月: 2020年1月

  • まるで荒野? 冬のカサカサ肌をレスキュー!目指せ、もっちりやわらかマシュマロ肌

    まるで荒野? 冬のカサカサ肌をレスキュー!
    目指せ、もっちりやわらかマシュマロ肌

    外に出れば北風がビュービュー、室内ではエアコンの風が吹きつけて、私たちの肌から大切な潤いを奪い取っていく、厳しい季節です。

    冬の肌悩みは、やっぱり「乾燥」!

    せっかく念入りに保湿したのに、夕方気づけば目元に、口元に、まるで荒野のようなひび割れが……! 恐ろしい話です。

    NG習慣5 気になる毛穴をタオルでこする

    粉拭きや化粧崩れも気になりますが、それより深刻なのは、肌が固くなり老化が進むこと。潤いがなくなると肌はバリア力を失い、とても敏感になってさまざまな肌トラブルを起こしやすくなります。

    固くゴワついた「ひび割れ肌」を、ぷるぷる弾む「やわらかマシュマロ肌」にするために、今日からしっかりと対策しましょう。

    塗る前に、落とす!
    保湿の要は「洗顔」にあり。

    年代を問わず、多くの人が悩む「乾燥」トラブル。

    特に空気中の湿度が下がるこの季節は、普段乾燥肌ではない人でも、カサつきが気になってくるのではないでしょうか。何度も化粧水を重ね付けして、乳液、オイル、美容クリームと、フルコースで念入りにケアしている方も多いことでしょう。

    もちろんそういった「補う」ケアも重要ですが、もうひとつ気をつけていただきたいのは、その前の「洗顔」!

    NG習慣1 朝の洗顔に、洗顔料は使わない

    洗面所の冷たい水がイヤで、朝晩の洗顔が億劫になっていませんか? 冬場はあまり汗をかかないし、乾燥肌の刺激になってはいけないからと、洗顔をかるく済ませている方もいらっしゃるかもしれません。

    しかし、それでは逆効果。汚れがうまく落とせていないと肌が荒れて乾燥が進んでしまいますし、良い化粧品を使っていても、せっかくの保湿・美容成分の浸透が妨げられてしまうのです。

    潤い肌づくりの第一歩は、洗顔から。カチコチに固くなった荒野にいきなり肥料を撒くのではなく、まずはたっぷり水をあげて「ほぐす」イメージで、しっかり洗いましょう。

    泡洗顔の前に、しっかりすすぎ洗い!

    汚れをしっかり落とすために、洗顔料を使う前に、角質層が水を吸って柔らかくなるまで「すすぎ洗い」をしてみてください。冷たい水は刺激となることもあるので、人肌程度のぬるま湯を使います。

    汚れが落ちやすい状態になってから泡洗顔を行うと、洗い上がりが全然違うはずですよ。

    ▼正しい洗顔方法は? こちらもチェック!

    すっぴん力を上げる! 正しいクレンジング&洗顔法

    毎日のスキンケア・ルーティンの中で、汚れ落としはおざなりにしやすい行程です。固くゴワついた冬肌を柔らかくするためにも、もう一度正しい手順をおさらいして、毎日ていねいな洗顔を心がけたいですね。

    保湿している“つもり”にご注意!
    「量」と「つけ方」を見直そう。

    汚れをしっかり落としたら、次は保湿です。

    乾燥対策のため、高保湿なしっとりタイプの化粧品を使っている方も多いでしょう。でも、それだけで油断は禁物。的確な使い方ができていないと、せっかくの保湿効果も半減してしまいます。今一度、正しい化粧水の使い方を見直してみましょう。

    特にしっとりタイプの化粧品を使っていると、リッチなテクスチャに安心して、使用量が少なすぎる方もたまにいらっしゃいます。きちんとメーカーの規定量を使っているかどうか、もう一度確認してみてくださいね。

    特にひどく乾燥する季節は、規定量をまんべんなくつけたあと、少し時間をおいてから気になるところに重ねづけしていくのも効果的です。

    コットンパックなど、応用のテクニックを試してみるのも良いでしょう。週に一度のスペシャルケアを、冬の間は三日に一度にするなど、厳しい季節を乗り切る工夫をしてみてください。

    化粧水だけでなく、乳液やオイルで油分補給も忘れずに。油分でフタをして水分の蒸散を防ぎ、肌をもっちりと柔らかく保ってくれます。マシュマロ肌づくりには欠かせないステップですね。

    乾燥しやすいポイントは、
    刺激要因を取り除こう

    春は温度が変わりやすいので肌が敏感になったりトラブルがあることも

    顔の中でも乾燥しやすいのが、目元・口元。

    もともと皮膚が薄いところなのに、よく動かし、さらにポイントメイクも行うため、乾燥や肌荒れが起きやすい部分です。

    メイク残りやこすり洗いによる刺激はトラブル悪化の原因です。落ちにくいポイントメイクは専用のリムーバーできちんと落とすこと。できるだけこすらないように、洗い方も見直してみてください。

    あまり荒れているときはメイクを少しお休みして、清潔に保つことを第一に心がけましょう。

    また、鼻をかむことが多い冬は、小鼻周りの皮剥けに悩む方も多くいらっしゃるでしょう。何度もティッシュが触れることで潤いが奪われ、摩擦によって皮膚が傷ついてしまうのです。顔の凸凹部分は手が届きにくいところなので、洗顔料の洗い残しやスキンケア不足が原因となって肌荒れしている場合もあります。

    細かいところまで忘れずに、丁寧に洗顔、すすぎ、スキンケアしてあげましょう。皮剥けがひどいところ、乾燥で固くなったところにはクリームやバームを塗って、しっかり保護してあげてくださいね。

    食品屋さんのオススメ!
    内側からも潤う、「食べるスキンケア」

    自分が美味しいと思うものを食べて、リフレッシュ

    スキンケアは、外側からのお手入れだけではありません。体は食べたもので作られるので、美しい肌のために健康的な食生活は欠かせません。まじめにスキンケアしているのになかなか肌の調子が戻らないと思ったら、一度食事の栄養バランスも見直してみましょう。

    食べ物がおいしい季節ですが、年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎの影響が残る時期でもあります。宴会料理は糖質やアルコールが多い一方で、野菜は少ない傾向にあります。ビタミン・ミネラル不足が続くと、肌荒れは治りにくく、健康な肌も作られにくくなりますね。

    さらに気をつけたいのが、タンパク質不足。冬太りしないように肉料理を控えたヘルシーメニューを心がけている方もいらっしゃるかもしれませんが、お肉の摂取が少なくなると、肌づくりの大切な材料であるタンパク質やコラーゲンが不足しがち。原料不足の肌は新陳代謝が低下し、ハリや弾力もなくなってしまいます。潤いを失った肌は、ゴワゴワの「ひび割れ肌」へまっしぐら!

    あまりお肉を遠ざけず、野菜と一緒にバランスよく食べれば、代謝や体温も上がりやすくなり、肌づくりもスムーズに行われるようになります。

    どうしてもお肉を控えたいときは、豆腐や納豆などの大豆製品を食べたり、プロテインを活用したりして、タンパク質補給を他で意識しましょう。

    ●Recommend

    タンパクオトメ

    タンパクオトメ

    女性に不足しがちなたんぱく質と栄養素をたっぷり補える、“美容専門”プロテイン。運動やダイエット時の栄養補給はもちろん、食べ過ぎた翌日や栄養不足時のリセットにもおすすめ。

    九州まーめん

    糖質の摂りすぎが気になる方に! 九州産大豆のみを使用した、大豆100%麺なら、糖質をしっかりオフしながら、良質な大豆タンパク質も摂取できる。

    タンパク質と同時に、適度に摂取したいのが「脂質」。

    適度な油分が補給できていないと、お肌がカサつきやすくなります。高カロリーな動物性の油ではなく、お魚やナッツなど、不飽和脂肪酸の多い食材がおすすめ。体の中でもサラサラのヘルシーなオイルを補給しましょう。

    ななつのしあわせミックスナッツ

    「美容の油」が豊富なナッツは、潤い肌づくりにも嬉しい食材! 少量ながら良質なタンパク質を含んでいるので、ヘルシーおやつとして常備しておきたい。

    フラックスシード

    アマニオイルの原料でもある、スーパーフード。必須脂肪酸であるα-リノレン酸や、ポリフェノールの一種であるリグナン、そして豊富な食物繊維が、美と健康をサポート!

    * * *

    ひび割れた荒野のように乾燥した肌を、マシュマロみたいにふわふわのもっちり肌へ。肌にとっていちばん厳しい季節だからこそ、普段よりさらに愛情をかけて、お手入れしてあげたいですね。

    食事を楽しんで、じっくりお風呂に入ったあとは丁寧に保湿して。外から内から、トータルなスキンケアをしていきましょう。

    肌の状態は毎日違いますし、生活習慣や環境、年齢とともに肌質が変わることもあります。今日の肌に、潤いは足りているか? いま使っている化粧品は、本当に自分に合っているか? 時折見直したいものですね。

    忙しい大人にはそんな当たり前のことが難しいときもありますが、一生そばにいる、大切な自分のお肌です。誰よりも手をかけてかわいがって、抱きしめたくなるふわふわの肌にしてあげましょう!

  • 食べるスキンケアvol.53美腸レシピ「ゴボウの豆乳スープ」

    食べるスキンケアvol.53
    美腸レシピ「ゴボウの豆乳スープ」

    年末年始の食べすぎ、飲みすぎ分は、もうリセットできましたか? 内臓の疲れは、肌に出やすいもの。化粧ノリが悪いな、キメが荒れてきたなと思ったら、胃腸が疲れているサインかもしれません。

    今回の“食べるスキンケア”は、そんな胃腸をいたわる、やさしいスープレシピです。

    食物繊維が豊富なことで知られるゴボウですが、実は新陳代謝に良いと言われるアミノ酸の一種・アルギニンも豊富に含んでいます。摂りすぎた塩分を排出してくれるカリウムも含むので、年明けの重たい体にはぴったりですね。肌の原料となるたんぱく質も含むので、美容にも嬉しい食材です。

    さらに、血行改善&疲労回復に役立つ硫化アリルが豊富な長ネギ、サポニンや大豆イソフラボンなど、女性に嬉しい栄養たっぷりの豆乳を加えます。ゴボウの香ばしさと、豆乳のまろやかな味わいがくせになる一品です。

    材料 (4人前)

    ※( )内は摂れる栄養素

    ごぼう 200g(食物繊維・アルギニン・カリウム)

    長ネギ 80g(ビタミンC・硫化アリル・β-カロテン)

    和風出汁 200~300ml

    豆乳 200ml(たんぱく質・イソフラボン・サポニン)

    塩・こしょう 適量

    砂糖 ほんの少し

    好みの味噌 大さじ1

    オリーブオイル 適宜

    作り方

    1) 長ネギは斜めに細切りし、ゴボウは斜めに薄切りにする

    2) 長ネギを炒める。しんなりしてきたらゴボウを加え、さらに炒める

    3) 全体に透明感が出たら、和風出汁を200ml入れる。ゴボウの硬さや水分量により、途中で水分が足りなくなったら出汁または水を足しながら、ゴボウが柔らかくなるまで中弱火で煮る

    4) 3の粗熱を取り、ミキサーにかける

    5) 4に豆乳を入れ、煮立たないように温めたら、塩こしょうとほんの少しの砂糖で味を整える

    6) 器によそい、仕上げにオリーブオイルを垂らす

    ※ミキサー時間を長めにすれば、食感がよりなめらかに。短いと繊維の食感が残り、食べごたえのあるスープになります。お好みで調整してください

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)

    「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。

  • いくつになっても輝く、本当の美しさとは?自分を愛し続ける「エイジングケア」を目指して。

    いくつになっても輝く、本当の美しさとは?
    自分を愛し続ける「エイジングケア」を目指して。

    明けましておめでとうございます。

    本年も、Hadamanmaならびにタマチャンショップをよろしくお願い申し上げます。

    さて、新年最初のコラムです。

    今回は、私たちの考える「美しさ」について、少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

    2020年。
    女性の二人に一人が50歳以上に。

    まだ20~30代なのに年齢を隠したがったり、「xx歳に見えない」が褒め言葉になったり。日本では女性の美しさを判断するとき、とりわけ「若さ」に価値が置かれているように思います。

    おしゃれをしているミドルやシニアに、「年甲斐もなく……」と批判する人も少なくありません。「女性は若い方が価値がある」という封建的な価値観が、いまだに根強く残っているのでしょう。

    でも、本当にそうでしょうか。

    人は、どんな人でも生まれてきた時点で唯一無二であり、ほかにない価値を持つ存在。その価値には老いも若きも、性別さえも、関係ない。それどころか、人は日々成長し、人としての価値はますます高まってゆくと、Hadamanmaは考えます。

    超高齢化社会と言われますが、ご存じでしょうか、今年はついに女性の過半数が50歳以上になるということを。さらに2年後には、全人口の過半数が50歳以上になるそうです。

    そんな時代にあって、誰にとっても自然で避けようのない「老い」を、マイナスと捉えるのはとても悲しいことではないかと思うのです。

    若さより、若々しさ。
    自分を愛し続ける技術を。

    とはいえ、やはりいつまでも若々しくありたいという気持ちは、誰にでもあるものです。実年齢より若く見える人たちを、羨ましく思うときもあるでしょう。

    薄化粧でも、華やかに見える肌ツヤ。朝から元気よく、いつもハツラツとしていて、週末にはとびっきりのオシャレをして出かけていく。

    そんな「若々しさ」を担うのは、もちろん肌や体のすこやかさでもありますが、何よりもいきいきとした明るい表情ではないでしょうか。若々しく、その人らしい魅力がある人って、いつも瞳に輝きが宿っていて、楽しげな表情を持っていませんか?

    そういう人はきっと、自分を大切にできる人だと思うのです。

    若い外見だけに捉われず、「自分らしさ」を大事にしている人。自分を大切に、時間を大切に過ごし、きちんと自分を愛することができているのです。

    「愛するに足る人物になる」とか、「自己肯定感を高める」とか、そんなふうに捉えると難しい話になってしまいますが、もっと単純で良いのかもしれません。

    例えば、自分をしっかり見つめて、必要に応じて学んだり反省したり、問題があるときは、逃げずに原因を探して冷静に対応したり。がんばった自分をちゃんと褒めて、疲れたときはゆっくり休んで、ストレスを解消して。

    そんなふうに自分と真剣に向き合っていくことで、少しずつ自分を好きになっていくはず。自分のことを理解し、自分らしく過ごせるようになれば、私たちは何歳であっても、いきいきと若々しくあり続けられると思うのです。

    肌と向き合えば、自分が分かる。
    自分を慈しむ、スキンケア。

    自分を愛する技術。その一つの簡単な方法が、毎日の「スキンケア」です。

    鏡の中の自分がどんよりしていたら、気持ちも落ち込んでしまいますよね。まずは毎日丁寧にスキンケアをして、自分にきちんと向き合ってみませんか。

    肌は、そのときの健康や精神状態が顕著にあらわれるところ。毎日きちんと鏡を見ていれば、その日のコンディションがよくわかるはずです。不調に気づいたら、その原因を探り、丁寧に対応してあげましょう。

    昨日の食事は? ストレスは? 最近よく眠れているかな?

    肌から自分の生活を振り返って、足りないものがあれば補ってあげる。だんだん、いまの自分にとって何が必要かわかるようになる。

    それが「自分を大切に扱う」ということです。

    ちゃんと向き合ってあげれば、肌は応えてくれます。いきいきと艶やかに輝き出せば、心も明るくなるでしょう。

    そこで自然にこぼれる自信や表情の明るさ、笑顔こそが、本当の美しさです。周囲の人を惹きつける、あなた本来の魅力。人生の中で磨かれたそれは、誰にも奪えない宝物です。

    いくつになっても、美しく。
    体の両面から、自分を磨こう。

    老いも若きも、すべての人が自分を大切に、元気できれいでいられる時代を作りたい。それが私たちの想いです。

    美容の世界には「アンチエイジング」や「エイジングケア」という言葉がありますが、できれば「アンチ」と言ってエイジング(加齢)を否定するのでなく、年齢を重ねた自分も大切にして、磨き続けていきたいですね。それが本当の「エイジングケア」なのかもしれません。

    食品屋であるタマチャンショップが手がけるスキンケアブランド、Hadamanma。「しあわせ食」をキーワードに、今年も、体の内側と外側の両面から、皆さまの美と健康のお手伝いをさせていただきます。

    何歳になっても、「食」はすべての基本です。体に良いもの、季節に合ったもの、体調の不備を補うものを選んでおいしく食べることが、身も心も豊かにします。

    そして、食事と同じように、毎日のスキンケアも丁寧に。不調を見つけたら放置せず、しっかりケアしてあげることで、肌は美しく輝き出します。

    自分を愛し、磨き続ける。

    そんな皆様のお力になれるように、今年も、栄養いっぱいのスキンケアコスメをはじめ、おすすめの美容食や、食品屋ならではの美容・健康情報をどんどん発信してまいります。

    あなたとあなたの大切な人の、美しく健やかな暮らしのお供として、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。