に届けられていないことがあります。コットンなら、化粧水をしっかりとどめておけます

    また、手のひらでは頰や額などの広い面は塗りやすいですが、小鼻や口周りの凹凸部分には塗りムラがでやすく、水分が行き届きにくいもの。毛穴が気になったり、乾燥して粉を吹いたりしやすいのは、そういった部分ではありませんか?

    そんなところも、コットンだと均一に塗ることができます

    そして化粧水には、日焼けやお風呂上がりでほてった肌をクールダウンさせる役割もあります。手のひらで温まってしまったら、その効果も半減ですね。コットンなら、余計な熱も伝わりません

    手だとつい短時間で済ませがちですが、コットンを使うと比較的丁寧にスキンケアを行うようになるので、角質層にじっくり潤いを浸透させることができます。

    ただし、コットンを使うときは「絶対にこすらないこと」「強く叩かないこと」が鉄則。間違った使い方をすると、摩擦によって肌を傷つけてしまいます。

    では改めて、コットンを使った化粧水の「正しい使い方」を確認していきましょう!

    化粧水をつけるのは、洗顔後やお風呂上がりすぐ! 肌が乾かないうちに行うことが大切です。脱衣所や洗面台に化粧水を置いておくと楽ですね。

    そして大切なのは、化粧水の量。少ないと角質層全体を潤すことができませんし、乾いたコットンの繊維で肌を傷つけてしまうので、コットンがひたひたになるくらいたっぷり使いましょう。

    まずは化粧水のメーカーの規定量を確認してください。3〜4プッシュとか、500円玉大を数回とか、商品によって書き方は違いますが、多くの化粧水が約5ml(小さじ一杯)程度を推奨しています。

    実際に測ってみると、「こんなに多いの?」と思われるかもしれません。この量を手のひらで一気に顔に乗せようとすると、半分以上こぼれ落ちてしまうので、もし手でつける場合は少しずつ分けながら使うことが大前提。その点でも、コットンを使う方が効率が良いですね。

    「高価な化粧水だからもったいない」と、ちびちび使っていたら結局十分な効果を得られず、せっかくの化粧品がかえってもったいないことになってしまいます。かけた値段分、あるいはそれ以上の満足感を得るためには、適量を守り、手間をかけることが大切なのです。

    コットンは柔らかく、厚みのあるものを選びます。中指と薬指の2本にのせて、人差し指と小指で両端をはさんで使いましょう。小鼻などの細かい部分をケアするときは、コットンを畳んだり、中指一本にかけて使ってください。

    音が出るほど強く叩くようにパッティングするのは、肌の刺激になるので絶対にNG!

    コットンは小刻みに動かし、肌から5mm以上浮かさないイメージで、肌にやさしく当てていきましょう。じっくり繰り返すことで、角質層のすみずみまで潤いが行きわたります。

    規定量でも潤いが足りないと感じときや、乾燥が気になる部分には、化粧水を追加して重ねづけするのも良いですよ。

    どこまですれば十分な保湿と言えるか、一つの目安としては顔全体がひんやりとクールダウンされていること。そして、肌がもっちりと手のひらに吸い付くようになったらOKです。

    最後に手のひらで顔をやさしく包み込んで、しっかりと潤いを押し込んでください。柔らかく潤った肌を、いつくしむように。

    家事や子育て、仕事に忙殺されて、どうしてもゆっくりスキンケアしていられない!という場合は、シートマスクコットンパックを活用してはいかがでしょうか。最初は面倒に感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば、顔に貼ったまま他のことができるので便利です。

    化粧水でしっかり潤いを届けたあと、大切なのは「油分」の補給です。化粧水をどんなにたっぷり使っても、潤いが蒸散してしまっては意味がありません。乳液やオイル、クリームで水分を閉じ込めましょう

    ときどき、脂性肌だからといって化粧水だけで済ませてしまう人がいます。本当にそれで肌の調子が良くなっていれば問題ありませんが、もしも皮脂のベタつきが解消されない場合は、「インナードライ」になっている可能性も。

    油分でフタをしないことで、水分が蒸散して肌内部が乾き、それを補うために皮脂が過剰分泌しているのです。いつものケアで肌状態がよくならないときは、化粧水乳液という、スキンケアの基本ステップを振り返ってみると良いですね。

    ●Recommend

    Hadamanma ぜいたくベジミルク

    ぜいたくベジミルク

    天然ヒト型セラミドをはじめ、3種のナッツオイルや、宮崎県産の原木椎茸エキスなど、優れた保湿成分をたっぷり配合。食の栄養をつめこんだ「集中美容乳液」です。

    乳液を使ったコットンパックや、たっぷりの潤いを味方に軽くマッサージするのもも効果的です。乾燥シーズン、時間に余裕があるときはぜひ試してみてくださいね。

    * * *

    今回はスキンケアの基礎である化粧水について、大ボリュームでお届けしました。

    前回の「クレンジングと洗顔」の話に引き続き、化粧水による保湿も「すっぴん力」を鍛える大切なステップです。忙しい毎日の中で、つい惰性になりがちな部分ではありますが、ここを意識して丁寧に行うことで、明日の肌が変わります。

    乾燥も寒さも、肌に潤いがあれば怖くありません。ダメージを老化につなげないために、今からすっぴん力を蓄えて、厳しい冬に備えましょう!

  • 食べるスキンケアvol.47抗酸化力向上レシピ「干しきのこと鮭のブルスケッタ」

    食べるスキンケアvol.47
    抗酸化力向上レシピ「干しきのこと鮭のブルスケッタ」

    グッと寒くなってきて、冷えや乾燥による肌荒れが気になりますね。今回は秋にぴったりの、肌の老化を防ぐ栄養たっぷりレシピをお届けします。

    秋になると食べたくなるきのこですが、そのまま食べるより干したほうがビタミンDがぐんとアップして旨味も倍増です。やり方は簡単。買ってきた時の袋から出して、ほぐして半日から1日の間、日光に当てるだけ。

    そして、寒い時期に特においしい鮭。アスタキサンチンなどの栄養が豊富で、高い抗酸化力で老化につながる活性酸素を減らしてくれます。そんな美容や健康にうれしい効果が注目され、鮭は近年「スーパーフード」や「食べる美容液」なんて呼ばれることも。見逃せない美容食材です。

    これらを組み合わせたボリュームたっぷりのブルスケッタは、ランチにもおつまみにもぴったりなので、ご家族みんなに喜んでいただけるでしょう。

    材料 (2人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    ▼干しきのこ用

    しめじ 1パック(ビタミンC・ビタミンD・ビタミンB群)

    エリンギ 1パック(ナイアシン・ビタミンD・β- グルカン)

    舞茸 1パック(タンパク質・ビタミンD)

    ▼きのこのオイル煮用

    オリーブオイル 50cc

    水 50cc

    ニンニク 1片

    鷹の爪 1本

    ドライトマト(あれば) 10g

    醤油 小さじ2

    ▼ブルスケッタ用

    鮭(うす塩/切り身) 2切(タンパク質・アスタキサンチン)

    バゲット(ソフトタイプ) 2枚

    パセリ 適宜

    黒胡椒 適宜

    下準備

    〈下準備1〉干しきのこ

    きのこ類はすべて根を切り落とし、ほぐしてザルなどに広げ、日光に当てておく。

    半日~1日ほど経って、ある程度水分が飛んだらOK。

    〈下準備2〉きのこのオイル煮

    ニンニクは潰し、鍋に醤油以外の材料を入れて弱火にかけ、香りが立ったら干しきのこ、醤油を入れて混ぜる。

    蓋をして5~6分煮て、全体がクタッとしたら火を止める。

    ※一晩寝かせると味が馴染むので、できれば前日に準備する

    きのこのオイル煮は、瓶に詰めて冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。

    きのこのオイル煮は、瓶に詰めて冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。千切りキャベツやパスタ、ご飯にのせてもおいしく召し上がれます。そのままより、一度火を通すと香りが立ちます。

    「干しきのこと鮭のブルスケッタ」作り方

    1 鮭は骨を取り、フライパンで両面焼く。この時、きのこのオイル煮を一緒に焼き、鮭にきのこの香りを移す

    2 バゲットは2~3cm厚に切り、こんがりトーストしておく

    3 1をバゲットに乗せ、パセリ、黒胡椒を振る

    バゲットに乗せてると手軽に美味しくいただけます。

    たっぷり具を乗せるため、バゲットはソフトタイプを使い、固くなる前にいただきましょう。鮭ときのこのオイル煮を一緒に焼くことで、鮭にきのこ香りが移って味のなじみがよくなります。

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • 「すっぴん力」を上げる!正しいクレンジング&洗顔法

    「すっぴん力」を上げる!
    正しいクレンジング&洗顔法

    毎日欠かすことのできない、クレンジングや洗顔。クタクタに疲れているときや、忙しくて手いっぱいのときは、つい手間だなぁ、めんどくさいなぁ、と思ってしまうこともありますね。

    でも、美容の基本は「落とす」こと。

    「化粧したまま寝ると肌が荒れてしまう!」

    「洗顔をきちんとしないと、くすんで老け顔になる!」

    そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。では、クレンジングや洗顔をきちんとせずに過ごしていたら、私たちの肌では具体的にどんなことが起きるのでしょう? 今回は、クレンジングや洗顔の大切さと、正しいやり方をしっかり見直してみましょう。

    洗顔不足はなぜ悪い?
    肌荒れのメカニズム。

    気になる肌荒れの原因は?

    1日を終えた肌の表面には、さまざまな汚れが付着しています。

    お化粧をしている方なら朝塗った日焼け止めやファンデーションが残っているでしょうし、何もしていなくても、自分自身の汗や皮脂、古い角質などの汚れがたまったり、空気中の埃や花粉が付着したりして、肌は必ず汚れてしまいます

    それらの汚れは時間と共に酸化したり、混ざりあって化学反応を起こしたりすることで、肌に刺激を与えるようになります。顔を洗わずに寝てしまうということは、そんな刺激物質をつけたままにするということ。当然、肌には大変な負担となります。

    また、汚れが肌表面に留まっていると、毛穴をふさいで吹き出物などの炎症を引き起こすほか、正常な肌のサイクル(ターンオーバー)を邪魔するので、きれいな肌が作られなくなります。古い角質が蓄積してゴワゴワした厚い皮膚になり、くすみやシミ、シワやたるみにもつながってしまいます。不潔な状態は、老化の原因にもなるんですね。

    肌が汚れていると、さまざまな美容トラブルの原因となります。

    そればかりか、こんな状態の肌では、どんなに良い化粧品を使っても美容成分がしっかり浸透できず、十分な効果を発揮できません。もったいないですね。

    常に肌を清潔に保っていれば、化粧水や美容液がスイスイ浸透し、角質層をしっかりと潤してくれます。ターンオーバーも正常に行われるようになり、いつもピカピカ素肌。

    これが、「すっぴん力」です。すっぴん力さえあれば、濃いファンデーションで肌を隠さなくて良いし、やみくもに化粧品を取り替えてお金をかける必要もありません。明るく透明感のある素肌で、より美しく、若々しくなれるはずですね。

    「帰宅後すぐ」が基本!
    クレンジングで1日の汚れを落とそう。

    では、すっぴん力を向上させるための「正しいクレンジングと洗顔法」とは?

    ポイントを具体的にご紹介していきましょう。

    まずは洗うタイミング。

    1日を過ごした肌には、前述した通り、汚れと刺激成分がたっぷりと付いています。手を洗うのと同じように、顔も「帰宅後すぐ」に洗って、汚れから解放してあげましょう。

    帰宅後、すぐにクレンジング・洗顔をしてお肌を解放しよう!

    よく手を洗ったあと、油溶性の汚れを落とすためにクレンジングをします。

    クレンジングはメイク汚れだけでなく、角栓の詰まりや化学的な大気汚染物質なども落としてくれます。

    メイクをせず1日外出もしなかった日は、肌質によっては泡洗顔だけで済ませても良いかもしれませんが、日焼け止めを塗ったならクレンジングもしてください。また、皮脂分泌が多めでニキビや角栓詰まりができやすい方も、泡洗顔の前にクレンジングで皮脂をリセットするのも良いですね。

    オイルやミルクタイプなど、いろいろなクレンジングがありますが、肌質に合わせて好みのものを選んでください

    クレンジング力が強いオイルベースのものは、濃いメイクをしっかり落としたい日や、皮脂や角栓が気になる時に向いています。ただし必要な潤いまで奪うこともあるので、乾燥しやすい方にはミルクやジェルなど、肌にやさしいタイプがおすすめです。基本はミルクやジェルで、Tゾーンはオイルなど、部位によって使い分ける方法もあります。

    自分のお肌に合ったクレンジングを選びましょう。

    シートタイプのものはとても便利ですが、肌をこすりやすく、洗い流すものと比べて汚れ落ちが十分でない場合もあるので、なるべく常用は避けた方が良いでしょう。

    また、オイルやミルクでも汚れ落ちがいまいち、という方は、使い方が誤っている可能性があります。商品によって量や使い方は細かく違う場合があるので、メーカーの説明をしっかり読んで使いましょう。
    特に、手や顔が濡れた状態でクレンジングを使っても、汚れとクレンジング剤が十分になじみません。濡れた手でもOKという商品でない限り、乾いた状態でクレンジングしましょう。逆に、クレンジング剤を洗い流す際は、まず少量の水でクレンジングと水をなじませる「乳化」の一手間を忘れずに。きちんと乳化できていないと、せっかくの汚れ落ちが半減する場合があります。

    クレンジングや洗顔の際、よく耳にするタブーは「強くこすらない!」「指でゴシゴシ触らない!」ということ。

    こすりすぎを防ぐため、マスカラやアイライナーなどを使用している方は、先にポイントメイクを専用リムーバーで落としておきましょう。この時も、ゴシゴシこすると色素沈着を招きますので、優しく行ってくださいね。

    洗顔の前に「たっぷり予洗い」しよう!

    洗顔の前にたっぷり予洗いをしよう

    泡洗顔の前に大切なのは、「予洗い」です。洗顔料を使う前に、きれいな水でしっかりとすすぎ洗いを行いましょう。クレンジングのあとはもちろん、朝の洗顔前にも大切なステップです。

    ここを手抜きせず丹念に行うことで、角質層が柔らかくなり、スムーズに汚れを落とせるようになります。

    予洗いは溜めた水でなく、流水で行いましょう。水の温度は冷たすぎず、熱すぎず、35°C前後の人肌くらいが、肌に刺激を与えず、汚れが落ちやすい温度です。

    特にクレンジングのあとは、指先に感じるヌルつきがなくなってからも、さらに数回すすいでおきます。クレンジングが肌に残っていると泡洗顔の邪魔になってしまうため、角質層の汚れをリセットするつもりで、しっかりとすすぐことが大切です。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    正しい洗顔のポイントは
    「泡だて」と「プラス20回のすすぎ」

    たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

    予洗いがしっかりできたら、続いて泡洗顔です。

    クレンジングをしっかりすれば泡洗顔はいらないのでは? と思ってしまいますが、クレンジングが油溶性の汚れを落とすのに対して、泡洗顔には古くなった角質や皮脂、汗やホコリなど、水溶性の汚れを落とす役割があります。

    洗顔料は、きめの細かい泡をたっぷりと作ってから肌に乗せましょう。

    この時に水分が多すぎると、すぐに流れてしまう、柔らかい泡しかできません。ボリューム不足でつぶれやすい泡だと肌をこする原因になりますし、粗い泡では毛穴の汚れもしっかり落とせません。

    ちょっとずつ水分を加減しながら、キメの細かいもっちり泡を作るようにしてください。泡立てネットや洗顔用の泡立て器を使うと簡単です。

    手のひらに乗せた泡が、ひっくり返しても簡単に落ちないくらいの弾力を持っている状態が理想です。

    たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗いましょう

    この泡を指の腹で転がすようなイメージで洗います。たっぷりの泡で顔全体を包むようにして、肌を直接指でこすらないことがポイント。デリケートな肌を、優しく洗ってあげましょう。

    たっぷりのきめ細かい泡で洗いましょう。

    頬やおでこといった顔の広い範囲はもちろん、Tゾーン、小鼻のキワや口元などの細かい凸凹部分までしっかりと。髪の生え際、首や耳の周辺などまで洗い残しのないようにします。

    そして、しっかりとすすぎを行いましょう。

    ここが不十分で肌トラブルが起きている方も多いので、「泡が落ちたな」と思ってからもプラス20回を目安に、たっぷりの流水ですすいでください。

    泡が落ちてからプラス20回すすぎましょう。

    角質層の中の水を全部入れ替える気持ちで、きれいな流水を使って顔中すみずみまですすぎましょう。この時、浄水器の水を使えたら理想的です。

    すすいだ後は、必ず鏡を見ながら顔を左右に振って、生え際やあごのラインまで泡や汚れの残りがないかチェックしましょう。すすぎ残しが吹き出物の原因になる場合もあります。

    清潔なタオルでやさしく水分をとりましょう

    タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシこすらずにやさしく水分をおさえるだけ。せっかくきれいにした肌を汚してしまわないように、タオルは洗いたての清潔なものを使ってくださいね。

    肌が乾かないうちに、素早く化粧水&乳液での保湿ケアしましょう。

    「やりすぎ」で肌刺激に?
    美容意識が高い人ほど陥りがちなNGポイント。

    正しい洗顔方法で、ダメージを最小限に抑えましょう

    クレンジング・洗顔の正しいステップをご説明してきましたが、最後にちょっと見落としがちな、意外なNGポイントをご紹介します。

    1・時間をかけて「やりすぎ」ている

    力が強すぎる・雑すぎるクレンジングがいけないことは、皆さんよくご存知ですが、美容意識が高い人が陥りがちな失敗として特に多いのは、「丁寧すぎる」クレンジング。その念入りな行為が、かえって肌に刺激を与えていることがあるのです。

    たとえばあなたは、クレンジングや洗顔料を顔に乗せてから洗い流すまで、どのくらいの時間をかけていますか?

    しっかり丁寧に……と思うあまり、3分、5分と時間をかけている人がいらっしゃいますが、クレンジングや洗顔料はあまり長く肌に乗せていると負担になり、乾燥の原因にもなります。

    クレンジングも泡洗顔も、目安は1分程度。

    長く乗せているほど汚れが落ちるわけではないので、優しく手早く行いましょう。力の入りやすい人差し指ではなく、中指と薬指の二本をくっつけた状態で使うと、軽い力で洗うことができます。

    ……………………………………………………………………………………

    2・化粧品の「量」が少ない

    それから見落としがちなのが、使う「化粧品の量」です。

    高くて良いものだからと、ちまちまと使っていませんか? 少量でも十分だと、自己判断で量を加減していませんか?

    クレンジングや洗顔料は、量が少ないと指が肌に直接触れやすくなり負担になりますし、第一、十分な効果が得られません。適切な量は製品により異なりますので、きちんとメーカーの推奨量を確認して使うようにしましょう。

    ……………………………………………………………………………………

    3・「洗いすぎ」にも要注意

    汚れをきちんと落とすことは大切ですが、「洗いすぎ」によって乾燥やくすみを招くこともあります。きれいにしたいからと、1日に何度も必要以上に洗ったり、毛穴の黒ずみを落とそうと洗浄力の強いアイテムを使い続けたりしていないでしょうか。

    必要以上の洗顔は肌をこすって傷つけてしまいますし、皮脂を奪いすぎるのもよくありません。
    もともと、皮脂は肌が自分自身を守るためのバリア機能として分泌しているものなので、洗いすぎていると肌のバリア機能が弱まり、潤いが逃げて乾燥しやすい肌になってしまうのです。

    また、乾燥肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されるようになり、余計に角栓詰まりを起こしやすくなることがあります。

    ご存じのようにスキンケアに厳密な決まりはありません。肌質やその日の体調、季節、天候などの状況と相談しながら、必要なケアを行うのが理想です。

    基本は、朝も夜も泡洗顔を行うのがおすすめですが、肌質や調子によっては、朝はすすぎ洗いだけの方が具合が良いという場合もあるでしょう。

    クレンジングや洗顔料を選ぶときも、クチコミや評判に頼りすぎず、「今の自分の肌に合うかどうか」を基準にしたいですね。

    ●Recommend

    Hadamanma こなゆきコラーゲンクレンジング・こなゆきコラーゲン フェイシャル

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    アミノ酸・コラーゲン・岩塩などの「食」の成分で作った、ミルクタイプのクレンジングと、弱酸性の洗顔パウダー。デリケートな肌にもやさしくなじみながら、汚れをしっかり落とします。

    * * *

    少し長くなりましたが、今回はクレンジングと洗顔の基本をおさらいしました。

    毎日のことなので面倒くさく感じることもあると思いますが、「汚れを落とす」ことは一番の美への近道です。

    「調子どう?」「今日は疲れたね」と自分の肌に語りかけるように、指先で肌の状態を確認しながら、肌が満足してくれるまで丁寧なケアを行ってくださいね。

  • 食べるスキンケアvol.46美肌食材の和食レシピ「こんにゃくのくるみ味噌田楽」

    食べるスキンケアvol.46
    美肌食材の和食レシピ「こんにゃくのくるみ味噌田楽」

    「胃のほうき」とも言われるこんにゃくですが、お腹のお掃除やダイエットだけでなく、肌にも良いことをご存知ですか?

    こんにゃく芋に含まれる「グルコシルセラミド」という成分は、肌の潤いを守る美肌成分。ただし、精製されたこんにゃく粉にはほとんど含まれていないので、潤い補給をしたい方は、こんにゃく芋をそのまま使用した「生芋」タイプを選びましょう。

    今回は、そんな生芋こんにゃくを使用したレシピ。

    料亭などではお馴染みの「田楽」が、家庭でも簡単に作れます。肌のターンオーバーに働きかけるくるみと、発酵食材である味噌を合わせて、最強の美肌メニューが完成しました。

    材料 (3~4人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    生芋こんにゃく 1枚(セラミド・食物繊維・カルシウム)

    なす・里芋など(お好きな野菜)

    すりごま(飾り用) 少々

    〈田楽味噌〉

    味噌 20g(タンパク質・アミノ酸・ミネラル・ビタミン)

    マーマレード 20g(ビタミンC、E)

    くるみ 10g(オメガ3脂肪酸・ポリフェノール・ビタミン)

    すりごま 小さじ1(セサミン・カルシウム・リノール酸・オレイン酸)

    作り方

    1 こんにゃくは洗って一枚丸ごと下ゆでし、斜め格子状に隠し包丁を入れ、一口大に切り分ける

    2 なすは揚げる、里芋は蒸すなど、野菜を下ごしらえして、一口大に準備する

    3 ボウルに田楽味噌の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる(くるみは手で割りながら入れる)

    4 1と2それぞれに3を乗せて、すりごまを飾る

    ※味噌はご家庭にあるもので結構ですが、赤味噌など味の個性が強いものほど田楽向きです

    ※田楽味噌は、ほかにも椎茸、大根、たけのこ、生麩、豆腐、厚揚げなど、さまざまな食材に合います

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。